JP2014059985A - コネクタ - Google Patents

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悠太 川上
Daisuke Sasaki
大輔 佐々木
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Abstract

【目的】 本発明は、ケース内で結束バンドによりケーブルの第1端部を結束する際に、ケーブルの移動を防止でき且つ結束作業の作業性を向上させるコネクタを提供する。
【構成】 コネクタは、ケーブル100と、コンタクト300aと、結束バンド500と、第1、第2ケース700a、700bとを備えている。コンタクト300aはケーブル100に接続されている。結束バンド500は、係合孔511を有するヘッド510と、ケーブル100の第1端部101を結束し且つ係合孔511に係合されたストラップ520とを有している。第1ケース700aは、ストラップ520を収容した第1凹部740aと、第1凹部740aのY方向に設けられ且つケーブル100の第1端部101を収容し且つ位置決め保持した第2凹部750aと、第1凹部740aのX方向に設けられ且つヘッド510が収容された収容孔760aとを有している。
【選択図】 図2B

Description

本発明は、結束バンドを内蔵したコネクタに関する。
この種のコネクタは下記特許文献1及び2に記載されている。特許文献1に記載されたコネクタを第1コネクタ、特許文献2に記載されたコネクタを第2コネクタと称する。第1、第2コネクタは、ケーブルと、結束バンドと、ケースとを有している。
第1コネクタは、結束バンドのストラップがケーブルの長さ方向の第1端部に巻き回され、ヘッドの係合孔に係合されている。これにより、結束バンドがケーブルの第1端部を結束している。ケースには、凹部と、この凹部の底に設けられ且つ当該凹部とケースの外部とを繋ぐ孔とが設けられている。結束バンドのヘッドがケースの凹部に嵌合し、ストラップのヘッドの係合孔からから導出する部分(導出部)がケースの孔に挿入されている。
第1コネクタは、結束バンドのストラップをケーブルの第1端部に巻きまわし、当該ストラップをヘッドの係合孔に係合させることにより、結束バンドをケーブルの第1端部に仮締めさせる。この仮締め状態で、結束バンド及びケーブルの第1端部をケース内に入れ、結束バンドのストラップの導出部をケースの孔に挿入し、ヘッドをケースの凹部に嵌合させる。その後、ストラップの導出部を引っ張り、当該ストラップを更に締めることにより、結束バンドがケーブルの第1端部をケース内で結束する。
第2コネクタは、ケースにブロック及び凹部が設けられている。結束バンドのストラップがケーブルの長さ方向の第1端部及びケースのブロックに巻きまわされ、ヘッドの係合孔に係合されている。これにより、結束バンドがケーブルの第1端部及びブロックを結束している。結束バンドのヘッドは、ケースの凹部に嵌合し、ストラップのヘッドの係合孔から導出した部分(導出部)がケースの凹部からケース外部に導出している。
第2コネクタは、結束バンドをケースに入れ、結束バンドのヘッドをケースの凹部に嵌合させる。その後、ケーブルの第1端部をケース内に入れ、結束バンドのストラップをケーブルの第1端部及びブロックに巻きまわし、当該ストラップをヘッドの係合孔に係合させることにより、結束バンドでケーブルの第1端部及びブロックを結束する。
特開2002−118936号公報 実開昭56−62683号公報
第1コネクタは、結束バンドのヘッドがケースの凹部に嵌合しているが、ケーブルの第1端部がケース内で位置決め固定されていない。このため、結束バンドのストラップを引っ張って、ケース内で当該結束バンドによりケーブルの第1端部を結束するときに、ケーブルが結束バンドのヘッド側に移動し、ケーブルとそのケーブルの接続対象との接続部位に負荷がかかることがあった。
一方、第2コネクタは、ケーブルをケースのブロックに当接させておけば、ケース内で結束バンドのストラップを引っ張ってケーブルの第1端部を結束するときに、ケーブルが移動するのを防ぐことができる。しかし、ケース内でストラップを結束バンドのストラップをケーブルの第1端部及びブロックに巻きまわし、当該ストラップをヘッドの係合孔に係合させなければならないため、ケーブルの結束作業が困難になる。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、ケース内で結束バンドによりケーブルの第1端部を結束するときに、ケーブルの移動を防止でき且つ結束作業の作業性を向上させることができるコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタは、ケーブルと、接続部と、結束バンドと、第1、第2ケースとを備えている。前記ケーブルは、長さ方向の第1端部を有している。前記接続部は前記ケーブルに接続されている。前記結束バンドは、係合孔を有するヘッドと、前記ケーブルの前記第1端部を結束し且つ前記ヘッドの前記係合孔に係合されたストラップとを有している。前記第1、第2ケースは、互いに組み合わされ、前記ケーブルの前記第1端部、前記接続部及び前記結束バンドを収容している。前記第1ケースは、第1、第2凹部と、収容孔とを有している。前記第1凹部は、前記長さ方向に直交する直交方向に延びており且つ前記結束バンドのストラップを部分的に収容している。前記第2凹部は、前記第1凹部の前記長さ方向の一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられている。前記第2凹部の前記直交方向の寸法が前記ケーブルの前記第1端部の外径よりも若干大きい。前記第2凹部は、前記ケーブルの前記第1端部を部分的に収容保持している。前記収容孔は、前記第1凹部の前記直交方向の一方側に設けられており且つ当該第1ケースの内部から外部にかけて貫通している。前記収容孔に前記結束バンドの前記ヘッドが収容されている。
このような態様のコネクタによる場合、第1凹部が直交方向に延びている。収容孔が第1凹部の直交方向の一方側に設けられている。ケーブルの第1端部が仮締めした結束バンドのストラップの一部を第1凹部に部分的に収容され、ヘッドが収容孔に収容されている。このため、結束バンドのストラップの係合孔から導出した部分を引っ張り、第1、第2ケース内において、当該結束バンドでケーブルの第1端部を結束するときに、結束バンドのストラップの係合孔から導出した部分が直交方向の一方側に引っ張られることとなる。一方、ケーブルの第1端部は、直交方向の寸法が前記ケーブルの前記第1端部の外径よりも若干大きい第2凹部に収容保持されている。すなわち、ケーブルの第1端部は第2凹部に直交方向に位置決め保持されている。このため、結束時に、ケーブルの第1端部が第1、第2ケース内で直交方向に移動するのを防止することができる。よって、ケーブルと接続部との接続部位に負荷がかかるのを防止することができ且つ結束バンドの結束作業が容易になる。しかも、ケーブルの第1端部を第2凹部に、結束バンドのストラップを第1凹部に、結束バンドのヘッドを収容孔に収容させるだけで、結束バンドのケーブルに対する位置決めを容易に行うことができる。よって、結束バンドのケーブルに対する結束位置のバラツキを抑制することができる。
前記第1凹部の前記長さ方向の寸法が、前記結束バンドの幅寸法よりも若干大きくすることが可能である。前記収容孔の内形が、前記ヘッドの外形よりも若干大きくすることが可能である。
このような態様のコネクタによる場合、結束バンドのストラップの係合孔から導出した部分を引っ張るときに、ストラップが第1凹部にガイドされると共に、ヘッドが収容孔に位置決め保持される。よって、結束バンドの結束作業が更に容易になる。しかも、結束バンドのストラップが第1凹部に、ヘッドが収容孔に位置決め保持されているので、当該結束バンドに結束されたケーブルの引っ張り強度を向上させることができる。
前記第2凹部が前記第1凹部の前記長さ方向の一方側及び他方側に設けられた構成とすることが可能である。前記第1凹部が前記第2凹部の間に配置された構成とすることが可能である。
このような態様のコネクタによる場合、前記第1凹部が前記第2凹部の間に配置されているので、結束バンドに結束されたケーブルの引っ張り強度を更に向上させることができる。
前記第2ケースは、第1、第2凹部を有する構成とすることが可能である。前記第2ケースの第1凹部は、前記結束バンドのストラップを部分的に収容しており且つ前記長さ方向の寸法が前記結束バンドの幅寸法よりも若干大きい。前記第2ケースの第2凹部は、前記第1凹部の前記長さ方向の一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられている。前記第2凹部の前記直交方向の寸法が前記ケーブルの前記第1端部の外径よりも若干大きい。前記第2凹部は、前記ケーブルの前記第1端部を部分的に収容保持している。
このような態様のコネクタによる場合、結束バンドのストラップの係合孔から導出した部分を引っ張るときに、ストラップが第1、第2ケースの第1凹部にガイドされる。よって、結束バンドの結束作業が更に容易になる。しかも、結束バンドのストラップが第1、第2ケースの第1凹部に前記長さ方向において位置決め保持され、ケーブルの第1端部が第1、第2ケースの第2凹部に直交方向に位置決め保持されるので、当該結束バンドに結束されたケーブルの引っ張り強度を向上させることができる。
前記第1ケースの収容孔は、当該第1ケースの外部側の外側開口を有する構成とすることが可能である。前記結束バンドの前記ストラップの先端面は、切断面であり且つ前記収容孔の前記外側開口から露出した構成とすることが可能である。
ヘッドの切断面が収容孔の壁面を向いている場合、収容孔の外側開口から導出されたストラップを切断することが困難になる。しかし、上述した態様のコネクタによる場合、ヘッドの切断面が収容孔の外側開口から露出している。すなわち、切断前のストラップが収容孔の外側開口から導出されているので、当該ストラップをヘッド近傍で容易に切断することができる。特に、結束バンドを結束するための結束工具を用いて、ストラップをヘッド近傍で切断し易くなる。
前記ケーブルは、外側絶縁体と、前記外側絶縁体内に配置された複数の信号線とを有する構成とすることが可能である。前記接続部は複数とすることが可能である。当該接続部は、前記信号線を挟持し且つ当該信号線に接続された前記二股状のテール部を有する構成とすることが可能である。
このような態様のコネクタによる場合、仮に、ケーブルの信号線と接続部との接続部位に負荷がかかっても、当該接続部位の接続が解除される等の不具合の発生を抑制することができる。
本発明の実施例に係るコネクタの正面、平面及び右側面から表した斜視図である。 前記コネクタの背面、底面及び右側面から表した斜視図である。 前記コネクタの図1A中の2A−2A断面図である。 前記コネクタの図1A中の2B−2B断面図である。 前記コネクタの図1A中の2C−2C断面図である。 前記コネクタの背面、平面及び左側面から表した分解斜視図である。 前記コネクタの正面、底面及び左側面から表した分解斜視図である。 前記コネクタのケーブル、第1〜第3ボディ、コンタクト、係止部及び結束バンドの正面、平面及び右側面から表した斜視図である。 前記コネクタのケーブル、第1〜第3ボディ、コンタクト、係止部及び結束バンドの背面、底面及び右側面から表した斜視図である。 前記コネクタのケーブル、第1〜第3ボディ、コンタクト、係止部及び結束バンドの正面、平面及び右側面から表した分解斜視図である。 前記コネクタのケーブル、第1〜第3ボディ、コンタクト、係止部及び結束バンドの背面、底面及び右側面から表した分解斜視図である。 前記コネクタのケーブル、第2〜第3ボディ、コンタクト、係止部及び結束バンドの背面、平面及び左側面から表した斜視図であって、第2ボディを第3ボディに取り付ける前の状態を示す図である。 前記コネクタのケーブル、第2〜第3ボディ、コンタクト、係止部及び結束バンドの正面、底面及び左側面から表した斜視図であって、第2ボディを第3ボディに取り付ける前の状態を示す図である。
