JP2005282743A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】
正常に接続されたことを確認できるチェッカーを有し、小さなスペースでもチェッカーを引き抜くことができ、かつ、搬送時にもかさばらない管継手を提供する。
【解決手段】
この管継手10は、略管状のソケット20と、ソケット20に挿入される略管状のプラグ30と、このプラグ30をソケット20から抜け止めするストッパ50と、ソケット20に装着され、ソケット20とプラグ30とが接続されると、抜くことが可能なチェッカー40とを備える。チェッカー40は、つまみ部41とこのつまみ部41から伸びる弾性爪部42とを有し、ソケット20は、上記弾性爪部42を軸方向に挿入させて係止させる係止部25を有し、プラグ30には、ソケット20に挿入時に、上記係止部25に弾性爪部43とは反対方向から挿入され、上記弾性爪部43の係止を解除させる係止解除部34が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車のラジエータ、ヒーターユニット、燃料供給系等の配管接続に適したクイックコネクタ型の管継手に関し、特に管継手が正常に接続されたことを確認できるチェッカーを有する管継手に関する。
例えば自動車のラジエータ、ヒーターユニット、燃料供給系等の配管接続においては、クイックコネクタ型の管継手が用いられている。これらの管継手は、一般に、一方の管端に取付けられる略管状のソケットと、他方の管端に取付けられ、前記ソケットに挿入される略管状のプラグと、このプラグを前記ソケットから抜け止めするストッパとを備えている。
上述のような管継手において、ソケットにプラグが正常に接続されたかどうかは、プラグ挿入時に作業者が感じるクリック感や、外観等により判断されるが、作業ミス等により確実に接続されないことがある。特に、自動車の組み立てライン等においては、作業時間に制限があるので、そのような作業ミスが発生しやすい。そのため、ソケットにプラグが正常に接続されたかどうかを確認できる手段が望まれている。
下記特許文献1には、止め孔が設けられたコネクタのクリップ嵌着部に、係止爪を有する環状のクリップを嵌着させ、止め孔よりパイプ挿入部に突出させた係止爪に、挿入したパイプの抜止めを係止させてコネクタにパイプを組付ける際にチェッカーを介在させてパイプとコネクタの組付け状態を確認するための構造であって、フック挿入部を有するクリップと、フック用窓部を有するクリップ嵌着部と、フック部を備えたチェッカーを主体とし、前記チェッカーはフック挿入部及びフック用窓部に挿入係合するフック部がコネクタのボディ径方向に回動可能にチェッカー本体部に突出形成され、かつ該チェッカー本体部にはフック用窓部に挿入したフック部を保持するための両脚部がボディ外周部に対し取外し可能に前記フック部の両側に設けられた構成とされ、コネクタに挿入したパイプの抜止めによりクリップが径方向外方に回動し、前記チェッカーのフック部を外方に回動させることで前記フック部とコネクタのフック用窓部との係合が解除される構成とされてなることを特徴としたコネクタにおけるパイプ組付け状態確認構造が開示されている。また、その実施形態には、前記チェッカーのフック部と前記コネクタのフック用窓部との係合を解除した後、前記チェッカーを、前記パイプの軸方向に対して垂直に引き抜いて、前記チェッカーを外すことが記載されている。
特開平11−280974号公報
しかしながら、上記特許文献1の発明に用いられているチェッカーは、パイプの軸方向に対して垂直に引き抜くようになっているため、軸方向に対して垂直に、大きなスペースが必要となる。また、チェッカーを取付けた状態で搬送されるので、重量のわりには、かさばってしまい、搬送できる個数も少なくなるので、搬送コストが増大してしまう。
したがって、本発明の目的は、ソケットにプラグが正常に接続されたかどうかを確認できるとともに、小さなスペースでもチェッカーを引き抜くことができ、かつ、搬送時にもかさばらない管継手を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、一方の管端に取付けられる略管状のソケットと、他方の管端に取付けられ、前記ソケットに挿入される略管状のプラグと、このプラグを前記ソケットから抜け止めするストッパと、前記ソケットに装着され、前記ソケットと前記プラグとが接続されると、抜くことが可能なチェッカーとを備えた管継手において、前記チェッカーは、つまみ部とこのつまみ部から並列して伸びる一対の弾性爪部とを有し、前記ソケットには、前記一対の弾性爪部を軸方向に挿入させて係止させる係止部が設けられ、前記プラグには、前記ソケットに挿入される際に、前記係止部に前記一対の弾性爪部とは反対方向から挿入されて、前記一対の弾性爪部の係止を解除させる係止解除部が設けられていることを特徴とする管継手を提供するものである。
