JP2008082463A - 接続確認チェッカー付きクイックコネクタ - Google Patents

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    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Abstract

【課題】リテーナーの押し込み具合が一目で簡単かつ確実に確認できる接続確認チェッカー付きクイックコネクタを提供する。
【解決手段】外周部に拡大径部を有する雄型コネクタと、前記雄型コネクタを挿入するための挿入口およびリテーナーを挿入するための窓部を有する雌型コネクタと、前記窓部から軸方向に対し直角に挿入されるリテーナーとからなり、窓部から挿入されて雌型コネクタと抜け止め状態で係合したリテーナーが、挿入口から挿入された雄型コネクタの拡大径部を拘束することにより、雄型コネクタと雌型コネクタとが接続されるようにしたクイックコネクタにおいて、前記リテーナーがチェッカーを有しており、リテーナーを窓部から挿入する際、チェッカーの一端が雄型コネクタに当接し、リテーナーのみが窓部に押し込まれ、少なくともチェッカーの一部が窓部から突き出た状態となることを特徴とする接続確認チェッカー付きクイックコネクタである。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の燃料やオイル等の流体移送配管においてパイプ同士を接続するのに用いられるクイックコネクタに関し、特にパイプ同士が確実に接続されているか否かを一目で容易に確認することができる接続確認チェッカー付きクイックコネクタに関するものである。
例えば、自動車の燃料移送配管では、燃料パイプを接続する管継手としてクイックコネクタと呼ばれる継手が広く用いられている。この種のクイックコネクタは、外周部に拡大径部を有する雄型コネクタと、雄型コネクタを挿入するための挿入口およびリテーナー(保持部材)を挿入する窓部を有する雌型コネクタと、前記窓部から軸方向に対し直角に挿入されるスライド式のリテーナーとからなる。(例えば、特許文献1あるいは特許文献2)
そして、従来のクイックコネクタでは、燃料パイプの一方に雌型コネクタを取り付けると共に、他方の接続すべき相手方のパイプに雄型コネクタを取り付け、次いで雄型コネクタを雌型コネクタの挿入口から挿入し、この状態でリテーナーを窓部から挿入して雌型コネクタと抜け止め状態に係合させ、併せてリテーナーと雄型コネクタの前記拡大径部とを抜け止め状態に係合させる。これにより雄型コネクタの拡大径部がリテーナーに拘束されることとなるため、雄型コネクタの雌型コネクタの挿入口からの抜けが防止され、パイプ同士の接続を可能ならしめている。
なお、この種のクイックコネクタでは、窓部から挿入されたリテーナーの押し込み量が不十分でリテーナーと雌型コネクタとが抜け止め状態で係合しない場合(以下、この明細書においてリテーナーの押し込み量が不十分な状態を不完全押し込み状態という)、雄型コネクタの拡大径部がリテーナーによって拘束されないため、雄型コネクタが雌型コネクタから外れてしまうことがある。そして、リテーナーの不完全押し込み状態において燃料配管経路に流体を流してしまうと、雄型コネクタが雌型コネクタから浮き上がり、その隙間から流体が漏れ出して燃料配管機器を故障させてしまうことがある。また、最悪の場合、漏れ出した燃料に引火して爆発を起こし大事故に繋がるといったことがある。従って、この種のクイックコネクタを使用する者にとって、リテーナーが雌型コネクタと確実に抜け止め状態で係合し、拡大径部を拘束するまで完全に押し込まれたか否かを確認することは非常に重要な作業となる(以下、この明細書においてリテーナーが完全に押し込まれた状態を完全押し込み状態という)。
しかしながら、上記したような従来のクイックコネクタでは、使用者は、リテーナーが不完全押し込み状態にあるのか、あるいは完全押し込み状態にあるのかを確認する場合、クイックコネクタに顔を近づけて注視することによりリテーナーの押し込み量を確認するか、雄型コネクタを雌型コネクタの挿入口から引き抜く方向に力を加え、実際に抜けるか否かを確認しなければならず、非常に面倒であった。特に、機械や部品などが混み入っている場合や、パイプの接続箇所が狭い場所では、使用者はクイックコネクタに顔を近づけることや、隙間に手を入れることができないためリテーナーの押し込み具合を確認することは容易ではない。
