JPH088391Y2 - ケースとカバーのロック構造 - Google Patents

ケースとカバーのロック構造

Info

Publication number
JPH088391Y2
JPH088391Y2 JP1989101093U JP10109389U JPH088391Y2 JP H088391 Y2 JPH088391 Y2 JP H088391Y2 JP 1989101093 U JP1989101093 U JP 1989101093U JP 10109389 U JP10109389 U JP 10109389U JP H088391 Y2 JPH088391 Y2 JP H088391Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
locking frame
case
lock piece
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989101093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0341296U (ja
Inventor
沢治 柳
正行 佐藤
充規 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1989101093U priority Critical patent/JPH088391Y2/ja
Publication of JPH0341296U publication Critical patent/JPH0341296U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH088391Y2 publication Critical patent/JPH088391Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえばワイヤーハーネス用プロテクタの
ようなケースとカバーがヒンジなどで連結されたものに
おける、ロック構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
第5図は従来のワイヤーハーネス用プロテクタの一例
を示す(実開平1−94575号公報)。1は樋状のケース
であって、その一側壁1aにカバー2の一側縁がヒンジ3
により開閉自在に連結されている。ケース1の他側壁1b
にはロック穴5を有する係止枠4が設けられ、カバー2
を閉じると、その他側縁に突設されたロック片6の爪7
がロック穴5と係合し、ロックされる構造である。Wは
ケースに収容されたワイヤーハーネスを示す。
第6図はケース1の係止枠4の部分の拡大断面図であ
り、側壁1bの端面Sと係止枠4の端面S′とが同じ高さ
に形成されている。
第7図a〜cはロック時におけるロック片6の軌跡
(変位)を示す。すなわち、カバー2はヒンジ3を中心
に回動するから、カバー2を閉じると、爪7の先端が係
止枠4の内面に斜め方向から当接し(第7図a)、側壁
1b側に押圧され、側壁1bの角部Tにロック片6の背面6a
が当たると(第7図b)、ロック片6が変位して爪7が
垂直に押し下げられ、係止枠4が爪7により外側に撓ん
でロック穴5に爪7が係入し、ロックされる(第7図
c)。図中、F1〜F3はロック片6にかかる力の方向を示
す。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のケース1とカバー2のロック構造では、そのロ
ック過程において、第7図a,bからcに移行する際に、
ロック片6の押す方向が大きく変わるために、(F1,F2
→F3)、挿入性が悪く、高い挿入力を必要とした。これ
は第6図において示されるロック片6の軌跡に対する受
け入れ寸法Aが狭かったためと考えられる。
本考案は、上記の点に着目してなされたもので、ロッ
ク片の挿入性が滑らかで、より少ない挿入力でロックで
きるケースとカバーのロック構造を提供することを課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本考案にあっては、ケー
スの一側壁にカバーの一側縁をヒンジ結合し、ケースの
該一側壁と対向する他側壁に可撓係止枠を設け、閉蓋時
において該カバーの他側縁に突設したロック片の爪が該
他側壁と該可僥係止枠間の挿入間隙内に斜状に進入して
該爪の前方の係合案内斜面が該可僥係止枠の上部におい
て内側に向けた係合案内斜面に摺接することにより該ロ
ック片が該他側壁方向に後退変位した後に垂直状に変位
しつつ移動して該可僥係止枠に係合するロック構造にお
いて、該可僥係止枠と対向する側壁部分の端面を該可撓
係止枠の上端面よりも低く設定して該ロック片の上記後
退変位を許容する拡大された斜状進入間隔を形成したこ
とを特徴とし、また、請求項(2)記載の如く、該可僥
係止枠と対向する側壁部分に該可僥係止枠内に向けて降
下する斜面を設けて該ロック片の上記後退変位を許容す
る拡大された斜状進入間隔を形成したことを特徴とす
る。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的
に説明する。
〔実施例〕
第1図に本考案によるワイヤーハーネス用プロテクタ
の斜視図、第2図に同上の係止枠部分の拡大断面図、第
3図a〜dにロック片挿入時の軌跡を示した。なお、従
来例と同等と構成部材には同一の符号を用いて説明を簡
略する。
第1,2図において、ケース1の係止枠4と対向する側
壁1bの部分1b′はその上端面Uが切欠部1cを設けること
によりさらに好ましい態様は、係止枠4の上端面U′よ
りも低く設定されている。ロック穴5の爪7と係合する
ロック面5aの高さと同じか、これよりも低く形成するこ
とである。
従って、上記側壁部分1b′と係止枠4間に形成される
ロック片6の爪7の斜状進入間隔の寸法A′は、第6図
との対比により明らかなように、A′>Aの関係にあ
り、幅広に形成される。
第3図a〜dにおいて、前記ケース1に対してカバー
2を閉じると、爪7の先端が係止枠4の内面に当接し
(第3図a)、爪7の前方の係合案内斜面7aが係止枠4
の上部において内側に向けた係合案内斜面4aに摺接し、
ロック片6は側壁部分1b′の方に押圧されて後退変位す
る。(第3図b)。
この場合のロック片6の軌跡は従来例を示す第7図a,
bと同じであるが、前記受け入れ寸法A′が広いため
に、ロック片6と側壁部分1b′間にはロック片6の後退
を許容する十分な間隔Vが残されている。
従って、第3図c,dのように、ロック片6は側壁部分1
b′による接触抵抗を殆ど受けないで変位し、その爪7
がロック穴5に係合される。
ロック片6の軌跡、すなわちロック片6に作用する力
の方向は、符号F1′,F2′…F4′に示すように、とくに
F3′とF4′間において大きな方向差が無く、滑らかな挿
入感が得られ、従来よりも少ない挿入力でロックするこ
とができる。
第3図dに示されるように、ロック片6は側壁部分1
b′と係止枠4との間に挟まれた状態にあり、ロック片
6を引き抜く方向の力Gが作用すると、爪7の後方斜面
7bがロック面5aと係合し、ロック片6にG′方向の力が
作用するので抜け出すおそれはない。
第4図に示す実施例は、係止枠4と対向する側壁部分
1b′に、係止枠4に向けて降下する斜面U″を形成した
ものである。
本実施例の場合にも、第2図の場合と同様に、側壁部
分1b′と係止枠4間にロック片6の爪7の幅広い斜状進
入間隔が形成されるから、第3図a〜dについて説明し
たのと同様の効果が得られる。
以上はワイヤーハーネスを保護するプロテクタの例に
ついて説明したが、電気接続箱とその防水カバーのよう
に、ケースに対してカバーの一方を開閉自在に連結する
タイプのロック構造として広く採用することができる。
〔考案の効果〕
上記したように、本考案は、ケースの一側壁にカバー
の一側縁をヒンジ結合し、ケースの該一側壁と対向する
他側壁に可僥係止枠を設け、閉蓋時において該カバーの
他側縁に突設したロック片の爪が該他側壁と該可僥係止
枠間の挿入間隙内に斜状に進入して該爪の前方の係合案
内斜面が該可僥係止枠の上部において内側に向けた係合
案内斜面に摺接することにより該ロック片が該他側壁方
向に後退変位した後に垂直状に変位しつつ移動して該可
僥係止枠に係合するロック構造において、該ロック片の
上記後退変位を許容する拡大された斜状進入間隔を形成
したことにより、ケースのカバーを閉じてロックする際
に、ロックの挿入性がよくなり、ロック力を変えずにロ
ックに要する挿入力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるワイヤーハーネス用プロテクタの
斜視図、 第2図は同上の係止枠の部分(ロック部分)の拡大断面
図、 第3図a〜dはそれぞれ同上のロック片挿入時の軌跡を
示す拡大断面図、 第4図は本考案の他の実施例を示す係止枠の部分の拡大
断面図、 第5図は従来のワイヤーハーネス用プロテクタの斜視
図、 第6図は同上の係止枠の部分の拡大断面図、 第7図a〜cはそれぞれ同上のロック片挿入時の軌跡を
示す拡大断面図である。 1…ケース、1a,1b…側壁、1b′…側壁部分、2…カバ
ー、3…ヒンジ、4…係止枠、5…ロック穴、6…ロッ
ク片、7…爪、U…端面、U′…(可撓枠4の)上端
面、U″…斜面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−32210(JP,U) 実公 昭63−6557(JP,Y2) 実公 昭60−2330(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの一側壁にカバーの一側縁をヒンジ
    結合し、ケースの該一側壁と対向する他側壁に可僥係止
    枠を設け、閉蓋時において該カバーの他側縁に突設した
    ロック片の爪が該他側壁と該可僥係止枠間の挿入間隙内
    に斜状に進入して該爪の前方の係合案内斜面が該可僥係
    止枠の上部において内側に向けた係合案内斜面に摺接す
    ることにより該ロック片が該他側壁方向に後退変位した
    後に垂直状に変位しつつ移動して該可僥係止枠に係合す
    るロック構造において、該可僥係止枠と対向する側壁部
    分の端面を該可撓係止枠の上端面よりも低く設定して該
    ロック片の上記後退変位を許容する拡大された斜状進入
    間隔を形成したことを特徴とするケースとカバーのロッ
    ク構造。
  2. 【請求項2】ケースの一側壁にカバーの一側縁をヒンジ
    結合し、ケースの該一側壁と対向する他側壁に可僥係止
    枠を設け、閉蓋時において該カバーの他側縁に突設した
    ロック片の爪が該他側壁と該可僥係止枠間の挿入間隙内
    に斜状に進入して該爪の前方の係合案内斜面が該可僥係
    止枠の上部において内側に向けた係合案内斜面に摺接す
    ることにより該ロック片が該他側壁方向に後退変位した
    後に垂直状に変位しつつ移動して該可僥係止枠に係合す
    るロック構造において、該可僥係止枠と対向する側壁部
    分に該可僥係止枠内に向けて降下する斜面を設けて該ロ
    ック片の上記後退変位を許容する拡大された斜状進入間
    隔を形成して成ることを特徴とするケースとカバーのロ
    ック構造。
JP1989101093U 1989-08-31 1989-08-31 ケースとカバーのロック構造 Expired - Fee Related JPH088391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989101093U JPH088391Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 ケースとカバーのロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989101093U JPH088391Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 ケースとカバーのロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0341296U JPH0341296U (ja) 1991-04-19
JPH088391Y2 true JPH088391Y2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=31650061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989101093U Expired - Fee Related JPH088391Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 ケースとカバーのロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088391Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239343A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd プロテクタ
JP6053534B2 (ja) * 2013-01-25 2016-12-27 矢崎総業株式会社 ケース

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602330U (ja) * 1983-06-17 1985-01-09 住友電気工業株式会社 一体化電線結合器
JPS6232210U (ja) * 1985-08-13 1987-02-26
JPS636557U (ja) * 1986-07-01 1988-01-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0341296U (ja) 1991-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH088391Y2 (ja) ケースとカバーのロック構造
KR200349406Y1 (ko) 탄성 버클
JP2883728B2 (ja) 錠 前
JP2583435Y2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクター
JP2695094B2 (ja) 本体と蓋体とのロック構造
JP2594799Y2 (ja) ロック構造
JPS6033853Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JP3091951B2 (ja) ホルダーのロック機構
JPS6124163Y2 (ja)
JPS5939927Y2 (ja) コンパクト
JPH0755743Y2 (ja) スライドドア装置
JPH0544947Y2 (ja)
KR900010125Y1 (ko) 카세트 테이프 수납 케이스의 잠금장치
JPH061043Y2 (ja) 薄型コンパクト容器
JPS6143366Y2 (ja)
JPH0428482Y2 (ja)
JPH0433044Y2 (ja)
JPH0670415U (ja) 噛み込み防止構造を有する電線収容プロテクタ
JPS6223370Y2 (ja)
JPS6239767Y2 (ja)
JPS6211538Y2 (ja)
JP2916578B2 (ja) 電気接続箱
JPH0451172Y2 (ja)
JPS5815310Y2 (ja) 小物用ケ−ス
JP3017474U (ja) 錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees