JPH062420Y2 - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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JPH062420Y2
JPH062420Y2 JP15658488U JP15658488U JPH062420Y2 JP H062420 Y2 JPH062420 Y2 JP H062420Y2 JP 15658488 U JP15658488 U JP 15658488U JP 15658488 U JP15658488 U JP 15658488U JP H062420 Y2 JPH062420 Y2 JP H062420Y2
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JP
Japan
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lock
cover
wire
protector body
protector
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JP15658488U
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隆悦 及川
亨 佐々木
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、ワイヤハーネスを収容するワイヤハーネス
用プロテクタに関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車内に配線されるワイヤハーネス用のプロテ
クタとして例えば第8図(a)に示すものが知られてい
る。図中符号100はプロテクタ本体で、底壁110と
側壁120、130により断面ほぼU字状に形成されて
いる。また、図中符号200は平板状のカバーで、一方
の側壁120の上端部にヒンジ140を介して開閉可能
に取付けられている。また、300はロック機構で、プ
ロテクタ本体100の他方の側壁130の上端外面に設
けたロック突起310と、カバー200の開閉端側の端
縁に設けられてロック突起310を係止するロック孔3
20を有したロック片330と、カバー200の内面に
側壁130の板厚に相当する間隔をもって設けたロック
保持片340とから構成されている。
上記プロテクタにワイヤハーネスを組み込むには、カバ
ー200を開いてワイヤハーネスAをプロテクタ本体1
00内に収容し、そして第8図(b)に示すようにカバ
ー200を閉じてロック突起310にロック孔320を
係止させる。このとき、ロック保持片340が側壁13
0のロック突起310が設けられた上端部分をプロテク
タ本体100の内部側より支えて、ロック孔320とロ
ック突起310との係止が容易に外れないようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記プロテクタでは、カバー200を閉
じてロック孔320をロック突起310に係止する際、
第8図(c)に示すように、プロテクタ本体100の上
端開口部側に盛り上がったワイヤハーネスAの電線A
の一部が、ロック片330とロック保持片340との間
の隙間に入り込むおそれがあった。そして、電線A
ロック片330とロック保持片340との間の隙間に入
り込んでしまうと、ロック孔320をロック突起310
に係止することが出来なくなるため、電線Aをロック
片330とロック保持片340との間の隙間から取り除
く作業が必要となり、組み込み作業の能率が低下する問
題があった。
この考案は上記従来技術の問題点を解消するもので、そ
の目的とするところは、ロック機構に電線が入り込ま
ず、ワイヤハーネスの組み込み作業能率を向上させるこ
とが可能なワイヤハーネス用プロテクタを提供すること
である。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためのこの考案のワイヤハーネス用
プロテクタでは、プロテクタ本体と、このプロテクタ本
体に開閉可能に連結されたカバーとを具備し、ロック機
構によりカバーをプロテクタ本体にロックするように構
成したワイヤハーネス用プロテクタにおいて、前記カバ
ーのロック機構の近傍に、ロック時にワイヤハーネスの
電線を前記プロテクタ本体内側に押す電線押し部材を設
け、また前記プロテクタ本体に、カバーロック時に電線
押し部材が入る逃げ部を設けてなり、前記電線押し部材
の頂部を前記ロック機構の頂部よりも高く形成すると共
に、この電線押し部材の頂部は、前記プロテクタ本体の
内側に向って低くなるよう傾斜せしめたことを特徴とし
ている。
この考案で「ロック機構」は、例えばプロテクタ本体の
外側面にロック突起を設け、またカバーの側縁にロック
突起に係止するロック孔を有したロック片を設け、さら
