JP7140733B2 - コネクタカバー - Google Patents

Description

本発明は、コネクタハウジングの後部に装着され、コネクタハウジングから後方に引き出される電線を案内誘導するコネクタカバーに関する。

この種のコネクタカバーとして、特許文献１には、電線を後方へ引き出す電線通路の周壁の一部に電線受止壁を設け、その電線受止壁に電線をまとめて押し付けた状態で、電線と電線受止壁とを一緒に結束バンドで締め付けて結束するようにしたものが開示されている。

実開昭６３－１８７２８２号公報

ところが、結束後に結束バンドの余長分を切断した際に、その切断端がコネクタカバーの外側に突出して、外部の部材と干渉することで外部の部材を傷付ける恐れがあることが分かった。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、結束バンドの余長分の切断端（切断突出部）による外部の部材への干渉の恐れを無くしたコネクタカバーを提供することにある。

前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタカバーは、下記（１）～（２）を特徴としている。
（１） コネクタハウジングの後部に装着され、コネクタハウジングから後方に引き出された複数の電線を筒状の周壁で囲まれた電線通路を通して外部へ案内誘導するコネクタカバーであって、
互いに組み合わせることで、閉じた状態の前記筒状の周壁を構成する２つのカバー部材と、
２つの前記カバー部材のうちの一方のカバー部材の周壁の周方向一側縁に隣接して設けられ、前記電線通路を通る電線を受け止める電線受止壁と、
前記電線受止壁に隣接する位置で前記一方のカバー部材の周壁に設けられたバンド通し孔と、
バンドの基端に、ループ状に丸めたバンドの先端側を挿通させることでバンドを係止するヘッド部が設けられており、前記バンドの先端側を前記バンド通し孔に通した上で前記電線受止壁の外周を経て前記ヘッド部に係止させることにより、前記電線受止壁に受け止められた電線を前記電線受止壁と共に締め付けて電線を結束する結束バンドと、
前記結束バンドのヘッド部を保持するために前記一方のカバー部材の周壁の周方向一側縁に設けられたヘッド部保持部と、
２つの前記カバー部材のうちの他方のカバー部材に設けられ、２つの前記カバー部材を組み合わせたときに、前記結束バンドのヘッド部と、該ヘッド部から突き出してバンド余長分が切断されたあとの切断突出部とを、前記切断突出部を外から見える状態に収容する溝部と、
を具備し、
前記切断突出部は、２つの前記カバー部材の組み合わせ方向に沿って前記ヘッド部から突出し、
前記溝部は、前記組み合わせ方向に貫通している、
ことを特徴とするコネクタカバー。

（２） 前記一方のカバー部材が下カバー、前記他方のカバー部材が、前記下カバーの上側に被さることで前記電線通路を閉じる上カバーであり、
前記下カバーには、前記電線通路の断面の大部分を形成するための断面Ｕ字状の周壁が設けられ、
前記断面Ｕ字状の周壁の周方向一側縁である片側の上縁部に前記ヘッド部保持部が設けられ、
前記上カバーと前記下カバーには、互いに組み合わせた際に係合することで当該上カバーと下カバーを結合するロック部と、前記コネクタハウジングに対して固定するための係合部とが設けられている、
ことを特徴とする上記（１）に記載のコネクタカバー。

上記（１）の構成のコネクタカバーによれば、結束後の結束バンドの余長分の切断突出部を、相手側カバー部材を組み付けた際にその溝部内に収容することができるので、切断突出部による外部の部材への干渉の問題を無くすことができる。また、溝部内に収容された切断突出部は外から見えるようになっているので、適正に切断されたかどうかを組み付け後に容易に確認することができる。

上記（２）の構成のコネクタカバーによれば、下カバーの断面Ｕ字状の周壁の内部に電線を通した状態で、電線をまとめて電線受止壁に押し付けながら結束できる。つまり、断面Ｕ字状の周壁の内側で、電線の脱落が発生する恐れもなく、余裕を持って電線を束ねることができるので、作業の容易化が図れる。また、結束の際、結束バンドのヘッド部を、断面Ｕ字状の周壁の上縁部（ヘッド部保持部）に保持させた状態で、バンドの先端側を、バンド通し孔に通し電線受止壁の外周を経てヘッド部に係止させるので、バンドの余長分を上側から容易に切断することができ、良好な作業性を確保することができる。また、結束後に下カバーの上に上カバーを被せるだけで、結束バンドの余長分の切断突出部を上カバーの溝部内に収容することができるので、外部の部材への干渉を確実に防止することができる。

本発明のコネクタカバーによれば、結束後の結束バンドの余長分の切断突出部を、相手側カバー部材を組み付けた際にその溝部内に収容することができる。そのため、切断突出部による外部の部材への干渉の問題を無くすことができる。また、溝部内に収容した切断突出部は外から見えるようになっているので、適正に切断されたかどうかを組み付け後に容易に確認することができる。

以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態（以下、「実施形態」という。）を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

図１は、本発明の実施形態に係るコネクタカバーの説明図で、図１（ａ）はコネクタハウジングに装着した状態を示す外観斜視図、図１（ｂ）は図１（ａ）図のＡ矢視図、図１（ｃ）は図１（ａ）図のＢ－Ｂ矢視断面図である。 図２は、本発明の実施形態に係るコネクタカバーの説明図で、図２（ａ）は、下カバーに上カバーを組み付ける前の状態を示す外観斜視図、図２（ｂ）は図２（ａ）のＢ－Ｂ矢視断面図であり、結束バンドによる結束後にバンドカッタでバンドの余長分を切断する様子を示す断面図、図２（ｃ）は切断突出部が上に突き出ている様子を示す断面図である。 図３は、本発明の実施形態に係るコネクタカバーの説明図で、図３（ａ）は下カバーに上カバーを組み付ける途中の様子を示す外観斜視図、図３（ｂ）は図３（ａ）図のＢ－Ｂ矢視断面図である。

本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。

図１～図３は、本発明の実施形態に係るコネクタカバーの説明図である。図１（ａ）は、コネクタハウジングに装着した状態を示す外観斜視図、図１（ｂ）は図１（ａ）図のＡ矢視図、図１（ｃ）は図１（ａ）図のＢ－Ｂ矢視断面図である。また、図２（ａ）は、下カバーに上カバーを組み付ける前の状態を示す外観斜視図、図２（ｂ）は図２（ａ）図のＢ－Ｂ矢視断面図であり、結束バンドによる結束後にバンドカッタでバンドの余長分を切断する様子を示す断面図、図２（ｃ）は切断突出部が上に突き出ている様子を示す断面図である。また、図３（ａ）は、下カバーに上カバーを組み付ける途中の様子を示す外観斜視図、図３（ｂ）は図３（ａ）図のＢ－Ｂ矢視断面図である。

図１～図３に示すように、本実施形態のコネクタカバー２は、コネクタハウジング１の後部に着脱自在に装着され、コネクタハウジング１から後方に引き出された複数の電線Ｗを、筒状の周壁で囲まれた電線通路１２Ａを通して外部へ案内誘導するものである。

コネクタハウジング１には、複数のコネクタ端子が収容されており、各端子に接続された電線Ｗが、コネクタハウジング１の後部からバラバラに後方へ向けて引き出されている。コネクタカバー２は、このようにコネクタハウジング１からバラバラに引き出された複数本の電線Ｗをまとめて束にした上で、コネクタハウジング１の外部に導出する役目を果たす。

このコネクタカバー２は、互いに上下に組み合わせることで、閉じた状態の筒状の周壁を構成する下カバー１０と、下カバー１０の上に被さることで電線通路１２Ａを閉じる上カバー２０と、下カバー１０に装着される結束バンド５０と、を有する。

下カバー１０は、広口の前端から後端に向けて徐々に内部断面が窄まった形状をなした窄まり部１１を有する。窄まり部１１は、前端の係合部１３がコネクタハウジング１に係合することで、コネクタハウジング１に装着されており、コネクタハウジング１の後端からバラバラに引き出された電線Ｗを湾曲させながら束にしつつ後方へ誘導する。窄まり部１１の後側には、略一定断面形状のＵ字状筒部１２が一体に連設されている。Ｕ字状筒部１２は、電線通路１２Ａの断面の大部分を形成するための断面Ｕ字状の周壁１２ａを有する。

