JP5986142B2 - 配線ガイド装置 - Google Patents
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Description
前記係合手段が、
前記第1ガイド部材に形成された第1係止部と、
前記第2ガイド部材に形成された第2係止部と、
前記第1、第2ガイド部材の一方に形成された被案内部と、
前記第1、第2ガイド部材の他方に形成され、前記被案内部ひいては前記一方のガイド部材を前記軸線方向の第1相対位置領域から第2相対位置領域へ相対的に案内する案内部と、を含み、
前記第1相対位置領域では、前記第1、第2係止部どうしが前記軸線方向に離れ、かつ前記被案内部と前記案内部どうしが前記軸線方向の任意の相対位置において前記対向方向に係合解除可能に係合し、
前記第2相対位置領域では、前記第1、第2係止部どうしが前記対向方向に相対移動不能に係止されることを特徴とする。
この配線ガイド装置を組み立てる際は、まず第1ガイド部材及び第2ガイド部材どうしを、第1相対位置領域内の任意の相対位置になるようにしたうえで前記対向方向に近づけて係合させればよい。これら第1ガイド部材及び第2ガイド部材どうしをはじめから厳密に位置合わせする必要がない。その際、第1ガイド部材及び第2ガイド部材の間に配線を配置しておくことで、配線挿通空間に配線が通された状態にすることができる。続いて、第1ガイド部材及び第2ガイド部材どうしを軸線方向に相対移動させて第2相対位置領域にする。これによって、第1係止部及び第2係止部どうしを係止させることができる。このようにして、配線ガイド装置を簡単に組み立てることができる。配線の先端の接続ピースが配線挿通空間に挿通不能な大きさであっても、配線挿通空間に配線を通した状態にできる。
前記第1係止部が、前記被案内部を兼ね、かつ前記受入凹部に対して前記軸線方向に摺動可能かつ前記対向方向に係合解除可能に受け入れられることが好ましい。
これによって、組み立ての際は、第1係止部を受入凹部の延び方向の任意の位置に嵌め込めばよく、第1、第2ガイド部材どうしを簡単に組み付けることができる。第1係止部が被案内部を兼ねることで、第1係止部とは別の被案内部を第1ガイド部材に設ける必要が無く、第1ガイド部材の構造を簡素化できる。
これによって、組み立てに際して、第1係止部を受入凹部に嵌めるとき、第1ガイド部材が第2ガイド部材に対して幅方向にずれていた場合、第1係止部が案内斜面に当たって案内されることによって前記ずれを矯正することができる。したがって、第1ガイド部材及び第2ガイド部材をはじめから幅方向に厳密に位置合わせしたうえで第1係止部を受入凹部に嵌め込む必要が無く、組み立て作業を一層簡単化できる。
前記第2係止部が、前記係止凹部の内面を画成する係止面を有して前記係止凹部に設けられていることが好ましい。
これによって、第1係止部を、受入凹部から係止凹部へ案内することで第2係止部にスムーズに係止することができる。また、第2係止部が案内部の内部に設けられるため、配線ガイド装置をコンパクトにできる。
前記係止面は、前記第2ガイド部材における前記端面と交差するとともに前記幅方向に対して前記第1ガイド部材とは反対側へ傾いていることが好ましい。
第1鍔部を机などの設置対象の表側面に引っ掛けることで、配線ガイド装置を配線挿通穴に安定的に装着できる。この第1鍔部に第1係止部を設けることによって、第1係止部が、前記装着の邪魔になったり、配線をガイドする邪魔になったりするのを回避できる。また、第1係止部は、配線挿通穴内に配置されることがないから、寸法を大きくして強度を確保できる。
更に、前記第2ガイド部材の前記軸線方向の一端部には径方向外側へ突出する第2鍔部が形成され、前記第2鍔部の周方向の端部には前記第1係止部と前記軸線方向に突き当たるストッパ部が形成されていることが好ましい。これによって、第1係止部の第2相対位置領域における終端位置を規制して、第1ガイド部材及び第2ガイド部材どうしの軸線方向の位置を揃えることができる。
