JP6171508B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、管継手に関し、さらに詳しくは、簡素な構造でありながら、振動等を受けるとともに埃等が多い状況下においても結合状態を確実に維持でき、かつ、円滑に結合および結合解除作業を行なえる管継手に関するものである。
ソケットに設けたスリーブによって、ロックボールをプラグの係合部にロックおよびロック解除させることにより、ソケットとプラグとを結合および結合解除させる管継手が種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。これら従来の管継手では、ソケットの外周面に金属製のピンが立設され、スリーブにはピンが入り込む切欠き部が設けられている。ソケットとプラグとの結合解除を行なう際には、スリーブを回転させて切欠き部をピンの位置に一致させ、切欠き部にピンが入り込むようにスリーブを軸方向に移動させて、ロックボールをロック解除させるようにしている。
これらの管継手は、スリーブに振動や回転させる外力が作用する状況下では、その振動等によってスリーブが回転してしまい、スリーブがロックボールをロックするロック位置からロック解除位置に不用意に移動することがあるという問題があった。スリーブがロック解除位置に移動すれば、ソケットとプラグとの結合状態が解除可能な状態となるため、このような事態は確実に防止する必要がある。また、ソケットにピンを立設するための加工およびスリーブの加工が必要になるため、加工工数が増大するという問題がある。
上記の問題を解決するため、ソケットの外周面に軸方向に間隔をあけて複数の環状溝を形成するとともに、環状溝に嵌合する弾性リングを設けた管継手が提案されている(特許文献3参照)。この管継継手では、1本の環状溝に弾性リングを嵌合することにより、この弾性リングをロック位置にあるスリーブに当接させて、スリーブがロック位置からロック解除位置へ移動することを規制して、ソケットとプラグとの結合を維持する。そして、弾性リングを他の環状溝に嵌合させることにより、スリーブの軸方向の移動規制を解除して、ソケットとプラグとの結合を解除可能な状態にする。このように、弾性リングを移動させるだけの単純な操作により、スリーブのロックおよびロック解除ができる。また、従来のように不用意にスリーブが回転してロック解除位置に移動することがないので、振動等を受ける状況下においても結合状態を確実に維持することできるという大きな利点がある。
さらには、ロック位置にあるスリーブに弾性リングが当接するので、弾性リングが当接した側のスリーブの端部とソケットとのすき間が弾性リングにより塞がれる。そのため、埃や粉塵がある状況下であっても、この部分から管継手内部への埃等の侵入が防止されるという利点もある。しかしながら、弾性リングが当接しない側のスリーブの端部と、ソケットやプラグとの間にはすき間があるため、埃や粉塵等が多い状況下では、このすき間から埃や異物が侵入する可能性がある。管継手内部や嵌合部分に埃や異物が侵入すると、その埃や異物によって、ロックおよびロック解除する際のスリーブの移動に支障が生じることがある。これに伴って、管継手の結合および結合解除作業が円滑に行えなくなるという問題がある。また、管継手の着脱不良や管継手内部の流体に埃や異物が混入するという問題も生じる。
特開平8−178159号公報 特開昭55−166592号公報 特開2012−87837号公報
本発明の目的は、簡素な構造でありながら、振動等を受けるとともに埃等が多い状況下においても結合状態を確実に維持でき、かつ、円滑に結合および結合解除作業を行なえる管継手を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の管継手は、ソケットと、このソケットが外嵌されるプラグとを備え、前記ソケットは、外周面にソケット軸方向にロック位置とロック解除位置との間を移動するスリーブと、このスリーブによってソケット半径方向の移動が規制されるロックボールとを有し、前記プラグは、ロック位置にあるスリーブによって押圧されるロックボールが係合する係合部を有する管継手において、前記ソケットの外周面にソケット軸方向に間隔をあけて形成された複数本の環状溝と、これら環状溝のいずれかに嵌合する弾性リングと、前記プラグの外周面に形成された環状の溝部に嵌合して前記プラグの前記スリーブの軸方向一端部と対向する位置に配置された環状のシール部材とを備え、中立