JP2559707Y2 - コンパクト容器 - Google Patents
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンパクト容器に関す
るもので、より具体的には容器本体、中蓋及び蓋体のそ
れぞれの後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成
するとともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するよ
うにしたコンパクト容器に関するものである。
るもので、より具体的には容器本体、中蓋及び蓋体のそ
れぞれの後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成
するとともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するよ
うにしたコンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクト容器は、化粧料を収納
する容器本体と、これを開閉自在に閉じる蓋体とが蝶番
部を介して結合されて構成されている。
する容器本体と、これを開閉自在に閉じる蓋体とが蝶番
部を介して結合されて構成されている。
【0003】ところで、コンパクト容器の蝶番部に対し
ては、従来から各種工夫が凝らされ、単なる蝶番機能の
みならず、付勢力を持って蓋体を自動的に回動させるこ
とができるなど、その開閉操作が便利なものとされてい
る。
ては、従来から各種工夫が凝らされ、単なる蝶番機能の
みならず、付勢力を持って蓋体を自動的に回動させるこ
とができるなど、その開閉操作が便利なものとされてい
る。
【0004】例えば、実開昭59−13206号公報に
は、蓋体を閉じる際に浮上手段を介して蓋体後端部を若
干持ち上げることにより蝶番ピンを変形させ、蓋体に開
方向への付勢力を与えるように構成されたものが開示さ
れている。従って、このコンパクト容器では、蓋体の閉
止状態でフックを解除すると、蝶番ピンの変形によって
生じる付勢力で、蓋体が自動的に開くことになる。
は、蓋体を閉じる際に浮上手段を介して蓋体後端部を若
干持ち上げることにより蝶番ピンを変形させ、蓋体に開
方向への付勢力を与えるように構成されたものが開示さ
れている。従って、このコンパクト容器では、蓋体の閉
止状態でフックを解除すると、蝶番ピンの変形によって
生じる付勢力で、蓋体が自動的に開くことになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のコンパクト容器においては、蓋体後端部を持ち上
げることにより蝶番ピンを弾性変形させ、これにより蓋
体に開方向への付勢力を生じさせるようになっている。
このため蓋体が閉じた状態では、浮上手段により蓋体と
容器本体との間に上下方向の隙間が生じて、容器の密閉
性が損なわれてしまうおそれがあるとともに、蓋体に反
りを与えるような無理な力が作用するという問題があっ
た。また、蓋体と容器本体との間に上下方向に相当の厚
みで介設される浮上手段のために、コンパクト容器の厚
みが厚くなってしまうという問題もあった。
従来のコンパクト容器においては、蓋体後端部を持ち上
げることにより蝶番ピンを弾性変形させ、これにより蓋
体に開方向への付勢力を生じさせるようになっている。
このため蓋体が閉じた状態では、浮上手段により蓋体と
容器本体との間に上下方向の隙間が生じて、容器の密閉
性が損なわれてしまうおそれがあるとともに、蓋体に反
りを与えるような無理な力が作用するという問題があっ
た。また、蓋体と容器本体との間に上下方向に相当の厚
みで介設される浮上手段のために、コンパクト容器の厚
みが厚くなってしまうという問題もあった。
【0006】本考案はかかる従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、蝶番部において中蓋または蓋体
を後方に押圧することで蝶番ピンに蓋体の開方向の付勢
力を蓄積させる構造とすることにより、蓋体の閉止状態
を開放したときに中蓋及び蓋体、または蓋体が自動的に
所定量開き、かつ容器の密閉性を保持しつつ中蓋または
蓋体に無理な力が作用するのを防止でき、また、厚さも
厚くならない中蓋を有するコンパクト容器を提供するこ
とにある。
たもので、その目的は、蝶番部において中蓋または蓋体
を後方に押圧することで蝶番ピンに蓋体の開方向の付勢
力を蓄積させる構造とすることにより、蓋体の閉止状態