図1(a)及び図12(d)に示すように、机2(設置対象)の上板2aに配線挿通穴2bが形成されている。配線挿通穴2bは、上板2aを上下に貫通している。この配線挿通穴2bに配線ガイド装置1が装着されている。配線ガイド装置1ひいては配線挿通穴2bに、たとえばLANケーブル3(配線)が通されている。LANケーブル3の先端にはコネクタ3c(接続ピース)が設けられている。図1(b)に示すように、コネクタ3cがパソコン4(接続対象)に接続されている。
また、第2係止部23及び案内部24は、ガイド本体1xの内部(外周面と内周面との間)に収まっている。
図8(a)及び(b)に示すように、第1ガイド部材10及び第2ガイド部材20の間にLANケーブル3を挟むようにして、これら第1ガイド部材10及び第2ガイド部材20どうしを対向させる。また、第1ガイド部材10を第2ガイド部材20に対して軸線方向Zの下方にずらし、第1係止部13を第2ガイド部材20の中間部24cと下端部との間の高さに位置させる。その状態で、第1ガイド部材10及び第2ガイド部材20どうしを対向方向Xに接近させる。すると、図8(c)及び(d)に示すように、第1ガイド部材10の幅方向Wの両側の第1係止部13,13が、それぞれ対応する受入凹部25に受け入れられる。受入凹部25の軸線方向Zの任意の位置に第1係止部13が入り込むようにすればよいから、第1ガイド部材10及び第2ガイド部材20どうしを軸線方向Zに厳密に位置合わせしたうえで互いに対向方向Xに接近させる必要がなく、第1ガイド部材10及び第2ガイド部材20どうしの位置合わせを簡単化できる。
第1係止部13は、配線挿通穴2b内に配置されることがないから、寸法を大きくして強度を確保できる。
また、第1係止部13が案内部23に対する被案内部を兼ねているから、第1係止部13とは別の被案内部を第1ガイド部材10に設ける必要が無い。したがって、第1ガイド部材10の構造を簡素化できる。
例えば、配線ガイド装置1の形状は任意に改変でき、円筒形状に限られず、例えば角筒形状などであってもよい。
第1係止部13が軸線方向Zに突出する凸部であり、第2係止部23が軸線方向Zに凹んだ凹部又は孔部であってもよい。第1係止部13が凹部であり、第2係止部23が凸部であってもよい。
第2係止部23が、案内部24の内部にではなく、案内部24から離れて設けられていてもよい。
案内部24が、第2ガイド部材20の外周部に代えて内周部に設けられていてもよく、第1係止部13(被案内部)が第2ガイド部材10の内周側に受け入れられるようになっていてもよい。この場合の案内斜面25aは、端面21eに向かうにしたがって幅方向Wの外側へ傾いていることが好ましい。
受入凹部25が第2本体部21の上側部に設けられ、第2係止部23及び係止凹部26が第2本体部21の下側部に設けられていてもよい。第1ガイド部材10を第2ガイド部材20に対して下方へスライドさせることで、ガイド部材10,20どうしが第1相対位置領域から第2相対位置領域へ移行するようになっていてもよい。
第1係止部13が被案内部を兼ねておらず、第1ガイド部材10に、第1係止部13とは別の被案内部が設けられていてもよい。
第1ガイド部材10に案内部が軸線方向Zへ延びるように形成され、第2ガイド部材20に被案内部が設けられていてもよい。
案内部が軸線方向Zへ延びる凸条部であり、被案内部が、上記凸条部に対して対向方向Xに着脱可能に嵌る凹部であってもよい。
一対の係合手段1c,1cは、必ずしも対称である必要はない。例えば、片側の係合手段1cについては上記実施形態と同様に構成されているのに対して、反対側の係合手段1cについては、第2ガイド部材20に、係止部13と同様の凸部が形成され、この凸部が被案内部を兼ねた第2係止部となっており、かつ第1ガイド部材10に、案内部24と同様の凹溝状の案内部が形成され、この案内部の内部に係止部23と同様の隆起状の第1係止部が形成されていてもよい。
