JP2013239346A - コネクタ装置 - Google Patents

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昌孝 室
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Abstract

【課題】接続作業中の挿入抵抗を小さくするともに、接続作業中には配線基板が「仮」保持され、接続作業完了後は配線基板が十分な保持力で保持されるコネクタ装置を提供する。
【解決手段】配線基板102を挿入する基板収容部7が形成されて、基板収容部7にコンタクト5が配置されたハウジング2と、前記空間の内部にあって、ハウジング2に取り付けられて、配線基板102の幅方向に弾性変形して、配線基板102の係合用切り欠き103と係合するロックアーム6を備えるコネクタ装置1において、配線基板102がハウジング2の所定位置まで挿入された後で、ロックアーム6を配線基板102に接近させるアクチュエータ3を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、回路基板に固定されて、該回路基板上の電気回路と他の配線基板とを電気的に接続するコネクタ装置に関する。
回路基板に固定されて、該回路基板上の電気回路と他の配線基板(例えば、フレキシブル印刷配線基板(FPC)あるいはフレキシブル平板状ケーブル(FFC))とを電気的に接続するコネクタ装置が知られている。コネクタ装置はハウジングを有し、該ハウジングには配線基板を収容する収容室が形成され、該収容室の内部には、配線基板の係合用切り欠きと係合する保持部材があって、該保持部材で配線基板を保持して配線基板の脱落を防止している。
例えば、特許文献1には、回動部材を操作してロック部材(保持部材)を弾性変形させ、ロック部材の係合部を配線基板の係止部に係合させて、配線基板を係止するコネクタ装置が開示されている。
また、特許文献2には、配線基板の両端部に設けられた切欠部に嵌合して配線基板を反挿入方向に係止する係止部(保持部材)と、係止部が接続対象物係止部の反嵌合方向への移動を規制する規制部を備えるコネクタ装置が開示されている。
このコネクタ装置の係止部は、コネクタ装置に配線基板が挿入されると、配線基板の一方の面に接触しながら弾性変形し、配線基板が所定位置まで挿入されると、配線基板の両端部に設けられた切欠部に嵌合する。また、このコネクタ装置は回動部材を備え、係止部が配線基板の切欠部に嵌合した状態で回動部材を閉鎖すると、回動部材が規制部に当接して、規制部は係止部の移動を規制する方向に変位する。
このように、特許文献1及び2に開示されたコネクタ装置は、保持部材と回動部材を備え、保持部材が配線基板に嵌合した後で、回動部材を操作して保持部材を弾性変形させて、配線基板の脱落を防止している。そのため、配線基板を確実に保持することができる。
その一方で、特許文献1及び2に開示されたコネクタ装置は、保持部材がコネクタ装置の高さ方向に変位して、配線基板を係止するので、コネクタ装置の低背化が困難になるという問題があった。近年、電子機器を小型化するために、コネクタ装置の低背化が強く求められているので、コネクタ装置の低背化が困難であることは望ましくない。
この問題は、特許文献3に開示されているように、保持部材が水平方向(コネクタ装置の幅方向)に変位するように構成すれば解決する。
特開2006−147271号公報 特開2008−153059号公報 特開2012−4072号公報
しかしながら、特許文献3のコネクタ装置の保持部材は「弾性仮保持部」であって、保持力が限定されていて、しかも該コネクタ装置は、保持部材が配線基板と係合した後で、保持部材を保持力が大きくなる方向に移動させる手段を備えない。そのため、該コネクタ装置には、配線基板を継続的に確実に保持することが難しいという問題がある。
もっとも、特許文献3のコネクタ装置において、弾性仮保持部を固く(ばね定数を大きく)すれば、上記の問題は解決するが、そのようにすれば、配線基板をコネクタ装置に挿入する際の抵抗(挿入抵抗)が大きくなるので、接続作業の能率が低下するという問題が生じる。また、配線基板を挿入する際に配線基板が損傷する危険も生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、低背化に適した構成を備えるとともに、接続作業中は配線基板を小さな保持力で「仮」保持して、接続作業を容易にし、接続作業完了後は配線基板が十分な保持力で保持して、確実で安定した接続を実現できるコネクタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るコネクタ装置は、配線基板を挿入する空間が形成されて、前記空間にコンタクトが配置されたハウジングと、前記空間の内部にあって、前記ハウジングに取り付けられて、前記配線基板の幅方向に弾性変形して、前記配線基板の係合部と係合する保持部材を備えるコネクタ装置において、前記配線基板が前記ハウジングの所定位置まで挿入された後で、前記保持部材を前記配線基板に接近させる保持部材移動機構を備えることを特徴とする。
前記保持部材移動機構は、前記保持部材の一部が前記係合部と係合する仮保持位置と、前記保持部材の全体が前記係合部と係合する本保持位置の間で、前記保持部材を移動させるようにしてもよい。
前記保持部材移動機構は、前記ハウジングに回動自在に取り付けられて、前記ハウジングに対して起倒するアクチュエータであって、前記アクチュエータは、前記保持部材に当接するカム面を備えるようにしてもよい。
前記アクチュエータは、前記コンタクトに当接するカム軸を備え、前記コンタクトは、前記カム軸の回動に従って、前記配線基板に接近/離隔する方向に変位するようにしてもよい。
前記アクチュエータが、前記ハウジングから立ち上げられると、前記保持部材は前記仮保持位置に移動し、前記コンタクトは前記配線基板から離隔する方向に変位し、前記アクチュエータが、前記ハウジングと平行にされると、前記保持部材は前記本保持位置に移動し、前記コンタクトは前記配線基板に接近する方向に変位するようにしてもよい。
前記保持部材の基端は、前記ハウジングに固定され、前記保持部材の先端は、前記保持部材移動機構と当接するようにしてもよい。
前記保持部材は、前記基端と先端の間に、前記配線基板の係合部と係合する係合突起を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、低背化に適した構成を備えるので、電子機器等の小型化が図れる。また、接続作業中は配線基板を小さな保持力で「仮」保持して、接続作業を容易にすることができるので、電子機器等の生産性が向上する。また、接続作業完了後は配線基板が十分な保持力で保持して、確実で安定した接続がなされるので、電子機器等の信頼性が向上する。
本発明の実施形態に係るコネクタ装置の外形図であり、(a)は配線基板を挿入しない状態の斜視図であり、(b)は配線基板を挿入した状態の斜視図であり、(c)は配線基板を挿入した状態を裏側から見た斜視図である。 (a)はコネクタ装置の平面図であり、(b)はコネクタ装置の正面図である。 アクチュエータの構成を説明する図であり、(a)はコネクタ装置を後方から見た斜視図であり、アクチュエータを起こした状態を示し、(b)はコネクタ装置を図2(a)のA−A’線で切断した断面図であり、アクチュエータを起こした状態を示し、(c)アクチュエータを倒した状態を示す斜視図であり、説明の便宜のためにアクチュエータの一部を切り取っている。 ロックアームの外形を示す斜視図である。 図2(b)のB−B’線で切断した断面図であって、コネクタ装置に配線基板を取り付けるプロセスを示す図である。(a)は配線基板を挿入する前の状態を、(b)は配線基板を仮保持する状態を、(c)は配線基板を本保持する状態を、それぞれ示す。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。まず、図1と図2を参照しながら、本発明に係るコネクタ装置1の基本的な構成を説明する。
図1(a)に示すように、コネクタ装置1は、主回路基板101に固定されて、主回路基板101と配線基板102を電気的に接続する装置であり、ハウジング2とアクチュエータ3を備える。なお、配線基板102の先端近傍の両側には係合切り欠き103が形成され、配線基板102の上面には配線パターン104が形成されている。
ハウジング2は、絶縁性材料(例えば、合成樹脂)で形成された構造体であり、その正面には基板挿入口4が開口していて、基板挿入口4の奥には後述する基板収容部7(図5参照)が形成されている。図1(b)に示すように、配線基板102の先端は基板挿入口4から挿入されて基板収容部7に収容される。基板収容部7の中にはコンタクト5が配列されていて、その一部は、図1(c)に示すように、ハウジング2の後端において露出し、主回路基板101上の図示しない配線パターンに半田付けされる。また、配線基板102の配線パターン104は基板収容部7内においてコンタクト5と電気的に接触する。
また、基板収容部7の左右端には、ロックアーム6が配置され、図1(a)ないし(c)に、その一部がハウジング2の外に露出しているのが見える。ハウジング2の前端に露出するロックアーム6の部位(図1(a),(b)に図示される部位)は、主回路基板101上の図示しない半田接続部に半田付けされる。なお、ロックアーム6の詳細な構成と作用については、後述する。
なお、本明細書において、コネクタ装置1の「前後」とは、コネクタ装置1に配線基板102を抜き差しする方向を言い、「前、前方、前側」は、基板挿入口4が開口する側を言い、「後、後方、後側」は、アクチュエータ3を備える側を言う。また、コネクタ装置1の「左右」は、コネクタ装置1の後方から前方を見た場合の左右を言い、「上」は図1(a)において主回路基板101から遠ざかる方向を言い、「下」は主回路基板101に近づく方向を言う。また、コネクタ装置1の「外側」は、コネクタ装置1の前後軸の左右にある部位を指し、「内側」は「外側」から見て前後軸に近い部位を指す。また、配線基板102の「先端」とは、図1(a)においてコネクタ装置1に近い端部を指す。
アクチュエータ3は、合成樹脂等で形成された部品であって、回動軸X(図1(a)参照)回りに回動して、ハウジング2に対して起伏する。なお、図1(a)ないし(c)は、アクチュエータ3をハウジング2に対して起した状態を示している。
また、アクチュエータ3は、図3(a)に示すように、カム軸3aを備える。カム軸3aの断面は、図3(b)に示すように、略卵形をなしている。また、コンタクト5は上部コンタクト5aと下部コンタクト5bを連結部5cで連結して略「エ」字形に構成され、上部コンタクト5aと下部コンタクト5bの他方の端部においてカム軸3aを挟持し、上部コンタクト5aの一方の端部には当接突起5dを備えている。そのため、アクチュエータ3をX軸回りに回動させて倒す(図3(b)に示す状態から、反時計回りに90°回動させる)と、カム軸3aを挟持する側において、上部コンタクト5aと下部コンタクト5bの間隔が拡がる(つまり、上部コンタクト5aが持ち上がる)。この時、連結部5cを挟んだ反対側では、上部コンタクト5aと下部コンタクト5bの間隔が狭まる(つまり、上部コンタクト5aが下がる)ので、当接突起5dは配線基板102に接近する。このように、アクチュエータ3はコンタクト5を配線基板102に対して接近/離隔させることができる。
また、図3(a)に示すように、アクチュエータ3はカム面3bを備える。カム面3bはアクチュエータ3の幅方向の外側(図3において左右端に近い位置)の端部3cがアクチュエータ3の後面と同じ高さにあって、内側の端部3dがアクチュエータ3の後面より低くなる(アクチュエータ3の後面より凹む)ように形成された斜面である。アクチュエータ3を倒す(図3(b)において反時計回りに回動させる)と、ロックアーム6の端部(6e)は、まず端部3cにおいてカム面3bと当接する。更にアクチュエータ3を回動させると、カム面3bがロックアーム6の端部(6e)を押圧するから、ロックアーム6の端部(6e)はカム面3bから逃げる方向、つまり端部3dに近づく方向に変位する。そして、アクチュエータ3を完全に倒す(反時計回りに90°回動させる)と、図3(c)に示すように、ロックアーム6の端部(6e)はカム面3bに倣ってハウジング2の幅方向内側に移動する。つまり、配線基板102の幅方向に移動して、配線基板102に接近する。このように、アクチュエータ3を倒すと、ロックアーム6は配線基板102に接近する。
ロックアーム6は金属板を所定の形状に切り抜き、曲げ加工されて形成された部品であり、図4に示すように、ロックアーム6は接続端6a、固定部6b、係合突起6c、係止部6d及び従動部6eを備える。接続端6aは、前述したように、ハウジング2の正面においてハウジング2の外部に露出して、主回路基板101上の図示しない半田接続部に半田付けされる部位である。固定部6bは接続端6aと係合突起6cの間にあって、ハウジング2に挟持されて固定される部位である。係合突起6cは、配線基板102の係合用切り欠き103と係合する部位である。係止部6dは、係合突起6cと従動部6eの間にある切り欠きであって、係合突起6cが配線基板102の係合用切り欠き103と係合する方向に変位された時に、ハウジング2の切り欠き2a(図5(b)参照)と係合して、ハウジング2に係止される部位である。従動部6eはロックアーム6の最後方(ハウジング2の後面に近い)にあって、前述したように、アクチュエータ3のカム面3bに当接する部位である。
最後に、図5を参照しながら、アクチュエータ3とロックアーム6の作用を説明する。なお、図5は、コネクタ装置1を図2(b)のB−B’線で切断した平断面図である。
コネクタ装置1に配線基板102を接続する前であって、アクチュエータ3をハウジング2に対して立てた(起こした)場合は、ロックアーム6は図5(a)に示すような状態にある。すなわち、ロックアーム6の従動部6eは基板収容部7の左右端に位置している、言い替えれば、左右のロックアーム6の間隔が最大に拡がっている。なお、この時の左右の係合突起6cの間の間隔Sは、配線基板102の幅W(図5(b)参照)より僅かに小さくなるように設定される。
この状態で、配線基板102をハウジング2に挿入すると、配線基板102の先端102aが、左右のロックアーム6の係合突起6cに当接して、左右の係合突起6cの間隔を押し広げる。この時、左右の係合突起6cの間隔を押し広げるのに要する推力が挿入抵抗に相当する。そして配線基板102を、基板収容部7の所定の位置(具体的には、配線基板102の先端がハウジング2の終端壁2bに当接する位置)まで進入させると、図5(b)に示すように、係合突起6cの一部が係合用切り欠き103と係合し、配線基板102はハウジング2(コネクタ装置1)に仮保持される。なお、ハウジング2の左右には切り欠き2aが形成されていることに注意されたい。
なお、仮保持された配線基板102をハウジング2から引き出す場合は、係合用切り欠き103の隅部103aが係合突起6cに当接して、左右の係合突起6cの間隔を押し広げる。この時、左右の係合突起6cの間隔を押し広げるに要する推力が「仮」保持力に相当する。係合突起6cは、外側斜面SOUTの傾斜が内側斜面SINの傾斜より小さくなるように構成されているので、挿入抵抗は「仮」保持力より小さい。また、左右の係合突起6cの間の隙間Sと係合突起6cの形状(特に、外側斜面SOUT及び内側斜面SINの傾斜)は所望の挿入抵抗と「仮」保持力が得られるように選ばれる。
配線基板102がハウジング2(コネクタ装置1)に仮保持されたら、アクチュエータ3をハウジング2の後方に倒す(図3(c)参照)。この時、ロックアーム6は図5(c)に示すような状態になる。すなわち、ロックアーム6の従動部6eはアクチュエータ3のカム面3bに誘導されて、基板収容部7の内側に移動し(つまり、配線基板102の幅方向に移動して、配線基板102に接近し)、従動部6eの先端はアクチュエータ3に形成された溝の中に保持されるので、従動部6e(ロックアーム6)の配線基板102の幅方向の移動(変位)は実質的に拘束される。また、係合突起6cは完全に係合用切り欠き103と係合する。そのため、係合突起6cと係合用切り欠き103の係合を解除することは実質的に不可能になる。つまり、配線基板102はハウジング2(コネクタ装置1)に本保持される。また、前述したように、ロックアーム6の係止部6dはハウジング2の切り欠き2a(図5(b)参照)と係合してハウジング2に係止されるので、配線基板102をハウジング2から引き抜く方向に外力が加えられた場合にロックアーム6がハウジング2から外れることが防止される。そのため、配線基板102の保持は更に確実になる。なお、ロックアーム6の係止部6dについては図4を参照されたい。
以上説明したように、本発明によれば、ロックアーム6を配線基板102の幅方向に変位するように構成しているので、コネクタ装置を低背化できる。また、アクチュエータ3をハウジング2に対して起伏させることによって、ロックアーム6を配線基板102に対して接近/離隔させて、ロックアーム6の係合突起6cの一部が配線基板102の係合用切り欠き103と係合する仮保持の状態と、係合突起6cの全体が係合用切り欠き103と係合する本保持の状態を切り替えることができる。そのため、配線基板102をコネクタ装置1に接続する際には、配線基板を小さな保持力で「仮」保持して、接続作業を容易にすることができる。また、接続作業完了後は配線基板が十分な保持力で保持して、確実で安定した接続がなされる。
なお、上記実施態様は、本発明の具体的な実施態様の例示であって、本発明の技術的範囲は上記実施態様によっては限定されない。本発明は特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲において、自由に応用、変形、あるいは改良して実施することができる。
例えば、上記実施態様では、アクチュエータ3のカム軸3aが上部コンタクト5aと下部コンタクト5bに挟持されて回動する例を示したが、アクチュエータ3はハウジング2に直接軸支されてもよい。
また、保持部材移動機構は、アクチュエータ3のような、ハウジング2に回動自在に取り付けて、ハウジング2に対して起伏するものには限定されない。ロックアーム6を配線基板102に接近/離隔させる機構ならば、どんなものであってもよい。例えば、くさび形の部材をハウジング2に進退自在に取り付けて、該部材を進退させることによって、ロックアーム6を変位させるようにしてもよい。
また、保持部材移動機構は、アクチュエータ3のような、コンタクト5を配線基板102に接近/離隔させる機構を兼ねるものには限定されない。ロックアーム6とコンタクト5をそれぞれ別の機構で変位させるようにしてもよい。あるいは、コンタクト5を配線基板102に接近/離隔させる機構を省いてもよい。
上記実施態様において示したコンタクト5の形状は例示であって、本発明の技術的範囲はこのようなコンタクト5を備えるものには限定されない。例えば、配線基板102の下面だけで、あるいは上面だけで電気的に接触するものであってもよい。また図示されたコンタクト5の本数が例示であることは言うまでもない。
上記実施態様において示したロックアーム6の構成は例示であって、本発明の技術的範囲はこのようなロックアーム6を備えるものには限定されない。
また、上記実施態様では、ハウジング2とアクチュエータ3を合成樹脂で構成し、コンタクト5とロックアーム6を金属素材で構成すると説明したが、これらの素材は特に限定されない。コネクタ装置1の機能が保証されるならば、公知の素材、あるいは将来出現する新規な素材を適宜選択して使用することができる。ハウジング2とアクチュエータ3は、所望の機械的強度と絶縁性能が得られるのであれば、各種の合成樹脂素材を任意に選択することができる。また、樹脂以外の素材を選択することもできる。コンタクト5は、所望の電気的特性と機械的特性(例えば強度と弾性)と得られるのであれば、各種の素材を任意に選択することができる。ロックアーム6も、所望の機械的特性(例えば強度と弾性)が得られるのであれば、各種の金属素材をあるいは非金属素材を任意に選択することができる。
また、上記実施態様では、「ハウジングの所定位置」の具体例として、「配線基板102の先端がハウジング2の終端壁2bに当接する位置」を例示したが、「ハウジングの所定位置」は、これには限定されない。「ハウジングの所定位置」とは、配線基板を取り付けるように設計されたハウジングの位置である。
また、上記実施態様では、「配線基板の係合部」の具体例として、係合用切り欠き103を例示したが、「配線基板の係合部」はこれには限定されない。「配線基板の係合部」は、コネクタ装置の保持部材と係合する形態形状を備えていれば十分である。
1・・・コネクタ装置, 2・・・ハウジング, 2a・・・切り欠き, 2b・・・終端壁, 3・・・アクチュエータ, 4・・・基板挿入口, 5・・・コンタクト, 6・・・ロックアーム, 6a・・・接続端, 6b・・・固定部, 6c・・・係合突起, 6d・・・係止部, 6e・・・従動部, 7・・・基板収容部, 101・・・主回路基板, 102・・・配線基板,102a・・・先端, 103・・・係合用切り欠き, 103a・・・隅部, 104・・・配線パターン

Claims (7)

  1. 配線基板を挿入する空間が形成されて、前記空間にコンタクトが配置されたハウジングと、
    前記空間の内部にあって、前記ハウジングに取り付けられて、前記配線基板の幅方向に弾性変形して、前記配線基板の係合部と係合する保持部材を備えるコネクタ装置において、
    前記配線基板が前記ハウジングの所定位置まで挿入された後で、前記保持部材を前記配線基板に接近させる保持部材移動機構を備える
    ことを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記保持部材移動機構は、前記保持部材の一部が前記係合部と係合する仮保持位置と、前記保持部材の全体が前記係合部と係合する本保持位置の間で、前記保持部材を移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記保持部材移動機構は、前記ハウジングに回動自在に取り付けられて、前記ハウジングに対して起倒するアクチュエータであって、
    前記アクチュエータは、前記保持部材に当接するカム面を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ装置。
  4. 前記アクチュエータは、前記コンタクトに当接するカム軸を備え、
    前記コンタクトは、前記カム軸の回動に従って、前記配線基板に接近/離隔する方向に変位する
    ことを特徴とする請求項3に記載のコネクタ装置。
  5. 前記アクチュエータが、前記ハウジングから立ち上げられると、前記保持部材は前記仮保持位置に移動し、前記コンタクトは前記配線基板から離隔する方向に変位し、
    前記アクチュエータが、前記ハウジングと平行にされると、前記保持部材は前記本保持位置に移動し、前記コンタクトは前記配線基板に接近する方向に変位する
    ことを特徴とする請求項4に記載のコネクタ装置。
  6. 前記保持部材の基端は、前記ハウジングに固定され、
    前記保持部材の先端は、前記保持部材移動機構と当接する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
  7. 前記保持部材は、前記基端と先端の間に、前記配線基板の係合部と係合する係合突起を備える
    ことを特徴とする請求項6に記載のコネクタ装置。
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