上記発明によれば、ソケットの係止部にチェッカーの弾性爪部を挿入することにより、弾性爪部が初期形状より変形して係止部に当接し、この弾性爪部の弾性復帰力により係止部に係止されるので、チェッカーをソケットに確実に装着することができる。そして、プラグの係止解除部をソケットの係止部に整合させ、プラグを軸方向に挿入すると、係止解除部が弾性爪部に当接し、これを変形させ、ソケットにプラグが完全に接続されると、初めて、弾性爪部が係止部から外れるようになり、チェッカーとソケットの係止部との係止状態が解除される。そのため、チェッカーをソケットの係止部から軸方向に引き抜くことができるようになる。
一方、ソケットにプラグが完全に接続されていない場合には、係止部に弾性爪部が係止されたままの状態であるので、ソケットの係止部からチェッカーを引き抜こうとしても、引き抜くことができない。したがって、チェッカーをソケットの係止部に装着した後、チェッカーを係止部から引き抜くことができるかどうかによって、ソケットにプラグが正常に接続したかどうかを容易に確認することができる。
また、係止部及び係止解除部は、軸方向に沿って形成されており、係止部に装着されるチェッカーを軸方向に引き抜けるので、軸方向に対して垂直に大きなスペースが不要で、管継手の配置スペースが小さい場所でも用いることができる。更に、前記チェッカーは軸方向に挿入されているので、かさばらずコンパクトな管継手が得られ、そして、作業現場等に一度に数多く搬送可能なので、搬送コストも低減できる。
更にまた、プラグの係止解除部が、ソケットの係止部に挿入され嵌合するので、プラグの位置決め及び回転止めが図れる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記ソケットに形成された前記係止部には、前記チェッカーの挿入方向に沿って、次第に広がるテーパー状の係止溝が設けられ、前記チェッカーの前記一対の弾性爪部は、外側に広がって伸びており、その先端部外側に爪部が形成されている管継手を提供するものである。
上記発明によれば、係止部にはチェッカーの挿入方向に沿って、次第に広がるテーパー状の係止溝が設けられている。すなわち、前記係止溝は、チェッカーを引き抜く方向に狭まった形状をなしているので、引き抜き方向の移動に対して摩擦力を付与し、係止部と弾性爪部との係止状態が解除された場合に、弾性爪部が急に係止部から飛び出すことを防止できる。
更に、弾性爪部は外側に広がった形状をなしているので、テーパー状の係止溝の内側に密接した状態で、弾性爪部の先端の爪部が係止溝の拡開側の縁部に係止するので、チェッカーをソケットの係止部にガタ付きなく装着させて、外力や振動等によってチェッカーが外れることを防止することができる。
本発明の第3は、前記第2の発明において、前記一対の弾性爪部の爪部は、外側面がテーパー状をなし、前記係止解除部は、前記爪部のテーパー面に当接するV字状の溝部を有する管継手を提供するものである。
上記発明によれば、係止解除部が押し込まれると、爪部のテーパー面にV字状の溝部が当接し、爪部はV字状の溝部に沿って狭められ、それに伴って弾性爪部が係止溝から外れるので、係合を解除することができる。
また、爪部は外側面がテーパー状で、かつ、係止解除部はV字状の溝部をなしているので、プラグ挿入時にV字状の溝部に、爪部のテーパー部をスムーズに当接させることができ、弾性爪部を係止部から確実に外すことができるようになる。
本発明の第4は、前記第1〜3の発明のいずれか1つにおいて、前記ソケットには、前記チェッカーの一対の弾性爪部の間に挿入される突部が形成されている管継手を提供するものである。
上記発明によれば、一対の弾性爪部の間に突部が挿入され、この突部に弾性爪部の谷状の部分が当接するので、弾性爪部がぐらつかず、安定して係止部に係止し、外力や、振動等によってチェッカーが外れることがより少なくなる。
