JP2015048917A - クイックコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】チェッカー機能を持つリテーナ(30)を有する構成であって、パイプ体(3)を挿入直後であってもパイプ体(3)が容易に引き抜かれないようにできるクイックコネクタ(1)を提供する。
【解決手段】リテーナ(30)の一対の脚部(32,32)のそれぞれの脚部は、仮抜止部(41)と、確認爪(42)と、本抜止部(43)を備える。仮抜止部(41)は、リテーナ(30)が初期位置に位置する場合に、パイプ体(3)の環状突部(3a)に当接することに伴って一対の脚部(32,32)が拡開することによりパイプ体(3)を挿入可能とし、拡開量の減少により環状突部(3a)に対して係止することでパイプ体(3)を抜け止めする。本抜止部(43)は、リテーナ(30)が確認位置に位置する場合に、環状突部(3a)に対して係止することでパイプ体(3)を抜け止めする。
【選択図】図25

Description

本発明は、クイックコネクタに関するものである。
特開2006−234024号公報(特許文献1)および特開2004−3588号公報(特許文献2)に記載のコネクタは、コネクタ本体とリテーナとを備える構成であり、リテーナは、コネクタ本体に対してリテーナを押し込み操作することにより、パイプ体の環状突部に係止可能となる。また、リテーナを押し込み操作可能にするには、パイプ体がコネクタ本体の適正位置に挿入されていることが要件となる。つまり、上記コネクタは、リテーナの押し込み操作によって、パイプ体の適正位置への挿入を確認できる。
国際公開2012/173058号(特許文献3)に記載のコネクタは、コネクタ本体、リテーナ、チェッカーを備える構成であり、リテーナがコネクタ本体に予め設けられ、パイプ体挿入後にチェッカーの操作によって、パイプ体が適正位置に挿入されていることを確認できる。
特開2006−234024号公報 特開2004−3588号公報 国際公開2012/173058号
ところで、パイプ体をコネクタ本体に挿入した状態であって、パイプ体が適正位置に挿入されているかを確認する前の状態において、パイプ体がコネクタ本体から容易に引き抜かれないようにすることが求められている。
しかし、特許文献1,2に記載のコネクタは、パイプ体をコネクタ本体に挿入して、リテーナを押し込み操作する前においては、パイプ体はコネクタ本体およびリテーナに対して何ら係止されていない。そのため、パイプ体は、コネクタに対して何の操作を行うことなく、引き抜き可能となる。
一方、特許文献3に記載のコネクタは、リテーナがコネクタ本体に予め設けられているため、パイプ体をコネクタ本体に挿入しただけの状態において、パイプ体がリテーナに係止される。しかし、パイプ体が適正位置に挿入されたか否かの確認は、チェッカーにより行う。つまり、当該コネクタは、コネクタ本体およびリテーナの他に、チェッカーを要する。つまり、チェッカー機能を有する部品が専用品となるため、部品点数が多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、チェッカー機能を持つリテーナを有する構成であって、パイプ体を挿入直後であってもパイプ体が容易に引き抜かれないようにできるクイックコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、発明者は、リテーナに、パイプ体を挿入した直後において、パイプ体の環状突部に係止可能な仮抜止部を設けることとした。
すなわち、本手段に係るクイックコネクタは、環状突部を有するパイプ体を挿入可能なコネクタ本体と、前記コネクタ本体の軸方向に交差する方向への押し込み操作により、前記コネクタ本体に移動可能に設けられ、前記環状突部に係止可能なリテーナと、を備える。
前記コネクタ本体は、被係止部を備え、前記リテーナは、基部と、前記基部の両端に設けられ、拡開可能な1または複数の一対の脚部と、を備える。
前記一対の脚部のそれぞれの脚部は、前記リテーナが押し込み操作前の初期位置に位置する場合に、前記環状突部に当接することに伴って前記一対の脚部が拡開することにより前記パイプ体を挿入可能とし、拡開量の減少により前記環状突部に対して係止することで前記パイプ体を抜け止めする仮抜止部と、前記リテーナが前記初期位置に位置する場合に前記コネクタ本体の前記被係止部に対して押し込み方向に係止されることにより、押し込み操作による前記リテーナの移動を規制すると共に、前記環状突部に当接することに伴って径方向外方へ移動することにより前記被係止部に対する係止を解除して、前記リテーナの前記初期位置から確認位置への移動を許容する確認爪と、前記リテーナが押し込み操作後の前記確認位置に位置する場合に、前記環状突部に対して係止することで前記パイプ体を抜け止めする本抜止部と、を備える。
本手段に係るクイックコネクタによれば、リテーナがチェッカー機能を有する。従って、クイックコネクタを構成する部品点数が低減される。また、パイプ体をコネクタ本体に挿入してリテーナを押し込み操作する前の状態において、仮抜止部がパイプ体の環状突部に係止される。従って、リテーナを押し込み操作する前の状態であっても、パイプ体は、コネクタ本体から容易に引き抜かれない。
そして、パイプ体が適正位置に位置する場合に、リテーナが押し込み操作可能となる。つまり、リテーナが押し込み操作されることにより、パイプ体が適正位置に挿入されたことを確認できる。さらに、リテーナは、上述した仮抜止部とは別に、本抜止部を備える。リテーナが押し込み操作された後には、本抜止部がパイプ体の環状突部に係止される。従って、本抜止部が、確実にパイプ体の抜け止めを可能とする。
<実施態様>
以下に、本手段に係るクイックコネクタの好適態様について説明する。
好ましくは、前記本抜止部は、前記仮抜止部より前記一対の脚部の基端側に設けられ、前記本抜止部による抜止力は、前記仮抜止部による抜止力より大きい。
一対の脚部が拡開した状態において、基端側の拡開量が、先端側の拡開量より小さい。そして、上記においては、本抜止部が基端側に設けられ、仮抜止部が先端側に設けられている。このようにすることで、一対の脚部が拡開した場合であっても、本抜止部による抜止力が、仮抜止部による抜止力より大きくできる。従って、リテーナを押し込み操作して確認位置に位置する状態において、パイプ体の抜止効果を確実に発揮する。
また、好ましくは、前記リテーナは、前記一対の脚部を拡開させるリリース用操作部を備え、前記リテーナが前記確認位置に位置する場合に、前記リリース用操作部の操作により前記一対の脚部を拡開させつつ、前記リテーナの引き上げ操作により、前記リテーナが前記確認位置から前記初期位置へ移動し、前記リテーナが前記初期位置に位置する場合に、前記リリース用操作部の操作により前記一対の脚部を拡開させることで、前記仮抜止部と前記環状突部との係止が解除され、前記コネクタ本体から前記パイプ体の引き抜きを許容する。
作業者がリリース用操作部を操作することによって、パイプ体をコネクタ本体から引き抜くことが可能な状態となる。具体的には、リリース用操作部の第一の操作によって、リテーナを確認位置から初期位置へ移動させることを許容する。続いて、リテーナが初期位置へ移動された後に、リリース用操作部の第二の操作によって、仮抜止部とパイプ体の環状突部との係止を解除する。このように、リリース用操作部の第一の操作および第二の操作によって、パイプ体を引き抜くことが可能となる。
また、好ましくは、前記リテーナは、一対の第一脚部と、前記一対の第一脚部に対して軸方向に隣接して設けられ、前記一対の脚部に対して独立して拡開可能な一対の第二脚部と、を備え、前記一対の第一脚部は、前記仮抜止部および前記本抜止部を備え、前記一対の第二脚部は、前記確認爪を備える。これにより、容易に、仮抜止部、本抜止部および確認爪の機能を発揮させることができる。
また、好ましくは、前記リテーナは、1つの前記一対の脚部を備え、前記確認爪は、前記一対の脚部のそれぞれの脚部の先端側に設けられ、前記本抜止部は、前記一対の脚部のそれぞれの脚部の基端側に設けられ、前記仮抜止部は、前記一対の脚部のそれぞれの脚部において前記本抜止部より先端側に設けられる。この場合も、仮抜止部、本抜止部および確認爪の機能を確実に発揮させることができる。
また、1つの一対の脚部が仮抜止部、本抜止部および確認爪を備える構成においては、以下のようにすることもできる。すなわち、前記確認爪は、前記仮抜止部および前記本抜止部に対して軸方向に異なる位置に設けられ、前記一対の脚部は、前記確認爪の軸方向位置にて、前記環状突部を視認可能な窓部を有する。
作業者は窓部から、内部を視認することができ、パイプ体の環状突部がリテーナの本抜止部に係止されていることを確認できる。
(第一実施形態)クイックコネクタ1の斜視図である。 図1のクイックコネクタ1の正面図(軸直角方向から見た図)であり、一部分を断面図として示す図である。 図1の第二ハウジング20の正面図(軸直角方向から見た図)である。 図3の上から見た図(平面図)である。 図4のA1−A1断面図である。 図3のA2−A2断面図である。 図3のA3方向から見た図である。 図3のA4方向から見た図である。 図3のA5−A5断面図である。 図3のA6−A6断面図である。 リテーナ30の正面図(軸直角方向から見た図)である。 図11のB1方向から見た図である。 図11のB2方向から見た図である。 図11のB3方向から見た図である。 図11のB4方向から見た図である。 図12のB5−B5断面図である。 (パイプ体挿入前状態)パイプ体3をクイックコネクタ1に挿入する前の状態であり、リテーナ30が初期位置に位置する状態におけるクイックコネクタ1の軸方向断面図である。 (パイプ体挿入前状態)図17のC1−C1断面図である。 (パイプ体挿入前状態)図17のC2−C2断面図である。 (パイプ体挿入初期状態)パイプ体3をクイックコネクタ1に挿入した初期状態における、クイックコネクタ1の軸方向断面図である。 (パイプ体挿入初期状態)図20のD1−D1断面図である。 (パイプ体挿入初期状態)図20のD2−D2断面図である。 (パイプ体挿入完了状態)パイプ体3をクイックコネクタ1に挿入完了した状態における、クイックコネクタ1の軸方向断面図である。 (パイプ体挿入完了状態)図23のE1−E1断面図である。 (パイプ体挿入完了状態)図23のE2−E2断面図である。 (確認状態)リテーナ30を初期位置から確認位置へ移動させた状態におけるクイックコネクタ1の斜視図である。 (確認状態)図26におけるクイックコネクタ1の軸方向断面図である。 (確認状態)図27のF1−F1断面図である。 (確認状態)図27のF2−F2断面図である。 (確認状態)図26のクイックコネクタ1を軸直角方向から見た図であり、一部分を断面図として示す図である。 (リリース前期状態)リテーナ30をリリース前期状態とした場合において、リテーナ30の確認爪42を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (リリース前期状態)リテーナ30をリリース前期状態とした場合において、リテーナ30の本抜止部43を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (リリース後期状態)リテーナ30をリリース後期状態とした場合において、リテーナ30の確認爪42を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (リリース後期状態)リテーナ30をリリース後期状態とした場合において、リテーナ30の本抜止部43を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (第二実施形態)第二ハウジング20の正面図(軸直角方向から見た図)である。 図35の上から見た図(平面図)である。 図36のA11−A11断面図である。 図35のA12−A12断面図である。 図35のA13方向から見た図である。 図35のA14方向から見た図である。 図35のA15−A15断面図である。 図35のA16−A16断面図である。 (第二実施形態)リテーナ130の正面図(軸直角方向から見た図)である。 図43のB11方向から見た図である。 図43のB12方向から見た図である。 図43のB13方向から見た図である。 図43のB14方向から見た図である。 図44のB15−B15断面図である。 (パイプ体挿入前状態)パイプ体3をクイックコネクタ1に挿入する前の状態であり、リテーナ30が初期位置に位置する状態におけるクイックコネクタ1の斜視図である。 (パイプ体挿入前状態)図49の状態において、リテーナ130の確認爪142を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (パイプ体挿入前状態)図49の状態において、リテーナ130の仮抜止部141および本抜止部143を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (確認状態)リテーナ30を初期位置から確認位置へ移動させた状態におけるクイックコネクタ1の斜視図である。 (確認状態)図52の状態において、リテーナ130の確認爪142を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。 (確認状態)図52の状態において、リテーナ130の仮抜止部141および本抜止部143を含む部分のクイックコネクタ1の断面図である。
<第一実施形態>
(クイックコネクタ1の概要)
本実施形態のクイックコネクタ1の概要について、図1および図2を参照して説明する。クイックコネクタ1は、例えば自動車の燃料配管を構成するために用いられるものである。つまり、クイックコネクタ1は、例えば燃料を流通させるための流路を形成している。クイックコネクタ1は、一端側に樹脂チューブ(図示せず)を外装し、他端側にパイプ体3(後述する)を挿入することにより、樹脂チューブとパイプ体3とを連結する。ここで、パイプ体3(後に図示する)は、筒状に形成されており、先端から軸方向に距離を隔てた位置に径方向外側に突出形成された環状突部3a(フランジ部)を備える。
ここで、以下の説明において、パイプ体3の軸方向から見た場合に、リテーナ30の押し込み方向を下方向とし、反押し込み方向を上方向として説明する。
クイックコネクタ1は、コネクタ本体としての第一ハウジング10および第二ハウジング20と、リテーナ30と、カラー70と、環状シール部材81,82とを備えて構成される。
第一ハウジング10(コネクタ本体)は、例えばガラス繊維強化ポリアミド製であって、貫通した筒状に一体形成されている。なお、図1および図2に示す第一ハウジング10は、L字状に貫通形成される形状を示しているが、この他に、直線状に貫通形成されるようにしてもよい。
図1および図2に示すように、第一ハウジング10の一端側(図1および図2の下側)には、樹脂チューブ(図示せず)を接続するチューブ接続部11が設けられる。チューブ接続部11の外周面は、樹脂チューブを嵌め込んだ状態で抜けないようにするために、流路に沿った軸方向に向かって段状に形成されている。
一方、第一ハウジング10の他端側(図1および2の右側)には、パイプ体3(後述する)の先端部を挿入可能に開口形成されたパイプ挿入部12が設けられている。パイプ挿入部12の内周側には、例えばフッ素ゴム製の環状シール部材81,82と、環状シール部材81,82の軸方向の間に挟まれるようにして樹脂製のカラー70とが収容されている。これらの内周側にパイプ体3の先端が挿入されることになる。
第二ハウジング20(コネクタ本体)は、図1および図2に示すように、例えばガラス繊維強化ポリアミド製であって、ほぼ筒状に一体形成されている。第二ハウジング20は、第一ハウジング10のパイプ挿入部12側に連結される。