特開2005−172161号公報 特表平10−509232号公報
そこで、この発明は、リテーナーが不完全押し込み状態にあるのか、あるいは完全押し込み状態にあるのかについて、一目で簡単かつ確実に確認することのできる接続確認チェッカー付きクイックコネクタを提供することを課題とする。
この発明の接続確認チェッカー付きクイックコネクタは、上記課題を解決するため、 外周部に拡大径部を有する雄型コネクタと、前記雄型コネクタを挿入するための挿入口およびリテーナーを挿入するための窓部を有する雌型コネクタと、前記窓部から軸方向に対し直角に挿入されるリテーナーとからなり、窓部から挿入されて雌型コネクタと抜け止め状態で係合したリテーナーが、挿入口から挿入された雄型コネクタの拡大径部を拘束することにより、雄型コネクタと雌型コネクタとが接続されるようにしたクイックコネクタにおいて、前記リテーナーがチェッカーを有しており、リテーナーを窓部から挿入する際、チェッカーの一端が雄型コネクタに当接し、リテーナーのみが窓部に押し込まれ、少なくともチェッカーの一部が窓部から突き出た状態となることを特徴とする。
また、前記チェッカーがリテーナーに着脱自在に取り付けられるようにしてもよい。
さらに、前記チェッカーがストッパーを有するものとしてもよい。
この発明の接続確認チェッカー付きクイックコネクタは、以上のような構成となっているため、リテーナーが不完全押し込み状態にあるのか、あるいは完全押し込み状態にあるのかについて、クイックコネクタに顔を近づけることなく、また、手で引っ張ってみて抜けるか否かを確認することなく、チェッカーの窓部からの突出具合によって、一目で簡単かつ確実に確認することができる。
以下、この発明を実施形態として示した図面に従って説明する。
図1は接続確認チェッカー付きクイックコネクタの分解斜視図、図2は接続確認チェッカー付きクイックコネクタの正面図、図3は接続確認チェッカー付きクイックコネクタの側面図、図4はチェッカーが取り付けられたリテーナーが雌型コネクタの窓部に挿入される前の状態を示す斜視図、図5は図4におけるチェッカーが取り付けられたリテーナーと雌型コネクタの正面図、図6はチェッカーが取り付けられたリテーナーが雌型コネクタに仮止めされた状態を示す斜視図、図7は図6におけるチェッカーが取り付けられたリテーナーと雌型コネクタの正面図、図8は図6における仮止め状態において雄型コネクタが雌型コネクタの挿入口から挿入された状態を示す一部断面側面図、図9は図8における接続確認チェッカー付きクイックコネクタの一部断面正面図、図10はリテーナーが仮止め状態から完全押し込み状態へと押し込まれる様子を示す一部断面正面図、図11はリテーナーの完全押し込み状態を示す一部断面正面図、図12は図11における接続確認チェッカー付きクイックコネクタの一部断面側面図、図13は図11における接続確認チェッカー付きクイックコネクタの一部断面底面図、図14はリテーナーの完全押し込み状態においてチェッカーを回収した後の状態を示す一部断面正面図である。
〔接続確認チェッカー付きクイックコネクタの全体構成について〕
この接続確認チェッカー付きクイックコネクタは、図1ないし図3に示すように、雌型コネクタ1と、雄型コネクタ2と、前記雌型コネクタ1に設けられた窓部10から挿入されるリテーナー3と、前記リテーナー3に着脱自在に取り付けられるチェッカー4とからなる。
〔接続確認チェッカー付きクイックコネクタの各部材の構成について〕
雌型コネクタ1は、樹脂製の部材であって、図1に示すように、図示しない樹脂管やホースとの取り付け側である圧入取付部11と最大径からなる円筒状のハウジングHとが圧入取付部11から順次大径となる第1の円筒部12と第2の円筒部13を介して一体形成されてなる。また、その内部には段付きの通路が軸方向に形成されている。圧入取付部11の外周部には、環状の隆起部や拡大部が複数設けられており、0リングを装着することによって前記樹脂管やホースを流体密状態に確実に接続することができる。ハウジングHは、雄型コネクタ2が軸方向に挿入される挿入口14と、リテーナー3が軸方向と直角に挿入される窓部10と、窓部10に対向する位置に設けられた窓部10´とからなる。なお、第2の円筒部13の内側には、図示しない0リングと、0リングの挿入口14方向への飛び出しを防止するためのトップハットが装着されており、雌型コネクタ1と雄型コネクタ2とを流体密状態に接続可能としている。また、ハウジングHの内壁面には、図2に示すように、溝部16a、16bが設けられている。
雄型コネクタ2は、金属製あるいは樹脂製の部材であって、図1に示すように、その先端部20から所定の距離だけ離れた位置に環状の拡大径部Fを有する環状部材として形成されている。雄型コネクタ2の他端部には、図示しない相手方の樹脂管やホースと接続されるようにねじ山が設けられている。雌型コネクタ1との接続においては、雄型コネクタ2を先端部20側から雌型コネクタ1の挿入口14に挿入し、拡大径部FがハウジングH内で第2の円筒部13の外端部に突き当たった状態(図8参照)で、リテーナー3を窓部10から挿入し、完全押し込み状態となるまで押し込むと(図12参照)、拡大径部Fがリテーナー3により拘束されるため、雄型コネクタ2の挿入口14からの抜けが防止される。
リテーナー3は、図1および図2に示すように、一体成形された樹脂製の略U字形の部材であって、端部壁30とこれから略平行に延びる第1および第2の脚部31a、31bとからなる。また、端部壁30には、後述するチェッカー4を収容するための凹部32が設けられている。第1の脚部31aと第2の脚部31bの先端部付近には、リテーナー3の完全押し込み状態において窓部10´の窓枠17a、17bとそれぞれ係合するロック爪34a、34bが形成されている(図11参照)。ロック爪34a、34bの側面には、脚部31a、31bの先端部に向かって延びるテーパ面が設けられているため、リテーナー3をハウジングH(窓部10)へ挿入する際、このテーパ面に沿って脚部31a、31bが相互に押し縮められることとなる。
脚部31a、31bの内側には、リテーナーの完全押し込み状態において雄型コネクタ2の外周部を保持するリブ33a、33bが設けられている(図11参照)。したがって、リブ33a、33bの内側面は、図2に示すように、端部壁30の内側面と共に、湾曲状に形成されている。また、リブ33a、33bの先端部をテーパ状に形成することにより、リテーナー3をハウジングH(窓部10)へ挿入する際、テーパ面に沿ってリブ33a、33bが徐々に押し広げられることとなる(図10参照)。
図8に示すように、リテーナー3(脚部31a、31b)の軸方向の長さLがハウジングHの窓部10、10´の軸方向の長さと略同一に設定されているため、リテーナー3を完全押し込み状態としたとき、リテーナー3は軸方向に位置ズレしない。また、リブ33a、33bの軸方向の長さlが、脚部31a、31bの軸方向の長さLに比べて短く設定されているため、リテーナー3の完全押し込み状態において、雄型コネクタ2の拡大径部Fが雌型コネクタ1の第2の円筒部13の外端部とリテーナー3(リブ33a、33b)との間にできるスペースに収容されることとなり(図13参照)、拡大径部Fとリテーナー3とが抜け止め状態となって係合されて雄型コネクタ2の軸方向への位置ズレが防止されると共に、雌型コネクタ1の挿入口14からの抜けが抑止される。
なお、図1又は図3に示すように、リテーナー3の脚部31a、31bの外側面に突起部35a、35bを設けるとともに、雌型コネクタ1の窓部10の窓枠10a、10bにこれと対応するノッチ15a、15bを切り欠き形成し、リテーナー3の完全押し込み状態において、突起部35a、35bがそれぞれノッチ15a、15bに収容されるようにしてもよい。これにより、前述したようにリテーナー3(脚部31a、31b)の軸方向の長さLをハウジングHの窓部10、10´の軸方向の長さと略同一に設定しない場合においても、リテーナー3を完全押し込み状態としたときのリテーナー3も軸方向への位置ズレを防止できる。また、突起部35a、35bとノッチ15a、15bが目印となるため、作業者にとって一見すると区別し難い窓部10、10´の区別が容易となり、リテーナー3を誤って窓部10´から挿入してしまうこともない。また、突起部35a、35b及び対応するノッチ15a、15bを真ん中よりも一端側(本実施例においては、図1における雄型コネクタ2の雌型コネクタ1への挿入側)に寄った位置に設けることにより、作業者は容易にリテーナー3の上下方向を確認できるため、リテーナー3を窓部10に対して上下逆さに挿入してしまうことがなく、作業効率が向上する。
