JPH07105249B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH07105249B2
JPH07105249B2 JP1046627A JP4662789A JPH07105249B2 JP H07105249 B2 JPH07105249 B2 JP H07105249B2 JP 1046627 A JP1046627 A JP 1046627A JP 4662789 A JP4662789 A JP 4662789A JP H07105249 B2 JPH07105249 B2 JP H07105249B2
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JP
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cabtire cable
holding groove
connector
cable
corrugated tube
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文男 熊谷
充規 角田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気コネクタとくにエアバック用コネクタに
関し、その接続電線の保護構造に改良を施したものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、エアバッグのGセンサー用コネクタと電線との接
続部の構造は第9図に示すようなものが採用されてい
る。
すなわち、コネクタaには、キャブタイヤケーブルcの
最外層絶縁体を剥いて内部被覆電線dを引き出し、その
導体部にかしめた端子を挿入、係止している。キャブタ
イヤケーブルcはコルゲートチューブbにより保護し、
さらにゴムキャップeをコネクタaの首部fまで被せて
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の電線保護構造では、車輌の衝突の際、Gセンサー
部が直接当ったときに、Gセンサーが衝突信号を出すよ
りも早く内部被覆電線dが急激な引張力により断線した
り、端子が抜出すおそれがあった。
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、エアバッグ搭載車
輌において、Gセンサー用コネクタの接続電線に張力が
かかるのを避けて、断線や端子抜けを防止し、エアバッ
グの正常な作動を確保できるようにした、電気コネクタ
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を解決するため、本発明の電気コネクタは、
請求項(1)に記載のように、コネクタハウジング内の
接続端子がキャブタイヤケーブルから引出した内部被覆
電線に結線され、該キャブタイヤケーブルと該コネクタ
ハウジングとの接続部分を保護すると共に、ヒンジによ
り一体に結合された一対の割型カバーを備え、該一対の
割型カバーが、一側に開設した窓と、該コネクタハウジ
ングの首部に係合する係止部とを有すると共に、他側に
該キャブタイヤケーブルに対するキャブタイヤケーブル
保持溝と、該キャブタイヤケーブルを保護するコルゲー
トチューブに対するコルゲートチューブ保護溝とを有
し、該首部とキャブタイヤケーブルとコルゲートチュー
ブとがそれぞれ該係止部とキャブタイヤケーブル保持溝
とコルゲート保持溝とに挟持固定される電気コネクタに
おいて、前記割型カバーが中央に凹みを有し、前記内部
被覆電線が該凹み内でたるみを有することを特徴とす
る。
また、割型カバーのキャブタイヤケーブル保持溝には、
ケーブルの滑り止め用に断面三角形のビードが設けられ
る(第1,3図参照)。
さらに、保護カバーによるコルゲートチューブおよびキ
ャブタイヤケーブルの挟持、固定状態を確認するため、
割型カバー間に仮ロック手段(第5図参照)を設けるの
が好ましい。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的に
説明する。
〔実施例〕
第1図に本発明による電気コネクタの保護カバーを開い
た状態の斜視図、第2図に閉じた状態の斜視図、第3図
に保護カバーの平面図、第4図に保護カバーのケーブル
