JP7183974B2 - ワイヤハーネス用プロテクタ及びプロテクタ付ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、
[1]ワイヤハーネスを収容する樹脂製のプロテクタであって、底壁と、前記底壁の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁及び第2側壁とを有し、前記底壁に対向する開口を有する樋状の本体を備え、前記本体の延在方向の中間位置には、前記底壁及び前記第2側壁によって断面L字状をなす中間部が設けられており、前記中間部には、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記開口側の部分の少なくとも一方が切り欠かれた切欠部が設けられている。
上記態様によれば、切欠部においては、底壁の幅及び第2側壁の高さの双方が、底壁または第2側壁のその他の部分よりも小さい。このため、テープ部材をワイヤハーネスに密着させる上で、底壁の第1側壁側の端部や第2側壁の開口側の端部が邪魔になりにくくなる。これにより、本体の収容空間に対して小さい外径を有するワイヤハーネスに対して、同ワイヤハーネスとプロテクタとの結束力を一層高めることができる。
上記態様によれば、ワイヤハーネスがテープ巻きされた中間部をカバーによって保護することができる。また、カバーが開口を開いた状態において同カバーが中間部から分離されるため、中間部の切欠部に対してテープ巻きをする際に、カバーがテープ部材に干渉することを抑制できる。したがって、テープ巻きを容易に行うことができる。
第1側壁が設けられていないことで中間部に形成される開口部を利用してワイヤハーネスを外部に引き出すことができる。上記態様によれば、カバーの外面に目印が設けられているため、カバーにより開口が閉じられている状態であっても当該目印によって、外部に引き出されたワイヤハーネスの長さを容易に測定することができる。
[5]上記ワイヤハーネス用プロテクタと、前記本体内に収容され、前記切欠部にてテープ巻きされたワイヤハーネスと、を備える。この態様によれば、上記いずれか1つのワイヤハーネス用プロテクタと同様な作用を奏する。したがって、プロテクタの延在方向の中間位置でのテープ巻きが可能となる。
上記態様によれば、第1側壁が設けられていないことで中間部に形成される開口部を利用してワイヤハーネスの分岐線が外部に引き出される。このため、分岐線の基端側に位置する切欠部においてワイヤハーネスがテープ巻きされて結束される。これにより、テープ巻きによりプロテクタに対して分岐線を結束させるための延出部を本体に設ける必要がなくなる。したがって、本体の体格が増大することを抑制できる。
以下、図1~図6を参照して、一実施形態について説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
次に、プロテクタ10の構成について説明する。
図1に示すように、本体20は、底壁21と、底壁21の幅方向Xの一方側(同図の手前側)に設けられる第1側壁22と、底壁21の幅方向Xの他方側(同図の奥側)に設けられる第2側壁23とを有している。底壁21の延在方向Yの第1端には、第1側壁22及び第2側壁23が、互いに連結された連結部26が設けられている(図2参照)。
図5及び図6に示すように、中間部27は、底壁21及び第2側壁23によって断面L字状に形成されている。中間部27には、底壁21のうち第1側壁22側の部分が幅方向Xに切り欠かれた切欠部28と、第2側壁23のうち開口24側の部分が高さ方向Zに切り欠かれた切欠部29とが設けられている。すなわち、中間部27において、底壁21の幅及び第2側壁23の高さが、底壁21及び第2側壁23のその他の部分よりも小さい。
カバー30は、延在方向Yにおいて互いに隣り合う第1カバー部40及び第2カバー部50を有している。第1カバー部40と第2カバー部50とは一体形成されている。各カバー部40,50は、底壁21に対向する共通の頂壁31を有している。
次に、本実施形態の作用を図5及び図6を参照して説明する。
(1)プロテクタ10は、底壁21と、底壁21の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁22及び第2側壁23とを有し、底壁21に対向する開口24を有する樋状の本体20を備えている。本体20の延在方向Yの中間位置には、底壁21及び第2側壁23によって断面L字状をなす中間部27が設けられている。中間部27には、底壁21のうち第1側壁22側の部分、及び第2側壁23のうち開口24側の部分の双方が切り欠かれた切欠部28,29が設けられている。
また、カバー30が開口24を開いた状態において同カバー30が中間部27から分離されるため、中間部27の切欠部28,29に対してテープ巻きをする際に、カバー30がテープ部材70に干渉することを抑制できる。したがって、テープ巻きを容易に行うことができる。
第1側壁22が設けられていないことで中間部27に形成される開口部27aを利用してワイヤハーネス60を外部に引き出すことができる。上記態様によれば、カバー30の外面に目印56が設けられているため、カバー30により開口24が閉じられている状態であっても目印56によって、外部に引き出されたワイヤハーネス60の長さを容易に測定することができる。
上記態様によれば、プロテクタ10と同様な作用を奏する。したがって、プロテクタ10の延在方向Yの中間位置でのテープ巻きが可能となる。
・目印56の形状を、正三角形など別の形状に変更することもできる。
・第1カバー部40の第1ヒンジ44を省略し、第1カバー部40及び第2側壁23が係止爪部45及びロック枠部25によって係止される構成としてもよい。この場合、カバー30と本体20とを別体に形成することができる。
・切欠部28及び切欠部29は、少なくとも一方が設けられている構成であればよい。
・図7に示すように、本体20の連結部26を省略することもできる。すなわち、ワイヤハーネス60の幹線63を本体20の延在方向Yに沿って配索しつつ、幹線63から分岐した分岐線64を、中間部27の開口部27aを通じてプロテクタ10の外部に引き出した構成とすることもできる。
Y…延在方向
Z…高さ方向
10…プロテクタ
20…本体
21…底壁
22…第1側壁
23…第2側壁
24…開口
25…ロック枠部
26…連結部
27…中間部
27a…開口部
28,29…切欠部
30…カバー
31…頂壁
40…第1カバー部
42…側壁
44…第1ヒンジ
45…係止爪部
50…第2カバー部
51a…曲部
52,53…側壁
53a…延長部
54…第2ヒンジ
55…係止爪部
56…目印
60,60A,60B…ワイヤハーネス
61…電線
62…外装部材
63…幹線
64…分岐線
70…テープ部材
Claims (5)
- ワイヤハーネスを収容する樹脂製のプロテクタであって、
底壁と、前記底壁の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる第1側壁及び第2側壁とを有し、前記底壁に対向する開口を有する樋状の本体を備え、
前記本体の延在方向の中間位置には、前記底壁及び前記第2側壁によって断面L字状をなす中間部が設けられており、
前記中間部には、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記開口側の部分の少なくとも一方が切り欠かれた切欠部が設けられており、
前記切欠部は、前記底壁のうち前記第1側壁側の部分、及び前記第2側壁のうち前記本体の前記開口側の部分の双方に設けられている、
ワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記本体にヒンジを介して連結され、前記開口を開閉するカバーを有し、
前記カバーは、前記開口を開いた状態において前記中間部から分離される、
請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記カバーの外面には、目印が設けられている、
請求項2に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタと、
前記本体内に収容され、前記切欠部にてテープ巻きされたワイヤハーネスと、を備える、
プロテクタ付ワイヤハーネス。 - 前記ワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐線が、前記中間部を通じて前記プロテクタの外部に引き出されている、
請求項4に記載のプロテクタ付ワイヤハーネス。
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