配線ガイド装置1の設置対象は、机2に限られず、台、棚、壁等であってもよい。
配線ガイド装置1の設置面は、上向きの水平面に限られず、鉛直面であってもよく、斜面であってもよい。
配線は、LANケーブル3に限られず、電源コード、電話線などであってもよい。
配線の接続対象は、パソコン4に限られず、電話機、プリンター、その他の各種機器であってもよい。
X 対向方向
Z 軸線方向
1 配線ガイド装置
1a 配線挿通空間
1c 係合手段
2 机(設置対象)
2b 配線挿通穴
10 第1ガイド部材(一方のガイド部材)
11 第1本体部
12 第1鍔部
13 第1係止部(被案内部)
20 第2ガイド部材(他方のガイド部材)
21e 端面(第1ガイド部材と対向する端面)
23 第2係止部
23a 係止面
24 案内部
25 受入凹部
25a 案内斜面
26 係止凹部
Claims (5)
- 設置対象に形成された配線挿通穴に装着される第1ガイド部材及び第2ガイド部材を備え、前記第1ガイド部材及び第2ガイド部材が、互いの間に軸線方向に貫通する配線挿通空間を画成するようにして前記軸線方向と直交する対向方向に対向され、かつ前記第1、第2ガイド部材の前記軸線方向及び前記対向方向と直交する幅方向における前記配線挿通空間を挟んで両側には、これら第1ガイド部材及び第2ガイド部材どうしを互いに係合する係合手段が設けられた配線ガイド装置において、
前記係合手段が、
前記第1ガイド部材に形成された第1係止部と、
前記第2ガイド部材に形成された第2係止部と、
前記第1、第2ガイド部材の一方に形成された被案内部と、
前記第1、第2ガイド部材の他方に形成され、前記被案内部ひいては前記一方のガイド部材を前記軸線方向の第1相対位置領域から第2相対位置領域へ相対的に案内する案内部と、を含み、
前記第1相対位置領域では、前記第1、第2係止部どうしが前記軸線方向に離れ、かつ前記被案内部と前記案内部どうしが前記軸線方向の任意の相対位置において前記対向方向へ着脱可能に係合し、
前記第2相対位置領域では、前記第1、第2係止部どうしが前記対向方向に相対移動不能に係止されることを特徴とする配線ガイド装置。 - 前記案内部が、前記第2ガイド部材に前記軸線方向へ延びるように形成された受入凹部を含み、前記第2係止部が前記受入凹部と前記軸線方向に並ぶように設けられており、
前記第1係止部が、前記被案内部を兼ね、かつ前記受入凹部に対して前記軸線方向に摺動可能かつ前記対向方向に係合解除可能に受け入れられることを特徴とする請求項1に記載の配線ガイド装置。 - 前記受入凹部が、前記第2ガイド部材における前記第1ガイド部材と対向する端面と交差するとともに前記幅方向に対して前記第1ガイド部材の側へ傾く案内斜面を有していることを特徴とする請求項2に記載の配線ガイド装置。
- 前記案内部が、前記軸線方向において前記受入凹部に連なる係止凹部を含み、
前記第2係止部が、前記係止凹部の内面を画成する係止面を有して前記係止凹部に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の配線ガイド装置。 - 前記第1相対位置領域では、前記第2係止部が、前記第1係止部に対して前記軸線方向における一方側に離れ、
前記第1ガイド部材の前記軸線方向における前記一方側の端部には径方向外側へ突出する第1鍔部が形成され、前記第1係止部が、前記第1鍔部の周方向の端部から前記対向方向に突出されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の配線ガイド装置。
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JP2014121277A JP5986142B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 配線ガイド装置 |
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