JP2008301682A - プロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の束をボディパネル等の被固定物に固定するためのプロテクタであって汎用性に富むプロテクタを提供する。
【解決手段】前記係合脚31および前記張出板34は、前記係合部品30が前記係合脚31の軸線に対して90度ずつ向きを変えた取付姿勢で、それぞれ取付部40の取付溝41および差込部45に差し込み可能な形状をなし、前記凹部36と前記突部48とは、前記係合部品30が前記いずれの取付姿勢であっても、前記張出板34が前記差込部45に差し込まれると互いに嵌合して前記張出板34の前記差込部45からの引き抜き方向への変位を規制可能な形状をなしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電線の束をボディパネル等の被固定物に固定するためのプロテクタに関する。
従来より、電線の束をボディパネル等の被固定物に固定するためのプロテクタとして、例えば特許文献1のプロテクタが知られている。このプロテクタは、電線の束を覆うコルゲートチューブを間に挟み込んで、このコルゲートチューブに係合する一対の半割部品からなるものであり、そのうち一方の半割部品には、ボディパネルに形成された取付け孔に係合可能な係合脚が設けられている。
係合脚は、ボディパネルの取付け孔に差し込み可能な形状をなして一方の半割部品の外面に突設されている。この係合脚には一対の弾性片が設けられており、係合脚は、一対の弾性片を弾性変形させながら取付け孔に挿入されるとともに、挿入完了時には弾性片が復元変形して取付け孔の孔縁部に係合し、取付け孔からの抜止めがなされる。
特開平8−145241号公報
上記のようなプロテクタは、ボディパネルに対して所定の向きで取り付けられる。したがって、プロテクタをボディパネルに取り付けると自ずと電線の配索方向が決まってしまい、電線の束を所定の方向に配索するためには多種のプロテクタを用意しなければならず、汎用性が低いという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の束をボディパネル等の被固定物に固定するためのプロテクタであって汎用性に富むプロテクタを提供することを目的とする。
本発明は、電線の束を被固定物に固定するためのプロテクタであって、前記電線の束に装着されたコルゲートチューブに係合可能な一対の半割部品と、前記半割部品とは別体の部品であって前記半割部品の取付部に取り付け可能であるとともに前記被固定物に形成された被固定孔に係合可能とされた係合部品と、を備え、前記係合部品は、前記被固定孔に挿入可能な形状をなす係合脚と、前記係合脚が所定位置まで挿入されると前記被固定孔に係合して前記係合脚を抜け止めする弾性係合片と、前記係合脚のうち前記被固定孔に対する挿入方向後端に設けられて同挿入方向と略直交方向に張り出す張出板と、を備え、前記取付部は、前記係合脚が挿通可能な取付溝が形成されたガイド板と、前記ガイド板との間に前記張出板を挟み込み可能な間隔を空けた位置に設けられるとともに前記ガイド板との間隔を拡開する方向に弾性変位可能とされた弾性板と、を備え、前記弾性板の前記ガイド板と対向する側の面および前記張出板の前記係合脚が設けられている側とは反対側の面には、凹凸の形態で互いに嵌まり合う嵌合部が設けられており、前記係合脚は、前記係合部品が前記係合脚の軸線に対して角度を変えた取付姿勢で、前記取付溝に挿通可能な形状をなし、前記嵌合部は、前記係合部品が前記いずれの取付姿勢であっても、前記張出板が前記ガイド板と前記弾性板との間に形成された差込部に差し込まれると互いに嵌合して同差込部からの前記張出板の引き抜きを規制可能な形状をなしていることに特徴を有する。
このような構成によれば、係合部品を取付部に取り付ける際には、係合部品が係合脚の軸線に対して角度を変えたいずれの取付姿勢であっても、取付溝に係合脚が差し込まれるとともに、ガイド板と弾性板との間の差込部に張出板が差し込まれる。そして、嵌合部同士の接触により弾性板がガイド板との間隔を拡開する方向に弾性変位し、張出板が弾性復帰すると同時に嵌合部が嵌合する。こうして張出板は、ガイド板と弾性板との間に挟み込まれるとともに引き抜き方向への変位が規制された状態になり、もって係合部品が取付部に取り付けられた状態で保持される。
このように、係合部品は角度を変えたいずれの取付姿勢であっても取付部に取り付けられるようになっているから、係合部品の向きを任意に選択することができ、汎用性に富むものとすることができる。
前記張出板は略正方形状をなしているものとしてもよい。
また、前記弾性脚のうち前記取付溝に挿通する部分である挿通部は、前記弾性脚の軸線に略直交方向の断面形状が略正方形状をなしているものとしてもよい。
前記嵌合部は、前記弾性板に設けられた突部と前記張出板に設けられた凹部であるものとしてもよい。
