JPH07227313A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

Info

Publication number
JPH07227313A
JPH07227313A JP2116094A JP2116094A JPH07227313A JP H07227313 A JPH07227313 A JP H07227313A JP 2116094 A JP2116094 A JP 2116094A JP 2116094 A JP2116094 A JP 2116094A JP H07227313 A JPH07227313 A JP H07227313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
piece
lid
container
inner plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2116094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3513622B2 (ja
Inventor
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
Priority to JP02116094A priority Critical patent/JP3513622B2/ja
Publication of JPH07227313A publication Critical patent/JPH07227313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513622B2 publication Critical patent/JP3513622B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体と蓋体との係合を解除する構造に関
して、部品点数を少なくし、かつ低コストで組付工程を
容易にしてなる化粧料容器を提供する。 【構成】 蓋体10の前端縁に爪片13を垂設し、爪片
13に第1の係合突起14を設ける。容器本体20内に
中皿30を前後方向に移動自在に装着する。容器本体2
0の前方に立壁26を垂設し、その上端部に第2の係合
突起27を一体的に設ける。中皿30の前端部に開口部
36を形成し、その前壁37内面に突片42を一体的に
形成し、蓋体10の閉止位置では突片42の先端部が爪
片13の外面に近接し、かつ互いに近接する突片42の
先端部と爪片13の外面のいずれか一方の面を傾斜面と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料容器に関するも
ので、より具体的には容器本体と蓋体とをそれぞれの後
端縁部で開閉自在に連結し、容器本体内に化粧料を収納
する中皿を装着してなる化粧料容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の化粧料容器においては、
蓋体の前端縁部に爪片を垂設し、爪片の内面に第1の係
合突起を設けている。一方、容器本体内には中皿を装着
し、また容器本体の前端縁部に凹所を形成し、この凹所
の奥面に爪片の第1の係合突起と係合可能な第2の係合
突起を設けている。さらに、容器本体の凹所内には、プ
ッシュピースを前後動自在に装着し、このプッシュピー
スを後方へ押圧することにより、蓋体の第1の係合突起
と容器本体の第2の係合突起の係合を解除するようにな
っているものが従来一般的な構造である。
【0003】また、蓋体の閉止位置にてプッシュピース
に蓋体の爪片が挿入可能な窓孔を形成し、この窓孔の下
方部にヒンジ部を介して弾性変形可能な押し上げ片を一
体的に形成し、プッシュピースを後方へ押圧することに
より、蓋体の第1の係合突起と容器本体の第2の係合突
起の係合を解除するとともに押し上げ片が弾性変形し、
その反発力によって蓋体の爪片を押し上げるようになっ
ているものが従来公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の容器においては、第1の係合突起と第2の係合突
起の係合を解除するために、プッシュピースなどの部品
が別に必要であり、構造が複雑であるとともに、部品点
数が多く、組付工程も複雑で、コストも高くなるといっ
た問題点があった。
【0005】本発明は係る従来の問題に鑑みてなされた
もので、その目的は、容器本体と蓋体との係合を解除す
るための構造の部品点数を少なくし、かつ低コストで組
付工程を容易にしてなる化粧料容器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に係る化粧料容器では、容器本体と蓋体と
をそれらの後端縁部で開閉自在に連結し、該容器本体内
に化粧料を収納する中皿を装着してなる化粧料容器にお
いて、上記蓋体の前端部に爪片を垂設すると共に該爪片
に第1の係合突起を設け、上記容器本体内に上記中皿を
前後方向に移動自在に装着し、上記中皿の前端部には上
記蓋体の閉止時に上記爪片が挿通可能な開口部を形成す
ると共に該開口部の下方に位置する容器本体に第2の係
合突起を一体的に設け、上記中皿の前端縁部に押圧部を
一体的に形成して該押圧部を該容器本体の前面より露出
させると共に該中皿の上記開口部内に突片を一体的に形
成し、上記蓋体の閉止位置では上記爪片の上記第1の係
合突起と上記容器本体の上記第2の係合突起が係合する
と共に上記突片が該爪片に近接してなり、かつ互いに近
接するこれら突片と爪片のいずれか一方を傾斜面として
なることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る化粧料容器では、容
器本体と蓋体とをそれらの後端縁部で開閉自在に連結
し、該容器本体内に化粧料を収納する中皿を装着してな
る化粧料容器において、上記蓋体の前端部に爪片を垂設
すると共に該爪片に第1の係合突起を設け、上記容器本
体内に上記中皿を前後方向に移動自在に装着し、上記中
皿の前端部には上記蓋体の閉止時に上記爪片が挿通可能
な開口部を形成すると共に該開口部の下方に位置する容
器本体に第2の係合突起を一体的に設け、上記中皿の前
端縁部に押圧部を一体的に形成して該押圧部を該容器本
体の前面より露出させると共に該中皿の上記開口部内に
ヒンジ部を介して後方へ延長する押し上げ片を一体的に
形成し、かつ該容器本体には突き当て部を形成し、上記
蓋体の閉止位置では上記爪片の上記第1の係合突起と上
記容器本体の上記第2の係合突起が係合すると共に上記
押し上げ片をこれら爪片および突き当て部に近接するよ
うにしてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成を有する請求項1または2に係る化粧
料容器によれば、プッシュピースとして機能する押圧部
を中皿と一体化し、また第2の係合突起を容器本体に一
体的に形成することにより、部品点数を削減することが
でき、組付工程も簡単でコストも削減することができ
る。
【0009】また請求項1の化粧料容器では、互いに近
接する突片と爪片のいずれか一方に形成された傾斜面に
より、中皿を後方に押圧した際に傾斜面を介して爪片に
上方向の力が働き、第1の係合突起と第2の係合突起の
係合をスムーズに解除することができる。
【0010】さらに請求項2の化粧料容器では、中皿を
後方に押圧した際に、中皿の開口部内に形成された押し
上げ片が容器本体の突き当て部に当接しつつ摺動してヒ
ンジ部を撓ませ、これにより押し上げ片が爪片を押し上
げ、容器本体の第2の係合突起と爪片の第1の係合突起
との係合をスムーズに解除することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図4は、本発明の第1実施
例に係る化粧料容器を示す。本実施例は基本的には、容
器本体20と蓋体10とをそれらの後端縁部で開閉自在
に連結し、容器本体20内に化粧料を収納する中皿30
を装着してなる化粧料容器において、蓋体10の前端部
に爪片13を垂設すると共に爪片13に第1の係合突起
14を設け、容器本体20内に中皿30を前後方向に移
動自在に装着し、中皿30の前端部には蓋体10の閉止
時に爪片13が挿通可能な開口部36を形成すると共に
開口部36の下方に位置する容器本体20に第2の係合
突起27を一体的に設け、中皿30の前端縁部に押圧部
41を一体的に形成して押圧部41を容器本体20の前
面より露出させると共に中皿30の開口部36内に突片
42を一体的に形成し、蓋体10の閉止位置では爪片1
3の第1の係合突起14と容器本体20の第2の係合突
起27が係合すると共に突片42が爪片13に近接して
なり、かつ互いに近接するこれら突片42と爪片13の
いずれか一方を傾斜面として構成される。具体的には、
本実施例の化粧料容器は、図1に示されるように蓋体1
0,容器本体20および中皿30より構成されている。
【0012】蓋体10は、容器本体20とそれぞれの後
端部でピン11によって開閉自在に枢着されている。蓋
体10の内面には鏡12が接着され、前端縁部には爪片
13が垂下形成されている。また、爪片13の下端内面
には、第1の係合突起14が一体的に形成されている。
【0013】容器本体20は、上面に中皿30を収納す
る凹部21が形成されている。この凹部21を画成する
両側壁22,22の内面には、前後方向に延長する一対
の凹溝23,23が形成されている。また、容器本体2
0の前壁24の中央部には、矩形の貫通孔25が形成さ
れている。さらに、容器本体20の前壁24の貫通孔2
5の後方部には立壁26が垂設され、この立壁26の上
端部外面には、前記第1の係合突起14と対応して第2
の係合突起27が一体的に突出形成されている。
【0014】中皿30は、容器本体20の凹部21内に
収納可能な幅で、前後方向の長さは凹部21より短く形
成され、上面に化粧料を収納する凹所31が形成されて
いる。この凹所31を画成する両側壁32,32の外面
には、前後方向に延長する一対の突条33,33が形成
されている。この突条33は、容器本体20の凹溝23
より短く形成されている。
【0015】また、凹所31の上端は水平な鍔部34と
一体的に接続されている。鍔部34の前方鍔部35の中
央部には、開口部36が下方に向かって形成されてい
る。開口部36は、蓋体10の閉止状態において爪片1
3が挿入可能な形状で、前壁37,後壁38,両側壁3
9,39により画成されている。後壁38の上端部内面
は、内方に向かって庇状に突出し、その中央部下方には
嵌合凹部40が形成されている。また、前壁37外面の