状態の前記シール部材の内径は前記溝部の底面の外径よりも小さく、前記シール部材は弾性変形することにより拡径して前記溝部に外嵌されていて、前記環状溝のうち、1本の環状溝に弾性リングを嵌合することにより、この弾性リングにロック位置にある前記スリーブの軸方向他端部を当接させて前記スリーブのロック位置からロック解除位置への移動を規制して、前記ロックボールを前記係合部に係合させてソケットとプラグとの結合を維持するとともに、ロック位置にあるこのスリーブの軸方向一端部の内周側に形成されていて、この軸方向一端に向かって外周側に傾斜するテーパ面に前記シール部材を当接させ、前記弾性リングを他の環状溝に嵌合させることにより、前記スリーブのソケット軸方向の移動規制を解除して、このスリーブをロック解除位置に移動させて、前記ロックボールを係合部から係脱させてソケットとプラグとの結合を解除する構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、ソケットの外周面に形成された1本の環状溝に弾性リングを嵌合することにより、ロック位置にあるスリーブのロック解除位置への移動を規制して、ソケットとプラグとの結合を維持する。また、弾性リングを他の環状溝に嵌合させることにより、スリーブのソケット軸方向の移動規制を解除して、ソケットとプラグとの結合を解除可能な状態にできるので、弾性リングを移動させるだけの単純な操作でスリーブのロックおよびロック解除ができ、管継手の結合および結合解除を容易に行なえる。しかも、スリーブが回転してもスリーブがロック解除位置に移動することがないので、振動等を受ける状況下においても結合状態を確実に維持することできる。
また、ソケットの外周面に環状溝を形成し、弾性リングを設けるとともに、プラグのスリーブの軸方向一端部と対向する位置に環状のシール部材を配置する簡素な構造であり、ソケットの外周面にピンを立設させる加工をしたり、スリーブにピンを入り込ませる切欠き部を形成する加工をする必要がない。
さらに、ロック位置にあるスリーブの軸方向一端部はシール部材に当接するので、スリーブの軸方向一端部と、ソケットやプラグとのすき間はシール部材によって塞がれる。また、ロック位置にあるスリーブの軸方向他端部は弾性リングに当接するので、スリーブの軸方向他端部と、ソケットとのすき間は弾性リングによって塞がれる。これにより、スリーブがロック位置にある場合は、スリーブの軸方向両端部のすき間から管継手内部や嵌合部分に埃や異物が侵入することが防止される。それ故、埃等が多い状況下であっても、ロックおよびロック解除する際のスリーブの移動が円滑な状態に維持され、これに伴って、管継手の結合および結合解除作業も円滑に行なうことができる。また、管継手の着脱不良や管継手内部の流体に埃や異物が混入するという問題も回避できる。
ここで、前記弾性リングおよび前記シール部材としてゴム製のOリングを用いることができる。これにより、様々な仕様が安価で確保し易くなる。
前記弾性リングと前記シール部材の硬度が異なるようにすることもできる。弾性リングは環状溝の間を移動させる部材なので、移動させ易さも考慮して硬度を決定する。シール部材は移動しない部材なので、シール性を重視して硬度を決定する。例えば、弾性リングをシール部材よりも高硬度にする。或いは、シール部材を弾性リングよりも高硬度にする。
前記弾性リングと前記シール部材とを、同じ硬度かつ同じサイズのゴム製のOリングにすることもできる。これにより、弾性リングとシール部材とを同じ仕様のOリングで共用できるので、汎用性が益々高くなり、Oリングの在庫管理等も容易になる。
前記スリーブの弾性リングと当接する側の外周面の角部に凹部を設け、この凹部よりも弾性リングをソケット半径方向外周側に突出させる構成にすることもできる。この構成にすると、弾性リングとなるゴム製のOリングがスリーブに密着していても、凹部に指を沿わせるようにし、指を引っ掛けることができるので容易に弾性リングを別の環状溝に移動させることができる。
スリーブがロック位置にある本発明の管継手を例示する半断面側面図である。 スリーブをロック解除位置へ移動させる際の弾性リングの位置を例示する管継手の半断面側面図である。 スリーブをロック解除位置に移動させた状態を例示する管継手の半断面側面図である。 プラグとソケットとの結合を解除した状態の管継手を例示する半断面側面図である。 スリーブの外周面の角部に凹部が設けられた実施形態を例示する半断面側面図である。 シール部材を異ならせた実施形態を例示する半断面側面図である。 ソケットの外周面に4本の環状溝が形成された実施形態を例示する半断面側面図である。 図7のスリーブをロック解除位置に移動させた状態を例示する管継手の半断面側面図である。
