JP7183974B2 - ワイヤハーネス用プロテクタ及びプロテクタ付ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ及びプロテクタ付ワイヤハーネス Download PDF

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Description

本開示は、ワイヤハーネス用プロテクタ及びプロテクタ付ワイヤハーネスに関する。
特許文献1には、車体に配索されるワイヤハーネスを収納及び保護するプロテクタが記載されている。こうしたプロテクタは、底板部及び底板部の両側から立ち上がる一対の側壁部を含む樋状のプロテクタ本体部と、プロテクタ本体部に対して底板部に対向する開口部を塞ぐように取り付けられる蓋部とを備えている。底板部の端部には、外方に延出する第1固定片部分が突設されている。蓋部の端部には、第1固定片部分に対向しつつ、外方に延出する第2固定片部分が突設されている。第1固定片部分と、第2固定片部分と、それらの間のワイヤハーネスとが、テープなどの結束部材によって結束されている。
特開2015-188294号公報
ところで、こうしたワイヤハーネス用プロテクタにおいては、外径の異なる複数種類のワイヤハーネスに対して、プロテクタの延在方向の中間位置でテープ巻きすることが望まれている。また、こうしたプロテクタを備えるワイヤハーネスにおいては、プロテクタの延在方向の中間位置でワイヤハーネスをテープ巻きすることが望まれている。
本開示の目的は、外径の異なる複数種類のワイヤハーネスに対して、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きを可能としたワイヤハーネス用プロテクタを提供することを目的とする。
また、本開示の他の目的は、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きを可能としたプロテクタ付ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、ワイヤハーネスを収容する樹脂製のプロテクタであって、底壁と、前記底壁の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁及び第2側壁とを有し、前記底壁に対向する開口を有する樋状の本体を備え、前記本体の延在方向の中間位置には、前記底壁及び前記第2側壁によって断面L字状をなす中間部が設けられており、前記中間部には、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記開口側の部分の少なくとも一方が切り欠かれた切欠部が設けられている。
本開示のプロテクタ付ワイヤハーネスは、上記ワイヤハーネス用プロテクタと、前記本体内に収容され、前記切欠部にてテープ巻きされたワイヤハーネスと、を備える。
本開示によれば、外径の異なる複数種類のワイヤハーネスに対して、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きを可能としたワイヤハーネス用プロテクタを提供することが可能となる。
また、本開示によれば、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きを可能としたプロテクタ付ワイヤハーネスを提供することが可能となる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネス用プロテクタの斜視図である。 図2は、同形態のカバーの第1カバー部を本体に対して傾動させた状態を示す斜視図である。 図3は、同形態のカバーの第2カバー部を本体に対して傾動させた状態を示す斜視図である。 図4は、同形態のプロテクタ及びワイヤハーネスの平面図である。 図5は、同形態の切欠部に径の小さいワイヤハーネスをテープ巻きした状態を示す断面図である。 図6は、同形態の切欠部に径の大きいワイヤハーネスをテープ巻きした状態を示す断面図である。 図7は、変更例の本体にテープ巻きされたワイヤハーネスを示す斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、
[1]ワイヤハーネスを収容する樹脂製のプロテクタであって、底壁と、前記底壁の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁及び第2側壁とを有し、前記底壁に対向する開口を有する樋状の本体を備え、前記本体の延在方向の中間位置には、前記底壁及び前記第2側壁によって断面L字状をなす中間部が設けられており、前記中間部には、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記開口側の部分の少なくとも一方が切り欠かれた切欠部が設けられている。
プロテクタの本体の収容空間に対して小さな外径のワイヤハーネスを収容する場合、ワイヤハーネスとプロテクタとをテープ巻きすると、本体とワイヤハーネスとの間に隙間が生じる。このため、テープ部材によるワイヤハーネスとプロテクタとの結束力が弱くなりやすく、ワイヤハーネスがプロテクタに対して位置ずれするおそれがある。
この点、上記態様によれば、底壁及び第2側壁によって断面L字状をなす中間部が設けられており、同中間部には、第1側壁が存在しない。このため、上記中間部においてワイヤハーネスとプロテクタとをテープ巻きすれば、第1側壁とワイヤハーネスとの間に生じる隙間に起因してテープ部材によるワイヤハーネスとプロテクタとの結束力が弱くなることがなくなる。すなわち、ワイヤハーネスを第2側壁及び底壁に密着させた状態で、同第2側壁、底壁、及びワイヤハーネスをテープ部材によって強く結束することができる。これにより、ワイヤハーネスがプロテクタに対して位置ずれすることを抑制できる。
ただしこの場合であっても、本体の収容空間に対してワイヤハーネスの外径が小さいほど、テープ部材をワイヤハーネスに密着させる上で、底壁の第1側壁側の端部や第2側壁の開口側の端部が邪魔になり、同ワイヤハーネスの結束力が弱くなりやすい。
この点、上記態様によれば、中間部には、底壁及び第2側壁の少なくとも一方が切り欠かれた切欠部が設けられている。すなわち、切欠部においては、底壁の幅及び第2側壁の高さの少なくとも一方が、底壁または第2側壁のその他の部分よりも小さい。このため、テープ部材をワイヤハーネスに密着させる上で、底壁の第1側壁側の端部や第2側壁の開口側の端部が邪魔になりにくくなる。これにより、本体の収容空間に対して小さい外径を有するワイヤハーネスに対して、同ワイヤハーネスとプロテクタとの結束力を高めることができる。したがって、外径の異なる複数種類のワイヤハーネスに対して、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きが可能となる。
[2]前記切欠部は、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記本体の前記開口側の部分の双方に設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、切欠部においては、底壁の幅及び第2側壁の高さの双方が、底壁または第2側壁のその他の部分よりも小さい。このため、テープ部材をワイヤハーネスに密着させる上で、底壁の第1側壁側の端部や第2側壁の開口側の端部が邪魔になりにくくなる。これにより、本体の収容空間に対して小さい外径を有するワイヤハーネスに対して、同ワイヤハーネスとプロテクタとの結束力を一層高めることができる。
[3]前記本体にヒンジを介して連結され、前記開口を開閉するカバーを有し、前記カバーは、前記開口を開いた状態において前記中間部から分離されることが好ましい。
上記態様によれば、ワイヤハーネスがテープ巻きされた中間部をカバーによって保護することができる。また、カバーが開口を開いた状態において同カバーが中間部から分離されるため、中間部の切欠部に対してテープ巻きをする際に、カバーがテープ部材に干渉することを抑制できる。したがって、テープ巻きを容易に行うことができる。
[4]前記カバーの外面には、目印が設けられていることが好ましい。
第1側壁が設けられていないことで中間部に形成される開口部を利用してワイヤハーネスを外部に引き出すことができる。上記態様によれば、カバーの外面に目印が設けられているため、カバーにより開口が閉じられている状態であっても当該目印によって、外部に引き出されたワイヤハーネスの長さを容易に測定することができる。
本開示のプロテクタ付ワイヤハーネスは、
[5]上記ワイヤハーネス用プロテクタと、前記本体内に収容され、前記切欠部にてテープ巻きされたワイヤハーネスと、を備える。この態様によれば、上記いずれか1つのワイヤハーネス用プロテクタと同様な作用を奏する。したがって、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きが可能となる。
[6]前記ワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐線が、前記中間部を通じて前記プロテクタの外部に引き出されていることが好ましい。
上記態様によれば、第1側壁が設けられていないことで中間部に形成される開口部を利用してワイヤハーネスの分岐線が外部に引き出される。このため、分岐線の基端側に位置する切欠部においてワイヤハーネスがテープ巻きされて結束される。これにより、テープ巻きによりプロテクタに対して分岐線を結束させるための延出部を本体に設ける必要がなくなる。したがって、本体の体格が増大することを抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、図1~図6を参照して、一実施形態について説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、プロテクタ付ワイヤハーネスは、プロテクタ10と、プロテクタ10に収容され、テープ巻きされたワイヤハーネス60とを備えている。なお、本実施形態のプロテクタ付ワイヤハーネスは、車両の床に配置されるものである。
図5及び図6に示すように、ワイヤハーネス60は、複数の電線61を有している。複数の電線61は、粘着テープなどの外装部材62によって一括して包囲されている。
次に、プロテクタ10の構成について説明する。
図1~図3に示すように、プロテクタ10は、開口24を有する樋状の本体20と、本体20に第1ヒンジ44を介して連結され、開口24を開閉するカバー30とを備えている。本体20及びカバー30は、ポリプロピレンなどの硬質の樹脂材料によって一体形成されている。以降において、本体20の幅方向及び延在方向を幅方向X及び延在方向Yとして説明する。また、幅方向X及び延在方向Yの双方に直交する方向を高さ方向Zとして説明する。また、延在方向Yにおける一方側(図1の右側)及び他方側(図1の左側)を、第1端側及び第2端側と称する。
(本体20の構成)
図1に示すように、本体20は、底壁21と、底壁21の幅方向Xの一方側(同図の手前側)に設けられる第1側壁22と、底壁21の幅方向Xの他方側(同図の奥側)に設けられる第2側壁23とを有している。底壁21の延在方向Yの第1端には、第1側壁22及び第2側壁23が、互いに連結された連結部26が設けられている(図2参照)。
第2側壁23は、底壁21の延在方向Y全体にわたって設けられている。一方、第1側壁22は、底壁21の延在方向Yの中間位置における中間部27を除いた部分に設けられている。すなわち、中間部27には、第1側壁22が設けられていない。このため、中間位置には、第1側壁22が設けられていないことにより、ワイヤハーネス60の外部への引き出しを可能にする開口部27aが形成されている。
図2~図4に示すように、第1側壁22のうち、中間部27よりも第2端側の外面には、ロック枠部25が設けられている。第1側壁22及び第2側壁23のうち、中間部27よりも第1端側の各外面には、ロック枠部25がそれぞれ設けられている。
(中間部27の構成)
図5及び図6に示すように、中間部27は、底壁21及び第2側壁23によって断面L字状に形成されている。中間部27には、底壁21のうち第1側壁22側の部分が幅方向Xに切り欠かれた切欠部28と、第2側壁23のうち開口24側の部分が高さ方向Zに切り欠かれた切欠部29とが設けられている。すなわち、中間部27において、底壁21の幅及び第2側壁23の高さが、底壁21及び第2側壁23のその他の部分よりも小さい。
(カバー30の構成)
カバー30は、延在方向Yにおいて互いに隣り合う第1カバー部40及び第2カバー部50を有している。第1カバー部40と第2カバー部50とは一体形成されている。各カバー部40,50は、底壁21に対向する共通の頂壁31を有している。
図1及び図2に示すように、第1カバー部40を構成する頂壁31は、中間部27よりも第2端側の開口24を覆い、平坦である。第1カバー部40の頂壁31は、第2側壁23の開口24側端部に設けられた第1ヒンジ44を介して本体20に連結されている。第1ヒンジ44は、中間部27よりも第2端側に位置する第2側壁23の延在方向Yに沿って延びている。
第1カバー部40の頂壁31のうち、第1ヒンジ44と反対側の端部には、側壁42が設けられている。側壁42には、ロック枠部25に係止される係止爪部45が突設されている。すなわち、第1カバー部40は、中間部27よりも第2端側に位置する第1側壁22に対して係脱可能に設けられている。
図1及び図3に示すように、第2カバー部50は、第2ヒンジ54を介して、第1カバー部40の第1端側に連結されている。第2ヒンジ54は、頂壁31に設けられ、幅方向Xに沿って延びている。
第2カバー部50を構成する頂壁31の第1端部分は、本体20の連結部26を覆う。当該第1端部分と、第1カバー部40を構成する頂壁31との間には、本体20から離間する側に曲がる曲部51aが設けられている。第2カバー部50を構成する頂壁31の幅方向Xの両側には、側壁52,53が設けられている。側壁52及び側壁53は、延在方向Yの第1端側にて互いに連結されている。
図1~図3、図5、及び図6に示すように、側壁53のうち、切欠部29が設けられた第2側壁23に対向する部分には、側壁53のその他の部分よりも底壁21側に延長された延長部53aが設けられている。延長部53aによって、切欠部29の外側が覆われている。
各側壁52,53には、本体20の各側壁22,23に設けられたロック枠部25に係止される係止爪部55がそれぞれ突設されている。すなわち、第2カバー部50は、中間部27よりも第1端側に位置する各側壁22,23に対して係脱可能に設けられている。また、第2カバー部50により中間部27の開口24を開いた状態において、カバー30の第2カバー部50は中間部27から分離される。
図4に示すように、第2カバー部50の曲部51aの外面には、目印56が突設されている。目印56は二等辺三角形状であり、その頂点が延在方向Yの第1端側を指向している。
上記プロテクタ10において、ワイヤハーネス60は、テープ部材70により切欠部28,29に対してテープ巻きされている。
次に、本実施形態の作用を図5及び図6を参照して説明する。
図5は、プロテクタ10の切欠部28,29に、本体20の収容空間に対して小さな外径のワイヤハーネス60Aをテープ巻きした状態を示す断面図である。図6は、プロテクタ10の切欠部28,29に、本体20の収容空間に対して大きな外径のワイヤハーネス60Bをテープ巻きした状態を示す断面図である。
従来のプロテクタにおいては、プロテクタの本体の収容空間に対して小さな外径のワイヤハーネスを収容する場合、ワイヤハーネスとプロテクタとをテープ巻きすると、本体とワイヤハーネスとの間に隙間が生じる。このため、テープ部材によるワイヤハーネスとプロテクタとの結束力が弱くなりやすく、ワイヤハーネスがプロテクタに対して位置ずれするおそれがある。
図5及び図6に示すように、上記態様によれば、底壁21及び第2側壁23によって断面L字状をなす中間部27が設けられており、同中間部27には、第1側壁22が存在しない。このため、上記中間部27の切欠部28,29においてワイヤハーネス60A,60Bとプロテクタ10とをテープ巻きすれば、第1側壁22とワイヤハーネス60A,60Bとの間に生じる隙間に起因してテープ部材70によるワイヤハーネス60A,60Bとプロテクタ10との結束力が弱くなることがなくなる。すなわち、ワイヤハーネス60A,60Bを第2側壁23及び底壁21に密着させた状態で、同第2側壁23、底壁21、及びワイヤハーネス60A,60Bをテープ部材70によって強く結束することができる。これにより、ワイヤハーネス60A,60Bがプロテクタ10に対して位置ずれすることを抑制できる。
ただしこの場合であっても、本体20の収容空間に対してワイヤハーネス60の外径が小さいほど、テープ部材70をワイヤハーネス60に密着させる上で、底壁21の第1側壁22側の端部や第2側壁23の開口24側の端部が邪魔になり、同ワイヤハーネス60の結束力が弱くなりやすい。
図5に示すように、上記態様によれば、中間部27には、底壁21及び第2側壁23の双方が切り欠かれた切欠部28,29が設けられている。すなわち、切欠部28,29においては、底壁21の幅及び第2側壁23の高さが、底壁21及び第2側壁23のその他の部分よりも小さい。このため、テープ部材70をワイヤハーネス60に密着させる上で、底壁21の第1側壁22側の端部や第2側壁23の開口24側の端部が邪魔になりにくくなる。これにより、本体20の収容空間に対して小さい外径を有するワイヤハーネス60Aに対して、同ワイヤハーネス60Aとプロテクタ10との結束力を高めることができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)プロテクタ10は、底壁21と、底壁21の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁22及び第2側壁23とを有し、底壁21に対向する開口24を有する樋状の本体20を備えている。本体20の延在方向Yの中間位置には、底壁21及び第2側壁23によって断面L字状をなす中間部27が設けられている。中間部27には、底壁21のうち第1側壁22側の部分、及び第2側壁23のうち開口24側の部分の双方が切り欠かれた切欠部28,29が設けられている。
上記態様によれば、上述した作用を奏することによって、外径の異なる複数種類のワイヤハーネス60A,60Bに対して、プロテクタ10の延在方向の中間位置でのテープ巻きが可能となる。
(2)プロテクタ10は、本体20に第1ヒンジ44を介して連結され、開口24を開閉するカバー30を有している。カバー30は、開口24を開いた状態において中間部27から分離される。
上記態様によれば、ワイヤハーネス60がテープ巻きされた中間部27をカバー30によって保護することができる。
また、カバー30が開口24を開いた状態において同カバー30が中間部27から分離されるため、中間部27の切欠部28,29に対してテープ巻きをする際に、カバー30がテープ部材70に干渉することを抑制できる。したがって、テープ巻きを容易に行うことができる。
(3)カバー30の外面には、目印56が設けられている。
第1側壁22が設けられていないことで中間部27に形成される開口部27aを利用してワイヤハーネス60を外部に引き出すことができる。上記態様によれば、カバー30の外面に目印56が設けられているため、カバー30により開口24が閉じられている状態であっても目印56によって、外部に引き出されたワイヤハーネス60の長さを容易に測定することができる。
(4)プロテクタ付ワイヤハーネスは、プロテクタ10と、本体20内に収容され、テープ巻きされたワイヤハーネス60とを備えている。
上記態様によれば、プロテクタ10と同様な作用を奏する。したがって、プロテクタ10の延在方向Yの中間位置でのテープ巻きが可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・目印56の形状を、正三角形など別の形状に変更することもできる。
・目印56を省略することもできる。
・第1カバー部40の第1ヒンジ44を省略し、第1カバー部40及び第2側壁23が係止爪部45及びロック枠部25によって係止される構成としてもよい。この場合、カバー30と本体20とを別体に形成することができる。
・第1カバー部40と、第2カバー部50とを別体に形成することもできる。この場合、第2ヒンジ54を省略することができる。
・切欠部28及び切欠部29は、少なくとも一方が設けられている構成であればよい。
・カバー30を省略することもできる。
・図7に示すように、本体20の連結部26を省略することもできる。すなわち、ワイヤハーネス60の幹線63を本体20の延在方向Yに沿って配索しつつ、幹線63から分岐した分岐線64を、中間部27の開口部27aを通じてプロテクタ10の外部に引き出した構成とすることもできる。
上記態様によれば、第1側壁22が設けられていないことで中間部27に形成される開口部27aを利用してワイヤハーネス60の分岐線64が外部に引き出される。このため、分岐線64の基端側に位置する切欠部28,29においてワイヤハーネス60がテープ巻きされて結束される。これにより、テープ巻きによりプロテクタ10に対して分岐線64を結束させるための延出部を本体20に設ける必要がなくなる。したがって、本体20の体格が増大することを抑制できる。
X…幅方向
Y…延在方向
Z…高さ方向
10…プロテクタ
20…本体
21…底壁
22…第1側壁
23…第2側壁
24…開口
25…ロック枠部
26…連結部
27…中間部
27a…開口部
28,29…切欠部
30…カバー
31…頂壁
40…第1カバー部
42…側壁
44…第1ヒンジ
45…係止爪部
50…第2カバー部
51a…曲部
52,53…側壁
53a…延長部
54…第2ヒンジ
55…係止爪部
56…目印
60,60A,60B…ワイヤハーネス
61…電線
62…外装部材
63…幹線
64…分岐線
70…テープ部材

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスを収容する樹脂製のプロテクタであって、
    底壁と、前記底壁の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁及び第2側壁とを有し、前記底壁に対向する開口を有する樋状の本体を備え、
    前記本体の延在方向の中間位置には、前記底壁及び前記第2側壁によって断面L字状をなす中間部が設けられており、
    前記中間部には、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記開口側の部分の少なくとも一方が切り欠かれた切欠部が設けられており、
    前記切欠部は、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記本体の前記開口側の部分の双方に設けられている、
    ワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 前記本体にヒンジを介して連結され、前記開口を開閉するカバーを有し、
    前記カバーは、前記開口を開いた状態において前記中間部から分離される、
    請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 前記カバーの外面には、目印が設けられている、
    請求項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタと、
    前記本体内に収容され、前記切欠部にてテープ巻きされたワイヤハーネスと、を備える、
    プロテクタ付ワイヤハーネス。
  5. 前記ワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐線が、前記中間部を通じて前記プロテクタの外部に引き出されている、
    請求項に記載のプロテクタ付ワイヤハーネス。
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