JP6342300B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、図10に示されるように、ハウジング1に抜け止め部材2が保持されたコネクタが開示されている。抜け止め部材2は、接続対象物3の挿入方向に延びる上腕4および下腕5を有すると共に、上腕4および下腕5のそれぞれの中央部分を連結部6で互いに連結した構造を有している。
接続対象物3の接続端部をコネクタの内部に挿入して抜け止め部材2の上腕4の前端部と下腕5の前端部との間に位置させた後、コネクタのアクチュエータ7を操作して抜け止め部材2の上腕4の後端部を上方へ持ち上げると、上腕4の前端部が下降して接続対象物3の接続端部が下方へ押しつけられ、抜け止め部材2の下腕5の前端部に上方を向いて突出形成されている突起5Aが接続対象物3の接続端部の切り欠き3A内に挿入されることで、接続対象物3がコネクタから抜けることを防止している。
あるいは、ロック用突起は、アクチュエータがロック解除位置に操作されたときから接続対象物受け入れ部内に突出しており、下側板状部は、接続対象物受け入れ部内に接続対象物を挿入する際にロック用突起が接続対象物に接触することで押し下げられるロック部材の下腕の前端部を収容する下腕収容部を有するように構成することもできる。
ロック部材は、下腕の後端部に連結された基板実装部を有し、コンタクトは、ハウジングに保持されると共にハウジングの後部に突出する基板接続部を有し、ハウジングは、コンタクトの基板接続部を基板に接続することにより基板に固定され、ロック部材は、基板実装部を基板に実装することにより基板に固定されると共に下腕の後端部がハウジングに対して位置固定されるように構成することができる。あるいは、ロック部材は、下腕の後端部に連結されたハウジング保持部を有し、ハウジング保持部をハウジングに保持させることにより下腕の後端部がハウジングに対して位置固定されるように構成してもよい。
アクチュエータは、ロック部材の上腕の後端部と下腕の後端部との間に配置され且つアクチュエータがロック位置に操作されたときにロック部材の上腕の後端部を押し上げるカム部材を有することが好ましい。
以下、この発明の実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。
図1(A)〜(D)に、実施の形態1に係るコネクタ100の構成を示す。このコネクタ100は、FPCおよびFFC等の平板状またはシート状の接続対象物の接続を行う小型のコネクタであり、幅方向に細長いほぼ直方体形状の外形を有するハウジング11と、ハウジング11に回転操作可能に取り付けられたアクチュエータ12と、ハウジング11の幅方向に配列され且つそれぞれハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かって延びる複数のコンタクト13を備えている。それぞれのコンタクト13は、ハウジング11の背面11B側に一部が露出する第1コンタクト14と、ハウジング11の正面11A側に一部が露出する第2コンタクト15から構成されている。
ここで、便宜上、複数のコンタクト13の配列方向をX方向、ハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かう方向をY方向、ハウジング11の下部から上部へ向かう方向をZ方向と呼ぶこととする。
ハウジング11の背面11B側の上部は開放されており、このハウジング11の開放された背面11B側の上部に、アクチュエータ12がロック解除位置とロック位置との間でハウジング11の幅方向すなわちX方向に延びる回転軸の周りに回転操作可能に取り付けられている。アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときには、接続対象物の接続端部をY方向に沿って接続対象物受け入れ部23に抜き差しすることができ、アクチュエータ12がロック位置に位置するときには、接続対象物の接続端部が接続対象物受け入れ部23に挿入された状態にロックされる。図1(A)〜(D)には、アクチュエータ12がロック解除位置に位置する状態が示されている。
第1コンタクト14は、図2に示されるように、ハウジング11の正面11A側から背面11B側に向かってY方向に延びると共に中央部分がZ方向に互いに連結された上腕14Aおよび下腕14Bを有し、上腕14Aの−Y方向端部である前端部はハウジング11の上側板状部21に沿って正面11A側へ延び、下腕14Bは、ハウジング11の下側板状部22に沿ってY方向に延びている。上腕14Aの前端部と下腕14Bの前端部の間に接続対象物受け入れ部23が位置している。
上腕16Aの前端部16Dは、ハウジング11の上側板状部21に沿って正面11A側へ延びると共に、下腕16Bの前端部16Eは、ハウジング11の下側板状部22に沿って正面11A側へ延び、これら上腕16Aの前端部16Dと下腕16Bの前端部16Eの間に接続対象物受け入れ部23が位置している。また、下腕16Bの前端部16Eには、上側板状部21に向かって接続対象物受け入れ部23内に突出するロック用突起16Fが形成されている。
一方、下側板状部22にも、+Z方向に向かって開放された下腕収容部22Bが形成されており、下腕16Bの前端部16Eは、Z方向に変位可能に下腕収容部22B内に収容されている。下側板状部22の下腕収容部22Bは、下腕16Bの前端部16Eが−Z方向に変位したときに、ロック用突起16Fが下側板状部22の上面22Aよりも下方に位置するような大きさに予め形成されている。
なお、複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dの配列ピッチは、コネクタ100の複数の第1コンタクト14および複数の第2コンタクト15の配列ピッチに等しく、接続対象物17の接続端部17Aがコネクタ100の接続対象物受け入れ部23に挿入されたときに、複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dがそれぞれコネクタ100の対応する第1コンタクト14および第2コンタクト15と同じX方向の位置となり、双方の切り欠き部17Eは、それぞれ対応するロック部材16と同じX方向の位置となるように配置されているものとする。
コネクタ100は、複数の第1コンタクト14の基板接続部14Dおよび複数の第2コンタクト15の基板接続部15Bをそれぞれ図示しない基板の対応する接続パッドに半田付けして接続すると共に一対のロック部材16の基板実装部16Kをそれぞれ図示しない基板の対応する実装パッドに半田付けして固定した状態で使用される。
まず、図1(A)〜(D)に示されるように、アクチュエータ12をロック解除位置に位置させた状態で、接続対象物受け入れ部23に接続対象物17の接続端部17Aを挿入する。
そして、接続対象物17の接続端部17Aの先端が接続対象物受け入れ部23の奥部に位置する突き当たり面23Aに接触するまで、接続対象物17の接続端部17Aを接続対象物受け入れ部23に挿入すると、接続対象物17の切り欠き部17Eがロック部材16のロック用突起16Fの直上に位置し、下腕収容部22B内に押し下げられていた下腕16Bの前端部16Eの変位が解消されて、ロック用突起16Fが接続対象物17の切り欠き部17E内に突出した状態となる。
このとき、図6に示されるように、アクチュエータ12のカム部材12Aが回転することで、第1コンタクト14の上腕14Aの後端部と下腕14Bの後端部の間隔が拡げられるが、下腕14Bの後端部が下側板状部22に固定されているので、上腕14Aの後端部が弾性的に+Z方向に持ち上げられる。ここで、上腕14Aおよび下腕14Bは、中央部分がZ方向に互いに連結されているため、上腕14Aの後端部が持ち上げられることで、上腕14Aの前端部が−Z方向に押し下げられ、上腕14Aの前端部に突出形成されている接点部14Cが接続対象物17に押しつけられる。これにより、接続対象物17の表面上に配置されている複数の第1接点部17Cが、それぞれ対応する第1コンタクト14の接点部14Cに接触すると共に、接続対象物17の裏面上に配置されている複数の第2接点部17Dが、それぞれ対応する第2コンタクト15の接点部15Aに接触し、接続対象物17の複数の第1接点部17Cおよび複数の第2接点部17Dとコネクタ100の複数の第1コンタクト14および第2コンタクト15との間の電気的接続が確立される。
従って、接続対象物17とコネクタ100との間に信頼性の高い電気導通状態が実現されることとなる。
上記の実施の形態1では、図3に示したように、アクチュエータ12がロック解除位置に位置するときに、ロック部材16のロック用突起16Fが既に接続対象物受け入れ部23内に突出しており、接続対象物17の接続端部17Aが、ロック用突起16Fに接触して下腕16Bの前端部16Eを弾性的に下腕収容部22B内に押し下げながら接続対象物受け入れ部23内に挿入されたが、これに限るものではない。
これにより、接続対象物17の接続端部17Aを接続対象物受け入れ部23内に挿入する際に、ロック部材16のロック用突起161Fに接触して下腕161Bの前端部161Eを押し下げることがなくなり、接続対象物17を接続対象物受け入れ部23内に挿入しやすくなる。
なお、この実施の形態2に係るコネクタ101は、実施の形態1のコネクタ100においてロック部材16の代わりにロック部材161を用いたものであり、他の部材は、実施の形態1のコネクタ100と同様である、また、ロック部材161は、実施の形態1におけるロック部材16の下腕16B、下腕16Bの前端部16Eおよびロック用突起16Fの代わりに、ロック部材161の下腕161B、下腕161Bの前端部161Eおよびロック用突起161Fを用いた他は、実施の形態1のロック部材16と同様の構成を有している。