を開放したときに中蓋及び蓋体、または蓋体が自動的に
所定量開き、かつ容器の密閉性を保持しつつ中蓋または
蓋体に無理な力が作用するのを防止でき、また、厚さも
厚くならない中蓋を有するコンパクト容器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本考案によれば、容器本体、中蓋及び蓋体のそれぞ
れの後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成する
とともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するように
したコンパクト容器において、蓋体の閉止時に蝶番ピン
を弾性変形させ中蓋の開方向に付勢すべく、中蓋を容器
本体に対して後方に押圧する突起を容器本体と中蓋の間
に設けたことを特徴とする。
めに本考案によれば、容器本体、中蓋及び蓋体のそれぞ
れの後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成する
とともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するように
したコンパクト容器において、蓋体の閉止時に蝶番ピン
を弾性変形させ中蓋の開方向に付勢すべく、中蓋を容器
本体に対して後方に押圧する突起を容器本体と中蓋の間
に設けたことを特徴とする。
【0008】また、容器本体、中蓋及び蓋体のそれぞれ
の後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成すると
ともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するようにし
たコンパクト容器において、蓋体の閉止時に蝶番ピンを
弾性変形させ蓋体の開方向に付勢すべく、蓋体を中蓋に
対して後方に押圧する突起を蓋体と中蓋の間に設けたこ
とを特徴とする。
の後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成すると
ともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するようにし
たコンパクト容器において、蓋体の閉止時に蝶番ピンを
弾性変形させ蓋体の開方向に付勢すべく、蓋体を中蓋に
対して後方に押圧する突起を蓋体と中蓋の間に設けたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成により本考案のコンパクト容器にあ
っては、蓋体の閉止時に、突起により中蓋が後方へ押圧
され、蝶番ピンが弾性変形して付勢力が蓄積され、これ
により中蓋及び蓋体に開方向への付勢力を与えることが
できる。従って、蓋体の閉止状態でフックを解除するこ
とにより、中蓋及び蓋体は蝶番ピンの付勢力で自動的に
所定量だけ開く。
っては、蓋体の閉止時に、突起により中蓋が後方へ押圧
され、蝶番ピンが弾性変形して付勢力が蓄積され、これ
により中蓋及び蓋体に開方向への付勢力を与えることが
できる。従って、蓋体の閉止状態でフックを解除するこ
とにより、中蓋及び蓋体は蝶番ピンの付勢力で自動的に
所定量だけ開く。
【0010】また、蓋体の閉止時に、突起により蓋体が
後方へ押圧され、蝶番ピンが弾性変形して付勢力が蓄積
され、これにより蓋体に開方向への付勢力を与えること
ができる。従って、蓋体の閉止状態でフックを解除する
ことにより、蓋体は蝶番ピンの付勢力で自動的に所定量
だけ開く。
後方へ押圧され、蝶番ピンが弾性変形して付勢力が蓄積
され、これにより蓋体に開方向への付勢力を与えること
ができる。従って、蓋体の閉止状態でフックを解除する
ことにより、蓋体は蝶番ピンの付勢力で自動的に所定量
だけ開く。
【0011】ところで、蝶番ピンに付勢力を蓄積させる
にあたり、蝶番部において中蓋または蓋体を後方へ押圧
することによって行うため、蓋体と中蓋、中蓋と容器本
体との間に上下方向の隙間が生ずるのを防止できるとと
もに、この蓋体、中蓋に反りを与えるような無理な力が
作用することも防止できる。
にあたり、蝶番部において中蓋または蓋体を後方へ押圧
することによって行うため、蓋体と中蓋、中蓋と容器本
体との間に上下方向の隙間が生ずるのを防止できるとと
もに、この蓋体、中蓋に反りを与えるような無理な力が
作用することも防止できる。
【0012】また、容器本体と中蓋、または中蓋と蓋体
との間に前後方向に突出する突起としたことにより、そ