前記取付部は前記一対の半割部品の両方に設けられているものとしてもよい。
これにより、一対の半割部品のうちどちらかを選択して係合部品を取り付けることができる。
前記係合脚には、前記張出板が前記差込部に差し込まれたときに、前記張出板との間に前記ガイド板を挟み込み可能に突出する突出部が設けられているものとしてもよい。
これにより、係合部品は、突出部と張出板との間にガイド板が挟み込まれた状態で取付部に取り付けられるから、係合部品と取付部とのがた付きを押さえることができる。
前記突出部は複数設けられ、前記係合部品が前記いずれの取付姿勢であっても、前記張出板との間に前記ガイド板を挟み込み可能な位置に配されているものとしてもよい。
これにより、係合部品をどの姿勢で取り付けても、係合部品と取付部とのがた付きを押さえることができる。
前記弾性板は、前記半割部品の内側位置において同半割部品の周方向に両持ち状をなして架け渡されているものとしてもよい。
このような構成によれば、弾性板を半割部品の外側に形成する場合に比べて、係合部品が取付部に取り付けられた状態での半割部品からの係合部品の突出寸法を小さくすることができ、その分プロテクタの小型化を図ることができる。
前記半割部品の両端部が前記コルゲートチューブに係合するチューブ係合部とされ、前記取付部は前記半割部品のうち前記チューブ係合部の間の部分に設けられているものとしてもよい。
これにより、半割部品のうちコルゲートチューブが収容されない部分、すなわちその分スペースに余裕があるところに取付部が設けられるから、電線の収容率を下げることなくプロテクタの小型化を図ることができる。
前記一対の半割部品は前記電線の分岐部分に取り付けられるものであり、前記電線の幹線に被さる幹線部と、前記電線の支線に被さる支線部とが一体に形成されてなるものとしてもよい。
これにより、係合部品を取り付けない状態では、単に電線の分岐方向を保持するために使用することができ、汎用性に富むものとなる。
前記取付部は、前記係合部品を前記支線部の軸線方向に沿う方向に差し込んで取り付け可能な構造とされており、前記弾性板の前記突部が設けられた側の面と前記支線部の外面とはほぼ面一に形成されているものとしてもよい。
これにより、支線部の外面に張出板を沿わせるようにして係合部品を差し込むことができるから、係合部品を取り付ける際の位置合わせを容易に行うことができる。
前記取付溝のうち前記係合脚の差込口となる開放端部には、前記係合脚の差し込み方向手前側に向かって前記取付溝の幅寸法を拡開する傾斜をなす係合脚用テーパ面が形成されているものとしてもよい。
これにより、係合脚がスムーズに取付溝に差し込まれるから、係合部品の取り付け作業を容易に行うことができる。
前記差込部のうち前記張出板の差込口となる開放縁部には、前記張出板の差し込み方向手前側に向かって前記差込部の開口幅寸法を拡開する傾斜をなす張出板用テーパ面が形成されているものとしてもよい。
これにより、張出板がスムーズに差込部に差し込まれるから、係合部品の取り付け作業を容易に行うことができる。
前記突部のうち前記係合部品の差し込み方向手前側の面は、同差込方向奥側へ向かって少しずつ突出寸法が大きくなる傾斜の乗り上げ面とされているものとしてもよい。
これにより、張出板が突部に引っ掛かることなく乗り上げ面に乗り上げていくから、張出板はスムーズに差込部に差し込まれ、もって係合部品の取り付け作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、電線の束をボディパネル等の被固定物に固定するためのプロテクタであって汎用性に富むプロテクタを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図11によって説明する。
本実施形態におけるプロテクタ10は、図示しない電線の束を被固定物(図示せず)に固定するためのものであって、電線の束の分岐部分に取り付けられて使用される。プロテクタ10は、図1および図2に示すように、電線の束の分岐部分に装着された幹線用コルゲートチューブT1および支線用コルゲートチューブT2に係合可能な一対の半割部品(第一半割部品20Aおよび第二半割部品20B)と、半割部品20A,20Bとは別体の部品であってこの半割部品20A,20Bに取り付け可能であるとともに被固定物に形成された被固定孔(図示せず)に係合可能とされた係合部品30とを備えている。
幹線用コルゲートチューブT1および支線用コルゲートチューブT2は、いずれも蛇腹状の円筒形状をなし、電線の束を一括して包囲するものである。
プロテクタ10は合成樹脂からなり、図3に示すように、電線の束の幹線に被さって幹線用コルゲートチューブT1に取り付けられる幹線部11と、電線の束から分岐した支線に被さって支線用コルゲートチューブT2に取り付けられる支線部12とが一体に形成されてなるものである。プロテクタ10は、幹線部11に対して支線部12が略直角方向に分岐した形態の略T字形とされ、幹線部11側から支線部12側へ電線を挿通可能に連設されている。
幹線部11および支線部12は、幹線用コルゲートチューブT1および支線用コルゲートチューブT2に外嵌可能な円筒状をなしている。支線部12の外径寸法は、幹線部11の外径寸法よりも小さい寸法とされている。
幹線部11の軸方向両端部は、幹線用コルゲートチューブT1に係合する幹線用チューブ係合部13とされ、また支線部12の軸方向両端部のうち幹線部11に連設されている側とは反対側の端部は、支線用コルゲートチューブT2に係合する支線用チューブ係合部14とされている。
第一半割部品20Aおよび第二半割部品20Bは、図4および図5に示すように、全体として同形状をなしている。
第一半割部品20Aのうち幹線用チューブ係合部13を構成する第一幹線用チューブ係合部21A、および支線用チューブ係合部14を構成する第一支線用チューブ係合部22Bには、幹線用コルゲートチューブT1および支線用コルゲートチューブT2の両側に配されて、それぞれコルゲートチューブT1,T2の溝部に差し込まれて係合する第一リブ23が一対ずつ設けられている。
また、第一半割部品20Aの内周面のうち、各第一リブ23の間には各コルゲートチューブT1,T2の溝部にそれぞれ差し込み可能な突条部24が設けられている。
第二半割部品20Bのうち、幹線用チューブ係合部13を構成する第二幹線用チューブ係合部21Bおよび支線用チューブ係合部14を構成する第二支線用チューブ係合部22Bには、幹線用コルゲートチューブT1および支線用コルゲートチューブT2をそれぞれ押さえ込み可能な押さえ込み部25が設けられている。この押さえ込み部25には、コルゲートチューブT1,T2の溝部にそれぞれ差し込まれて係合可能とされた第二リブ26が形成されている。
第一半割部品20Aと第二半割部品20Bとはヒンジ部27を介して連結され、閉じた状態と開いた状態との間で回動可能とされている。また、第一半割部品20Aと第二半割部品20Bとはロック部28によって閉じた状態に保持される。
第一半割部品20Aおよび第二半割部品20Bには、係合部品30を取り付け可能な取付部40が設けられている。
係合部品30は、プロテクタ10とは別体のものであり、被固定孔に挿入可能な形状をなす係合脚31を備えている(図6参照)。係合脚31は、全体として被固定孔に対する挿入方向に長い略直方体状をなしている。以後、係合部品30については、被固定孔に対する挿入方向前方を前側、後方を後側として説明する。
係合脚31の先端部(被固定孔への挿入方向前端部)には、一対の弾性係合片32が設けられている。弾性係合片32は、係合脚31の先端から後側へ片持ち状をなして延びる細長い板状をなしている。一対の弾性係合片32は、その自由端側(後端側)へ向かって互いの距離が離れる向きに前端から斜め後方に延出し、自由端が互いに接近する方向に弾性撓み可能とされている。両弾性係合片32の自由端(後端)には、被固定孔の孔縁部に係止可能な係止部33がそれぞれ形成されている。
係合脚31の後端には、張出板34が設けられている。張出板34は、係合脚31の軸線に対して略垂直方向(被固定孔への挿入方向と略直交方向)に張り出す略正方形の板状をなしている(図7参照)。
係合脚31のうち張出板34のすぐ前側の部分は、後述する取付部40の取付溝41に挿通される挿通部35とされている。挿通部35の断面形状(張出板34の板面と略平行な断面形状)は略正方形状をなしている。挿通部35は張出板34の中央位置に設けられ、挿通部35を縁取る4辺は、それぞれ張出板34を縁取る4辺に対して平行に配されている。
張出板34の後面(係合脚31が突出している側とは反対側の面)には、凹部36が形成されている。凹部36は、挿通部35の断面形状とほぼ等しい略正方形状をなして、張出板34の板厚寸法のほぼ半分の寸法分だけ窪んでいる(図10参照)。凹部36を縁取る4辺は、挿通部35および張出板34を縁取る4辺と平行に形成されている。
係合脚31のうち挿通部35のすぐ前側の部分には、突出部37が設けられている。突出部37は、係合脚31の軸線を挟んでほぼ対称となる位置に一対ずつ、2組が設けられている。
2組の突出部37のうち、一対の弾性係合片32の対向方向と交差方向に突出して設けられた一対の第一突出部37Aは、挿通部35から互いに離れる方向へ等しい寸法だけ張り出す形状している。各第一突出部37Aの略後半部分は挿通部35から一定寸法張り出したブロック状をなし、略前半部分は係合脚31の先端に向かって挿通部35からの張り出し寸法が少しずつ小さくなる形状とされている(図10参照)。
また、2組の突出部37のうち、一対の弾性係合片32の対向方向に突出して設けられた一対の第二突出部37Bは、それぞれ弾性係合片32の側方(対向方向に対して直交方向)にずれた位置に配されている(図7参照)。これにより、両弾性係合片32は、第二突出部37Bに接触することなく係合脚31に対して接近方向に弾性撓み可能となっている。
各第二突出部37Bは、各第一突出部37Aのブロック状の部分(略後半部分)から突出する形状をなし、その前面は、前方に向かって突出寸法が小さくなる傾斜をなしている(図6参照)。
第一突出部37Aおよび第二突出部37Bの後面(張出板34と対向する面)は、いずれも張出板34の前面と略平行をなし、両面の間には、後述するガイド板42の板厚寸法とほぼ等しいか若干大きい寸法の間隔が空けられている。
取付部40は、第一半割部品20Aおよび第二半割部品20Bの両方に設けられている。両取付部40は同形状をなし、ヒンジ部27を挟んで対称に配され、第一半割部品20Aと第二半割部品20Bとのいずれにも同一形状の係合部品30を取り付けることが可能とされている。両取付部40の構造は同一であるため、ここでは第一半割部品20Aの取付部40について説明し、第二半割部品の取付部40については同一符号を付して重複する説明を省略する。
第一半割部品20Aの取付部40と第二半割部品20Bの取付部40とは、それぞれ幹線部11の中央部分(第一幹線用チューブ係合部21Aの間、および第二幹線用チューブ係合部21Bの間の部分)に設けられている。
取付部40は、図5に示すように、係合脚31が挿通可能な取付溝41が形成されたガイド板42を備えている。ガイド板42は全体として係合部品30の張出板34とほぼ等しいか一回り大きい略正方形の板状をなし、第一半割部品20Aとほぼ等しい板厚寸法を備えて第一半割部品20Aよりも若干外側に張り出す位置に設けられている(図11参照)。ガイド板42を縁取る4辺のうちの2辺は、第一半割部品20Aのうち幹線部11を構成する第一幹線部11Aの軸線と同方向に形成されている。
取付溝41は、ガイド板42の4辺のうち、第一半割部品20Aのうち支線部12を構成する第一支線部12A側の1辺から反対側(ヒンジ部27側)の1辺に向かって、第一半割部品20Aの周方向(支線部12の分岐方向)に沿う方向に長い略長方形状に切り欠かれた形態とされている。取付溝41は、ヒンジ部27とは反対側に開放されており、この開放端部(取付溝41の向かい合う両側縁部のうち開放端側の部分)には、開放端側(係合脚31の差し込み方向手前側)に向かって取付溝41の短手方向の幅寸法を拡開する傾斜をなす一対の係合脚用テーパ面43が形成されている。
取付溝41のうち係合脚用テーパ面43の形成された部分を除いた部分の短手方向寸法は、係合脚31の挿通部35の幅寸法とほぼ等しいかわずかに大きい寸法とされている。係合脚31は、その軸線に対して90度ずつ向きを変えて取付溝41に挿通可能とされている。
ガイド板42の4辺のうち取付溝41が切り欠かれた辺を除く3辺は、囲い壁44を介して第一半割部品20Aと連設されている。囲い壁44は、ガイド板42の3辺に沿った略正方形をなし、囲い壁44に囲まれてなる部分には、係合部品30の張出板34が90度ずつ向きを変えても収容可能とされている。この囲い壁44とガイド板42と後述する弾性板49とにより周囲を囲まれてなる空間が、張出板34が差し込まれて収容される差込部45とされている。
囲い壁44の開放端部(張出板34が差し込まれる側の端部)には、開放端側(張出板34の差し込み方向手前側)に向かって差込部45の開口幅寸法を拡開する傾斜をなす一対の囲い壁テーパ面46が形成されている。また、ガイド板42のうち取付溝41の開放端側の縁部(取付溝41の両側の縁部)には、開放端側(張出板34の差し込み方向手前側)に向かって差込部45の開口高さ寸法(内外方向寸法)を大きくする傾斜をなすガイド板テーパ面47が形成されている。囲い壁テーパ面46とガイド板テーパ面47とは、本願発明の張出板34用テーパ面に該当する。
ガイド板42の内側には、弾性板49が設けられている。弾性板49は、ガイド板42との間に張出板34を差込可能な間隔を空けた位置に設けられている。弾性板49は、第一半割部品20Aの内側位置においてこの第一半割部品20Aの周方向に両持ち状をなして架け渡された形態をなし、第一半割部品20Aの内外方向(ガイド板42との間隔を拡開する方向)に弾性変位可能とされている。
こうして、弾性板49を第一半割部品20Aの内側に形成したことにより、外側に形成する場合に比べて係合部品30を第一半割部品20Aの内側に引っ込んだ位置に取り付けることが可能となっている。これにより、係合部品30が取付部40に取り付けられた状態での第一半割部品20Aからの係合部品30の突出寸法を小さくすることができ、その分プロテクタ10の小型化を図ることができる。
また、取付部40は、第一幹線部11Aのうち第一幹線用チューブ係合部21Aの間の部分(コルゲートチューブT1が収容されない部分)、すなわちコルゲートチューブT1を収容するだけの余裕スペースがある部分に設けられている。このような余裕スペースを利用することにより、電線の収容率を下げることなくプロテクタ10の小型化を図ることができる。そして、プロテクタ10が小型化されることにより、非常に狭いところに電線の束を配索するときにも使用できるから、汎用性が高い。