リテーナ30は、例えばガラス繊維強化ポリアミド製である。リテーナ30は、作業者による径方向(第二ハウジング20の軸方向に交差する方向)への押し込み操作によって、第二ハウジング20に移動可能に設けられている。そして、パイプ体3が第二ハウジング20の適正位置に挿入された場合に、リテーナ30が初期位置から確認位置へ移動することが可能となる。従って、作業者は、リテーナ30を押し込み操作できる場合には、パイプ体3が適正位置に挿入されたと確認できる。
さらに、リテーナ30が押し込み操作された状態において、リテーナ30は、パイプ体3の環状突部3aに対して軸方向に係止する。つまり、作業者は、リテーナ30を押し込み操作することによって、パイプ体3が適正位置に挿入され、かつ、パイプ体3がリテーナ30によって抜け止めされていることを、確認することができる。
(第二ハウジング20の詳細構成)
第二ハウジング20の詳細構成について、図3〜図10を参照して説明する。第二ハウジング20は、筒部21と、開口端座部材22と、下部連結部材23と、上部連結部材24と、ガイド部25,25と、被係止部26,26と、ストッパ27,27とを備える。筒部21は、第一ハウジング10のパイプ挿入部12に嵌合される。そして、第一ハウジング10の段部と筒部21の端面との軸方向間に、カラー70および環状シール部材81,82が位置決めされている。
開口端座部材22は、図3〜図6に示すように、筒部21から軸方向に距離を隔てて対向するように同軸上に設けられている。さらに、開口端座部材22には、図5および図6に示すように、中心孔22aが形成されている。中心孔22aは、パイプ体3の環状突部3aを通過可能な大きさに形成されている。
下部連結部材23は、図5、図6、図9および図10に示すように、筒部21の下部と開口端座部材22の下部とを軸方向に連結する部分である。上部連結部材24は、図5、図6、図9および図10に示すように、筒部21の上部と開口端座部材22の上部とを連結する。ここで、下部連結部材23および上部連結部材24は、パイプ体3の環状突部3aに対して軸方向に干渉しない位置に設けられている。
ガイド部25,25は、図9および図10に示すように、上部連結部材24の下側面の左右端から下方向に向かってそれぞれ突出するように設けられている。ガイド部25,25は、円弧形状に形成されている。ガイド部25,25は、図6に示すように、上部連結部材24の上側面のうち筒部21側(図6の左側)に設けられている。
被係止部26,26は、図9および図10に示すように、下部連結部材23の上側面の左右端から上方向に向かってそれぞれ突出するように設けられている。被係止部26,26の上端は鋭角状に形成されている。被係止部26,26は、図6に示すように、下部連結部材23の上側面のうち筒部21側(図6の左側)に設けられている。そして、被係止部26,26は、パイプ体3の環状突部3aに対して軸方向に干渉しない位置に設けられている。
さらに、被係止部26,26は、ガイド部25,25に対して隙間を形成するように設けられている。また、上部連結部材24のうちガイド部25,25が形成されていない部位と、下部連結部材23のうち被係止部26,26が形成されていない部位には、被係止部26,26とガイド部25,25との隙間に比べて周方向に大きな角度の隙間が形成されている。
一対のストッパ27,27は、図3,図9および図10に示すように、筒部21の両側面と開口端座部材22の両側面とをそれぞれ連結する。特に、一対のストッパ27,27は、筒部21および開口端座部材22のそれぞれの両側面のうち、上下方向中央より下側部分を連結する。一対のストッパ27,27は、パイプ体3の環状突部3aに対して軸方向に干渉しない位置に設けられている。
つまり、一対のストッパ27,27と上部連結部材24との間には、周方向に延びる隙間が形成されている。さらに、一対のストッパ27,27と下部連結部材23との間にも隙間が形成されている。
(リテーナ30の詳細構成)
次に、リテーナ30の詳細構成について、図11〜図16を参照して説明する。リテーナ30は、板状に形成された基部31と、基部31の両端に設けられ、拡開可能な一対の脚部32,32と、一対の脚部32,32を拡開させるリリース用操作部33,33を備える。
一対の脚部32,32のそれぞれの脚部32は、仮抜止部41、確認爪42、本抜止部43、脚基部45を備える。
仮抜止部41,41は、それぞれの脚部32,32の先端側(基部31の反対側)に設けられる。具体的には、仮抜止部41,41の対向する側の面(内側面)が、パイプ体3の環状突部3aより小径の円弧凹状に形成される。さらに、仮抜止部41,41の一方の端面(図16の左側面)は、平面状に形成されているが、他方の端面(図16の右側面)は、円弧中心に向かって傾斜した形状に形成されている。つまり、仮抜止部41,41の厚みが、円弧中心に向かって薄くなるように形成されている。
確認爪42,42は、一対の脚部32,32の先端側、より詳細には仮抜止部41,41の先端側に設けられる。確認爪42,42のそれぞれは、仮抜止部41,41のそれぞれの平面状端面から軸方向に突出するように形成されている。つまり、確認爪42,42のそれぞれの対向側の面は、図13に示すように、仮抜止部41,41の対向側の面よりも、外側に位置する。つまり、仮抜止部41,41が、確認爪42,42より対向側に突出している。