の構造を著しく簡単化することができるとともに、コン
パクト容器の厚みを薄くすることができる。
との間に前後方向に突出する突起としたことにより、そ
の構造を著しく簡単化することができるとともに、コン
パクト容器の厚みを薄くすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図4は、本考案の第1実施
例に係るコンパクト容器を示す。本実施例のコンパクト
容器は、図1に示したように、容器本体10、蓋体20
及び中蓋30とを備え、これら容器本体10、蓋体2
0、中蓋30は、その外周を一致させた矩形状として形
成してある。
詳細に説明する。図1ないし図4は、本考案の第1実施
例に係るコンパクト容器を示す。本実施例のコンパクト
容器は、図1に示したように、容器本体10、蓋体20
及び中蓋30とを備え、これら容器本体10、蓋体2
0、中蓋30は、その外周を一致させた矩形状として形
成してある。
【0014】容器本体10は、図1に示されるように上
面に化粧料等を収納するための凹部11が形成され、そ
の前端中央部には凹所12が形成され、後述する蓋体2
0のこの爪片22が挿入可能になっている。また、この
容器本体10の後端部には、切欠凹所13が形成され、
この切欠凹所13の両側面には、第1蝶番片14,14
が一体的に突出形成され、その両側部には蝶番ピン挿通
孔15,15が貫通している。さらに、この切欠凹所1
3の後端部両端側には、突起16,16が突出形成され
ている。
面に化粧料等を収納するための凹部11が形成され、そ
の前端中央部には凹所12が形成され、後述する蓋体2
0のこの爪片22が挿入可能になっている。また、この
容器本体10の後端部には、切欠凹所13が形成され、
この切欠凹所13の両側面には、第1蝶番片14,14
が一体的に突出形成され、その両側部には蝶番ピン挿通
孔15,15が貫通している。さらに、この切欠凹所1
3の後端部両端側には、突起16,16が突出形成され
ている。
【0015】蓋体20の裏面中央部には凹部21が形成
され、ここに化粧具等を収納するようになっている。ま
た、蓋体20の前端部下側からは、爪片22が垂設さ
れ、この爪片22の後面端部には、第1の係合突片23
が一体的に形成されている。さらに、蓋体20の後端部
中央部から後方かつ下方に向かって第2蝶番片24が一
体的に設けられ、その両側部からは蝶番ピン挿通孔2
5,25が穿孔されている。
され、ここに化粧具等を収納するようになっている。ま
た、蓋体20の前端部下側からは、爪片22が垂設さ
れ、この爪片22の後面端部には、第1の係合突片23
が一体的に形成されている。さらに、蓋体20の後端部
中央部から後方かつ下方に向かって第2蝶番片24が一
体的に設けられ、その両側部からは蝶番ピン挿通孔2
5,25が穿孔されている。
【0016】中蓋30の裏面31の中央部には凹部32
が形成され、この凹部32に化粧鏡33が密接して嵌合
固定される。このとき、化粧鏡33の鏡面と中蓋30の
裏面31とは面一となっている。また、中蓋30の前端
面中央部には、蓋体20の爪片22が貫通可能な凹部3
4が形成されている。さらに、中蓋30の後端部には、
切欠凹所(図示せず)が形成され、この切欠凹所の中央
寄り両側面には、後方かつ下方に向かって第3蝶番片3
5,35が一体的に一対設けられ、その両側部には蝶番
ピン挿通孔36,36が貫通している。
が形成され、この凹部32に化粧鏡33が密接して嵌合
固定される。このとき、化粧鏡33の鏡面と中蓋30の
裏面31とは面一となっている。また、中蓋30の前端
面中央部には、蓋体20の爪片22が貫通可能な凹部3
4が形成されている。さらに、中蓋30の後端部には、
切欠凹所(図示せず)が形成され、この切欠凹所の中央
寄り両側面には、後方かつ下方に向かって第3蝶番片3
5,35が一体的に一対設けられ、その両側部には蝶番
ピン挿通孔36,36が貫通している。
【0017】なお、上記した容器本体10の第1蝶番片
14,14の間隔は、中蓋30の第3蝶番片35,35
が挿入可能な寸法に形成され、中蓋30の第3蝶番片3
5,35の間隔は、蓋体20の第2蝶番片24が挿入可
能な寸法に形成されている。そして、容器本体10の第
1蝶番片14と、中蓋30の第3蝶番片36と、蓋体の
第2蝶番片24を重合し、各蝶番ピン挿通孔15,3
6,25に、蝶番ピン51,51を挿通させることによ
り、容器本体10、蓋体20、中蓋30の後端部に蝶番
部50が構成されることになる。