弾性板49は、取付溝41に沿って細長い略長方形の板状をなしている。第一半割部品20Aにおける弾性板49の側方部分、詳しくは弾性板49と囲い壁44との間の部分は開口されており、この開口部分をガイド板42が覆う形態とされている。弾性板49の外側面(ガイド板42に面する側の面)は、支線部12の外面とはほぼ面一に形成されている。
弾性板49の外側面には、突部48が設けられている。突部48は、弾性板49の長手方向ほぼ中央位置に設けられて、弾性板49の幅方向にわたる幅寸法を備えている。この突部48をガイド板42側から見ると、図5に示すように、幅方向にわずかに大きい略長方形状をなし、その長手方向幅寸法は、凹部36の幅寸法とほぼ等しいか若干小さい寸法とされている。そして、張出板34が90度ずつ向きを変えても凹部36と突部48とは嵌合可能とされている。
突部48のうちヒンジ部27側の面は、図10に示すように、弾性板49の外側面と略垂直をなす係合面48Aとされている。係合面48Aは、突部48が凹部36に嵌合すると、凹部36の周面に対向して配される。この係合面48Aは、張出板34が90度ずつ向きを変えても凹部36の周面に対向して配され、張出板34はどの向きであっても差込部45からの引き抜き方向への変位が規制される。
突部48のうち係合面48Aとは反対側の面(係合部品30の差し込み方向手前側の面)は、係合面48A側(同差込方向奥側)へ向かって少しずつ突出寸法が大きくなる傾斜をなす乗り上げ面48Bとされている。また、突部48の突出端面は、弾性板49の外側面と平行な面とされている。この突出端面は、第一半割部品20Aの第一幹線部11Aの外面よりも内側に位置している。
次に、電線の束を被固定物に固定する作業について説明する。
ここでは、第一半割部品20Aの取付部40に、係合部品30を、図2に示すような姿勢(一対の弾性係合片32が第一幹線部11Aの軸方向に対向する姿勢)に取り付ける場合について説明する。
まず、係合部品30を所定の取付姿勢(一対の弾性係合片32が第一幹線部11Aの軸方向に対向する向きとなる姿勢)にして、張出板34を第一支線部12Aに接近させると、張出板34が差込部45と対向して配される。そして、張出板34を第一支線部12Aの外面に沿わせるようにして、係合部品30を取付部40側に移動させると、まず張出板34が差込部45に差し込まれていく。このとき、第一支線部12Aの外面に張出板34を沿わせるようにして係合部品30を差し込むことができるから、係合部品30を取り付ける際の位置合わせを容易に行うことができる。
そして、張出板34は、ガイド板テーパ面47と囲い壁テーパ面46とにより、差込部45にスムーズに誘い込まれる。また、一対の第二突出部37Bのうち一方の第二突出部37Bがガイド板42の外側に至り、ガイド板42が張出板34と第二突出部37Bとの間に差し込まれていく。
さらに係合部品30を差し込むと、係合脚31が取付溝41に差し込まれていく。このとき、係合脚31は、係合脚用テーパ面43によって取付溝41にスムーズに誘い込まれる。また、張出板34の一端側が突部48の乗り上げ面48Bに差し掛かり、少しずつ突部48に乗り上げていく。
このように、張出板34および係合脚31の差し込みがスムーズに行われ、また張出板34が突部48に引っ掛かることなく乗り上げ面48Bに乗り上げていくから、係合部品30の取り付け作業を容易に行うことができる。
張出板34が弾性板49の突部48に乗り上がると、それに伴って弾性板49が内側(ガイド板42との間隔を拡開する側)に弾性変位する。また、第二突出部37Bのうち差し込み方向後側に配されている第二突出部37Bがガイド板42の外側に至り、この第二突出部37Bとガイド板42との間に張出板34が差し込まれていく。
係合部品30が所定位置(張出板34が差込部45にすっぽり収容される位置)に達すると、張出板34の凹部36の周面のうちヒンジ部27側の面が突部48を乗り越えて弾性板49が弾性復帰し、同時に凹部36と突部48とが嵌合する。そして、突部48の係合面48Aが凹部36の周面と対向した状態になり、張出板34は、差込部45に収容され(ガイド板42と弾性板49との間に挟み込まれ)、かつ差込部45からの引き抜き方向への変位が規制された状態となる。また、両第二突出部37Bと張出板34との間にガイド板42が挟み込まれた状態となって、係合部品30と取付部40とのがた付きが押さえられる。さらに、第二突出部37Bは係合部品30の対角位置に配されているから、係合部品30が差し込み方向に傾くことが確実に規制される。こうして、係合部品30は、取付部40に取り付けられた状態で保持される。
次に、プロテクタ10を電線の分岐部分に取り付ける。そして、係合部品30の係合脚31を被固定孔に挿入すると、弾性係合片32が被固定孔の孔縁に摺接して弾性変形し、係合脚31が所定位置まで挿入されると弾性復帰して、係止部33が被固定孔の孔縁部に係止し、係合脚31の抜け止めが図られる。こうして、電線の束が被固定物に固定された状態となる。
