JP5525252B2 - 電気コネクタ、電気コネクタ組立体 - Google Patents

電気コネクタ、電気コネクタ組立体 Download PDF

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本発明は、電気コネクタ、電気コネクタ組立体に関する。
従来から、プリント配線基板等の回路基板(以下、単に基板という)に実装され、基板と他の電気回路とを接続する電気コネクタ(以下、単にコネクタという)が広く使われている。このコネクタは、コンタクトと、このコンタクトを保持するハウジングとを主たる構成要素としている。コネクタには、雌型のリセプタクルコネクタと雄型のプラグコネクタとが存在する。リセプタクルコネクタは、筒状のフードを有しており、このフード内に複数のコンタクトが配置されている。プラグコネクタは、フード内に挿入されるハウジングを有しており、このハウジングに、リセプタクルコネクタのコンタクトに嵌合するコンタクトが設けられている。
リセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合する際の挿入力を低減するために、レバー付きのコネクタが従来より提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
レバー付きのコネクタは、プラグコネクタに対し、レバーが回動自在に設けられている。レバーの先端側(支点から離れた側)を作業者が手で回動操作することで、レバーの支点近傍に設けられた作用点部から、リセプタクルコネクタとプラグコネクタとの間に、双方を互いに接近または離間させる方向の力(この力を倍力と称する。)を作用させる。このレバーの発する倍力により、リセプタクルコネクタとプラグコネクタとをより軽い力で挿抜できる。
ところで、上記したようなレバーを備えるプラグコネクタにおいては、プラグハウジングに保持されたコンタクトに配線を予め接続しておくのが通常である。そして、このプラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合する。しかし、プラグコネクタに配線を接続した工程以降、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合する工程までの間に、搬送中等に、配線がレバーとプラグハウジングとの間に挟み込まれてしまうことがある。配線がレバーとプラグハウジングとの間に挟み込まれると、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合するに先立ち、挟み込まれた配線を作業者が取り外さなければならず、これに手間がかかり、生産効率の低下に繋がる。また、配線がレバーとプラグハウジングとの間に挟み込まれたまま、レバーに想定外の力が加えられた場合には、配線が断線してしまう可能性がある。
そこで、従来より、特許文献1に記載の技術のように、プラグハウジングにリブを設けるとともに、レバーにスリットを設け、レバーとプラグハウジングとの間に配線を挟みこむのを防止する構成が提案されていた。
特開平11−283698号公報
レバーによって発生させる、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに容易に嵌合させるための倍力は、レバーの支点からの長さを大きくすれば増大する。しかしこれではレバー、すなわちプラグコネクタの大型化につながるため、好ましくない。
そこで、レバーの引き起こし角度(レバーを起こした状態のときの角度)を大きくするのが好ましい。しかし、レバーの引き起こし角度を大きくすると、上記したような従来の構成におけるスリットがリブから抜けてしまうことになる。すると、レバーを大きく引き起こしたときには、レバーとプラグコネクタとの間に配線を挟みこむのを防止するという効果を発揮できない。
さらに、プラグコネクタに保持されたコンタクトに接続された配線を、レバーの先端側に配索した場合、レバーを引き起こすとレバーと電線が干渉してしまう。電線との干渉を避けようとすると、レバーの引き起こし角度が小さくなり、レバーの回転角度が制限されるため、レバーにより発揮できる倍力を思うように得ることができないという問題がある。