14,14の間隔は、中蓋30の第3蝶番片35,35
が挿入可能な寸法に形成され、中蓋30の第3蝶番片3
5,35の間隔は、蓋体20の第2蝶番片24が挿入可
能な寸法に形成されている。そして、容器本体10の第
1蝶番片14と、中蓋30の第3蝶番片36と、蓋体の
第2蝶番片24を重合し、各蝶番ピン挿通孔15,3
6,25に、蝶番ピン51,51を挿通させることによ
り、容器本体10、蓋体20、中蓋30の後端部に蝶番
部50が構成されることになる。
【0018】これらの蝶番ピン挿通孔15,36,25
の位置は、図4に示したように蓋体20が開状態にある
ときに同一の中心線上となるように形成する。また、容
器本体10の蝶番ピン挿通孔15及び蓋体20の蝶番ピ
ン挿通孔25は、蝶番ピン51とほぼ同径に形成され、
中蓋30の蝶番ピン挿通孔36には、蝶番ピン51が挿
入される方向の両端部(図2中、上下方向)に蝶番ピン
挿通孔36を拡径した逃げ穴37,37が形成されてい
る。そして、この蝶番ピン挿通孔36の逃げ穴37内で
蝶番ピン51の弾性変形が許容される。なお、蝶番ピン
51は、弾性変形が可能な材質、例えば、炭素鋼、ばね
鋼などにより形成する。
の位置は、図4に示したように蓋体20が開状態にある
ときに同一の中心線上となるように形成する。また、容
器本体10の蝶番ピン挿通孔15及び蓋体20の蝶番ピ
ン挿通孔25は、蝶番ピン51とほぼ同径に形成され、
中蓋30の蝶番ピン挿通孔36には、蝶番ピン51が挿
入される方向の両端部(図2中、上下方向)に蝶番ピン
挿通孔36を拡径した逃げ穴37,37が形成されてい
る。そして、この蝶番ピン挿通孔36の逃げ穴37内で
蝶番ピン51の弾性変形が許容される。なお、蝶番ピン
51は、弾性変形が可能な材質、例えば、炭素鋼、ばね
鋼などにより形成する。
【0019】また、この容器本体10、蓋体20、中蓋
30の前端縁中央部には、フック40が以下に示すよう
に配置されている。
30の前端縁中央部には、フック40が以下に示すよう
に配置されている。
【0020】フック40は、爪片22に形成された第1
の係合突片23と、この第1の係合突片23に係止され
る第2の係合突片61を有するプッシュピース60とか
らなっている。プッシュピース60は、容器本体10の
凹所12の底面上を前後方向に摺動可能に配設され、蓋
体20の閉止状態では、爪片22が中蓋30の凹部34
を貫通して凹所12内にあって、爪片22の第1の係合
突片23とプッシュピース60の第2の係合突片61と
が係合して止錠状態をしめるようになっている。この
際、プッシュピース60の前端部62は、容器本体10
の前端面より露出された状態となっている。そして、こ
のプッシュピース60を後方に押し込むことにより第1
の係合突片23から第2の係合突片61が離脱され、容
器本体10、蓋体20、中蓋30の係止状態が解除され
るように構成されている。
の係合突片23と、この第1の係合突片23に係止され
る第2の係合突片61を有するプッシュピース60とか
らなっている。プッシュピース60は、容器本体10の
凹所12の底面上を前後方向に摺動可能に配設され、蓋
体20の閉止状態では、爪片22が中蓋30の凹部34
を貫通して凹所12内にあって、爪片22の第1の係合
突片23とプッシュピース60の第2の係合突片61と
が係合して止錠状態をしめるようになっている。この
際、プッシュピース60の前端部62は、容器本体10
の前端面より露出された状態となっている。そして、こ
のプッシュピース60を後方に押し込むことにより第1
の係合突片23から第2の係合突片61が離脱され、容
器本体10、蓋体20、中蓋30の係止状態が解除され
るように構成されている。
【0021】以上のような構成のコンパクト容器の第2
蝶番片24を第3蝶番片35の間に重合させ、第3蝶番
片35を第1蝶番片14の間に重合させ、蝶番ピン51
を挿入すると、容器本体10、蓋体20及び中蓋30は
開閉自在に軸着する。そして、図1、図2に示されるよ
うに、蓋体20を閉止した状態では、容器本体10の凹
部11の周縁の上端面は、中蓋30の裏面31に密接
し、中蓋30の上端面は、蓋体20の裏面21に密接し
ている。そして、容器本体10の突起16の先端は、中
蓋30の第3蝶番片35の前端面に当接するため、中蓋
30及びこれに連結する蓋体20は後方に押圧されて若
干移動した状態となる。したがって、このように中蓋3
0及び蓋体20が後方へ若干移動することにより、蝶番
ピン挿通孔15,36,25は前後方向(第3蝶番部3