なお、本実施形態においては、電線の分岐部分にプロテクタ10を係合させる前の段階で、係合部品30をプロテクタ10に取り付けているが、これに限らず、例えば、プロテクタを電線の分岐部分に取り付けた後に、係合部品30をプロテクタ10に取り付けるようにしてもよい。
そして、本実施形態のプロテクタ10においては、係合部品30は先述した姿勢だけでなく、その姿勢を任意に選択して取り付けることが可能である。例えば、一対の弾性係合片32が、第一支線部12Aの軸方向に対向して配される姿勢(先述の姿勢に比べて係合部品30の向きを係合脚31の軸線に対して90度変えた姿勢)にして取り付ける場合には、以下のようにして取り付けられる。
係合部品30を所定の取付姿勢(一対の弾性係合片32が第一支線部12Aの軸方向に対向する向きとなる姿勢)にし、上記と同様、張出板34を第一支線部12Aの外面に沿わせるようにして、係合部品30を取付部40側に移動させる。すると、まず張出板34が差込部45に差し込まれ、次いで係合脚31が取付溝41に差し込まれていく。また、一対の第一突出部37Aがガイド板42の外側に至り、第一突出部37Aと張出板34との間にガイド板42が差し込まれていく。なお、張出板34および係合脚31は、上述したのと同様、ガイド板テーパ面47、囲い壁テーパ面46および係合脚用テーパ面43により、それぞれスムーズに差し込まれる。
さらに係合部品30を差し込むと、張出板34が突部48に引っ掛かることなく乗り上げ面48Bに乗り上がるとともに弾性板49が内側(ガイド板42との間隔を拡開する側)に弾性変位する。そして、係合部品30が所定位置(張出板34が差込部45にすっぽり収容される位置)に達すると、張出板34が弾性復帰し、同時に凹部36と突部48とが嵌合する。こうして、張出板34は差込部45に収容され(ガイド板42と弾性板49との間に挟み込まれ)、かつ差込部45からの引き抜き方向への変位が規制された状態となる。このとき、両第一突出部37Aと張出板34との間にガイド板42が挟み込まれた状態となって、係合部品30と取付部40とのがた付きが押さえられる。このように、係合部品30をどの姿勢で取り付けても、第一突出部37Aもしくは第二突出部37Bによって、係合部品30と取付部40とのがた付きを押さえることができる。こうして、係合部品30は、取付部40に取り付けられた状態で保持される。
このようにして、係合部品30は、係合脚31の軸線を中心に90度ずつ向きを変えた、いずれの取付姿勢であっても取付部40に取り付けられるようになっている。言い換えると、係合部品30は、係合部品30の向きを4つの取付姿勢から任意の姿勢を選択して取り付けることができ、汎用性に富むものとすることができる。
また、係合部品30はいずれの姿勢でも取り付け可能であるから、プロテクタ10に取り付ける際に、取付部40に対して定められた唯一の姿勢に正すことなく取り付けることができ、その分手間をかけず取り付けることもできる。
また、係合部品30は、第一半割部品20Aもしくは第二半割部品20Bのうちいずれかを選択して取り付けることが可能である。ここで、いずれか一方にしか係合部品30を取り付ることができない場合には、例えば、電線の束の長さ方向に複数取り付けられたプロテクタを、順番に被固定物の被固定孔に取付けていく場合等には、係合脚31が被固定孔とは反対側を向いていたりすると、最悪プロテクタを取り付け直さなければならず手間を要する。しかしながら、本実施形態によれば、係合部品30を反対側の半割部品に取り付け直すだけでよいから、被固定物にプロテクタを固定する際の融通が利く。
また、係合部品30を取り付けない状態では、単に電線の分岐方向を保持するために使用することができ、汎用性に富むものとなる。
以上説明したように本実施形態によれば、係合部品30を取付部40に取り付ける際には、係合部品30が係合脚31の軸線に対して90度ずつ向きを変えたいずれの取付姿勢であっても、取付溝41に係合脚31が差し込まれるとともに、ガイド板42と弾性板49との間の差込部45に張出板34が差し込まれる。そして、張出板34が弾性板49の突部48に乗り上がると、それに伴って弾性板49がガイド板42との間隔を拡開する方向に弾性変位し、係合部品30が所定位置に達すると張出板34の凹部36が突部48の位置に至って弾性板49が弾性復帰し、同時に凹部36と突部48とが嵌合する。こうして張出板34は、ガイド板42と弾性板49との間に挟み込まれるとともに引き抜き方向への変位が規制された状態になり、もって係合部品30が取付部40に取り付けられた状態で保持される。
このように、係合部品30は90度ずつ向きを変えたいずれの取付姿勢であっても取付部40に取り付けられるようになっているから、係合部品30の向きを任意に選択することができ、汎用性に富むものとすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、このプロテクタ10は、ヒンジ部27を介して連結された一対の半割部材20A,20Bからなるものとされているが、ヒンジ部で連結されていないものであってもよい。
(2)上記実施形態では、プロテクタ10は、支線部12が幹線部11に対して略直角方向に分岐した形態の略T字形とされているが、これに限らず、プロテクタは、支線部のない円筒形状のものとされていてもよい。また、略直角方向とは異なる方向に分岐するものであってもよく、例えば支線部と幹線部とで略L字形とされていてもよい。
(3)上記実施形態では、プロテクタ10の幹線部11の両端部が別々の幹線用コルゲートチューブT1に係合するが、幹線部の軸方向寸法よりも長い寸法を備えた1本のコルゲートチューブに係合するものであってもよい。
(4)上記実施形態では、弾性板49は、第一半割部品20Aの内側位置に設けられているが、第一半割部品20Aの外側に設けるようにしても構わない。
(5)上記実施形態では、弾性板49は両持ち状とされているが、片持ち状とされていてもよい。
(6)上記実施形態では、弾性板49に突部48が設けられ、張出板34に凹部36が設けられているが、弾性板に凹部が、張出板に突部が設けられていてもよい。
(7)上記実施形態では、張出板34は略正方形状をなしているが、これに限らず、向きを変えても差込部45に差し込み可能であればよく、例えば略長方形状をなしていてもよい。
(8)上記実施形態では、係合脚31の挿通部35の断面は略正方形状をなしているが、挿通部35は向きを変えても取付溝41に挿通可能であればよく、例えば円形であってもよい。
(9)上記実施形態では、取付部40は一対の半割部品20A,20Bの両方に設けられているが、いずれか一方のみに設けられていてもよい。
(10)上記実施形態では、係合脚31には第一突出部37Aおよび第二突出部37Bが設けられているが、これらは設けられていなくてもよい。また、第一突出部のみもしくは第二突出部のみを設けるようにしてもよい。
(11)上記実施形態では、第一突出部37Aおよび第二突出部37Bは一対ずつ設けられているが、それぞれ一ずつ設けられていてもよい。
(12)上記実施形態では、取付部40は、係合部品30を支線部12の分岐方向に沿う方向に差し込んで取り付け可能な構造とされているが、いずれの方向から差し込む構造としてもよい。
(13)上記実施形態では、弾性板49の外面と支線部12の外面とはほぼ面一に形成されているが、必ずしも面一に形成しなくてもよい。
(14)上記実施形態では、取付溝41のうち係合脚31の差込口となる開放端部には、係合脚用テーパ面43が形成されているが、このテーパ面は形成されていなくても構わない。
(15)上記実施形態では、差込部45のうち張出板34の差込口となる開放縁部には、囲い壁テーパ面46およびガイド板テーパ面47が形成されているが、いずれのテーパ面も形成されていなくてもよく、また一方のテーパ面のみ形成されていても構わない。
(16)上記実施形態では、突部48のうち係合部品30の差し込み方向手前側の面は、差込方向奥側へ向かって少しずつ突出寸法が大きくなる傾斜の乗り上げ面48Bとされているが、必ずしもこのような傾斜をなす面とされていなくてもよい。
(17)上記実施形態では、係合部品30は、係合脚31の軸線を中心に90度ずつ向きを変えて取付部40に取り付け可能とされているが、係合部品は向きを変えて取付可能であれば、その軸線に対する角度は何度であってもよく、また等角度ずつ向きを変えるものでなくても構わない。
本実施形態のプロテクタにおいてコルゲートチューブに第一半割部品が取り付けられた状態を示す外観斜視図 プロテクタに係合部品が取り付けられた状態を表す外観斜視図 プロテクタの外観斜視図 両半割部品が開いた状態のプロテクタを内側から見た平面図 両半割部品が開いた状態のプロテクタを外側から見た平面図 係合部品の側面図 係合部品の平面図 両半割部品が開いた状態のプロテクタの側面図 取付部の形状を表すプロテクタの断面図 プロテクタに係合部品が取り付けられた状態を表す横断面図 プロテクタに係合部品が取り付けられた状態を表す縦断面図
符号の説明
T1、T2…コルゲートチューブ
10…プロテクタ
11…幹線部
12…支線部
13…幹線用チューブ係合部(チューブ係合部)
20A,20B…半割部品
30…係合部品
31…係合脚
32…弾性係合片
34…張出板
36…凹部(嵌合部)
37…突出部
40…取付部
41…取付溝
42…ガイド板
43…係合脚用テーパ面
45…差込部
46…囲い壁テーパ面(張出板用テーパ面)
47…ガイド板テーパ面(張出板用テーパ面)
48…突部(嵌合部)
48B…乗り上げ面
49…弾性板

Claims (14)

  1. 電線の束を被固定物に固定するためのプロテクタであって、
