JP5510064B2 - ワイヤハーネス用のプロテクタ - Google Patents
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Description
該プロテクタは、図9(A)(B)に示すように、樋形状の本体100と蓋101とからなり、本体100にワイヤハーネスW/Hを挿通した後に蓋101を被せ、本体100と蓋101とから形成される貫通穴102にワイヤハーネスW/Hを挿通している。該プロテクタにワイヤハーネスを固定するため、プロテクタの本体100の長さ方向の両端の出入口にテープ巻き片104と105を突設し、該テープ巻き片104、105の外周からワイヤハーネスW/Hの外周面にかけて粘着テープ107A、107Bを巻き付けて固着している。
また、粘着テープに代えてプロテクタ本体と一体成形した締結バンドまたは別体の樹脂成形品の締結バンド(タイバンド)を巻き付けて締結する場合もあるが、この場合にも空隙Cをなくすことはできない。
前記巻付片の側壁から底壁にかけて、ワイヤハーネスの挿通方向の長さ方向と直交する方向にL形状のスリット穴を長さ方向に間隔をあけて一対設け、該一対のスリット穴に挟まれた領域は前記側壁および底壁の肉厚より薄くして撓みやすい可動部分とし、かつ、
前記可動部分となる前記側壁の上端と底壁の先端とにタイバンド嵌合凹部を対向して切り欠き、
前記断面L形状の巻付片の内面側にワイヤハーネスの電線群を通し、該電線群の外周から前記巻付片の外周面に粘着テープまたはタイバンドを巻き付けた時に、前記可動部分をワイヤハーネスの外周面に沿って変形させる形状としていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
其の際、スムーズに変形できるように、可動部分の肉厚は前記底壁および側壁の肉厚よりも薄くしているためたわみ易い。
これにより、断面L形状とした巻付片の角部内面とワイヤハーネスとの間に空隙が生じるのを防止でき、ワイヤハーネスの位置ずれ発生を無くすことができる。
かつ、粘着テープとタイバンドとを選択的に用いることができる利点もある。
前記のように、可動部分の両端に蛇腹状ヒンジ部を設けると、粘着テープまたはタイバンドの巻き付け時に可動部分がワイヤハーネスの外周面に沿って変形しやすくなり、かつ、側壁と底壁の境界の角部を無くして傾斜面としているため、ワイヤハーネスの外周面に更に添わせやすくすることができる。
前記巻付片の側壁と底壁のいずれか一方に、スリット穴を長さ方向に間隔をあけて一対設ける一方、前記側壁と底壁のいずれか他方に両側が前記一対のスリット穴の両方と連続した矩形穴を設け、かつ、前記スリット穴に挟まれた底壁または側壁の先端を前記矩形穴を貫通させて突出させてサポート片として設け、
前記スリット穴と矩形穴を設けると共に前記サポート片を設けた領域を粘着テープ巻き付け領域とし、かつ、
前記スリット穴に挟まれた前記底壁または側壁の先端にタイバンド嵌合凹部を切り欠くと共に、前記矩形穴を設けた前記側壁または底壁の先端の前記タイバンド嵌合凹部と対向した位置にタイバンド嵌合凹部を切り欠き、
前記断面L形状の巻付片の内面側にワイヤハーネスの電線群を通し、該電線群の外周から前記巻付片の外周面に粘着テープまたはタイバンドを巻き付けた時に、前記一対のスリット穴に挟まれた部分および前記サポート片をワイヤハーネスの外周面に沿って変形させる形状としていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
かつ、ワイヤハーネスが位置ずれしないことにより、粘着テープの粘着力の低下を抑制し、粘着テープに高圧洗浄水がかかっても外れにくくできる。かつ、樹脂成形品のタイバンドを巻き付けた場合に、ワイヤハーネスの電線がタイバンドと摺接して外傷が発生する恐れもない。
以下のいずれの実施形態のプロテクタも、略樋形状の本体と該本体とヒンジ部を介して一体に設けた蓋、または別体の蓋を備え、本体に蓋を被せてワイヤハーネス挿通路を設けている。なお、プロテクタは本体と一体に蓋を設けた場合、本体と蓋とを別体に設けた場合のいずれでもよい。
プロテクタの本体1は底壁1aと両側壁1b、1cとからなる樋形状であり、該底壁1aと両側壁1b、1cでワイヤハーネス挿通路2を囲み、該ワイヤハーネス挿通路2の長さ方向の両端を出入口3として開口している。
前記出入口3となる本体1の長さ方向の両端に断面L形状の巻付片5を突設している。該巻付片5は粘着テープと樹脂成形品のタイバンドのいずれを用いてもよい形状としており、粘着テープとタイバンドとが選択して取り付けられる。
なお、本体1の長さ方向の中間部にワイヤハーネスの幹線から分岐した枝線出口がある場合には、前記巻付片5と同様な巻付片5を設けてもよい。
図1(B)に示すように、スリット穴8、9の間の可動部分10の肉厚t1は、底壁6および側壁7の肉厚t2よりも薄くし(t1<t2)とし、撓み易くしている。
前記上面押さえ片14の肉厚は前記可動部分10の肉厚と同程度の薄さとし、テープまたはバンド巻き時にスムーズに変形するようにしている。
図2および図3(A)に示すように、本体1のワイヤハーネス挿通路2にワイヤハーネスW/Hの電線群を通す。ついで、前記巻付片5の内面側に挿通するワイヤハーネスW/Hの外周面から巻付片5の外面にかけてタイバンド20または粘着テープ25を巻き付けて固定する。其の際、前以て、ワイヤハーネスW/Hの上面には上面押さえ片14を倒して被せて、該上面押さえ片14の外面にタイバンド20または粘着テープ25を巻き付ける。
第1実施形態のプロテクタとの相違点はスリット穴8と9に挟まれた可動部分10において、側壁7と連続する上端部分と底壁6と連続する先端部分との両方に、長さ方向に延在する凹部を間隔をあけて平行に設けた蛇腹状ヒンジ部26(26A、26B)を設けている。かつ、蛇腹状ヒンジ部26Aと26Bに挟まれた部分に傾斜面28を設けている。
他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
かつ、側壁7と底壁6の境界の角部を無くして傾斜面28としているため、ワイヤハーネスの外周面に更に添わせやすくすることができる。
該プロテクタは、巻付片5の底壁6には一対のスリット穴32、33を設けているが、側壁7にはスリット穴を設けず、底壁の両側のスリット穴32と33とに両側部分が連通した矩形穴35を大きくあけている。かつ、前記スリット穴32と33に挟まれた底壁6の先端から矩形穴35を貫通させて外方へ突出したサポート片36を突設している。
このように、第3実施形態のプロテクタでは、可動部分10は底壁6のスリット穴32と33に囲まれた部分とサポート片36から形成している。
かつ、スリット穴32と33に挟まれた底壁6の先端にタイバンド嵌合凹部12を切り欠くと共に、前記矩形穴35を設けた側壁7の先端に、前記タイバンド嵌合凹部12と対向した位置に、タイバンド嵌合凹部11を切り欠いて設けている。
他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
5 巻付片
6 底壁
7 側壁
8、9 スリット穴
10 可動部分
11、12 タイバンド嵌合凹部
14 上面押さえ片
20 タイバンド
25 粘着テープ
Claims (4)
- 樹脂成形品からなり、プロテクタ本体に設けられたワイヤハーネス挿通路の出入口に連続して粘着テープまたはタイバンド巻付用の断面L形状とした巻付片を備え、
前記巻付片の側壁から底壁にかけて、ワイヤハーネスの挿通方向の長さ方向と直交する方向にL形状のスリット穴を長さ方向に間隔をあけて一対設け、該一対のスリット穴に挟まれた領域は前記側壁および底壁の肉厚より薄くして撓みやすい可動部分とし、かつ、
前記可動部分となる前記側壁の上端と底壁の先端とにタイバンド嵌合凹部を対向して切り欠き、
前記断面L形状の巻付片の内面側にワイヤハーネスの電線群を通し、該電線群の外周から前記巻付片の外周面に粘着テープまたはタイバンドを巻き付けた時に、前記可動部分をワイヤハーネスの外周面に沿って変形させる形状としていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタ。 - 前記一対のスリット穴に挟まれた可動部分の側壁と底壁の両端部分に、長さ方向に延在する溝を間隔をあけて平行に形成して蛇腹状ヒンジ部を設け、かつ、該蛇腹状ヒンジ部に挟まれた部分は傾斜面としている請求項1に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
- 樹脂成形品からなり、プロテクタ本体に設けられたワイヤハーネス挿通路の出入口に連続して、粘着テープまたはタイバンド巻付用の断面L形状とした巻付片を備え、
前記巻付片の側壁と底壁のいずれか一方に、スリット穴を長さ方向に間隔をあけて一対設ける一方、前記側壁と底壁のいずれか他方に両側が前記一対のスリット穴の両方と連続した矩形穴を設け、かつ、前記スリット穴に挟まれた底壁または側壁の先端を前記矩形穴を貫通させて突出させてサポート片として設け、
前記スリット穴と矩形穴を設けると共に前記サポート片を設けた領域を粘着テープ巻き付け領域とし、かつ、
前記スリット穴に挟まれた前記底壁または側壁の先端にタイバンド嵌合凹部を切り欠くと共に、前記矩形穴を設けた前記側壁または底壁の先端の前記タイバンド嵌合凹部と対向した位置にタイバンド嵌合凹部を切り欠き、
前記断面L形状の巻付片の内面側にワイヤハーネスの電線群を通し、該電線群の外周から前記巻付片の外周面に粘着テープまたはタイバンドを巻き付けた時に、前記一対のスリット穴に挟まれた部分および前記サポート片をワイヤハーネスの外周面に沿って変形させる形状としていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタ。 - 前記巻付片の側壁の上端にヒンジ部を介して上面押さえ片を設け、該上面押さえ片の突出先端側の一部を前記タイバンド嵌合凹部側へ突出させ、該上面押さえ片に粘着テープを巻き付け又はタイバンドを巻き付けてワイヤハーネスの上面側を押さえる構成としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
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