JPH0733384Y2 - 電線接続部の構造 - Google Patents
電線接続部の構造Info
- Publication number
- JPH0733384Y2 JPH0733384Y2 JP6444190U JP6444190U JPH0733384Y2 JP H0733384 Y2 JPH0733384 Y2 JP H0733384Y2 JP 6444190 U JP6444190 U JP 6444190U JP 6444190 U JP6444190 U JP 6444190U JP H0733384 Y2 JPH0733384 Y2 JP H0733384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular body
- insulating cap
- electric wire
- electric wires
- side terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の電線の導体接続部を絶縁保護する構造
に関するものである。
に関するものである。
第７図は、実開昭63-157163号に記載された電線接続部
の構造を示すものであり、複数の被覆電線24の端末導体
部25を集合させて超音波溶着し、その上から絶縁シート
26を溶着して、保護絶縁を図ったものである。
の構造を示すものであり、複数の被覆電線24の端末導体
部25を集合させて超音波溶着し、その上から絶縁シート
26を溶着して、保護絶縁を図ったものである。
しかしながら、この構造にあっては、絶縁シート26が柔
軟であるために、衝撃力が作用した場合の接続部27の保
護が完全ではなく、また、電線24が矢印イ方向に引っ張
られた場合に、絶縁シート26が破損すると共に、溶着さ
れた接続部27が剥がれやすいという欠点があった。
軟であるために、衝撃力が作用した場合の接続部27の保
護が完全ではなく、また、電線24が矢印イ方向に引っ張
られた場合に、絶縁シート26が破損すると共に、溶着さ
れた接続部27が剥がれやすいという欠点があった。
そこで、実開平1-159364号には、第８図に示すように、
合成樹脂製の絶縁キャップ28を用いた接続部の構造が開
示されている。この構造は、複数の電線29の端末導体部
30を圧着端子31により接続し、該圧着端子31に二分割式
の絶縁キャップ28を覆設してなるものであり、該絶縁キ
ャップ28には、圧着端子31の突端部32に対する抜止突起
33を設けてある。また、該絶縁キャップ28は、薄肉ヒン
ジ34で一体に連繋しており、図示しない係止手段により
分割及び結合が行われる。
合成樹脂製の絶縁キャップ28を用いた接続部の構造が開
示されている。この構造は、複数の電線29の端末導体部
30を圧着端子31により接続し、該圧着端子31に二分割式
の絶縁キャップ28を覆設してなるものであり、該絶縁キ
ャップ28には、圧着端子31の突端部32に対する抜止突起
33を設けてある。また、該絶縁キャップ28は、薄肉ヒン
ジ34で一体に連繋しており、図示しない係止手段により
分割及び結合が行われる。
しかしながら、この構造にあっては、電線29の本数や径
が増すに伴って、圧着端子31が大型化し、何種類もの絶
縁キャップ28を必要として、コストや管理等の面で不利
であった。
が増すに伴って、圧着端子31が大型化し、何種類もの絶
縁キャップ28を必要として、コストや管理等の面で不利
であった。
本考案は、上記した点に鑑み、電線接続部の保護を図る
と共に、接続する電線の本数が増えても絶縁キャップの
種類設定が不要な電線接続部の構造を提供することを目
的とする。
と共に、接続する電線の本数が増えても絶縁キャップの
種類設定が不要な電線接続部の構造を提供することを目
的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、複数の電線の導
体部を相互に接続し、接続側端末に絶縁キャップを覆設
する構造において、該絶縁キャップを常態にあって偏平
な弾性筒状体として、前記接続側端末の外径に応じて該
筒状体の短径側を弾性的に可変とし、該接続側端末に、
突出頭部を有するクランプ部材を結束させ、該筒状体の
短径側に、該突出頭部に対する係止部を設けて、該クラ
ンプ部材を該筒状体に嵌合係止させる構造を採用する。
体部を相互に接続し、接続側端末に絶縁キャップを覆設
する構造において、該絶縁キャップを常態にあって偏平
な弾性筒状体として、前記接続側端末の外径に応じて該
筒状体の短径側を弾性的に可変とし、該接続側端末に、
突出頭部を有するクランプ部材を結束させ、該筒状体の
短径側に、該突出頭部に対する係止部を設けて、該クラ
ンプ部材を該筒状体に嵌合係止させる構造を採用する。
電線の本数が少ない場合には、小径なる接続側端末に偏
平状の弾性筒状体を嵌め込み、電線の本数が増して、接
続側端末が大径になった場合には、該筒状体を真円状に
変形させて接続側端末に嵌め込む。ここで該筒状体の短
径側は弾性力によって接続側端末にしっかりと挟着す
る。
平状の弾性筒状体を嵌め込み、電線の本数が増して、接
続側端末が大径になった場合には、該筒状体を真円状に
変形させて接続側端末に嵌め込む。ここで該筒状体の短
径側は弾性力によって接続側端末にしっかりと挟着す
る。
また、接続側端末を結束するクランプ部材は、電線を剥
がし方向に引っ張った場合に、ストッパの作用を利用し
て、導体接続部を保護する。さらに、突出頭部と係止部
との係合によって、絶縁キャップの外れが阻止される。
がし方向に引っ張った場合に、ストッパの作用を利用し
て、導体接続部を保護する。さらに、突出頭部と係止部
との係合によって、絶縁キャップの外れが阻止される。
第１図は、本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
図で、１は、電線接続体を示す。該電線接続体１は、複
数の被覆電線２の端末被覆３を剥がして端末導体部４を
露出させ、該導体部４を集合して熱圧着等により接続部
５を形成すると共に、該端末被覆部３を合成樹脂製のバ
ンドクランプ６で結束してなるものであり、該バンドク
ランプ６は、既存品を用いて、バンド本体７を挿通係止
させる突出頭部８の前後角部にテーパ面取９を施し、ま
た、バンド先部7aを該突出頭部８の側面8aに沿って切断
したものである。
数の被覆電線２の端末被覆３を剥がして端末導体部４を
露出させ、該導体部４を集合して熱圧着等により接続部
５を形成すると共に、該端末被覆部３を合成樹脂製のバ
ンドクランプ６で結束してなるものであり、該バンドク
ランプ６は、既存品を用いて、バンド本体７を挿通係止
させる突出頭部８の前後角部にテーパ面取９を施し、ま
た、バンド先部7aを該突出頭部８の側面8aに沿って切断
したものである。
一方、11は、前記電線接続体１の接続側端末10に嵌め込
む絶縁キャップを示す。該絶縁キャップ11は、成形後に
弾性変形させることのできる合成樹脂材を用いて、常態
にあって断面楕円状の筒状体12を形成すると共に、該筒
状体12の短径d1側の偏平状の壁部13を断面矩形状に膨出
させて、前記バンドクランプ６の突出頭部８に対する係
止部14を設けたものである。該筒状体12は、外力（手指
等）により断面真円状に弾性変形させることができ、外
力を除去すれば初期の楕円形状に復元する。また、該筒
状体12の先端は、楕円形状の底壁15で塞がれており、前
記係止部14は、係合室16の開口側にテーパガイド面17a
を有する係止突起17を設け、奥側に突当部18を設けたも
のである。
む絶縁キャップを示す。該絶縁キャップ11は、成形後に
弾性変形させることのできる合成樹脂材を用いて、常態
にあって断面楕円状の筒状体12を形成すると共に、該筒
状体12の短径d1側の偏平状の壁部13を断面矩形状に膨出
させて、前記バンドクランプ６の突出頭部８に対する係
止部14を設けたものである。該筒状体12は、外力（手指
等）により断面真円状に弾性変形させることができ、外
力を除去すれば初期の楕円形状に復元する。また、該筒
状体12の先端は、楕円形状の底壁15で塞がれており、前
記係止部14は、係合室16の開口側にテーパガイド面17a
を有する係止突起17を設け、奥側に突当部18を設けたも
のである。
なお、前記した合成樹脂製のバンドクランプ６に替え
て、第２図に示すような金属製クランプ19を用いてもよ
い。該金属クランプ19は、環状バンド本体20の接合部20
aに突出頭部21を立設し、該突出頭部21の前後角部にテ
ーパ面取22を施したものである。また、前記絶縁キャッ
プ11の形状は、必ずしも断面楕円形である必要はなく、
断面長方形状であっても、要は常態にあって短径d1と長
径d2とを有した偏平形状であればよい。
て、第２図に示すような金属製クランプ19を用いてもよ
い。該金属クランプ19は、環状バンド本体20の接合部20
aに突出頭部21を立設し、該突出頭部21の前後角部にテ
ーパ面取22を施したものである。また、前記絶縁キャッ
プ11の形状は、必ずしも断面楕円形である必要はなく、
断面長方形状であっても、要は常態にあって短径d1と長
径d2とを有した偏平形状であればよい。
第３図は、前記電線接続体１の接続側端末10に絶縁キャ
ップ11を装着した状態を示す長手方向縦断面図、第４図
は、同じく径方向縦断面図である。
ップ11を装着した状態を示す長手方向縦断面図、第４図
は、同じく径方向縦断面図である。
すなわち、電線２の本数が少なく細径D1なる電線接続体
１に対して、偏平状の筒状体12を短径d1側にやや拡げ気
味にしながら嵌め込むことにより、係止部14の係止突起
17が、バンドクランプ６の突出頭部８に当接して撓み、
該突出頭部８を係合室16内に進入係止させると共に、該
筒状体12の短径d1側が、バンド本体７を弾性的に挟持す
るから、絶縁キャップ11は接続側端末10にしっかりと装
着される。
１に対して、偏平状の筒状体12を短径d1側にやや拡げ気
味にしながら嵌め込むことにより、係止部14の係止突起
17が、バンドクランプ６の突出頭部８に当接して撓み、
該突出頭部８を係合室16内に進入係止させると共に、該
筒状体12の短径d1側が、バンド本体７を弾性的に挟持す
るから、絶縁キャップ11は接続側端末10にしっかりと装
着される。
また、電線２の本数が増えて電線接続体１が太径D2にな
った場合は、第５図〜第６図に同様な断面図を示すよう
に、前記筒状体12を断面真円状に変形させて接続側端末
10′に嵌め込むことにより、前記同様にバンドクランプ
６′の突出頭部８′が係止部14に係止され、筒状体12の
短径ｄ′が、バンド本体７′を弾性的に挟持するのであ
る。
った場合は、第５図〜第６図に同様な断面図を示すよう
に、前記筒状体12を断面真円状に変形させて接続側端末