本発明の第5は、前記第1又は第4の発明において、前記チェッカーの前記一対の弾性爪部は、その先端に内側に突出する爪部を有し、前記ソケットの係止部は、前記一対の弾性爪部の間に挿入されて前記爪部が係止する突部を有している管継手を提供するものである。
上記発明によれば、チェッカーを係止部に押し込むことにより、弾性爪部の先端にあって内側に突出する爪部が、係止部を外側から挟み込むように係止するので、弾性爪部と係止部とのがたつきを抑え、安定してチェッカーをプラグに装着させることができる。
また、上記第2の発明のように、テーパー状の係止溝を設ける必要がなく、それに合わせて弾性爪部をなるべく隙間が生じないように、精度良く形成しなくともよいので、製造コストを低減できる。更に、弾性爪部に対応する係止解除部の形状は、上記第2の発明のようにV字状とすることがなく、シンプルなものとすることができるので、成形が容易となる。
本発明の第6は、前記第1〜5の発明のいずれか1つにおいて、前記チェッカーの前記つまみ部は、前記弾性爪部に対して斜めに形成されている管継手を提供するものである。
上記発明によれば、つまみ部は弾性爪部に対して斜めに形成されているので、管継手とのクリアランスが大きくなり、つまみ部を手指等で把持しやすく、チェッカーを挿入する際や、チェッカーを引き抜くときの作業性が向上する。
本発明の管継手によれば、チェッカーは一対の弾性爪部を有し、この弾性爪部がソケットに設けられた係止部に係止して、チェッカーがソケットに装着される。また、ソケットに接続されるプラグに、前記弾性爪部と係止部との係止状態を解除させる係止解除部が設けられているので、プラグをソケットに対して軸方向に挿入し、ソケットにプラグが完全に接続されると、弾性爪部が係止部から外れる。そのため、チェッカーをプラグの係止部に装着した後、チェッカーを係止部から引き抜けるかどうかで、ソケットにプラグが正常に接続したかどうかを容易に確認することができる。
また、係止部及び係止解除部は、軸方向に沿って形成されており、係止部に装着されるチェッカーを軸方向に引き抜けるので、軸方向に対して垂直に大きなスペースが不要で、管継手の配置スペースが小さい場所でも用いることができる。更に、前記チェッカーは軸方向に挿入されているので、かさばらずコンパクトな管継手を得られ、そして、作業現場等に一度に数多く搬送可能なので、搬送コストも低減できる。
以下、図1〜6を参照して本発明の管継手の一実施形態を説明する。図1に示すように、この管継手10は、ソケット20と、このソケット20に挿入されるプラグ30と、このプラグ30を抜け止めするストッパ50と、前記ソケット20に装着され、前記ソケット20と前記プラグ30とが接続されると、抜くことが可能なチェッカー40とで、主として構成される。
図2に示すように、ソケット20は、管状の本体部21からなり、この本体部21の外周に突出した係止部25を有している。本体部21の一端は、ホース、チューブ等の他の管が接続され、他端の挿入口22からプラグ30が挿入されるようになっている。なお、ソケット20は図2のような直管状のものだけでなく、屈曲した管であってもよい。
本体部21の挿入口22側の両側面には、ストッパ50が挿入されるスリット23が、軸方向に対して、ほぼ直交する方向に形成されている。ストッパ50は後述するように、このスリット23に挿入され、プラグ30を抜け止めする役割をなす。また、本体部21の挿入口22側の下方には、その両端にストッパ用突起24が設けられており、ストッパ50が装着されたときにその両端部52が当接する部分となっている。
また、係止部25は、本体部21の周壁から外径方向に立ち上がる両側壁25aと、この両側壁25aの外径側端部を連結する外壁25bとを有し、軸方向に見たときにコ字状に膨出した形状をなしている。係止部25の挿入口22側の端部は、コ字状の開口をなしており、ここにプラグ30の後述する係止解除部34が挿入されるようになっている。
係止部25の挿入口22とは反対側の端部には、係止溝25cが設けられている。この係止溝25cは、図5に示すように、挿入口22の反対側の壁面から軸方向に沿って、次第に広がるテーパー状をなしている。