Ｕ字状筒部１２の断面Ｕ字状の周壁１２ａの周方向一側縁である片側の上縁部の下側には、その上縁部に隣接して、電線通路１２Ａを通る電線Ｗをまとめて受け止める電線受止壁１５が設けられている。電線受止壁１５は、周壁１２ａの上縁部から下端部にかけての形状変化に応じて、電線Ｗをまとめて受けとめやすくするための凹壁状に形成されている。また、この電線受止壁１５に隣接する位置で、上縁部と反対側の位置（つまり下端側）の周壁１２ａ上には、バンド通し孔１７が設けられている。このバンド通し孔１７は、結束バンド５０のバンド５２の先端側を周壁１２ａの内側から外側へ通すための孔である。

また、Ｕ字状筒部１２の周壁１２ａの外周面には、バンド通し孔１７に通したバンド５２を、周壁１２ａの外面において軸方向（電線Ｗの延びる方向）に位置決めするために、周方向に沿ったバンド位置決め溝１６が設けられている。

結束バンド５０は、樹脂の一体成形品よりなるもので、可撓性の帯板状のバンド５２と、ヘッド部５１とを有する。帯板状のバンド５２は、片面に鋸歯状の係合歯列（図示略）を有する。ヘッド部５１は、バンド５２の基端に一体に設けられており、ループ状に丸めたバンド５２の先端側を挿通させる挿通孔（図示略）を有し、その挿通孔の内部に、該挿通孔に挿通されたバンド５２の係合歯列の任意の歯と係合することでバンド５２の戻り方向の移動を阻止する係合爪（図示略）と、を有する。この結束バンド５０を使用する場合は、バンド５２の先端側をヘッド部５１の挿通孔に挿入する。そうすると、係合歯列の任意の歯と係合爪が係合することで、バンド５２を適当な大きさのループで固定することができる。

Ｕ字状筒部１２の断面Ｕ字状の周壁１２ａの周方向一側縁である片側の上縁部には、結束バンド５０のヘッド部５１を保持するためのヘッド部保持部１８が設けられている。結束バンド５０は、ヘッド部５１を下カバー１０のヘッド部保持部１８に保持させた状態で、下方に向けたバンド５２の先端側を、電線Ｗの束を越えて、バンド通し孔１７に通す。その上で、バンド５２の先端側を電線受止壁１５の外周を経てヘッド部５１に係止させることにより、電線受止壁１５に受け止められた電線Ｗを電線受止壁１５と共に締め付けて電線Ｗを結束することができる。

上カバー２０の周壁２２は、下カバー１０の上面開口を覆う大きさのもので、やや上に凸に湾曲した断面形状をなしている。この上カバー２０の周壁２２の周方向両端には、上カバー２０を下カバー１０に組み合わせたときに、下カバー１０側のロック部１４と係合して、上カバー２０と下カバー１０を結合するロック部２４が設けられている。また、上カバー２０の前端には、コネクタハウジング１に係合するための係合部２３が設けられている。

更に、上カバー２０の側縁部上で、上カバー２０を下カバー１０に組み合わせたときに下カバー１０のヘッド部保持部１８に対向する位置には、下カバー１０側において電線Ｗの結束に供された結束バンド５０のヘッド部５１と、該ヘッド部５１から突き出してバンド余長分が切断されたあとの切断突出部５５とを、切断突出部５５を外から見える状態に収容する溝部２８が設けられている。この溝部２８は、一対のリブ２６、２７の間に確保されている。

次に作用を説明する。
このコネクタカバー２を使用する場合は、まず、図２に示すように、コネクタハウジング１の後部に下カバー１０を装着して、下カバー１０のＵ字状筒部の電線通路１２Ａの中に複数の電線を収容する。そして、結束バンド５０のヘッド部５１を下カバー１０のヘッド部保持部１８に保持させ、その状態で、下方に向いたバンド５２の先端側を、電線Ｗの束を越えて、バンド通し孔１７に通す。その上で、バンド５２の先端側を電線受止壁１５の外周を経てヘッド部５１に係止させる。そうすることにより、電線受止壁１５に受け止められた電線Ｗを、電線受止壁１５と共に締め付けて、電線Ｗを結束することができる。

