JP2509444Y2 - コンパクト容器 - Google Patents
コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2509444Y2 JP2509444Y2 JP9401990U JP9401990U JP2509444Y2 JP 2509444 Y2 JP2509444 Y2 JP 2509444Y2 JP 9401990 U JP9401990 U JP 9401990U JP 9401990 U JP9401990 U JP 9401990U JP 2509444 Y2 JP2509444 Y2 JP 2509444Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- film
- push piece
- mirror
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案はコンパクト容器に関するものであって、より
具体的には化粧料を収納可能な空所を備えた容器本体
と、下面に鏡が装着された蓋体とがそれぞれの後方部で
開閉可能に連結されてなるコンパクト容器に関する。
具体的には化粧料を収納可能な空所を備えた容器本体
と、下面に鏡が装着された蓋体とがそれぞれの後方部で
開閉可能に連結されてなるコンパクト容器に関する。
《従来の技術》 従来、この種のコンパクト容器では、蓋体と容器本体
をそれぞれの後方部で蝶番等によって開閉自在に接着し
ている。そして容器本体の上面には化粧料を収納する空
所が設けられており、一方、蓋体の下面には鏡が装着さ
れている。さらに、容器本体と蓋体の前端部には係合手
段が設けられ、この係合手段によって容器本体と蓋体と
は止錠状態になり、使用時には両者の係合をはずして蓋
体を開き、鏡を露出させて使用するようになっているも
のが一般的である。
をそれぞれの後方部で蝶番等によって開閉自在に接着し
ている。そして容器本体の上面には化粧料を収納する空
所が設けられており、一方、蓋体の下面には鏡が装着さ
れている。さらに、容器本体と蓋体の前端部には係合手
段が設けられ、この係合手段によって容器本体と蓋体と
は止錠状態になり、使用時には両者の係合をはずして蓋
体を開き、鏡を露出させて使用するようになっているも
のが一般的である。
しかしながら、上記のようなコンパクト容器において
は、蓋体を閉じると、容器本体上面の化粧料を収納する
空所と蓋体下面に取り付けた鏡とはわずかな隙間をもっ
て対面することになる。従って、このコンパクト容器を
携帯した際にこれが逆さあるいは横倒しになった時に、
化粧料の粉末が鏡の表面に飛着して鏡を汚してしまう問
題が発生した。
は、蓋体を閉じると、容器本体上面の化粧料を収納する
空所と蓋体下面に取り付けた鏡とはわずかな隙間をもっ
て対面することになる。従って、このコンパクト容器を
携帯した際にこれが逆さあるいは横倒しになった時に、
化粧料の粉末が鏡の表面に飛着して鏡を汚してしまう問
題が発生した。
このような欠点を解決するため、従来のコンパクト容
器では化粧料を収納した空所の上面にフィルムを載せ、
化粧料と鏡の間を仕切って鏡の汚れを防止している。
器では化粧料を収納した空所の上面にフィルムを載せ、
化粧料と鏡の間を仕切って鏡の汚れを防止している。
しかしながら、このように化粧料を収納した空所の上
面にフィルムを載せただけでは、携帯の際にフィルムが
ずれたりして鏡の汚れを充分に防止することが出来なか
った。また、このフィルムは化粧時に使用者が容器から
毎回取り出して化粧するが、化粧の際にこのフィルムを
置く適当な場所がないので、フィルムを持ったまま化粧
をしなければならなかったりして不便であった。また、
仮に化粧時、このフィルムを置いた場所が濡れていたり
汚れていた場合にそれがフィルムに付着して、後にフィ
ルムを容器本体に設置すると鏡や化粧料を汚してしまう
といった欠点もあった。さらには、このフィルムを紛失
してしまうといった問題も発生した。
面にフィルムを載せただけでは、携帯の際にフィルムが
ずれたりして鏡の汚れを充分に防止することが出来なか
った。また、このフィルムは化粧時に使用者が容器から
毎回取り出して化粧するが、化粧の際にこのフィルムを
置く適当な場所がないので、フィルムを持ったまま化粧
をしなければならなかったりして不便であった。また、
仮に化粧時、このフィルムを置いた場所が濡れていたり
汚れていた場合にそれがフィルムに付着して、後にフィ
ルムを容器本体に設置すると鏡や化粧料を汚してしまう
といった欠点もあった。さらには、このフィルムを紛失
してしまうといった問題も発生した。
このような問題を解決するために、従来例えば実開昭
63-48505号公報,実開昭63-48506号公報,実開昭63-259
12号公報等が提案されておりこれらの公報には、このフ
ィルムを蓋体に取り付けるような考案が示され、それに
より鏡の汚れを防止するようになっている。
63-48505号公報,実開昭63-48506号公報,実開昭63-259
12号公報等が提案されておりこれらの公報には、このフ
ィルムを蓋体に取り付けるような考案が示され、それに
より鏡の汚れを防止するようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、これらのコンパクト容器では、化粧時
にフィルムをいちいち取り出して使用する不便さは解消
されるが、その反面、フィルムを取り付けただけ鏡面の
面積が狭くなって鏡が見ずらくなったり、フィルム自体
が鏡の付近にあるために目障りになるなどの使用上の問
題があった。
にフィルムをいちいち取り出して使用する不便さは解消
されるが、その反面、フィルムを取り付けただけ鏡面の
面積が狭くなって鏡が見ずらくなったり、フィルム自体
が鏡の付近にあるために目障りになるなどの使用上の問
題があった。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的は、蓋体を閉じた状態において、化粧料の粉末が鏡
の表面に飛着して鏡を汚すことを充分に防止するととも
に、化粧時の状態ではフィルムを取り外すことなく、か
つ鏡を有効に使えるコンパクト容器を提供することにあ
る。
目的は、蓋体を閉じた状態において、化粧料の粉末が鏡
の表面に飛着して鏡を汚すことを充分に防止するととも
に、化粧時の状態ではフィルムを取り外すことなく、か
つ鏡を有効に使えるコンパクト容器を提供することにあ
る。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成する為に本考案では、化粧料を収納可
能な空所を備えた容器本体と、下面に鏡が装着された蓋
体とがそれぞれの後方部で開閉可能に連結されるととも
に、該容器本体の周面に形成された切欠凹所内に押圧用
前壁を有するプッシュピースを揺動自在に配設し、該プ
ッシュピースの該押圧用前壁を押圧することにより該容
器本体と該蓋体との係合が解除されてなるコンパクト容
器において、該プッシュピースに該容器本体の該空所の
上方を被覆するフィルムを装着し、該蓋体の閉止状態で
は該フィルムが該鏡と該空所との間に位置されるように
し、かつ使用時には該プッシュピースを介して該フィル
ムを回動させて化粧料を露出させてなる。
能な空所を備えた容器本体と、下面に鏡が装着された蓋
体とがそれぞれの後方部で開閉可能に連結されるととも
に、該容器本体の周面に形成された切欠凹所内に押圧用
前壁を有するプッシュピースを揺動自在に配設し、該プ
ッシュピースの該押圧用前壁を押圧することにより該容
器本体と該蓋体との係合が解除されてなるコンパクト容
器において、該プッシュピースに該容器本体の該空所の
上方を被覆するフィルムを装着し、該蓋体の閉止状態で
は該フィルムが該鏡と該空所との間に位置されるように
し、かつ使用時には該プッシュピースを介して該フィル
ムを回動させて化粧料を露出させてなる。
《作用》 蓋体の閉止時には、化粧料が収納された空所の上方と
鏡との間にフィルムが位置し、化粧料が鏡に付着するの
が充分に防止される。
鏡との間にフィルムが位置し、化粧料が鏡に付着するの
が充分に防止される。
一方、使用時にはプッシュピースの押圧用前壁を内方
に押圧してプッシュピースを内方に揺動させることによ
り蓋体と容器本体との係合をはずして蓋体を開く。次
に、プッシュピースを回動させることによりフィルムを
手前へ回動させ、化粧料を露出させる。
に押圧してプッシュピースを内方に揺動させることによ
り蓋体と容器本体との係合をはずして蓋体を開く。次
に、プッシュピースを回動させることによりフィルムを
手前へ回動させ、化粧料を露出させる。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について、添付図面を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図ないし第4図は本考案にかかるコンパクト容器
を示す。このコンパクト容器は容器本体10,蓋体20,プッ
シュピース30,フィルム40とからなっている。
を示す。このコンパクト容器は容器本体10,蓋体20,プッ
シュピース30,フィルム40とからなっている。
容器本体10は平面略長方形をなし、上面には化粧料を
収納する空所11が設けられ、その後方部両側面には蝶番
ピン挿通孔12が穿設されている。また、この容器本体10
の前端中央部には切欠凹所13が形成され、この切欠凹所
13の奥面14は下方部が前方に向かって湾曲している。そ
して、この奥面14の上方中央部には第1の係合突起15が
一体的に形成されている。さらに、この切欠凹所13の両
内側壁にはボス16,16が突出形成されている。
収納する空所11が設けられ、その後方部両側面には蝶番
ピン挿通孔12が穿設されている。また、この容器本体10
の前端中央部には切欠凹所13が形成され、この切欠凹所
13の奥面14は下方部が前方に向かって湾曲している。そ
して、この奥面14の上方中央部には第1の係合突起15が
一体的に形成されている。さらに、この切欠凹所13の両
内側壁にはボス16,16が突出形成されている。
蓋体20は、容器本体10と等しい長さ及び幅の板体で、
下面に低浅な空所21が設けられ、その内面には鏡22が装
着されている。この蓋体20の後方中央部にはブロック体
23が垂下形成され、このブロック体23の両側面には図示
しない蝶番ピン挿通孔が穿設され、蓋体20は容器本体10
の蝶番ピン挿通孔12から蓋体20の蝶番ピン挿通孔に装入
配置された蝶番ピン24によって容器本体10と開閉自在に
蝶着されている。またこの蓋体20の前方中央部内側部か
らは、蓋体20の閉止状態において後述するプッシュピー
ス30に形成された窓孔を貫通して容器本体10の切欠凹所
13に挿入可能な爪片25が垂下して一体形成され、この爪
片25の先端部内面には容器本体10に形成された第1の係
合突起15と係合可能な第2の係合突起26が形成されてい
る。
下面に低浅な空所21が設けられ、その内面には鏡22が装
着されている。この蓋体20の後方中央部にはブロック体
23が垂下形成され、このブロック体23の両側面には図示
しない蝶番ピン挿通孔が穿設され、蓋体20は容器本体10
の蝶番ピン挿通孔12から蓋体20の蝶番ピン挿通孔に装入
配置された蝶番ピン24によって容器本体10と開閉自在に
蝶着されている。またこの蓋体20の前方中央部内側部か
らは、蓋体20の閉止状態において後述するプッシュピー
ス30に形成された窓孔を貫通して容器本体10の切欠凹所
13に挿入可能な爪片25が垂下して一体形成され、この爪
片25の先端部内面には容器本体10に形成された第1の係
合突起15と係合可能な第2の係合突起26が形成されてい
る。
プッシュピース30は、容器本体10の切欠凹所13内に収
容可能な寸法で、断面略L字状を形成する押圧用前壁31
と底壁32及び両側壁33,33とからなっている。そして、
押圧用前壁31は、蓋体20の閉止状態において蓋体20及び
容器本体10の前端面と同一面になるように形成され、底
壁32の後端部底面は面取りされている。また、側壁33中
央部にはボス孔34が形成され、ここに容器本体10の切欠
凹所13内に形成されたボス16が挿入可能になっている。
さらにまた、この側壁33の後方上端面には、後方に向か
って延長するフィルム40が一体的に装着されている。こ
のフィルム40は、少なくとも容器本体10の空所11の上方
を被覆する寸法及び形状の板体で、その前端中央部には
凹状切欠部41が形成され、ここにプッシュピース30の押
圧用前壁31及び側壁33とともに上下方向に開口する前記
蓋体20の爪片25が挿入可能な窓孔42が形成されている。
容可能な寸法で、断面略L字状を形成する押圧用前壁31
と底壁32及び両側壁33,33とからなっている。そして、
押圧用前壁31は、蓋体20の閉止状態において蓋体20及び
容器本体10の前端面と同一面になるように形成され、底
壁32の後端部底面は面取りされている。また、側壁33中
央部にはボス孔34が形成され、ここに容器本体10の切欠
凹所13内に形成されたボス16が挿入可能になっている。
さらにまた、この側壁33の後方上端面には、後方に向か
って延長するフィルム40が一体的に装着されている。こ
のフィルム40は、少なくとも容器本体10の空所11の上方
を被覆する寸法及び形状の板体で、その前端中央部には
凹状切欠部41が形成され、ここにプッシュピース30の押
圧用前壁31及び側壁33とともに上下方向に開口する前記
蓋体20の爪片25が挿入可能な窓孔42が形成されている。
そして、このプッシュピース30のボス孔34に容器本体
10の切欠凹所13に形成されたボス16を挿入させることに
よって、プッシュピース30は容器本体10と揺動自在に、
かつフィルム40はプッシュピース30を介して容器本体10
と回動自在に連結されるようになっている。
10の切欠凹所13に形成されたボス16を挿入させることに
よって、プッシュピース30は容器本体10と揺動自在に、
かつフィルム40はプッシュピース30を介して容器本体10
と回動自在に連結されるようになっている。
上記のように構成されたコンパクト容器の蓋体20を容
器本体10に閉止させた状態では、第2図に示されるよう
に、蓋体20から垂下した爪片25はプッシュピース30及び
フィルム40によって形成された窓孔42を貫通して容器本
体10の切欠凹所13内に挿入され、第2の係合突起26は容
器本体10の第1の係合突起15と係合することにより、蓋
体20は容器本体10に対して止錠状態を保持している。ま
た、蓋体20の前端部下面はプッシュピース30の押圧用前
壁31の上端面35に当接し、底壁32の後端部上面は爪片25
の下端面に当接している。さらに、フィルム40は、容器
本体10の上面に載置され、その上面43が蓋体20の鏡22に
対面した状態で容器本体10と蓋体20の間に水平に収納さ
れ、蓋体20に装着された鏡22への化粧料の飛散付着を防
いでいる。
器本体10に閉止させた状態では、第2図に示されるよう
に、蓋体20から垂下した爪片25はプッシュピース30及び
フィルム40によって形成された窓孔42を貫通して容器本
体10の切欠凹所13内に挿入され、第2の係合突起26は容
器本体10の第1の係合突起15と係合することにより、蓋
体20は容器本体10に対して止錠状態を保持している。ま
た、蓋体20の前端部下面はプッシュピース30の押圧用前
壁31の上端面35に当接し、底壁32の後端部上面は爪片25
の下端面に当接している。さらに、フィルム40は、容器
本体10の上面に載置され、その上面43が蓋体20の鏡22に
対面した状態で容器本体10と蓋体20の間に水平に収納さ
れ、蓋体20に装着された鏡22への化粧料の飛散付着を防
いでいる。
また、この状態において、容器本体10の切欠凹所13の
内面と対面するプッシュピース30の各面との間には空間
が形成されている。
内面と対面するプッシュピース30の各面との間には空間
が形成されている。
上記のような止錠状態から第3図に示されるようにプ
ッシュピース30の押圧用前壁31の下方部を内方に押圧す
ると、プッシュピース30はボス16を支点として内方に揺
動し、底壁32の後端部が前方上方へ傾動し、爪片25の下
端面に圧接してこれを手前上方に押し上げる。同時に、
フィルム40は蓋体20の爪片25の基部に当接しつつ撓んだ
状態で鏡22の上面に密着する。そして、これにより蓋体
20の第2の係合突起26は容器本体10の第1の係合突起15
から離脱し、蓋体20は開放される。
ッシュピース30の押圧用前壁31の下方部を内方に押圧す
ると、プッシュピース30はボス16を支点として内方に揺
動し、底壁32の後端部が前方上方へ傾動し、爪片25の下
端面に圧接してこれを手前上方に押し上げる。同時に、
フィルム40は蓋体20の爪片25の基部に当接しつつ撓んだ
状態で鏡22の上面に密着する。そして、これにより蓋体
20の第2の係合突起26は容器本体10の第1の係合突起15
から離脱し、蓋体20は開放される。
さらに蓋体20を開いて鏡22を露出させた後、プッシュ
ピース30の押圧用前壁31に指を掛けて手前に回動させる
と、フィルム40はボス16を支点として前方へ回動し、第
4図に示されるようにその裏面44が上方を向いた状態で
使用状態となる。
ピース30の押圧用前壁31に指を掛けて手前に回動させる
と、フィルム40はボス16を支点として前方へ回動し、第
4図に示されるようにその裏面44が上方を向いた状態で
使用状態となる。
第5図ないし第7図は、本考案の第2実施例を示す。
この実施例では、容器本体10aの切欠凹所13aの奥面14a
に傾斜面17を形成し、その両側壁下方にはボス16aが形
成されている。
この実施例では、容器本体10aの切欠凹所13aの奥面14a
に傾斜面17を形成し、その両側壁下方にはボス16aが形
成されている。
また、プッシュピース30aは断面略半円形に形成さ
れ、その上面には蓋体20aの爪片25aが挿入可能な凹所36
が形成されている。さらにこの凹所36を形成する後壁面
37の上端部内方中央部には、爪片25aの第2の係合突起2
6aと係合可能な第1の係合突起38が一体的に突出形成さ
れている。さらに、この後壁面37の上端部外方からはフ
ィルム40が後方に向かって装着され、またこの後壁面37
の外面には下方部から斜め上方に向かって延長する板バ
ネ39が一体的に形成されている。さらにまた、側壁33a
の下方部にはボス16が挿入可能なボス孔34aが穿設され
ている。
れ、その上面には蓋体20aの爪片25aが挿入可能な凹所36
が形成されている。さらにこの凹所36を形成する後壁面
37の上端部内方中央部には、爪片25aの第2の係合突起2
6aと係合可能な第1の係合突起38が一体的に突出形成さ
れている。さらに、この後壁面37の上端部外方からはフ
ィルム40が後方に向かって装着され、またこの後壁面37
の外面には下方部から斜め上方に向かって延長する板バ
ネ39が一体的に形成されている。さらにまた、側壁33a
の下方部にはボス16が挿入可能なボス孔34aが穿設され
ている。
上記のように構成されたコンパクト容器の蓋体20aを
容器本体10aに閉止させた状態では、第5図に示される
ように蓋体20aの爪片25aはプッシュピース30aの凹所36
内に挿入されてプッシュピース30aの第1の係合突起38
と爪片25aの第2の係合突起26aとが係合して、蓋体20a
は容器本体10aに対して止錠状態を保持し、かつフィル
ム40は容器本体10aと蓋体20aとの間に水平に位置してい
る。
容器本体10aに閉止させた状態では、第5図に示される
ように蓋体20aの爪片25aはプッシュピース30aの凹所36
内に挿入されてプッシュピース30aの第1の係合突起38
と爪片25aの第2の係合突起26aとが係合して、蓋体20a
は容器本体10aに対して止錠状態を保持し、かつフィル
ム40は容器本体10aと蓋体20aとの間に水平に位置してい
る。
この際、容器本体10aの切欠凹所13aの内面とプッシュ
ピース30aの後端部外周面との間には空間が形成され、
板バネ39の先端部は切欠凹所13aの奥面14aと当接してプ
ッシュピース30aを前方に向かって付勢し、止錠状態を
確実に保持するようになっている。
ピース30aの後端部外周面との間には空間が形成され、
板バネ39の先端部は切欠凹所13aの奥面14aと当接してプ
ッシュピース30aを前方に向かって付勢し、止錠状態を
確実に保持するようになっている。
上記のような止錠状態からプッシュピース30aの押圧
用前壁31aの上方を内方に板バネ39の付勢力に抗して押
圧するとプッシュピース30aはボス16aを支点として内方
へ揺動する。この際、押圧用前壁31aの上端面35aは、蓋
体20aの前端部下面を上方に押し上げるとともに、後壁
面37はフィルム40を上方へ撓ませつつ板バネ39が切欠凹
所13aの奥面14aに圧接しながらボス16aを支点として後
方下方へ傾動する。そして、これにより後壁面37の第1
の係合突起38が爪片25aの第2の係合突起26aから離脱
し、第6図に示されるように解錠する。
用前壁31aの上方を内方に板バネ39の付勢力に抗して押
圧するとプッシュピース30aはボス16aを支点として内方
へ揺動する。この際、押圧用前壁31aの上端面35aは、蓋
体20aの前端部下面を上方に押し上げるとともに、後壁
面37はフィルム40を上方へ撓ませつつ板バネ39が切欠凹
所13aの奥面14aに圧接しながらボス16aを支点として後
方下方へ傾動する。そして、これにより後壁面37の第1
の係合突起38が爪片25aの第2の係合突起26aから離脱
し、第6図に示されるように解錠する。
さらに蓋体20aを開いて鏡22を露出させた後、プッシ
ュピース30aをボス16aを支点として手前に回動させ、第
7図に示されるように押圧用前壁31aが切欠凹所13aの下
端部と当接した状態で固定され、使用状態となる。その
他の構成、作用は第1実施例の場合と同様である。
ュピース30aをボス16aを支点として手前に回動させ、第
7図に示されるように押圧用前壁31aが切欠凹所13aの下
端部と当接した状態で固定され、使用状態となる。その
他の構成、作用は第1実施例の場合と同様である。
なお、上記した実施例では、プッシュピースを容器本
体の前端に設けた例に付いて説明したが、本考案はこれ
に限らず、側周面に設けてもよい。
体の前端に設けた例に付いて説明したが、本考案はこれ
に限らず、側周面に設けてもよい。
《効果》 以上のように本考案にかかるコンパクト容器では、容
器本体に設けたプッシュピースを摺動自在に配設すると
ともに、プッシュピースに容器本体の空所の上方を被覆
するフィルムを装着し、蓋体の閉止状態ではフィルムが
鏡と空所との間に位置されるような構成となっているた
め、蓋体を閉じた際に鏡が化粧料に対面しなくてすむ。
よって、携帯時に化粧料が飛散して鏡の表面を汚すとい
った問題点が解消されるのである。従って、飛散した化
粧料によって鏡が汚れることはないので、このコンパク
ト容器を使用するときには鏡を拭く必要もなくなり、常
に清潔な状態で化粧をすることが出来るようになる。
器本体に設けたプッシュピースを摺動自在に配設すると
ともに、プッシュピースに容器本体の空所の上方を被覆
するフィルムを装着し、蓋体の閉止状態ではフィルムが
鏡と空所との間に位置されるような構成となっているた
め、蓋体を閉じた際に鏡が化粧料に対面しなくてすむ。
よって、携帯時に化粧料が飛散して鏡の表面を汚すとい
った問題点が解消されるのである。従って、飛散した化
粧料によって鏡が汚れることはないので、このコンパク
ト容器を使用するときには鏡を拭く必要もなくなり、常
に清潔な状態で化粧をすることが出来るようになる。
さらに、本考案にかかるコンパクト容器では、使用時
にプッシュピースの押圧用前壁を押圧することにより容
器本体と蓋体の係合を解除するとともにフィルムを回動
させて化粧料を露出させるような構成となっているた
め、鏡の面積が狭くなったり、シートが目障りになる等
の使用上の問題も解消され、鏡を有効に使用することが
出来る。また、化粧時にフィルムに汚れが付着し、鏡や
化粧料を汚したり、フィルムを紛失するという問題も解
消する。
にプッシュピースの押圧用前壁を押圧することにより容
器本体と蓋体の係合を解除するとともにフィルムを回動
させて化粧料を露出させるような構成となっているた
め、鏡の面積が狭くなったり、シートが目障りになる等
の使用上の問題も解消され、鏡を有効に使用することが
出来る。また、化粧時にフィルムに汚れが付着し、鏡や
化粧料を汚したり、フィルムを紛失するという問題も解
消する。
第1図は本考案の第1実施例にかかるコンパクト容器の
全体斜視図、第2図はその蓋体の止錠状態を示す縦断面
図、第3図は第2図の係合開放状態を示す要部断面図、
第4図は蓋体を開放し、プッシュピースを回動させた状
態を示す要部断面図、第5図は本考案の第2実施例にか
かるコンパクト容器の蓋体の止錠状態を示す要部断面
図、第6図は第5図の係合開放状態を示す要部断面図、
第7図は蓋体を開放し、プッシュピースを回動させた状
態を示す要部断面図である。 10,10a……容器本体、11……空所 13,13a……切欠凹所 20,20a……蓋体、22……鏡 30,30a……プッシュピース 31,31a……押圧用前壁 40……フィルム
全体斜視図、第2図はその蓋体の止錠状態を示す縦断面
図、第3図は第2図の係合開放状態を示す要部断面図、
第4図は蓋体を開放し、プッシュピースを回動させた状
態を示す要部断面図、第5図は本考案の第2実施例にか
かるコンパクト容器の蓋体の止錠状態を示す要部断面
図、第6図は第5図の係合開放状態を示す要部断面図、
第7図は蓋体を開放し、プッシュピースを回動させた状
態を示す要部断面図である。 10,10a……容器本体、11……空所 13,13a……切欠凹所 20,20a……蓋体、22……鏡 30,30a……プッシュピース 31,31a……押圧用前壁 40……フィルム
Claims (1)
- 【請求項1】化粧料を収納可能な空所を備えた容器本体
と、下面に鏡が装着された蓋体とがそれぞれの後方部で
開閉可能に連結されるとともに、該容器本体の周面に形
成された切欠凹所内に押圧用前壁を有するプッシュピー
スを揺動自在に配設し、該プッシュピースの該押圧用前
壁を押圧することにより該容器本体と該蓋体との係合が
解除されてなるコンパクト容器において、該プッシュピ
ースに該容器本体の該空所の上方を被覆するフィルムを
装着し、該蓋体の閉止状態では該フィルムが該鏡と該空
所との間に位置されるようにし、かつ使用時には該プッ
シュピースを介して該フィルムを回動させて化粧料を露
出させてなることを特徴とするコンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9401990U JP2509444Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9401990U JP2509444Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | コンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0452807U JPH0452807U (ja) | 1992-05-06 |
JP2509444Y2 true JP2509444Y2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=31831643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9401990U Expired - Lifetime JP2509444Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | コンパクト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509444Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4498713B2 (ja) * | 2003-09-26 | 2010-07-07 | 吉田プラ工業株式会社 | 化粧料容器 |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP9401990U patent/JP2509444Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0452807U (ja) | 1992-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2509444Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPH0319301Y2 (ja) | ||
JP3601731B2 (ja) | 化粧料容器 | |
JP2509443Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPH1042943A (ja) | コンパクト容器 | |
JPH0710642Y2 (ja) | 化粧料容器 | |
JPH0525524Y2 (ja) | ||
JPH10192043A (ja) | 化粧料容器 | |
JP3740648B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPH0710661Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP2953717B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP2577099Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
JP3676461B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP2663157B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPH0710662Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPS6033848Y2 (ja) | コンパクト | |
JPH0719378Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
JPH0331209Y2 (ja) | ||
JP2536715Y2 (ja) | 容器の蓋開閉機構 | |
JPH0540805Y2 (ja) | ||
JPH053146Y2 (ja) | ||
JPH0752644Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
JPH0646407Y2 (ja) | 化粧料容器 | |
JPH0719372Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
JPH0331208Y2 (ja) |