JP2018026945A - 螺旋状ケーブル用連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者がオス部とメス部とを誤らずに確実に連結でき、作業性を向上させることができると共に、連結した螺旋状ケーブル用連結具同士を確実に解除する。【解決手段】オス部12の上側板部12aには、ほぼコ字形状の溝部12a1によって舌状片部12a2が設けられ、その舌状片部12a2の自由端側には押圧子12a21が設けられている一方、その押圧子12a21よりも舌状片部12a2の固定端側には係止突子12a22が設けられている。またメス部13の上側板部13aには、オス部12の舌状片部12a2の係止突子12a22が嵌合する係止孔13a1が形成されており、オス部12はメス部13よりも突出して構成されており、螺旋状ケーブル用連結具1が連結した際、オス部12の押圧子12a21は他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具1の筒状連結体11側に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、螺旋状ケーブル同士を連結する螺旋状ケーブル用連結具に関する。
本件出願人は、螺旋状ケーブル同士を連結する螺旋状ケーブル用連結具として、例えば、オス部とメス部とを有する一種類の螺旋状ケーブル用連結具を連結すべき螺旋状ケーブルの端部に装着し、一方の螺旋状ケーブル用連結具のオス部を他方の螺旋状ケーブル用連結具のメス部に係合させる一方、他方の螺旋状ケーブル用連結具のオス部を一方の螺旋状ケーブル用連結具のメス部に係合させて螺旋状ケーブル同士を連結するものが提案している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4865576号公報
しかし、上記特許文献1の螺旋状ケーブル用連結具では、オス部とメス部の長さが同じであったため、作業者がオス部とメス部とを誤って、オス部同士またはメス部同士を対向させて連結を試みて連結できない場合があり、作業性が悪いという問題があった。
特に、上記特許文献1の螺旋状ケーブル用連結具では、オス部とメス部の長さが同じであるため、その特許文献1の図3や図4等に示すように、メス部の先端部が連結した螺旋状ケーブル用連結具同士を解除する際に押圧する押圧子8と干渉しないよう係合切欠10を設けているが、押圧子8の周囲が係合切欠10に囲われているため、押圧子8を押し下げて連結を解除する際、作業者の指が押圧子8周囲のメス部上面に当たって押圧子8の押し下げが不十分となって押し切れず、連結した螺旋状ケーブル用連結具同士を解除できない場合があるという問題もある。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、作業者がオス部とメス部とを誤らずに確実に連結でき、作業性を向上させることができると共に、連結した螺旋状ケーブル用連結具同士を確実に解除することができ、作業性を向上させることができる螺旋状ケーブル用連結具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の螺旋状ケーブル用連結具は、連結すべき螺旋状ケーブルの端部に装着され、オス部とメス部とを有し、そのオス部とメス部とがそれぞれ同一形状で他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部とオス部とに嵌合して連結する螺旋状ケーブル用連結具であって、一方側には螺旋状ケーブルの端部が挿入され連結される筒状連結体を設ける一方、他方側には他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部とオス部とに嵌合して連結するオス部とメス部とを設け、当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部とメス部は、それぞれ、少なくとも上側板部とその上側板部の左右両側にそれぞれ横側板部とを有し、かつ、オス部の左右両側の横側板部間の間隔は、メス部の左右両側の横側板部間の間隔よりも狭く形成され、メス部の左右両側の横側板部間にオス部の左右両側の横側板部が収容される大きさに形成され、当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部の上側板部には、ほぼコ字形状の溝部によって前記筒状連結体側が自由端となる一方、前記筒状連結体とは反対側となる先端部が固定端となる舌状片部が設けられ、その舌状片部の自由端側には、その舌状片部の上面より突出しており、押下されることにより前記舌状片部の自由端側を下降させる押圧子が設けられている一方、その押圧子よりも舌状片部の固定端側には前記舌状片部の上面より突出し、他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部に係止する係止突子が設けられ、当該螺旋状ケーブル用連結具のメス部の上側板部には、他の螺旋状ケーブル用連結具のオス部の舌状片部の係止突子が嵌合する係止孔が形成されており、当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部は、当該螺旋状ケーブル用連結具のメス部よりも突出して構成されており、当該螺旋状ケーブル用連結具を他の螺旋状ケーブル用連結具と連結した際、当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部の押圧子は、他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具の前記筒状連結体側に位置するように構成されていることを特徴とする。
ここで、前記オス部の左右両側の横側板部の下端面は、先端部から基端部に向かうに従って前記メス部の方向の幅が拡がるように直線的に傾斜していると良い。
また、前記オス部の左右両側の横側板部の外側面には、その外側面より突出し、当該オス部の長手方向に延びるリブが設けられている一方、前記メス部の左右両側の横側板部の内側面には、その内側面より凹み、当該メス部の長手方向に延び、前記オス部の横側板部のリブが収容されて案内する凹部が設けられていると良い。
また、前記オス部の先端部には、当該オス部の少なくとも上側板部と左右両側の横側板部とによって囲まれた空洞部を有する一方、前記メス部の底部には、突出していて他の螺旋状ケーブル用連結具のオス部の前記空洞部に嵌合する突状部を設けると更に良い。
本発明の螺旋状ケーブル用連結具では、連結すべき螺旋状ケーブルの端部に装着され、オス部とメス部とを有し、そのオス部とメス部とがそれぞれ同一形状で他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部とオス部とに嵌合して連結する螺旋状ケーブル用連結具であって、オス部は、メス部よりも突出して構成されている。
そのため、オス部とメス部の長さの違いが目印となって作業者がオス部とメス部とを誤ることが減少するため、確実に他の螺旋状ケーブル連結具と連結することができ、作業性を向上させることができる。
また、オス部の押圧子は、メス部の基端部よりも筒状連結体側に設けられ、当該螺旋状ケーブル用連結具を他の螺旋状ケーブル用連結具と連結した際、当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部の押圧子は、他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具の筒状連結体側に位置するように構成されている。
そのため、連結した螺旋状ケーブル用連結具同士を解除するため押圧子を押下する際、連結している他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部が干渉することが少なくなり、連結した螺旋状ケーブル用連結具同士を確実に解除できるので、この点でも作業性を向上させることができる。
本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の使用状態を示す図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の斜視図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具を連結した状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の平面図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の正面図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の底面図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の背面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の右側面図、左側側面図である。 (a),(b)それぞれ、図5におけるA−A線断面図、図7におけるB−B線断面図である。 図8(a)おけるC−C線断面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具同士を連結するまでの各部の動き等を示す断面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具同士を連結するまでの各部の動き等を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具同士の連結状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具同士の連結状態を示す正面図である。 図14おけるD−D線断面図である。 (a),(b)それぞれ、連結状態にある実施形態の螺旋状ケーブル用連結具を解除するまでの各部の動き等を示す断面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の螺旋状ケーブル用連結具の他の例の特徴部分である突状部等を示す右側面図、断面図である。
以下、本発明にかかる螺旋状ケーブル用連結具の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、下記に説明する実施形態はあくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態1,2に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1の構成>
実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1は、図1に示すように、架空ケーブル3を吊架する螺旋状ケーブル(スパイラルケーブル)2同士を連結するため、各螺旋状ケーブル2の端部に装着して使用されるもので、図2および図3に示すように、一方側には螺旋状ケーブル2の端部が挿入され連結される筒状連結体11を設ける一方、他方側には同一形状の他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13とオス部12とに嵌合して連結するオス部12とメス部13と備えている。
<筒状連結体11>
筒状連結体11は、図2〜図10に示すように、底部11aを有する円筒形状であり、螺旋状ケーブル2の外径よりもやや小さい内径を有し螺旋状ケーブル2の端部が挿入されるケーブル挿入穴11bを備えている。
<オス部12>
オス部12は、図2〜図10に示すように、上側板部12aとその上側板部12aの左右両側にそれぞれ横側板部12b,12bと、各横側板部12b,12bの下端から内側に向かって突出する下側突出部12c,12cとを有する。
オス部12の上側板部12aには、ほぼコ字形状の溝部12a1によって筒状連結体11側が自由端となる一方、筒状連結体11とは反対側となるオス部12先端部側が固定端となる舌状片部12a2が設けられている。
舌状片部12a2の自由端側(先端部側)には、その舌状片部12a2の上面より突出しており、押下されることにより舌状片部12a2の自由端側を下降させる押圧子12a21が設けられている。
一方、その押圧子12a21よりも舌状片部12a2の固定端側(基端部側)には、舌状片部12a2の上面より突出し、他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の後述する係止孔13a1に係止する係止突子12a22が設けられている。
係止突子12a22は、他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13と円滑に係止するように舌状片部12a2の固定端側(基端部側)、すなわちオス部12の先端部側が低く、舌状片部12a2の自由端側(先端部側)が高く傾斜した傾斜面で構成されている。
また、オス部12の左右両側の横側板部12b,12bの下端面12b1、すなわち側突出部12c,12cの下端面は、先端部から基端部に向かうに従って前記メス部の方向の幅が拡がるように直線的に傾斜している傾斜面で構成されている。
また、オス部12の左右両側の横側板部12b,12bの外側面には、それぞれ、その外側面より突出し、当該オス部12の長手方向に延びるリブ12b2が設けられている。
リブ12b2は、図9(a),(b)等に示すように、外側に向かって外側面の上下方向の幅が拡幅する楔形状に形成されている。
また、オス部12の左右両側の横側板部12b,12bの外側面間の間隔H1は、メス部13の左右両側の横側板部12b,12bの内側面間の間隔H2よりも狭く形成され、メス部13の左右両側の横側板部12b,12b間にオス部12の右両側の横側板部12b,12bが収容される大きさに形成されている。
そして、当該螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12は、当該螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13よりも突出して構成されており、かつ、オス部12の押圧子12a21は、メス部13の基端部よりも筒状連結体11側に設けられ、当該螺旋状ケーブル用連結具1を他の螺旋状ケーブル用連結具1と連結した際、当該螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の押圧子12a21は、他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具1の筒状連結体11側に位置している。
<メス部13>
メス部13は、図2〜図10に示すように、上側板部13aとその上側板部13aの左右両側にそれぞれ横側板部13b,13bとを有する。
メス部13の上側板部13aには、他の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の舌状片部12a2の係止突子12a22が嵌合する開口部である係止孔13a1が形成されている。
メス部13の左右両側の横側板部13b,13bの内側面には、その内側面より凹み、他の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の横側板部12b,12bのリブ12b2が遊嵌ないしは嵌合する凹部13b1が設けられている。
凹部13b1は、外側に向かって外側面の上下方向の幅が拡幅する楔形状のリブ12b2の形状に応じて、図9(a),(b)等に示すように、外側に向かって内側面の上下方向の幅が拡幅する楔形状に形成されている。
次に、以上のように構成された実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1の連結方法および解除方法について説明する。
<螺旋状ケーブル用連結具1の連結方法>
まず、図11(a)に示すように、連結すべき各螺旋状ケーブル2,2の端部を筒状連結体11のケーブル挿入穴11bに挿入して連結した実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1,1を、いずれか一方を上下方向に180度回転させて、一方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12が他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13に対向する一方、一方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13が他方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12に対向するように向かい合わせて近付ける。
その際、この実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1は、オス部12とメス部13の長さが異なっており、メス部13よりもオス部12の方が突出しているので、長さの違いが目印となって作業者がオス部12とメス部13とを誤らずに確実に他の螺旋状ケーブル連結具1と連結することができる。これにより、作業性を向上させることができる。
