JP2695094B2 - 本体と蓋体とのロック構造 - Google Patents

本体と蓋体とのロック構造

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JP2695094B2 JP4150272A JP15027292A JP2695094B2 JP 2695094 B2 JP2695094 B2 JP 2695094B2 JP 4150272 A JP4150272 A JP 4150272A JP 15027292 A JP15027292 A JP 15027292A JP 2695094 B2 JP2695094 B2 JP 2695094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体と蓋体とのロック
構造に関し、特に蓋体の係止孔部への本体の係止突起の
不完全嵌合を防止した本体と蓋体とのロック構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、実開昭64−39679号公報
等に記載の従来のロック構造が適用されたリレーブロッ
ク本体(以下「本体」という)1と、この本体1の上部
開口3を閉止する蓋体5とを示す。図4に示すように、
本体1の側壁7に、先端部から側壁7側に向けて傾斜し
た上り傾斜面9が形成された係止突起21が突設されて
いる。また、側壁7に対向する側壁27には、ロック爪
を有するロック部29が形成されている。
【0003】一方、蓋体5の側壁11には、係止突起2
1が挿入・係止される係止孔13を形成する可撓性の係
止枠15が設けられている。この係止枠15は一対の縦
枠の下部を下部枠17が連結して矩形状に形成され、下
部枠17の下端部は内側(側壁11側)に傾斜面19が
形成されている。また、側壁11に対向する側壁23に
は、本体1のロック部29のロック爪と係合するロック
アーム25が突設されている。
【0004】上記本体1の上部開口3を蓋体5で閉止す
るには、本体1の上部開口3上に蓋体5を合わせた後
に、蓋体5の側壁23側の上部を押圧して、ロックアー
ム25を本体1のロック部29のロック爪に係止する。
この状態では、蓋体5の側壁11側は、本体1の側壁7
に対して傾斜しており、係止枠15の下部枠17は本体
1の側壁7から突設された係止突起21の上り傾斜面9
に当接している。
【0005】そして、蓋体5の側壁11側上部を押圧す
ると、図5(a)に示すように、係止枠15が外側に若
干撓みながら下部枠17が上り傾斜面9上を先端部に向
けて摺動する。さらに、蓋体5の側壁11側上部を押圧
すると、係止枠15がより外側に撓んで下部枠17の傾
斜面19が係止突起21の先端部と摺動し、係止突起2
1が下部枠17が乗り越えると、図5(b)に示すよう
に、係止枠15がその弾性力により形状復帰して下部枠
17が係止突起21の下部に位置する。これにより、係
止孔13に係止突起21が係止されて、ロック状態とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓋体5
の側壁11側上部への押圧を途中で止めた場合、図5
(a)に示すように、係止突起21の先端部と下部枠1
7の傾斜面19の上部とが当接した不完全嵌合状態のま
まであるにもかかわらず、係止突起21が係止孔13に
完全に嵌合されたと判断をしてしまうおそれがある。
【0007】また、係止突起21が係止孔13に挿入・
係止された状態から、係止突起21を係止孔13から外
す場合、係止枠15のみ強制的に撓ませて、係止突起2
1を係止孔13から抜き出すため、ロック状態の解除性
が非常に悪いという問題がある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、係止孔への
係止突起の不完全嵌合状態を防止することが出来ると共
に、係止孔から係止突起を容易に抜き出すことが出来る
本体と蓋体とのロック構造を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、本体への蓋体の閉止方向及びこの閉止方向の
反対側に向けて先端部が弾性変形するように前記係止突
起を可撓性を有する平板状に形成し、前記係止枠の下端
部の係止孔部周縁に設けられて前記係止孔部側から係止
突起側に向けて下り傾斜のロック解除用傾斜面と、前記
係止枠の下端部から前記係止突起側に向けて上り傾斜の
ロック用傾斜面とが連続する頂部に臨界凸部を形成し、
前記可撓性の係止突起の先端部が前記ロック用傾斜面上
を摺動し前記臨界凸部を乗り越えて前記係止部に挿入さ
れると共に、前記可撓性の係止突起の先端部が前記ロッ