下端中央部は、前方鍔部35の前端より突出して延長形
成され、ここに押圧部41が一体的に形成されている。
さらに、前壁37内面には上方部から斜め下方に向かっ
て突片42が形成されており、この突片42の上面は傾
斜面43となっている。なお、押圧部41が形成された
前壁37および両側壁39の下端面と容器本体10の貫
通孔25の内底面とは同一レベルに位置している。
【0016】上記のような構成の中皿30を容器本体2
0に組み付けた後、容器本体20と枢着された蓋体10
を閉じると、図2および図3に示されるように、蓋体1
0の爪片13は中皿30の前方鍔部35に設けた開口部
36内に挿入し、その下端部が前壁37内面の突片42
の傾斜面43に圧接しつつ第1の係合突起14と第2の
係合突起27が係合し、これにより、中皿30は前方に
移動して開口部36の前壁37は容器本体20の前壁2
4内面に当接し、容器本体20の立壁26は中皿30の
嵌合凹部40と嵌合し、かつ中皿30の突条33は容器
本体20の凹溝23の前方に位置した状態で、容器本体
20と蓋体10は閉止位置を占める。そして、押圧部4
1は容器本体20の前壁24の貫通孔25より前方へ露
出している。
【0017】この閉止位置から図4に示すように、中皿
30の押圧部41を後方へ押圧すると、中皿30は、容
器本体20の凹溝23に案内されて後方へ移動し、爪片
13の下端部が傾斜面43を摺接しつつ後方へ移動す
る。これにより、傾斜面43の垂直分力が爪片13に作
用して、第1の係合突起14と第2の係合突起27の係
合を解除し、蓋体10が開放される。
【0018】図5は、本発明の第2実施例に係る化粧料
容器を示す。この実施例では、蓋体10aの前端縁部の
爪片13aの外面に傾斜面15が形成されている。ま
た、容器本体20aの前壁24aの中央部には、切欠凹
所28が形成されている。さらに、中皿30aの前方鍔
部35aの前端部は段部44を介して下方へ延長し、こ
こに押圧部41aが一体的に形成されている。この押圧
部41aは、蓋体の閉止位置では図5に示すように、そ
の外面が容器本体20aの前壁24aおよび蓋体10a
の前端面より若干露出した状態になっている。さらにま
た、開口部36aの前壁37aの下端部は内方に向かっ
て延長する突片42aとなっている。
【0019】上記のような構成の中皿30aを容器本体
20aに組み付けた後、容器本体20aと枢着された蓋
体10aを閉じると、蓋体10aの爪片13aは中皿3
0aの前方鍔部35aに設けた開口部36a内に挿入
し、その傾斜面15が開口部36aの前壁37aの突片
42aに圧接しつつ第1の係合突起14aと第2の係合
突起27aが係合し、これにより、中皿30aは前方に
移動して容器本体20aの立壁26aは中皿30aの嵌
合凹部40aと嵌合し、かつ中皿30aの突条33aは
容器本体20aの凹溝23aの前方に位置した状態で、
容器本体20aと蓋体10aは閉止位置を占める。そし
て、押圧部41aは容器本体20aの前壁24aより若
干前方へ露出している。
【0020】そして、この閉止位置から、中皿30aの
押圧部41aを後方へ押圧すると、中皿30aは、容器
本体20aの凹溝23aに案内されて後方へ移動し、突
片42aの先端部が傾斜面15を摺接しつつ後方へ移動
しする。これにより、傾斜面15の垂直分力が突片42
aに作用して、第1の係合突起14aと第2の係合突起
27aの係合を解除し、蓋体10aが開放される。その
他の構成並びに作用は上記第1実施例の場合と同様であ
る。
【0021】図6ないし図9は、本発明の第3実施例に
係る化粧料容器を示す。本実施例は基本的には、容器本
体20bと蓋体10bとをそれらの後端縁部で開閉自在
に連結し、容器本体20b内に化粧料を収納する中皿3
0bを装着してなる化粧料容器において、蓋体10bの
前端部に爪片13bを垂設すると共に爪片13bに第1
の係合突起14bを設け、容器本体20b内に中皿30
bを前後方向に移動自在に装着し、中皿30bの前端部
には蓋体10bの閉止時に爪片13bが挿通可能な開口
部36bを形成すると共に開口部36bの下方に位置す
る容器本体20bに第2の係合突起27bを一体的に設
け、中皿30bの前端縁部に押圧部41bを一体的に形
成して押圧部41bを容器本体20bの前面より露出さ
せると共に中皿30bの開口部36b内にヒンジ部46
を介して後方へ延長する押し上げ片47を一体的に形成
し、かつ容器本体20bには突き当て部として立壁29
を形成し、蓋体10bの閉止位置では爪片13bの第1
の係合突起14bと容器本体20bの第2の係合突起2
7bが係合すると共に押し上げ片47をこれら爪片13
bおよび立壁29に近接するようにして構成されてい
る。この実施例では、容器本体20bの前壁24bの貫
通孔25bの後方部に立壁26bが垂設され、この立壁
26bの上端部外面には、第2の係合突起27bが一体
的に突出形成されている。さらに、貫通孔25bと立壁
26bの間に立壁29が垂設されている。この立壁29
は、立壁26bより低く、かつ貫通孔25bの内底面よ
り若干高く形成され、中皿30bを後方に押圧した時に
後述する押し上げ片47を上方に向けて揺動させる突き
当て部となっている。
【0022】また、中皿30bの開口部36bの前壁3
7b内面下方からは、肉薄のヒンジ部46を介して上下