5及び第2蝶番部24側が後方となる方向)に若干オフ
セット(オフセット量f)する。このとき、蝶番ピン5
1は、蝶番ピン挿通孔36の逃げ穴37内で変形させら
れるとともに、蓋体20の第1の係合突片23がプッシ
ュピース60の第2の係合突片61に係合し、蓋体20
の閉止状態を保持する。このとき、蝶番ピン51,51
は弾性変形されて、この蝶番ピン51,51には真っ直
ぐに復帰しようとする方向、つまり中蓋30を回動しよ
うとする方向の付勢力が発生する。
蝶番片24を第3蝶番片35の間に重合させ、第3蝶番
片35を第1蝶番片14の間に重合させ、蝶番ピン51
を挿入すると、容器本体10、蓋体20及び中蓋30は
開閉自在に軸着する。そして、図1、図2に示されるよ
うに、蓋体20を閉止した状態では、容器本体10の凹
部11の周縁の上端面は、中蓋30の裏面31に密接
し、中蓋30の上端面は、蓋体20の裏面21に密接し
ている。そして、容器本体10の突起16の先端は、中
蓋30の第3蝶番片35の前端面に当接するため、中蓋
30及びこれに連結する蓋体20は後方に押圧されて若
干移動した状態となる。したがって、このように中蓋3
0及び蓋体20が後方へ若干移動することにより、蝶番
ピン挿通孔15,36,25は前後方向(第3蝶番部3
5及び第2蝶番部24側が後方となる方向)に若干オフ
セット(オフセット量f)する。このとき、蝶番ピン5
1は、蝶番ピン挿通孔36の逃げ穴37内で変形させら
れるとともに、蓋体20の第1の係合突片23がプッシ
ュピース60の第2の係合突片61に係合し、蓋体20
の閉止状態を保持する。このとき、蝶番ピン51,51
は弾性変形されて、この蝶番ピン51,51には真っ直
ぐに復帰しようとする方向、つまり中蓋30を回動しよ
うとする方向の付勢力が発生する。
【0022】上記のように形成されたコンパクト容器の
蓋体20の止錠位置から蓋体を開放するには、フック4
0のプッシュピース60の前端部62を内方に押圧する
と、第2の係合突片61は蓋体20の第1の係合突片2
3との係合から離脱し、蓋体20の止錠が解除される。
同時に、図3に示されるように蝶番ピン51,51の付
勢力により中蓋30が前方に押圧され、この力により中
蓋30及び蓋体20は突起16を支点として自動的に開
く。この状態で中蓋30及び蓋体20を手によってさら
に開くことにより、中蓋30及び蓋体20を完全な開放
状態とすることができる。
蓋体20の止錠位置から蓋体を開放するには、フック4
0のプッシュピース60の前端部62を内方に押圧する
と、第2の係合突片61は蓋体20の第1の係合突片2
3との係合から離脱し、蓋体20の止錠が解除される。
同時に、図3に示されるように蝶番ピン51,51の付
勢力により中蓋30が前方に押圧され、この力により中
蓋30及び蓋体20は突起16を支点として自動的に開
く。この状態で中蓋30及び蓋体20を手によってさら
に開くことにより、中蓋30及び蓋体20を完全な開放
状態とすることができる。
【0023】なお、本実施例では突起16を容器本体1
0側に設けたが、中蓋30側に設けてもよい。
0側に設けたが、中蓋30側に設けてもよい。
【0024】したがって、このように中蓋30及び蓋体
20を開放する際に、フック40の解除にともなってこ
の中蓋30及び蓋体20を所定角度開くことができるた
め、中蓋30及び蓋体20の開放操作を簡単化すること
ができる。
20を開放する際に、フック40の解除にともなってこ
の中蓋30及び蓋体20を所定角度開くことができるた
め、中蓋30及び蓋体20の開放操作を簡単化すること
ができる。
【0025】ところで、本実施例では蝶番ピン51,5
1の弾性変形により中蓋30に開方向の付勢力を蓄積さ
せるに、容器本体10の後端から後方に突出した突起1
6を第3蝶番片36に当接させることにより行ってい
る。このため突起16に第3蝶番片35が当接された際
に、中蓋30及びこれに連結する蓋体20が後方に若干
移動する構造であるため、中蓋30と容器本体10との
間に上下方向の隙間が発生するのを防止することができ
る。また、このように中蓋30を後方に押圧すると、こ
の中蓋30には若干の引張り力が作用するが、従来のよ
うに中蓋30に反りを与えるような無理な力が作用する
ことがないため中蓋30が湾曲されることを防止でき、
その耐久性を向上できる。
1の弾性変形により中蓋30に開方向の付勢力を蓄積さ
せるに、容器本体10の後端から後方に突出した突起1
6を第3蝶番片36に当接させることにより行ってい
