JPH0331209Y2 - - Google Patents

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JPH0331209Y2
JPH0331209Y2 JP1986056616U JP5661686U JPH0331209Y2 JP H0331209 Y2 JPH0331209 Y2 JP H0331209Y2 JP 1986056616 U JP1986056616 U JP 1986056616U JP 5661686 U JP5661686 U JP 5661686U JP H0331209 Y2 JPH0331209 Y2 JP H0331209Y2
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saucer
film
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support rod
rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンパクトの中入れフイルム着脱装
置に関する。
〔従来の技術〕
受皿上に設けた化粧料収容部に粉体固形化粧料
をプレスしたコンパクトにおいては、コンパクト
内部で粉状となつた化粧料が散乱しないように1
枚の中入れフイルムを化粧料収容部上に載置して
覆うのが通常である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、単に中入れフイルムを載置しただけの
構造では、コンパクトの使用に度毎に中入れフイ
ルムを着脱しなければならず面倒であるととも
に、中入れフイルムを外したときに紛失してしま
うおそれもある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、コンパクトにおいて中入れフイルムの着脱を
容易にするとともに、中入れフイルムを紛失した
りすることのないようにすることを技術的課題と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、上
面に化粧料収容部11aを有する受皿1の一側に
ヒンジ2で蓋体3を回動開閉自在に連結し、蓋体
3と受皿1とに互いに係脱するフツク5a,5b
をそれぞれ設けてあるとともに、受皿1にそれら
フツク5a,5bの係合を解除するロツク解除装
置7を設け、かつ、蓋体3の内面に鏡を備えた化
粧用コンパクトにおいて、次のような技術的手段
をとつた。
すなわち、前記受皿1のヒンジ寄り部分に、受
皿1の幅方向に向かうスリツト15を形成すると
ともに、このスリツト15に続く空所16を化粧
料収容部11a下側の受皿内部に形成する。さら
に、蓋体3の回動方向と同一方向に回動する回動
杆22を受皿1に枢支するとともに、この回動杆
22の先端にフイルム支持杆23を水平に設け、
このフイルム支持杆に化粧料収容部11aより大
幅で受皿より小幅のフイルムの一端を支持せしめ
る。そして、このフイルムの他端部を前記スリツ
ト15から前記空所16内に挿入せしめ、また、
蓋体3の閉時に前記フイルム支持杆23部分がヒ
ンジ2から最も離れた蓋体内面の一側に当接して
蓋体3を押し上げる方向に作用するよう前記回動
杆22をばね26で付勢し、かつ、このばね26
の付勢力で前記鏡の鏡面に摺接する払拭部材を支
持杆23の周囲に設けてコンパクトの中入れフイ
ルム着脱装置とする。
さらに具体的には、前記回動杆22を受皿1の
両側に一対設け、前記フイルム支持杆23をこの
一対の回動杆22の先端間に架設して略門形の構
造としたり、回動杆22を受皿1の中央部に1本
設け、その先端にフイルム支持杆23を設けて略
T字形の構造とすることが例示できる。
また、回動杆22を付勢するばね26として
は、ねじりコイルばね26を回動杆22の枢支部
分に巻き付けて設けることが例示できるが、回動
杆22自体をばね26で形成することも考えられ
る。
〔作用〕
蓋体3を閉じている時、回動杆22先端のフイ
ルム支持杆23はヒンジ2から最も離れた蓋体内
面の一側にばね26の付勢力により当接してい
る。この時、中入れフイルム24は空所16から
スリツト15を介して引き出され、化粧料収容部
11aの上面を覆つている。
そこで、ロツク解除装置7を操作して、蓋体側
フツク5aと受皿側フツク5bとの係合を解除す
ると、回動杆22が回動しようとしてフイルム支
持杆23を蓋体内面に摺接させつつ蓋体3を押し
上げるので、蓋体3が自動的に開く。
すると、フイルム支持杆23がヒンジ寄りのス
リツト15側へと移動するので、フイルム支持杆
23に支持せしめられていた中入れフイルム24
は空所16内へと格納される。
蓋体3を閉じると、フイルム支持杆23が再び
蓋体内面に摺接しながら押されて、回動杆22が
元の位置へと復帰し、中入れフイルム24も空所
16内から引き出されて化粧料収容部11aの上
面を覆う。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図に基
づいて説明する。
〈実施例 1〉 第1図及び第2図に示すように、矩形状をした
受皿1の後側にヒンジ2で矩形状をした蓋体3が