保持溝とケーブルとの直径の相互関係の説明図を示し
た。
第1図において、電気コネクタAのコネクタハウジング
1は、外周に相手コネクタ(図示せず)に対するロッキ
ングアーム2を有し、後部に首部3を介してフランジ部
4が形成されている。
ハウジング1内の接続端子(図示せず)は、キャブタイ
ヤケーブル5から剥き出された内部被覆電線6の導体部
に圧着などの手段により結線され、該ケーブル5は、コ
ルゲートチューブ7により保護されている。
電気コネクタAは、ケーブル5とハウジング1との接続
部分を保護する保護カバー8を備えている。保護カバー
8は、相対向する一対の割型カバー8Aと8Bとから成り、
両カバーはヒンジ9により開閉自在に結合されている。
もちろん、両者は分離されていてもよい。
割型カバー8A,8Bは、中央に凹み10を有し、一側にハウ
ジング1の首部3と係合する係止壁11有し、両側にコル
ゲートチューブ保持溝12およびキャブタイヤケーブル保
持溝13を有する。
凹み10は内部被覆電線6をたるませた状態で収容できる
大きさに形成されている。コルゲートチューブ保持溝12
は、コルゲートチューブ7の端部の少なくとも一つの山
部7aを嵌着できる半円形の溝として形成されている。キ
ャブタイヤケーブル保持溝13は、内面にケーブル5の滑
りを防止するための複数の断面三角形のビード13aが形
成されており、ビード13a部分の直径Rは、第4図に示
されるように、ケーブル5の外径R0よりもやゝ小さく形
成する。R≒0.9×R0となるようにするのが好適であ
る。
また、割型カバー8A,8Bにはコルゲートチューブ保持溝1
2側の突き合わせ面14を貫通する孔15が両側に設けられ
ており、ビス16およびナット17により締付け固定され
る。
保護カバー8の組付は、第1図に示すように、割型カバ
ー8Bの係止壁11をハウジング1の首部3に嵌め、たるん
だ内部被覆電線6を丸めて凹み10に入れ、ケーブル5お
よびコルゲートチューブ7をそれぞれの保持溝12および
13にセットする。
次いで、第2図に示すように、一方の割型カバー8Aを他
方の割型カバー8Bでを閉じ、両側の孔15にビス16を挿入
してナット17で締付け、固定する。
〔作 用〕
第3図に示すように、ハウジング1の首部3に係止壁11
が噛み込み、ケーブル5は保持溝13のビード13aによ
り、またチューブ7は保持溝12により上下両側から挟
持、固定される。
また、内部被覆電線6は、十分にたるみをもった状態で
凹み10内に収容されている。
従って、内部被覆電線6には、外部から如何なる引張力
もかからない。
これにより、車輌の衝突などの際に、Gセンサ用コネク
タ(ハウジング)Aにテンションが加わっても、内部被
覆電線6の断線や端子抜けは防止され、エアバッグを正
常に作動させることができる。
〔他の実施例〕
第5図ないし第7図は他の実施例を示し、保護カバー8
に仮ロック手段を設けたものである。
すなわち、保護カバー8における一方の割型カバー8Aの
コルゲートチューブ保護溝12側の端壁に、可撓性をもつ
ロック爪18を突設し、他方の割型カバー8Bにロック孔20
をもつロック片19を設けたものである。
第6図に示すように、両カバー8A,8Bをロック手段18,19
により仮ロックする。この時、上下対向するケーブル保
持溝13,13により形成される孔21の内径Rはキャブタイ
ヤケーブル5の外径R0(第4図参照)より小さい。
そこで、保護カバー8の取付けに際し、第5図のよう
に、内部被覆電線6が直線的にのびた状態で、コルゲー
トチューブ7およびキャブタイヤケーブル5を一方の割
型カバー8Aの保持溝12,13にセットする。次いで、他方
の割型カバー8Bを閉じ、ロック手段18,19により仮ロッ
クすると、梃子の作用により両カバー8A,8Bの先端部
(係止壁11,11)が第7図のように開く。この開き寸法L
1は、ハウジング1のフランジ部4の外法L0より大きく
なるように予め設定しておく。
保護カバー8の取付けは、コルゲートチューブ7および
キャブタイヤケーブル5をそれぞれ保持溝12,13により
挟持固定し、これを確認した後、露出した内部被覆電線
6を凹み10内に押し込んで収容し、両カバー8A,8Bを指
で強圧して係止壁11をハウジング1の首部3に係合さ
せ、前述したビス16,ナット17の締付、固定により行な
われる。
従って、取付作業を段階的に行うことができ、これによ
り作業が確実になり、内部被覆電線6の喰込みやはみ出
し、ケーブル5およびチューブ7の引っ込みや外れなど
を防止することができる。
第8図は別の実施例を示し、保護カバー8の取付後にお
いても内部を点検できるようにしたものである。
すなわち、割型カバー8Bに、内部の凹み10に面して窓22
を開設し、該窓22に蓋23をヒンジ23aにより開閉自在に
設けると共に、蓋23にロック爪24、窓側にロック爪24と
係合する凹部(図示せず)を設けたものである。
本実施例の場合には、ビス16およびナット17により両カ
バー8A,8Bの締付け固定前および固定後においても、キ
ャブタイヤケーブル5の前記保護溝13による保持代(挟
持状態)の有無や内部被覆電線6のたるみなどを確認
し、不良品の発生を防止することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の電子コネクタは、ハウジ
ングの首部とコルゲートチューブおよびキャブタイヤケ
ーブルの端部を挟持固定する保護カバーによって、ハウ
ジング内の接続端子に結線された内部被覆電線に引張力
が作用しない構造を有し、車輌の衝突などに際してもそ
の断線や端子抜けが防止され、Gセンサーを正常に作動
させることができる。
また、保護カバーに仮ロック手段を設けることにより、
保護カバーの段階的な組付けや挟持状態の目視による確
認が可能となり、一層安定な品質の電気コネクタを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電気コネクタの保護カバーを開い
た状態の斜視図、 第2図は同上の閉じた状態の斜視図、 第3図は第1図の割型カバー部分の平面図、 第4図は保護カバーのケーブル保持溝とケーブルとの直
径の相互関係の説明図、 第5図は本発明の他の実施例を示すコネクタハウジング
と保護カバーの分離状態の斜視図、 第6図は同上の保護カバーの仮ロック状態の断面図、 第7図は第5図の保護カバーとコネクタハウジングとの
相互関係を示す説明図、 第8図は本発明の別の実施例を示す斜視図、 第9図は従来例の説明図である。 A……電気コネクタ、1……コネクタハウジング、3…
…首部、4……フランジ部、5……キャブタイヤケーブ
ル、6……内部被覆電線、7……コルゲートケーブル、
8……保護カバー、8A,8B……割型カバー、9……ヒン
ジ、10……凹み、11……係止壁、12……コルゲートチュ
ーブ保持溝、13……キャブタイヤケーブル保持溝、13a
……ビード、15……孔、18,19……仮ロック手段(ロッ
ク爪,ロック片)、21……孔、22……窓、23……蓋。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コネクタハウジング内の接続端子がキャブ
    タイヤケーブルから引出した内部被覆電線に結線され、
    該キャブタイヤケーブルと該コネクタハウジングとの接
    続部分を保護すると共に、ヒンジにより一体に結合され
    た一対の割型カバーを備え、該一対の割型カバーが、一
    側に開設した窓と、該コネクタハウジングの首部に係合
    する係止部とを有すると共に、他側に該キャブタイヤケ
    ーブルに対するキャブタイヤケーブル保持溝と、該キャ
    ブタイヤケーブルを保護するコルゲートチューブに対す
    るコルゲートチューブ保持溝とを有し、該首部とキャブ
    タイヤケーブルとコルゲートチューブとがそれぞれ該係
    止部とキャブタイヤケーブル保持溝とコルゲート保持溝
    とに挟持固定される電気コネクタにおいて、前記割型カ
    バーが中央に凹みを有し、前記内部被覆電線が該凹み内
    でたるみを有することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】前記キャブタイヤケーブル保持溝の内面に
    断面三角形の複数条のビードが形成されていることを特
    徴とする請求項(1)記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】前記割型カバーのコルゲートチューブ保持
    溝側の端面に仮ロック手段が設けられていることを特徴
    とする請求項(1)及び(2)記載の電気コネクタ。
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