JPH028369Y2 - - Google Patents

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JPH028369Y2
JPH028369Y2 JP19822685U JP19822685U JPH028369Y2 JP H028369 Y2 JPH028369 Y2 JP H028369Y2 JP 19822685 U JP19822685 U JP 19822685U JP 19822685 U JP19822685 U JP 19822685U JP H028369 Y2 JPH028369 Y2 JP H028369Y2
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JP
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terminal
electric wire
wire
cap
terminal protection
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえば移動用車輌等に搭載された
機器のねじ止め端子を保護するためのキヤツプに
関する。
従来の技術 自動車のゼネレータやスタータ等の端子では、
振動などを受けても緩みが生じないように、電線
の端部に固着した板状端子をボルト及びナツトで
締めつけるようにしてある。そして、このような
端子部分には、外力から保護し、また絶縁を維持
する目的で保護用のキヤツプを取り付けることが
行われている。
このような目的の保護キヤツプとしては、従来
種々のものが提案されていて、たとえば半球形の
キヤツプ部とその後方に電線を通すために設けた
円筒部とを、ゴム等で一体に形成したものなどが
用いられている。そして、かかるゴム製保護キヤ
ツプは、円筒部に電線を通してから板状端子を電
線に固着し、キヤツプ部を首折れ状態にしたまま
で板状端子をボルト端子に取り付け、その後キヤ
ツプ部を移動させて端子結合部に覆着するように
している。従つて、取付の工数が多くて作業性も
悪いうえ確実性が劣るという欠点があつた。
これに対し、取付が簡単で確実に装着できる樹
脂製の保護キヤツプとして、たとえば実開昭59−
67862号には第6〜8図に示すようなものが提案
されている。この保護キヤツプは、端子の接続部
分に覆着するケース状の保護部aと、前記保護部
の後半部a1に連設され、電線部分を内包する包線
部bからなるもので、前記保護部は薄肉部a2を介
して前記後半部a1と開閉自在に連結された蓋状の
前半部a3を有すると共に、前記前半部を前記後半
部に結合閉鎖する係止機構c1およびc2を有する構
造となつている。そして包線部bは下面が開放さ
れていて板状端子の電線固着部を係止するための
受片b2を設けた圧着包線部b1と、電線を遊嵌して
保持するための電線包線部b3とから形成されてい
る。さらに保護部aの内側下部には、板状端子の
側縁と係合しうる係止片d1,d2が形成してある。
かかる構造の保護キヤツプを端子接続部分に取
り付けるに当つては、第9〜12図に示すように
先ず固定端子Aに対して電線Cを固着した板状端
子Bをナツト止めしたのち、保護部aの前半部a3
を開いたまま電線包線部b3を電線Cの上から押し
つけて挿着しX、次いで接続部分の方へ移動して
Y係止片d1,d2を板状端子Bの側縁と係合させる
とともに、板状端子Bの電線圧着部分に受片b2
係合させ、その後、前半部a3を閉じてZ後半部a1
に係止機構c1,c2によつて結合するようになつて
いる。
しかし、このような改良技術においては、下面
が開放されていて電線の保持が確実でないため、
電線が脱落する欠点があり、また取付位置が不定
であつて移動し易いばかりでなく、保護部を閉鎖
する際に後半部が逃げ、不完全閉鎖となつて事故
につながる恐れがあつた。
解決しようとする問題点 本考案は、前述のような問題点のない、取り付
けが容易確実であると共に電線端子部分を確実に
把持固定できる電線端子保護キヤツプを提供しよ
うとするものである。
問題を解決するための手段 かかる本考案の目的は、ボルトナツト型固定端
子の基部を囲むことが可能な端子保護部と該固定
端子に結合するための板状端子を固着した電線の
端部を収容することが可能な樋状の電線固定部と
からなる基体と、該端子保護部に設けたヒンジを
介して連結され該端子保護部の上側に覆着係止す
ることが可能な帽状キヤツプと、該電線固定部の
側端に設けたヒンジを介して連結され該電線固定
部の上側に覆着係止することが可能な樋状の電線
カバーとから構成された電線端子保護キヤツプに
よつて達成される。そして更に電線固定部の内壁
に電線保持および端子位置決めのための突起が設
けられることにより、その効果は一層確実とな
る。
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
実施例 第1〜3図に本考案の電線端子保護キヤツプP
の実施例を示す。
10は弾性硬質樹脂から形成された基体であつ
て、環状の端子保護部11とその後方に延長され
た樋状の電線固定部15とから構成されている。
端子保護部11の側縁には薄肉のヒンジ12が設
けられ、帽子のキヤツプ20の側縁に連なつてい
る。キヤツプ20のヒンジ12と反対側の縁には
係止枠21が設けられていて、キヤツプ20をヒ
ンジ12のまわりに180゜反転させて端子保護部1
1の上側に覆着させたとき、端子保護部11の反
対側縁に設けられた係止爪13に係止枠21が係
合できるようになつている。また、電線固定部1
5の側縁には薄肉のヒンジ16が設けられ、樋状
の電線カバー30の側縁に連なつている。この場
合、ヒンジ12とヒンジ16とは、互に反対側に
設けられており、キヤツプ20と電線カバー30
とが相互に干渉しないようになつている。電線カ
バー30のヒンジ16と反対側の縁には係止枠3
1が設けられていて、電線カバー30をヒンジ1
6のまわりに180゜反転させて電線固定部15の上
側に覆着させたとき、電線固定部15の反対側縁
に設けられた係止爪17に係止枠31が係合でき
るようになつている。
電線固定部15および電線カバー30の末端部
には、電線を通すことができる窓部14を残し
て、電線保持壁18および32が形成されてい
る。また電線固定部15の内壁には突起19が両
側に設けられていて、板状端子の電線圧着部の前
縁を係止することができるようになつている。な
お、電線カバー30の前端外側には切欠き溝33
が形成してあり、キヤツプ20の後端部の突条部
22と噛み合うようになつている。
このように構成された電線端子保護キヤツプP
を装着するに当つては、第4〜5図に示すよう
に、先ず電線Cを圧着固定した板状端子Bを基体
10の上に載せ、電線カシメ部B1と導体カシメ
部B2との中間に突起19が位置するようにして、
端子Bの圧着部分を電線固定部15の中に挿着す
る。このとき板状端子Bの後端縁は電線保持壁1
8に接し、また端子接続部B3は端子保護部11
の中央に位置するようになる。次いで、電線カバ
ー30を180゜反転させて電線固定部15の上に覆
着し、係止枠31を係止爪17に係合させると、
端子保護キヤツプPは確実に板状端子Bに固定さ
れる。
このように保護キヤツプPを組み付けた板状端
子Bを、固定端子AのボルトA1に挿着し、ナツ
トA2で締め付けると、端子保護キヤツプPも同
時に固定端子Aのまわりに固定されることにな
る。そこでキヤツプ20をヒンジ12のまわりに
180゜反転させて端子保護部11の上に覆着し、係
止枠21を係止爪13に係止させて、端子保護キ
ヤツプPの装着が完了する。
考案の効果 本考案の電線端子保護キヤツプは、電線を固着
した板状端子を、その電線固定部に簡単確実に挿
着でき、また、固定端子に対する位置決めも自動
的に達成し、正確な位置に容易に取り付けること
ができる。従つて装着のための工数も少くでき、
また取付けミスも起りにくい上に、電線が脱落す
るなどの故障も起らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電線端子保護キヤツプの
例を示す外観図であり、第2図はその組立前の平
面図、第3図は同じく後面図である。第4図はそ
の電線端子保護キヤツプに板状端子を挿着する状
態の説明図、第5図は本考案の電線端子保護キヤ
ツプを挿着した固定端子部分の断面図である。第
6図は従来技術の樹脂製保護キヤツプの例の縦断
面図であり、第7図はその前面図、第8図はその
後面図である。第9図はこの従来の保護キヤツプ
を固定端子部へ装着した状態の縦断面図、第10
図はそのイ−イ線の横断面図、第11図はそのロ
−ロ線の横断面図、第12図はそのハ−ハ線の横
断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボルトナツト型固定端子の基部を囲むことが
    可能な端子保護部と該固定端子に結合するため
    の板状端子を固着した電線の端部を収容するこ
    とが可能な樋状の電線固定部とからなる基体
    と、該端子保護部に設けたヒンジを介して連結
    され該端子保護部の上側に覆着係止することが
    可能な帽状キヤツプと、該電線固定部の側端に
    設けたヒンジを介して連結され該電線固定部の
    上側に覆着係止することが可能な樋状の電線カ
    バーとから構成された電線端子保護キヤツプ。 (2) 電線固定部の内壁に電線保持および端子位置
    決めのための突起が設けられている実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の電線端子保護キヤツ
    プ。
JP19822685U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH028369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19822685U JPH028369Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JP2508977Y2 (ja) * 1990-09-07 1996-08-28 矢崎総業株式会社 端子保護キャップ
JP5108732B2 (ja) * 2008-11-26 2012-12-26 富士通テレコムネットワークス株式会社 圧着端子の絶縁カバー
JP2020087771A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 ダイハツ工業株式会社 電極端子の保護カバー

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