また、前記係止部25の挿入口22とは反対側の端部に近接した位置には、本体部21の周壁から突出する突部26が形成されている。この突部26は、後述するチェッカー40の一対の弾性爪部43,43の間に挿入され、該弾性爪部43,43に挟まれて、チェッカー40を安定させるのに寄与する。この実施形態では、弾性爪部43,43の谷状の分岐部分に当接したときに、該分岐部分との接触面積を大きくするために、上記突部26は円柱状をなしている。
前記係止部25に装着されるチェッカー40は、図3に示されるように環状のつまみ部41と、このつまみ部40の一箇所から外径方向に延出した軸部42と、この軸部42から2股に分かれ、ハの字状に広がって形成された一対の弾性爪部43,43とを有している。この弾性爪部43,43によって規定される平面に対して、前記つまみ部41はθ=20〜50度の角度で斜めに形成されている。このため、係止部25にチェッカー40を装着したとき、つまみ部41が本体部21から斜めに立ち上がるため、手指等で把持しやすくされている。
また、弾性爪部43,43の先端には、外側に突出した爪部44,44が形成されている。この爪部44,44の外側面は、つまみ部に向かってテーパー状をなしているテーパー部44aを有している。そして、爪部44,44は、弾性爪部43,43に対してほぼ直角に設けられた係止壁部44bによって、前記係止部25の係止溝25cの内縁部に係止するようになっている。
すなわち、係止部25に設けられた係止溝25cに、チェッカー40の一対の弾性爪部43をその爪部44側から挿入していくと、一対の弾性爪部43が内側に撓んで係止溝25cの開口部を通過し、爪部44が係止溝25cの内縁部から抜け出ると、弾性爪部43が弾性復帰して係止溝25cの内縁部に係合する。このようにして、チェッカー40がソケット20の係止部25に装着されることになる。
図4に示すように、プラグ30は略管状の部材で、一方の先端には、前記ソケット20の挿入口22に挿入され、先端方向に向け縮径した先端部31が設けられており、先端部31から軸方向に所定の距離をおいて環状突部32が形成されている。環状突部32の挿入方向の面は、挿入方向に向けて次第に縮径するテーパー状をなしている。この環状突部32に隣接して、軸方向に対してほぼ垂直な環状溝部33が設けられている。また、先端部31の反対側には、接続すべき他方の管が接続される。このようなプラグ30は配管接続すべき機器、例えば、ヒーターユニット、ラジエータ等に直接形成された管であってもよい。
環状突部32の周方向の所定位置には、外径方向に突出した係止解除部34が設けられている。この係止解除部34には、半径方向に沿って外周側から見たとき、ほぼV字状をなす溝部34aが形成されている。この係止解除部34は、前記係止部25の挿入口22側の開口部に挿入可能な幅で形成されており、後述する態様で、係止部25に対する弾性爪部43の係合を外して、係止状態を解除させる役割をなす。
図1に示すように、ストッパ50は、その上部中央が山形に屈曲され、その両側部51は、前記ソケット20のスリット23に挿入されるように門形に屈曲して、ほぼ平行に伸びている。また、ストッパ50の両端部52は、前方に屈曲され、この両端部52が前記ソケット20のストッパ用突起24に当接するようになっている。
次に、上記各構成部品の寸法関係について説明すると、図4(b)に示される係止解除部34の頂部から環状溝部33に至る距離をAとする。また、図3(a)に示されるように、チェッカー40の爪部44の先端から係止壁部44bまでの距離をBとする。更に、図2(c)に示されるように、係止溝25cの内端部からスリット23に至る距離をCとすると、下記の数式(1)の関係を有することが好ましい。
0.2mm≦C−A≦B…(1)
次に、図5及び図6を用いて、この管継手10の作用について説明する。
図6(a)に示されるように、ソケット20の係止部25にチェッカー40を装着しておく。また、ソケット20のスリット23に、ストッパ50の両側部51を嵌合させ、更に下方に押し込んで両端部52を、ソケット20に設けられたストッパ用突起24に係合させる。なお、この順番は逆でもよい
そして、ソケット20にプラグ30を挿入する。このときの係止部25と係止解除部34の動作を図5に示す。まず、係止解除部34を係止部25に整合させ、その状態でプラグ30を軸方向に挿入していく。すると、図5(a)に示されるように、V字状の溝部34aが、爪部44のテーパー部44aに当接するようになる。そして、更にプラグ30が押し込まれると、爪部44どうしの間隔が、V字状の溝部34aの形状に沿って、次第に狭められていき、係止溝25cを内側から外側に通過できるようになる。そして、プラグ30が完全に押し込まれ、ソケット20にプラグ30が正常に接続されると、弾性爪部43を係止部25から抜き出すことが可能となる(図5(b)参照)。
一方、プラグ30とソケット20との接続動作は次のようになる。すなわち、ソケット20にプラグ30を押し込むと、プラグ30の環状突部32がストッパ50の両側部51に当接し、ストッパ50が押し広げられる。更に、プラグ30を押し込んでいくと、ストッパ50の両側部51がプラグ30の環状突部32を乗越えて、プラグ30の環状溝部33に嵌合し、プラグ30がソケット20に対して抜け止めされて接続が完了する。
上記のように、プラグ30とソケット20との接続が完了したら、図6(b)に示されるように、チェッカー40を係止部25から外すことができるので、チェッカー40を係止部25から引き抜くことにより、ソケット20にプラグ30が正常に接続されたことを確認できる。
一方、ソケット20にプラグ30が完全に接続されていない場合には、弾性爪部43の爪部44の係止壁部44bが、係止溝25cの内端縁に係合しているので、ソケット20の係止部25からチェッカー40を引き抜こうとしても引き抜くことができず、ソケット20とプラグ30との接続が完了していないことを知ることができる。この場合には、プラグ30を、再度、ソケット20に押し込むよう作業者に注意が喚起されるので、ソケット20とプラグ30との接続を確実に行うことができるようになる。
このように、チェッカー40をプラグ30の係止部25に装着した後、チェッカー40を係止部25から引き抜くことができるかどうかによって、ソケット20にプラグ30が正常に接続したかどうかを容易かつ確実に確認することができる。
また、ソケット20の係止部25、及び、プラグ30の係止解除部34は、軸方向に沿って形成されている。そのため、係止部25に装着されたチェッカー40を、軸方向に引き抜けるので、軸方向に対して垂直な方向に大きなスペースが不要である。このため、例えばラジエータの配管用等に使用され、管継手10の配置スペースがあまりとれないような場所においても、好適に用いることができる。更に、チェッカー40が軸方向に挿入されているので、上記特許文献1のチェッカーに比べて、かさばらずコンパクトな管継手10を得られる。したがって、梱包用のケース等に詰め込んで搬送する場合にも、数多く詰め込むことができ、搬送コストの低減化が図れることになる。
図7、8には、本発明による管継手の他の実施形態が示されている。なお、図1〜6に示した実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
この管継手10aの係止部27は、本体部21の周壁から外径方向に立ち上がる両側壁27aと、この両側壁27aの外径側端部を連結する外壁27bとを有し、軸方向に見たときにコ字状に膨出した形状をなしている。また、係止部27の挿入口22とは反対側の開口部には、本体部21の周面から外径側に突出した突部27cが形成されている。この突部27cは、その半分ほどが係止部27の外部に飛び出し、残りの半分ほどが係止部27内に位置するように形成されている。また、突部27cの両側壁は、チェッカー40の挿入方向に沿って、次第に狭まったテーパー状をなしている。
一方、チェッカー40aは、前記実施形態と同様に、環状のつまみ部41と、このつまみ部40の一箇所から外径方向に延出した軸部42と、この軸部42から2股に分かれた一対の弾性爪部45,45とを有している。この場合、弾性爪部45,45は、先端方向に向けて互いに間隔を狭めるように形成され、その先端に内側に突出した爪部46,46が形成されている。この爪部46,46の内側面には、先端に向かってテーパー状をなしているテーパー部46aが形成されている。
プラグ30には、係止解除部35が、環状突部32に軸方向に対して垂直に突出して形成され、更にプラグ30の挿入方向に沿って、凸状部35aが形成されている。
この管継手10aは次のように作用する。まず、チェッカー40を係止部27に押し込む。すると、突部27cの外壁に沿って爪部46が押し広げられる。更に押し込んで爪部46が突部27cを乗越えると、爪部46が突部27cの挿入口22側の壁部に係止する。それに伴って、弾性爪部45が突部27cを挟み込んで係止される。
