JP2533146Y2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2533146Y2
JP2533146Y2 JP1991070890U JP7089091U JP2533146Y2 JP 2533146 Y2 JP2533146 Y2 JP 2533146Y2 JP 1991070890 U JP1991070890 U JP 1991070890U JP 7089091 U JP7089091 U JP 7089091U JP 2533146 Y2 JP2533146 Y2 JP 2533146Y2
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wall
locking
protector
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end surface
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一郎 安江
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線束が収容されるプ
ロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、実開平1−96716号公報
で提案されたプロテクタ1が示されている。同図におい
てプロテクタ1は、プロテクタ本体3と、このプロテク
タ本体3を閉止する蓋体5と、この蓋体5をプロテクタ
本体3に保持する係止手段7とで構成されている。な
お、図1にはプロテクタ1の一部分を示した。
【0003】上記プロテクタ本体3は、底部9と、この
底部9の両側から同方向に屈曲形成された一対の側壁1
1とで構成されている。また、蓋体5は、側壁11間を
覆う閉止部13と、この閉止部13の両側から同方向に
屈曲形成されて側壁11の両側に係止される一対の係止
壁15とで構成されている。さらに、係止手段7は、係
止壁15及び閉止部13に形成された係止穴17と、側
壁11に形成されて係止穴17に係止され、斜面19a
を有する係止突起19とで構成されている。
【0004】上記プロテクタ1に図示しない電線を収容
する場合には、底部9上に電線を載置した後、蓋体5の
閉止部13で側壁11間を閉止する。そして、図6に示
す如く係止穴17内に係止突起19を挿入して、蓋体5
をプロテクタ本体3に保持する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
如く、電線を収容したプロテクタ1が車両に取り付けら
れる場合、ボディ上の床面29から係止壁15の下端面
15aまでの距離L1が短いと、床面29上に異物(床
面29が屈曲した凸部あるいは、床面29上に固定され
ている部材等)21が係止15の下端面15aに当接
し、係止壁15が押し上げられて、係止突起19が係止
穴17から外れてしまうという問題がある。
【0006】そこで、図8に示す如く実開平2−978
19号公報で、係止穴24を有する可撓性係止アーム2
6の下端面26aの下部に側壁23から保護部材25を
突設させたプロテクタ27が提案されている。このプロ
テクタ27によれば、保護部材25により、床面29上
の異物21により可撓性係止アーム26が押し上げられ
ることがなくなり、不用意に係止穴24から係止突起1
9が外れないようになっている。
【0007】しかしながら、このプロテクタ27では、
保護部材25と可撓性係止アーム26の下端面との間に
隙間31があるので、この隙間31に異物が挿入し、プ
ロテクタ27を移動させる際に、異物により可撓性係止
アーム26が押し上げられて、係止穴24から係止突起
19が不用意に外れる恐れがある。従って、蓋体をプロ
テクタ本体に確実に保持することが出来なかった。
【0008】そこで本考案は、蓋体を確実にプロテクタ
本体に保持することが出来るプロテクタを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案では、係止穴の周囲の係止壁を側壁に沿って延設
して挿入部を形成し、この挿入部の下端面に対向して側
壁から係止突起と同方向に突設されて挿入部の下端面の
少なくとも一部を覆う横壁と、この横壁の先端から側壁
に沿って係止突起側へ延設されて挿入部の下端面と横壁
との間を覆う縦壁とからなる保護壁を備えたことを特徴
としている。
【0010】
【作用】本考案によれば、プロテクタ本体内に電線束を
収容し、プロテクタ本体の上部開口を蓋体の閉止部で覆
い、係止突起を係止穴に挿入した状態では、係止壁の延
設された挿入部の下端面が横壁により覆われ、この横壁
と下端面との間が縦壁により覆われる。例えば、車両の
床上にプロテクタを取り付ける場合、異物が床上にあっ
ても、この異物は、横壁により挿入部の下端面に当接す
ることがなく、また、縦壁により挿入部の下端面と横壁
との間に挿入することがない。これにより、異物が挿入
部に直接当接して、係止壁を撓ませることがないので、
係止穴から係止突起が不用意に外れることがない。従っ
て、蓋体をプロテクタ本体に確実に保持することが出来
る。
【0011】
【実施例】次に本考案に係るプロテクタの実施例につい
て説明する。なお図5に示す従来のプロテクタ1と同構
成部分については図面に同符号を付して重複した説明を
省略する。
【0012】図1に示す如く、本実施例のプロテクタ3
3のプロテクタ本体3の側壁11の底部9側からは、略
L字状の保護壁35が係止突起19を挟んで両側に突設
されている。この保護壁35は側壁11の底部9側から
係止突起19と同方向に突設された横壁35aと、この
横壁35aの先端から側壁11に沿って係止突起19側
へ延設された縦壁35bとからなる。
【0013】一方、蓋体5の係止壁15には、係止穴1
7の周囲の係止壁15を側壁11に沿って延設した挿入
部37が形成されている。そして、係止突起19が係止
穴17に係止されると、挿入部37の下端面15aの一
部は上記横壁35aと対向し、この横壁35aにより覆
われる。さらに、挿入部37と横壁35aとの間が上記
縦壁35bにより覆われる。
【0014】蓋体5で側壁11間を閉止するには、挿入
部37を係止突起19の斜面19aに当接させて蓋体5
をプロテクタ本体3に向けて押圧し、係止壁15を斜面
19aに沿って移動させて強制的に撓ませる。さらに蓋
体5をプロテクタ本体3に向けて押圧すると、係止壁1
5の挿入部37は係止突起19を乗り越えて、図2に示
す如く、係止突起19が係止穴17に挿入され、保護壁
35と側壁11との間に挿入される。これにより、蓋体
5は、プロテクタ本体3の保持される。
【0015】上記の状態から、例えば車両のボディにプ
ロテクタ33を取り付ける場合、床面29上に異物21
があっても、図3に示す如く、係止壁15の挿入部37
の下端面15aに対向して横壁35aがあるので、挿入
部37に不用意に外力が付与されることがない。これに
より、係止壁15が外力により不用意に撓むことがない
ので係止穴17から係止突起19が外れることがない。
【0016】また、挿入部37の下端面15aと横壁3
5aとの間は縦壁35bにより覆われているので、挿入
部37の下端面15aと横壁35aとの間に異物が挿入
されることがなく、挿入部37の下端面15aに不用意
に外力が付与されることがない。従って、係止壁15が
外力により撓むことがないので、係止穴17から係止突
起19が外れることがない。
【0017】また、係止壁15が側壁11から離れる方
向に撓もうとしても、縦壁35bにより規制されるの
で、係止穴17への係止突起19の係止状態保持するこ
とができ、蓋体5のプロテクタ本体3への保持力を向上
させることが出来る。
【0018】なお、本実施例では、保護壁35を係止突
起19の両側にそれぞれ形成したが、これに限定される
ものではなく、保護壁35の数、位置については、係止
壁15の下端面15aの少なくとも一部が覆われる位置
であればいずれの位置でも良い。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るプロテ
クタでは、係止穴の周囲の係止壁を側壁に沿って延設し
て挿入部を形成し、この挿入部の下端面に対向した横壁
とこの横壁と挿入部の下端面との間を覆う縦壁とからな
る保護壁を設けたので、横壁により異物が挿入部の下端
面に当接することがなく、また縦壁により挿入部の下端
面と横壁との間に挿入することがない。これにより、異
物が挿入部に直接当接して、係止壁を不用意に撓ませる
ことがないので、係止穴から係止突起が不用意に外れる
ことがなく、蓋体をプロテクタ本体に確実に保持するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプロテクタの実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1のII−II線に沿って切断した断面図で
ある。
【図3】図1のIII−III線に沿って切断した断面
図である。
【図4】係止壁に設けた挿入部を示す正面図である。
【図5】従来のプロテクタを示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿って切断した断面図で
ある。
【図7】図5のVII−VII線に沿って切断した断面
図である。
【図8】従来の他のプロテクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
3 プロテクタ本体 5 蓋体 7 係止手段 9 底部 11 一対の側壁 15 係止壁 15a 下端面 33 プロテクタ 35 保護壁 35a 横壁 35b 縦壁 37 挿入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁とこの底壁の両側から同方向に屈曲
    形成された一対の側壁とからなり長手方向の両側及び上
    部が開口したプロテクタ本体と、 前記プロテクタ本体の上部開口を閉鎖する閉止部とこの
    閉止部の両側から同方向に屈曲形成されて前記上部開口
    を閉止部が覆った状態で前記一対の側壁間の外側で前記
    各側壁にそれぞれ対向する可撓性の一対の係止壁とから
    なる蓋体と、 少なくとも一方の前記係止壁に設けられた係止穴とこの
    係止穴が設けられた前記係止壁に対向する前記側壁から
    プロテクタ本体の幅方向に沿って前記一対の側壁間の外
    方へ向けて突設されて前記係止穴に係止される係止突起
    とからなる係止手段とを備えたプロテクタであって、 前記係止穴の周囲の前記係止壁を前記側壁に沿って延設
    して挿入部を形成し、この挿入部の下端面に対向して
    側壁から前記係止突起と同方向に突設されて前記挿入
    部の下端面の少なくとも一部を覆う横壁と、この横壁の
    先端から前記側壁に沿って前記係止突起側へ延設されて
    前記挿入部の下端面と前記横壁との間を覆う縦壁とから
    なる保護壁を備えたことを特徴とするプロテクタ。
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