本抜止部43,43は、それぞれの脚部32,32の基端側(基部31側)に設けられる。さらに、本抜止部43,43は、仮抜止部41,41と軸方向に同一位置に設けられる。つまり、本抜止部43,43は、確認爪42,42とは軸方向に異なる位置に設けられる。
脚基部45,45は、それぞれの脚部32,32の基端側(基部31側)に設けられ、基部31側から先端側に向かって対向距離が広がるように傾斜している。脚基部45,45は、第二ハウジング20のガイド部25,25に当接可能な部位である。
より詳細には、本抜止部43,43の対向する側の面(内側面)が、パイプ体3の環状突部3aより小径の円弧凹状に形成される。さらに、本抜止部43,43の両端面(図16の左右両側)は、平面状に形成される。そして、本抜止部43,43の厚みは、全体に亘って同一であって、仮抜止部41,41の最も厚い部位の厚みと同程度に形成されている。
ここで、確認爪42,42は、仮抜止部41,41および本抜止部43,43に対して軸方向に異なる位置に設けられている。従って、基部31と一対の脚部32,32の確認爪42,42との間には、窓部44が形成されている。この窓部44は、パイプ体3が第二ハウジング20に挿入された状態において、パイプ体3の環状突部3aを視認可能とするための部位である。
リリース用操作部33,33は、基部31の両端から隙間を介して、一対の脚部32,32の基端側から延びるように形成される。つまり、リリース用操作部33,33は、外側から挟む力によって、一対の脚部32,32を拡開させる。
(動作説明)
次に、クイックコネクタ1にパイプ体3を挿入する際のクイックコネクタ1の各部の動作について説明する。その後に、クイックコネクタ1からパイプ体3を抜く際のクイックコネクタ1の各部の動作について説明する。
(パイプ体挿入前状態)
まず、パイプ体3をクイックコネクタ1に挿入する前の状態について、図17〜図19を参照して説明する。パイプ体挿入前状態とは、図17〜図19に示すように、リテーナ30を第二ハウジング20に対して初期位置に位置する状態である。詳細には、図17に示すように、リテーナ30を、第二ハウジング20の筒部21と開口端座部材22との軸方向間の上側から装着する。
このとき、図18に示すように、リテーナ30の確認爪42,42が、被係止部26,26とガイド部25,25との周方向隙間に入り込んだ状態となる。従って、確認爪42,42は、リテーナ30が初期位置に位置する場合に、第二ハウジング20の被係止部26,26に対して押し込み方向(下方向)に係止されることにより、押し込み操作によるリテーナ30の移動を規制する。
さらに、図19に示すように、リテーナ30が初期位置に位置する場合に、仮抜止部41,41は、上部連結部材24と下部連結部材23との周方向隙間に入り込む。このとき、仮抜止部41,41の対向側の面の円弧中心が、第二ハウジング20の中心に一致する状態となる。
(パイプ体挿入初期状態)
次に、パイプ体3の先端の一部を第二ハウジング20の開口端座部材22側から挿入した状態(パイプ体挿入初期状態)について、図20〜図22を参照して説明する。図20に示すように、パイプ体3を第二ハウジング20に挿入して行くと、パイプ体3の環状突部3aは、開口端座部材22の中心孔22aを通過する。
ここで、図22に示すように、仮抜止部41,41の円弧面の内径は、環状突部3aの外径より小さい。従って、環状突部3aが仮抜止部41,41の対向側の傾斜面に当接する。この当接に伴って、環状突部3aが仮抜止部41,41を径方向外方へ移動させることになり、結果として、一対の脚部32,32が拡開する。そうすると、パイプ体3の環状突部3aが仮抜止部41,41を通過できるため、パイプ体3がさらに奥へ挿入可能となる。
上記のとおり、一対の脚部32,32が拡開するため、図21に示すように、確認爪42,42の対向面間距離も拡大している。ここで、確認爪42,42の対向側の面は、仮抜止部41,41の対向側の面より外側に位置する。従って、環状突部3aが仮抜止部41,41を通過可能な状態であれば、当然に、環状突部3aは、確認爪42,42に対して引っ掛かることはない。
(パイプ体挿入完了状態)
次に、パイプ体3をさらに奥側へ挿入した状態(パイプ体挿入完了状態)について、図23〜図25を参照して説明する。図23に示すように、パイプ体3の環状突部3aが、仮抜止部41,41の位置を通過して、確認爪42,42の位置に移動する。
そうすると、図24に示すように、確認爪42,42が環状突部3aに当接する。この当接によって、一対の脚部32,32が拡開する。ここで、確認爪42,42の対向側の面は、仮抜止部41,41の対向側の面より外側に位置する。従って、環状突部3aが確認爪42,42に当接している状態における一対の脚部32,32の拡開量(図24,25)は、環状突部3aが仮抜止部41,41に当接している状態における一対の脚部32,32の拡開量(図21,22)より小さい。
従って、環状突部3aが仮抜止部41,41を通過して確認爪42,42に当接した状態になると、一対の脚部32,32は僅かに拡開量が減少する。そのため、図25に示すように、仮抜止部41,41の端面が環状突部3aに対して係止することで、パイプ体3が抜け止めされる。