    前記電線の束に装着されたコルゲートチューブに係合可能な一対の半割部品と、前記半割部品とは別体の部品であって前記半割部品の取付部に取り付け可能であるとともに前記被固定物に形成された被固定孔に係合可能とされた係合部品と、を備え、
    前記係合部品は、前記被固定孔に挿入可能な形状をなす係合脚と、前記係合脚が所定位置まで挿入されると前記被固定孔に係合して前記係合脚を抜け止めする弾性係合片と、前記係合脚のうち前記被固定孔に対する挿入方向後端に設けられて同挿入方向と略直交方向に張り出す張出板と、を備え、
    前記取付部は、前記係合脚が挿通可能な取付溝が形成されたガイド板と、前記ガイド板との間に前記張出板を挟み込み可能な間隔を空けた位置に設けられるとともに前記ガイド板との間隔を拡開する方向に弾性変位可能とされた弾性板と、を備え、
    前記弾性板の前記ガイド板と対向する側の面および前記張出板の前記係合脚が設けられている側とは反対側の面には、凹凸の形態で互いに嵌まり合う嵌合部が設けられており、
    前記係合脚は、前記係合部品が前記係合脚の軸線に対して角度を変えた取付姿勢で、前記取付溝に挿通可能な形状をなし、
    前記嵌合部は、前記係合部品が前記いずれの取付姿勢であっても、前記張出板が前記ガイド板と前記弾性板との間に形成された差込部に差し込まれると互いに嵌合して同差込部からの前記張出板の引き抜きを規制可能な形状をなしていることを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記張出板は略正方形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記弾性脚のうち前記取付溝に挿通する部分である挿通部は、前記弾性脚の軸線に略直交方向の断面形状が略正方形状をなしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロテクタ。
  4. 前記嵌合部は、前記弾性板に設けられた突部と前記張出板に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  5. 前記取付部は前記一対の半割部品の両方に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  6. 前記係合脚には、前記張出板が前記差込部に差し込まれたときに、前記張出板との間に前記ガイド板を挟み込み可能に突出する突出部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  7. 前記突出部は複数設けられ、前記係合部品が前記いずれの取付姿勢であっても、前記張出板との間に前記ガイド板を挟み込み可能な位置に配されていることを特徴とする請求項6に記載のプロテクタ。
  8. 前記弾性板は、前記半割部品の内側位置において同半割部品の周方向に両持ち状をなして架け渡されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  9. 前記半割部品の両端部が前記コルゲートチューブに係合するチューブ係合部とされ、前記取付部は前記半割部品のうち前記チューブ係合部の間の部分に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のプロテクタ。
  10. 前記一対の半割部品は前記電線の分岐部分に取り付けられるものであり、前記電線の幹線に被さる幹線部と、前記電線の支線に被さる支線部とが一体に形成されてなるものであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  11. 前記取付部は、前記係合部品を前記支線部の軸線方向に沿う方向に差し込んで取り付け可能な構造とされており、前記弾性板の前記突部が設けられた側の面と前記支線部の外面とはほぼ面一に形成されていることを特徴とする請求項10に記載のプロテクタ。
  12. 前記取付溝のうち前記係合脚の差込口となる開放端部には、前記係合脚の差し込み方向手前側に向かって前記取付溝の幅寸法を拡開する傾斜をなす係合脚用テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  13. 前記差込部のうち前記張出板の差込口となる開放縁部には、前記張出板の差し込み方向手前側に向かって前記差込部の開口幅寸法を拡開する傾斜をなす張出板用テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  14. 前記突部のうち前記係合部品の差し込み方向手前側の面は、同差込方向奥側へ向かって少しずつ突出寸法が大きくなる傾斜の乗り上げ面とされていることを特徴とする請求項4〜請求項13のいずれか1項に記載のプロテクタ。
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