このように、レバー、すなわちプラグコネクタの大型化を防ぎつつも、配線を挟み込むのを確実に防ぐことのできる電気コネクタ、電気コネクタ組立体を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の電気コネクタは、ハウジングと、ハウジングに保持されるコンタクトと、ハウジングの一面側に設けられ、一端部がハウジングに支軸を介して回動自在に連結されたレバーと、を備え、レバーは、ハウジングを挟んだ両側において、それぞれ、当該レバーの他端部に向けてハウジングの長手方向に沿って延びる延伸部と、レバーの他端部近傍に位置する延伸部のそれぞれから下方に向けて延びるアーム部と、ハウジングを挟んだ両側のアーム部の間に掛け渡された連結部と、連結部において、延伸部から離間する側に突出する突出部と、を備える。ハウジングにおいて連結部と対向する位置に、レバーの支軸を中心とした回動軌跡に沿って連続する突条が設けられ、連結部および突出部に、レバーの支軸を中心とした回動動作時に、突条に常に噛み合う凹溝が形成されている。そして、ハウジングの下面端部に、レバーを倒したときに連結部と対向する顎部が突出形成されており、かつ、この顎部に、レバーを倒したときに突出部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする。
このようなレバーは、ハウジングを、嵌合対象となる他の電気コネクタのハウジングに嵌合させるときの嵌合力を、テコの原理により軽減するためのものである。そして、ハウジングに突条が設けられ、連結部および突出部に、突条に噛み合い、レバーの回動動作時に突条に常に噛み合う凹溝が形成されているので、レバーとハウジングの間に配線を挟み込むのを防止できる。特に、連結部において、延伸部から離間する側に突出する突出部にも凹溝を形成したので、レバーを従来以上に開いても、突出部において凹溝が突条に噛み合っている。
なおここで、凹溝が突条に噛み合う、とは、少なくとも凹溝内に突条が挿入されていれば良く、凹溝と突条が嵌合したり、機械的に拘束力を発揮するように係合する必要は無い。
また、ハウジングの下面端部に、レバーを倒したときに連結部と対向する顎部が突出形成される。これにより、作業者が顎部を保持することで、ハウジングを確実に保持することができ、レバーの操作性が向上する。
顎部には、レバーを倒したときに突出部を収容する凹部が形成されている。これにより、顎部を形成した場合であっても、突出部が顎部に突き当たるまで、レバーを倒すことができるので、レバーの回動角度を大きく確保することができる。
また、本発明は、電気コネクタ組立体であって、第一のハウジングと、第一のハウジングに嵌合する第二のハウジングと、第一のハウジングに保持される第一のコンタクトと、第二のハウジングに保持され、第一のコンタクトに接続される第二のコンタクトと、を備え、第一のハウジングは、第二のハウジングを受容する空間を形成するフードを備え、第二のハウジングの一面側に、フード内への第二のハウジングの挿入力を軽減するため、一端部が第二のハウジングに支軸を介して回動自在に連結されたレバーを備え、レバーは、第二のハウジングを挟んだ両側において、それぞれ、当該レバーの他端部に向けて第二のハウジングの長手方向に沿って延びる延伸部と、レバーの他端部近傍に位置する延伸部のそれぞれから下方に向けて延びるアーム部と、第二のハウジングを挟んだ両側のアーム部の間に掛け渡された連結部と、連結部において、延伸部から離間する側に突出する突出部と、を備え、第二のハウジングにおいて連結部と対向する位置に、レバーの支軸を中心とした回動軌跡に沿って連続する突条が設けられ、連結部および突出部に、レバーの支軸を中心とした回動動作時に、突条に常に噛み合う凹溝が形成されている。そして、第二のハウジングの下面端部に、レバーを倒したときに連結部と対向する顎部が突出形成されており、かつ、顎部に、レバーを倒したときに突出部を収容する凹部が形成されていることを特徴とすることもできる。
本発明によれば、ハウジングに突条が設けられ、レバーの連結部および突出部に、レバーの回動動作時に突条に常に噛み合う凹溝が形成されているので、レバーとハウジングの間に配線を挟み込むのを防止できる。特に、連結部において、ハウジングの他面側に突出した突出部にも凹溝を形成したので、レバーを従来以上に開いても、突出部において凹溝が突条に噛み合っている。その結果、レバーの開き角度を大きくすることができ、レバーによって発生させる倍力を増大させつつ、配線を挟み込むのを確実に防ぐことができる。
本実施の形態における電気コネクタ組立体を示す斜視図である。 電気コネクタ組立体を図1とは異なる角度から見た斜視図である。 リセプタクルコネクタを示す斜視図である。 プラグコネクタを示す図であって、レバーを引き起こしてロックした状態を示す図である。 図4に示した状態におけるプラグコネクタの斜視図である。 (a)は図4に示した状態における、プラグコネクタの中心線に沿った断面図、(b)は図4に示した状態における、プラグコネクタをレバーの他端側から見た図である。 プラグコネクタのレバーを倒して仮係止した状態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 プラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合させた状態における断面図である。 プラグコネクタをリセプタクルコネクタに挿入していくときの状態を示す図であり、(a)は側断面図、(b)はレバーをロックした部分を示す断面図である。 図9の状態からプラグコネクタをリセプタクルコネクタにさらに挿入した状態を示す図であり、(a)は側断面図、(b)はレバーをロックした部分を示す断面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1および図2に示すように、電気コネクタ組立体10は、プリント配線板側に固定されるリセプタクルコネクタ20と、このリセプタクルコネクタ20に嵌合可能なプラグコネクタ30とから構成される。
本実施の形態において、リセプタクルコネクタ20には、例えば3つのプラグコネクタ30A、30B、30Cが一方向に並べて嵌合される。なお、リセプタクルコネクタ20に対して嵌合するプラグコネクタ30の数は、本発明においては何ら限定する意図はなく、一つのみ、あるいは二つ、四つ以上等とすることもできる。なお、以下の説明において、プラグコネクタ30A、30B、30Cを特に区別する必要のない限り、これらを単にプラグコネクタ30と称し、その説明を共通とする。
リセプタクルコネクタ20は、樹脂製のリセプタクルハウジング(第一のハウジング)21と、銅系材料等の導電性材料から形成されたコンタクト(第一のコンタクト)22とから構成される。
図3に示すように、リセプタクルハウジング21には、複数のコンタクト22を、互いに間隔を隔てて配列した状態で保持するコンタクト保持壁23が設けられている。コンタクト保持壁23には、複数のコンタクト22を互いに間隔を隔てて配列された状態で保持するための挿通孔が貫通して形成されている。
コンタクト保持壁23の一面側には、プラグコネクタ30が嵌合されるフード26が設けられている。フード26は、コンタクト保持壁23から立ち上がる矩形筒状であり、その内側は、プラグコネクタ30を挿入するための受容空間27とされている。本実施形態において、受容空間27は仕切り壁28によって3つに区切られ、これら3つの受容空間27により、3つのプラグコネクタ30A、30B、30Cの挿入・嵌合を受容する。
図4、図5に示すように、プラグコネクタ30は、それぞれ、リセプタクルハウジング21のフード26に嵌合する樹脂製のプラグハウジング(ハウジング、第二のハウジング)31と、銅合金等の導電性材料からなるコンタクト(第二のコンタクト)33とから構成されている。
図4に示したように、プラグハウジング31は、リセプタクルハウジング21の受容空間27に嵌め合う断面形状を有している。図6に示すように、プラグハウジング31には、リセプタクルコネクタ20の複数のコンタクト22に対応して、複数のコンタクト保持孔32が互いに間隔を隔てて形成されている。これらコンタクト保持孔32のそれぞれにコンタクト33が保持されている。
プラグハウジング31の上面(一面側)31aに開口したコンタクト保持孔32には、電線(図示無し)が挿入されている。この電線(図示無し)は、コンタクト保持孔32内のコンタクト33に電気的に接続されている。複数のコンタクト33にそれぞれ接続されたこれらの電線は、束ねられてワイヤーハーネス100とされ、リセプタクルコネクタ20に対するプラグコネクタ30の挿抜方向に直交し、かつプラグハウジング31の長手方向(レバー40の長手方向:図6(a)において左右方向)に配索されている。
このようなプラグコネクタ30は、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21の受容空間27に挿入することでリセプタクルコネクタ20に嵌合される。すると、プラグコネクタ30側のコンタクト33が、リセプタクルハウジング21のフード26内に位置するコンタクト22に電気的に接続される。