つまり、リテーナ30を押し込み操作する前の状態であるが、パイプ体3を適正位置に挿入した状態であれば、パイプ体3の抜け止めが可能となる。従って、リテーナ30を押し込み操作する前の状態であっても、パイプ体3は第二ハウジング20から容易に引き抜かれない。
ここで、パイプ体3が適正位置に挿入された状態においては、確認爪42,42は、パイプ体3の環状突部3aに当接することに伴って径方向外方へ移動することにより、第二ハウジング20の被係止部26,26に対する押し込み方向(下方向)への係止を解除して、リテーナ30の初期位置から確認位置への移動を許容する。
(確認状態)
次に、リテーナ30が初期位置から確認位置に移動した状態(確認状態)について、図26〜図30を参照して説明する。ここで、図21に示すように、パイプ体挿入状態において、確認爪42,42は、被係止部26,26に対して係止解除されて、リテーナ30は、初期位置から確認位置へ移動することができる状態となっている。
この状態で、作業者がリテーナ30の基部31を下方向へ押し込み操作すると、図26および図27に示すように、リテーナ30が第二ハウジング20に対して移動する。そうすると、図28に示すように、確認爪42,42は、被係止部26,26の基端側(図28の下側)に入り込む。さらに、仮抜止部41,41は、下部連結部材23の側面に対して隙間を介して対向する位置へ移動する。従って、一対の脚部32,32の拡開が解除される。
そうすると、図28に示すように、確認爪42,42は、被係止部26,26に対して反押し込み方向(図28の上方向)に係止される。さらに、この状態において、脚基部45,45の押し込み方向(図28の下方向)には、僅かな隙間を介してまたは隙間を有することなくガイド部25,25が存在する。従って、リテーナ30は、第二ハウジング20に対して上下方向へ移動することが規制される。
この状態において、本抜止部43,43の対向側の面の円弧中心が、第二ハウジング20の中心に一致する。本抜止部43,43の円弧面の内径は、環状突部3aの外径より小さい。従って、図29に示すように、本抜止部43,43は、リテーナ30が押し込み操作後の確認位置に位置する場合に環状突部3aに対して係止することで、パイプ体3が抜け止めされる。
このように、パイプ体3が適正位置に位置する場合に、リテーナ30が押し込み操作可能となる。つまり、リテーナ30が押し込み操作されることにより、パイプ体3が適正位置に挿入されたことを確認できる。リテーナ30がチェッカー機能を有することで、クイックコネクタ1を構成する部品点数が低減される。
さらに、リテーナ30は、上述した仮抜止部41,41とは別に、本抜止部43,43を備える。リテーナ30が押し込み操作された後には、本抜止部43,43がパイプ体3の環状突部3aに係止される。従って、本抜止部43,43が、確実にパイプ体3の抜け止めを可能とする。
ここで、本抜止部43,43は、仮抜止部41,41より一対の脚部32,32の基端側に設けられている。従って、一対の脚部32,32が拡開した状態において、基端側の拡開量が、先端側の拡開量より小さくなる。一対の脚部32,32が拡開した場合であっても、本抜止部43,43による抜止力が、仮抜止部41,41による抜止力より大きくできる。従って、リテーナ30を押し込み操作して確認位置に位置する状態において、パイプ体3の抜止効果を確実に発揮する。
さらに、リテーナ30が確認位置に位置する場合に、ストッパ27,27は、一対の脚部32,32の大きな拡開を規制する。ただし、ストッパ27,27は、確認爪42,42が被係止部26,26に対する係止を解除できる程度に、一対の脚部32,32の僅かな拡開を許容する。つまり、ストッパ27,27は、一対の脚部32,32の拡開量を制限する。
そして、一対の脚部32,32が拡開してストッパ27,27に当接する状態において、本抜止部43,43は、環状突部3aに係止した状態を維持する。つまり、リテーナ30が確認位置に位置する状態であれば、本抜止部43,43は、パイプ体3を抜け止めしている。
ところで、リテーナ30には、基部31と一対の脚部32,32の確認爪42,42との間に窓部44が形成されている。図30に示すように、リテーナ30が確認位置に位置する場合に、作業者は、窓部44からパイプ体3の環状突部3aを視認することができる。つまり、窓部44から内部を視認することによって、パイプ体3の環状突部3aがリテーナ30によって抜け止めされる位置(適正位置)に位置することを確認できる。そして、作業者は、パイプ体3の環状突部3aがリテーナ30の本抜止部43,43に係止されていることを確認できる。
(リリース状態)
保守などにおいてクイックコネクタ1からパイプ体3を引き抜く場合が生じる。ここで、パイプ体3をクイックコネクタ1から引き抜きことができる状態までを、2段階に分けて説明する。
まずは、リテーナ30をリリースする際の前期状態(リリース前期状態)について、図31および図32を参照して説明する。また、リテーナ30をリリースする際の後期状態(リリース後期状態)について、図33および図34を参照して説明する。
図31および図32に示すように、作業者がリリース用操作部33,33をつまみ、リリース用操作部33,33の先端側の離間距離を狭くする(第一の操作)。そうすると、リリース用操作部33,33の根元部分を基準として、一対の脚部32,32が拡開する。一対の脚部32,32がストッパ27,27に当接する程度に拡開すると、確認爪42,42は、被係止部26,26に対して係止解除される。