以下、本発明の実施例に係るコネクタについて図1A〜図6Bを参照しつつ説明する。前記コネクタは、ケーブル100と、複数のコンタクト200a(接続部)と、複数のコンタクト200bと、コンタクト200cと、一対の係止部300と、第1、第2、第3ボディ400a、400b、400cと、結束バンド500と、シールドカバー600と、第1、第2ケース700a、700bとを備えている。以下、前記コネクタの構成要素について詳しく説明する。なお、図2A〜図2B、図3A〜図3B及び図5A〜図5Bに示すYは、前記コネクタ及びケーブル100の長さ方向である。図2B〜図2C、図3A〜図3B及び図5A〜図5Bに示すXは、前記コネクタの幅方向及びケーブル100の長さ方向に直交する直交方向である。図2A、図2B、図3A〜図3B及び図5A〜図5Bに示すZは、前記コネクタの高さ方向である。X方向はY方向に直交し、Z方向は、X方向及びY方向に直交している。
ケーブル100は、図2A〜図2C、図3A〜図3B及び図5A〜図5Bに示すように、複数の信号線110と、図示しないシールド導体と、外側絶縁体120とを有している。信号線110は、芯線と、前記芯線を覆う絶縁体とを有している。シールド導体は、全ての信号線110を覆う筒状である。外側絶縁体120は、シールド導体を覆う筒状である。すなわち、信号線110は、シールド導体及び外側絶縁体120内に配置されている。ケーブル100の長さ方向の第1端部101において、信号線110の長さ方向の第1端部がシールド導体及び外側絶縁体120から突出している。なお、図2Cにおいて、ケーブル100の第1端部101の内部構造が図示省略されている。
結束バンド500は、図2A〜図2C、図3A〜〜図6Bに示すように、ヘッド510と、ストラップ520とを有している。ヘッド510は、当該ヘッド510を貫通した係合孔511が設けられている。ストラップ520は、基端がヘッド510に連接されている。ストラップ520は、ケーブル100の第1端部101に巻き回され、係合孔511に係合されている。これにより、結束バンド500が、ケーブル100の第1端部101内の信号線110を結束している。ストラップ520は、係合孔511から導出した部分が切断されている。すなわち、ストラップ520の先端面が切断面521となっている。
第3ボディ400cは、図4A〜図6Bに示すように、絶縁樹脂製のブロックである。第3ボディ400cの前端部(Y方向の一端部)の下部には、複数の位置決め凹部410cがX方向に間隔をあけて設けられている。また、第3ボディ400cの後端面(Y方向の他端面)には、複数の位置決め穴420cがX方向に間隔をあけて設けられている。位置決め穴420cは、後側(Y方向の他方側)に開口し、Y方向に延び且つ位置決め凹部420cに連通している。この位置決め凹部410c及び位置決め穴420cに、ケーブル100の信号線110の第1端部が各々挿入され、X方向に間隔をあけて位置決め保持されている。
第3ボディ400cの前部の上部には、取付凹部430cが設けられている。取付凹部430cのX方向側の縁部には、係合凹部431cが各々設けられている。第3ボディ400cには、第1スリット440cがX方向に間隔をあけて設けられている。第1スリット440cは、第3ボディ400cの後部から取付凹部430cの底面にかけてY方向に延びている。また、取付凹部430cの底面には、第1スリット440cと取付凹部430cの前記縁部との間及び隣り合う第1スリット440cの間に第2スリット450cが二つずつ設けられている。第2スリット450cは、X方向に延びており且つ位置決め穴420cに各々連通している。
第2ボディ400bは絶縁樹脂で構成されている。第2ボディ400bには、図4A〜図6Bに示すように、コンタクトが、200a、200a、200b、200a、200a、200b、200a、200a、200b、200a、200a、200cの順でX方向に間隔をあけて埋め込まれている。第2ボディ400bは、取付部410bと、一対の当接板420bと、一対の係止片430bと、嵌合部440bとを有している。
取付部410bは、第2ボディ400bの後端部(Y方向の他端部)に設けられた略矩形状のブロックである。取付部410bが取付凹部430cに嵌合している。取付部410bのX方向の両端部には、係合片411bが各々設けられている。係合片411bが第3ボディ400cの係合凹部431cに各々係合されている。
当接板420bは、取付部410bの前面のX方向の両端部に設けられており且つZ方向に延びた略矩形状の板である。当接板420bの前面(Y方向の一端面)には、突起421bが各々設けられている。取付部410bの前面の中間部には、嵌合部440bが突設されている。取付部410bの下面の中央部には、一対の係止片430bがX方向に間隔をあけて設けられている。係止片430bは、前側(Y方向の一方側)に延びている。
コンタクト200aは、図2A、図2B及び図4A〜図6Bに示すように、略L字状の金属板である。各コンタクト200aは、接点部210aと、テール部220aと、中間部230aとを有している。中間部230aは、接点部210aとテール部220aとの間に位置する板であって、第2ボディ400b内に埋め込まれている。中間部230aの前端部(Y方向の一端部)は、第2ボディ400bの前面(Y方向の一端面)から、前側(Y方向の一方側)に突出し、中間部230aの後端部(Y方向の他端部)は、第2ボディ400bの取付部410bの後面(Y方向の他端面)から突出している。接点部210aは、中間部230aの前端に連接され且つ上側に円弧状に湾曲した板である。テール部220aは、中間部230aの後端に連接され且つ中間部230aに対して直角に折り曲げられている。テール部220aは二股状になっている。テール部220aは、第3ボディ400cの対応する第2スリット450cに挿入されている。この挿入状態で、テール部220aの間にケーブル100の信号線110の第1端部が挟持されている。具体的には、テール部220aが信号線110の第1端部の絶縁体を突き破り、当該信号線110の芯線を挟持している。これにより、コンタクト200aが信号線110に電気的に接続されている。