チェッカー4は、樹脂からなる略T字の部材であって、図1乃至図3に示すように、基部41と、基部41から略平行に延びる第1の脚部42aと第2の脚部42bとからなり、リテーナー3の凹部32に対し着脱可能となっている。リテーナー3に取り付けは、図4に示すように、基部41が凹部32を構成する構成壁に当接するように、また、脚部42a、脚部42bが凹部32に収容されるようにして行われる。このとき、脚部42a、42bのそれぞれの外側面がリテーナー3の凹部32の構成壁にそれぞれ当接するようにすることにより、脚部42a、42bの外側面と凹部32の構成壁との間に接触摩擦が生じてチェッカー4の凹部32からの不用意な脱落が防止される。なお、基部41の外面は、図2あるいは図4に示すように、チェッカー4がリテーナー3の端部壁30に設けられた凹部32に装着された状態で、端部壁30の外面と基部41の外面とが略面一となるよう湾曲状に形成されている。つまり、チェッカー4が取り付けられたリテーナー3の窓部10への挿入時において、チェッカー4はリテーナー3から突き出た状態とはなっていない。 さらに、脚部42a、42bの外側面には、基部41に向かって延びるように形成されたテーパ面を有するストッパー43a、43bがそれぞれ設けられている。
〔接続確認チェッカー付きクイックコネクタの接続確認について〕
接続確認チェッカー付きクイックコネクタの上記各構成部材の接続に際しては、まず、図4あるいは図5に示すように、チェッカー4の基部41の外面とリテーナー3の端部壁30の外面とが略面一となるようチェッカー4をリテーナー3の凹部32に嵌め合わせて取り付ける。次に、この状態のまま、図6または図7に示すように、リテーナー3を雌型コネクタ1のハウジングHに設けられた窓部10から軸方向に対して直角に挿入して、リテーナー3の脚部31a、31bに設けられたロック爪34a、34bがハウジングH内の溝16a、16bに係合するまでリテーナー3を押し込んでいく(この明細書において仮止め状態という)。但し、工場から商品として出荷される際すでに上記仮止め状態にて出荷される場合には、リテーナー3を雌型コネクタ1の窓部10に挿入する上記作業は不要となる。次に、図8に示すように、雄型コネクタ2を雌型コネクタ1の挿入口14から挿入し、雄型コネクタ2の拡大径部FがハウジングH内で第2の円筒部13の外端部に突き当たるまで押し込む。続いて、上記仮止め状態にあるリテーナー3を、図11乃至図13に示すように、リテーナー3の脚部31a、31bのロック爪34a、34bがハウジングHに設けられた窓部10´の窓枠17a、17bに係合するまで(つまりは完全押し込み状態まで)押し込んでいく。そして、リテーナー3はロック爪34a、34bの窓枠17a、17bへの引っ掛かりにより雌型コネクタ1と抜け止め状態となって係合される。リテーナー3の挿入においては、図9または図10に示すように、リテーナー3のリブ33a、33bの先端部が雄型コネクタ2の外周部に突き当たると、そのテーパ面に沿ってリブ33a、33bが徐々に押し広げられながら押し込まれていき、最終的にリブ33a、33bの内側の湾曲面が雄型コネクタ1の外周部を保持することとなる。このような完全押し込み状態では、ロック爪34a、34bと窓枠17a、17bとがそれぞれ係合することにより、リテーナー3のハウジングH(雌型コネクタ1)からの抜けが防止されると共に、拡大径部Fとリテーナー3との係合により、雄型コネクタ2の挿入口14からの抜けが防止される。
なお、上述したようなリテーナー3を仮止め状態とすることは必須ではなく、一気に完全押し込み状態まで押し込むようにしてもよい。
チェッカー4は、上述のようにリテーナー3を完全押し込み状態まで押し込む過程において、チェッカー4の脚部42a、42bの先端部が雄型コネクタ2に突き当たるため、リテーナー3の押し込みに伴って窓部10(ハウジングH)内に挿入されることはなく、図11または図12に示すように、チェッカー4の一部が窓部10から突出した状態で残ることとなる。この際、チェッカー4の脚部42a、42bの側壁にはストッパー43a、43bが設けられているため、図11に示すように、ストッパー43a、43bがリテーナー3の凹部32の構成壁に設けられた溝32a、32bに嵌り込み、チェッカー4のリテーナー3からの不用意な落下が防止され、さらにその紛失も防止される。
完全押し込み状態においてどの程度チェッカー4の一部が窓部10から突出するかは、チェッカー4の脚部42a、42bの長さによって決まるが、離れた位置からでも一目で完全押し込み状態と認識できる程度の長さ、または指で触れて突出を確認できる程度の長さにすることが好ましい。したがって、リテーナー3の窓部10への押し込み量が不十分で、不完全な押し込み状態で作業を終了してしまった場合には、チェッカー4が窓部10から突出しないか、突出したとしても所定量の突出量とは言えないため、雄型コネクタ2が雌型コネクタ1と完全に接続されておらず再度の確認が必要とされる。
本実施形態においてチェッカー4は着脱可能にリテーナー3の凹部32に取り付けられているため、図14に示すように、ストッパー43a、43bと溝32a、32bとの係止状態を解除することによりリテーナー3から取り外して回収できる。チェッカー4は弾性を有する樹脂からなり、ストッパー43a、43bには、基部41に向かって延びるように形成されたテーパ面が設けられているため、ストッパー43a、43bが溝32a、32bに嵌っている場合でも、ある程度の力でチェッカー4を引き抜くことにより容易にその係合状態を解除することができる。このように、作業終了後、チェッカー4を回収し、その個数を確認することで、事後的にリテーナー3の挿入忘れや押し込み忘れ、あるいはリテーナー3の押し込み不足といった不完全押し込み状態の有無を容易に確認することができる。例えば、回収したチェッカー4の数が、使用したクイックコネクタの合計数よりも少ない場合には、リテーナーの挿入や押し込みを忘れているか、リテーナーの押し込み量が不足していることになる。チェッカー4をリテーナー3に対し着脱可能とすることにより、機械や部品などが混み入っている場所や、パイプの接続箇所が狭い場所など、使用者が顔を近づけることも、隙間に手を入れることもできないような接続箇所においても、回収したチェッカー4の数を確認するだけでリテーナーが不完全押し込み状態にあるのか、あるいは完全押し込み状態にあるのかについて、一目で簡単かつ確実に確認することができる。
この発明の接続確認チェッカー付きクイックコネクタの分解斜視図。 この発明の接続確認チェッカー付きクイックコネクタの正面図。 この発明の接続確認チェッカー付きクイックコネクタの側面図。 チェッカーが取り付けられたリテーナーが雌型コネクタの窓部に挿入される前の状態を示す斜視図。 図4におけるチェッカーが取り付けられたリテーナーと雌型コネクタの正面図。 チェッカーが取り付けられたリテーナーが雌型コネクタに仮止めされた状態を示す斜視図。 図6におけるチェッカーが取り付けられたリテーナーと雌型コネクタの正面図。 図6における仮止め状態において雄型コネクタが雌型コネクタの挿入口から挿入された状態を示す一部断面側面図。 図8における雄型コネクタが雌型コネクタに挿入された状態の一部断面正面図。 リテーナーが仮止め状態から完全押し込み状態へと押し込まれる様子を示す一部断面正面図。 リテーナーの完全押し込み状態を示す一部断面正面図。 図11における接続確認チェッカー付きクイックコネクタの一部断面側面図。 図11における接続確認チェッカー付きクイックコネクタの一部断面底面図。 リテーナーの完全押し込み状態においてチェッカーを回収した後の状態を示す一部断面正面図。
符号の説明
F 拡大径部
H ハウジング
1 雌型コネクタ
2 雄型コネクタ
3 リテーナー
4 チェッカー

Claims (3)

  1. 外周部に拡大径部を有する雄型コネクタと、前記雄型コネクタを挿入するための挿入口およびリテーナーを挿入するための窓部を有する雌型コネクタと、前記窓部から軸方向に対し直角に挿入されるリテーナーとからなり、窓部から挿入されて雌型コネクタと抜け止め状態で係合したリテーナーが、挿入口から挿入された雄型コネクタの拡大径部を拘束することにより、雄型コネクタと雌型コネクタとが接続されるようにしたクイックコネクタにおいて、前記リテーナーがチェッカーを有しており、リテーナーを窓部から挿入する際、チェッカーの一端が雄型コネクタに当接し、リテーナーのみが窓部に押し込まれ、少なくともチェッカーの一部が窓部から突き出た状態となることを特徴とする接続確認チェッカー付きクイックコネクタ。
  2. 前記チェッカーがリテーナーに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の接続確認チェッカー付きクイックコネクタ。
  3. 前記チェッカーがストッパーを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の接続確認チェッカー付きクイックコネクタ。
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