ク解除用斜面上を摺動し前記臨界凸部を乗り越えて前記
係止孔部から抜き出ることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明のロック構造では、可撓性の係止枠が係
止突起に当接した後に、蓋体を本体に向けて押圧する
と、係止突起の先端部がロック用斜面上を摺動すると共
に弾性変形する。そして、係止突起の先端部が臨界凸部
を乗り越えると係止突起自身の弾性力により形状復帰す
ることでロック解除用傾斜面上を摺動すると共に、可撓
性の係止枠の弾性力も加わって係止突起が係止孔部に挿
入・係止される。このとき、臨界凸部を乗り越える前に
蓋体の本体への押圧動作を停止すると、係止突起の弾性
力で係止枠が押圧されるため、蓋体が本体からはずれ
る。この結果、係止突起が係止枠の係止孔部へ完全に挿
入・係止されていない不完全嵌合状態であることを容易
に認識することができる。
【0011】また、係止突起が係止孔部に挿入・係止さ
れた状態から係止突起を係止孔部から抜き出してロック
状態を解除する場合には、可撓性の係止枠を外側に向け
て若干撓ませた状態、すなわち係止突起の先端部がロッ
ク解除用傾斜面上に乗る程度に係止枠を外側に向けて撓
ませた状態で、蓋体を本体から離れる方向へ引き上げる
と、係止突起の先端部が本体からの蓋体の開放方向へ弾
性変形する共にロック解除用傾斜面上を摺動する。そし
て、係止突起の先端部が臨界凸部を乗り越えると、係止
突起自身の弾性力により形状復帰することでロック用傾
斜面上を摺動すると共に、可撓性の係止枠の弾性力も加
わって係止突起が係止孔部から抜き出る。このとき、係
止突起の弾性力と係止枠の弾性力により係止突起がロッ
ク用傾斜面上を摺動するため、蓋体が本体から押し上げ
られる。従って、本体から蓋体を外す場合、可撓性の係
止枠を外側へ向けて撓ませて係止突起の先端部をロック
用傾斜面上に載せれば、蓋体が本体に対して自動的に押
し上げられるので、蓋体を本体から容易に外すことがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る本体と蓋体とのロック構
造の実施例について説明する。図1は本発明が適用され
た本体31と、蓋体35とを示す。なお、図4に示す本
体1及び蓋体5と同構成部分については、同符号を用い
て説明する。
【0013】図1に示すように、本体31の側壁7から
突設された係止突起37は、本体31への蓋体35の閉
止方向(以下「閉止方向」という)及びこの閉止方向の
反対側(以下「開放方向」という)に向けて先端部37
aが弾性変形するように可撓性の平板状に形成され、先
端が略円弧状になっている。
【0014】一方、可撓性の係止枠15の下部枠17に
は、係止孔13の周縁部に係止孔13側から係止突起3
7側に向けて下り傾斜のロック傾斜面19が形成されて
いる。また、係止枠15の下部枠17の下端部から係止
突起37側に向けて上り傾斜のロック解除用傾斜面30
が形成されている。これらのロック用傾斜面19とロッ
ク解除用傾斜面30とが連続する頂部に臨界凸部41が
形成されている。
【0015】本体31の上部開口3を蓋体35で閉止す
る場合には、まずロックアーム25をロック部29に係
止する。この状態では、蓋体35の側壁11は本体31
の側壁7に対して若干傾斜し、係止枠15の下部枠17
の下面が係止突起37の先端部37a上に当接する。こ
の状態から、図1(b)に示すように、蓋体35の側壁
11側上部を押圧すると、下部枠17に押圧されて係止
突起37の先端部37aが閉止方向に弾性変形すると共
に、ロック用傾斜面19上を摺動する。さらに蓋体35
を本体31側に押圧すると、係止突起37の先端部37
aが臨界凸部41を乗り越えてロック解除用傾斜面39
に当接する。係止突起37の先端部37aがロック解除
用傾斜面39に当接すると、係止突起37自身の弾性力
で形状復帰しロック解除用傾斜面39上を摺動すると共
に、係止枠15の弾性力により係止枠15が自身の弾性
力により側壁7側へ移動する。これにより、係止突起3
7が係止孔13に自ら挿入・係止する。
【0016】次に、図2(a)に示すように、係止突起
37が係止孔13に挿入・係止されたロック状態を解除
する場合には、係止枠15を外側に若干撓ませた状態
で、蓋体35を本体31から離れる方向に引き上げる
と、下部枠17の上面上の係止突起37の先端部37a
が、開放方向へ向けて弾性変形し、傾斜面39上を摺動
する。そして、臨界凸部41を係止突起37の先端部3
7aが乗り越えると、係止突起37の先端部37aは、
自身の弾性力で開放方向に向けて形状復帰し、係止枠1
5の弾性力による側壁7側への移動により、下部枠17
の傾斜面19上を摺動し、下部枠17の下部に係止突起
