JP6253568B2 - フラットケーブルの固定構造 - Google Patents

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Description

この発明は、フレキシブル配線基板(以下、FPCと記載する)あるいはフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCと記載する)といったフラットケーブルを、基板に実装されたコネクタに接続固定するフラットケーブルの固定構造に関する。
例えば、特許文献1には、フラットケーブルの長手方向端部の接続端子部を基板に実装されたコネクタに接続固定するフラットケーブルの固定構造が記載されている。この固定構造においては、フラットケーブルの接続端子部を補強する補強部材に係合部を設けて、この係合部を基板に設けた開口部に挿入することで、接続端子部のコネクタに対する不完全な挿入を防止し、また接続端子部がコネクタから抜けることを防止している。
また、特許文献1には、基板に実装されたコネクタの手前に一部が切り欠かれた開口部を設けて、この切り欠き部分から開口部にフラットケーブルを挿入して接続端子部をコネクタに接続するフラットケーブルの固定構造も記載されている。
このように構成することで、フラットケーブルの端子部をコネクタに接続する前に開口部の幅でフラットケーブルの左右方向が位置決めされ、フラットケーブルをコネクタに容易に接続することができる。
さらに、特許文献1には、フラットケーブルの接続端子部の近傍から両外側にそれぞれ延びた係止部材を設け、T字形状に切り欠かれた基板開口部の向かい合う2つの部分を係止片としたフラットケーブルの固定構造も記載されている。このように構成することで、フラットケーブルをコネクタに接続したときに、係止片がフラットケーブルに当接し、係止部材が基板に当接することにより、フラットケーブルがコネクタから抜ける方向に動くことを規制している。
国際出願第2009/037796号公報
特許文献1において、フラットケーブルの補強部材に設けた係合部を、基板に形成した開口部に挿入する構造では、フラットケーブルをコネクタに接続した後に係合部を開口部に挿入している。このようにフラットケーブルの接続端子部をコネクタまで導くガイド機能がないため、フラットケーブルをコネクタにスムーズに接続することができない。
また、基板に形成した開口部の切り欠き部分からフラットケーブルを開口部に挿入して接続端子部をコネクタに接続する構造では、フラットケーブルの接続端子部をコネクタに接続する前に、開口部の幅でフラットケーブルの左右方向が位置決めされる。
しかしながら、フラットケーブル自体を開口部に挿入しなければならず、煩雑な作業となるため、安定した状態でコネクタに接続することができない。
また、フラットケーブルの左右方向は位置決めされるが、上下方向の位置決めはできないため、同様にフラットケーブルをコネクタにスムーズに接続することができない。
さらに、フラットケーブルの両外側にそれぞれ延びた係止部材を設けて、基板の上記開口部を切り欠いたバリ部分を係止片としたフラットケーブルの固定構造についても、フラットケーブル自体を上記開口部に挿入する煩雑な作業が必要であり、安定した状態でコネクタに接続することができない。
この発明は上記のような課題を解決するもので、フラットケーブルをコネクタに容易に接続固定することができるフラットケーブルの固定構造を得ることを目的とする。
この発明に係るフラットケーブルの固定構造は、フラットケーブルとコネクタを設けた基板とを備える。フラットケーブルは、接続端子部が形成された配線部材、配線部材の接続端子部までの端部に設けられて配線部材を補強する補強部材および補強部材から配線部材の幅方向に直交する方向に延出された係合片を有する。基板は、コネクタに対する接続端子部の挿抜方向に沿って延びた開口部を有する。係合片は、接続端子部の側の端部から配線部材の幅方向に直交する方向に突出した突片部および突片部が開口部に挿入された状態で接続端子部をコネクタの高さ方向に位置決めする本体片を有する。
突片部が開口部に挿入された状態で本体片をコネクタの側に摺動して開口部に嵌合することによって、接続端子部がコネクタに挿入される。
