JPH0535772Y2 - - Google Patents

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JPH0535772Y2
JPH0535772Y2 JP8623888U JP8623888U JPH0535772Y2 JP H0535772 Y2 JPH0535772 Y2 JP H0535772Y2 JP 8623888 U JP8623888 U JP 8623888U JP 8623888 U JP8623888 U JP 8623888U JP H0535772 Y2 JPH0535772 Y2 JP H0535772Y2
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hook member
recess
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tapered surface
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は各種化粧材を収納する化粧用コンパ
クト、特にその開閉操作部の改良に関するもので
ある。
従来の技術 この種のコンパクトとして例えば実公昭57−
11606号公報に開示されたものが知られている。
このコンパクトは第5図に示すように、下蓋10
2と、該下蓋の図示省略した後端部に後端部が枢
支された開閉自在の上蓋103とを具えている。
下蓋102の前端部には上面および前面が開口し
たフツク部材収容凹所105が穿設され、該凹所
の後面には上蓋103の前端部の下向片106に
設けた係止突起107と閉蓋時に係止する係止突
起108が設けられている。また、凹所105に
は開蓋時に押圧されて前進し、その上端先端面に
形成したテーパ面111で下向片106を持ち上
げて両係止突起107,108の係止を解散する
フツク部材110が収容されている。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記のコンパクトにおいては、開蓋
時に下向片106を持ち上げるフツク部材101
のテーパ面111が、下向片106の下端縁を両
係止突起107,108が噛む方向に押圧するた
め、フツク部材110の動きが重くなつて操作性
が悪いとともに、前記噛み合う両係止突起10
7,108や、互いに圧接するテーパ面111と
下向片106の下端縁などに損耗が生じ易い。ま
た、テーパ面111がフツク部材110の上端先
端面にのみ形成されているため、開蓋時に第5図
の実線矢印で示すように該テーパ面111のある
フツク部材110の上端側前面を押圧しないと効
果がなく、点線矢印で示すように下端側前面を押
圧した場合には、下蓋102とフツク部材10の
組立て上のクリアランスからフツク部材10が傾
いてテーパ面111による押圧力が下向片106
の下端縁に伝わらず、なかなか両係止突起10
7,108の係止を解放できないという問題点が
ある。
そこで、この考案は前記従来のコンパクトのも
つ問題点を解決し、フツク部材の上端側前面およ
び下端側前面のいずれを押圧しても確実な係止解
放ができて操作性がよく、しかも係止突起などに
損耗が生じにくい化粧用コンパクトを提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 前記の目的を達成するため、この考案は、第1
A図に示すようにフツク部材10が断面型とな
る横片13と縦型14を有し、横片13に上蓋3
の下向片が貫通して係合する長穴15が、フツク
部材10が前後方向に揺動可能となつて設けられ
ている。横片13の先端面にフツク部材収容凹所
5の後面に形成したテーパ面17と摺接するテー
パ面16が形成されているとともに、縦片14の
先端面に該凹所の前面に形成したテーパ面19と
摺接するテーパ面18が横片のテーパ面16と同
じ向きに形成されている。横片13に横片の2つ
のテーパ面16,18が凹所5の2つのテーパ面
17,19に摺接した閉蓋状態で、上蓋3の前端
部に設けた係止部22と係止する係止部21が設
けられている。
作 用 第1A図の閉蓋状態において開蓋するにはフツ
ク部材10の前面を押圧する。この押圧に際し、
実線矢印で示すように上端側前面を押圧すると、
フツク部材10は第1B図に示すように、そのま
ま、すなわち横片13および縦片14のテーパ面
16,18が凹所5のテーパ面17,19を摺動
して後面側へ前進し、このフツク部材10の前進
により上蓋3が持ち上げられ、上蓋3の下向片6
に設けられた係止突起7と下蓋2の係止突起8の
係止が解放される。一方、点線矢印で示すように
下端側前面を押圧すると、フツク部材10は第1
C図に示すように一旦、両テーパ面16,18が
テーパ面17,19を摺動して前進したのち、上
蓋3の係止部22と係止する係止部21を支点と
して、図面で反時計方向へ揺動し、このフツク部
材10の揺動により上蓋3が持ち上げられ、前記
と同様に両係止突起7,8の係止が解放される。
前記のようにフツク部材10の前面の上端側お
よび下端側のいずれを押圧しても、両係止突起
7,8の係止が解散されて下蓋2と上蓋3との開
蓋がなされる。
次に、前記開蓋状態から再び閉蓋するには上蓋
3の前端側を押下し、下向片6の係止突起7を下
蓋2の係止突起8に係止させる。これにより、上
蓋3の長穴15に係合したフツク部材10も、そ
の両テーパ面16,18が凹所5のテーパ面1