結束したら、バンドカッタでバンド５２の余長分をカットする。カットすると、ヘッド部５１から上向きに切断端が突出する（切断突出部５５）。

次に、図３に示すように、上カバー２０を下カバー１０に組み付ける。即ち、上カバー２０を位置決めしながら下カバー１０の上に被せて、係合部２３をコネクタハウジング１に係合させると共に、ロック部２４を下カバー１０側のロック部１４にロックさせる。

そうすると、図１に示すように、下カバー１０側の結束バンド５０のバンド５２の切断突出部５５が、上カバー２０の溝部２８内に収容される。しかも、溝部２８は外に開放しているので、バンド５２の切断突出部５５が外から見える状態になる。

以上のように、この実施形態のコネクタカバー２によれば、結束後の下カバー１０側の結束バンド５０の余長分の切断突出部５５を、上カバー２０を組み付けた際にその溝部２８内に収容することができるので、切断突出部５５による外部の部材への干渉の問題を無くすことができる。また、溝部２８内に収容された切断突出部５５は外から見えるようになっているので、適正に切断されたかどうかを組み付け後に容易に確認することができる。

また、この実施形態のコネクタカバー２によれば、下カバー１０の断面Ｕ字状の周壁１２ａの内部に電線Ｗを通した状態で、電線Ｗをまとめて電線受止壁１５に押し付けながら結束できる。つまり、断面Ｕ字状の周壁１２ａの内側で、電線Ｗの脱落が発生する恐れもなく、余裕を持って電線Ｗを束ねることができるので、作業の容易化が図れる。

また、結束の際、結束バンド５０のヘッド部５１を、断面Ｕ字状の周壁１２ａの上縁部（ヘッド部保持部１８）に保持させた状態で、バンド５２の先端側を、バンド通し孔１７に通し電線受止壁１５の外周を経てヘッド部５１に係止させるので、バンド５２の余長分を上側から容易に切断することができ、良好な作業性を確保することができる。また、結束後に下カバー１０の上に上カバー２０を被せるだけで、結束バンド５０の余長分の切断突出部５５を上カバー２０の溝部内に収容して隠すことができるので、外部の部材への干渉を確実に防止することができる。

ここで、上述した本発明の実施形態に係るコネクタカバーの特徴をそれぞれ以下［１］～［２］に簡潔に纏めて列記する。
［１］ コネクタハウジング（１）の後部に装着され、コネクタハウジング（１）から後方に引き出された複数の電線（Ｗ）を筒状の周壁で囲まれた電線通路（１２Ａ）を通して外部へ案内誘導するコネクタカバー（２）であって、
互いに組み合わせることで、閉じた状態の前記筒状の周壁を構成する２つのカバー部材（１０、２０）と、
２つの前記カバー部材（１０、２０）のうちの一方のカバー部材（１０）の周壁の周方向一側縁に隣接して設けられ、前記電線通路（１２Ａ）を通る電線を受け止める電線受止壁（１５）と、
前記電線受止壁（１５）に隣接する位置で前記一方のカバー部材の周壁（１２ａ）に設けられたバンド通し孔（１７）と、
バンド（５２）の基端に、ループ状に丸めたバンド（５２）の先端側を挿通させることでバンド（５２）を係止するヘッド部（５１）が設けられており、前記バンド（５２）の先端側を前記バンド通し孔（１７）に通した上で前記電線受止壁（１５）の外周を経て前記ヘッド部（５１）に係止させることにより、前記電線受止壁（１５）に受け止められた電線（Ｗ）を前記電線受止壁（１５）と共に締め付けて電線（Ｗ）を結束する結束バンド（５０）と、
前記結束バンド（５０）のヘッド部（５１）を保持するために前記一方のカバー部材（１０）の周壁（１２ａ）の周方向一側縁に設けられたヘッド部保持部（１８）と、
２つの前記カバー部材（１０、２０）のうちの他方のカバー部材（２０）に設けられ、２つの前記カバー部材（１０、２０）を組み合わせたときに、前記結束バンド（５０）のヘッド部（５１）と、該ヘッド部（５１）から突き出してバンド余長分が切断されたあとの切断突出部（５５）とを、前記切断突出部（５５）を外から見える状態に収容する溝部（２８）と、
を具備する、
ことを特徴とするコネクタカバー（２）。

