JPH11219755A - コネクタハウジングの電線保持構造 - Google Patents
コネクタハウジングの電線保持構造Info
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- JPH11219755A JPH11219755A JP10019545A JP1954598A JPH11219755A JP H11219755 A JPH11219755 A JP H11219755A JP 10019545 A JP10019545 A JP 10019545A JP 1954598 A JP1954598 A JP 1954598A JP H11219755 A JPH11219755 A JP H11219755A
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
ングから導出される電線を確実に保護することができる
安価なコネクタハウジングの電線保持構造を提供する。 【解決手段】 雌コネクタハウジング10は、コネクタ本
体11内に収納した接続端子に一端が接続された電線14の
引き出し方向を規制すると共に該電線14を覆って保護す
るべく、前記ハウジング10に設けられた電線保持手段を
備える。該電線保持手段は、前記電線14の引き出し方向
に沿って延びる断面略U字形状の凹溝24を備えた電線保
持部22を有するリヤカバー20と、前記電線14が挿通され
ると共に前記電線保持部22の凹溝24内に圧入保持される
保護チューブ15とから成る。
Description
グの電線保持構造に関し、特に、ハウジング内に収納し
た接続端子に一端が接続された電線を覆って保護するべ
く、前記ハウジングに設けられた電線保持手段を備えた
コネクタハウジングの電線保持構造に関する。
コネクタハウジングには、ハウジング内に収納した接続
端子に一端が接続された電線の引き出し方向を規制した
り、該電線を保護部材等で覆って保護する為に、種々の
電線保持手段を備えたものがある。
記載のコネクタハウジング1においては、図9に示した
ように、電線2の一端に接続された図示しない接続端子
が、ハウジング本体3内に収納されている。そして、前
記ハウジング本体3には、前記接続端子が後方に抜け出
すことを防止する係止部材4が取り付けられており、該
係止部材4は電線2をコネクタハウジング1の所定位置
に掛止する腕部5を有している。そこで、係止部材4を
ハウジング本体3に取り付ける際に、電線2を前記腕部
5の内側に通すだけで、運搬や保管時における電線2の
絡まり等を防止できると共に、使用時における電線2の
引張力を緩和することができる。ところが、前記コネク
タハウジング1は、電線保持手段である腕部5によって
電線2の引き出し方向をある程度規制することはできる
が、電線2を覆って保護する手段を有しないので、運搬
時や使用時に電線2が傷付く可能性がある。
ウジング6のように、ハウジング本体7内に収納された
図示しない接続端子に一端が接続されると共に該ハウジ
ング本体7の後端部から他端が引き出された電線2を保
護し、該電線2の引き出し方向を規制する保護キャップ
8が、電線保持手段としてハウジング本体7に取り付け
られたものもある。一方、前記コネクタハウジング6か
ら導出される電線2を使用時の引張力や熱から保護する
為、円筒状の保護チューブであるビニルチューブ9内に
電線2を挿通させた場合には、前記保護キャップ8の電
線引き出し方向端部に板状保持部8aを設け、該板状保
持部8aに沿わせたビニルチューブ9ごと粘着テープT
等を巻き付けることによって、コネクタハウジング6に
ビニルチューブ9を固定している。
報等に記載された電気コネクタにおいては、保護カバー
としての一対の割型カバーが、コネクタハウジングの首
部と係合する係止部を有すると共にコルゲートチューブ
保持溝を有しており、該割型カバーによって前記ハウジ
ングの首部とコルゲートチューブの端部を挾持固定する
ことより、ケーブルとハウジングとの接合部を保護して
いる。
ない接続端子に一端が接続されたケーブルは、電線保持
手段としての前記割型カバーにより保護されると共に引
き出し方向が規制される。又、保護チューブとしての前
記コルゲートチューブは、端部が前記割型カバーのコル
ゲートチューブ保持溝に挾持固定されることによって、
コネクタハウジングに固定される。
に示したコネクタハウジング6は、保護キャップ8の板
状保持部8aに粘着テープT等によって電線2ごとビニ
ルチューブ9を巻き付けなければならず、組立作業性が
良くないという問題がある。特に、電線2の引出し方向
がハウジング本体7の前端側に向くように規制する場合
には、前記板状保持部8aがハウジング本体7の側面に
近接して沿うように延設されるので、ハウジング本体7