この発明によれば、フラットケーブルをコネクタに容易に接続固定することができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係るフラットケーブルの固定構造(フラットケーブルを基板上に配置する前の状態)を示す斜視図である。 実施の形態1に係るフラットケーブルの固定構造(フラットケーブルを基板上に配置した状態)を示す斜視図である。 図2のA−A線でフラットケーブルの固定構造を切った断面矢示図である。 実施の形態1に係るフラットケーブルの固定構造(フラットケーブルがコネクタに接続された状態)を示す斜視図である。 図4のB−B線でフラットケーブルの固定構造を切った断面矢示図である。 実施の形態1に係るフラットケーブルの固定構造の変形例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るフラットケーブルの固定構造(フラットケーブルを基板上に配置する前の状態)を示す斜視図である。 実施の形態2に係るフラットケーブルの固定構造(フラットケーブルを基板上に配置した状態)を示す斜視図である。 図8のC−C線でフラットケーブルの固定構造を切った断面矢示図である。 実施の形態2に係るフラットケーブルの固定構造(フラットケーブルがコネクタに接続された状態)を示す斜視図である。 図10のD−D線でフラットケーブルの固定構造を切った断面矢示図である。 実施の形態2に係るフラットケーブルの固定構造の変形例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るフラットケーブル1の固定構造を示す斜視図であり、コネクタ2が実装された基板3上にフラットケーブル1を配置する前の状態を示している。図1において、フラットケーブル1は、接続端子部11、配線部材12、補強板13および係合片14を備えて構成される。接続端子部11は、コネクタ2の嵌合孔2aに挿入されてコネクタ端子部と電気的に接続される。
配線部材12は、可撓性を有する絶縁材に配線を施して構成され、その長手方向の端部に接続端子部11が形成されている。
補強板13は、この発明における補強部材を具体化したものであり、図1に示すように配線部材12の接続端子部11までの端部に配線部材12と一体に設けられる。
この補強板13を設けることで、接続端子部11の強度が高まり、フラットケーブル1とコネクタ2の接続が容易になる。
係合片14は、補強板13の両側縁部から配線部材12の幅方向に直交する方向に延出された一対の片部である。また、係合片14は、突片部14aと本体片14bとから構成される。突片部14aは、接続端子部11の側の端部から配線部材12の幅方向に直交する方向に突出した片部である。本体片14bは、図2および図3を用いて後述するように突片部14aが開口部31に挿入された状態で接続端子部11をコネクタ2の高さ方向に位置決めする片部である。
なお、本体片14bは、図1に示すように接続端子部11から離れるにつれて配線部材12の幅方向に直交する方向に突出している。
また、本体片14bの端面14b−1,14b−2は、コネクタ2に対する接続端子部11の挿抜方向における端面である。
コネクタ2は、接続端子部11が挿入嵌合される嵌合孔2aを有しており、基板3上に実装されている。なお、コネクタ端子部は、嵌合孔2aの内部に設けられる。
基板3には、図1に示すようにコネクタ2に対する接続端子部11の挿抜方向に沿って延びた開口部31が並列して形成されている。開口部31は、フラットケーブル1とコネクタ2が正対する間隔で並列している。フラットケーブル1は、開口部31に沿って係合片14を摺動させて嵌合させることにより、接続端子部11がコネクタ2の嵌合孔2aに挿入される位置にガイドされる。
次に、実施の形態1におけるフラットケーブル1のコネクタ2への挿入および基板3への固定操作について説明する。
図2は、実施の形態1に係るフラットケーブル1の固定構造を示す斜視図であり、フラットケーブル1を基板3上に配置した状態を示している。また、図3は、図2のA−A線でフラットケーブル1の固定構造を切った断面矢示図である。
図2に示すように、係合片14の突片部14aを開口部31に挿入し、本体片14bの下面を基板3に当接させる。この状態において、突片部14aは、開口部31により左右方向の動きが規制される。
また、本体片14bにおける、接続端子部11側の高さ方向の寸法は、図3に示すように、突片部14aを開口部31に挿入して本体片14bが基板3に当接した状態で、接続端子部11がコネクタ2の嵌合孔2aとほぼ同じ高さになるように設定されている。
すなわち、上記の状態で、接続端子部11はコネクタ2の嵌合孔2aに正対する。
