JP3568095B2 - コネクタハウジングの電線保持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングの電線保持構造に関し、特に、ハウジング内に収納した接続端子に一端が接続された電線を覆って保護するべく、前記ハウジングに設けられた電線保持手段を備えたコネクタハウジングの電線保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線を接続するためのコネクタのコネクタハウジングには、ハウジング内に収納した接続端子に一端が接続された電線の引き出し方向を規制したり、該電線を保護部材等で覆って保護する為に、種々の電線保持手段を備えたものがある。
【0003】
例えば、実開平2−98473号公報等に記載のコネクタハウジング1においては、図9に示したように、電線2の一端に接続された図示しない接続端子が、ハウジング本体3内に収納されている。そして、前記ハウジング本体3には、前記接続端子が後方に抜け出すことを防止する係止部材4が取り付けられており、該係止部材4は電線2をコネクタハウジング1の所定位置に掛止する腕部5を有している。そこで、係止部材4をハウジング本体3に取り付ける際に、電線2を前記腕部5の内側に通すだけで、運搬や保管時における電線2の絡まり等を防止できると共に、使用時における電線2の引張力を緩和することができる。
ところが、前記コネクタハウジング1は、電線保持手段である腕部5によって電線2の引き出し方向をある程度規制することはできるが、電線2を覆って保護する手段を有しないので、運搬時や使用時に電線2が傷付く可能性がある。
【0004】
そこで、例えば図10に示したコネクタハウジング6のように、ハウジング本体7内に収納された図示しない接続端子に一端が接続されると共に該ハウジング本体7の後端部から他端が引き出された電線2を保護し、該電線2の引き出し方向を規制する保護キャップ8が、電線保持手段としてハウジング本体7に取り付けられたものもある。
一方、前記コネクタハウジング6から導出される電線2を使用時の引張力や熱から保護する為、円筒状の保護チューブであるビニルチューブ9内に電線2を挿通させた場合には、前記保護キャップ8の電線引き出し方向端部に板状保持部8aを設け、該板状保持部8aに沿わせたビニルチューブ9ごと粘着テープT等を巻き付けることによって、コネクタハウジング6にビニルチューブ9を固定している。
【0005】
また、例えば特開平2−227973号公報等に記載された電気コネクタにおいては、保護カバーとしての一対の割型カバーが、コネクタハウジングの首部と係合する係止部を有すると共にコルゲートチューブ保持溝を有しており、該割型カバーによって前記ハウジングの首部とコルゲートチューブの端部を挾持固定することより、ケーブルとハウジングとの接合部を保護している。
【0006】
そこで、ハウジング内に収納された図示しない接続端子に一端が接続されたケーブルは、電線保持手段としての前記割型カバーにより保護されると共に引き出し方向が規制される。又、保護チューブとしての前記コルゲートチューブは、端部が前記割型カバーのコルゲートチューブ保持溝に挾持固定されることによって、コネクタハウジングに固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示したコネクタハウジング6は、保護キャップ8の板状保持部8aに粘着テープT等によって電線2ごとビニルチューブ9を巻き付けなければならず、組立作業性が良くないという問題がある。特に、電線2の引出し方向がハウジング本体7の前端側に向くように規制する場合には、前記板状保持部8aがハウジング本体7の側面に近接して沿うように延設されるので、ハウジング本体7とビニルチューブ9との間が狭くなり、粘着テープTの巻き付け作業が困難になる。
【0008】
又、上記特開平2−227973号公報等に記載された電気コネクタの場合には、上述の如き割型カバーを用いることによって、コネクタハウジングにコルゲートチューブを固定する作業は比較的容易だが、割型カバーには係止部やコルゲートチューブ保持溝を形成しなければならない。更に、前記割型カバーによりコルゲートチューブの端部を挾持固定する場合には、前記コルゲートチューブ保持溝による保持代(挾持状態)の有無が重要となるので、確実な固定を保障する為には挾持状態を目視可能な窓を設ける必要も生じる。そこで、前記割型カバーは形状が複雑化し、製造コストが上昇するという問題があった。
【0009】
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、簡単な取付け作業によって、コネクタハウジングから導出される電線を確実に保護することができる安価なコネクタハウジングの電線保持構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、ハウジング内に収納した接続端子に一端が接続された電線を覆って保護するべく、前記ハウジングに設けられた電線保持手段を備えたコネクタハウジングの電線保持構造であって、
前記電線保持手段が、前記電線の引き出し方向に沿って延びる凹溝を備えた電線保持部と、前記電線が挿通されると共に前記電線保持部の凹溝内に圧入保持される保護チューブとを有することを特徴とするコネクタハウジングの電線保持構造により達成される。
【0011】
上記構成によれば、電線保持部に圧入保持された保護チューブを介して電線が電線保持手段により保持されるので、前記保護チューブを電線保持部の凹溝内に圧入するだけで良く、面倒なテープ巻きにより電線を保持する必要がない。
又、前記電線保持手段の電線保持部は、電線の引き出し方向に沿って延びる凹溝を備えるだけで良く、形状が複雑化することもない。
【0012】
尚、好ましくは前記電線保持手段が、前記ハウジングの後端部から引き出された電線を保護するべく、前記ハウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤカバーに一体的に設けられる。
又、好ましくは前記電線保持手段が、前記ハウジング内に収納された接続端子の後抜けを防止するべく、前記ハウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤホルダに一体的に設けられる。
又、好ましくは前記電線保持部および前記保護チューブの少なくとも一方が、弾性変形可能に形成される。
又、好ましくは前記電線保持部の凹溝が、前記保護チューブの外周囲を180度より大きく300度以下の角度範囲で円周方向に覆うことができる断面形状を有するように形成される。
又、好ましくは前記凹溝の開口部の両側縁には、前記保護チューブが開口部から容易に抜け出さないための抜け止めが形成されている。
又、好ましくは前記凹溝の開口縁には、保護チューブを容易に圧入させるための誘い込みテーパが形成されている。
又、好ましくは前記電線保持部の凹溝を、前記保護チューブの外径よりも狭い溝幅の断面U字形状となるよう形成することもできる。
又、好ましくは前記断面U字形状の凹溝の開口部の両側縁に保護チューブを抜け止めするための複数の係合突起を突設される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るコネクタハウジングの電線保持構造を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るコネクタハウジングの電線保持構造を採用したコネクタハウジングの全体斜視図、図2は図1に示した雌コネクタハウジングの分解斜視図、図3は図1に示したコネクタハウジングに相手側コネクタハウジングを取り付けた状態を示す全体側面図、図4は図3中に示したA矢視線に沿った断面図、図5は図3中に示したB矢視線に沿った断面図である。
【0014】
本実施形態のコネクタハウジングは、図1乃至図5に示したように、雌コネクタハウジング10とリヤカバー20とを備えている。
絶縁性の硬質樹脂材料から射出成形された前記雌コネクタハウジング10は、相手側の雄コネクタハウジング30と嵌合するコネクタ本体11と、該雄コネクタハウジング30を嵌合状態に抜け止め固定する係止部12とを有している。また、前記コネクタ本体11内に収納された一対の接続端子13には、一対の電線14の一端がそれぞれ接続されている。
【0015】
そして、前記電線14は、雌コネクタハウジング10の後端部から引き出された後、軟質材料例えばビニル製の保護チューブ15内に挿通されている。尚、前記保護チューブ15は、コネクタから補器(負荷、制御ユニット、スイッチ等)までを覆うのに十分な長さを有するのが一般的であるが、少なくとも後述する電線保持部22に対応する部分を覆うものであれば、所望の長さに設定することができる。
【0016】
一方、前記雌コネクタハウジング10の後端部から引き出された電線14を保護する前記リヤカバー20は、電線14の引き出し方向を規制すると共に該電線14を覆って保護するべく、前記雌コネクタハウジング10に設けられる電線保持手段を前記保護チューブ15と共に構成している。尚、前記リヤカバー20は、絶縁性の硬質樹脂材料から射出成形されている。
【0017】
前記リヤカバー20は、図2に示すように、雌コネクタハウジング10の後端部に外嵌する有底筒状のリヤカバー本体21と、このリヤカバー本体21から延設されて電線14の所望の引き出し方向に沿って延びる断面略U字形状の凹溝24を備えた電線保持部22とを有している。更に、前記リヤカバー本体21の下部には、前記コネクタ本体11の後端部に突設された係合部16に係合して該リヤカバー20を雌コネクタハウジング10の後端部に固定する為の可撓係止片23が形成されている(図5参照)。
尚、本実施形態の前記電線保持部22は、電線14の引き出し方向が雌コネクタハウジング10の前端側を向くように規制される構造とされているが、所望の引出し方向に応じて該電線保持部22の延設方向が適宜変更されることは言うまでもない。
【0018】
前記電線保持部22の凹溝24は、図4に示すように、嵌着された円筒状の保護チューブ15の外周囲を略240度にわたる角度範囲で円周方向に覆うことができる断面形状を有しており、開口部の両側縁には抜け止め22aが構成されているので、該凹溝24内に保持された保護チューブ15が開口部から容易に抜け出てしまうことはない。尚、本実施形態においては、凹溝24が保護チューブ15の外周面を略240度にわたって円周方向に覆っているが、本発明はこれに限定するものではなく、保護チューブ15が圧入可能であると共に保持固定可能であれば良い。即ち、前記電線保持部22の凹溝24が、前記保護チューブ15の外周囲を180度より大きく300度以下の角度範囲で円周方向に覆う断面形状に形成されていれば、前記保護チューブ15を前記凹溝24内に入れ易く、且つ外れ難くすることができるので好ましい。
【0019】
そこで先ず、雌コネクタハウジング10の後端部から引き出された電線14を該雌コネクタハウジング10の前方側に延ばすように折り返した後、該電線14を覆って保護している前記保護チューブ15を前記凹溝24の開口部に沿わせるようにして雌コネクタハウジング10の後端部にリヤカバー20を取り付ける。
【0020】
そして、前記保護チューブ15を前記電線保持部22の凹溝24内に溝方向側面より嵌め込み、これを圧入保持させる。この時、電線保持部22が硬質樹脂材料から成形されているのに対して、保護チューブ15は軟質のビニル材から成形されており、容易に弾性変形することができるので、該保護チューブ15の外径が前記凹溝24の開口幅より大きいにもかかわらず、保護チューブ15は電線保持部22の凹溝24内に容易に圧入される。又、前記凹溝24の開口縁には、保護チューブ15をより一層容易に圧入させる為の誘い込みテーパ22bが形成されている。
【0021】
そこで、電線保持部22の凹溝24内に嵌着された保護チューブ15は、開口部の両側縁に構成された一対の抜け止め22aと自身の弾性復元力により抜け止めされるので、該凹溝24内に保持された保護チューブ15が開口部から容易に抜け出てしまうことはない。又、前記保護チューブ15は、その外周面と凹溝24の内周面との間に生じる摩擦抵抗により、軸線方向に抜けることもないので、電線保持部22の凹溝24内に確実に保持固定される。
従って、前記リヤカバー20が取付けられた雌コネクタハウジング10の後端部から引き出された電線14は、前記保護チューブ15と前記電線保持部22とで構成された電線保持手段によって、運搬や保管時における絡まりや傷付きが確実に防止される。
【0022】
更に、図3及び図5に示したように、雌コネクタハウジング10に雄コネクタハウジング30を嵌合させると、雄コネクタハウジング30内に収納された図示されない接続端子と雌コネクタハウジング10内の接続端子13とが互いに接続され、雄コネクタハウジング30側の電線31と、雌コネクタハウジング10側の電線14とが電気的に接続される。この時、雌コネクタハウジング10側の電線14は、これら雌コネクタハウジング10及び雄コネクタハウジング30の側面に沿うようにして引出し方向が規制された状態に保持され、使用時の引張力や熱から確実に保護される。