以下、本発明の管継手を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように、本発明の管継手1は、互いに結合および分離するソケット2とプラグ9とを有している。ソケット2は筒状体であり、プラグ9にソケット2が外嵌されて互いが結合する。ソケット2およびプラグ9の互いが結合する側(結合側)の反対側端部には、それぞれ配管が接続される。
ソケット2の結合側端部には、外周面にソケット軸方向に移動する筒状のスリーブ4が設けられている。図1では、スリーブ4がロック位置に位置している。スリーブ4はソケット2との間に配置されたスプリング5によって、ロック位置に付勢されているが、スプリング5の付勢力に対抗して手動によってロック解除位置まで移動させることができる。ソケット2の結合側端の外周面には、スリーブ4の結合側端方向への移動を制限するストッパリング8が設けられている。
また、スリーブ4によって覆われる部分のソケット2の外周面には、周方向に間隔をあけて複数(例えば、4つ)の貫通穴が設けられ、それぞれの貫通穴にはロックボール7が保持されている。貫通穴は円錐形状に形成され、ロックボール7が内周側に落下しないようになっている。このロックボール7は、スリーブ4によってソケット半径方向の移動が規制されている。
ロックボール7よりも反結合側のソケット2の内周面には、環状のシール部材6が設けられている。シール部材6は、プラグ9の結合側の外周面に当接して、ソケット2とプラグ9を結合した際にそれぞれの流路からの流体の漏洩を防止する。
ロック位置にあるスリーブ4よりも反結合側のソケット2の外周面には、ソケット軸方向に間隔をあけて同じサイズの環状溝3a、3bが形成されている。環状溝3a、3bは2本に限らず、複数本形成されていればよい。
これら環状溝3a、3bに嵌合する1本の弾性リング11が設けられている。弾性リング11としては、ゴム製のOリング等を用いることができる。中立状態の弾性リング11の内径は、ソケット2の外径よりも小さくなっていて、弾性リング11を弾性変形させることにより拡径させてソケット2(環状溝3a、3b)に外嵌される。
プラグ9の結合側端部の外周面の断面形状は複数段の段差形状になっていて、その一部に断面円弧状の係合部10が設けられている。係合部10は環状に形成されていて、ロック位置にあるスリーブ4によって押圧されるロックボール7が係合する。ソケット2およびプラグ9の内周側は流路になっている。
さらに、プラグ9の結合側端部の最外周に形成された環状の溝部9aには、環状のシール部材9bが取り付けられている。係合部10よりもプラグ9の反結合側に位置するこのシール部材9bは、スリーブ4の軸方向一端部と対向する位置に配置されている。
シール部材9bとしては、ゴム製のOリング等のシール機能を有するものを用いる。中立状態のシール部材9bの内径は、溝部9aの底面の外径よりも小さくなっていて、シール部材9bを弾性変形させることにより拡径させて溝部9aに外嵌される。シール部材9bは溝部9aに嵌合することによって外れ難くなっている。
弾性リング11およびシール部材9bとしてゴム製のOリングを用いると、安価で様々な仕様を確保し易くなる。弾性リング11とシール部材9bとを、同じ硬度かつ同じサイズのゴム製のOリングにすると、同じ仕様のOリングで共用できるので、汎用性が益々高くなり、Oリングの在庫管理等も容易になる。
2本の環状溝3a、3bのうち、ソケット2の結合側に近い環状溝3bに弾性リング11を嵌合させると、この弾性リング11は、ロック位置にあるスリーブ4の軸方向他端部(端面)にすき間なく密着して当接する。したがって、ロック位置にあるスリーブ4をロック解除位置に移動させようとしても、弾性リング11によって移動が阻止されて、ソケット軸方向にそれ以上移動させることができない。このように弾性リング11がスリーブ4のロック位置からロック解除位置への移動を規制するので、ロックボール7はスリーブ4によって押圧されて係合部10に係合したままとなる。そのため、ソケット2とプラグ9との結合が維持される。
また、ロック位置にあるスリーブ4の軸方向他端部に弾性リング11が当接することにより、スリーブ4の軸方向他端部と、ソケット2とのすき間は弾性リング11によって塞がれる。加えて、ロック位置にあるスリーブ4の軸方向一端部(端面)と、プラグ9とでシール部材9bを挟む構成になっている。そのため、スリーブ4の軸方向一端部と、ソケット2やプラグ9とのすき間は、スリーブ4の軸方向一端部とすき間なく密着して当接するシール部材9bによって塞がれる。
これにより、スリーブ4がロック位置にある場合は、スリーブ4の軸方向両端部のすき間から管継手1内部や嵌合部分に埃や粉塵等が侵入することが防止される。それ故、埃等が多い状況下であっても、ロックおよびロック解除する際のスリーブ4の移動が埃等で邪魔され難くなり、円滑に移動できる状態に維持される。これに伴って、管継手1を結合および結合解除する作業を円滑に行なうには有利になる。また、管継手1の着脱不良や管継手1内部の流体に埃や異物が混入するという問題も回避することができる。
スリーブ4をロック位置からロック解除位置に移動させるには、図2に例示するように、弾性リング11をもう一方の環状溝3aに移動させて嵌合させる。弾性リング11がゴム製のOリングであれば、弾性リング11をしごくようにするだけで、容易に別の環状溝3aに移動させることができる。
弾性リング11を環状溝3a、3bに嵌合させた際に、弾性リング11の半径方向厚さの2/3以上をソケット2の外周面から突出させるとよい。これにより、環状溝3b(3a)に嵌合している弾性リング11を別の環状溝3a(3b)に移動させ易くなる。
次いで、図3に例示するように、スリーブ4をロック解除位置に移動させる。これにより、係合部10に係合していたロックボール7がソケット半径方向外周側に移動可能なり、係合部10から係脱する。即ち、環状溝3aは、弾性リング11を嵌合した際に、スリーブ4をロック解除位置に移動させることができる位置に形成される。
次いで、図4に例示するように、スリーブ4をロック解除位置にした状態で、プラグ9をソケット2から引き抜く。これにより、ソケット2とプラグ9との結合が解除される。
上記のとおり、弾性リング11を必要な環状溝3a、3bに移動させて嵌合させるだけの単純な操作でスリーブ4のロックおよびロック解除を行ない、ソケット2とプラグ9の結合および結合解除を行なえる。また、スリーブ4が不用意に回転してスリーブ4がロック解除位置に移動するという問題が生じないので、振動等を受ける状況下においてもソケット2とプラグ9の結合状態を確実に維持することできる。
また、ソケット2の外周面に環状溝3a、3bを形成し、弾性リング11を設けるとともに、プラグ9のスリーブ4の軸方向一端部と対向する位置(溝部9a)に環状のシール部材9bを配置する簡素な構造である。そのため、従来のようにソケット2の外周面にピンを立設させる加工をしたり、スリーブ4にピンを入り込ませる切欠き部を形成する加工をする必要がない。
弾性リング11とシール部材9bとは、硬度が異なるようにすることもできる。弾性リング11は環状溝3a、3bの間を移動させる部材なので、手でしごくようにして移動させる際の移動し易さも考慮して硬度を決定する。シール部材9bは移動しない部材なので、シール性を重視して硬度を決定する。例えば、弾性リング11をシール部材9bよりも高硬度に設定する。或いは、シール部材9bを弾性リング11よりも高硬度に設定する。
図5に例示する実施形態のように、スリーブ4の弾性リング11と密着する側の外周面の角部に凹部4aを設け、この凹部4aよりも弾性リング11をソケット半径方向外周側に突出させるとよい。凹部4aは周方向に連続させて環状に形成することも、断続的に複数或いは1つ形成することもできる。
これにより、弾性リング11となるゴム製のOリングがスリーブ4の端部に密着していても、凹部4aに指を沿わせるようにすると弾性リング11に指を引っ掛けることができる。そのため、弾性リング11を別の環状溝3aに移動させることが容易になる。弾性リング11の半径方向厚さの1/3〜1/2程度を、凹部4aよりもソケット半径方向外周側に突出させるとよい。
図6に例示する実施形態は、シール部材9bを異ならせたものである。シール部材9bとしては、ゴム製のOリングの他に、この実施形態のように異形断面のゴムリング等を用いることができる。この実施形態では、シール部材9bの断面形状は、溝部9aに合わせた形状になっている。シール部材9bは、参考形態としては弾性変形させることにより拡径させて溝部9aに外嵌されるだけでなく、接着剤等によって溝部9aに取り付けることもできる。
図7に例示する実施形態は、4本の環状溝3a、3b、3c、3dを設けるとともに、2本の弾性リング11a、11bを設けている。スリーブ4のロック位置からロック解除位置への移動を規制する際には、スリーブ4に近い2本の環状溝3c、3dにそれぞれ弾性リング11a、11bを嵌合させる。最もスリーブ4に近い環状溝3dに嵌合した弾性リング11bがスリーブ4の軸方向他端部(端面)にすき間なく密着して当接することで、スリーブ4のロック解除位置への移動が阻止される。また、スリーブ4の軸方向他端部と、ソケット2とのすき間は弾性リング11によって塞がれる。加えて、ロック位置にあるスリーブ4の軸方向一端部(端面)はシール部材9bにすき間なく密着して当接する構成になっているので、スリーブ4の軸方向一端部と、ソケット2やプラグ9とのすき間はシール部材9bによって塞がれる。これにより、スリーブ4がロック位置にある場合は、スリーブ4の軸方向両端部のすき間から管継手1内部に埃や粉塵が侵入することが防止される。
環状溝3dに嵌合した弾性リング11bと、隣りの環状溝3cに嵌合した弾性リング11aとは、ちょうど当接するように構成するとよい。これにより、弾性リング11bに加えてもう一方の弾性リング11aもスリーブ4のロック解除位置への移動を規制するように機能させることができる。
スリーブ4をロック解除位置に移動させる際には、図8に例示するように、他の2本の環状溝3a、3bにそれぞれ弾性リング11a、11bを移動させて嵌合させる。これにより、スリーブ4のソケット軸方向の移動規制が解除されて、ロック解除位置に移動させることができる。
図7、図8に例示した構成にすると、2本の弾性リング11a、11bによってスリーブ4のソケット軸方向の移動が規制されて、ロック解除位置への不用意な移動を防止できるので、ソケット2とプラグ9の結合状態をより確実に維持できる。
1 管継手
2 ソケット
3a、3b、3c、3d 環状溝
4 スリーブ
4a 凹部
5 スプリング
6 シール部材
7 ロックボール
8 ストッパリング
9 プラグ
9a 溝部
9b シール部材
10 係合部
11、11a、11b 弾性リング(ゴム製のOリング)

Claims (5)

  1. ソケットと、このソケットが外嵌されるプラグとを備え、前記ソケットは、外周面にソケット軸方向にロック位置とロック解除位置との間を移動するスリーブと、このスリーブによってソケット半径方向の移動が規制されるロックボールとを有し、前記プラグは、ロック位置にあるスリーブによって押圧されるロックボールが係合する係合部を有する管継手において、
    前記ソケットの外周面にソケット軸方向に間隔をあけて形成された複数本の環状溝と、これら環状溝のいずれかに嵌合する弾性リングと、前記プラグの外周面に形成された環状の溝部に嵌合して前記プラグの前記スリーブの軸方向一端部と対向する位置に配置された環状のシール部材とを備え、中立状態の前記シール部材の内径は前記溝部の底面の外径よりも小さく、前記シール部材は弾性変形することにより拡径して前記溝部に外嵌されていて、
    前記環状溝のうち、1本の環状溝に弾性リングを嵌合することにより、この弾性リングにロック位置にある前記スリーブの軸方向他端部を当接させて前記スリーブのロック位置からロック解除位置への移動を規制して、前記ロックボールを前記係合部に係合させてソケットとプラグとの結合を維持するとともに、ロック位置にあるこのスリーブの軸方向一端部の内周側に形成されていて、この軸方向一端に向かって外周側に傾斜するテーパ面に前記シール部材を当接させ、前記弾性リングを他の環状溝に嵌合させることにより、前記スリーブのソケット軸方向の移動規制を解除して、このスリーブをロック解除位置に移動させて、前記ロックボールを係合部から係脱させてソケットとプラグとの結合を解除する構成にしたことを特徴とする管継手。
  2. 前記弾性リングおよび前記シール部材がゴム製のOリングである請求項1に記載の管継手。
  3. 前記弾性リングと前記シール部材の硬度が異なる請求項1または2に記載の管継手。
  4. 前記弾性リングと前記シール部材とが同じ硬度かつ同じサイズのゴム製のOリングである請求項2に記載の管継手。
  5. 前記スリーブの弾性リングと当接する側の外周面の角部に凹部を設け、この凹部よりも弾性リングをソケット半径方向外周側に突出させる構成にした請求項1〜4のいずれかに記載の管継手。
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