JP2008286349A - クイックコネクタ - Google Patents

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    • F16L23/02Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially
    • F16L23/036Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially characterised by the tensioning members, e.g. specially adapted bolts or C-clamps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
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    • F16L37/1225Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members using a retaining member the extremities of which, e.g. in the form of a U, engage behind a shoulder of both parts

Abstract

【課題】パイプ同士が不完全接続状態にあるのか、あるいは完全接続状態にあるのかについて、目視に頼ることなく、手の感覚だけで簡単かつ確実に確認することのできるクイックコネクタを提供する。
【解決手段】外周部に拡大径部を有する雌型パイプと、リテーナー取付部を有する雄型パイプと、前記リテーナー取付部において雄型パイプの軸方向に対して直角に摺動自在なリテーナーとを備え、前記雌型パイプの拡大径部をリテーナーで拘束することによって雌型パイプと雄型パイプとを接続するようにしたクイックコネクタであって、前記リテーナーが、雌型パイプと雄型パイプとが完全接続状態になった場合にのみ、リテーナー取付部の仮止め位置から完全押し込み位置へと押し込み可能となることを特徴とするクイックコネクタである。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の燃料やオイル等の流体移送配管においてパイプ同士を接続するのに用いられるクイックコネクタに関するものである。
従来のクイックコネクタとして、例えば特許文献1の図1乃至図5に示されるようなものが存在する。そして、このようなクイックコネクタでは、第一のカップリングピース1と第二のカップリングピース2との接続において、第一のカップリングピース1に設けられたホルダアーム6の係止手段3が第二のカップリングピース2に設けられたリング状の周回フランジ部(係止手段4)と係合する位置に達するまで(完全接続状態となるまで)、一方のカップリングピースを押し込むことによって、その抜けを防止するとともにカップリングピース同士の接続を可能ならしめている(特許文献1の図4参照)。
なお、この種のクイックコネクタでは、カップリングピースの押し込み量が不十分で係止手段3と係止手段4とが抜け止め状態で係合していない場合(以下、この明細書において一方のカップリングピースあるいはパイプの押し込み量が不十分な状態を「不完全接続状態」という)、カップリングピース2のリング状の係止手段4がカップリングピース1の係止手段3によって拘束されないため、カップリングピース1、2相互が外れてしまうことがある。そして、カップリングピースの不完全押し込み状態においてパイプに流体を流してしまうと、隙間から流体が漏れ出して燃料配管機器などを故障させてしまうことがある。また、最悪の場合、漏れ出した燃料に引火して爆発を起こし大事故に繋がるといったことがある。従って、この種の管継手を使用する者にとって、カップリングピース相互が確実に抜け止め状態で係合し、係止手段3、4が係合するまで完全に押し込まれたか否かを確認することは非常に重要な作業となる(以下、この明細書においてカップリングピースあるいはパイプが完全に押し込まれた状態を「完全接続状態」という)。
しかしながら、上記したような従来のクイックコネクタでは、作業者は、係止手段3、4が完全接続状態となるまでカップリングピースが十分に押し込めれたか否かを確認する場合、カップリングピースに顔を近づけて注視することによりその押し込み量を確認するか、カップリングピースを引き抜く方向に力を加え、手の感覚によって実際に抜けるか否かを確認しなければならず、非常に面倒であった。特に、機械や部品などが混み入っている場合や、パイプの接続箇所が狭い場所では、作業者はカップリングピースに顔を近づけることや隙間に手を入れることができないため、鏡に反射させて目視するか、ファイバーカメラなどを用いて接続箇所をモニターに映して検査する必要があり、その接続状態を確認することは容易ではない。また、作業者の多くは、作業時に、皮手袋や軍手などの保護具を身に付けているため、不完全接続状態の場合と完全接続状態の場合とにおいて係止手段3の位置が変化しない上記従来のクイックコネクタでは、手の感覚だけでカップリングピース相互が完全接続状態にあるか否かを正確に判断することは非常に難しい。特に、カップリングピース相互の嵌め込み箇所に、流体密性の向上のためのシールやOリングが配設されている場合には、カップリングピース相互の嵌め込みが窮屈なものとなるため、不完全状態であるにもかかわらず、作業者は完全に接続されているものと勘違いしてしまうことがある。
特表2005−535845号公報
そこで、この発明は、カップリングピース相互(パイプ同士)が不完全接続状態にあるのか、あるいは完全接続状態にあるのかについて、目視に頼ることなく、手の感覚だけで簡単かつ確実に確認することのできるクイックコネクタを提供することを課題とする。
この発明のクイックコネクタは、上記課題を解決するため、外周部に拡大径部を有する雌型パイプと、リテーナー取付部を有する雄型パイプと、前記リテーナー取付部において雄型パイプの軸方向に対して直角に摺動自在なリテーナーとを備え、前記雌型パイプの拡大径部をリテーナーで拘束することによって雌型パイプと雄型パイプとを接続するようにしたクイックコネクタであって、前記リテーナーが、雌型パイプと雄型パイプとが完全接続状態になった場合にのみ、リテーナー取付部の仮止め位置から完全押し込み位置へと押し込み可能となることを特徴とする。
また、この発明のクイックコネクタは、外周部に拡大径部を有する雄型パイプと、リテーナー取付部を有する雌型パイプと、前記リテーナー取付部において雌型パイプの軸方向に対して直角に摺動自在なリテーナーとを備え、前記雄型パイプの拡大径部をリテーナーで拘束することによって雄型パイプと雌型パイプとを接続するようにしたクイックコネクタであって、前記リテーナーが、雄型パイプと雌型パイプとが完全接続状態になった場合にのみ、リテーナー取付部の仮止め位置から完全押し込み位置へと押し込み可能となることを特徴とする。
なお、上記いずれかのクイックコネクタにおいて、前記リテーナー取付部が逆戻り防止用突出片を有するものとし、雌型パイプと雄型パイプとが完全接続状態になった場合に、前記リテーナーが仮止め位置から完全押し込み方向にのみ押し込み可能となるものとしてもよい。
この発明のクイックコネクタは、以上のような構成となっているため、パイプ同士が不完全接続状態にあるのか、あるいは完全接続状態にあるのかについて、目視に頼ることなく、手の感覚だけで簡単かつ確実に確認することのできるクイックコネクタを提供することができる。
以下、この発明を実施形態として示した図面に従って説明する。
図1はこの発明のクイックコネクタの各構成部材の分解斜視図、図2はリテーナーが雄型パイプのリテーナー取付台座における仮止め位置にある状態を示す斜視図、図3は図2に示した仮止め位置にあるリテーナーに対して雌型パイプが接続された状態を示す斜視図、図4はリテーナーが完全に押し込み位置にある状態を示す斜視図、図5(a)は図1の状態にある各構成部材の上面図、図5(b)は図1の状態にある各構成部材の側面図、図5(c)は図1の状態にある各構成部材の正面図、図6(a)は図2の状態にある各構成部材の上面図、図6(b)は図2の状態にある各構成部材の側面図、図6(c)は図2の状態にある各構成部材の正面図、図7(a)は図3の状態にある各構成部材の上面図、図7(b)は図3の状態にある各構成部材の側面図、図7(c)は図3の状態にある各構成部材の正面図、図8(a)は図4の状態にある各構成部材の上面図、図8(b)は図4の状態にある各構成部材の側面図、図8(c)は図4の状態にある各構成部材の正面図、図9はリード線とヒータ線の接続構造を示した雄型パイプの断面図である。
〔この発明のクイックコネクタの全体構成について〕
このクイックコネクタは、図3あるいは図7に示すように、雌型パイプ2と雄型パイプ1とが完全接続状態となった場合にのみリテーナー3の仮止め状態が解除され、リテーナー3をリテーナー取付台座10における仮止め位置から完全押し込み位置(図4あるいは図8参照)へと押し込むことができるようになり、リテーナー3の完全押し込み位置において雌型パイプ2の拡大径部Fをリテーナー3によって拘束することによって、雌型パイプ2と雄型パイプ1とを抜け止め状態に保持するものである。
ここで、この明細書において、図2あるいは図6に示すように、リテーナー3のロック片35、35がリテーナー取付台座10のフランジ部11に設けられた仮止め用溝14、14に嵌入した状態であって、リテーナー3がリテーナー取付台座10において摺動不能にある位置(状態)を「仮止め位置」(仮止め状態)といい、また図4あるいは図8に示すように、リテーナー3のロック片35、35がリテーナー取付台座10の先端の端部壁を構成する係合壁17と係合した状態であって、リテーナー3がリテーナー取付台座10において摺動不能にある位置(状態)を「完全押し込み位置」(完全押し込み状態)というものとする。
〔各部材の構成について〕
(雄型パイプ1)
雄型パイプ1は、主として液体を移送するものであり、樹脂(例えばポリアミド樹脂)あるいは金属により構成され、図1に示すように、一方の樹脂管やホースチューブとの取り付け側にあたる竹の子状継手部70と、竹の子状継手部70の軸線に対して直角方向に設けられた流体経路71と、を備えたL字型継手となっている。
前記流体経路71の基部には、リテーナー取付台座10が設けられ、後述するリテーナー3が摺動自在に取り付け可能となっている。
竹の子状継手部70の外周部には、環状の隆起部や拡大部が複数設けられているため、0リングやシールリングを装着することによって前記樹脂管やホースチューブを流体密状態に確実に接続することができる。また、雄型パイプ1の流体経路71の外周部にも環状の溝が設けられているため、この溝に0リングRを装着することによって雌型パイプ2を流体密状態に確実に接続することができる。
雄型パイプ1のリテーナー取付台座10は、図1あるいは図5に示すように、流体経路71と雄型パイプ1の本体部との接合部分に一体的に形成された略方形のフランジ部11を有する。また、フランジ部11と、フランジ部11の両側下部にフランジ部11の両側面と平行に延設されたスライダ片12とによって、スライダ溝13を形成し、後述するリテーナー3がスライダ溝13に嵌り込んで摺動可能となっている。
フランジ部11の外周部分には、後述するリテーナー3のロック片35、35が嵌合してリテーナー3をリテーナー取付台座10の仮止め位置(図2あるいは図6参照)に保持するための仮止め用溝14、14と、リテーナー3の逆戻り防止用の突出片15、15を設けてある。なお、リテーナー取付台座10のうち、リテーナー3の挿入側の端部壁16や、前記突出片15におけるリテーナー3の挿入側の構成壁15aは、リテーナー3の挿入を容易にするためテーパ状に形成される。
フランジ部11の外周部分に設けられた仮止め用溝14、14の相互間の幅W1は、図5(a)に示すように、雌型パイプ2の拡大径部Fの外径より小さな幅に設定されている。
また、フランジ部11を構成する構成壁のうち、前記仮止め用溝14、14が設けられた側の側壁の幅W2は、図5(a)に示すように、雌型パイプ2の拡大径部Fの外径と同じか、これよりも僅かに小さな幅に設定されている。
さらに、フランジ部11の外周部分に設けられたリテーナー3の逆戻り防止用の突出片15、15の相互間の幅W3は、図5(a)に示すように、雌型パイプ2の拡大径部Fの外径より大きな幅に設定されている。
(雌型パイプ2)
雌型パイプ2は、雄型パイプ1と同様に金属製あるいは樹脂製の部材であって、図1に示すように、その外周部に環状の拡大径部(フランジ)Fが一体形成された環状部材として形成されている。雌型パイプ2の他端部には、図示しない相手方の樹脂管やホースチューブが接続されるものとしている。上述した雄型パイプ1との接続においては、雌型パイプ2のフランジF側から雌型パイプ2の挿入孔を雄型パイプ1の流体経路71に接続し(図1の矢印)、この状態でフランジFをリテーナー3によって拘束することにより雌型パイプ2の雄型パイプ1からの抜けを防止している(図4参照)。
(リテーナー3)
リテーナー3は、図1あるいは図5に示すように、一体成形された樹脂製の略U字形の部材であって、端部壁30と、これから略平行に延びる第1の脚部31および第2の脚部31とを備えている。第1の脚部31と第2の脚部31はそれぞれ、上面を構成するロック壁32と、側面を構成する側壁33と、下面を構成するスライド壁34とによって断面コ字状に形成されており、その先端部にはさらにロック片35が形成されている。
第1の脚部31のロック片35と第2の脚部31のロック片35の相互間の幅W4は、図5(a)に示すように、フランジ部11の外周部分に設けられた仮止め用溝14、14の相互間の幅W1と同じか、これよりも僅かに小さな幅に設定されている。
前記ロック壁32の内側面は、図5(a)に示すように、端部壁30の内側面と共に湾曲上に形成され、リテーナー3の完全押し込み位置において雌型パイプ2の外周部を保持するものとしている。なお、前記ロック壁32の上面先端部32aであって雌型パイプ2の拡大径部Fが当接する部分は、雌型パイプ2の挿入を容易にするため、テーパ状に形成されている。
前記ロック壁32とスライド壁34との中央部付近には、図1あるいは図5に示すように、それぞれ切欠き部32bが設けられており、これにより雌型パイプ2と雄型パイプ1とが完全接続状態にある場合の、仮止め位置にあるリテーナー3の脚部31、31の拡径作用を補助している。つまり、雌型パイプ2と雄型パイプ1との完全接続状態では雌型パイプ2の押し込みによってリテーナー3の脚部31、31が徐々に押し広げられることとなるが、切欠き部32bを設けることにより脚部31の弾性が増すため、雌型パイプ2と雄型パイプ1との接続が容易になると共に、リテーナー3の強度を大きくできる。
リテーナー3の端部壁30には、図1に示すように、前記スライド壁34と同一面上において内側に突出した突出片36が設けてある。
〔この発明のクイックコネクタの接続確認について〕
この発明のクイックコネクタにおける上記各構成部材の接続に際しては、先ず、図2あるいは図6に示すように、リテーナー3が雄型パイプ1のリテーナー取付台座10の仮止め位置に位置するよう、リテーナー3のロック片35、35をリテーナー取付台座10の仮止め用溝14、14に嵌め合わせる。この際、リテーナー取付台座10の端部壁16や逆戻り防止用の突出片15の構成壁15aがテーパ状に形成されているので、その嵌め合わせは容易である。また、この状態では、リテーナー3のロック壁34、34がリテーナー取付台座10のスライダ溝13、13に嵌ったものとなる(図6(b)あるいは(c)参照)。
リテーナー3が仮止め位置にある場合、ロック片35、35と仮止め用溝14、14との係合により、リテーナー3は前進も後退も阻止された状態となる。また、ロック壁34、34とスライダ溝13、13との係合により、リテーナー3は上側にも下側にも抜けない状態となる。したがって、リテーナー3のリテーナー取付台座10からの不用意な落下が防止されると共に、その紛失も防止される。また、各部材の製造元から客先に製品を納入する際には、リテーナー3をテーナー取付台座10に仮止めした状態で納入できるので、客先での手間も省け、納入数の管理や搬出入の作業、在庫管理などが容易となる。
次いで、リテーナー3がリテーナー取付台座10の仮止め位置にある状態で、図3や図7に示すように、雌型パイプ2を雄型パイプ1の流体経路71に押し込んでいく。ここで、雌型パイプ2の押し込みは、図7(b)や図7(c)に示すように、雌型パイプ2の拡大径部Fの底面部分がリテーナー取付台座10のフランジ部11に当接するまで、つまりは雌型パイプ2と雄型パイプ1とが完全接続状態となるまで行なわれる。この際、フランジ部11の外周部分に設けられた仮止め用溝14、14の相互間の幅W1は、図5(a)に示すように、雌型パイプ2の拡大径部Fの外径より小さく設定されているので、仮止め用溝14、14に嵌ったリテーナー3のロック片35、35の相互間の幅W4も同様に雌型パイプ2の拡大径部Fの外径より小さいものとなるため、雌型パイプ2の押し込みに伴い、リテーナー3の第1および第2の脚部31、31がその弾性力に抗して押し広げられることとなる(図7(a)参照)。
そして、リテーナー3の第1および第2の脚部31、31が押し広げられると、リテーナー3のロック片35、35はリテーナー取付台座10の仮止め用溝14、14から外れてその係合が解除されることとなり、フランジ部11を構成する側壁の幅W2が雌型パイプ2の拡大径部Fの外径と同じかこれよりも僅かに小さな幅に設定されているので、リテーナー3は前進移動(完全押し込み方向への移動)が可能となる。
ただし、この場合においても、フランジ部11の外周部分に設けられたリテーナー3の逆戻り防止用の突出片15、15の相互間の幅W3が、雌型パイプ2の拡大径部Fの外径より大きな幅に設定されているので、ロック片35、35と突出片15、15との係合が解除されることはなく、リテーナー3の後退移動(逆戻り)は防止される。
上述のようにリテーナー3のロック片35、35とリテーナー取付台座10の仮止め用溝14、14との係合が解除された後は、図4や図8に示すように、リテーナー3をリテーナー取付台座10の仮止め位置から完全押し込み位置まで押し込んでいく。この押し込みの際、リテーナー3のスライド壁34、34はリテーナー取付台座10のスライダ溝13、13内を摺動することとなる。そして、リテーナー3のロック片35、35がリテーナー取付台座10の係合壁17を超えるまで押し込まれると、雌型パイプ2の拡大径部Fによって押し広げられていたリテーナー3の第1、第2の脚部31、31が弾性復帰するため、ロック片35がリテーナー取付台座10の係合壁17に引っ掛かって完全押し込み状態となる。
リテーナー3の完全押し込み状態(完全押し込み位置)では、ロック片35、35とリテーナー取付台座10の係合壁17との係合により、リテーナー3のリテーナー取付台座10(雄型パイプ1)からの抜け(リテーナー3の後退移動)が防止され、リテーナー3のスライド壁34とリテーナー取付台座10のスライダ溝13との係合により、リテーナー3のリテーナー取付台座10からの抜け(リテーナー3の上下方向の抜け)が防止され、リテーナー3の突出片36とリテーナー取付台座10のフランジ部11の後端部分との係合により、リテーナー3のリテーナー取付台座10からの抜け(リテーナー3の前進移動)が防止される。
また、雌型パイプ2の拡大径部Fがリテーナー3の第1および第2の脚部31、31の内側(ロック壁32の内側)および端部壁30の内側と係合することにより、雌型パイプ2の雄型パイプ1の流体経路71からの抜けが防止される。
以上のように、この発明の上記実施例では、雌型パイプ2と雄型パイプ1とが不完全接続状態にあるのか、あるいは完全接続状態にあるのかについて、リテーナー取付台座10におけるリテーナー3の仮止め位置から完全押し込み位置までの移動量(位置変化)によって、目視に頼ることなく、手の感覚だけで簡単かつ確実に確認することができる。つまり、雌型パイプ2と雄型パイプ1とが不完全接続状態にある場合には、リテーナー3のロック片35とリテーナー取付台座10の仮止め用溝14との係合が解除されず、リテーナー3は仮止め位置から移動しないため、作業者は不完全接続状態にあると認識する。逆に、雌型パイプ2と雄型パイプ1とが完全接続状態にある場合には、リテーナー3のロック片35とリテーナー取付台座10の仮止め用溝14との係合が解除され、リテーナー3は仮止め位置から完全押し込み位置まで押し込まれるため、作業者はリテーナー3の位置変化により雌型パイプ2と雄型パイプ1とが完全接続状態にあると認識できる。
また、上記実施例では、リテーナー3が完全押し込み状態にある場合の雌型パイプ2の拡大径部Fとリテーナー3との係合面積が大きいので、引張強度も大きくなり、雌型パイプ2と雄型パイプ1との抜けを完全に防止でき、より安全である。上述した従来のクイックコネクタでは、係止手段3、4の係合面積が小さく(特許文献1の図4参照)、その引張強度も小さい。
その他の実施例
上記実施例では、外周部に拡大径部Fが形成された雌型パイプ2とリテーナー取付部を有する雄型パイプ1との接続のためのクイックコネクタについて説明したが、これとは逆に、外周部に拡大径部Fが形成された雄型パイプとリテーナー取付部を有する雌型パイプとしてもよい。
また、上記実施例では、雄型パイプ1を竹の子状継手部70と、流体経路71とを備えたL字型の継手としたが、これに限られず、T字型、F字型、十字型といった複数回路の継手であってもよい。
この発明のクイックコネクタの各構成部材の分解斜視図。 リテーナーが雄型パイプのリテーナー取付台座における仮止め位置にある状態を示す斜視図。 図2に示した仮止め位置にあるリテーナーに対して雌型パイプが接続された状態を示す斜視図。 リテーナーが完全に押し込み位置にある状態を示す斜視図。 図5(a)は図1の状態にある各構成部材の上面図、図5(b)は図1の状態にある各構成部材の側面図、図5(c)は図1の状態にある各構成部材の正面図。 図6(a)は図2の状態にある各構成部材の上面図、図6(b)は図2の状態にある各構成部材の側面図、図6(c)は図2の状態にある各構成部材の正面図。 図7(a)は図3の状態にある各構成部材の上面図、図7(b)は図3の状態にある各構成部材の側面図、図7(c)は図3の状態にある各構成部材の正面図。 図8(a)は図4の状態にある各構成部材の上面図、図8(b)は図4の状態にある各構成部材の側面図、図8(c)は図4の状態にある各構成部材の正面図。
符号の説明
F 拡大径部
R Oリング
1 雄型パイプ
2 雌型パイプ
3 リテーナー
10 リテーナー取付台座
11 フランジ部
12 スライダ片
13 スライダ溝
14 仮止め用溝
15 逆戻り防止用の突出片
16 端部壁
17 係合壁
31 脚部
32 ロック壁
33 側壁
34 スライド壁
35 ロック片
36 突出片

Claims (3)

  1. 外周部に拡大径部を有する雌型パイプと、リテーナー取付部を有する雄型パイプと、前記リテーナー取付部において雄型パイプの軸方向に対して直角に摺動自在なリテーナーとを備え、前記雌型パイプの拡大径部をリテーナーで拘束することによって雌型パイプと雄型パイプとを接続するようにしたクイックコネクタであって、前記リテーナーが、雌型パイプと雄型パイプとが完全接続状態になった場合にのみ、リテーナー取付部の仮止め位置から完全押し込み位置へと押し込み可能となることを特徴とするクイックコネクタ。
  2. 外周部に拡大径部を有する雄型パイプと、リテーナー取付部を有する雌型パイプと、前記リテーナー取付部において雌型パイプの軸方向に対して直角に摺動自在なリテーナーとを備え、前記雄型パイプの拡大径部をリテーナーで拘束することによって雄型パイプと雌型パイプとを接続するようにしたクイックコネクタであって、前記リテーナーが、雄型パイプと雌型パイプとが完全接続状態になった場合にのみ、リテーナー取付部の仮止め位置から完全押し込み位置へと押し込み可能となることを特徴とするクイックコネクタ。
  3. 前記リテーナー取付部が逆戻り防止用突出片を有し、雌型パイプと雄型パイプとが完全接続状態になった場合に、前記リテーナーは仮止め位置から完全押し込み方向にのみ押し込み可能となることを特徴とする請求項1または2記載のクイックコネクタ。
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