る。このため突起16に第3蝶番片35が当接された際
に、中蓋30及びこれに連結する蓋体20が後方に若干
移動する構造であるため、中蓋30と容器本体10との
間に上下方向の隙間が発生するのを防止することができ
る。また、このように中蓋30を後方に押圧すると、こ
の中蓋30には若干の引張り力が作用するが、従来のよ
うに中蓋30に反りを与えるような無理な力が作用する
ことがないため中蓋30が湾曲されることを防止でき、
その耐久性を向上できる。
【0026】また、突起16を、中蓋30と容器本体1
0との間に前後方向に突出する構成としたことにより、
従来に比してコンパクト容器の厚みを薄くすることがで
きる。
0との間に前後方向に突出する構成としたことにより、
従来に比してコンパクト容器の厚みを薄くすることがで
きる。
【0027】第5図ないし第8図は、本考案の第2実施
例に係るコンパクト容器を示す。この実施例では、図6
に示されるように、中蓋30の切欠凹所38の後端中央
部には、突起39が突出形成されている。また、蓋体2
0の蝶番ピン挿通孔25a,25aには、蝶番ピン51
が挿入される方向の両端部(図6中、上下方向)に蝶番
ピン挿通孔25を拡径した逃げ穴26,26が形成され
ている。その他の構成は、第1実施例の場合と同様であ
る。
例に係るコンパクト容器を示す。この実施例では、図6
に示されるように、中蓋30の切欠凹所38の後端中央
部には、突起39が突出形成されている。また、蓋体2
0の蝶番ピン挿通孔25a,25aには、蝶番ピン51
が挿入される方向の両端部(図6中、上下方向)に蝶番
ピン挿通孔25を拡径した逃げ穴26,26が形成され
ている。その他の構成は、第1実施例の場合と同様であ
る。
【0028】以上のような構成のコンパクト容器の容器
本体10、蓋体20及び中蓋30を軸着すると、図6に
示されるように、蓋体20を閉止した状態では、容器本
体10の突起16の先端は、中蓋30の第3蝶番片35
の前端面に当接するため、中蓋30は後方に押圧されて
若干移動した状態となる。また、中蓋30の突起39の
先端は、蓋体20の第2蝶番片24の前端面に当接する
ため、蓋体20は後方に押圧されて若干移動した状態と
なる。したがって、このように中蓋30及び蓋体20が
後方へ若干移動することにより、蝶番ピン挿通孔15,
36,25aは前後方向(第3蝶番部35及び第2蝶番
部24側が後方となる方向)に若干オフセット(オフセ
ット量f)する。このとき、蝶番ピン51は、蝶番ピン
挿通孔36の逃げ穴37および蝶番ピン挿通孔25の逃
げ穴26内で変形させられるとともに、蓋体20の第1
の係合突片23がプッシュピース60の第2の係合突片
61に係合し、蓋体20の閉止状態を保持する。このと
き、蝶番ピン51,51は弾性変形されて、この蝶番ピ
ン51,51には真っ直ぐに復帰しようとする方向、つ
まり中蓋30および蓋体20を回動しようとする方向の
付勢力が発生する。
本体10、蓋体20及び中蓋30を軸着すると、図6に
示されるように、蓋体20を閉止した状態では、容器本
体10の突起16の先端は、中蓋30の第3蝶番片35
の前端面に当接するため、中蓋30は後方に押圧されて
若干移動した状態となる。また、中蓋30の突起39の
先端は、蓋体20の第2蝶番片24の前端面に当接する
ため、蓋体20は後方に押圧されて若干移動した状態と
なる。したがって、このように中蓋30及び蓋体20が
後方へ若干移動することにより、蝶番ピン挿通孔15,
36,25aは前後方向(第3蝶番部35及び第2蝶番
部24側が後方となる方向)に若干オフセット(オフセ
ット量f)する。このとき、蝶番ピン51は、蝶番ピン
挿通孔36の逃げ穴37および蝶番ピン挿通孔25の逃
げ穴26内で変形させられるとともに、蓋体20の第1
の係合突片23がプッシュピース60の第2の係合突片
61に係合し、蓋体20の閉止状態を保持する。このと
き、蝶番ピン51,51は弾性変形されて、この蝶番ピ
ン51,51には真っ直ぐに復帰しようとする方向、つ
まり中蓋30および蓋体20を回動しようとする方向の
付勢力が発生する。
【0029】上記のように形成されたコンパクト容器の
蓋体20の止錠位置から蓋体を開放するには、フック4
0のプッシュピース60の前端部を内方に押圧すると、
第2の係合突片61は蓋体20の第1の係合突片23と
の係合から離脱し、蓋体20の止錠が解除される。同時
に、図7および図8に示されるように、蝶番ピン51,
51の付勢力により中蓋30及び蓋体20が前方に押圧