［２］ 前記一方のカバー部材が下カバー（１０）、前記他方のカバー部材が、前記下カバー（１０）の上側に被さることで前記電線通路（１２Ａ）を閉じる上カバー（２０）であり、
前記下カバー（１０）には、前記電線通路（１２Ａ）の断面の大部分を形成するための断面Ｕ字状の周壁（１２ａ）が設けられ、
前記断面Ｕ字状の周壁（１２ａ）の周方向一側縁である片側の上縁部に前記ヘッド部保持部（１８）が設けられ、
前記上カバー（２０）と前記下カバー（１０）には、互いに組み合わせた際に係合することで当該上カバー（２０）と下カバー（１０）を結合するロック部（１４、２４）と、前記コネクタハウジング（１）に対して固定するための係合部（１３、２３）とが設けられている、
ことを特徴とする上記［１］に記載のコネクタカバー（２）。

１ コネクタハウジング
２ コネクタカバー
１０ 下カバー（一方のカバー部材）
１２Ａ 電線通路
１２ａ 断面Ｕ字状の周壁
１３ 係合部
１４ ロック部
１５ 電線受止壁
１７ バンド通し孔
１８ ヘッド部保持部
２０ 上カバー（他方のカバー部材）
２３ 係合部
２４ ロック部
２８ 溝部
５０ 結束バンド
５１ ヘッド部
５２ バンド
５５ 切断突出部
Ｗ 電線

Claims (2)

1. コネクタハウジングの後部に装着され、コネクタハウジングから後方に引き出された複数の電線を筒状の周壁で囲まれた電線通路を通して外部へ案内誘導するコネクタカバーであって、
   互いに組み合わせることで、閉じた状態の前記筒状の周壁を構成する２つのカバー部材と、
   ２つの前記カバー部材のうちの一方のカバー部材の周壁の周方向一側縁に隣接して設けられ、前記電線通路を通る電線を受け止める電線受止壁と、
   前記電線受止壁に隣接する位置で前記一方のカバー部材の周壁に設けられたバンド通し孔と、
   バンドの基端に、ループ状に丸めたバンドの先端側を挿通させることでバンドを係止するヘッド部が設けられており、前記バンドの先端側を前記バンド通し孔に通した上で前記電線受止壁の外周を経て前記ヘッド部に係止させることにより、前記電線受止壁に受け止められた電線を前記電線受止壁と共に締め付けて電線を結束する結束バンドと、
   前記結束バンドのヘッド部を保持するために前記一方のカバー部材の周壁の周方向一側縁に設けられたヘッド部保持部と、
   ２つの前記カバー部材のうちの他方のカバー部材に設けられ、２つの前記カバー部材を組み合わせたときに、前記結束バンドのヘッド部と、該ヘッド部から突き出してバンド余長分が切断されたあとの切断突出部とを、前記切断突出部を外から見える状態に収容する溝部と、
   を具備し、
   前記切断突出部は、２つの前記カバー部材の組み合わせ方向に沿って前記ヘッド部から突出し、
   前記溝部は、前記組み合わせ方向に貫通している、
   ことを特徴とするコネクタカバー。
2. 前記一方のカバー部材が下カバー、前記他方のカバー部材が、前記下カバーの上側に被さることで前記電線通路を閉じる上カバーであり、
   前記下カバーには、前記電線通路の断面の大部分を形成するための断面Ｕ字状の周壁が設けられ、
   前記断面Ｕ字状の周壁の周方向一側縁である片側の上縁部に前記ヘッド部保持部が設けられ、
   前記上カバーと前記下カバーには、互いに組み合わせた際に係合することで当該上カバーと下カバーを結合するロック部と、前記コネクタハウジングに対して固定するための係合部とが設けられている、
   ことを特徴とする請求項１に記載のコネクタカバー。

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