JP2583435Y2 - ワイヤハーネス用プロテクター - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクター

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JP2583435Y2
JP2583435Y2 JP1993061876U JP6187693U JP2583435Y2 JP 2583435 Y2 JP2583435 Y2 JP 2583435Y2 JP 1993061876 U JP1993061876 U JP 1993061876U JP 6187693 U JP6187693 U JP 6187693U JP 2583435 Y2 JP2583435 Y2 JP 2583435Y2
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JP
Japan
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side wall
lid
frame
wire harness
tip
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993061876U
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JPH0726257U (ja
Inventor
弘徳 柳本
勝彦 西村
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車内配線に使用する
ワイヤハーネス用プロテクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車内配線に使用するワイヤハ
ーネス用プロテクターは図5に示すように、ワイヤハー
ネス収納枠体10の一方の側壁10bに蓋体12を回動
自在にヒンジ結合し、他方の側壁10aに設けた係止突
起11に蓋体12の側壁12aに設けた係止突起13を
係止させて、ワイヤハーネス収納枠体10内に挿通した
ワイヤハーネス(図省略)を保護するように構成されて
いた。
【0003】また、ワイヤーハーネスを集束するプロテ
クタの本体の一方の側壁の外側面に爪を突設し、他方の
側壁にヒンジ連結した蓋の自由端の壁体に孔を設け、前
記壁体に間隔を隔てて平行にガイド壁を突設し、該ガイ
ド壁の前記壁体に相対する側面に前記孔に向けて傾斜す
るテーパー側面を形成し、蓋を本体に被せたときに、本
体の側壁を前記ガイド壁のテーパー側面により壁体とガ
イド壁の間に嵌入するようにガイドする実開昭63−1
11458号のロック構造が公知である。
【0004】また、ワイヤハーネスを組み込むプロテク
タ本体の一方の側壁にカバーをヒンジ連結し、他方の側
壁の外側面にロック突起を突設し、前記カバーの自由端
に、ロック孔を有するロック片を設けるとともに、この
ロック片に対向させて前記側壁とロック片の板厚に相当
する間隔をおいてロック保持片を設け、前記の対向し合
うロック片とロック保持片の端部側方に電線押し片と補
強片からなる電線押し部材を設け、この電線押し片に
は、カバーの一側縁に位置する部分の外端側が高く、カ
バーの内側に位置する部分の内端側に向かって低くなる
ように傾斜した傾斜面を形成し、前記のプロテクタ本体
内にワイヤーハーネスを組み込んでカバーを閉じるとき
に、はみ出た電線がロック片とロック保持片の対向間隙
に入り込まないように、電線押し片の傾斜面で電線をプ
ロテクタ本体内方へ押し戻して、カバーのロック片をプ
ロテクタ本体のロック突起に係止するようにした実開平
2−79116号のワイヤハーネスプロテクタが公知で
ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記図5に示すよう
に構成した従来のワイヤハーネス用プロテクター、成
形後の熱伸縮等によりワイヤハーネス収納枠体10の側
壁10a、10b蓋体12の側壁12aが内方に撓
で、側壁10aが矢印方向に枠体10内方に傾いた状態
になり、この状態で蓋体12を閉じると、ワイヤハーネ
ス収納枠体10の側壁10aに設けた係止突起11と蓋
体12の側壁12aに設けた係止突起13とが完全に係
止せず、使用中に蓋体12が開いてしまい、ワイヤハー
ネス収納枠体1内にワイヤハーネスを収納保護できない
という問題点があった。
【0006】また、前記実用新案出願公開のロック構造