この後、突片部14aが開口部31に挿入された状態で本体片14bをコネクタ2の側に摺動させて、フラットケーブル1をコネクタ2に向けて移動させる。このとき、フラットケーブル1は、突片部14aが開口部31によって左右方向の動きが規制されており、本体片14bによって接続端子部11がコネクタ2の高さ方向に位置決めされている。
すなわち、フラットケーブル1は、コネクタ2に対する左右方向の位置および接続端子部11とコネクタ2の嵌合孔2aとの高さ方向の位置が位置決めされた状態でコネクタ2に向けてガイドされる。
図4は、実施の形態1に係るフラットケーブル1の固定構造を示す斜視図であり、フラットケーブル1がコネクタ2に接続された状態を示している。また、図5は、図4のB−B線でフラットケーブル1の固定構造を切った断面矢示図である。
図4に示すように、突片部14aが開口部31に挿入された状態で本体片14bをコネクタ2の側に摺動して開口部31に嵌合することによって、接続端子部11がコネクタ2に挿入される。このとき、係合片14は、図5に示すように、開口部31に僅かな隙間を持って嵌合しており、接続端子部11がコネクタ2に対して位置決めされた状態となる。
すなわち、この発明では、接続端子部11がコネクタ2に挿入される位置で係合片14が開口部31に完全に嵌合するように設定されている。
また、本体片14bにおける接続端子部11の挿抜方向の端面14b−1,14b−2は、図5に示すように開口部31の内壁と対向している。このため、フラットケーブル1に上記挿抜方向の力が印加されても、端面14b−1,14b−2が開口部31の内壁に当接してフラットケーブル1が上記挿抜方向に動くことが規制される。
特に、フラットケーブル1がコネクタ2から抜ける方向に引っ張られた場合に、本体片14bの端面14b−2が開口部31の内壁に当接して抜け止めとなる。
なお、実施の形態1では、本体片14bを、接続端子部11から離れるにつれて配線部材12の幅方向に直交する方向に突出させてもよい。このように構成することで、フラットケーブル1がコネクタ2から抜ける方向に引っ張られた場合に、端面14b−1が開口部31の内壁に確実に当接して抜け止めすることができる。
これまでは、補強板13の両側端部に係合片14を設け、これに対応する開口部31を基板3にそれぞれ設けた構造を示したが、実施の形態1は、この構造に限定されるものではない。例えば、図6に示すフラットケーブル1Aのように、補強板13に1つの係合片14Aを設け、これに対応する1つの開口部31を基板3に設けた構造であってもよい。
この構造においても、係合片14Aの突片部14aを開口部31に挿入し本体片14bの下面を基板3に当接させた状態で、突片部14aは、開口部31により左右方向の動きが規制される。また、この状態で、本体片14bにおける接続端子部11側の高さ方向の寸法は、接続端子部11がコネクタ2の嵌合孔2aとほぼ同じ高さになるように設定される。従って、図1〜5に示した構造と同様の効果を得ることができる。
以上のように、この実施の形態1に係るフラットケーブル1の固定構造は、フラットケーブル1とコネクタ2を設けた基板3とを備える。
フラットケーブル1は、接続端子部11が形成された配線部材12、配線部材12の接続端子部11までの端部に設けられて配線部材12を補強する補強板13および補強板13から配線部材12の幅方向に直交する方向に延出された係合片14を有する。
基板3は、コネクタ2に対する接続端子部11の挿抜方向に沿って延びた開口部31を有する。係合片14は、接続端子部11の側の端部から配線部材12の幅方向に直交する方向に突出した突片部14aおよび突片部14aが開口部31に挿入された状態で接続端子部11をコネクタ2の高さ方向に位置決めする本体片14bを有する。
突片部14aが開口部31に挿入された状態で本体片14bをコネクタ2の側に摺動して開口部31に嵌合することによって、接続端子部11がコネクタ2に挿入される。
このように構成することで、フラットケーブル1がスムーズにコネクタ2に接続される位置へガイドされ、フラットケーブル1をコネクタ2に容易に接続固定することが可能である。