7,19にそれぞれ摺接し、かつ係止部21が上
蓋3の係止部22に係止した第1A図の元の位置
に復帰する。
実施例 第2図以下を参照して前記した構成以外の構成
を主に、以下説明する。
第2A,2B図には下蓋2の前端部の構成が示
されており、5が下蓋2の前端部中央に穿設され
て上面および前面が開口したフツク部材収容凹
所、8が凹所5の後面に設けられた係止突起、1
7,19が凹所5の後面および前面に形成された
テーパ面である。
第3A,3B図には上蓋3の前端部の構成が示
されており、6が凹所5と対応する上蓋3の前端
部位置に垂設された下向片、7が下向片6の後面
に設けられて下蓋2の係止突起8と閉蓋時に係止
する係止突起である。下向片6の両端縁の先端部
には係合突部25が設けられ、該突部の上面は第
1A図から明らかなようにテーパ面26となつて
いる。下向片6の係合突部25間の寸法cは前記
した凹所5の横寸法aより小さく設定されてい
る。
第4A,4B図にはフツク部材10の構成が示
されており、13が横片、14が縦片、15が横
片13に設けられて上蓋3の下向片6が貫通して
嵌入しその係合突部25が係合する長穴、16,
18が横片13および縦片14のそれぞれ先端面
に形成されたテーパ面、21が上蓋3の係止部2
2と係止する係止部である。フツク部材10の長
穴15の横寸法dは下向片6の寸法d′と同じに設
定されており、寸法dよりやや大きいc寸法の係
合突部25を長穴15に無理に嵌入して抜け出し
不能に係合し、フツク部材10を第1A,1C図
のように上蓋3の下向片6に、その前後方向に揺
動可能となるように組付けられるようになつてい
る。また、フツク部材10の横寸法bは下向片6
の係合突部25間の寸法cより大きく、かつ凹所
5の寸法aよりやや小さく設定され、上蓋3の下
向片6に係合されたフツク部材10が閉蓋時に凹
所5内に嵌入可能となつている。
第1A図で27は上蓋3の裏面に設けられた
鏡、28は化粧材等を収納する凹所であり、第3
A図で29は上蓋3の後端部に設けられた枢支突
部で、この突部29が下蓋2の後端部に設けられ
た枢支突部(図示省略)にピンで枢支されること
により、両蓋2,3が開閉自在となる。
尚、前記した実施例は好ましい一例を示したに
すぎず、この考案がこの実施例に限定されるもの
でないことは言うまでもない。
考案の効果 この考案は前記のような構成からなるので、フ
ツク部材の上端側前面および下端側前面のいずれ
を押圧しても下蓋の係止突起と上蓋の係止突起と
の確実な係止解放ができ、操作性がよい。また、
係止解放に際し、従来のように両係止突起が互い
に噛む方向に力が作用しないため、該係止突起な
どが損耗することもない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図はこの考案の一実施例を示す要部の縦
断側面図、第1B,1C図は作用説明用の要部縦
断側面図、第2A図は下蓋の正面図、第2B図は
同上の要部平面図、第3A図は上蓋の正面図、第
3B図は第3A図のB部拡大図、第4A図はフツ
ク部材の縦断側面図、第4B図は同上の平面図、
第5図は従来例を示す要部の縦断側面図である。 2……下蓋、3……上蓋、5……フツク部材収
容凹所、6……下向片、7,8……係止突起、1
0……フツク部材、1……横片、14……縦片、
15……長穴、16,17,18,19,……テ
ーパ面、21,22……係止部、25……係合突
部、26……テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下蓋と、この下蓋の後端部に後端部が枢支され
    た開閉自在の上蓋とを具え、下蓋の前端部に上面
    および前面が開口したフツク部材収容凹所が穿設
    され、この凹所の後面に上蓋の前端部の下向片に
    設けた係止突起と閉蓋時に係止する係止突起が設
    けられ、前記凹所に前記両係止突起の係止を開蓋
    時に解放するフツク部材が収容されている化粧用
    コンパクトにおいて、前記フツク部材が断面型
    となる横片と縦片を有し、横片に上蓋の下向片が
    貫通して係合する長穴が、フツク部材が前後方向
    に揺動可能となつて設けられ、かつ横片の先端面
    に前記凹所の後面に形成したテーパ面と摺接する
    テーパ面が形成されているとともに、縦片の先端
    部に前記凹所の前面に形成したテーパ面と摺接す
    るテーパ面が横片のテーパ面と同じ向きに形成さ
    れ、さらに横片に横片の2つのテーパ面が前記凹
    所の2つのテーパ面に摺接した閉蓋状態で、上蓋
    の前端部に設けた係止部と係止する係止部が設け
    られいることを特徴とする化粧用コンパクト。
JP8623888U 1988-06-29 1988-06-29 Expired - Lifetime JPH0535772Y2 (ja)

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JP8623888U JPH0535772Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29

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JPH028307U JPH028307U (ja) 1990-01-19
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