続いて、ソケット20にプラグ30を接続させる。まず、係止解除部35を係止部27に整合させ、その状態でプラグ30を軸方向に挿入すると、図8(a)に示されるように、凸状部35aが爪部44に当接する。更にプラグ30が押し込まれると、凸状部35aが爪部46のテーパー部46aに当接し、該爪部46は、凸状部35aの形状に沿って次第に押し広げられていく。それに伴って弾性爪部45が、突部27cの両側壁から徐々に離れ、プラグ30が完全に押し込まれて、プラグ30とソケット20との接続が完了すると、弾性爪部45と爪部46が突部27cから外れるので、チェッカー40を引き抜くことができる(図8(b)参照)。このように、この実施形態においても、プラグ30をソケット20に押し込んだ後、チェッカー40が引き抜けるかどうかによって、ソケット20にプラグ30が正常に接続したかどうかを容易に確認することができる。
本発明は、例えば自動車のラジエータ、ヒーターユニット、燃料供給系等の配管接続に適したクイックコネクタ型の管継手として、特に管継手が正常に接続されたことを確認できるチェッカーを有する管継手として好適に利用できる。
本発明による管継手の一実施形態を示す分解斜視図である。 同管継手のソケットを示し、(a)は右側面図、(b)は正面図、(c)はX−X矢示線に沿った断面図である。 同管継手のチェッカーを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 同管継手のプラグを示し、(a)は右側面図、(b)は正面図、(c)はY−Y矢示線に沿った断面図である。 同管継手によって管接続する際のチェッカーの動作を示し、(a)はプラグ挿入直後の断面図、b)は、プラグ挿入が終了後の断面図である。 同管継手によって管接続する状態を示し、(a)は接続前の準備段階を示す斜視図、(b)は接続が完了した際の状態を示す斜視図である。 本発明による管継手の他の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による管継手の他の実施形態によって管接続する際のチェッカーの動作を示し、(a)はプラグ挿入直後の断面図、b)は、プラグ挿入が終了後の断面図である。
符号の説明
10、10a 管継手
20 ソケット
25 係止部
25c 係止溝
26 突部
27 係止部
27c 突部
30 プラグ
34 係止解除部
34a 溝部
40 チェッカー
41 つまみ部
43 弾性爪部
44 爪部
50 ストッパ

Claims (6)

  1. 一方の管端に取付けられる略管状のソケットと、他方の管端に取付けられ、前記ソケットに挿入される略管状のプラグと、このプラグを前記ソケットから抜け止めするストッパと、前記ソケットに装着され、前記ソケットと前記プラグとが接続されると、抜くことが可能なチェッカーとを備えた管継手において、
    前記チェッカーは、つまみ部とこのつまみ部から並列して伸びる一対の弾性爪部とを有し、前記ソケットには、前記一対の弾性爪部を軸方向に挿入させて係止させる係止部が設けられ、前記プラグには、前記ソケットに挿入される際に、前記係止部に前記一対の弾性爪部とは反対方向から挿入されて、前記一対の弾性爪部の係止を解除させる係止解除部が設けられていることを特徴とする管継手。
  2. 前記ソケットに形成された前記係止部には、前記チェッカーの挿入方向に沿って、次第に広がるテーパー状の係止溝が設けられ、前記チェッカーの前記一対の弾性爪部は、外側に広がって伸びており、その先端部外側に爪部が形成されている請求項1記載の管継手。
  3. 前記一対の弾性爪部の爪部は、外側面がテーパー状をなし、前記係止解除部は、前記爪部のテーパー面に当接するV字状の溝部を有する請求項2記載の管継手。
  4. 前記ソケットには、前記チェッカーの一対の弾性爪部の間に挿入される突部が形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の管継手。
  5. 前記チェッカーの前記一対の弾性爪部は、その先端に内側に突出する爪部を有し、前記ソケットの係止部は、前記一対の弾性爪部の間に挿入されて前記爪部が係止する突部を有している請求項1又は4記載の管継手。
  6. 前記チェッカーの前記つまみ部は、前記弾性爪部に対して斜めに形成されている請求項1〜5のいずれか1つに記載の管継手。
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