ロック部材16または161の下腕16Bまたは161Bの後端部16Hがハウジング11に対して位置固定されていればよく、例えば、ロック部材16または161がハウジング保持部16Jを具備せずに、基板実装部16Kが図示しない基板の実装パッドに固定されるだけの構成とすることもできる。この場合、複数の第1コンタクト14の基板接続部14Dおよび複数の第2コンタクト15の基板接続部15Bをそれぞれ図示しない基板の対応する接続パッドに半田付けすることで、ハウジング11が基板に固定されるので、ロック部材16または161の基板実装部16Kを基板の実装パッドに固定することにより、基板を介して、ロック部材16または161はハウジング11に対し位置固定されることとなる。
Claims (7)
- アクチュエータをロック解除位置からロック位置に操作することによりハウジングに平板状またはシート状の接続対象物を機械的に保持して接続対象物の接点部をコンタクトに電気的に接続するコネクタにおいて、
前記ハウジングは、前記接続対象物が挿入される正面側に向かって互いに平行に延びる上側板状部および下側板状部を有すると共に前記上側板状部の下面と前記下側板状部の上面との間に正面側に向かって開放された接続対象物受け入れ部を有し、
前記ハウジングに保持されると共に前記接続対象物受け入れ部内に挿入された前記接続対象物の接続端部の位置をロックするためのロック部材を備え、
前記ロック部材は、それぞれ前記接続対象物の挿入方向に延びると共に前記接続対象物の挿入方向の中央部分が互いに連結された上腕および下腕を有し、前記上腕の前端部は前記上側板状部の下面よりも上方で前記上側板状部に沿って正面側へ延びて前記上側板状部に拘束され、前記下腕の前端部は前記下側板状部に沿って正面側へ延びると共に前記下腕の前端部に前記上側板状部に向かって突出するロック用突起が形成され、前記下腕の後端部は前記ハウジングに対して位置固定され、
前記アクチュエータが前記ロック位置に操作されると、前記ロック部材の前記上腕の後端部が前記下腕の後端部から離れるように押し上げられることにより、前記下腕の前端部が前記上腕の前端部に接近し、前記ロック用突起が前記接続対象物受け入れ部内を前記上側板状部に向かって変位して前記接続対象物の接続端部の位置をロックすることを特徴とするコネクタ。 - 前記ロック用突起は、前記アクチュエータが前記ロック解除位置に操作されたときに、前記下側板状部の上面よりも下方に位置し、前記アクチュエータが前記ロック位置に操作されると、前記接続対象物受け入れ部内に突出する請求項1に記載のコネクタ。
- 前記ロック用突起は、前記アクチュエータが前記ロック解除位置に操作されたときから前記接続対象物受け入れ部内に突出しており、
前記下側板状部は、前記接続対象物受け入れ部内に前記接続対象物を挿入する際に前記ロック用突起が前記接続対象物に接触することで押し下げられる前記ロック部材の前記下腕の前端部を収容する下腕収容部を有する請求項1に記載のコネクタ。 - 前記上側板状部は、前記ロック部材の前記上腕の前端部を収容し且つ前記上腕の前端部を正面側および前記下側板状部に向かって変位しないように拘束する上腕収容部を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記ロック部材は、前記下腕の後端部に連結された基板実装部を有し、
前記コンタクトは、前記ハウジングに保持されると共に前記ハウジングの後部に突出する基板接続部を有し、
前記ハウジングは、前記コンタクトの前記基板接続部を基板に接続することにより前記基板に固定され、
前記ロック部材は、前記基板実装部を前記基板に実装することにより前記基板に固定されると共に前記下腕の後端部が前記ハウジングに対して位置固定される請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記ロック部材は、前記下腕の後端部に連結されたハウジング保持部を有し、
前記ハウジング保持部を前記ハウジングに保持させることにより前記下腕の後端部が前記ハウジングに対して位置固定される請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記アクチュエータは、前記ロック部材の前記上腕の後端部と前記下腕の後端部との間に配置され且つ前記アクチュエータが前記ロック位置に操作されたときに前記ロック部材の前記上腕の後端部を押し上げるカム部材を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のコネクタ。
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