にカバーのロック片の内側にプロテクタ本体の内部から
ロック突起を設けた側壁部分を支えてロック状態を保持
するロック保持片を設けて構成したものの他に、ロック
保持片のないロック機構等も含まれる。
(作用) プロテクタ本体内にワイヤハーネスを収容してカバーを
閉じると、ロック機構によりカバーがプロテクタ本体に
ロックされる。このとき、カバーに設けた電線押し部材
がワイヤハーネスの電線をプロテクタ本体内側に押し
て、カバー側に設けたロック機構に電線が入り込むのを
防止する。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図(a)、(b)はこの考案のワイヤハ
ーネス用プロテクタの一実施例を示している。図中符号
10はプロテクタ本体で、底壁11と側壁12、13に
より断面ほぼU字状に形成され、一方の側壁12上端部
にヒンジ14を介して平板状のカバー20が開閉可能に
連結されている。
プロテクタ本体10の他方の側壁13の上端外面には、
ロック突起31が設けられている。また、カバー20の
自由端部、すなわちカバー20を閉じたとき側壁13側
に位置する一側縁には、ロック突起31に係止するロッ
ク孔32を有したロック片33が設けられている。さら
に、カバー20の内面には、ロック片と側壁13の板厚
に相当する間隔をおいて対向するようにロック保持片3
4が設けられている。これらロック突起31、ロック片
33、ロック保持片34によりカバー20をプロテクタ
本体10にロックするロック機構30が構成されてい
る。
ここで、カバー20側に設けられたロック機構30(ロ
ック片33、ロック保持片34)の両側位置には、ロッ
ク機構30に接近した状態で電線押し部材40がそれぞ
れ設けられている。この電線押し部材40は、ワイヤハ
ーネスAの電線Aがロック片33とロック保持片34
との間の隙間に入り込むのを防止すると共に、電線A
をプロテクタ本体10内側に押し戻す電線押し片41
と、この電線押し片41を補強する補強片42とから構
成されている。
電線押し片41は、ロック片33やロック保持片34よ
りも高く形成されており、外端側(カバー20の一側縁
に位置する部分)が高く、内端側(カバー20の内側に
位置する部分)に向かって低くなるように傾斜した傾斜
面41aを有している。また、補強片42は、電線押し
片41の内端側と連続してカバー20の一側縁と平行に
延びている。なお、傾斜面41aとしては、第4図
(a)に示すように直線的に傾斜する形状のもの以外
に、同図(b)に示すように外端側が特に突出した形状
のものや、同図(c)に示す円弧状に窪んだ形状のもの
でもよい。ワイヤハーネスAの電線Aをプロテクタ本
体10内側に押し込む点からみれば、第4図(b)に示
す形状の傾斜面41aが好ましい。
また、プロテクタ本体10側に設けられたロック機構3
0(ロック突起31)の両側位置には、カバー20を閉
じる時に電線押し片41が入る逃げ部としての切欠部5
0が設けられている。なお、この切欠部50の代わり
に、第5図に示すように、点線押し片41を収容する逃
げ部51を形成してもよい。
次に上記プロテクタにワイヤハーネスAを組み込む場合
を説明する。
カバー20を開き(第2図(a)参照)、ワイヤハーネ
スAをプロテクタ本体10内に収容して(同図(b)参
照)、カバー20を閉じるが(同図(c)参照)、この
ときプロテクタ本体10からはみ出たワイヤハーネスA
の電線Aの一部がロック片33とロック保持片34と
の間の隙間に入り込もうとしても、電線押し片41が押
し退けてこれを防止する(第3図(a)参照)。そし
て、電線押し片41の傾斜面41aが、カバー20を閉
じる過程でプロテクタ本体10からはみ出たワイヤハー
ネスAの電線Aをプロテクタ本体10内側に押し戻す
(同図(b)参照)。
これにより、ワイヤハーネスAの電線Aがロック機構
30(ロック片33とロック保持片34との間)に入り
込むようなことがなく、ロック孔32にロック突起31
が係止して、カバー20がプロテクタ本体10にロック
される。そして、ロック保持片34が、側壁13のロッ
ク突起31が設けられた部分をプロテクタ本体10の内
部から支えて、ロックが外れないようにする。
したがって、従来技術の如く、ロック機構(ロック片と
ロック保持片との間)に入り込んだワイヤハーネスAの
電線Aを取り除くようなことをしなくても済み、組み
込み作業能率が格段と向上する。
第6図及び第7図はこの考案の他の実施例を示してい
る。
第6図に示す実施例では、プロテクタ本体10の長さ方
向に適宜間隔をおいて二箇所にロック突起31が設けら
れ、またカバー20にも同様に前記ロック突起31に対
応した二箇所にロック片33、ロック保持片34が設け
られている。そして、プロテクタ本体10側のロック機
構(ロック突起31)の両側位置にそれぞれ切欠部50
が設けられ、またカバー20側のロック機構30(ロッ
ク片33、ロック保持片34)の両側位置にもそれぞれ
電線押し部材40が設けられている。
また、第7図に示す実施例では、第6図に示す実施例と
同様に二箇所にロック機構30が設けられているが、電
線押し部材40と切欠部50についてはロック機構30
の両側ではなく片側に設けられている。
上記実施例では、いずれもカバー20側のロック機構3
0としてロック片33とロック保持片34を設けた場合
を示したが、ロック保持片34を設けない場合でもよ
い。ロック片33のみの場合でも、プロテクタ本体10
からはみ出たワイヤハーネスAの電線Aがロック片3
3の内側に入り込んで、ロック突起31とのロックを阻
止することがあるので、電線押し部材40でこのような
電線Aを押し退ける必要がある。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、カバーのロック
機構の近傍に、電線押し部材を設け、この電線押し部材
の頂部を前記ロック機構の頂部よりも高く形成すると共
に、この電線押し部材の超部を、前記プロテクタ本体の
内側に向って低くなるよう傾斜せしめたから、ロック時
に、ワイヤハーネスの電線をプロテクタ本体内側に押し
てロック機構に入り込まないようにすることができ、ワ
イヤハーネスの組み込み作業能率を大幅に向上すること
ができる。またプロテクタ本体に、カバーロック時に電
線押し部材が入る逃げ部を設けたので、カバーのロック
時において電線押し部材が邪魔にならず、カバーのロッ
クを円滑かつ確実化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図(a)、(b)はこの考案の一実施例
を示し、第1図は斜視図、第2図(a)、(b)、
(c)はワイヤハーネスを組み込む作業を説明する斜視
図、第3図(a)、(b)は同拡大横断面図であり、ま
た第4図(a)、(b)、(c)は傾斜面の他の実施例
を示す部分拡大側面図であり、また第5図は収容部の他
の実施例を示す斜視図であり、また第6図及び第7図は
他の実施例を示す斜視図であり、また第8図(a)、
(b)、(c)は従来技術を示し、同図(a)、(b)
はワイヤハーネスを組み込む作業を説明する斜視図、同
図(c)は同拡大横断面図である。 10……プロテクタ本体 20……カバー 30……ロック機構 40……電線押し部材 50、51……逃げ部(切欠部50、逃げ部51)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロテクタ本体と、このプロテクタ本体に
    開閉可能に連結されたカバーとを具備し、ロック機構に
    よりカバーをプロテクタ本体にロックするように構成し
    たワイヤハーネス用プロテクタにおいて、 前記カバーのロック機構の近傍に、ロック時にワイヤハ
    ーネスの電線を前記プロテクタ本体内側に押す電線押し
    部材を設け、また前記プロテクタ本体に、カバーロック
    時に電線押し部材が入る逃げ部を設けてなり、前記電線
    押し部材の頂部を前記ロック機構の頂部よりも高く形成
    すると共に、この電線押し部材の頂部を、前記プロテク
    タ本体の内側に向って低くなるよう傾斜せしめたことを
    特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
JP15658488U 1988-12-02 1988-12-02 ワイヤハーネス用プロテクタ Expired - Lifetime JPH062420Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15658488U JPH062420Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 ワイヤハーネス用プロテクタ

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JP15658488U JPH062420Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 ワイヤハーネス用プロテクタ

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JPH0279116U JPH0279116U (ja) 1990-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2583435Y2 (ja) * 1993-10-23 1998-10-22 古河電気工業株式会社 ワイヤハーネス用プロテクター

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JPH0279116U (ja) 1990-06-18

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