JP3808188B2 - コンパクトの蓋係止機構 - Google Patents

コンパクトの蓋係止機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3808188B2
JP3808188B2 JP27986397A JP27986397A JP3808188B2 JP 3808188 B2 JP3808188 B2 JP 3808188B2 JP 27986397 A JP27986397 A JP 27986397A JP 27986397 A JP27986397 A JP 27986397A JP 3808188 B2 JP3808188 B2 JP 3808188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plate
locking
locking mechanism
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27986397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1199015A (ja
Inventor
進一 和良地
利雄 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP27986397A priority Critical patent/JP3808188B2/ja
Publication of JPH1199015A publication Critical patent/JPH1199015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3808188B2 publication Critical patent/JP3808188B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクト、とくにコンパクトの蓋係止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトの蓋の係止機構として種々の機構があるが、その一つとして、図6に示すような係止機構が知られている。
図において、Aaはケース本体、Baは蓋体、Caはケース本体Aaの所定個所に装着された蓋体の係止機構である。
【0003】
係止機構Caは、ケース本体Aaに配設され、フック40と案内41を具えた係止部材42と、ケース本体Aaに摺動自在に装着された押え部材43とからなっており、押え部材43は、押え板44と摺動板45と側板とを有しており、押え板44の裏面中間部には、作動片46を取着した可撓板47が突設されている。
蓋体Baには、前記係止部材42のフック40に係合するフック50を設けた係止片51が立設されている。
【0004】
蓋体Baの閉蓋時には、蓋体Baのフック50がケース本体Aaのフック40に係合し、押え部材43は後退した位置にあって、作動片46の上面が蓋体Baの係止片51下面に接合し、作動片46の下面端縁が係止部材42の案内41の傾斜面に接合する状態になっている。
開蓋時に、指先で押え部材43を押すと、作動片46が案内41の傾斜面に沿って上昇し、作動片46の上面が蓋体Baの係止片51を押し上げ、フック50をケース本体Aaのフック40から外すようにしている。
そして、指先を離したときに押え部材43が後退して元の位置に戻るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、押え部材43の後退は、可撓板47の復元力によって作動片46の端縁が案内41に押圧され、傾斜面の方向に働く分力によって下降するだけであるから、下降がスムーズに行われず、押え部材43の後退復元に時間がかかり、時には完全に戻らない場合もあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決することを技術的課題とし、押え部材がスムーズに後退復元するようにしたコンパクトの蓋係止機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、コンパクトの蓋係止機構として、ケース本体と、該ケース本体に開閉自在に取着され所定個所に係止片を設けた蓋体と、ケース本体に装着された蓋体の係止機構とを備えたコンパクトであって、係止機構が、ケース本体に配設された係止部材と、ケース本体に摺動自在に装着された押え部材とからなり、係止部材が、フックと傾斜面を有する案内と底部を係合面とした案内孔とを具え、押え部材が、押え板と押え板下端から連設された摺動板とを具え、押え板裏面に、先端に作動片を取着した可撓板を突設し、摺動板の先端に両側端から延び、案内孔の係合面に接合する弾性部材を連設したことを特徴とする構成を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1,2において、Aはケース本体、Bは蓋体、Cはケース本体Aに装着された蓋体の係止機構である。
【0009】
ケース本体Aは、底板1と周壁2とからなり、内部には上端にフランジ3を設けた化粧料の収納枠4が嵌挿されている。
周壁2およびフランジ3には、切欠部5が設けられており、該切欠部5に対向する反対側周壁には、軸ピンを枢支する突出片6が設けられ、蓋体Bを開閉自在として枢支している。
【0010】
係止機構Cは、ケース本体Aに配設された係止部材10と、係止部材10と共働する押え部材20とからなっており、切欠部5内に配設されている。
図3に示すように、切欠部5は、周壁の切欠端面11と底面12とを有し、収納枠4に接して係止部材10が連設されている。
【0011】
係止部材10は、上端に設けたフック13とその下方に設けた案内14とを具え、該案内14は、下端を突出端15aとした傾斜面15と該突出端15aから水平に延びる下面16とを有している。
案内14の下には、下面16と底面12に連続し、底部を係合面17aとした案内孔17が穿設されている。
前記底面12の両側には、切欠端面11に沿って案内溝18が穿設されており、底面12の外端19は、周壁2の外周より引き込んだ位置に位置している。
【0012】
前記切欠部5には、押え部材20が嵌挿されている。
図4に示すように、押え部材20は、押え板21と、該押え板21の両側に設けた側板22と押え板21下端に連設された摺動板23とを有している。
押え板21の裏面中間部には、水平方向に延びる可撓板24が突設されており、その先端には、作動片25が取着されている。
【0013】
側板22の下面には、案内溝18に嵌挿される突起26が設けられており、摺動板23の先端には、両側端から内方に延びる直線縁と傾斜縁とを有する薄肉の屈曲板27a,bと、該屈曲板27a,bの双方の端部を結ぶ薄肉の接合板28とからなる弾性部材29が連設されている。
【0014】
押え部材20の装着時には、摺動板23がケース本体Aの底面12で支持され、案内14の下面16との間で摺動可能となっており、弾性部材29の接合板28は、案内孔17底部の係合面17aに接合するようになっている。
押え部材20の後退時には、側板22に下面に設けた突起26によって後退位置が規制されるようになっている。
【0015】
図1,2に示すように、蓋体Bは、一側に前記ケース本体Aの軸ピンに枢支される取付片30が設けられており、反対側には、係止片31が垂設されている。
係止片31は、下端は平坦な係止面32となっており、その端縁には内方に突出し、ケース本体Aのフック13に係合するフック33が設けられている。
蓋体Bの内面には、鏡34が装着されている。
【0016】
次に、係止機構Cの作用について説明する。
蓋体Bを廻動押圧すると、蓋体Bのフック33が、ケース本体Aのフック13に係合し、閉蓋される。
その際、押え部材20は、その押え板21が外方の後退位置に位置し、押え板21周面は、周壁2周面と一致した状態にある。
【0017】
蓋体Bを開くときには、押え板21を指先で押すと、作動片25が案内14の傾斜面15に沿って上昇し、蓋体Bの係止片31の係止面32に係合し、係止片31を押し上げ、フック33がフック13を乗り越えるようにして係合を外し、蓋体Bを開く。
その際、図5に示すように、可撓板24と作動片25とは接続部25aで屈曲され、可撓板24は全体にわたって湾曲される。
また、摺動板23先端に連接した弾性部材29の接合部28は、案内孔17の係合面17aに圧接され、屈曲板27a,bは撓んで変形される。
【0018】
押え板21から指先をはなすと、可撓板24と作動片25および可撓板24の湾曲が復元されることによって、その復元力によって端縁25bを傾斜面15に押しつけ、作動片25を後退させるように作用し、さらに、弾性部材29の屈曲板27が復元され、バネ作用によって、押え板21が外方に押し出され、元の後退位置に戻される。
蓋体Bを閉じたときには、フック13がフック33を乗り越えて押し込まれ、閉蓋状態が維持されることになる。
【0019】
上記実施形態では、コンパクトを円形のコンパクトとしているが、コンパクトの形状については円形に限定されず、楕円形、角形のコンパクトであってもよいことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
押え部材の摺動板の先端にバネ作用を有する弾性部材を連接し、ケース本体に係合するようにしたので、押え部材の押圧を解いたときに、作動片を取着した可撓板の復元とともに弾性部材のバネ作用によって、押え部材が後退位置にスムーズに、確実に戻されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンパクトの一部断面正面図である。
【図2】蓋を開いたコンパクトの平面図である。
【図3】ケース本体の係止部材を説明する図で、(a)は平面図、(b)は断面正面図、(c)は左側面図である。
【図4】押え部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面正面図、(c)は右側面図である。
【図5】開蓋時の係止機構の作用を説明する図で、(a)は開蓋時の係止機構の状態を示す説明図、(b)は弾性部材の作用説明図である。
【図6】従来の係止機構の説明図である。
【符号の説明】
A,Aa ケース本体
B,Ba 蓋体
C,Ca 係止機構
10,42 係止部材
13,33,40,50 フック
14,41 案内
15 傾斜面
20,43 押え部材
21,44 押え板
23,45 摺動板
24,47 可撓板
25,46 作動片
27a,b 屈曲板
28 接合板
29 弾性部材
31,51 係止片