すると、図11(b)に示すように一方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12先端は他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の中に収容されていく一方、他方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12は一方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の中に収容されていく。
さらに、一方の螺旋状ケーブル用連結具1と他方の螺旋状ケーブル用連結具1とを近づけると、図12(a)に示すように、さらに一方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12先端は他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の中に収容されていくので、オス部12の舌状片部12a2に設けられた係止突子12a22の傾斜面が、他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の上側板部13aの裏側(内側面)に接触して、オス部12の先端側である舌状片部12a2の基端側を固定端とし、押圧子12a21側が自由端となって降下する。
そしてさらに、一方の螺旋状ケーブル用連結具1と他方の螺旋状ケーブル用連結具1とを近づけると、さらに一方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12先端は他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の中に収容されていき、図12(b)に示すように、オス部12の舌状片部12a2に設けられた係止突子12a22が、他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の上側板部13aに設けられた係止孔13a1に到達し、一方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12およびメス部13が、それぞれ、他方の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13およびオス部12に係止する。
これにより、2本の螺旋状ケーブル2,2をそれらの端部に装着した螺旋状ケーブル用連結具1,1によって連結することができる。
その際、図13および図14に示すように、当該螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の押圧子12a21は、他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具1の筒状連結体11側に位置している。
そのため、連結した螺旋状ケーブル用連結具1同士を解除するため押圧子12a21を押下する際、連結している他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13が干渉することが少なくなり、連結した螺旋状ケーブル用連結具1同士を確実に解除することができ、作業性を向上させることができる。
また、図15に示すように、一方の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の左右両側の横側板部12b,12bの外側面にそれぞれ設けられたリブ12b2,12b2が、メス部13の左右両側の横側板部13b,13bの内側面に形成された凹部13b1,13b1それぞれに遊嵌ないしは嵌合している。
そのため、実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1によれば、確実に他の螺旋状ケーブル用連結具1と連結して、2本の螺旋状ケーブル2,2を連結することができる。
また、連結した螺旋状ケーブル用連結具1に曲げ力等の外力が作用した際に、オス部12のリブ12b2,12b2がメス部13の凹部13b1,13b1に当接してその外力を受けることが可能となり、連結強度を向上させることができると共に、螺旋状ケーブル用連結具1の破損も防止できる。
<螺旋状ケーブル用連結具1の解除方法>
連結した螺旋状ケーブル用連結具1同士を解除する場合は、図16(a)に示すように、連結している各螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の舌状片部12a2の押圧子12a21を押し下げる。
すると、図16(a)に示すように、螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の上側板部13aに設けられた係止孔13a1に係止していたオス部12の舌状片部12a2の係止突子12a22も降下して、係止孔13a1と係止突子12a22との係止状態が解除されるので、図16(b)に示すように、連結していた各螺旋状ケーブル用連結具1を切り離すことができる。
以上説明したように、実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1では、連結すべき螺旋状ケーブル2の端部に装着され、オス部12とメス部13とを有し、そのオス部12とメス部13とがそれぞれ同一形状で他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13とオス部12とに嵌合して連結する螺旋状ケーブル用連結具1であって、オス部12は、メス部13よりも突出して構成されているため、長さの違いが目印となって作業者がオス部12とメス部13とを誤らずに確実に他の螺旋状ケーブル2連結具と連結することができるので、作業性を向上させることができる。
特に、オス部12の押圧子12a21は、メス部13の基端部よりも筒状連結体11側に設けられ、当該螺旋状ケーブル用連結具1を他の螺旋状ケーブル用連結具1と連結した際、当該螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の押圧子12a21は、他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具1の筒状連結体11側に位置しているため、連結した螺旋状ケーブル用連結具1同士を解除するため押圧子12a21を押下する際、連結している他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13が干渉することが少なくなり、連結した螺旋状ケーブル用連結具1同士を確実に解除することができ、作業性を向上させることができる。
また、螺旋状ケーブル用連結具1と連結した際、オス部12の押圧子12a21は、他の螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具1の筒状連結体11側に位置しているため、特許文献1に記載の従来の螺旋状ケーブル用連結具とは異なり、メス部13の上側板部13a側にオス部12の押圧子12a21との干渉を避けるための凹部や凹部周縁に傾斜面等を設ける必要もなくなり、螺旋状ケーブル用連結具1の製造が簡単になると共に、メス部13側の強度を向上させることができる。
また、実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1では、オス部12の左右両側の横側板部12bの下端面12b1、すなわち側突出部12c,12cの下端面は、先端部から基端部に向かうに従ってメス部13の方向の幅が拡がるように直線的に傾斜した傾斜面で構成されているため、螺旋状ケーブル用連結具1同士を連結する際、オス部12の左右両側の横側板部12bの下端面12b1同士を接触させながら押し込むと、各螺旋状ケーブル用連結具1の係止突子12a22が徐々に離れ、対向するメス部13の上側板部13aの内側面に徐々に弾接しながら係止孔13a1に係止するので、螺旋状ケーブル用連結具1同士を円滑かつ確実に連結させることができる。
また、実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1では、オス部12の左右両側の横側板部12b,12bの外側面には、その外側面より突出し、当該オス部12の長手方向に延びる楔形状のリブ12b2が設けられている一方、メス部13の左右両側の横側板部12b,12bの内側面には、その内側面より凹み、当該メス部13の長手方向に延び、オス部12の横側板部12b,12bのリブ12b2が嵌合して案内する楔形状の凹部13b1が設けられているため、螺旋状ケーブル用連結具1同士をより確実に連結することができる。
特に、螺旋状ケーブル用連結具1同士を連結後、その連結部分に曲げ力等の外力が作用した際に、オス部12とメス部13自身の嵌合部分だけでなく、オス部12のリブ12b2,12b2がメス部13の凹部13b1,13b1に当接してその外力を受けることが可能となるので、連結強度を向上させることができると共に、螺旋状ケーブル用連結具1の破損も防止できる。
尚、上記実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1の説明では、オス部12には楔形状のリブ12b2を設ける一方、メス部13には楔形状の凹部13b1を設けて説明したが、本発明では、これに限らず、リブ12b2および凹部13b1は楔形状でなく通常の凹凸形状でも良いし、さらにはリブ12b2および凹部13b1を省略して構成しても勿論良い。
また、上記実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1では、オス部12の左右両側の横側板部12bの下端面12b1、すなわち側突出部12c,12cの下端面を、先端部から基端部に向かうに従ってメス部13の方向の幅が拡がるように直線的に傾斜した傾斜面で構成して説明したが、本発明ではこれに限らず、傾斜させないように構成しても勿論良いし、メス部13の左右両側の横側板部13bの下端面を傾斜させても良い。
また、図17(a),(b)に示すように、螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12先端における少なくとも上側板部12aと左右両側の横側板部12b,12bによって囲まれた空洞部12dを有するため、メス部13の底部13cには、突出していて他の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12の空洞部12dに嵌合する突状部13c1を設けるようにしても良い。
ただし、オス部12の舌状片部12a2の係止突子12a22がメス部13の係止孔13a1に係止する際、舌状片部12a2が上下動するため、突状部13c1の突出長さは、舌状片部12a2の係止動作と干渉しないような長さにする。
これにより、螺旋状ケーブル用連結具1同士が連結した際、各螺旋状ケーブル用連結具1のメス部13の突状部13c1が、他の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12先端の開口部に嵌り、連結された螺旋状ケーブル用連結具1に曲げ力等外力が加わった際、メス部13の突状部13c1と他の螺旋状ケーブル用連結具1のオス部12との嵌合によっても負担することができる。その結果、螺旋状ケーブル用連結具1同士が連結した際の強度をさらに向上させることができる。