され、この力により中蓋30は突起16を支点として自
動的に開き、蓋体20は突起39を支点として自動的に
開く。この状態で中蓋30及び蓋体20を手によってさ
らに開くことにより、中蓋30及び蓋体20を完全な開
放状態とすることができる。その他の作用は、第1実施
例の場合と同様である。
蓋体20の止錠位置から蓋体を開放するには、フック4
0のプッシュピース60の前端部を内方に押圧すると、
第2の係合突片61は蓋体20の第1の係合突片23と
の係合から離脱し、蓋体20の止錠が解除される。同時
に、図7および図8に示されるように、蝶番ピン51,
51の付勢力により中蓋30及び蓋体20が前方に押圧
され、この力により中蓋30は突起16を支点として自
動的に開き、蓋体20は突起39を支点として自動的に
開く。この状態で中蓋30及び蓋体20を手によってさ
らに開くことにより、中蓋30及び蓋体20を完全な開
放状態とすることができる。その他の作用は、第1実施
例の場合と同様である。
【0030】なお、本実施例では突起39を中蓋30に
設けたが、蓋体20側に設けてもよいことは、突起16
の場合と同様である。
設けたが、蓋体20側に設けてもよいことは、突起16
の場合と同様である。
【0031】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、容器本
体、中蓋及び蓋体のそれぞれの後端部に蝶番ピンを連通
挿入して蝶番部を形成するとともに、容器本体及び蓋体
をフックで開閉するようにしたコンパクト容器におい
て、蓋体の閉止時に蝶番ピンを弾性変形させ中蓋の開方
向に付勢すべく、中蓋を容器本体に対して後方に押圧す
る突起を容器本体と中蓋との間に設けているので、蓋体
の閉止時に突起により中蓋を後方へ押圧し、若干移動さ
せて蝶番ピンを弾性変形させることができ、この蝶番ピ
ンに中蓋、ひいては蓋体を開方向へ付勢する付勢力を蓄
積させることができる。したがって、中蓋はフックの解
除により蝶番ピンの付勢力を持って自動的に開くことが
できる。
体、中蓋及び蓋体のそれぞれの後端部に蝶番ピンを連通
挿入して蝶番部を形成するとともに、容器本体及び蓋体
をフックで開閉するようにしたコンパクト容器におい
て、蓋体の閉止時に蝶番ピンを弾性変形させ中蓋の開方
向に付勢すべく、中蓋を容器本体に対して後方に押圧す
る突起を容器本体と中蓋との間に設けているので、蓋体
の閉止時に突起により中蓋を後方へ押圧し、若干移動さ
せて蝶番ピンを弾性変形させることができ、この蝶番ピ
ンに中蓋、ひいては蓋体を開方向へ付勢する付勢力を蓄
積させることができる。したがって、中蓋はフックの解
除により蝶番ピンの付勢力を持って自動的に開くことが
できる。
【0032】また、容器本体、中蓋及び蓋体のそれぞれ
の後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成すると
ともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するようにし
たコンパクト容器において、蓋体の閉止時に蝶番ピンを
弾性変形させ蓋体の開方向に付勢すべく、蓋体を中蓋に
対して後方に押圧する突起を蓋体と中蓋の間に設けてい
るので、蓋体の閉止時に突起により蓋体を後方へ押圧
し、若干移動させて蝶番ピンを弾性変形させることがで
き、この蝶番ピンに蓋体を開方向へ付勢する付勢力を蓄
積させることができる。したがって、蓋体はフックの解
除により蝶番ピンの付勢力を持って自動的に開くことが
できる。
の後端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成すると
ともに、容器本体及び蓋体をフックで開閉するようにし
たコンパクト容器において、蓋体の閉止時に蝶番ピンを
弾性変形させ蓋体の開方向に付勢すべく、蓋体を中蓋に
対して後方に押圧する突起を蓋体と中蓋の間に設けてい
るので、蓋体の閉止時に突起により蓋体を後方へ押圧
し、若干移動させて蝶番ピンを弾性変形させることがで
き、この蝶番ピンに蓋体を開方向へ付勢する付勢力を蓄
積させることができる。したがって、蓋体はフックの解
除により蝶番ピンの付勢力を持って自動的に開くことが
できる。
【0033】ところで、突起は、中蓋または蓋体を後方
へ押圧し、若干移動することで蝶番ピンの付勢力を蓄積
するため、蓋体と中蓋、中蓋と容器本体との間に上下方
向の隙間を生じることがなく、コンパクト容器の密閉性
を向上させることができる。また、蓋体、中蓋を後方へ
押圧することにより付勢力が蓄積されるため、この蓋
体、中蓋に反りを与えるような無理な力が加わることを
防止できる。
へ押圧し、若干移動することで蝶番ピンの付勢力を蓄積
するため、蓋体と中蓋、中蓋と容器本体との間に上下方
向の隙間を生じることがなく、コンパクト容器の密閉性
を向上させることができる。また、蓋体、中蓋を後方へ
押圧することにより付勢力が蓄積されるため、この蓋
体、中蓋に反りを与えるような無理な力が加わることを
防止できる。
【0034】さらにまた、構造も著しく簡素化でき、安
価な製品を提供することができるとともに、コンパクト
容器の厚みも薄くすることができる。
価な製品を提供することができるとともに、コンパクト
容器の厚みも薄くすることができる。
【図1】本考案の第1実施例に係るコンパクト容器の断
面側面図である。
面側面図である。
【図2】図1中のA−A線の断面図である。
【図3】蓋体の開放状態を要部を拡大して示す断面側面
図である。
図である。
【図4】図3の要部を拡大して示す断面平面図である。
【図5】本考案の第2実施例に係るコンパクト容器の断
面側面図である。
面側面図である。
【図6】図5中のA−A線の断面図である。
【図7】蓋体の開放状態を要部を拡大して示す断面側面
図である。
図である。
【図8】図7の要部を拡大して示す断面平面図である。
10 容器本体 20 蓋体 30 中蓋 16 突起 39 突起 40 フック 50 蝶番部 51 蝶番ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 容器本体、中蓋及び蓋体のそれぞれの後
端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成するととも
に、該容器本体及び該蓋体をフックで開閉するようにし
たコンパクト容器において、該蓋体の閉止時に該蝶番ピ
ンを弾性変形させ該中蓋の開方向に付勢すべく、該中蓋
を該容器本体に対して後方に押圧する突起を該容器本体
と該中蓋の間に設けたことを特徴とするコンパクト容
器。 - 【請求項2】 容器本体、中蓋及び蓋体のそれぞれの後
端部に蝶番ピンを連通挿入して蝶番部を形成するととも
に、該容器本体及び該蓋体をフックで開閉するようにし
たコンパクト容器において、該蓋体の閉止時に該蝶番ピ
ンを弾性変形させ該蓋体の開方向に付勢すべく、該蓋体
を該中蓋に対して後方に押圧する突起を該蓋体と該中蓋
の間に設けたことを特徴とするコンパクト容器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58492U JP2559707Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | コンパクト容器 |
| FR9207473A FR2689100A1 (fr) | 1991-06-20 | 1992-06-19 | Structure de recipient. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58492U JP2559707Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0556015U JPH0556015U (ja) | 1993-07-27 |
| JP2559707Y2 true JP2559707Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11477769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58492U Expired - Fee Related JP2559707Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1992-01-10 | コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559707Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP58492U patent/JP2559707Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0556015U (ja) | 1993-07-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |