JP2528097Y2 - 組付体の係止構造 - Google Patents

組付体の係止構造

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JP2528097Y2
JP2528097Y2 JP1990122392U JP12239290U JP2528097Y2 JP 2528097 Y2 JP2528097 Y2 JP 2528097Y2 JP 1990122392 U JP1990122392 U JP 1990122392U JP 12239290 U JP12239290 U JP 12239290U JP 2528097 Y2 JP2528097 Y2 JP 2528097Y2
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敏祐 勝又
隆悦 及川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤハーネスプロテクタやコネクタブロ
ック等(組付体)の係止構造に係り、捩じり力等が作用
した際の係止部の外れや破損を防止したものである。
〔従来の技術〕
第11図は、実開昭64-12420号に開示された従来の係止
構造を用いたワイヤハーネスプロテクタを示すものであ
る。
該ワイヤハーネスプロテクタ16は、合成樹脂により形
成され、本体17と蓋体18とをヒンジ19で連繋し、該本体
17に雄係止部20、蓋部18に雌係止部21を設けてなるもの
である。該雄係止部20の両側には、凹溝22を形成し、雌
係止部21には、該凹溝22に対応する係合リブ23を突出し
て形成してある。
第12図は、蓋部18を閉止して前記雄係止部20に雌係止
部21を嵌合した状態を示す、第11図の矢視X図である。
ここで、雌係止部21の係合リブ23は雄係止部20側の凹
溝22に嵌合しているから、蓋18の横(矢印イ)方向に外
力が作用した際に、該係合リブ23と凹溝22は相互に当接
して、係止部20,21のロック外れを阻止する。
しかしながら、上記従来の係止構造にあっては、過大
な捩じり力等が加わって、本体17に直交(矢印ロ)方向
の押圧力が作用した場合には、本体17が撓んで、係止部
20,21のロック外れを起こす危険性があった。また、こ
の雌係止部21の形状では、強度的に弱く、蓋部18を閉止
していない状態で係止部21が蓋部18より突出しているた
めに、搬送時に外力により破損したり、ワイヤハーネス
配索時に、係止部21にワイヤハーネスが引っ掛かかり、
係止部21が変形したり破損したりすることがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記した点に鑑み、過大な捩じり力等が加
わった場合でも、ロック外れを起こさず、また、強度的
にも優れた係止構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一方の組付体
に、係止突起を有する雄係止部を設け、他方の組付体
に、該係止突起を係合可能な枠状の雌係止部を設けた組
付体の係止構造において、前記一方の組付体の側壁に一
対のスリットを設けて、該一対のスリットの間に前記雄
係止部を構成し、前記他方の組付体に、該側壁に対する
当接後壁を形成し、該一対のスリットに係合可能な一対
の係合リブを該当接後壁から垂設し、該一対の係合リブ
の前側に前記雌係止部を一体に形成して成る第一の構
造、及び、一方の組付体に、係止突起を有する雄係止部
を設け、他方の組付体に、該係止突起を係合可能な枠状
の雌係止部を設けた組付体の係止構造において、前記一
方の組付体の側壁に前記雄係止部を対向して設け、該側
壁と該雄係止部との間に、該側壁と該雄係止部とを連結
する係合リブを一体に設け、該側壁と該雄係止部との間
に進入可能な前記他方の組付体の側壁に、該係合リブを
係合可能なスリットを形成して成る第二の構造をそれぞ
れ採用する。
〔作用〕
雄係止部と雌係止部との嵌合は、リブとスリットとを
係合させて行われる。そして、横方向の外力は該リブと
スリットとの係合により、直交方向の外力は壁部相互の
当接により受け止められ、一方の係止部がリブにより補
強されていることも相まって、係止部の外れや破損が防
止される。
〔実施例〕 第1図は、本考案に係る係止構造(第一実施例)を用
いたワイヤハーネスプロテクタを示す分解斜視図であ
る。
該ワイヤハーネスプロテクタ1は合成樹脂により形成
され、本体(一方の組付体)2の両側壁3,3の長手方向
適宜位置に複数の雄係止部4を設けると共に、蓋体(他
方の組付体)5の両側に、該雄係止部4に対する雌係止
部6を設けている。
第2図は、該係止部4,6(第1図のA部)の拡大図を
示すものである。
すなわち、本体2の側壁3に対し、該側壁3の上端か
ら垂下方向に二条の平行なスリット7,7を設けると共
に、該二条のスリット7,7によって形成された突片8の
外面側に、上向きの傾斜面9aを有する係止突起9を設け
て、雄係止部4を形成している。また、該スリット7の
上端開口に対する突片8の先端角部と側壁3の角部とに
は、夫々面取を施して上向き傾斜面10を形成してある。
一方、蓋体5の側端には、前記雄係止部4に対する枠
片状の雌係止部6を設けると共に、該雌係止部6の垂直
辺部6aに対し、内面側に、前記スリット7,7に対する一
対の係合リブ11,11を延設し、さらに、該係合リブ11,11
に対し、直交方向に、前記本体2の側壁3に対する当接
後壁12を連成してある。該係合リブ11は、前記垂直辺部
6aよりも短く設定して、該垂直辺部6aの先端方に可撓性
を持たせてあり、また、該垂直辺部6aの先端部には、前
記係止突起9に対する下向き傾斜面6bを形成してある。
また、該係合リブ11,11の間には、前記雄係止部4を挿
通する孔13及び、該係合リブ11と蓋5の上壁部5aとで囲
まれた挿通スペース14を形成している。また、該係合リ
ブ11によって雌係止部6は充分な強度を有している。
そして、蓋5の閉止に際しては、雌係止部6の下向き
傾斜面6を係止突起9の上向き傾斜面9aに当接し押圧す
ることにより、該雌係止部6の先端方が撓みつつ、係合
リブ11がスリット7に案内されて進入し、スムーズに嵌
合するのである(第3図に嵌合後の状態を示す)。な
お、第2図で、挿通孔13(挿通スペース14)の奥行を広
く設定して、雄係止部4自体を撓ませて進入させること
も可能である。
第4図は、蓋5を閉止した状態のワイヤハーネスプロ
テクタ1を示すものてあり、該プロテクタ1に過大な捩
じり力等が加わって、横(矢印イ)方向及び直交(矢印
ロ)方向に力が作用した場合には、第5図(a)(b)
に示すように、その影響を防ぐことができる。
すなわち、第5図(a)は、横(矢印イ)方向の力が
作用した場合であり、蓋5の係合リブ11と本体2の雄係
止部4側面とが相互に当接してズレを防ぎ、ロック外れ
を阻止するのである。図で、12は、当接後壁を示す。第
5図(b)は、直交(矢印ロ)方向の押力が作用した場
合であり、当接後壁12が、本体2の側壁3背面を支えて
該側壁3の撓みを防ぐから、雄係止部4が変形せず、ロ
ック外れを阻止できるのである。また、蓋5の閉止時に
おいて、外力が雌係止部6に加わった場合においても、
該係止部6は、係合リブ11並びに当接後壁12により強固
に固定してあるため、破損することがない。
第6図は、上記係止構造の変形例を示すものであり、
雄係止部4′の突片8′を側壁3′の上端面よりも上に
突出させると共に、雌係止部6′側の上壁部5a(第2図
参照)を切欠開口15してある。従って、係止部4′,6′
を相互に嵌合するに際して、該突片8′が、雌係止部
6′側の挿通孔13′に対するガイドとなって、よりスム
ーズに嵌合できるのである。第7図は、嵌合後の状態を
示すものである。なお、係合リブ11′や当接後壁12′の
効果は、先の実施例の場合と同様である。
なお、本実施例においては、本体2の側壁3に二条の
スリット7,7を設けて雄係止部4を形成したが、スリッ
ト7は一条でも可能であり、その場合、係合リブ11は、
一対ではなく一本とするものである。
第8図は、本考案に係る係止構造(第二実施例)を用
いたコネクタブロックとケースを示す分解斜視図であ
る。
該コネクタブロック(一方の組付体)25は、合成樹脂
製のブロック本体26の内部に、外部コネクタ27に対する
複数の端子28を有する接続部29を設けたものであり、該
ブロック本体26の両側壁30,30には、一対の雄係止部31,
31を設けてある。また、ケース(他方の組付体)32は、
同様に合成樹脂で形成され、両側壁33,33の外面に、前
記雄係止部31,31に対する一対の雌係止部34,34を設け
て、前記コネクタブロック25を上方から該両側壁33,33
に沿わせて挿着させる。なお、該ケース32は、図示しな
い下カバーに合体されて車両等に組付けられる。
第9図は、上記係止構造を示す第8図のB部拡大図で
ある。
すなわち、ブロック本体26の側壁30には、外向きの係
止突起35を有する逆L字状の前記雄係止部31を突設する
と共に、該側壁30と該雄係止部31の内面とを上下方向に
連携する一条のリブ36を設けてある。該リブ36は、雄係
止部31の中央位置に設けられ、リブ先端36aは円弧状に
面取りされている。また、ケース32の側壁33には、枠片
状の前記雌係止部34を設けると共に、前記リブ36に係合
される一条のスリット37を該雌係止部34に対向して設け
てある。該スリット37の上部開口37aにはテーパ面取37b
を施し、側壁33の上縁には、前記雄係止部31の基片31a
に対する係合溝38を設けてある。そして、第8図のよう
に、ケース32にコネクタブロック25を挿入することによ
り、雄係止部31が雌係止部34内に差し込まれる。
第10図は、上記係止構造の嵌合状態を示す第9図のC
−C相当断面図であり、雄係止部31側のリブ36が雌係止
部34側のスリット37に係合すると共に、該雄係止部31の
係止突起35が、雌係止部34(枠片34a)と、該スリット3
7で分割された側壁33とを若干撓ませて、該雌係止部34
内に進入し、枠片34aの下端に係止される。ここで、ケ
ース32の側壁33は、スリット37で分割されているから直
交(矢印ロ)方向に撓み易く、雄係止部31の挿入が容易
である。
そして、リブ36がスリット37に係合しているから、横
方向(第9図の矢印イ方向)の外力を受け止めることが
でき、また、直交方向(第10図の矢印ロ方向)の外力に
対しては、雄係止部31がケース32の側壁33に当接すると
共に、該雄係止部31がリブ36により補強されているか
ら、係止部31,34の外れや破損が防止されるのである。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案によれば、リブがスリットに係合
して横方向のずれを阻止すると共に、壁部が相互に当接
して直交方向の撓みを阻止するから、一方の係止部がリ
ブにより補強されていることも相まって、過大な捩じり
力等が作用した場合でも、係止部の外れや破損を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の係止構造(第一実施例)を用いたワイ
ヤハーネスプロテクタを示す分解斜視図、 第2図は第一実施例を示す第1図のA部拡大図、 第3図は同じく嵌合状態を示す斜視図、 第4図はワイヤハーネスプロテクタの蓋を閉止した状態
を示す斜視図、 第5図(a)(b)は係止構造の作用説明図、 第6図は変形例を示す分解斜視図、 第7図は同じく嵌合状態を示す斜視図、 第8図は本考案の係止構造(第二実施例)を用いたコネ
クタブロックとケースを示す分解斜視図、 第9図は第二実施例を示す第8図のB部拡大図、 第10図は嵌合状態を示す第9図のC−C相当断面図、 第11図は従来例を示す斜視図、 第12図は第11図の矢視X図(要部平面図)である。 2……本体、3,30,33……側壁、4,31……雄係止部、5
……蓋、6,34……雌係止部、7,37……スリット、11,36
……リブ、12……当接後壁、25……コネクタブロック、
32……ケース。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の組付体に、係止突起を有する雄係止
    部を設け、他方の組付体に、該係止突起を係合可能な枠
    状の雌係止部を設けた組付体の係止構造において、前記
    一方の組付体の側壁に一対のスリットを設けて、該一対
    のスリットの間に前記雄係止部を構成し、前記他方の組
    付体に、該側壁に対する当接後壁を形成し、該一対のス
    リットに係合可能な一対の係合リブを該当接後壁から垂
    設し、該一対の係合リブの前側に前記雌係止部を一体に
    形成して成ることを特徴とする組付体の係止構造。
  2. 【請求項2】一方の組付体に、係止突起を有する雄係止
    部を設け、他方の組付体に、該係止突起を係合可能な枠
    状の雌係止部を設けた組付体の係止構造において、前記
    一方の組付体の側壁に前記雄係止部を対向して設け、該
    側壁と該雄係止部との間に、該側壁と該雄係止部とを連
    結する係合リブを一体に設け、該側壁と該雄係止部との
    間に進入可能な前記他方の組付体の側壁に、該係合リブ
    を係合可能なスリットを形成して成ることを特徴とする
    組付体の係止構造。
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