特に、この実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1では、オス部12の上側板部12aにほぼコ字形状の溝部12a1を形成することによって筒状連結体11側が自由端となる一方、筒状連結体11とは反対側となるオス部12先端部側が固定端となる舌状片部12a2を設けているため、突状部13c1を設けるメス部13の底部13c側は、舌状片部12a2の固定端側となり、その自由端側よりも舌状片部12a2の係止突子12a22がメス部13の係止孔13a1に係止する際に上下動しない。
そのため、この実施形態の螺旋状ケーブル用連結具1によれば、舌状片部12a2は、オス部12先端部側が固定端となるように構成しているため、メス部13の底部13cに設ける突状部13c1の突出長さ等も制限が少なくなり、この点でも螺旋状ケーブル用連結具1同士が連結した際の強度をさらに向上させることができる。
1 螺旋状ケーブル用連結具
11 筒状連結体
11a 底部
11b ケーブル挿入穴
12 オス部
12a 上側板部
12a1 溝部
12a2 舌状片部
12a21 押圧子
12a22 係止突子
12b,12b 横側板部
12b2 リブ
12c,12c 下側突出部
12d 空洞部
13 メス部
13a 上側板部
13a1 係止孔
13b,13b 横側板部
13b1 凹部
13c 底部
13c1 突状部
2 螺旋状ケーブル
3 架線

Claims (4)

  1. 連結すべき螺旋状ケーブルの端部に装着され、オス部とメス部とを有し、そのオス部とメス部とがそれぞれ同一形状で他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部とオス部とに嵌合して連結する螺旋状ケーブル用連結具であって、
    一方側には螺旋状ケーブルの端部が挿入され連結される筒状連結体を設ける一方、他方側には他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部とオス部とに嵌合して連結するオス部とメス部とを設け、
    当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部とメス部は、それぞれ、少なくとも上側板部とその上側板部の左右両側にそれぞれ横側板部とを有し、かつ、オス部の左右両側の横側板部間の間隔は、メス部の左右両側の横側板部間の間隔よりも狭く形成され、メス部の左右両側の横側板部間にオス部の左右両側の横側板部が収容される大きさに形成され、
    当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部の上側板部には、
    ほぼコ字形状の溝部によって前記筒状連結体側が自由端となる一方、前記筒状連結体とは反対側となる先端部が固定端となる舌状片部が設けられ、
    その舌状片部の自由端側には、その舌状片部の上面より突出しており、押下されることにより前記舌状片部の自由端側を下降させる押圧子が設けられている一方、その押圧子よりも舌状片部の固定端側には前記舌状片部の上面より突出し、他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部に係止する係止突子が設けられ、
    当該螺旋状ケーブル用連結具のメス部の上側板部には、
    他の螺旋状ケーブル用連結具のオス部の舌状片部の係止突子が嵌合する係止孔が形成されており、
    当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部は、当該螺旋状ケーブル用連結具のメス部よりも突出して構成されており、当該螺旋状ケーブル用連結具を他の螺旋状ケーブル用連結具と連結した際、当該螺旋状ケーブル用連結具のオス部の押圧子は、他の螺旋状ケーブル用連結具のメス部の先端よりも当該螺旋状ケーブル用連結具の前記筒状連結体側に位置するように構成されていることを特徴とする螺旋状ケーブル用連結具。
  2. 請求項1記載の螺旋状ケーブル用連結具において、
    前記オス部の左右両側の横側板部の下端面は、
    先端部から基端部に向かうに従って前記メス部の方向の幅が拡がるように直線的に傾斜していることを特徴とする螺旋状ケーブル用連結具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の螺旋状ケーブル用連結具において、
    前記オス部の左右両側の横側板部の外側面には、
    その外側面より突出し、当該オス部の長手方向に延びるリブが設けられている一方、
    前記メス部の左右両側の横側板部の内側面には、
    その内側面より凹み、当該メス部の長手方向に延び、前記オス部の横側板部のリブが収容されて案内する凹部が設けられていることを特徴とする螺旋状ケーブル用連結具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の螺旋状ケーブル用連結具において、
    前記オス部の先端部には、当該オス部の少なくとも上側板部と左右両側の横側板部とによって囲まれた空洞部を有する一方、
    前記メス部の底部には、突出していて他の螺旋状ケーブル用連結具のオス部の前記空洞部に嵌合する突状部を設けたことを特徴とする螺旋状ケーブル用連結具。
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