JPH0415658Y2 - - Google Patents

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JPH0415658Y2
JPH0415658Y2 JP1985161674U JP16167485U JPH0415658Y2 JP H0415658 Y2 JPH0415658 Y2 JP H0415658Y2 JP 1985161674 U JP1985161674 U JP 1985161674U JP 16167485 U JP16167485 U JP 16167485U JP H0415658 Y2 JPH0415658 Y2 JP H0415658Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、本体とその蓋体とを係脱自在に係止
するための開閉蓋の係止装置に関する。
〔従来の技術〕 従来より、本体に蓋体を開閉止するための係止
装置としては種々のものが提案されており、例え
ば実公昭56−48308号公報や、実公昭57−129700
号公報に記載されているものがある。
前記実開昭56−48308号公報のものは第7図及
び第8図に示すように、受け皿30に蓋体31を
ヒンジ32で開閉自在に連結したコンパクトで、
その受け皿30側に凹所33を形成すると共にそ
の奥面にフツク34を突設し、一方蓋体32の開
口部にフツク35を有する突起36を突設し、更
に上面にテーパー面37を有する突起38と軸4
2とを突設した押釦39が前記本体31の凹所3
3に回動自在に軸着されている。更に蓋体31側
には前記テーパー面37に対応するテーパー面4
1が形成されており、押釦39の押圧面40を押
圧することによつて突起38のテーパー面37が
テーパー面41に当接して蓋体31を押し上げる
ことができるようになつている。
一方、実公昭57−129700号公報のものは第9図
に示すように、受け皿50の両側縁部に前方方向
に細長く延長した垂直方向の凹部51,52を形
成し、その凹部51,52内に一端を支点とし、
他端が自由端となるような押釦53,54がその
支点を中心として内方へ回動可能に嵌挿されてい
る。そして押釦53,54の上面には各々テーパ
ー面56,57が形成されていると共に、閉蓋時
において、上記テーパー面56,57に対向する
部位には凸型のテーパー面58,59が突成され
ている。前記凹部51,52には袋状部が形成さ
れており、その側壁には支点用突起60,61が
設けられている。その支点用突起60,61は、
押釦53,54側に突成された係止用突起62,
63に係合し、押釦53,54を回動可能に支持
する。前記蓋体55と受け皿50とには相互に係
合する係合部64,65が夫々形成され、閉蓋状
態を保持できるように構成されている。
開蓋に際しては、押釦53,54の側面部6
6,67を押圧することにより、テーパー面5
6,57が夫々凸型テーパー面58,59に当接
し、蓋体55を押し上げることができるようにな
つている。そして、いずれの従来例についても押
釦39,53,54を押すための力点、即ち、押
圧面40、側面部66,67の背後に作用点とし
てのテーパー面37,56,57が位置し、押圧
力がそのまま作用点に伝達されるようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の構造では押釦の支
点・力点・作用点についてみると第9図に示す如
く、支点Aを基準として力点Cまでの距離と作用
点Bまでの距離が等しく、しかも近接しており、
力点Cにおける操作力Fはそのまま作用点Bに伝
達されることとなるため、テーパー面によつて直
角変換され、蓋体を押しあげる操作力Fは何等倍
力されることはない。よつて、操作に力を要して
押釦の動作に円滑を欠き、使用感に劣る等の問題
があつた。また、構造上、開蓋の際、力点と支点
との間に偶力が発生して開蓋がスムーズでない場
合もあつた。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであ
り、極めて軽い操作力で確実に本体と蓋体との係
止状態を解除せしめることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、本
体としての受け皿1側と蓋体側2とに互いに係脱
自在の係合部23をそれぞれ設けるとともに、受
け皿1側に押圧部材5を回動自在に軸支し、この
押圧部材5に作用点11を形成するとともに、こ
の作用点11に対向する蓋体内面に蓋体2の閉鎖
時にこの作用点11に当接する当接部15を設
け、前記押圧部材5の回動により前記作用点11
で当接部15を介して蓋体2を押し上げ、前記係
合部23の係合を解除する開閉蓋の係止装置にお
いて、次のような技術的手段をとつた。
すなわち、押圧部材回動のための力点は前記回
動支点より離れた位置に設ける。一方、蓋体2を
押し上げるための作用点11は押圧部材5の回動
支点の近傍に対向的に複数箇所形成する。
なお、前記作用点11及び当接部15のうち少
なくとも一方側はテーパー面となつており、例え
ば作用点11側をテーパー状に形成すると共に押
圧部材5の回動支点としての軸7を境に対向的に
配置することができる。また、前記当接部15
は、例えば、凹部で形成することにより、前記作
用点11との当接が図られる。また、本体1とし
てはコンパクトの受け皿、その他容器の器本体な
ど蓋体を取り付けるものであればどのようなもの
でもよい。
〔作用〕
蓋体2の閉止時には、係合部23によつて閉止
状態が維持されるが、押圧部材5に、形成された
作用点11と当接部15との係合状態は解除され
る。その際、押圧部材5を回動させるための力点
は、前記回動支点より離れた位置に設けられてい
るため、押圧部材5に印加される押圧力を倍加し
て作用点11に伝達することができる。
更に、作用点11は押圧部材5の回動支点の近
傍に対向的に形成されているため、複数の作用点
11で開蓋することになり、動作が軽く、円滑と
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図に
基づいて説明する。
本体としての受け皿1と蓋体2とはヒンジ部3
により連結され、コンパクトとして成形されてい
る。受け皿1の前縁側壁部4の中央部には、押圧
部材5が収納されるべき収納室6を形成すると共
に、その収納室6内に回動支点としての軸7を立
設し、一方、押圧部材5側には、その軸7を挿通
するための挿通孔8が突設されている。前記押圧
部材5は前記挿通孔8を中心として左右方向に押
圧腕部10が延設されているとともに、その上面
にはテーパー面として形成された作用点11が位
置している。この作用点11は押圧部材5を軸止
する軸7に対して線対称となる位置に近接して形
成されており、挿通孔8の口縁部には逆台形状の
溝12として形成されている。これを化粧カバー
9側に設けられた保持孔13に装着することによ
り、押圧部材5が適位置に支持されるようにして
ある。また、押圧部材5の背面側中央には板ばね
14が取り付けられており、この板ばね14の両
端を収納室6の背壁に当接せしめることにより、
押圧部材5が中立位置で支持されるようになつて
いる。
前記蓋体2には、前記作用点11に当接する当
接部15が形成されており、作用点11及び当接
部15は夫々回動支点を境に実質的に対称に形成
するとともに、それらの当接部分をテーパー面と
してある。そして、第6図に示すように両者の形
状としては種々の形態があり得る。
更に、当接部15の頂部には、前記挿通孔8に
密嵌して蓋体2を閉状態で保持するための保持杆
16が垂設されている。その保持杆16の先端に
はスリツト17が形成されていると共に肥大部1
8が突成されており、前記挿通孔18に形成され
た狭窄部19に係止するようになつていて、これ
らは係合部23を構成している。
このような構成においてその作用を説明する
に、まず蓋体2の閉止時においては、第2図に示
す如く、作用点11と当接部15とが嵌合すると
共に、係合杆16が挿通孔8に密嵌し、蓋体2は
閉止状態に保持される。ここで左右いずれかの押
圧腕部10を押すと押部材5は軸7を中心に回動
し、当接部15は作用点11のテーパー面が変位
することにより押圧される。このため肥大部18
は挿通孔8から徐々に抜け出し、押圧部材5が最
大ストローク位置まで回動せしめられると、受け
皿1側と蓋体2との係合状態は完全に解除され
る。
この実施例では、2ケ所突成された押圧腕部1
0,10のうちいずれの方を押しても、同様に開
蓋させることができるという利点がある。なお、
作用点11が2ケ所対向的に形成されているが、
この例に限らず、例えば凸部を4ケ所四角形状に
配置することにより構成しても良いこと勿論であ
る。なお、受け皿1に押圧部材5を装着した状態
において化粧カバー9を受け皿1に重合させて押
圧部材5を支持するようになつているが、この例
に限らず押圧部材5が容易に抜き出させないよう
に支持する構造となつていればよい。第4図には
他の実施例を示し、押圧部10が挿通孔8に対し
てオフセツトされた位置に1ケ所だけ設けられて
いると共に、蓋体2の裏面側には、先端に鉤部2
0が突成された係合板21が垂設されている。一
方、化粧カバー9側には、前記鉤部20を係脱自
在にするための、係合孔22が設けられており、
蓋体2を閉止状態で保持することができるように
構成されている。この係合板21と係合孔22は
係合部23を構成している。上例の動作は前記し
た基本的な実施例と同様であるため省略する。
以上述べた各実施例においては、作用点・支
点・力点の位置関係は、第5図に示す如く、支点
Aから力点Cまでの距離23は、支点Aから
作用点B1、またはB2までの距離12より充
分に長く設定されており、しかも、作用点11は
2ケ所設けられているため、当接部15を押圧す
るに際して、単位面積当りの摩擦力を減少させる
ことができる。したがつて、押圧部材5の押圧操
作は極めて軽いものとなり、操作性を大幅に向上
させることができる。このように。
〔考案の効果〕
本考案によれば蓋体を押し上げるために、押圧
部材に形成された作用点11は、押圧部材5の回
動支点の近傍に対向的に複数ケ所形成されている
ため、これが当接部15を押圧するに際して、単
積面積当たりの摩擦力が減少し、開蓋動作を円滑
なものとすることができる。更に、押圧部材回動
のための力点を回動支点より離れた位置に設けた
からテーパー面に伝達される力を倍加することが
でき、押圧部材への押圧力を低減することができ
る。また、開蓋は押圧部材5をいずれの方向に傾
けるだけでよいため、操作性が良好である。しか
も、作用点と力点との間に偶力がかかることがな
いため開蓋動作がスムーズとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係る開閉蓋の係止
装置の実施例を示し、第1図は要部の分解斜視
図、第2図は要部の断面図、第3図は全体の斜視
図、第4図は他の実施例を示す要部の分解斜視
図、第5図は動作原理を示す押圧部材の平面図、
第6図は作用点11と当接部15との形状例を示
す断面図、第7図乃至第10図は従来の開閉蓋の
係止装置を示し、第7図は全体の斜視図、第8図
はその要部の斜視図、第9図は他の従来例を示す
全体の斜視図、第10図はその動作説明のための
平面図である。 1……本体、2……蓋体、3……ヒンジ部、5
……押圧部材、7……回動支点としての軸、11
……作用点、15……当接部、23……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体1側と蓋体側2とに互いに係脱自在の係合
    部23をそれぞれ設けるとともに、本体1側に押
    圧部材5を回動自在に軸支し、この押圧部材5に
    作用点11を形成するとともに、この作用点11
    に対向する蓋体内面に蓋体2の閉鎖時にこの作用
    点11に当接する当接部15を設け、前記押圧部
    材5の回動により前記作用点11で当接部15を
    介して蓋体2を押し上げ、前記各係合部の係合を
    解除する開閉蓋の係止装置において、押圧部材回
    動のための力点を前記回動支点より離れた位置に
    設けるとともに、作用点11は押圧部材5の回動
    支点の近傍に対面的に複数ケ所形成し、前記当接
    部15を、夫々回動支点を境に対称的に形成する
    とともに、当接部15及び作用点11の当接部分
    の内、少なくとも一方をテーパー面としたことを
    特徴とする開閉蓋の係止装置。
JP1985161674U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0415658Y2 (ja)

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JPS6269448U JPS6269448U (ja) 1987-05-01
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JPS57129700U (ja) * 1981-02-06 1982-08-12
JPS588404B2 (ja) * 1976-02-20 1983-02-16 東洋紡績株式会社 難燃化ポリブタジエンの製造法

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