同時に、作業者は、リテーナ30の引き上げ操作を行う(第一の操作)。そうすると、図33および図34に示したように、確認爪42,42が、リテーナ30の確認爪42,42が、被係止部26,26とガイド部25,25との周方向隙間に対応する位置に移動する。つまり、リテーナ30は確認位置から初期位置へ移動する。
仮に、このときに、作業者がリリース用操作部33,33に与える力を解放した場合には、リテーナ30は、図23〜図25に示す状態と同様の状態となる。つまり、確認爪42,42が、被係止部26,26とガイド部25,25との周方向隙間に入り込む。そして、確認爪42,42は、環状突部3aに当接することになり、一対の脚部32,32は拡開した状態となる。この状態では、仮抜止部41,41が環状突部3aに対して係止する状態となるため、作業者は、パイプ体3を引き抜くことができない。
そこで、リテーナ30が初期位置に位置する場合に、作業者が再びリリース用操作部33,33をつまみ、リリース用操作部33,33の先端側の離間距離を狭くする(第二の操作)。そうすると、一対の脚部32,32が拡開することで、仮抜止部41,41と環状突部3aとの係止が解除される。従って、パイプ体3の第二ハウジング20からの引き抜きが許容される。つまり、作業者は、パイプ体3を第二ハウジング20から引き抜くことができる。
<第二実施形態>
次に、上記とは異なる形態のクイックコネクタ1について説明する。本実施形態のクイックコネクタ1は、上記実施形態のクイックコネクタ1に対して、第二ハウジング20およびリテーナ130の形状が異なる。以下、異なる部分を中心に説明する。
(第二ハウジング20の詳細構成)
第二ハウジング20は、図35〜図42に示す通りである。第二ハウジング20は、筒部21と、開口端座部材22と、下部連結部材23と、上部連結部材24と、ガイド部25,25と、被係止部26,26と、ストッパ27,27とを備える。ここで、当該第二ハウジング20の各構成部は、上記実施形態における第二ハウジング20の各構成部と異なるが、大きな相違がないため、詳細な説明を省略する。
(リテーナ130の詳細構成)
次に、リテーナ130の詳細構成について、図43〜図48を参照して説明する。リテーナ130は、板状に形成された基部131と、基部131の両端に設けられ、拡開可能な一対の第一脚部132,132と、基部131の両端に設けられ、拡開可能な一対の第二脚部133,133と、一対の第一脚部132および一対の第二脚部133を拡開させるリリース用操作部134,134を備える。
一対の第一脚部132,132のそれぞれは、仮抜止部141、本抜止部143を備える。仮抜止部141,141は、それぞれの第一脚部132,132の先端側に設けられる。また、本抜止部143,143は、それぞれの第一脚部132,132の基端側に設けられる。なお、仮抜止部141および本抜止部143は、上記実施形態の該当部に対して形状を異にするが、実質的に同様の機能を有する。
一対の第二脚部133,133は、一対の第一脚部132,132に対して軸方向に隣接して設けられる。そして、一対の第二脚部133,133は、一対の第一脚部132,132とは独立して拡開可能である。一対の第二脚部133,133のそれぞれは、先端側に確認爪142,142を備える。確認爪142,142は、上記実施形態の該当部に対して形状を異にするが、実質的に同様の機能を有する。また、一対の第二脚部133,133における基部131側は、上記実施形態の脚基部45と実質的に同様の機能を有する。
リリース用操作部134,134は、上記実施形態の該当部に対して形状を異にするが、実質的に同様の機能を有する。
(動作説明)
次に、本実施形態のクイックコネクタ1にパイプ体3を挿入する際の各部の動作について説明する。
(パイプ体挿入前状態)
パイプ体3をクイックコネクタ1に挿入する前の状態について、図49〜図51を参照して説明する。図49に示すように、第二ハウジング20にリテーナ130が装着される。この場合、図50に示すように、リテーナ130の確認爪142,142が、第二ハウジング20の被係止部26,26とガイド部25,25との隙間に入り込む。また、図51に示すように、リテーナ130の仮抜止部141,141が、パイプ体3の環状突部3aに係止され得る位置に位置する。
(パイプ体挿入初期状態)
パイプ体3を第二ハウジング20に挿入すると、パイプ体3の環状突部3aがリテーナ130の仮抜止部141,141に当接することにより、一対の第一脚部132,132が拡開する。このとき、一対の第二脚部133,133は、一対の第一脚部132,132とは独立しているため、拡開されない。
(パイプ体挿入完了状態)
次に、パイプ体3をさらに奥側へ挿入すると、パイプ体3の環状突部3aがリテーナ130の確認爪142,142に当接することにより、一対の第二脚部133,133が拡開する。つまり、確認爪142,142が、第二ハウジング20の被係止部26,26に対して押し込み方向(下方向)への係止を解除する。
このとき、一対の第一脚部132,132の拡開が解除される。従って、パイプ体3の環状突部3aは、仮抜止部141,141に対して軸方向に係止されるため、パイプ体3は抜け止めされる。