方向に揺動可能な押し上げ片47が後方に向かって延長
形成されている。この押し上げ片47の上端面には、後
方下方に向かって傾斜する上側傾斜面48が形成され、
下端面には後方上方に向かって傾斜する下側傾斜面49
が形成されている。なお、押圧部41bが形成された前
壁37bおよび両側壁39bの下端面と容器本体10b
の貫通孔25bの内底面とは同一レベルに位置してい
る。
【0023】上記のような構成の中皿30bを容器本体
20bに組み付け、蓋体10bを閉止した状態では、図
7および図8に示されるように、爪片13bの第1の係
合突起14bと容器本体20bの第2の係合突起27b
が係合するとともに、押し上げ片47は、その上側傾斜
面48と爪片13bの下端部が近接し、かつ下側傾斜面
49と立壁29の上端部が近接した状態で、ヒンジ部4
6はほぼ水平の状態になっている。また、押圧部41b
は容器本体20bの前壁24bの貫通孔25bより前方
へ露出している。
【0024】この閉止位置から図9に示すように、中皿
30bの押圧部41bを後方へ押圧すると、中皿30b
は、容器本体20bの凹溝23bに案内されて、後方へ
移動し、容器本体20bの立壁29の上端部に当接した
押し上げ片47の下側傾斜面49が摺動し、ヒンジ部4
6を中心として前方上方へ向けて傾動し、これにより押
し上げ片47の上側傾斜面48が上にせり上がって爪片
13bの下端面を押し上げる。そして、これにより第1
の係合突起14bと第2の係合突起27bとの係合が解
除され、蓋体10bが開放される。その他の構成並びに
作用は上記第1実施例の場合と同様である。
【0025】このように本実施例では、押し上げ片47
にヒンジ部46および上下2か所の傾斜面48,49が
形成されているので、傾斜面48,49の斜度を急にと
る必要もなく、押し上げ片47のストロークも短くてす
み、かつ、蓋体10bの開放操作をスムーズに行うこと
ができる。したがって、押し上げ片47が上方に振られ
る角度も半分になるため押し上げ片47の耐久性の問題
も解消し、容器本体20bも大きくならなくてすむ。
【0026】図10および図11は、本発明の第4実施
例に係る化粧料容器を示す。この実施例では、図10に
示されるように、容器本体20cの前壁24cの中央部
には、切欠凹所28cが形成されている。さらに、中皿
30cの前方鍔部35cの前端部は段部38cを介して
下方へ延長し、ここに押圧部41cが一体的に形成され
ている。この押圧部41cは、蓋体10cの閉止位置で
は図11に示すように、その外面が容器本体20cの前
壁24cおよび蓋体10cの前端面より若干露出した状
態になっている。さらにまた、中皿30cの開口部36
cの前壁37c内面下方からは、肉薄のヒンジ部46c
を介して上下方向に揺動可能な押し上げ片47cが後方
に向かって延長形成されている。この押し上げ片47c
の上端面には、後方下方に向かって傾斜する上側傾斜面
48cが形成され、下端面には後方上方に向かって傾斜
する下側傾斜面49cが形成されている。その他の構成
並びに作用は上記第3実施例の場合と同様である。
【0027】図12は、本発明の第5実施例に係る化粧
料容器を示す。この実施例では、容器本体20dの前壁
24dの中央部には、切欠凹所28dが形成されてい
る。また、容器本体20dの前壁24dの切欠凹所28
dの後方部には立壁26dが垂設され、この立壁26d
の上端部外面には第2の係合突起27dが一体的に突出
形成されている。
【0028】一方、中皿30dの前方鍔部35dの前端
部は段部38dを介して下方へ延長し、ここに押圧部4
1dが一体的に形成されている。この押圧部41dは、
蓋体10dの閉止位置では、その外面が容器本体20d
の前壁24dおよび蓋体10dの前端面より若干露出し
た状態になっている。また、中皿30dの開口部36d
の前壁37d内面下方からは、ヒンジ部46dを介して
押し上げ片47dが後部上方に向かって一体的に形成さ
れている。この押し上げ片47dの上面50は、平坦面
となっており、またその後端は鋭角的な角部になってい
る。さらに、本実施例においては、立壁26dの前端面
51が中皿30dを後方に押圧した時に押し上げ片47
dを上方に向けて揺動させる突き当て部となっている。
【0029】上記のような構成の中皿30dを容器本体
20dに組み付け、蓋体10dを閉止した状態では、爪
片13dの第1の係合突起14dと中皿30dの第2の
係合突起27dが係合するとともに、押し上げ片47d
の後端は、立壁26dの前端面51に鋭角的に近接し、
かつ上面50は爪片13dの下端面と近接している。
【0030】このような閉止位置から、中皿30dの押
圧部41dを後方へ押圧すると、中皿30dの押し上げ
片47dは容器本体20dの立壁26dの前端面51上
を摺動しながら上昇して、ヒンジ部46dを中心として
上方かつ前方へ向けて傾動する。この時、押し上げ片4
7dの上面50は蓋体10dの爪片13dの下端面に圧
接してこれを上方からやや前方へ押圧するため、第1の
係合突起14dと第2の係合突起27dとの係合が解除
され、蓋体10dが開放される。その他の構成並びに作
用は上記第4実施例の場合と同様である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1または2に係る
化粧料容器では、プッシュピースとして機能する押圧部
を中皿と一体化し、また第2の係合突起を容器本体に一
体的に形成することにより、部品点数を削減することが
でき、組付工程も簡単でコストも削減することができ
る。
【0032】また請求項1の化粧料容器では、互いに近
接する突片と爪片のいずれか一方に形成された傾斜面に
より、中皿を後方に押圧した際に傾斜面を介して爪片に
上方向の力が働き、第1の係合突起と第2の係合突起の
係合をスムーズに解除することができる。
【0033】さらに請求項2の化粧料容器では、中皿を
後方に押圧した際に、中皿の開口部内に形成された押し
上げ片が容器本体の突き当て部に当接しつつ摺動してヒ
ンジ部を撓ませ、これにより押し上げ片が爪片を押し上
げ、容器本体の第2の係合突起と爪片の第1の係合突起
との係合をスムーズに解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る化粧料容器の要部分
解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る化粧料容器の上面図
である。
【図3】本発明の第1実施例に係る化粧料容器の断面図
である。
【図4】本発明の第1実施例に係る化粧料容器の要部断
面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る化粧料容器の要部断
面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る化粧料容器の要部分
解斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る化粧料容器の上面図
である。
【図8】本発明の第3実施例に係る化粧料容器の断面図
である。
【図9】本発明の第3実施例に係る化粧料容器の要部断
面図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る化粧料容器の要部
分解斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例に係る化粧料容器の要部
断面図である。
【図12】本発明の第5実施例に係る化粧料容器の要部
断面図である。
【符号の説明】
10,10a〜10d 蓋体 13,13a〜13d 爪片 14,14a〜14d 第1の係合突起 15 傾斜面 20,20a〜20d 容器本体 21 凹部 24,24a〜24d 前壁 26,26a〜26d 立壁 27,27a〜27d 第2の係合突起 29 立壁 30,30a〜30d 中皿 31 凹所 35,35a〜35d 前方鍔部 36,36a〜36d 開口部 37,37a〜37d 前壁 38 後壁 41,41a〜41d 押圧部 42,42a 突片 43 傾斜面 46,46c,46d ヒンジ部 47,47c,47d 押し上げ片 48,48c 上側傾斜面 49,49c 下側傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋体とをそれらの後端縁部で
    開閉自在に連結し、該容器本体内に化粧料を収納する中
    皿を装着してなる化粧料容器において、上記蓋体の前端
    部に爪片を垂設すると共に該爪片に第1の係合突起を設
    け、上記容器本体内に上記中皿を前後方向に移動自在に
    装着し、上記中皿の前端部には上記蓋体の閉止時に上記
    爪片が挿通可能な開口部を形成すると共に該開口部の下
    方に位置する容器本体に第2の係合突起を一体的に設
    け、上記中皿の前端縁部に押圧部を一体的に形成して該
    押圧部を該容器本体の前面より露出させると共に該中皿
    の上記開口部内に突片を一体的に形成し、上記蓋体の閉
    止位置では上記爪片の上記第1の係合突起と上記容器本
    体の上記第2の係合突起が係合すると共に上記突片が該
    爪片に近接してなり、かつ互いに近接するこれら突片と
    爪片のいずれか一方を傾斜面としてなることを特徴とす
    る化粧料容器。
  2. 【請求項2】 容器本体と蓋体とをそれらの後端縁部で
    開閉自在に連結し、該容器本体内に化粧料を収納する中
    皿を装着してなる化粧料容器において、上記蓋体の前端
    部に爪片を垂設すると共に該爪片に第1の係合突起を設
    け、上記容器本体内に上記中皿を前後方向に移動自在に
    装着し、上記中皿の前端部には上記蓋体の閉止時に上記
    爪片が挿通可能な開口部を形成すると共に該開口部の下
    方に位置する容器本体に第2の係合突起を一体的に設
    け、上記中皿の前端縁部に押圧部を一体的に形成して該
    押圧部を該容器本体の前面より露出させると共に該中皿
    の上記開口部内にヒンジ部を介して後方へ延長する押し
    上げ片を一体的に形成し、かつ該容器本体には突き当て
    部を形成し、上記蓋体の閉止位置では上記爪片の上記第
    1の係合突起と上記容器本体の上記第2の係合突起が係
    合すると共に上記押し上げ片をこれら爪片および突き当
    て部に近接するようにしてなることを特徴とする化粧料
    容器。