Claims (1)

  1. ケース本体と、該ケース本体に開閉自在に取着され所定個所に係止片を設けた蓋体と、ケース本体に装着された蓋体の係止機構とを備えたコンパクトであって、
    係止機構が、ケース本体に配設された係止部材と、ケース本体に摺動自在に装着された押え部材とからなり、
    係止部材が、フックと傾斜面を有する案内と底部を係合面とした案内孔とを具え、
    押え部材が、押え板と押え板下端から連設された摺動板とを具え、押え板裏面に、先端に作動片を取着した可撓板を突設し、摺動板の先端に両側端から延び、案内孔の係合面に接合する弾性部材を連設したことを特徴とするコンパクトの蓋係止機構。
JP27986397A 1997-09-26 1997-09-26 コンパクトの蓋係止機構 Expired - Fee Related JP3808188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27986397A JP3808188B2 (ja) 1997-09-26 1997-09-26 コンパクトの蓋係止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27986397A JP3808188B2 (ja) 1997-09-26 1997-09-26 コンパクトの蓋係止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1199015A JPH1199015A (ja) 1999-04-13
JP3808188B2 true JP3808188B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=17617002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27986397A Expired - Fee Related JP3808188B2 (ja) 1997-09-26 1997-09-26 コンパクトの蓋係止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3808188B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4808344B2 (ja) * 2001-09-27 2011-11-02 株式会社吉野工業所 コンパクトの蓋係止機構
JP4874481B2 (ja) * 2001-09-28 2012-02-15 株式会社吉野工業所 コンパクトの蓋係止機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1199015A (ja) 1999-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0530646Y2 (ja)
JP3808188B2 (ja) コンパクトの蓋係止機構
JPS6310086Y2 (ja)
JPS6238574Y2 (ja)
JP4874481B2 (ja) コンパクトの蓋係止機構
JP4808344B2 (ja) コンパクトの蓋係止機構
JP3808199B2 (ja) コンパクトの自動開蓋機構
JPH0610886Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0532004Y2 (ja)
JP2650012B2 (ja) 車輌用収納装置
JPS6239767Y2 (ja)
JP2602882Y2 (ja) コンパクト容器
JP2570863Y2 (ja) コンパクト容器
JP2508736Y2 (ja) 家具のラッチ機構
JPH058888Y2 (ja)
JP2550229B2 (ja) リング金具
JPH11127951A (ja) コンパクトの蓋係止機構
JPH0513290Y2 (ja)
JP2944951B2 (ja) コンパクト容器の開閉装置
JPH077844Y2 (ja) コンパクト容器
JPS5842979Y2 (ja) 原稿圧着板の開閉装置
JPH05525Y2 (ja)
JPH0515845Y2 (ja)
JPH0535772Y2 (ja)
JPH0740046Y2 (ja) ラッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees