JP4874481B2 - コンパクトの蓋係止機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクト、とくにコンパクトの蓋係止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトの蓋係止機構として、ケース本体に形成した切欠部にフックと傾斜面とを具えた案内部を設け、前記傾斜面に沿って案内され蓋体の係止片に係合する作動片を可撓板を介して取着した押え板を具えた操作部材を、前記切欠部に装着し、ケース本体と操作部材とをばね機構を介してスムーズに前後動させるようにしたコンパクトは、本出願人の出願に係る特開平11−99015号公報に記載されているように従来より周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載のものをはじめ従来のコンパクトのばね機構は、押え板の下端に連設された摺動板の先端とケース本体との間に設けられているので、ケース本体にばね機構を収納するスペースを設けなければならないという問題があった。
また、ばね機構の収納、ひいては操作部材の取り付けが簡便にできないという問題もあり、コストを低廉にすることができなかった。
【0004】
さらにまた、切欠部に対する操作部材の形状、とくにばねの形状を、移動方向に力が均等にかかるよう正確に形成しなければ操作部材の操作時にガタつきが生じるという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、構造が簡単で、かつ簡便に取り付けることができるとともに、開蓋時の操作部材の押圧操作と復元がスムーズに行われるようにしたコンパクトの蓋係止機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、コンパクトの蓋係止機構として、ケース本体と、該ケース本体に開閉自在に取着され所定個所に係止片を設けた蓋体と、ケース本体に装着された蓋係止機構とを備えたコンパクトであって、蓋係止機構が、ケース本体に配設されたフックと傾斜面を有する案内と、該案内の下面を係合面とした案内孔とを具えた係止壁面と、ケース本体の切欠部に摺動自在に装着された押え板と、押え板下端から連設された底板とを具えた操作部材と、蓋体に垂設され、端縁にケース本体に配設されたフックに係合するフックを設けた係止片とからなり、前記押え板裏面に、先端に蓋体の係止片に設けたフックを押し上げてケース本体に配設されたフックを乗り越えさせる作動片を取着した可撓板を連設し、押え板の両側に側板を具え、該二つの側板が、押え板と係止壁面との間に位置し、係止壁面に係合する弾撥部材の一部を構成することを特徴とする構成を採用する。
【0007】
弾撥部材の具体的な実施例として、弾撥部材が、側板と、側板の上端に連設されケース本体の切欠部の切欠端面に対して内方に延びる上板と、該上板の先端から係止壁面に直角方向に延び係止壁面に係合する押え片によって構成されていることを特徴とする構成、または、弾撥部材が、押え板の両側に連設され、該両側から直角に延びる板状体を有するL字径の板状の屈曲部と、該屈曲部の先端から係止壁面の方向に延び、係止壁面に係合する板状の係合部とから構成される弾性板であることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1,2において、Aはケース本体、Bは蓋体、Cはケース本体Aに装着された蓋体の係止機構である。
【0009】
ケース本体Aは、底板1と周壁2とからなり、ケース本体A内部は化粧料の収納部となっている。
周壁2には、係止機構Cを配設するための切欠部3が設けられており、該切欠部3に対向する反対側周壁には、蓋体Bの蝶番機構のための切欠部4が設けられている。
【0010】
図2,3に示すように、切欠部3は、周壁2の切欠端面10と係止壁面11、底面12とを具え、係止壁面11には、フック13と案内14が突設されている。
該案内14は、下端を突出端15aとした傾斜面15と該突出端15aから水平に延びる下面16とを有しており、案内14の下方には、下面16と底面12に連続する案内孔17が穿設されている。
前記底面12の両側には、切欠端面10に沿って案内溝18が穿設されており、底面12の外端19は、周壁2の外周より引き込んだ位置に位置している。
【0011】
前記切欠部3には、係止壁面11のフック13と案内14とともに係止機構Cを構成する操作部材20が装着されている。
図4に示すように、操作部材20は、外周を湾曲面とした押え板21と、該押え板21の両側に設けた側板22と押え板21下端に連設された底板23および側板22の上端に連設された上板24とを具えている。
【0012】
押え板21裏面の中央部には、水平方向に延びる可撓板25が突設されており、その先端には、作動片26が連設されている。
底板23は、中央部を摺動板部27として突出させ、その上面には凸部28が設けられており、側部は案内板部29としてその先端下面には案内溝18に嵌挿される突起30が設けられている。
上板24の先端には、ケース本体Aの方向に延び、常時係止壁面11に接触する押え片31が連設されている。
側板22と上板24と押え片31とによって弾撥部材が構成される。
【0013】
操作部材20の装着時には、底板23の摺動板部27がケース本体Aの切欠部底面12で支持され、凸部28が案内14の下面16との間で摺動可能となっており、操作部材20を押圧した時には案内孔17に挿入され案内されるようになっている。
また、案内板部29の突起30は、案内溝18内で案内され、操作部材20の後退時には、突起30によって後退位置が規制されるようになっている。
【0014】
操作部材20のケース本体Aの切欠部3への組込みにあたっては、底板23を傾斜させて押込むと、突出した摺動板部27が撓んで案内14の下面16と底面12との間を通って案内孔17に嵌挿され、案内板部29の突起30が案内溝18に挿入される。
押込み完了後には、底板23の復元と、上板24にかかる弾撥力により、突起30が案内溝18外側端に規制されるまで後退して、さらに、操作部材20の組込み状態が維持される。
したがって、操作部材20の組込みは、簡単に行われる。
【0015】
