JPH022245Y2 - - Google Patents

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JPH022245Y2
JPH022245Y2 JP6706285U JP6706285U JPH022245Y2 JP H022245 Y2 JPH022245 Y2 JP H022245Y2 JP 6706285 U JP6706285 U JP 6706285U JP 6706285 U JP6706285 U JP 6706285U JP H022245 Y2 JPH022245 Y2 JP H022245Y2
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JP6706285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案はコンパクト、特に上下2段に収容し
たパフと化粧材を上蓋の開放だけで同時に使用可
能に現出させることのできるコンパクトに関す
る。
(2) 従来の技術 従来、この種コンパクトとして湿つたパフが汚
れたりするのを防止するため、化粧材を下蓋内
に、パフをその上方の中蓋に、それぞれ上下2段
にセパレートにして収容したもの(2段タイプ)
がある。しかし、このようなコンパクトでは上蓋
の開放後、さらに中蓋を持ち上げて、下蓋内の化
粧材を現出させねばならず、パフを持つて化粧材
を塗布するまでに、上蓋の開放と、中蓋の持ち上
げという2つの操作を必要として操作が面倒で使
いにくい等の欠点があつた。
(3) 目的 この考案は上記従来のもののもつ欠点を排除
し、2段タイプのコンパクトにおいて、上蓋の開
放だけのワンタツチ操作により、パフと化粧材を
同時に使用可能に現出させることができるコンパ
クトを提供することを目的とする。
(4) 構成 前記目的を達成するにつき、この考案は表面中
央部に化粧材収納室を有し、前端部に係止突起を
設けた下蓋と、この下蓋の後端部に連結ヒンジを
介して開閉自在に枢支され、前端部に前記係止突
起と係脱可能に係止する係止突起を設けた上蓋
と、この上蓋を開放方向に付勢する付勢部材と、
下面に鏡を、かつ上面にパフ支承部を有し、後端
部が下蓋の後端部に開閉自在に枢支されていると
ともに、前端部が突部と凹部との嵌合により上蓋
に変位可能に係合され、閉蓋時に下蓋と上蓋との
空間内に前記化粧材収納室を覆うように配置され
た中蓋とを具え、この中蓋は開蓋時に前記付勢部
材によつて開放される上蓋とともにほぼ同じ角度
だけ開放されるようになつていることを特徴とす
るものである。
(5) 実施例 この考案の実施例を添付図面を参照して具体的
に説明する。
第1〜2図において1はコンパクトで、このコ
ンパクト1は下蓋2、フツク部材3、中蓋4、直
結ヒンジ5、及び上蓋6を具えている。
下蓋2は第3〜5図に示すように、表面中央部
に円形の化粧材収納室8を有し、かつ後端部には
係止部9が切欠形成されているとともに、該係止
部の前方には後記中蓋用の係止部10が設けられ
ている。また、下蓋2の前端部にはフツク部材3
を収容する切欠部12が形成され、切欠部12の
両側面にはフツク部材3の両側面に設けた突部3
aを摺動自在に係合させる長溝12aが形成され
ている(第4,6図参照)。
フツク部材3は上面に係止突起14を有し、か
つフツク部材の後面と切欠部12の後面との間に
はばね15が介接されていて、フツク部材3の前
面と下蓋2の前面が面一となるように付勢してい
る(第1図参照)。
中蓋4は第7〜10図に示すように、化粧材収
納室8をほぼ覆うような大きさからなり、後端部
に下蓋2の係止部10と係止して枢支される係止
部18を有している。また、中蓋4の下面に設け
た凹部には鏡20が固着され、かつ上面にはその
両側端にパフ21の外縁を支承する支承部22が
立設され、支承部22の前端部には嵌合突部23
が外向きに設けられている。
直接ヒンジ5は第11図に示すように、下蓋2
の係止部9間に嵌まり合う横幅を有し、縦方向の
一端面及び他端面が共に円紙凸状に形成されてい
る板状本体24を有し、この本体24の一端面に
は横方向に係止突縁25が形成されているととも
に、該突縁側の一面にはばね26介装用の凹所2
7が形成されている。
上蓋6は第12〜15図に示すように、後端部
に一体に設けられた立片28により連結ヒンジ5
の一端側を係止して枢支される係止部30を有し
ている。係止部30の下面には連結ヒンジ5の係
止突縁25と係止する係止突縁31が形成され、
かつ一側面には前記凹所27と共働してばね26
を介装収容する凹所32が形成されている。ま
た、上蓋6の前端部にはフツク部材3の係止突起
14と係脱可能に係止する係止突起33が設けら
れている。上蓋6の前端側の相対向する内側面に
は、中蓋4の嵌合突部23が摺動自在に嵌合して
係合する一部屈曲したガイド用凹溝35が長さ方
向に形成されている。
なお、前記ばね26は上蓋6の係止部30と連
結ヒンジ5の一端側を枢支する枢支ピン36に介
装され、その両端部を前記凹所27,32の壁面
に当接させており、常時、上蓋6を開放方向に付
勢するようになつている。
前記各部材を組立てるには、フツク部材3を切
欠部12内に収容した下蓋2の係止部10に、中
蓋4の係止部18を係止させて枢支するととも
に、下蓋2の係止部9に連結ヒンジ5の他端部を
係止させて枢支する。しかる後、連結ヒンジ5の
一端部に上蓋6の係止部30を係止させて枢支ピ
ン36で枢支するが、このとき、ばね26を該ピ
ン36に介装する。そして、上蓋6の凹溝35に
中蓋4の突部23を嵌合させたうえ、上蓋6を閉
鎖方向に、前記ばねに抗して押圧し、その係止突
起33をフツク部材3の係止突起14に係止させ
る。これによつてコンパクト1は閉蓋状態に組立
てられたことになる。
次に、このようにして組立てたコンパクト1の
作用について説明する。
第1,2図の実線で示す閉蓋状態から上蓋6を
開放するには、フツク部材3をばね15に抗して
押圧する。これによつてフツク部材3の係止突起
14と上蓋6の係止突起33の係止が外れ、上蓋
6はその後端部に配置したばね26によつて上方
に開放され、第1図の鎖線で示すように連結ヒン
ジ5と同一直線上となつた開放位置となる。この
際、上蓋6の凹溝35と嵌合した中蓋4の突部2
3は、該凹溝35に沿つて凹溝の一端部から他端
部へ摺動し、前記上蓋の開放とともにほぼ同じ角
度だけ開放される。これにより、パフ21は前記
開放された上蓋6の下面と、中蓋4の上面との間
に、上蓋6の下面に載置された状態で使用可能に
保持され、かつ中蓋4の鏡20と、下蓋2の化粧
材収納室8が使用可能に現出される。
また、前記開蓋状態から上蓋6を閉鎖するに
は、フツク部材3の押圧をやめてフツク部材をば
ね15によつて元の位置に戻した後、上蓋6を上
方から押圧すればよく、これによつて上蓋6の凹
溝35と嵌合した中蓋4の突部23は、該凹溝3
5に沿つて凹溝の他端部から一端部へ前記と逆に
摺動する。そして上蓋6の係止突起33がフツク
部材3の係止突起14と係止することにより、上
蓋6は閉鎖される。
第16図は別の実施例を示し、この実施例は連
結ヒンジとして、他端縁が下蓋2′の他端部下縁
と可撓性を有する連結片38aで一体に連結され
た連結ヒンジ5aを採用した点で前記実施例と相
違し、その他の構成は同様となつている。そのた
め、同一部分には同一符号にダツシユを付し、詳
細な説明を省略することとする。
尚、前記各実施例では上蓋6,6′に凹溝35,
35′を、中蓋4,4′に突部23,23′を設け
たが、これと逆の構成としてもよいことは言う迄
もなく、その他細部の設計も適宜変更しうる。
(6) 効果 この考案は前記のように構成したから、上蓋を
開放するだけのワンタツチ操作により、中蓋を上
蓋とほぼ同じ角度だけ開放することができ、これ
によりパフと、下蓋の収納室内の化粧材とを同時
に使用可能に現出させることができる。したがつ
て操作が非常に簡単となり、使用価値が高まるな
どのすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す縦断側面図、
第2図は同上の縦断正面図、第3図は同上の下蓋
の平面図、第4図は第3図−線に沿う縦断側
面図、第5図は第3図−線に沿う右半部破断
の正面図、第6図は第3図−線に沿う切欠部
の拡大縦断図、第7図は同上の中蓋の平面図、第
8図は同底面図、第9図は第7図−線に沿う
右半部破断の正面図、第10図は第7図−線
に沿う縦断側面図、第11図は連結ヒンジを示
し、Aは正面図、Bは左側面図、Cは平面図、第
12図は同上の上蓋の底面図、第13図は第12
図−線に沿う縦断側面図、第14図は第
12図−線に沿う右半部破断の正面図、
第15図は同背面図、第16図は別の実施例を示
す縦断側面図である。 1……コンパクト、2……下蓋、3……フツク
部材、4……中蓋、5,5a……連結ヒンジ、6
……上蓋、8……化粧材収納室、14,33……
係止突起、15……ばね、20……鏡、21……
パフ、23……嵌合突部、26……ばね、35…
…凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面中央部に化粧材収納室を有し、前端部に係
    止突起を設けた下蓋と、この下蓋の後端部に連結
    ヒンジを介して開閉自在に枢支され、前端部に前
    記係止突起と係脱可能に係止する係止突起を設け
    た上蓋と、この上蓋を開放方向に付勢する付勢部
    材と、下面に鏡を、かつ上面にパフ支承部を有
    し、後端部が下蓋の後端部に開閉自在に枢支され
    ているとともに、前端部が突部と凹部との嵌合に
    より上蓋に変位可能に係合され、閉蓋時に下蓋と
    上蓋との空間内に前記化粧材収納室を覆うように
    配置された中蓋とを具え、この中蓋は開蓋時に前
    記付勢部材によつて開放される上蓋とともにほぼ
    同じ角度だけ開放されるようになつていることを
    特徴とするコンパクト。
JP6706285U 1985-05-07 1985-05-07 Expired JPH022245Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6706285U JPH022245Y2 (ja) 1985-05-07 1985-05-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6706285U JPH022245Y2 (ja) 1985-05-07 1985-05-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61184515U JPS61184515U (ja) 1986-11-18
JPH022245Y2 true JPH022245Y2 (ja) 1990-01-19

Family

ID=30600533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6706285U Expired JPH022245Y2 (ja) 1985-05-07 1985-05-07

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JPS61184515U (ja) 1986-11-18

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