図4に示したように、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に対して挿抜する時に必要な力を軽減するため、プラグハウジング31の上面31a側には、レバー40がその一端部40a側を回動自在に支持されて設けられている。プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に対して挿抜する時には、レバー40を回動させる。
レバー40は、その一端部40a側において、プラグハウジング31の側面に設けられた支軸41に回動自在に連結されている。支軸41は、プラグハウジング31の中心に対し、一端部40a側にオフセットして設けられている。
レバー40は、一端部40aから他端部40bに向けて延びる延伸部42を有している。延伸部42は、トラス構造のビーム状で、レバー40を倒して係合状態としたときに、プラグハウジング31の上面(一面側)31aにおいて、両側の側面に沿うよう形成されている。
図4に示すように、レバー40の延伸部42において、プラグハウジング31の両側の側面に沿う部分に薄板状のサイドプレート42pが形成されている。そして、支軸41が、このサイドプレート42pに形成された孔に挿入されている。
サイドプレート42pにおいて、支軸41よりもレバー40の一端部40a側に突出した位置に、レバー40を回動させたときにその操作力をリセプタクルハウジング21に伝達するためのカム突起55が突出形成されている。
一方、図3に示すように、リセプタクルハウジング21のフード26には、このカム突起55をガイドするカム溝56が形成されている。このカム溝56は、フード26の上端部から下方に向かって形成され、レバー40を回動させるとカム突起55がカム溝56に沿って移動する。このとき、レバー40を起こした状態でプラグハウジング31をリセプタクルハウジング21のフード26に挿入すると、カム突起55がカム溝56に入り込む。そして、レバー40の他端部40bを押してレバー40を倒していくと、カム突起55がカム溝56に沿って変位する。このときに、レバー40の他端部40bに入力される操作力が、テコの原理により、カム突起55とカム溝56との間に作用し、これによってプラグハウジング31がリセプタクルハウジング21に挿抜される。したがって、カム溝56は、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に挿抜させるための倍力を発揮する適宜の形状に形成されている。
また、図7に示すように、サイドプレート42pの先端部には、支軸41よりもレバー40の一端部40a側に突出した位置に、ストッパ部44が形成されている。
プラグハウジング31には、レバー40を回動させたときに上下方向に移動するストッパ部44が入り込む所定長のスリット45が形成されている。レバー40を起こしていったときにストッパ部44がスリット45の端部に当たり、それ以上の移動、つまりレバー40の引き起こし角度が規制される。
図4に示すように、レバー40の他端部40bには、延伸部42から下方(プラグハウジング31の他面側)に向けて延びるアーム部60が設けられている。これにより、レバー40は、延伸部42とアーム部60とが、他端部40bを介して略L字状となっている。
プラグハウジング31の一方の側に位置するアーム部60は、プラグハウジング31がリセプタクルハウジング21のフード26に挿入され、さらに図2、図8に示すように、レバー40が倒されたときに、レバー40をリセプタクルハウジング21に係合させる機能を有している。
図8に示すように、アーム部60には、下方の支点部61aがレバー40に固定され、支点部61aから上方に向けて延びる弾性変形片61が設けられている。弾性変形片61は、アーム部60において、フード26の短手方向の一方に臨んで形成されている。弾性変形片61は、可撓性を有した樹脂材料から形成されており、弾性変形片61の上端部61bを押圧すると、板状あるいはビーム状のバネのように弾性変形し、支点部61a側を中心として上端部61b側が、フード26の短手方向に変位する。
弾性変形片61には、フード26の内周面と対向する位置に、係合爪63が設けられている。この係合爪63は、弾性変形片61の前記の方向への変位により、フード26の内周面に接近・離間する。
一方、リセプタクルハウジング21のフード26の内周面には、プラグコネクタ30をフード26に嵌合させたときに係合爪63と対向する位置に、係合爪63と係合する係合凹部64が形成されている。
プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21のフード26に挿入し、さらにレバー40を倒すと、弾性変形片61が弾性変形することで、アーム部60の係合爪63がフード26の係合凹部64に係合する。これにより、レバー40が倒された状態のままロックされ、プラグハウジング31がリセプタクルハウジング21のフード26に嵌合された状態でロックされる。なおこの状態で、レバー40は、延伸部42が、プラグハウジング31の上面(一面側)31aに平行となる。
また、前記の弾性変形片61は、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21のフード26に挿入し、レバー40を倒した状態で押圧操作が可能となるよう、上端部61bが、フード26よりも上方に突出するよう形成されている。レバー40のロックを解除するには、弾性変形片61の上端部61bをフード26の短手方向に押圧する。すると、弾性変形片61の上端部61b側がフード26の内壁面から離間する方向に弾性変形し、アーム部60の係合爪63とフード26の係合凹部64との係合を解除できるので、そのままレバー40を起こせば良い。
また、図7(b)に示すように、弾性変形片61は、支点部61aから下方に延びる係止片65を有している。係止片65の先端部には、プラグハウジング31に対向する側に突出する係止爪65aが形成されている。
一方、プラグハウジング31には、係止爪65aが係合する係合突起66が形成されている。本実施形態において、図7(b)に示すように、係合突起66は、係止爪65aが係合突起66に係合した状態で、レバー40が、一端部40a側より他端部40b側が低くなる(プラグハウジング31に近くなる)ような位置に形成されている。
これら係止爪65aが係合突起66に係合することで、プラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に嵌合させない状態において、レバー40をプラグハウジング31に係止(以下、この状態を仮係止と称する)することができる。
仮係止状態において、レバー40の弾性変形片61の上端部61bを、プラグハウジング31側に押圧する。すると、支点部61aを中心として弾性変形片61が弾性変形し、これにともなって係止爪65aがプラグハウジング31の係合突起66から離間する。これにより、係止爪65aと係合突起66との係合が解除され、仮係止状態から解放されてレバー40は回動可能となる。
また、図4、図7に示すように、レバー40には、サイドプレート42pからアーム部60側に向けて突出して延びる係合プレート67が形成されている。
一方、プラグハウジング31において、係合プレート67に対向する面には、係合突起68が形成されている。
図4に示したように、このような係合プレート67は、レバー40の他端部40bを起こした状態で、下辺67aが係合突起68に係合するようになっている。これにより、レバー40が、引き起こされた状態でプラグハウジング31にロックされる。
前述したように、プラグハウジング31は、レバー40を起こした状態、つまり係合プレート67においてレバー40がロックされた状態でリセプタクルハウジング21の受容空間27に挿入される。
また、図3に示すように、リセプタクルハウジング21のフード26の内周面には、レバー40のロックを解除する解除爪69が設けられている。
図9、図10に示すように、解除爪69は、レバー40が引き起こされてロックされた状態のプラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に挿入していったときに、係合プレート67が係合突起68に係合する箇所の近傍において、係合プレート67とプラグハウジング31との間に挿入される位置に形成されている。このような解除爪69は、いかなる形状であっても良いが、例えば、図3に示したように、フード26の内周面に直交して延出する支持部69aと、支持部69aの先端部からフード26の内周面に平行に延出する爪本体69bと、から形成することができる。そして、爪本体69bは、係合プレート67に対し、係合突起68と係合する箇所より先端部側において、係合プレート67とプラグハウジング31との間に挿入されるよう形成されている。
これにより、レバー40が引き起こされてロックされた状態のプラグハウジング31をリセプタクルハウジング21に挿入していったときに、図10(a)、(b)に示すように、解除爪69の爪本体69bが係合プレート67とプラグハウジング31との間に入り込んで係合プレート67をプラグハウジング31から離間する方向に弾性変形させる。これにより、係合プレート67と係合突起68との係合が解除され、レバー40がロック状態から解放される。この後は、前述の通り、レバー40の他端部40bを押してレバー40を倒していくことで、カム突起55とカム溝56との間に作用するテコの原理により、プラグハウジング31がリセプタクルハウジング21に挿入される。そして、アーム部60の係合爪63がフード26の係合凹部64に係合されることで、プラグハウジング31がリセプタクルハウジング21のフード26に嵌合された状態でロックされる。
なお、本実施形態においては、プラグコネクタ30A、30B、30Cのそれぞれに設けられた、上記のようにレバー40のロック・解除操作を行うための弾性変形片61は、リセプタクルハウジング21に対し、一方の側に統一して設けられている。これにより、プラグコネクタ30A、30B、30Cのいずれにおいても、レバー40のロック・解除操作を、リセプタクルハウジング21の一方の側から行うことができる。
また、図6に示したように、レバー40において、プラグハウジング31の両側に位置するアーム部60どうしが連結部70によって連結されている。連結部70は、レバー40を引き起こしてロックした仮係止状態においても、なるべくプラグハウジング31の上面31aに近い側に位置するよう、アーム部60、60の先端側(延伸部42から離間した側)に設けられている。
図4、図6(b)に示したように、プラグハウジング31において、連結部70と対向する側の側面31bには、上下方向に延びる突条部71が形成されている。突条部71は、支軸41を中心とした円弧状に形成されている。
一方、連結部70には、突条部71が挿入される凹溝72aを有した断面略U字状のガイド部72が形成されている。ガイド部72は、支軸41を中心としてレバー40を回動させたときに、突条部71が常に挿入された状態(凹溝72aと突状部71とが噛み合った状態)を維持する。また、ガイド部72は、連結部70に対して、延伸部42から離間する側に突出して形成された突出部72bを有している。この突出部72bは、連結部70から離間するに従い、その外形寸法が漸次縮小する。凹溝72aは、連結部70および突出部72bにおいて、プラグハウジング31に対向する側に連続して形成されている。
また、プラグハウジング31において、リセプタクルハウジング21に対向する側には、連結部70が設けられている側に突出する顎部75が形成されている。この顎部75に連結部70が干渉することで、レバー40を倒す方向におけるレバー40の回動角度を規制する。
顎部75において、連結部70に対向する側には、突出部72bを収容できる凹部75aが形成されている。これにより、連結部70が顎部75に突き当たるまで、レバー40を倒すことができる。
上述したように、レバー40において、プラグハウジング31の両側に位置するアーム部60どうしが連結部70によって連結され、この連結部70が、レバー40を引き起こしてロックした仮係止状態においても、なるべくプラグハウジング31の上面31aに近い側に位置するよう設けられている。これにより、コンタクト保持孔32内のコンタクト33に電気的に接続された電線からなるワイヤーハーネス100が、プラグハウジング31のリセプタクルハウジング21に対する挿抜方向と直交する方向に沿って連結部70側に配索されても、連結部70がワイヤーハーネス100と干渉するのを避けることができる。
さらに、レバー40において支軸41から離間した他端40b側に、プラグハウジング31に突条部71が形成され、連結部70には、突条部71が入り込むガイド部72が形成されているので、レバー40を引き起こした仮係止状態から、レバー40を倒した状態まで、いかなる状態においても、レバー40とプラグハウジング31の隙間に電線が入りこむのを防止できる。さらに、ガイド部72は、延伸部42から離間する側に突出する突出部72bを有しているので、突出部72bが無い場合に比較して、突条部71にかみ合ったままの状態でレバー40を引き起こすことのできる角度(開き角)をより大きくすることができる。これにより、レバー40で発揮する倍力を、より大きなものとすることができる。
加えて、プラグハウジング31に、顎部75が形成されている。これにより、プラグコネクタ30を単体で取り扱うときに、顎部75を持ち手とすることができる。さらに、このような顎部75を形成しつつも、顎部75に突出部72bを収容できる凹部75aが形成されているため、レバー40の開き角が狭められることもなく、連結部70が顎部75に突き当たるまで、レバー40を倒すことができる。