とビニルチューブ9との間が狭くなり、粘着テープTの
巻き付け作業が困難になる。
に記載された電気コネクタの場合には、上述の如き割型
カバーを用いることによって、コネクタハウジングにコ
ルゲートチューブを固定する作業は比較的容易だが、割
型カバーには係止部やコルゲートチューブ保持溝を形成
しなければならない。更に、前記割型カバーによりコル
ゲートチューブの端部を挾持固定する場合には、前記コ
ルゲートチューブ保持溝による保持代(挾持状態)の有
無が重要となるので、確実な固定を保障する為には挾持
状態を目視可能な窓を設ける必要も生じる。そこで、前
記割型カバーは形状が複雑化し、製造コストが上昇する
という問題があった。
ることに係り、簡単な取付け作業によって、コネクタハ
ウジングから導出される電線を確実に保護することがで
きる安価なコネクタハウジングの電線保持構造を提供す
ることにある。
ウジング内に収納した接続端子に一端が接続された電線
を覆って保護するべく、前記ハウジングに設けられた電
線保持手段を備えたコネクタハウジングの電線保持構造
であって、前記電線保持手段が、前記電線の引き出し方
向に沿って延びる凹溝を備えた電線保持部と、前記電線
が挿通されると共に前記電線保持部の凹溝内に圧入保持
される保護チューブとを有することを特徴とするコネク
タハウジングの電線保持構造により達成される。
された保護チューブを介して電線が電線保持手段により
保持されるので、前記保護チューブを電線保持部の凹溝
内に圧入するだけで良く、面倒なテープ巻きにより電線
を保持する必要がない。又、前記電線保持手段の電線保
持部は、電線の引き出し方向に沿って延びる凹溝を備え
るだけで良く、形状が複雑化することもない。
ハウジングの後端部から引き出された電線を保護するべ
く、前記ハウジングの後端に着脱可能に取付けられるリ
ヤカバーに一体的に設けられる。又、好ましくは前記電
線保持手段が、前記ハウジング内に収納された接続端子
の後抜けを防止するべく、前記ハウジングの後端に着脱
可能に取付けられるリヤホルダに一体的に設けられる。
又、好ましくは前記電線保持部および前記保護チューブ
の少なくとも一方が、弾性変形可能に形成される。又、
好ましくは前記電線保持部の凹溝が、前記保護チューブ
の外周囲を180度より大きく300度以下の角度範囲
で円周方向に覆うことができる断面形状を有するように
形成される。
の一実施形態に係るコネクタハウジングの電線保持構造
を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るコ
ネクタハウジングの電線保持構造を採用したコネクタハ
ウジングの全体斜視図、図2は図1に示した雌コネクタ
ハウジングの分解斜視図、図3は図1に示したコネクタ
ハウジングに相手側コネクタハウジングを取り付けた状
態を示す全体側面図、図4は図3中に示したA矢視線に
沿った断面図、図5は図3中に示したB矢視線に沿った
断面図である。
乃至図5に示したように、雌コネクタハウジング10と
リヤカバー20とを備えている。絶縁性の硬質樹脂材料
から射出成形された前記雌コネクタハウジング10は、
相手側の雄コネクタハウジング30と嵌合するコネクタ
本体11と、該雄コネクタハウジング30を嵌合状態に
抜け止め固定する係止部12とを有している。また、前
記コネクタ本体11内に収納された一対の接続端子13
には、一対の電線14の一端がそれぞれ接続されてい
る。
ジング10の後端部から引き出された後、軟質材料例え
ばビニル製の保護チューブ15内に挿通されている。
尚、前記保護チューブ15は、コネクタから補器(負
荷、制御ユニット、スイッチ等)までを覆うのに十分な
長さを有するのが一般的であるが、少なくとも後述する
電線保持部22に対応する部分を覆うものであれば、所
望の長さに設定することができる。
端部から引き出された電線14を保護する前記リヤカバ
ー20は、電線14の引き出し方向を規制すると共に該
電線14を覆って保護するべく、前記雌コネクタハウジ
ング10に設けられる電線保持手段を前記保護チューブ
15と共に構成している。尚、前記リヤカバー20は、
絶縁性の硬質樹脂材料から射出成形されている。
に、雌コネクタハウジング10の後端部に外嵌する有底
筒状のリヤカバー本体21と、このリヤカバー本体21
から延設されて電線14の所望の引き出し方向に沿って
延びる断面略U字形状の凹溝24を備えた電線保持部2
2とを有している。更に、前記リヤカバー本体21の下
部には、前記コネクタ本体11の後端部に突設された係
合部16に係合して該リヤカバー20を雌コネクタハウ
ジング10の後端部に固定する為の可撓係止片23が形
成されている(図5参照)。尚、本実施形態の前記電線
保持部22は、電線14の引き出し方向が雌コネクタハ
ウジング10の前端側を向くように規制される構造とさ
れているが、所望の引出し方向に応じて該電線保持部2
2の延設方向が適宜変更されることは言うまでもない。
示すように、嵌着された円筒状の保護チューブ15の外
周囲を略240度にわたる角度範囲で円周方向に覆うこ
とができる断面形状を有しており、開口部の両側縁には
抜け止め22aが構成されているので、該凹溝24内に
保持された保護チューブ15が開口部から容易に抜け出
てしまうことはない。尚、本実施形態においては、凹溝
24が保護チューブ15の外周面を略240度にわたっ
て円周方向に覆っているが、本発明はこれに限定するも
のではなく、保護チューブ15が圧入可能であると共に
保持固定可能であれば良い。即ち、前記電線保持部22
の凹溝24が、前記保護チューブ15の外周囲を180
度より大きく300度以下の角度範囲で円周方向に覆う
断面形状に形成されていれば、前記保護チューブ15を
前記凹溝24内に入れ易く、且つ外れ難くすることがで
きるので好ましい。
後端部から引き出された電線14を該雌コネクタハウジ
ング10の前方側に延ばすように折り返した後、該電線
14を覆って保護している前記保護チューブ15を前記
凹溝24の開口部に沿わせるようにして雌コネクタハウ
ジング10の後端部にリヤカバー20を取り付ける。
保持部22の凹溝24内に溝方向側面より嵌め込み、こ
れを圧入保持させる。この時、電線保持部22が硬質樹
脂材料から成形されているのに対して、保護チューブ1
5は軟質のビニル材から成形されており、容易に弾性変
形することができるので、該保護チューブ15の外径が
前記凹溝24の開口幅より大きいにもかかわらず、保護
チューブ15は電線保持部22の凹溝24内に容易に圧
入される。又、前記凹溝24の開口縁には、保護チュー
ブ15をより一層容易に圧入させる為の誘い込みテーパ
22bが形成されている。
着された保護チューブ15は、開口部の両側縁に構成さ
れた一対の抜け止め22aと自身の弾性復元力により抜
け止めされるので、該凹溝24内に保持された保護チュ
ーブ15が開口部から容易に抜け出てしまうことはな
い。又、前記保護チューブ15は、その外周面と凹溝2
4の内周面との間に生じる摩擦抵抗により、軸線方向に
抜けることもないので、電線保持部22の凹溝24内に
確実に保持固定される。従って、前記リヤカバー20が
取付けられた雌コネクタハウジング10の後端部から引
き出された電線14は、前記保護チューブ15と前記電
線保持部22とで構成された電線保持手段によって、運
搬や保管時における絡まりや傷付きが確実に防止され
る。
ネクタハウジング10に雄コネクタハウジング30を嵌
合させると、雄コネクタハウジング30内に収納された
図示されない接続端子と雌コネクタハウジング10内の
接続端子13とが互いに接続され、雄コネクタハウジン
グ30側の電線31と、雌コネクタハウジング10側の
電線14とが電気的に接続される。この時、雌コネクタ
ハウジング10側の電線14は、これら雌コネクタハウ
ジング10及び雄コネクタハウジング30の側面に沿う
ようにして引出し方向が規制された状態に保持され、使
用時の引張力や熱から確実に保護される。
ジング10の電線保持構造によれば、電線保護手段を構
成する前記リヤカバー20の電線保持部22に圧入保持
された保護チューブ15を介して電線14が保持される
ので、前記保護チューブ15を前記電線保持部22の凹
溝24内に圧入するだけで良く、粘着テープによる面倒
なテープ巻きを施すことにより電線14を保持する必要
がない。従って、組立て作業性が大幅に向上する。尚、
前記電線14をより一層確実に保持固定する為に、凹溝
24内に保護チューブ15が圧入された電線保持部22
の周囲に粘着テープ等を巻付けても良いことは言うまで
もない。
は、電線14の引き出し方向に沿って延びる断面略U字
形状の凹溝24を備えるだけで良く、形状が複雑化する
こともない。そこで、前記電線保持部22を形成された
リヤカバー20は、金型が複雑化して製造コストが上昇
することもない。尚、本発明は上記実施形態におけるコ
ネクタハウジングの電線保持構造に限定されるものでは
なく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、図6に示したように、電線保持部32の凹溝3
4を保護チューブ15の外径よりも狭い溝幅の断面U字
形状とし、該凹溝34内に圧入された保護チューブ15
が押し潰されて溝内壁に圧着保持されるように構成する
こともできる。
おける電線保持部42の凹溝44を保護チューブ15の
外径と略等しい溝幅の断面U字形状とすると共に、該凹
溝44の開口部の両側縁には複数の係合突起45を突設
し、これら係合突起45によって保護チューブ15を抜
け止めすることもできる。尚、両側縁にそれぞれ突設さ
れた前記係合突起45は、互いに対向するように配設さ
れているが、本発明はこれに限定するものではなく、こ
れら係合突起45を千鳥状に対向するように配設しても
良い。
えた電線保持部がハウジングの後端部から引き出された
電線を保護するリヤカバーと一体に形成されているが、
本発明はこれに限定するものではなく、コネクタハウジ
ング自体に一体に設けることもできる。又、ハウジング
内に収納された接続端子の後抜けを防止するべく、該ハ
ウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤホルダに
凹溝を備えた電線保持部を一体に形成しても良い。又、
凹溝を備えた電線保持部が形成された電線保持部材をコ
ネクタハウジングと別体に形成し、該電線保持部材を前
記ハウジングに着脱可能に取付ける構成としても良い。
ーブ15を弾性変形可能な軟質材料であるビニル製と
し、電線保持部22を備えたリヤカバー20を硬質樹脂
材料で成形したが、これら電線保持部および保護チュー
ブの少なくとも一方が弾性変形可能に形成されていれば
良い。そこで、弾性変形可能な軟質樹脂材料で成形され
たリヤカバーに上述の如き凹溝を備えた電線保持部を形
成すると共に、前記保護チューブを硬質樹脂材料で成形
しても良い。この場合、図8に示したように、前記リヤ
カバーに形成された電線保持部52は、凹溝54内に保
護チューブ18が圧入されると、該凹溝54の溝幅が広
がる方向に弾性変形するので、前記保護チューブ18を
保持固定することができる。
の長手方向に沿ってスリットを設けることにより、該保
護チューブを縮径方向に弾性変形可能とし、該保護チュ
ーブの外径よりも狭い溝幅の断面U字形状とされた凹溝
内に保護チューブを保持固定する構成とすることもでき
る。
によるコネクタハウジングの電線保持構造によれば、電
線保持部に圧入保持された保護チューブを介して電線が
電線保持手段により保持されるので、前記保護チューブ
を電線保持部の凹溝内に圧入するだけで良く、面倒なテ
ープ巻きにより電線を保持する必要がない。又、前記電
線保持手段の電線保持部は、電線の引き出し方向に沿っ
て延びる凹溝を備えるだけで良く、形状が複雑化するこ
ともない。従って、簡単な取付け作業によって、コネク
タハウジングから導出される電線を確実に保護すること
ができる安価なコネクタハウジングの電線保持構造を提
供できる。
の電線保持構造を採用したコネクタハウジングの全体斜
視図である。
である。
クタハウジングを取り付けた状態を示す全体側面図であ
る。
る。
る。
す要部拡大断面図である。
を示す要部拡大斜視図である。
を示す要部拡大断面図である。
造を説明する為のコネクタハウジングの全体斜視図であ
る。
保持構造を説明する為のコネクタハウジングの全体斜視
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジング内に収納した接続端子に一端
が接続された電線を覆って保護するべく、前記ハウジン
グに設けられた電線保持手段を備えたコネクタハウジン
グの電線保持構造であって、 前記電線保持手段が、前記電線の引き出し方向に沿って
延びる凹溝を備えた電線保持部と、前記電線が挿通され
ると共に前記電線保持部の凹溝内に圧入保持される保護
チューブとを有することを特徴とするコネクタハウジン
グの電線保持構造。 - 【請求項2】 前記電線保持手段が、前記ハウジングの
後端部から引き出された電線を保護するべく、前記ハウ
ジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤカバーに一
体的に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコ
ネクタハウジングの電線保持構造。 - 【請求項3】 前記電線保持手段が、前記ハウジング内
に収納された接続端子の後抜けを防止するべく、前記ハ
ウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤホルダに
一体的に設けられることを特徴とする請求項1に記載の
コネクタハウジングの電線保持構造。 - 【請求項4】 前記電線保持部および前記保護チューブ
の少なくとも一方が、弾性変形可能に形成されることを
特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタハウジング
の電線保持構造。
Priority Applications (4)
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ID=12002297
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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