【0023】
即ち、本実施形態における雌コネクタハウジング10の電線保持構造によれば、電線保護手段を構成する前記リヤカバー20の電線保持部22に圧入保持された保護チューブ15を介して電線14が保持されるので、前記保護チューブ15を前記電線保持部22の凹溝24内に圧入するだけで良く、粘着テープによる面倒なテープ巻きを施すことにより電線14を保持する必要がない。従って、組立て作業性が大幅に向上する。尚、前記電線14をより一層確実に保持固定する為に、凹溝24内に保護チューブ15が圧入された電線保持部22の周囲に粘着テープ等を巻付けても良いことは言うまでもない。
【0024】
又、上記電線保持手段の電線保持部22は、電線14の引き出し方向に沿って延びる断面略U字形状の凹溝24を備えるだけで良く、形状が複雑化することもない。そこで、前記電線保持部22を形成されたリヤカバー20は、金型が複雑化して製造コストが上昇することもない。
尚、本発明は上記実施形態におけるコネクタハウジングの電線保持構造に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、図6に示したように、電線保持部32の凹溝34を保護チューブ15の外径よりも狭い溝幅の断面U字形状とし、該凹溝34内に圧入された保護チューブ15が押し潰されて溝内壁に圧着保持されるように構成することもできる。
【0025】
また、図7に示したように、リヤカバーにおける電線保持部42の凹溝44を保護チューブ15の外径と略等しい溝幅の断面U字形状とすると共に、該凹溝44の開口部の両側縁には複数の係合突起45を突設し、これら係合突起45によって保護チューブ15を抜け止めすることもできる。尚、両側縁にそれぞれ突設された前記係合突起45は、互いに対向するように配設されているが、本発明はこれに限定するものではなく、これら係合突起45を千鳥状に対向するように配設しても良い。
【0026】
また、上記実施形態においては、凹溝を備えた電線保持部がハウジングの後端部から引き出された電線を保護するリヤカバーと一体に形成されているが、本発明はこれに限定するものではなく、コネクタハウジング自体に一体に設けることもできる。又、ハウジング内に収納された接続端子の後抜けを防止するべく、該ハウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤホルダに凹溝を備えた電線保持部を一体に形成しても良い。又、凹溝を備えた電線保持部が形成された電線保持部材をコネクタハウジングと別体に形成し、該電線保持部材を前記ハウジングに着脱可能に取付ける構成としても良い。
【0027】
更に、上記実施形態においては、保護チューブ15を弾性変形可能な軟質材料であるビニル製とし、電線保持部22を備えたリヤカバー20を硬質樹脂材料で成形したが、これら電線保持部および保護チューブの少なくとも一方が弾性変形可能に形成されていれば良い。
そこで、弾性変形可能な軟質樹脂材料で成形されたリヤカバーに上述の如き凹溝を備えた電線保持部を形成すると共に、前記保護チューブを硬質樹脂材料で成形しても良い。この場合、図8に示したように、前記リヤカバーに形成された電線保持部52は、凹溝54内に保護チューブ18が圧入されると、該凹溝54の溝幅が広がる方向に弾性変形するので、前記保護チューブ18を保持固定することができる。
【0028】
又、硬質樹脂材料で成形した保護チューブの長手方向に沿ってスリットを設けることにより、該保護チューブを縮径方向に弾性変形可能とし、該保護チューブの外径よりも狭い溝幅の断面U字形状とされた凹溝内に保護チューブを保持固定する構成とすることもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によるコネクタハウジングの電線保持構造によれば、電線保持部に圧入保持された保護チューブを介して電線が電線保持手段により保持されるので、前記保護チューブを電線保持部の凹溝内に圧入するだけで良く、面倒なテープ巻きにより電線を保持する必要がない。
又、前記電線保持手段の電線保持部は、電線の引き出し方向に沿って延びる凹溝を備えるだけで良く、形状が複雑化することもない。