JP02116094A 1994-02-18 1994-02-18 化粧料容器 Expired - Fee Related JP3513622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02116094A JP3513622B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 化粧料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02116094A JP3513622B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 化粧料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07227313A true JPH07227313A (ja) 1995-08-29
JP3513622B2 JP3513622B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=12047170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02116094A Expired - Fee Related JP3513622B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 化粧料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3513622B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048400A1 (fr) * 1998-03-20 1999-09-30 Yoshida Industry Co., Ltd. Recipient pour produits cosmetiques
FR2789857A1 (fr) * 1999-02-23 2000-08-25 Yoshida Industry Co Boite etanche a cosmetiques
JP2008054839A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd コンパクト容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048400A1 (fr) * 1998-03-20 1999-09-30 Yoshida Industry Co., Ltd. Recipient pour produits cosmetiques
FR2789857A1 (fr) * 1999-02-23 2000-08-25 Yoshida Industry Co Boite etanche a cosmetiques
US6240930B1 (en) 1999-02-23 2001-06-05 Yoshida Industries Co., Ltd. Sealed cosmetic case
JP2008054839A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd コンパクト容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3513622B2 (ja) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5260199B2 (ja) コンパクト容器
JPH07227313A (ja) 化粧料容器
JP2600683Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0910031A (ja) 化粧用コンパクト容器
JP3766204B2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JPH043972Y2 (ja)
JPH034168Y2 (ja)
JPH0228810Y2 (ja)
JPH0440566Y2 (ja)
JPH0647366Y2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JP2581625Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0228813Y2 (ja)
JPH034165Y2 (ja)
JPH0513291Y2 (ja)
JPH0610885Y2 (ja) コンパクト容器
JP2604424Y2 (ja) コンパクト容器
JPH09108035A (ja) コンパクト
JPH07227312A (ja) 化粧料容器
JPH0128028Y2 (ja)
JPH034164Y2 (ja)
JP2598795Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0433773Y2 (ja)
JPH10108723A (ja) 化粧料容器
JPH0515843Y2 (ja)
JP3549564B2 (ja) コンパクト容器

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080123

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees