JP2950203B2 - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents
ワイヤハーネス用プロテクタInfo
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- JP2950203B2 JP2950203B2 JP7178565A JP17856595A JP2950203B2 JP 2950203 B2 JP2950203 B2 JP 2950203B2 JP 7178565 A JP7178565 A JP 7178565A JP 17856595 A JP17856595 A JP 17856595A JP 2950203 B2 JP2950203 B2 JP 2950203B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス用
プロテクタに関し、特に、プロテクタ本体の上部開口部
を、上記プロテクタ本体にスライド可能に設けた蓋で閉
鎖するようにしたものである。
プロテクタに関し、特に、プロテクタ本体の上部開口部
を、上記プロテクタ本体にスライド可能に設けた蓋で閉
鎖するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すように、ワイヤハーネ
スW/Hが挿通されるワイヤハーネス用プロテクタ40
は、プロテクタ本体41と蓋42とから構成されてい
る。上記プロテクタ本体41は樋形状で、その上端開口
を蓋42で外嵌して閉鎖する形状とされている。プロテ
クタ本体41と蓋42とは、プロテクタ本体41の両側
壁43、44の長さ方向の両端部近傍に設けられたロッ
ク部45a、45b、45c、45dに、蓋42の両側
壁46、47の下端面に設けたロック爪48a、48
b、48c、48dを係合してロックするようにされて
いる。
スW/Hが挿通されるワイヤハーネス用プロテクタ40
は、プロテクタ本体41と蓋42とから構成されてい
る。上記プロテクタ本体41は樋形状で、その上端開口
を蓋42で外嵌して閉鎖する形状とされている。プロテ
クタ本体41と蓋42とは、プロテクタ本体41の両側
壁43、44の長さ方向の両端部近傍に設けられたロッ
ク部45a、45b、45c、45dに、蓋42の両側
壁46、47の下端面に設けたロック爪48a、48
b、48c、48dを係合してロックするようにされて
いる。
【0003】上記構成からなるワイヤハーネス用プロテ
クタ40では、図10に示すように、プロテクタ本体4
1の上部開口部41aからワイヤハーネスW/Hを構成
する多数本の電線wを挿入した後、蓋42を上方からか
ぶせ、ロック爪48a〜dをプロテクタ本体41のロッ
ク部45a〜dに係合して、蓋42で上部開口部41a
を閉鎖している。
クタ40では、図10に示すように、プロテクタ本体4
1の上部開口部41aからワイヤハーネスW/Hを構成
する多数本の電線wを挿入した後、蓋42を上方からか
ぶせ、ロック爪48a〜dをプロテクタ本体41のロッ
ク部45a〜dに係合して、蓋42で上部開口部41a
を閉鎖している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上方から
蓋42をプロテクタ本体41にかぶせて、挿入した電線
を押し下げて蓋42を閉じるため、電線wが上部開口部
41aから盛り上っていた場合、蓋42がしめにくく、
蓋42のロック爪48a〜48dをプロテクタ本体41
のロック部45a〜45dに係合することが困難とな
り、作業性が低下するという問題点があった。
蓋42をプロテクタ本体41にかぶせて、挿入した電線
を押し下げて蓋42を閉じるため、電線wが上部開口部
41aから盛り上っていた場合、蓋42がしめにくく、
蓋42のロック爪48a〜48dをプロテクタ本体41
のロック部45a〜45dに係合することが困難とな
り、作業性が低下するという問題点があった。
【0005】また、電線wの一部が上部開口部41aの
側方からはみ出ている場合、ロック爪48a〜48dが
電線wを噛み込みやすい。さらに、ロック爪48a〜4
8dは、係合時及びワイヤハーネス用プロテクタ40の
搬送時等に破損しやすく、その場合には、蓋42がプロ
テクタ本体41から外れる問題点があった。
側方からはみ出ている場合、ロック爪48a〜48dが
電線wを噛み込みやすい。さらに、ロック爪48a〜4
8dは、係合時及びワイヤハーネス用プロテクタ40の
搬送時等に破損しやすく、その場合には、蓋42がプロ
テクタ本体41から外れる問題点があった。
【0006】さらにまた、上記ロック爪48a〜d及び
ロック部45a〜dは、複数形成されるので、これらを
全て係合する作業に手数がかかり、また、これらは複雑
な形状からなっているので、プロテクタ本体41及び蓋
42の成形金型が複雑化するので製造コストの上昇につ
ながるという問題点があった。
ロック部45a〜dは、複数形成されるので、これらを
全て係合する作業に手数がかかり、また、これらは複雑
な形状からなっているので、プロテクタ本体41及び蓋
42の成形金型が複雑化するので製造コストの上昇につ
ながるという問題点があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解決すべく
なされたもので、蓋をプロテクタに簡単かつ確実に取り
付けることができるワヤハーネス用プロテクタを提供す
ることを目的としている。
なされたもので、蓋をプロテクタに簡単かつ確実に取り
付けることができるワヤハーネス用プロテクタを提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1で、多数の電線群からなるワイ
ヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該プ
ロテクタ本体の上部開口部を閉鎖する蓋とを備え、上記
プロテクタ本体の両側壁の上端より、長さ方向の全長に
わたって外方へ突出するガイド板部を突設とガイド板部
の先端から下方へ折り曲げられた屈曲部を突設し、少な
くとも一方の屈曲部の長さ方向の一端にストッパーリブ
を突設する一方、上記蓋の両側面の下端より、長さ方向
の全長にわたって内方へ突出するスライド板部と該スラ
イド板部の先端から上方へ折り曲げられた垂直板部を設
け、前記スライド板部と垂直板部とが前記ガイド板部と
前記屈曲部に外嵌されて、蓋がプロテクタ本体の長さ方
向にスライドするようにされており、少なくとも一方の
蓋の側壁の前記ストッパーリブに対向する位置に、スト
ッパーリブと係止するストッパー穴を設けていることを
特徴とするワイヤハーネス用プロテクタを提供してい
る。
に、本発明は、請求項1で、多数の電線群からなるワイ
ヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該プ
ロテクタ本体の上部開口部を閉鎖する蓋とを備え、上記
プロテクタ本体の両側壁の上端より、長さ方向の全長に
わたって外方へ突出するガイド板部を突設とガイド板部
の先端から下方へ折り曲げられた屈曲部を突設し、少な
くとも一方の屈曲部の長さ方向の一端にストッパーリブ
を突設する一方、上記蓋の両側面の下端より、長さ方向
の全長にわたって内方へ突出するスライド板部と該スラ
イド板部の先端から上方へ折り曲げられた垂直板部を設
け、前記スライド板部と垂直板部とが前記ガイド板部と
前記屈曲部に外嵌されて、蓋がプロテクタ本体の長さ方
向にスライドするようにされており、少なくとも一方の
蓋の側壁の前記ストッパーリブに対向する位置に、スト
ッパーリブと係止するストッパー穴を設けていることを
特徴とするワイヤハーネス用プロテクタを提供してい
る。
【0009】上記構成からなるワイヤハーネス用プロテ
クタでは、プロテクタ本体の上部開口部からワイヤハー
ネスをプロテクタ本体に挿入した後、プロテクタ本体の
ガイド板部に、蓋のスライド板部を外嵌し、上記蓋をプ
ロテクタ本体の長さ方向に沿ってスライドさせ、ガイド
板部のストッパーリブを蓋のストッパー穴に係止して、
蓋で上部開口部を閉鎖する。したがって、プロテクタ本
体の上部開口部からワイヤハーネスがはみ出ている場合
であっても、蓋のスライドによりワイヤハーネスは上部
開口部の中央に寄せられるためワイヤハーネスが確実に
プロテクタ本体に挿入される。
クタでは、プロテクタ本体の上部開口部からワイヤハー
ネスをプロテクタ本体に挿入した後、プロテクタ本体の
ガイド板部に、蓋のスライド板部を外嵌し、上記蓋をプ
ロテクタ本体の長さ方向に沿ってスライドさせ、ガイド
板部のストッパーリブを蓋のストッパー穴に係止して、
蓋で上部開口部を閉鎖する。したがって、プロテクタ本
体の上部開口部からワイヤハーネスがはみ出ている場合
であっても、蓋のスライドによりワイヤハーネスは上部
開口部の中央に寄せられるためワイヤハーネスが確実に
プロテクタ本体に挿入される。
【0010】上記蓋の長さ方向の一端の上面よりスライ
ド補助用リブを突設し、プロテクタ本体のガイド板部に
蓋のスライド部を外嵌してスライドさせる時に、上記ス
ライド補助用リブを引張機に連結して蓋を引っ張るよう
にしてもよい。このように、プロテクタ本体のガイド板
部に蓋のスライド部を外嵌してスライドさせる時、蓋に
突設した補助用リブを引張機に連結して蓋を引張ると、
蓋をスライドさせる作業の効率を高く維持することがで
きる。
ド補助用リブを突設し、プロテクタ本体のガイド板部に
蓋のスライド部を外嵌してスライドさせる時に、上記ス
ライド補助用リブを引張機に連結して蓋を引っ張るよう
にしてもよい。このように、プロテクタ本体のガイド板
部に蓋のスライド部を外嵌してスライドさせる時、蓋に
突設した補助用リブを引張機に連結して蓋を引張ると、
蓋をスライドさせる作業の効率を高く維持することがで
きる。
【0011】また、本発明は、多数の電線群からなるワ
イヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該
プロテクタ本体の上部開口部を閉鎖する蓋とを備え、上
記プロテクタ本体の両側壁の上端より、長さ方向の全長
にわたって外方へ突出するガイド板部を突設し、少なく
とも一方のガイド板部の長さ方向の一端にストッパーリ
ブを突設する一方、上記蓋の両側面の下端より、長さ方
向の全長にわたって内方へ突出する嵌合部を設け、蓋の
側面と前記嵌合部が前記ガイド板部に外嵌されて、蓋が
プロテクタ本体の長さ方向にスライドするようにされて
おり、少なくとも蓋の上面の前記ストッパーリブに対向
する位置に、ストッパーリブと係止するストッパー穴を
設けていることを特徴とするワイヤハーネス用プロテク
タを提供している。
イヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該
プロテクタ本体の上部開口部を閉鎖する蓋とを備え、上
記プロテクタ本体の両側壁の上端より、長さ方向の全長
にわたって外方へ突出するガイド板部を突設し、少なく
とも一方のガイド板部の長さ方向の一端にストッパーリ
ブを突設する一方、上記蓋の両側面の下端より、長さ方
向の全長にわたって内方へ突出する嵌合部を設け、蓋の
側面と前記嵌合部が前記ガイド板部に外嵌されて、蓋が
プロテクタ本体の長さ方向にスライドするようにされて
おり、少なくとも蓋の上面の前記ストッパーリブに対向
する位置に、ストッパーリブと係止するストッパー穴を
設けていることを特徴とするワイヤハーネス用プロテク
タを提供している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るワ
イヤハーネス用プロテクタ1を示している。このプロテ
クタ1は、樹脂で一体成形した樋形状のプロテクタ本体
2と、上記プロテクタ本体2の上部開口部2aを閉鎖す
る蓋3とで構成されている。
の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るワ
イヤハーネス用プロテクタ1を示している。このプロテ
クタ1は、樹脂で一体成形した樋形状のプロテクタ本体
2と、上記プロテクタ本体2の上部開口部2aを閉鎖す
る蓋3とで構成されている。
【0013】上記プロテクタ本体2は、底板4の両端に
側壁5、6を立設したもので、側壁5、6の上端部を、
プロテクタ本体2の外方に所定幅折り曲げるようにして
ガイド板部7、8が形成され、さらに、上記ガイド板部
7、8の端部から所定幅の隔てた部分を下方に折り曲げ
て折曲部7a、8aが形成されている。上記側壁5、
6、ガイド板部7、8及び折曲部7a、8aで形成され
た空間を嵌合部7b、8bとしている。さらに、上記折
曲部7aの一端側には楔形状のストッパーリブ9が形成
されている(図2参照)。
側壁5、6を立設したもので、側壁5、6の上端部を、
プロテクタ本体2の外方に所定幅折り曲げるようにして
ガイド板部7、8が形成され、さらに、上記ガイド板部
7、8の端部から所定幅の隔てた部分を下方に折り曲げ
て折曲部7a、8aが形成されている。上記側壁5、
6、ガイド板部7、8及び折曲部7a、8aで形成され
た空間を嵌合部7b、8bとしている。さらに、上記折
曲部7aの一端側には楔形状のストッパーリブ9が形成
されている(図2参照)。
【0014】上記蓋3は、天板10の両端に側壁11、
12を立設したもので、側壁11、12の下端部から所
定幅隔てた部分を蓋3の内方に曲げるようにして上記天
板10と平行な面からなるスライド板部13、14が形
成されている。さらに、このスライド板部13、14の
端部から所定幅隔てた部分を上方に折り曲げるようにし
て垂直板部13a、14aが形成されている。上記側壁
11の一端側には、上記プロテクタ本体2に形成された
ストッパーリブ9が係止されるストッパー穴16が形成
されている。
12を立設したもので、側壁11、12の下端部から所
定幅隔てた部分を蓋3の内方に曲げるようにして上記天
板10と平行な面からなるスライド板部13、14が形
成されている。さらに、このスライド板部13、14の
端部から所定幅隔てた部分を上方に折り曲げるようにし
て垂直板部13a、14aが形成されている。上記側壁
11の一端側には、上記プロテクタ本体2に形成された
ストッパーリブ9が係止されるストッパー穴16が形成
されている。
【0015】上記構成からなるワイヤハーネス用プロテ
クタ1に、ワイヤハーネスW/Hを構成する多数本の電
線wを挿入するには、図3に示すように、プロテクタ本
体2の上部開口部2aの上方から電線wを挿入する。次
に、蓋3のストッパー穴16が形成されている側の垂直
板部13a、14aを、ストッパーリブ9が形成されて
いない側のプロテクタ本体2の嵌合部7b、8bにそれ
ぞれ挿入しながら、蓋3の天板10の内面がガイド板部
7、8に載置されるように蓋3をスライドさせる。スト
ッパーリブ9でストッパー穴16を係止したところで、
スライド動作を停止して、蓋3で上部開口部2aを閉鎖
して、プロテクタ1の組み立てを終了する。
クタ1に、ワイヤハーネスW/Hを構成する多数本の電
線wを挿入するには、図3に示すように、プロテクタ本
体2の上部開口部2aの上方から電線wを挿入する。次
に、蓋3のストッパー穴16が形成されている側の垂直
板部13a、14aを、ストッパーリブ9が形成されて
いない側のプロテクタ本体2の嵌合部7b、8bにそれ
ぞれ挿入しながら、蓋3の天板10の内面がガイド板部
7、8に載置されるように蓋3をスライドさせる。スト
ッパーリブ9でストッパー穴16を係止したところで、
スライド動作を停止して、蓋3で上部開口部2aを閉鎖
して、プロテクタ1の組み立てを終了する。
【0016】このようにして、ワイヤハーネスW/Hを
構成する多数本の電線wは、プロテクタ1に挿入される
が、プロテクタ本体2に挿入された電線wが上部開口部
2aから盛り上がった状態であっても、蓋3のスライド
によりワイヤハーネスW/Hがプロテクタ本体に無理な
く押し込まれるので、確実に蓋3をプロテクタ本体2に
取り付けることができる。なお、垂直板部13a、14
aと嵌合部7b、8bとのはめあいに余裕がある場合
は、ストッパー穴16及びストッパーリブ9を折曲部8
a及び側壁12に形成することが望ましく、はめあいが
きつい場合は折曲部7a及び側壁11にストッパー穴1
6及びストッパーリブ9を形成しなくてもよい。
構成する多数本の電線wは、プロテクタ1に挿入される
が、プロテクタ本体2に挿入された電線wが上部開口部
2aから盛り上がった状態であっても、蓋3のスライド
によりワイヤハーネスW/Hがプロテクタ本体に無理な
く押し込まれるので、確実に蓋3をプロテクタ本体2に
取り付けることができる。なお、垂直板部13a、14
aと嵌合部7b、8bとのはめあいに余裕がある場合
は、ストッパー穴16及びストッパーリブ9を折曲部8
a及び側壁12に形成することが望ましく、はめあいが
きつい場合は折曲部7a及び側壁11にストッパー穴1
6及びストッパーリブ9を形成しなくてもよい。
【0017】図4に示すワイヤハーネス用プロテクタ2
0は、側壁5、6の上端部を、プロテクタ本体2の外方
に所定幅折り曲げるようにしてガイド板部21、22を
形成している。このガイド板部21、22が嵌合するよ
うに、蓋3の側壁23、24の下端部から所定幅隔てた
部分を蓋3の内方に曲げるようにして嵌合部25、26
が形成されている。
0は、側壁5、6の上端部を、プロテクタ本体2の外方
に所定幅折り曲げるようにしてガイド板部21、22を
形成している。このガイド板部21、22が嵌合するよ
うに、蓋3の側壁23、24の下端部から所定幅隔てた
部分を蓋3の内方に曲げるようにして嵌合部25、26
が形成されている。
【0018】蓋3の天板10の長手方向の一端側にはス
トッパー穴27が形成されている。一方、ストッパーリ
ブ28を、ガイド板部21の上面を切り欠いて形成した
板バネ29及び、この板バネ29の端部に上方に突出し
て形成した係止片29aで構成し、図5に示すように、
蓋3で上部開口部2aを閉鎖した状態でストッパー穴2
7に上記係止片29aを係止するようにしてもよい。
トッパー穴27が形成されている。一方、ストッパーリ
ブ28を、ガイド板部21の上面を切り欠いて形成した
板バネ29及び、この板バネ29の端部に上方に突出し
て形成した係止片29aで構成し、図5に示すように、
蓋3で上部開口部2aを閉鎖した状態でストッパー穴2
7に上記係止片29aを係止するようにしてもよい。
【0019】また、上記ストッパーリブ28は、図6に
示すように、蓋が嵌合してくる側に緩やかな傾斜面28
aもつ山形の突出片で形成してもよい。
示すように、蓋が嵌合してくる側に緩やかな傾斜面28
aもつ山形の突出片で形成してもよい。
【0020】図7に示すワイヤハーネス用プロテクタ3
0は、上述したワイヤハーネス用プロテクタ1の蓋3の
天板10に、略T字型のスライド補助用リブ31を取り
付けている。該スライド補助用リブ31を図示しない引
張機にバンド等の連結手段を引っかけて連結し、上記引
張機でスライド補助用リブ31を引っ張り、蓋3をスラ
イドさせるようにしている。
0は、上述したワイヤハーネス用プロテクタ1の蓋3の
天板10に、略T字型のスライド補助用リブ31を取り
付けている。該スライド補助用リブ31を図示しない引
張機にバンド等の連結手段を引っかけて連結し、上記引
張機でスライド補助用リブ31を引っ張り、蓋3をスラ
イドさせるようにしている。
【0021】上記スライド補助用リブ31は、引張側と
反対側に補強リブ31aを付設して天板10と接続し、
補強するようにしている。さらに、上記スライド補助用
リブ31は上述した形状に限るものでなく、図8に示す
ように、断面がL字型であってもよい。
反対側に補強リブ31aを付設して天板10と接続し、
補強するようにしている。さらに、上記スライド補助用
リブ31は上述した形状に限るものでなく、図8に示す
ように、断面がL字型であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係るワイヤハーネス用プロテクタでは、プロテクタ
本体のガイド板部に、蓋のスライド板部を外嵌し、上記
蓋をプロテクタ本体の長さ方向に沿ってスライドさせて
プロテクタ本体の上部開口部を閉鎖するので、電線が上
部開口部から盛り上がった状態でプロテクタ本体に挿入
されている場合であっても、蓋のスライドにしたがって
電線がプロテクタ本体に押し込まれていき、スムーズに
蓋の閉鎖作業を行うことができる。
1に係るワイヤハーネス用プロテクタでは、プロテクタ
本体のガイド板部に、蓋のスライド板部を外嵌し、上記
蓋をプロテクタ本体の長さ方向に沿ってスライドさせて
プロテクタ本体の上部開口部を閉鎖するので、電線が上
部開口部から盛り上がった状態でプロテクタ本体に挿入
されている場合であっても、蓋のスライドにしたがって
電線がプロテクタ本体に押し込まれていき、スムーズに
蓋の閉鎖作業を行うことができる。
【0023】また、電線が上部開口部から側方にはみ出
ている場合も同様に、蓋のスライドに従って、はみ出し
ている電線がプロテクタ本体の中央に寄せられるので、
蓋とプロテクタ本体との間に電線が噛み込むことなく、
蓋をプロテクタ本体に取り付けることができる。
ている場合も同様に、蓋のスライドに従って、はみ出し
ている電線がプロテクタ本体の中央に寄せられるので、
蓋とプロテクタ本体との間に電線が噛み込むことなく、
蓋をプロテクタ本体に取り付けることができる。
【0024】さらに、蓋をプロテクタ本体に取り付けた
状態では、ワイヤハーネス用プロテクタの搬送時等にお
いては、プロテクタ本体のガイド板部及び蓋のスライド
板部の全体に応力が加わるので、上記ガイド板部及びス
ライド板部が破損して蓋がプロテクタ本体から外れるこ
とはない。また、従来のワイヤハーネス用プロテクタの
ように複数のロック爪及びロック部を形成する必要がな
いので、プロテクタ本体に蓋を取り付ける作業が容易で
あり、プロテクタ本体及び蓋の成形金型を単純化するこ
とができるので製造コストの低減が図れる。
状態では、ワイヤハーネス用プロテクタの搬送時等にお
いては、プロテクタ本体のガイド板部及び蓋のスライド
板部の全体に応力が加わるので、上記ガイド板部及びス
ライド板部が破損して蓋がプロテクタ本体から外れるこ
とはない。また、従来のワイヤハーネス用プロテクタの
ように複数のロック爪及びロック部を形成する必要がな
いので、プロテクタ本体に蓋を取り付ける作業が容易で
あり、プロテクタ本体及び蓋の成形金型を単純化するこ
とができるので製造コストの低減が図れる。
【0025】また、蓋に突設した補助用リブを引張機に
連結する場合には、プロテクタ本体の容量にほぼ等しい
本数のワイヤハーネスが挿入され、ワイヤハーネスと蓋
とが接触する場合でも、蓋のスライドが容易に行える。
このように、蓋をスライドさせる作業を引張機で行うの
で作業効率を高いまま長時間にわたって維持することが
できる。
連結する場合には、プロテクタ本体の容量にほぼ等しい
本数のワイヤハーネスが挿入され、ワイヤハーネスと蓋
とが接触する場合でも、蓋のスライドが容易に行える。
このように、蓋をスライドさせる作業を引張機で行うの
で作業効率を高いまま長時間にわたって維持することが
できる。
【図1】 本発明に係るワイヤハーネス用プロテクタの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 本発明に係るワイヤハーネス用プロテクタと
ワイヤハーネスの斜視図である。
ワイヤハーネスの斜視図である。
【図4】 第2の実施の形態に係るワイヤハーネス用プ
ロテクタの斜視図である。
ロテクタの斜視図である。
【図5】 第2の実施の形態に係るワイヤハーネス用プ
ロテクタのストッパーリブとストッパー穴との係止状態
を示す部分断面図である。
ロテクタのストッパーリブとストッパー穴との係止状態
を示す部分断面図である。
【図6】 第3の実施の形態に係るワイヤハーネス用プ
ロテクタの斜視図である。
ロテクタの斜視図である。
【図7】 第4実施の形態に係るワイヤハーネス用プロ
テクタとワイヤハーネスの斜視図である。
テクタとワイヤハーネスの斜視図である。
【図8】 第5の実施の形態に係るワイヤハーネス用プ
ロテクタの蓋の斜視図である。
ロテクタの蓋の斜視図である。
【図9】 従来のワイヤハーネス用プロテクタの斜視図
である。
である。
【図10】 従来のワイヤハーネス用プロテクタとワイ
ヤハーネスの斜視図である。
ヤハーネスの斜視図である。
1…ワイヤハーネス用プロテクタ 2…プロテクタ本体 2a…上部開口部 3…蓋 5、6…側壁 7、8…ガイド板部 7a、8a…折曲部 7b、8b…嵌合部 9…ストッパーリブ 13、14…スライド板部 16…ストッパー穴 W/H…ワイヤハーネス
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の電線群からなるワイヤハーネスを
挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該プロテクタ本体
の上部開口部を閉鎖する蓋とを備え、上記プロテクタ本体の両側壁の上端より、長さ方向の全
長にわたって外方へ突出するガイド板部を突設とガイド
板部の先端から下方へ折り曲げられた屈曲部を突設し、
少なくとも一方の屈曲部の長さ方向の一端にストッパー
リブを突設する一方、 上記蓋の両側面の下端より、長さ方向の全長にわたって
内方へ突出するスライド板部と該スライド板部の先端か
ら上方へ折り曲げられた垂直板部を設け、前記スライド
板部と垂直板部とが前記ガイド板部と前記屈曲部に外嵌
されて、蓋がプロテクタ本体の長さ方向にスライドする
ようにされており、少なくとも一方の蓋の側壁の前記ス
トッパーリブに対向する位置に、ストッパーリブと係止
するストッパー穴を設けていることを特徴とする ワイヤ
ハーネス用プロテクタ。 - 【請求項2】 上記蓋の長さ方向の一端の上面よりスラ
イド補助用リブを突設し、プロテクタ本体のガイド板部
に蓋のスライド板部を外嵌してスライドさせる時に、上
記スライド補助用リブを引張機に連結して蓋を引っ張る
構成としている請求項1に記載のワイヤハーネス用プロ
テクタ。 - 【請求項3】 多数の電線群からなるワイヤハーネスを
挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該プロテクタ本体
の上部開口部を閉鎖する蓋とを備え、 上記プロテクタ本体の両側壁の上端より、長さ方向の全
長にわたって外方へ突出するガイド板部を突設し、少な
くとも一方のガイド板部の長さ方向の一端にストッパー
リブを突設する一方、 上記蓋の両側面の下端より、長さ方向の全長にわたって
内方へ突出する嵌合部を設け、蓋の側面と前記嵌合部が
前記ガイド板部に外嵌されて、蓋がプロテクタ本体の長
さ方向にスライドするようにされており、少なくとも蓋
の上面の前記ストッパーリブに対向する位置に、ストッ
パーリブと係止するストッパー穴を設けていることを特
徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7178565A JP2950203B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP7178565A JP2950203B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
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ID=16050710
Family Applications (1)
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JP7178565A Expired - Fee Related JP2950203B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
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-
1995
- 1995-07-14 JP JP7178565A patent/JP2950203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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