従って、簡単な取付け作業によって、コネクタハウジングから導出される電線を確実に保護することができる安価なコネクタハウジングの電線保持構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタハウジングの電線保持構造を採用したコネクタハウジングの全体斜視図である。
【図2】図1に示したコネクタハウジングの分解斜視図である。
【図3】図1に示したコネクタハウジングに相手側コネクタハウジングを取り付けた状態を示す全体側面図である。
【図4】図3中に示したA矢視線に沿った断面図である。
【図5】図3中に示したB矢視線に沿った断面図である。
【図6】図1に示したコネクタハウジングの変形例を示す要部拡大断面図である。
【図7】図1に示したコネクタハウジングの他の変形例を示す要部拡大斜視図である。
【図8】図1に示したコネクタハウジングの他の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図9】従来のコネクタハウジングにおける電線保持構造を説明する為のコネクタハウジングの全体斜視図である。
【図10】従来のコネクタハウジングにおける他の電線保持構造を説明する為のコネクタハウジングの全体斜視図である。
【符号の説明】
10 雌コネクタハウジング
13 接続端子
14 電線
15 保護チューブ
20 リヤカバー
21 リヤカバー本体
22 電線保持部
24 凹溝
Claims (8)
- ハウジング内に収納した接続端子に一端が接続された電線を覆って保護するべく、前記ハウジングに設けられた電線保持手段を備えたコネクタハウジングの電線保持構造であって、
前記電線保持手段が、前記電線の引き出し方向に沿って延びる凹溝を備えた電線保持部と、前記電線が挿通されると共に前記電線保持部の凹溝内に圧入保持される保護チューブとを有し、
前記電線保持部の凹溝が、前記保護チューブの外周を180度より大きく300度以下の角度で円周方向に覆うことができる断面形状を有することを特徴とするコネクタハウジングの電線保持構造。 - 前記凹溝の開口部の両側縁には、前記保護チューブが開口部から容易に抜け出さないための抜け止めが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタハウジングの電線保持構造。
- 前記凹溝の開口縁には、保護チューブを容易に圧入させるための誘い込みテーパが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタハウジングの電線保持構造。
- ハウジング内に収納した接続端子に一端が接続された電線を覆って保護するべく、前記ハウジングに設けられた電線保持手段を備えたコネクタハウジングの電線保持構造であって、
前記電線保持手段が、前記電線の引き出し方向に沿って延びる凹溝を備えた電線保持部と、前記電線が挿通されると共に前記電線保持部の凹溝内に圧入保持される保護チューブとを有し、
前記電線保持部の凹溝を、前記保護チューブの外径よりも狭い溝幅の断面U字形状としたことを特徴とするコネクタハウジングの電線保持構造。 - 前記凹溝の開口部の両側縁に保護チューブを抜け止めするための複数の係合突起を突設したことを特徴とする請求項4に記載のコネクタハウジングの電線保持構造。
- 前記電線保持手段が、前記ハウジングの後端部から引き出された電線を保護するべく、前記ハウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤカバーに一体的に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタハウジングの電線保持構造。
- 前記電線保持手段が、前記ハウジング内に収納された接続端子の後抜けを防止するべく、前記ハウジングの後端に着脱可能に取付けられるリヤホルダに一体的に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタハウジングの電線保持構造。
- 前記電線保持部および前記保護チューブの少なくとも一方が、弾性変形可能に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタハウジングの電線保持構造。
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