のガイド壁のテーパー側面は、蓋を本体に被せたとき
に、本体の側壁を、壁体とガイド壁の間に挿入するよう
にガイドするものであり、このテーパー側面はガイド壁
の端面ではなく側面に形成してあるので、本体の側壁が
本体内方に傾いているいる状態の場合は、蓋を側壁上に
閉じたときに、ガイド壁の平らな下端面が本体内方に傾
いている側壁上端面に当って支えてしまい、それ以上は
蓋を閉じることができず、本体側壁を壁体とガイド壁の
間に挿入するようにガイドすることができなくなるとい
う問題点がある。
【0007】また、前記実用新案出願公開のワイヤハー
ネスプロテクタの電線押し部材は、プロテクタ本体内に
組み込んだワイヤハーネスからはみ出た電線を電線押し
片の傾斜面でプロテクタ本体内側に押し戻すものであ
り、この傾斜面は、前記のはみ出た電線を本体内方に押
し戻す方向に傾斜する傾斜面であるから、プロテクタ本
体の側壁がプロテクタ本体内方に傾いている状態の場合
は、カバーを側壁上に閉じたときに、前記のはみ出た電
線を本体内に押し戻す方向に傾斜する傾斜面が、側壁の
上端面に当たると、はみ出た電線を本体内方に押し戻す
と同時に、この側壁上端部をプロテクタ本体内方にさら
に押し込んでますます傾いてしまうことになり、カバー
を閉じることができずカバーのロック片をプロテクタ本
体のロック突起に係止することが不可能になるという問
題点がある。
【0008】本考案は前記の課題を解決し、ワイヤハー
ネス収納枠体の側壁が該枠体内方へ傾いている場合で
も、蓋体を該枠体上に閉じて係止することができるワイ
ヤハーネス用プロテクターを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本考案のワイヤハーネス用プロテクターは、ワイヤハ
ーネス収納枠体1の前面側の側壁1aの上端部外面に係
止突起2を設け、該枠体1の後面側の側壁1bに開閉自
在に蓋体3をヒンジ結合し、該蓋体3の先端から下方に
折曲した蓋体先端側壁3aの下端内面に係止突起4を設
け、前記蓋体3 の下面に突設したリブ5の下端の端面
を、前記蓋体先端側壁3a側から蓋体の後端側に向けて
下降するテーパー面5aに形成し、前記蓋体3の先端部
を前記枠体1の前面側側壁1a上に閉じて、前記枠体1
の内方に傾いた該枠体前面側の側壁1aの上端面を、前
記蓋体下面に突出するリブ5の下端面のテーパー面5a
で枠体前面側に押圧し、前記の蓋体先端側壁3aの係止
突起4を枠体前面側側壁1aの係止突起2に係止する構
成としたものである。
【0010】
【作用】ワイヤハーネス収納枠体1の開口を閉じる蓋体
3は、蓋体先端側壁3aの係止突起4が枠体1の前面側
側壁1aの係止突起2に係止して、該枠体内にワイヤハ
ーネスを保持し収納する。
【0011】蓋体3の下面に突出するリブ5の下端先端
面のテーパー面5aは、蓋体先端側壁3a側から蓋体後
端側に向け下降傾斜するテーパー面になっているので、
ワイヤハーネス収納枠体1の前面側側壁1aが枠体内方
に傾いている状態の場合に、蓋体3を閉じると、前記リ
ブ下端先端面のテーパー面5aが、前記の枠体内方に傾
いている前面側側壁1aの上端面に当たり、この側壁を
テーパー面5aが押す方向すなわち前面側側壁1aが枠
体内方に傾かない正規位置に向けて押し戻す。このよう
に前記テーパー面5aにより押されて正規位置に保持さ
れた枠体前面側の側壁1aの上端部は、蓋体3の先端側
壁3aとリブ5との間に嵌入し、枠体前面側側壁1aの
係止突起2が蓋体先端側壁3aの係止突起4に係止す
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。図1は本考案の一実施例を示す横断面図である。
において1は底面両側を上方に立ち上げて枠体前面側の
側壁1aと枠体後面側の側壁1bを形成した凹状のワイ
ヤハーネス収納枠体であり前面側の側壁1aの端外
係止突起2を設後面側の側壁1bの
体3開閉自在にヒンジ結合して設ける。
【0013】前記の蓋体3は、その先端から下方に折曲
する蓋体先端側壁3aの下端内面に係止突起4を設け、
蓋体先端側壁3aに対し間隔をおいてリブ5を蓋体下面
に突設する。前記のリブ5はその下端の端面を、図1の
ように蓋体先端側壁3a側から蓋体の後端側に向けて下
降するテーパー面5a、すなわち蓋体先端側壁3a側に
向かって上り勾配のテーパー面5aに形成する。
【0014】前記のように構成した本考案のワイヤハー
ネス用プロテクターは、自動車内に配設されるワイヤハ
ーネスをワイヤハーネス収納枠体1内に挿入し、蓋体3
を閉じて該枠体1内にワイヤハーネスを保持し収納、保
護する。
【0015】ワイヤハーネス収納枠体1の成形後の熱伸
縮等により枠体1の前面側側壁1aが撓んで枠体内方に
傾いている状態の場合は、蓋体3を閉じると、蓋体下面
に突出するリブ5の下端先端面のテーパー面5aが蓋体
先端側壁3a側から蓋体後端側に向け下降傾斜するテー
パー面になっているので、このリブ下端先端面のテーパ
ー面5aが枠体内方に傾いている前面側側壁1aの上端
面に当たってこの側壁を押し、前面側側壁1aを枠体内
方に傾かない正規位置に向けて押し戻す。このように正
規位置に押されて保持された枠体前面側の側壁1aの上
端部は、蓋体3の先端側壁3aの内面とリブ5の前面3
bとの間に嵌入し、枠体前面側側壁1aの係止突起2が
蓋体先端側壁3aの係止突起4に係止して該枠体1内に
ワイヤハーネスを収納する。
【0016】図4は、蓋体3の先端側壁3aのリブ5と
連続一体に係止リブ6を設けた実施例を示す。これは蓋
体3を閉じたときに、リブ下端先端面のテーパー面5a
により枠体内方に傾いている前面側側壁1aを正規位置
に押し戻すことは前記の実施例と同様であるが、この実
施例では、係止リブ6と蓋体先端側壁3aの間にワイヤ
ハーネス収納枠体1の前面側側壁1aの先端部を嵌合さ
せて該枠体1と蓋体3を強固に係止させる。
【0017】
【考案の効果】本考案は前記のように、ワイヤハーネス
収納枠体の前面側側壁に係止突起を設けるとともに、蓋
体の先端側壁に係止突起を設け、蓋体先端側壁の下面に
突設したリブの下端先端面を、蓋体先端側壁側から蓋体
後端側に向け下降傾斜するテーパー面に形成したので、
該枠体の前面側側壁が枠体内方に傾いている状態の場合
でも、蓋体を閉じると、リブ下端先端面のテーパー面が
該前面側側壁を正規位置に押し戻すことになり、枠体前
面側側壁の上端部を蓋体先端側壁とリブとの間に嵌入さ
せて蓋体先端側壁の係止突起を枠体前面側側壁の係止突
起に係止させることが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す横断面図
【図2】本考案の実施態様を示す横断面図
【図3】本考案の実施態様を示す横断面図
【図4】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図5】 従来のワイヤハーネス用プロテクターを示す横
断面図
【符号の説明】
1:ワイヤハーネス収納枠体 1a:前面側側壁 1b:後面側側壁 2:係止突起 3:蓋体 3a:蓋体先端 4:係止突起 5:リブ 5a:テーパー面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−79116(JP,U) 実開 昭63−111458(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 16/02 623 H02G 3/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤハーネス収納枠体1の前面側の側壁
    1aの上端部外面に係止突起2を設け、該枠体1の後面
    側の側壁1bに開閉自在に蓋体3をヒンジ結合し、該蓋
    体3の先端から下方に折曲した蓋体先端側壁3aの下端
    内面に係止突起4を設け、前記蓋体3の下面に突設した
    リブ5の下端の端面を、前記蓋体先端側壁3a側から蓋
    体後端側に向けて下降するテーパー面5aに形成し、前
    記蓋体3の先端部を前記枠体1の前面側側壁1a上に閉
    じて、該枠体1の内方に傾いた前記枠体前面側側壁1a
    の上端面を、前記蓋体下面に突出するリブ5の下端面の
    テーパー面5aで枠体前面側に押圧し、前記の蓋体先端
    側壁3aの係止突起4を枠体前面側側壁1aの係止突起
    2に係止することを特徴とするワイヤハーネス用プロテ
    クター。
JP1993061876U 1993-10-23 1993-10-23 ワイヤハーネス用プロテクター Expired - Lifetime JP2583435Y2 (ja)

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JPH0726257U JPH0726257U (ja) 1995-05-16
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