図1,2に示すように、蓋体Bには、一側に前記ケース本体Aの軸ピンに枢支される蝶番用の取付片32が設けられており、反対側には、係止片33が垂設されている。
係止片33は、その下端は平坦な係止面34となっており、その端縁には内方に突出し、ケース本体Aのフック13に係合するフック35が設けられている。
【0016】
次に、係止機構Cの作用について図5を参照して説明する。
蓋体Bを廻動押圧すると、蓋体Bのフック35が、ケース本体Aのフック13に係合し、閉蓋される。
その際、操作部材20は、その押え板21が外方の後退位置に位置し、押え板21周面は、周壁2周面と一致した状態になる。
【0017】
蓋体Bを開くときには、押え板21を指先で押すと、作動片26が案内14の傾斜面15に沿って上昇し、蓋体Bの係止片33の係止面34に係合し、係止片33を押し上げ、フック35がフック13を乗り越えるようにして係合を外し、蓋体Bを開く。
その際、可撓板25が屈曲するとともに、操作部材20の押え片31の先端が係止壁面11に衝接し、上板24に押圧力が付与され、側板22に対して上板24の根元部を中心とするモーメントを作用させて側板22が湾曲される。
【0018】
押え板21から指先をはなすと、可撓板25の屈曲が復元されることによって、その復元力によって作動片26を傾斜面15に押しつけ、作動片26を後退させるように作用し、さらに、側板22の湾曲が復元され、操作部材20の押え板21を係止壁面11より遠ざけるよう作用することによって、押え板21が外方に押し出され、元の後退位置に戻されて蓋体Bの開状態が維持される。
次いで、蓋体Bを閉じると、フック13がフック35を乗り越えて押し込まれ、閉蓋状態が維持されることになる。
【0019】
前記実施形態では、操作部材と係止壁面との間に、押え板に連設した側板と先端に押え片を連設した上板を、弾撥部材として介在させるようにしたが、弾撥部材の別実施例として、図6に示すような弾性板を採用することができる。
【0020】
図において、40はケース本体に装着された操作部材、41は押え板、42は底板である。
押え板41の裏面には、先端に作動片43を取着した可撓板44が連設され、押え板41の両側から先端が係止壁面11に係合する弾性板45が連設されている。
弾性板45は、押え板41に接続するほぼL字状に屈曲する屈曲部45aと、屈曲部45aの先端から延び係止壁面11に係合する係合部45bとから構成されている。
【0021】
押え板41の押圧操作時には、弾性板45が変形し、前記実施形態の側板22と押え片31を設けた上板24を用いた弾撥部材と同様の作用効果を得ることができる。
また、弾性板45の形状は、湾曲した円弧板であってもよく、屈曲部と係合部を具えたものに限定されない。
【0022】
上記実施形態では、コンパクトを角形のコンパクトとしているが、コンパクトの形状については角形に限定されず、円形、楕円形のコンパクト、或いは化粧料収納部とパフ収納部とを並べて配置したコンパクトであってもよいことはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
押え板と係止壁面との間に、弾撥部材を配設したので、押え板の押圧時に弾撥力が生じ、押え板の押圧を解いたときには操作部材が後退位置にスムーズに戻されるようになった。
また、従来のようなばね機構を設ける必要がないので、ケース本体にばね機構の収納部を設ける必要がなく、コンパクトの構造が簡単になり、操作部材の組込みも簡単に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コンパクトの斜視図である。
【図2】コンパクトの一部断面正面図である。
【図3】ケース本体の係止部材を説明する図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面右側面図である。
【図4】操作部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面正面図、(c)は断面右側面図である。
【図5】係止機構の作用を説明する図で、(a)は閉蓋時、(b)は開蓋時の係止機構の状態図、(c)は係止機構の上面図である。
【図6】弾撥部材の別実施例の説明図である。
【符号の説明】
A ケース本体
B 蓋体
C 係止機構
1 底板
2 周壁
3、4 切欠部
10 切欠端面
11 係止壁面
12 底面
13、35 フック
14 案内
15 傾斜面
17 案内孔
18 案内溝
20、40 操作部材
21、41 押え板
22 側板
23、42 底板
24 上板
25、44 可撓板
26、43 作動片
29 案内板部
30 突起
31 押え片
33 係止片
34 係止面
45 弾性板

Claims (3)

  1. ケース本体と、該ケース本体に開閉自在に取着され所定個所に係止片を設けた蓋体と、ケース本体に装着された蓋係止機構とを備えたコンパクトであって、
    蓋係止機構が、ケース本体に配設されたフックと傾斜面を有する案内と、該案内の下面を係合面とした案内孔とを具えた係止壁面と、ケース本体の切欠部に摺動自在に装着された押え板と、押え板下端から連設された底板とを具えた操作部材と、蓋体に垂設され、端縁にケース本体に配設されたフックに係合するフックを設けた係止片とからなり、
    前記押え板裏面に、先端に蓋体の係止片に設けたフックを押し上げてケース本体に配設されたフックを乗り越えさせる作動片を取着した可撓板を連設し、
    押え板の両側に側板を具え、該二つの側板が、押え板と係止壁面との間に位置し、係止壁面に係合する弾撥部材の一部を構成することを特徴とするコンパクトの蓋係止機構。
  2. 弾撥部材が、側板と、側板の上端に連設されケース本体の切欠部の切欠端面に対して内方に延びる上板と、該上板の先端から係止壁面に直角方向に延び係止壁面に係合する押え片によって構成されていることを特徴とする請求項1記載のコンパクトの蓋係止機構。
  3. 弾撥部材が、押え板の両側に連設され、該両側から直角に延びる板状体を有するL字径の板状の屈曲部と、該屈曲部の先端から係止壁面の方向に延び、係止壁面に係合する板状の係合部とから構成される弾性板であることを特徴とする請求項1記載のコンパクトの蓋係止機構。
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