なお、上記実施の形態で示した構成は一例に過ぎず、具体的な構造等は、上記実施の形態で示した以外に変更することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10…電気コネクタ組立体、20…リセプタクルコネクタ、21…リセプタクルハウジング(第一のハウジング)、22…コンタクト(第一のコンタクト)、26…フード、27…受容空間、30…プラグコネクタ、31…プラグハウジング(ハウジング、第二のハウジング)、31a…上面(一面側)、31b…側面、32…コンタクト保持孔、33…コンタクト(第二のコンタクト)、40…レバー、40a…一端部、40b…他端部、41…支軸、42…延伸部、60…アーム部、66…係合突起、67…係合プレート、68…係合突起、69…解除爪、70…連結部、71…突条部、72…ガイド部、72a…凹溝、72b…突出部、75…顎部、75a…凹部、100…ワイヤーハーネス

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに保持されるコンタクトと、
    前記ハウジングの一面側に設けられ、一端部が前記ハウジングに支軸を介して回動自在に連結されたレバーと、を備え、
    前記レバーは、
    前記ハウジングを挟んだ両側において、それぞれ、当該レバーの他端部に向けて前記ハウジングの長手方向に沿って延びる延伸部と、
    前記レバーの他端部近傍に位置する前記延伸部のそれぞれから下方に向けて延びるアーム部と、
    前記ハウジングを挟んだ両側の前記アーム部の間に掛け渡された連結部と、
    前記連結部において、前記延伸部から離間する側に突出する突出部と、を備え、
    前記ハウジングにおいて前記連結部と対向する位置に、前記レバーの前記支軸を中心とした回動軌跡に沿って連続する突条が設けられ、
    前記連結部および前記突出部に、前記レバーの前記支軸を中心とした回動動作時に、前記突条に常に噛み合う凹溝が形成されているとともに、
    前記ハウジングの下面端部に、前記レバーを倒したときに前記連結部と対向する顎部が突出形成されており、かつ、前記顎部に、前記レバーを倒したときに前記突出部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ハウジングに保持された前記コンタクトに電気的に接続される電線は、前記レバーの他端側に配索されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 電気コネクタ組立体であって、
    第一のハウジングと、
    前記第一のハウジングに嵌合する第二のハウジングと、
    前記第一のハウジングに保持される第一のコンタクトと、
    前記第二のハウジングに保持され、前記第一のコンタクトに接続される第二のコンタクトと、を備え、
    前記第一のハウジングは、前記第二のハウジングを受容する空間を形成するフードを備え、
    前記第二のハウジングの一面側に、前記フード内への前記第二のハウジングの挿入力を軽減するため、一端部が前記第二のハウジングに支軸を介して回動自在に連結されたレバーを備え、
    前記レバーは、
    前記第二のハウジングを挟んだ両側において、それぞれ、当該レバーの他端部に向けて前記第二のハウジングの長手方向に沿って延びる延伸部と、
    前記レバーの他端部近傍に位置する前記延伸部のそれぞれから下方に向けて延びるアーム部と、
    前記第二のハウジングを挟んだ両側の前記アーム部の間に掛け渡された連結部と、
    前記連結部において、前記延伸部から離間する側に突出する突出部と、を備え、
    前記第二のハウジングにおいて前記連結部と対向する位置に、前記レバーの前記支軸を中心とした回動軌跡に沿って連続する突条が設けられ、
    前記連結部および前記突出部に、前記レバーの前記支軸を中心とした回動動作時に、前記突条に常に噛み合う凹溝が形成されているとともに、
    前記第二のハウジングの下面端部に、前記レバーを倒したときに前記連結部と対向する顎部が突出形成されており、かつ、前記顎部に、前記レバーを倒したときに前記突出部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする電気コネクタ組立体。
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