10′に嵌め込むことにより、前記同様にバンドクランプ
６′の突出頭部８′が係止部14に係止され、筒状体12の
短径ｄ′が、バンド本体７′を弾性的に挟持するのであ
る。
以上の如くに、本考案によれば、接続側端末の外径に応
じて絶縁キャップの筒状体を変形させることができ、該
筒状体は弾性的に接続側端末に挟着するから、一種類の
絶縁キャップで多種類の電線接続体に対応することがで
きる。しかも、該接絶縁キャップにより、不意な外力か
ら接続部を保護することができ、また、クランプ部材に
より、電線に引張力が作用した場合の接続部の剥がれを
阻止することができる。
じて絶縁キャップの筒状体を変形させることができ、該
筒状体は弾性的に接続側端末に挟着するから、一種類の
絶縁キャップで多種類の電線接続体に対応することがで
きる。しかも、該接絶縁キャップにより、不意な外力か
ら接続部を保護することができ、また、クランプ部材に
より、電線に引張力が作用した場合の接続部の剥がれを
阻止することができる。
第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、 第２図はクランプ部材の他の例を示す斜視図、 第３図は電線本数が少ない場合の組付状態を示す長手方
向縦断面図、 第４図は同じく径方向縦断面図、 第５図は電線本数が多い場合の組付状態を示す長手方向
縦断面図、 第６図は同じく径方向縦断面図、 第７図は従来例を示す正面図、 第８図は他の従来例を示す縦断面図である。 ２……電線、４……導体部、6,6′……クランプ部材、
8,8′……突出頭部、10,10′……接続側端末、11……絶
縁キャップ、12……筒状体、14……係止部、d1，d1′…
…短径。
向縦断面図、 第４図は同じく径方向縦断面図、 第５図は電線本数が多い場合の組付状態を示す長手方向
縦断面図、 第６図は同じく径方向縦断面図、 第７図は従来例を示す正面図、 第８図は他の従来例を示す縦断面図である。 ２……電線、４……導体部、6,6′……クランプ部材、
8,8′……突出頭部、10,10′……接続側端末、11……絶
縁キャップ、12……筒状体、14……係止部、d1，d1′…
…短径。
Claims (1)
- 【請求項１】複数の電線の導体部を相互に接続し、接続
側端末に絶縁キャップを覆設する構造において、該絶縁
キャップを常態にあって偏平な弾性筒状体として、前記
接続側端末の外径に応じて該筒状体の短径側を弾性的に
可変とし、該接続側端末に、突出頭部を有するクランプ
部材を結束させ、該筒状体の短径側に、該突出頭部に対
する係止部を設けて、該クランプ部材を該筒状体に嵌合
係止させることを特徴とする電線接続部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6444190U JPH0733384Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 電線接続部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6444190U JPH0733384Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 電線接続部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0424267U JPH0424267U (ja) | 1992-02-27 |
| JPH0733384Y2 true JPH0733384Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31595395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6444190U Expired - Lifetime JPH0733384Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 電線接続部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733384Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4422391B2 (ja) | 2002-08-07 | 2010-02-24 | 矢崎総業株式会社 | 電線と端子の接続方法 |
| JP2009099346A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Autonetworks Technologies Ltd | 電線端末接続構造及び方法 |
| JP2016207325A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 矢崎総業株式会社 | 電線間接続構造及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP6444190U patent/JPH0733384Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0424267U (ja) | 1992-02-27 |
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