各コンタクト200bは、図2B及び図4A〜図6Bに示すように、コンタクト本体210bと、遮蔽板220bとを有している。コンタクト本体210bは金属板である。コンタクト本体210bは、接点部211bと、テール部212bと、中間部213bとを有している。中間部213bは、接点部211bとテール部212bとの間に位置する板であって、第2ボディ400b内に埋め込まれている。中間部213bの前端部(Y方向の一端部)は、第2ボディ400bの前面(Y方向の一端面)から、前側(Y方向の一方側)に突出している。接点部211bは、中間部213bの前端に連接され且つ上側に円弧状に湾曲した板である。テール部212bは、中間部230aの後端に連接された板である。遮蔽板220bは金属板である。遮蔽板220bはコンタクト本体210bのテール部212bに取り付けられている。テール部212b及び遮蔽板220bの前端部(Y方向の一端部)が第2ボディ400bの取付部410b内に埋め込まれている。すなわち、遮蔽板220bの前端部以外の部分(以下、突出部)が、取付部410bの後面のコンタクト200aの隣り合うテール部220aの間から後側(Y方向の他方側)に各々突出している。遮蔽板220bの突出部は、第3ボディ400cの対応する第1スリット440cに挿入されている。
コンタクト200cは、図2B及び図4A〜図6Bに示すように、金属板である。コンタクト200cは、接点部210cと、テール部220cと、中間部230cとを有している。中間部230cは、接点部210cとテール部220cとの間に位置する板であって、第2ボディ400b内に埋め込まれている。中間部230cの前端部(Y方向の一端部)は、第2ボディ400bの前面(Y方向の一端面)から、前側(Y方向の一方側)に突出している。接点部210cは、中間部230cの前端に連接され且つ上側に円弧状に湾曲した板である。テール部220cは、中間部230cの後端に連接された板であって、第2ボディ400bの取付部410b内に埋め込まれている。
第1ボディ400aは絶縁樹脂で構成されている。第1ボディ400aは、図4A〜図6Bに示すように、プレート410aと、ブロック420aと、一対のフランジ430aと、一対の係止片440aと、一対のスリット450aとを有している。プレート410a、略矩形状の板であって、前端部(Y方向の一端部)の上部に凹部413aが設けられている。プレート410aの前端部には、複数の収容溝411aがX方向に間隔をあけて設けられている。収容溝411aは凹部413aに連通している。プレート410a内の収容溝411aの後側(Y方向の他端側)の部分には、当該収容溝411aに連通する矩形状の嵌合穴412aが設けられている。嵌合穴412aから収容溝411aに、コンタクト200a、200b、200cの接点部210a、211c、210cが挿入され且つ当該収容溝411aから上側に露出している。嵌合穴412aには、第2ボディ400bの嵌合部440bが嵌合している。
ブロック420aは、プレート410aの後端部(Y方向の他端部)に一体的に設けられた略U字状である。具体的には、ブロック420aの両上端部(Z方向の一端部)の間にプレート410aの後端部が一体的に設けられている。ブロック420aの下端部(Z方向の他端部)には、矩形状の凹部421aが設けられている。ブロック420aの後面(Y方向の他端面)のX方向の両端部は、フランジ430aが設けられている。フランジ430aは、ブロック420aのX方向の両端面よりも外側に突出した矩形状のブロックである。フランジ430aの後面(Y方向の他端面)には、穴431aが設けられている。この穴431aに、第2ボディ400bの当接板420bの突起421bが嵌合し、当接板420bがフランジ430aに当接している。ブロック420aの後面の中央部には、係止片440aが設けられている。係止片440aは、後側(Y方向の他方側)に延びており、第2ボディ400bの係止片430bに係止されている。
プレート410a及びブロック420aのX方向の両端部には、一対のスリット450aが設けられている。係止部300は、図5A〜図6Aに示すように、略U字状の金属板であって、スリット450aに挿入され、固着されている。係止部300は、第1、第2アーム310、320を有している。第1アーム310の長さ寸法は、第2アーム320の長さ寸法よりも長い。第1アーム310の先端部には、爪311が設けられている。第1アーム310の基端部には、凸部312が設けられている。爪311及び凸部312は、スリット450aから上方に突出している。
シールドカバー600は、金属板で構成されている。シールドカバー600は、図2A、図2B、図3A及び図3Bに示すように、筒610と、カバー620とを有している。筒610の内形は、第1ボディ400aのプレート410aの外形に対応した略角筒状である。筒610内にプレート410aが嵌合している。カバー620は、筒610に連接された略U字状の板であって、第1ボディ400aのフランジ430a、係止片440a、第2ボディ400b、第3ボディ400c及び信号線110の第1端部に被せられている。
第1、第2ケース700a、700bは、互いに組み合わされた絶縁樹脂製のケースである。第1ケース700aは、図2A〜図3Bに示すように、収容凹部710aと、収容部720aと、開口730aと、第1凹部740aと、二つの第2凹部750aと、収容孔760aと、第3凹部770aとを有している。第2ケース700bは、図2A〜図3Bに示すように、第1収容部710bと、第2収容部720bと、開口730bと、第1凹部740bと、二つの第2凹部750bと、第3凹部760bと、ボタン770bとを有している。
収容凹部710aは、第1ケース700aの中央部に設けられている。第1収容部710bは、第2ケース700bの中央部に設けられている。収容凹部710a及び第1収容部710bは、互いに連通し、第1収容空間を区画する。この第1収容空間に、シールドカバー600のカバー620、第1ボディ400aのフランジ430a、係止片440a、第2ボディ400b、第3ボディ400c、コンタクト200a、200b、200cの後端部及び信号線110の第1端部が収容されている。
収容部720aは、第1ケース700aの収容凹部710aの前側(Y方向の一方側)に設けられ、当該収容凹部710aに連通する空間である。開口730aは、第1ケース700aの収容部720aの前側(Y方向の一方側)に設けられている。開口730aは、前側(Y方向の一方側)が第1ケース700aの外部に開放され、後側が当該収容部720aに連通している。第2収容部720bは、第2ケース700bの第1収容部710bの前側(Y方向の一方側)に設けられ、当該第1収容部710bに連通する空間である。開口730bは、前側(Y方向の一方側)が第2ケース700bの外部に開放され、後側が当該第2収容部720bに連通している。収容部720a、第2収容部720b及び開口730a、730bは、互いに連通し、第2収容空間を区画する。この第2収容空間に、シールドカバー600の筒610の後端部、第1ボディ400aのプレート410aの後端部、コンタクト200a、200b、200cの中間部が収容されている。開口730a、730bからシールドカバー600の筒610の後端部以外の部分、第1ボディ400aのプレート410aの後端部以外の部分、コンタクト200a、200b、200cの先端部が第1、第2ケース700a、700b外に突出している。
第3凹部770aは、第1ケース700aの収容凹部710aの後側(Y方向の他方側)に設けられ、当該収容凹部710aに連通している。第3凹部760bは、第2ケース700bの第1収容部710bの後側(Y方向の他方側)に設けられ、当該第1収容部710bに連通している。第3凹部770a、760aは、互いに連通し、ケーブル収容空間を区画する。このケーブル収容空間に、ケーブル100の第1端部101が部分的に収容されている。
第1凹部740aは、第1ケース700aの第3凹部770aの後側(Y方向の他方側)に設けられている。第1凹部740bは、第2ケース700bの第3凹部760bの後側(Y方向の他方側)に設けられている。第1凹部740a、740bは、X方向(直交方向)に延びている。第1凹部740a、740bのY方向の寸法は、結束バンド500のストラップ520の幅寸法よりも若干大きい。第1凹部740a、740bに結束バンド500のストラップ520が挿入され、Y方向において位置決め保持されている。
第2凹部750aのうちの一方の第2凹部750aは、第1ケース700aの第1凹部740aのY方向の一方側に設けられ且つ第1凹部740a及び第3凹部770aに連通している。他方の第2凹部750aは第1ケース700aの第1凹部740aのY方向の他方側に設けられ且つ第1凹部740aに連通している。他方の第2凹部750aは、後側(Y方向の他方側)が第1ケース700a外部に開放されている。第2凹部750bのうちの一方の第2凹部750bは、第2ケース700bの第1凹部740bのY方向の一方側に設けられ且つ第1凹部740b及び第3凹部760bに連通している。他方の第2凹部750bは第2ケース700bの第1凹部740bのY方向の他方側に設けられ且つ第1凹部740bに連通している。他方の第2凹部750bは、後側(Y方向の他方側)が第2ケース700b外部に開放されている。第2凹部750a、750bは円弧状の凹部である。第2凹部750a、750bのX方向の寸法は、ケーブル100の外径よりも若干大きい。第2凹部750a、750bに、ケーブル100の第1端部101が部分的に収容され、当該ケーブル100の半径方向(X方向及びZ方向を含む方向)において位置決め保持されている。
収容孔760aは、第1ケース700aの第1凹部740aのX方向(直交方向)の一方側に設けられ且つ第1凹部740aに連通している。収容孔760aは、第1ケース700aの内部から外部にかけて貫通した貫通孔であって、外側開口761aと、内側開口762aとを有している。収容孔760aの内形は、結束バンド500のヘッド510の外形よりも若干大きい。収容孔760aに、結束バンド500のヘッド510が収容され、X方向及びY方向において位置決め保持されている。この収容状態で、ヘッド510の係合孔511は、その長さ方向が収容孔760aの貫通方向に略沿うように配置され、ストラップ520の切断面521が収容孔760aの外側開口761aから露出している。切断面521はヘッド510の近傍に位置する。ヘッド510及び切断面521は、図2Cに示すように、収容孔760aから第1ケース700aの外部に突出していない。
ボタン770bは、第1収容部710b及び第2収容部720bの底部に設けられている。このボタン770bの先端部には、図2Aに示すように、係止部300の第1アーム310の凸部312上に配置された凸状の押下部771bが設けられている。ボタン770bが押下されることにより、押下部771bが凸部312を押下する。これにより、第1アーム310が押し下げられ、第1アーム310の爪311が下方に移動するようになっている。
以下、上述したコネクタの製造方法について詳しく説明する。まず、コンタクト200a、コンタクト200bのコンタクト200b及びコンタクト200cを用意する。コンタクト200bは、コンタクト本体210bのテール部213bに遮蔽板220bが固着されている。その後、図示しない金型内に前記コンタクトを、200a、200a、200b、200a、200a、200b、200a、200a、200b、200a、200a、200cの順でX方向に間隔をあけて配置する。その後、前記金型内に絶縁樹脂を射出し、当該絶縁樹脂にコンタクト200aの中間部230a、コンタクト200bのコンタクト本体210bの中間部213bと、テール部213b及び遮蔽板220bの前端部と、コンタクト200cの中間部230c及びテール部220cとをインサート成形する。硬化した絶縁樹脂が第2ボディ400bとなる。このようにして第2ボディ400bに前記コンタクトが前述の配列順で埋め込まれる。
その一方で、ケーブル100及び第3ボディ400cを用意する。ケーブル100は、第1端部101の外側絶縁体120及びシールド導体はカットされ、信号線110が突出している。その後、第3ボディ400cの位置決め穴420c及び位置決め凹部410cに信号線110を各々挿入する。これにより、信号線110が第3ボディ400cにX方向に間隔をあけて位置決め保持される。
その後、第2ボディ400bの取付部410bを第3ボディ400cの取付凹部430cに嵌合させる。このとき、取付部410bの係合片411bが第3ボディ400cの係合凹部431cに各々係合される。これと共に、コンタクト200aのテール部220aが、第3ボディ400cの第2スリット450cに各々挿入され、テール部220aが信号線110の絶縁体を突き破り、芯線を挟持する。これにより、コンタクト200aとケーブル100の信号線110とが電気的に接続される。コンタクト200bの遮蔽板220bの上記突出部が、第3ボディ400cの第1スリット440cに各々挿入される。これにより、遮蔽板220bが、図2B、図5A及び図5Bに示すように、二つのコンタクト200aのテール部220a及び信号線110の間に配置される。
その後、第1ボディ400a及び係止部300を用意する。その後、係止部300を第1ボディ400aのスリット450aに各々挿入し、固着させる。すると、係止部300の爪311及び凸部312が、スリット450aから上方に突出する。
その後、第1ボディ400aの嵌合穴412aから収容溝411aに、コンタクト200a、200b、200cの接点部210a、211b、210cを挿入する。これと共に、第1ボディ400aの嵌合穴412aに、第2ボディ400bの嵌合部440bを嵌合させる。すると、第2ボディ400bの当接板420bの突起421bがフランジ430aの穴431aに嵌合し、当接板420bがフランジ430aに当接する。これと共に、第1ボディ400aの係止片440aが、第2ボディ400bの係止片430bに係止される。
その後、シールドカバー600を用意する。その後、第1ボディ400aのプレート410aをシールドカバー600の筒610に挿入する。すると、シールドカバー600のカバー620が、第1ボディ400aのフランジ430a、係止片440a、第2ボディ400b、第3ボディ400c及び信号線110の第1端部に被せられる。
その後、結束バンドを用意する。この結束バンドは、ストラップが切断されていない点のみで結束バンド500と相違している。その後、前記結束バンドのストラップをケーブル100の第1端部101に巻きまわし、当該結束バンドのヘッドの係合孔に挿入する。これにより、前記結束バンドのストラップがケーブル100の第1端部101を仮締めする。
その後、第1ケース700aを用意する。その後、第1ケース700aの収容凹部710aに、シールドカバー600のカバー620、第1ボディ400aのフランジ430a、係止片440a、第2ボディ400b、第3ボディ400c、コンタクト200a、200b、200cの後端部及び信号線110の第1端部を挿入する。これと共に、第1ケース700aの収容部720a及び開口730aに、シールドカバー600の筒610の後端部、第1ボディ400aのプレート410aの後端部、コンタクト200a、200b、200cの中間部を挿入する。開口730aからシールドカバー600の筒610の後端部以外の部分、第1ボディ400aのプレート410aの後端部以外の部分、コンタクト200a、200b、200cの先端部が突出する。
このとき、第1ケース700aの収容孔760aに、前記結束バンドのストラップの係合孔から導出した部分(以下、導出部)を挿入し、当該結束バンドのヘッドを収容させる。これにより、前記ヘッドが収容孔760aに位置決め保持され、前記ストラップの導出部が収容孔760aから第1ケース700a外部に突出する。これと共に、第1ケース700aの第1凹部740aに前記結束バンドのストラップを部分的に挿入し、第1ケース700aの第2凹部750a及び第3凹部770aにケーブル100の第1端部101を部分的に挿入する。これにより、前記ストラップが第1凹部740aにY方向に位置決め保持され、ケーブル100の第1端部101が第2凹部750aにX方向に位置決め保持される。
その後、第2ケース700bを用意する。その後、第2ケース700bを第1ケース700aに組み合わせる。すると、第2ケース700bの第1収容部710bにシールドカバー600のカバー620、第1ボディ400aのフランジ430a、係止片440a、第2ボディ400b、第3ボディ400c、コンタクト200a、200b、200cの後端部及び信号線110の第1端部が挿入される。第2ケース700bの第2収容部720b及び開口730bに、シールドカバー600の筒610の後端部、第1ボディ400aのプレート410aの後端部、コンタクト200a、200b、200cの中間部が挿入される。開口730bからシールドカバー600の筒610の後端部以外の部分、第1ボディ400aのプレート410aの後端部以外の部分、コンタクト200a、200b、200cの先端部が突出する。第2ケース700bの第1凹部740bに前記結束バンドのストラップが部分的に挿入され、第2ケース700bの第2凹部750b及び第3凹部760bにケーブル100の第1端部101が部分的に挿入される。これによっても、前記ストラップが第1凹部740bにY方向に位置決め保持され、ケーブル100の第1端部101が第2凹部750bにX方向に位置決め保持される。
その後、前記結束バンドのストラップの導出部を結束バンド用結束工具(例えば、ヘラマウントタイトン社製のタイメイト(登録商標))を用いて引っ張って更に締め、切断する。このとき、前記ストラップが第1凹部740a、740bによりY方向への移動が規制される一方、X方向の一方側への移動が許容される(すなわち、X方向にガイドされる)。前記ストラップの導出部が切断された前記結束バンドが結束バンド500となる。結束バンド500のストラップ520の切断された面が切断面521となる。このようにして第1、第2ケース700a、700b内で、結束バンド500によりケーブル100の第1端部101内の信号線110が結束される。なお、結束工具を用いず、前記結束バンドのストラップの導出部を作業者がX方向の一方側に引っ張り、当該結束バンドにより、ケーブル100の第1端部101内の信号線110を結束した後に、ハサミ等の工具を用いて前記導出部を切断することも可能である。
以上のようなコネクタによる場合、結束バンド500は、結束時に、第1、第2ケース700a、700bの第1凹部740a、740bにガイドされ、X方向に引っ張られる。一方、ケーブル100の第1端部101が第1、第2ケース700a、700bの第2凹部750a、750bに半径方向(X方向を含む。)において位置決め保持されている。よって、第1、第2ケース700a、700b内で結束バンド500によりケーブル100の第1端部101を結束するときに、ケーブル100の第1端部101が第1、第2ケース700a、700b内でX方向に移動するのを防止することができるので、ケーブル100の信号線110とコンタクト200aとの接続部位に負荷がかかるのを防止することができ且つ結束バンドの結束作業が容易になる。
また、ケーブル100の信号線110は、コンタクト200aの二股状のテール部220aに挟持されているので、万が一、ケーブル100の信号線110とコンタクト200aとの接続部位に負荷がかかっても、当該接続部位の接続が解除される等の不具合の発生を抑制することができる。
ストラップ520の切断面521が収容孔760aの外側開口761aから露出している。すなわち、切断前のストラップが収容孔760aの外側開口761aから導出されているので、当該ストラップをヘッド510近傍で容易に切断することができる。特に、結束バンド500を結束するための結束工具を用いて、ストラップをヘッド近傍で切断し易くなる。
しかも、第1凹部740a及び収容孔760aが第2凹部750aの間に設けられている。第1凹部740aに結束バンド500のストラップ520がY方向において位置規制され、収容孔760aに結束バンド500のヘッド510がX方向及びY方向において位置規制されている。第2凹部750a、750bにケーブル100の第1端部101が半径方向において位置規制される。よって、ケーブル100の引っ張り強度を向上させることができる。
更に、ケーブル100の第1端部101を第2凹部750a、750bに、結束バンド500のストラップ520を第1凹部740a、740bに、結束バンド500のヘッド510を収容孔760aに収容させるだけで、結束バンド500のケーブル100に対する位置決めを容易に行うことができる。よって、結束バンド500のケーブル100に対する結束位置のバラツキを抑制することができる。
なお、上述したコネクタは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記実施例では、第1ケース700aは、収容凹部710aと、収容部720aと、開口730aと、第1凹部740aと、二つの第2凹部750aと、収容孔760aと、第3凹部770aとを有しているとした。しかし、第1ケースは、第2ケースと組み合わされ、ケーブルの第1端部、コンタクト及び結束バンドを収容することができ且つ後述する第1、第2凹部及び収容孔を有する限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例では、第1凹部740aは、Y方向の寸法が結束バンド500のストラップ520の幅寸法よりも若干大きいとした。しかし、第1凹部は、結束バンドのストラップが部分的に挿入される限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例では、第2凹部750aは、第1凹部740aのY方向の一方側及び他方側に設けられているとした。しかし、第2凹部750aは、第1凹部740aのY方向の一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられていれば良い。
上記実施例では、収容孔760aは、第1ケース700aの第1凹部740aのX方向の一方側に設けられ、第1ケース700aの内部から外部にかけて貫通した貫通孔であって、収容孔760aの内形が結束バンド500のヘッド510の外形よりも若干大きいとした。しかし、収容孔は、第1凹部の前記長さ方向に直交する方向の一方側に当該第1凹部と連通するように設けられ、当該第1ケースの内部から外部にかけて貫通した孔であって、結束バンドのヘッドが収容可能である限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例では、第2ケース700bは、第1凹部740b及び第2凹部750bを有しているとした。しかし、第2ケースは、第1ケースと組み合わされ、ケーブルの第1端部、コンタクト及び結束バンドを収容し得る限り任意に設計変更することが可能である。よって、第1凹部740b、第2凹部750b、第3凹部760b及び/又はボタン770bは省略可能である。
上記実施例では、ケーブル100は、複数の信号線110を備えているとした。しかし、ケーブルは、これに限定されるものではない。ケーブルは、複数種類の信号線を有する複合ケーブルに設計変更することが可能である。また、ケーブルは、単線のケーブルに設計変更することも可能である。
上記実施例では、信号線110に接続されたコンタクト200aが特許請求の範囲の接続部に相当するとした。しかし、接続部は、ケーブルと接続される限り任意に設計変更することが可能である。例えば、接続部は、ケーブル又はケーブルの信号線に接続される基板やボディに形成された導電ラインに設計変更することが可能である。この場合、基板及び導電ラインが、コンタクトに接続された構成とすることが可能である。また、上記実施例ではコンタクト200aの二股状のテール部220aが、信号線110を挟持しているとした。しかし、コンタクトのテール部を半田接続等によって、ケーブル又はケーブルの信号線に接続することが可能である。すなわち、テール部は二股状に限定されない。
上記実施例では、コネクタは、第1、第2、第3ボディ400a、400b、400cを備えているとした。しかし、コネクタは、コンタクト等の接続部を保持する少なくとも一つのボディを備えていれば良い。
シールドカバー600及び/又は係止部300は省略可能である。
なお、上記実施例では、コネクタの各部を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。
100・・・・・ケーブル
101・・・・第1端部
110・・・・信号線
120・・・・外側絶縁体
200a・・・・コンタクト(接続部)
210a・・・接点部
220a・・・テール部
230a・・・中間部
200b・・・・コンタクト
210b・・・コンタクト本体
211b・・接点部
212b・・テール部
213b・・中間部
220b・・・遮蔽板
200c・・・・コンタクト
210c・・・接点部
220c・・・テール部
230c・・・中間部
300・・・・・係止部
400a・・・・第1ボディ
400b・・・・第2ボディ
400c・・・・第3ボディ
500・・・・・結束バンド
510・・・・ヘッド
511・・・係合孔
600・・・・・シールドカバー
700a・・・・第1ケース
710a・・・収容凹部
720a・・・収容部
730a・・・開口
740a・・・第1凹部
750a・・・第2凹部
760a・・・収容孔
770a・・・第3凹部
700b・・・・第2ケース
710b・・・第1収容部
720b・・・第2収容部
730b・・・開口
740b・・・第1凹部
750b・・・第2凹部
760b・・・第3凹部
770b・・・ボタン

Claims (6)

  1. 長さ方向の第1端部を有するケーブルと、
    前記ケーブルに接続された接続部と、
    係合孔を有するヘッドと、前記ケーブルの前記第1端部を結束し且つ前記ヘッドの前記係合孔に係合されたストラップとを有する結束バンドと、
    互いに組み合わされ、前記ケーブルの前記第1端部、前記接続部及び前記結束バンドを収容する第1、第2ケースとを備えており、
    前記第1ケースは、前記長さ方向に直交する直交方向に延びており且つ前記結束バンドのストラップを部分的に収容した第1凹部と、
    前記第1凹部の前記長さ方向の一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられており、前記直交方向の寸法が前記ケーブルの前記第1端部の外径よりも若干大きく且つ前記ケーブルの前記第1端部を部分的に収容保持した第2凹部と、
    前記第1凹部の前記直交方向の一方側に当該第1凹部と連通するように設けられており且つ当該第1ケースの内部から外部にかけて貫通した収容孔とを有しており、前記収容孔に前記結束バンドの前記ヘッドが収容されているコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    前記第1凹部の前記長さ方向の寸法が、前記結束バンドの幅寸法よりも若干大きく、
    前記収容孔の内形が、前記ヘッドの外形よりも若干大きいコネクタ。
  3. 請求項2記載のコネクタにおいて、
    前記第2凹部が前記第1凹部の前記長さ方向の一方側及び他方側に設けられており、
    前記第1凹部が前記第2凹部の間に配置されているコネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第2ケースは、前記結束バンドのストラップを部分的に収容しており且つ前記長さ方向の寸法が前記結束バンドの幅寸法よりも若干大きい第1凹部と、
    当該第2ケースの前記第1凹部の前記長さ方向の一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられており、前記直交方向の寸法が前記ケーブルの前記第1端部の外径よりも若干大きく且つ前記ケーブルの前記第1端部を部分的に収容保持した第2凹部とを有するコネクタ。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第1ケースの収容孔は、当該第1ケースの外部側の外側開口を有しており、
    前記結束バンドの前記ストラップの先端面は、切断面であり且つ前記収容孔の前記外側開口から露出しているコネクタ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記ケーブルは、外側絶縁体と、
    前記外側絶縁体内に配置された複数の信号線とを有しており、
    前記接続部は複数であり、当該接続部は、前記信号線を挟持し且つ当該信号線に接続された前記二股状のテール部を有しているコネクタ。

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