37の先端部37aが自ら移動する。
【0017】このように本実施例のロック構造では、ロ
ック用傾斜面19とロック解除用傾斜面とが連続する頂
部の臨界凸部41を設けたことにより、係止突起37の
先端部37aの先端部がこの臨界凸部41を乗り越える
程度に下部枠17を下方に移動させれば、すなわち蓋体
35を本体31側へ押圧すれば、係止突起37の先端部
37aがロック解除用傾斜面39上を摺動することによ
り係止枠15を押し下げ、自身の弾性力で係止孔13へ
自ら挿入・係止する。従って、容易にロック状態とする
ことができる。また、係止突起37の先端部37aが臨
界凸部41を乗り越える前に、蓋体35の本体31への
押圧動作を停止すると、係止突起37の弾性力により係
止枠15が押し上げられるため、係止突起37が係止孔
13に完全に挿入・係止されていない、不完全嵌合状態
を容易に認識することができる。この結果、蓋体35の
本体31への不完全嵌合を防止することができる。
【0018】また、臨界凸部41を係止突起37の先端
部37aが弾性変形したまま乗り越えるので、係止枠1
5の撓み量を少なくすることが出来る。よって、係止突
起37を係止孔13に容易に挿入することが出来ると共
に、係止孔13から係止突起37を容易に抜き出すこと
が出来る。また、係止突起37が係止孔13に挿入・係
止されている状態では、従来と変わらない係止力を有す
る。
【0019】なお、本実施例では、蓋体35の側壁23
にロックアームを形成し、本体31の側壁27にロック
部29を設けた例を示したが、側壁23と側壁27をヒ
ンジによって連結した構造にも、本発明のロック構造を
用いることが出来る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る本体と
蓋体とのロック構造によれば、閉止方向及び開放方向に
向けて先端部が弾性変形するように係止突起を可撓性の
平板状に形成すると共に、係止枠に臨界凸部を形成した
ので、係止枠を上方あるいは下方に若干移動させるだけ
で、係止突起の先端部が臨界凸部を容易に乗り越えるこ
とが出来る。よって、係止孔への係止突起の不完全嵌合
状態を防止することが出来ると共に、係止孔から係止突
起を容易に抜き出すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本体と蓋体とのロック構造が適用
された本体と蓋体とを示し、(a)は斜視図であり、
(b)は本体と蓋体の側壁の一部を拡大した断面図であ
る。
【図2】本体と蓋体の側壁の一部を拡大して示し、
(a)は係止突起が係止孔に挿入・係止された状態を示
す断面図であり、(b)は係止突起を係止孔から抜き出
している途中を示す断面図である。
【図3】係止突起が係止枠の下部枠の傾斜面上を摺動し
ている状態を示す断面図である。
【図4】従来の本体と蓋体とのロック構造が適用された
本体と蓋体とを示す斜視図である。
【図5】従来の本体と蓋体の側壁の一部を拡大して示
し、(a)は係止枠が係止突起の先端部に当接した状態
を示す断面図であり、(b)は係止突起が係止孔に挿入
・係止された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
3 上部開口 13 係止孔 15 (可撓性の)係止枠 17 下部枠 19 傾斜面 21 係止突起 31 本体 35 蓋体 37 係止突起 39 傾斜面 41 臨界凸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体から突設された係止突起を、蓋体に
    形成した可撓性の係止枠で構成される係止孔部に挿入・
    係止して、本体と蓋体とをロックするロック構造におい
    て、本体への蓋体の閉止方向及びこの閉止方向の反対側
    に向けて先端部が弾性変形するように前記係止突起を可
    撓性を有する平板状に形成し、前記係止枠の下端部の係
    止孔部周縁に設けられて前記係止孔部側から係止突起側
    に向けて下り傾斜のロック解除用傾斜面と、前記係止枠
    の下端部から前記係止突起側に向けて上り傾斜のロック
    用傾斜面とが連続する頂部に臨界凸部を形成し、前記可
    撓性の係止突起の先端部が前記ロック用傾斜面上を摺動
    し前記臨界凸部を乗り越えて前記係止部に挿入されると
    共に、前記可撓性の係止突起の先端部が前記ロック解除
    用斜面上を摺動し前記臨界凸部を乗り越えて前記係止孔
    部から抜き出ることを特徴とする本体と蓋体とのロック
    構造。
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