(確認状態)
次に、リテーナ130が初期位置から確認位置に移動した状態(確認位置)について、図52〜図54を参照して説明する。図52に示すように、リテーナ130は第二ハウジング20の中に押し込まれる。このとき、図53に示すように、確認爪142,142は、被係止部26,26の基端側(図53の下側)へ入り込む。つまり、確認爪142,142は、被係止部26,26に対して反押し込み方向(図53の上方向)に係止される。さらに、この状態において、一対の第二脚部133,133の上側傾斜部分の押し込み方向(図53の下方向)には、僅かな隙間を介してまたは隙間を有することなくガイド部25,25が存在する。従って、リテーナ130は、第二ハウジング20に対して上下方向へ移動することが規制される。
このとき、図54に示すように、リテーナ130の本抜止部143,143がパイプ体3の環状突部3aに対して軸方向に係止する。従って、パイプ体3が抜け止めされる。なお、リリース操作に関しては、上記実施形態と実質的に同様であるため、説明を省略する。本実施形態においても、上記同様の効果を奏する。
1:クイックコネクタ、 3:パイプ体、 3a:環状突部、 10:第一ハウジング(コネクタ本体)、 20:第二ハウジング(コネクタ本体)、 21:筒部、 22:開口端座部材、 22a:中心孔、 23:下部連結部材、 24:上部連結部材、 25:ガイド部、 26:被係止部、 27:ストッパ、 30、130:リテーナ、 31、131:基部、 32:一対の脚部、 33、134:リリース用操作部、 41、141:仮抜止部、 42、142:確認爪、 43、143:本抜止部、 44:窓部、 45:脚基部、 132:一対の第一脚部、 133:一対の第二脚部

Claims (6)

  1. 環状突部を有するパイプ体を挿入可能なコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体の軸方向に交差する方向への押し込み操作により、前記コネクタ本体に移動可能に設けられ、前記環状突部に係止可能なリテーナと、
    を備えるクイックコネクタであって、
    前記コネクタ本体は、被係止部を備え、
    前記リテーナは、基部と、前記基部の両端に設けられ、拡開可能な1または複数の一対の脚部と、を備え、
    前記一対の脚部のそれぞれの脚部は、
    前記リテーナが押し込み操作前の初期位置に位置する場合に、前記環状突部に当接することに伴って前記一対の脚部が拡開することにより前記パイプ体を挿入可能とし、拡開量の減少により前記環状突部に対して係止することで前記パイプ体を抜け止めする仮抜止部と、
    前記リテーナが前記初期位置に位置する場合に前記コネクタ本体の前記被係止部に対して押し込み方向に係止されることにより、押し込み操作による前記リテーナの移動を規制すると共に、前記環状突部に当接することに伴って径方向外方へ移動することにより前記被係止部に対する係止を解除して、前記リテーナの前記初期位置から確認位置への移動を許容する確認爪と、
    前記リテーナが押し込み操作後の前記確認位置に位置する場合に、前記環状突部に対して係止することで前記パイプ体を抜け止めする本抜止部と、
    を備える、クイックコネクタ。
  2. 前記本抜止部は、前記仮抜止部より前記一対の脚部の基端側に設けられ、
    前記本抜止部による抜止力は、前記仮抜止部による抜止力より大きい、請求項1のクイックコネクタ。
  3. 前記リテーナは、前記一対の脚部を拡開させるリリース用操作部を備え、
    前記リテーナが前記確認位置に位置する場合に、前記リリース用操作部の操作により前記一対の脚部を拡開させつつ、前記リテーナの引き上げ操作により、前記リテーナが前記確認位置から前記初期位置へ移動し、
    前記リテーナが前記初期位置に位置する場合に、前記リリース用操作部の操作により前記一対の脚部を拡開させることで、前記仮抜止部と前記環状突部との係止が解除され、前記コネクタ本体から前記パイプ体の引き抜きを許容する、
    請求項1または2のクイックコネクタ。
  4. 前記リテーナは、
    一対の第一脚部と、
    前記一対の第一脚部に対して軸方向に隣接して設けられ、前記一対の脚部に対して独立して拡開可能な一対の第二脚部と、
    を備え、
    前記一対の第一脚部は、前記仮抜止部および前記本抜止部を備え、
    前記一対の第二脚部は、前記確認爪を備える、
    請求項1〜3の何れか一項のクイックコネクタ。
  5. 前記リテーナは、1つの前記一対の脚部を備え、
    前記確認爪は、前記一対の脚部のそれぞれの脚部の先端側に設けられ、
    前記本抜止部は、前記一対の脚部のそれぞれの脚部の基端側に設けられ、
    前記仮抜止部は、前記一対の脚部のそれぞれの脚部において前記本抜止部より先端側に設けられる、
    請求項1〜3の何れか一項のクイックコネクタ。
  6. 前記確認爪は、前記仮抜止部および前記本抜止部に対して軸方向に異なる位置に設けられ、
    前記一対の脚部は、前記確認爪の軸方向位置にて、前記環状突部を視認可能な窓部を有する、
    請求項5のクイックコネクタ。
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