また、この実施の形態1によれば、本体片14bは、接続端子部11から離れるにつれて配線部材12の幅方向に直交する方向に突出している。このように構成することで、フラットケーブル1がコネクタ2から抜ける方向に引っ張られた場合において、端面14b−1が開口部31の内壁に確実に当接して抜け止めすることができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係るフラットケーブル1Bの固定構造を示す斜視図であり、コネクタ2が実装された基板3上にフラットケーブル1Bを配置する前の状態を示している。図7において、フラットケーブル1Bは、接続端子部11、配線部材12、補強板13および係合片14Bを備えて構成される。
係合片14Bは、実施の形態1と同様に、補強板13の両側縁部から配線部材12の幅方向に直交する方向に延出された一対の片部である。
実施の形態2において、係合片14Bは、突片部14a、本体片14bおよび折りたたみ舌片部14cから構成される。突片部14aは、接続端子部11の側の端部から配線部材12の幅方向に直交する方向に突出している。
本体片14bは、突片部14aが開口部31に挿入された状態で接続端子部11をコネクタ2の高さ方向に位置決めする。また、本体片14bは、接続端子部11から離れた部位になるにつれて配線部材12の幅方向に直交する方向に突出している。
本体片14bの端面14b−1,14b−2は、コネクタ2に対する接続端子部11の挿抜方向における端面である。
折りたたみ舌片部14cは、係合片14Bに形成されて、折りたたまれた状態で開口部31に嵌合されて基板3の裏面側で展開する舌片である。
例えば、折りたたみ舌片部14cが、矢印で示す接続端子部11の挿抜方向に沿った方向に折りたたまれ展開する。すなわち、折りたたみ舌片部14cは、弾性を有しており、通常は外側に展開した状態であるが、外力を加えて本体片14bの側に折りたたむことも可能である。
次に、実施の形態2におけるフラットケーブル1Bのコネクタ2への挿入および基板3への固定操作について説明する。
図8は、実施の形態2に係るフラットケーブル1Bの固定構造を示す斜視図であり、フラットケーブル1Bを基板3上に配置した状態を示している。また、図9は、図8のC−C線でフラットケーブル1Bの固定構造を切った断面矢示図である。
まず、図8に示すように、係合片14Bの突片部14aを開口部31に挿入し、本体片14bの下面を基板3に当接させる。この状態において、突片部14aは、開口部31により左右方向の動きが規制される。
また、本体片14bにおける、接続端子部11側の高さ方向の寸法は、図9に示すように、突片部14aを開口部31に挿入して本体片14bが基板3に当接した状態で、接続端子部11がコネクタ2の嵌合孔2aとほぼ同じ高さになるように設定されている。
すなわち、上記の状態で、接続端子部11はコネクタ2の嵌合孔2aに正対する。
この後、突片部14aが開口部31に挿入された状態で本体片14bをコネクタ2の側に摺動させて、フラットケーブル1Bをコネクタ2に向けて移動させる。
このとき、フラットケーブル1Bは、突片部14aが開口部31によって左右方向の動きが規制されており、本体片14bによって接続端子部11がコネクタ2の高さ方向に位置決めされている。すなわち、フラットケーブル1Bは、コネクタ2に対する左右方向の位置および接続端子部11とコネクタ2の嵌合孔2aとの高さ方向の位置が位置決めされた状態でコネクタ2に向けてガイドされる。
図10は、実施の形態2に係るフラットケーブル1Bの固定構造を示す斜視図であり、フラットケーブル1Bがコネクタ2に接続された状態を示している。また、図11は、図10のD−D線でフラットケーブル1Bの固定構造を切った断面矢示図である。
図10に示すように、突片部14aが開口部31に挿入された状態で、本体片14bをコネクタ2の側に摺動して開口部31に嵌合することによって、接続端子部11がコネクタ2に挿入される。このとき、係合片14Bは、図11に示すように開口部31に僅かな隙間を持って嵌合しており、接続端子部11がコネクタ2に対して位置決めされた状態となる。すなわち、この発明では、接続端子部11がコネクタ2に挿入される位置で係合片14Bが開口部31に完全に嵌合するように設定されている。
また、本体片14bにおける接続端子部11の挿抜方向の端面14b−1,14b−2は、図11に示すように開口部31の内壁と対向している。このため、フラットケーブル1Bに上記挿抜方向の力が印加されても、端面14b−1,14b−2が開口部31の内壁に当接してフラットケーブル1Bが上記挿抜方向に動くことが規制される。
特に、フラットケーブル1Bがコネクタ2から抜ける方向に引っ張られた場合に、本体片14bの端面14b−2が開口部31の内壁に当接して抜け止めとなる。
なお、実施の形態2では、本体片14bを、接続端子部11から離れた部位になるにつれて配線部材12の幅方向に直交する方向に突出させてもよい。
このように構成することで、フラットケーブル1Bがコネクタ2から抜ける方向に引っ張られた場合に、端面14b−1が開口部31の内壁に確実に当接して抜け止めすることができる。
折りたたみ舌片部14cは、作業者によって本体片14bの側に折りたたまれた状態で開口部31に挿入される。このように、折りたたみ舌片部14cは、係合片14Bを開口部31に嵌合するときに折りたためばよく、フラットケーブル1Bのコネクタ2への接続作業を複雑にするものではない。
開口部31を通り抜けると、折りたたみ舌片部14cは、弾性によって基板3の裏面側で外側に展開する。フラットケーブル1Bが垂直方向の上側から引っ張られても、展開した折りたたみ舌片部14cが基板3の裏面に当接して抜け止めとなる。
なお、接続端子部11の挿抜方向に沿った方向に折りたたまれ展開する折りたたみ舌片部14cを示したが、実施の形態2は、これに限定されるものではない。
例えば、図12に示すフラットケーブル1Cの係合片14Cには、矢印で示す配線部材12の幅方向に直交する方向に折りたたまれ展開する折りたたみ舌片部14dが形成されている。折りたたみ舌片部14dは、上記と同様に弾性を有しており、通常は外側に展開した状態であるが、外力を加えて本体片14bの側に折りたたむことも可能である。このように構成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、補強板13の両側端部にそれぞれ設けた係合片14B,14Cに折りたたみ舌片部14c,14dを形成した構造を示したが、実施の形態2は、これらの構造に限定されるものではない。例えば、図6に示したように、補強板13に設けた1つの係合片に折りたたみ舌片部14c,14dを形成した構造であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
以上のように、この実施の形態2に係るフラットケーブル1Bの固定構造は、係合片14Bに形成され、折りたたまれた状態で開口部31に嵌合されて基板3の裏面側で展開する折りたたみ舌片部14cを備える。フラットケーブル1Bが垂直方向の上側から引っ張られても、展開した折りたたみ舌片部14cが抜け止めとして機能できる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A,1B,1C フラットケーブル、2 コネクタ、2a 嵌合孔、3 基板、11 接続端子部、12 配線部材、13 補強板、14,14A,14B,14C 係合片、14a 突片部、14b 本体片、14b−1,14b−2 端面、14c,14d 折りたたみ舌片部、31 開口部。

Claims (3)

  1. フラットケーブルの接続端子部を、基板に設けられたコネクタに接続固定するフラットケーブルの固定構造において、
    前記フラットケーブルは、前記接続端子部が形成された配線部材、前記配線部材の前記接続端子部までの端部に設けられて前記配線部材を補強する補強部材および前記補強部材から前記配線部材の幅方向に直交する方向に延出された係合片を有し、
    前記基板は、前記コネクタに対する前記接続端子部の挿抜方向に沿って延びた開口部を有し、
    前記係合片は、前記接続端子部の側の端部から前記配線部材の幅方向に直交する方向に突出した突片部および前記突片部が前記開口部に挿入された状態で前記接続端子部を前記コネクタの高さ方向に位置決めする本体片を有し、
    前記突片部が前記開口部に挿入された状態で前記本体片を前記コネクタの側に摺動して前記開口部に嵌合することによって、前記接続端子部が前記コネクタに挿入されることを特徴とするフラットケーブルの固定構造。
  2. 前記本体片は、前記接続端子部から離れるにつれて前記配線部材の幅方向に直交する方向に突出していることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブルの固定構造。
  3. 前記係合片に形成され、折りたたまれた状態で前記開口部に嵌合されて前記基板の裏面側で展開する折りたたみ舌片部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のフラットケーブルの固定構造。
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