回動開閉自在に連結されている。そして、蓋体3
内面には矩形状をした鏡4が帳り付けられている
とともに、蓋体3の前側内面に鈎状の蓋体側フツ
ク5aが垂設されている。
そして、この蓋体側フツク5aに対応して受皿
1前側中央に凹所6が形成され、その凹所6内の
壁面に蓋体側フツク5aに係脱する突起状の受皿
側フツク5bが形成されている。また、この凹所
6内にロツク解除装置としての解除ボタン7が回
動自在に設けられ、この解除ボタン7はその回動
によるてこ作用でその上端面が蓋体3内面を押し
上げて蓋体側フツク5aを受皿側フツク5bから
外すものである。
また、受皿1の上面には矩形状の凹部11が形
成され、この凹部11内には粉末固形化粧料をプ
レス充填した化粧料収容部11aを上面に有する
中皿12が嵌合されるようになつている。さら
に、凹部11内左右両側壁に受皿1の中央よりや
や後側部分が最低部となつた傾斜面13がそれぞ
れ形成され、その最低部に対応した凹部11左右
両壁面にそれぞれ軸受孔14が穿設されている。
さらに、凹部11の後側内壁面と内底面には、
周囲より一段下がつた部分が形成され、凹部11
内に中皿12が嵌合することにより、受皿1のヒ
ンジ寄り部分となる中皿12と凹部11の後側内
壁面との間に受皿1の幅方向に向かうスリツト1
5が形成されるとともに、このスリツト15に続
いて、中皿12と凹部11の内底面との間に化粧
料収容部11aの下側に位置することとなる空所
16が形成される。
また、前記各軸受孔14にそれぞれ回動自在に
挿入される回動軸21を基端に有して、蓋体3の
回動方向と同一方向に回動する一対の回動杆22
が設けられ、この各回動杆22の先端間に化粧料
収容部11aの幅よりやや長いフイルム支持杆2
3が架設されて全体として門形となつている。そ
して、このフイルム支持杆23には化粧料収容部
11aより大幅で受皿より小幅の中入れフイルム
24の一端が支持されている。この中入れフイル
ム24は透明なプラスチツクフイルム製で、ま
た、この中入れフイルム24の支持手段は、一側
を切り開いた管体25をフイルム支持杆23に嵌
合して、この管体25とフイルム支持杆23とで
中入れフイルム24の一端を挟持する手段であ
る。そして、中入れフイルム24の他端部側はス
リツト15から空所16内へと挿入されている。
さらに、双方の回動杆22の回動軸21部分に
ねじりコイルばね26がそれぞれ巻回され、蓋体
3の閉時に回動杆22の先端に設けたフイルム支
持杆23の管体25が前記ヒンジ2より最も離れ
た鏡面(蓋体内面)の一側に当接して蓋体3を押
し上げる方向にこの回動杆22を付勢している。
この時、中入れフイルム24は空所16からスリ
ツト15を介して引き出され、化粧料収容部11
aの上面を覆つている。
そこで、ロツク解除装置7を操作して、蓋体側
フツク5aと受皿側フツク5bとの係合を解除す
ると、回動杆22が回動しようとしてフイルム支
持杆23の管体25を鏡面(蓋体内面)に摺接さ
せつつ蓋体3を押し上げるので、蓋体3が自動的
に開く。ここで、管体25周面に払拭部材として
不織布等を張り付けておけば、鏡面を自動的に拭
くことができる。
フイルム支持杆23が回動杆22の回動により
ヒンジ2寄りのスリツト15側へと移動すると、
フイルム支持杆23に支持せしめられていた中入
れフイルム24は空所16内へと押し込まれ、格
納される。その際、中入れフイルム24はフイル
ム自体の保形性によりしわになつたりすることは
ない。逆にしわになつたりしない程度の厚さを有
するフイルムを中入れフイルム24として使用す
る。
蓋体3を閉じると、フイルム支持杆23の管体
25が再び蓋体内面に摺接しながら押されて、回
動杆22が元の位置へと復帰し、中入れフイルム
24も空所16内から引き出されて化粧料収容部
11aの上面を覆う。
この実施例ではフイルム支持杆23が一対の回
動杆22で支持されているため、その安定性がよ
い。
〈実施例 2〉 これは、第3図に示すように、回動杆22を1
本としたもので、この回動杆22は基端両側に回
動軸21を有しているとともに、先端部分がフイ
ルム支持杆23の中央を支持し、全体として略T
字形となつている。そして、フイルム支持杆23
はリングを偏平にした形状をしている。
また、前記空所16を形成するための底板31
が凹部11内に嵌合され、この底板31の上面中
央に、コンパクトの前後方向に向かう仕切32が
設けられ、この仕切32は中央部よりやや後側部
分が最低部となる傾斜面13を上面に有してい
る。この底板31が凹部11内に嵌合すると凹部
11が仕切32で仕切られたこととなり、この仕
切32で区分された凹部11に対応して中皿12
も一対形成され、仕切32の傾斜面13の最低部
に対応した一対の中皿12の対向面に、回動杆2
2基端の回動軸21を回動自在に挿入支持する軸
受孔14がそれぞれ穿設され、底板31と中皿1
2とを凹部11内に嵌合する際に一対の軸受孔1
4内に回動軸21を挿入して回動杆22を回動自
在に支持している。他の点は、実施例1と同一で
ある。
なお、ロツク解除装置7としては、てこ作用を
利用したものだけでなく、テーパー面を利用して
蓋体3を押し上げ、各フツク5a,5bの係合を
解除するものでもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、蓋体3の開閉動作とともに回
動杆22の回動により化粧料収容部11aを覆つ
ている中入れフイルム24の着脱が自動的に行え
るので、中入れフイルム24着脱のための面倒な
操作を必要とせず便利である。
また、同時に鏡面の掃除を行うことができる。
また、、ロツク解除装置7により、蓋体側フツ
ク5aと受皿側フツク5bとの係合を解除する
と、回動杆22により蓋体3が押し上げられるの
で、手で開蓋操作をする必要がなく、操作が容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す分解斜視
図、第2図はその断面図、第3図は第2実施例を
示す分解斜視図である。 1……受皿、2……ヒンジ、3……蓋体、5a
……蓋体側フツク、5b……受皿側フツク、7…
…ロツク解除装置、11a……化粧料収容凹部、
15……スリツト、16……空所、22……回動
杆、23……フイルム支持杆、24……中入れフ
イルム、26……ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上面に化粧料収容部11aを有する受皿1の
    一側にヒンジ2で蓋体3を回動開閉自在に連結
    し、蓋体3と受皿1とに互いに係脱するフツク
    5a,5bをそれぞれ設けてあるとともに、受
    皿1にそれらフツク5a,5bの係合を解除す
    るロツク解除装置7を設け、かつ、蓋体3の内
    面に鏡を備えた化粧用コンパクトにおいて、 前記受皿1のヒンジ寄り部分に、受皿1の幅
    方向に向かうスリツト15を形成するととも
    に、このスリツト15に続く空所16を化粧料
    収容部11a下側の受皿内部に形成し、さら
    に、蓋体3の回動方向と同一方向に回動する回
    動杆22を受皿1に枢支するとともに、この回
    動杆22の先端にフイルム支持杆23を水平に
    設け、このフイルム支持杆23に化粧料収容部
    11aより大幅で受皿より小幅の中入れフイル
    ム24の一端を支持せしめ、この中入れフイル
    ム24の他端部を前記スリツト15から前記空
    所16内に挿入せしめ、また、蓋体3の閉時に
    前記フイルム支持杆23部分がヒンジ2から最
    も離れた蓋体内面の一側に当接して蓋体3を押
    し上げる方向に作用するよう前記回動杆22を
    ばね26で付勢し、かつ、このばね26の付勢
    力で前記鏡の鏡面に摺接する払拭部材を支持杆
    23の周囲に設けたことを特徴とするコンパク
    トの中入れフイルム着脱装置。 (2) 前記回動杆22は、受皿1の両側に一対設け
    られ、前記フイルム支持杆23は、この一対の
    回動杆22の先端間に架設され、一対の回動杆
    22とフイルム支持杆23とで略門形を成す構
    造としたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のコンパクトの中入れフイルム
    着脱装置。 (3) 前記回動杆22は、受皿1の中央部に1本設
    けられ、その先端にフイルム支持杆23が設け
    られて、回動杆22とフイルム支持杆23とで
    略T字形を成す構造としたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のコンパクト
    の中入れフイルム着脱装置。
JP1986056616U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH0331209Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986056616U JPH0331209Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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JP1986056616U JPH0331209Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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Publication Number Publication Date
JPS62168814U JPS62168814U (ja) 1987-10-26
JPH0331209Y2 true JPH0331209Y2 (ja) 1991-07-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6036171Y2 (ja) * 1981-06-12 1985-10-28 株式会社吉野工業所 化粧用コンパクト

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JPS62168814U (ja) 1987-10-26

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