JPH0433611Y2 - - Google Patents

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JPH0433611Y2
JPH0433611Y2 JP17648084U JP17648084U JPH0433611Y2 JP H0433611 Y2 JPH0433611 Y2 JP H0433611Y2 JP 17648084 U JP17648084 U JP 17648084U JP 17648084 U JP17648084 U JP 17648084U JP H0433611 Y2 JPH0433611 Y2 JP H0433611Y2
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JP
Japan
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panel
lower case
switch
locking piece
side wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種の電子機器等に用いられる押釦
スイツチに関し、特にスイツチのパネルへの取付
け部分の改良に関する。
(従来の技術) 従来の押釦スイツチの構造を第7図乃至第9図
に基づいて説明する。
第7図は押釦スイツチをパネルに取付けた状態
を示す拡大正面図、第8図はスイツチの分離斜視
図、第9図はスイツチの斜視図である。
図面において、下部ケース1の側壁外周に、上
部ケース2に形成した嵌合片2aを嵌合してスイ
ツチ本体3を構成する。この下部ケース1の側壁
には、パネル4の下面に係止する係止片1aとパ
ネル4の上面に係合する鍔部1bを設け、この係
止片1aは、下部ケース1の外方に略U字形状に
突出形成されている。また、下部ケース1の内部
に導電性のゴム接点を有するドーム部材5を収納
し、このドーム部材5の上面にステム6が設けら
れている。
次に、スイツチをパネル4に取付ける場合は、
下部ケース1側よりパネル4の開口部4aに挿入
すると、下部ケース1の側壁より突出している係
止片1aが開口部4aの内周面によつて押圧され
て撓む。次いで、下部ケース1の鍔部1bが、パ
ネル4の上面に位置したとき、係止片1aは、そ
の弾性力によつて旧位に復帰してパネル4の下面
に係止する。この状態において、スイツチは、第
7図に示すように、パネル4の開口部4aに取付
けられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来のスイツチには、
次のような欠点がある。
即ち、係止片1aが、下部ケース1の側壁より
外方より突出した略U字形状を呈しているので、
スイツチの平面方向のスペースを余計にとるた
め、スイツチ全体の小型化に難点があり、また、
スイツチをパネルに取付ける際に、係止片1aが
折れ易い状態にある。更に、係止片1aは、下部
ケース1に略U字形に突設した形状でモールド成
形するため、金型の構造がそれだけ複雑になり、
部品のコストアツプにもなる。
本考案は、上記のように下部ケースに設けた係
止片から派生する種々の問題点に鑑み、その問題
点を解消した押釦スイツチを提供することを目的
とする。
即ち、スイツチのパネルへの取付け部分とスイ
ツチ本体を構成する上下部ケースの嵌合部分を兼
ねることにより、小さいスペースを有効に使用で
きるようにして、スイツチ全体の小型化を図るこ
とにある。更に、スイツチのパネル取付け部分を
折れ難い構造とするとともに、成形金型の構造を
より単純化することを考慮して部品のコストの低
減を図ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、下部ケースとこの下部ケースに嵌合
する上部ケースを備えたスイツチ本体をパネル開
口部にスナツプイン式に装着するようにした押釦
スイツチにおいて、上部ケースに、下部ケースの
側壁外周に嵌合する係止片を垂下形成し、係止片
もしくは下部ケースの少なくともいずれか一方の
側壁にパネルの上面に係止する突部を設け、上記
係止片にパネルの下面に係止する弾性を有する爪
部を設け、爪部と、この爪部の裏面に対向する下
部ケースの側壁との間に爪部が撓み可能な間隙を
設けたものである。
(作用) 下部ケースに上部ケースを嵌合して構成したス
イツチ本体をパネルの開口部に挿入すると、開口
部の内周面が、係止片に設けた爪部を押圧するの
で、爪部は下部ケースの側壁方向に押し込まれ、
次いで、係止片の鍔部がパネルの上面に当接係合
したとき、弾性を有する爪部が、旧位に復帰して
パネルの下面に係止し、鍔部と爪部との間にパネ
ルが挟持され、スイツチ本体は、パネルの開口部
に確実に取付けられる。
(実施例) 第1図乃至第6図は、本考案の一実施例を示し
たもので、電子機器等に使用する押釦スイツチを
示したものである。
第1図は、本考案におけるスイツチをパネルに
取付けた状態を示す拡大正面図、第2図は、スイ
ツチの分解斜視図。第3図は上部ケースの斜視
図、第4図はパネルの取付け部分を示した部分断
面図、第5図は上下部ケースの嵌合部分に設けた
間隙の部分断面図、第6図はスイツチを組立てた
状態を示す斜視図である。
図面において、11は合成樹脂で形成した箱型
状のスイツチ本体で、このスイツチ本体11は下
部ケース12に上部ケース13を嵌合して構成さ
れている。第2図において、下部ケース12に形
成した側壁外周に、上部ケース13に形成した逆
T字形状の一対の板状係止片13aを嵌合し、か
つ下部ケース12に形成した一対の挿入溝12a
に上部ケース13に形成した挿入片13bを挿入
して組み立てる。
前記の係止片13aの外周面には、パネル14
の上面に当接係合する突部13cとパネル14の
下面に係止する爪部13d,13dを設ける。
一方、係止片13aを嵌合した下部ケース12
の側壁には、第5図に示すように中央部より緩や
かな斜面部12bを形成して、爪部13dを設け
た位置の係止片13aの内面と、この内面と対向
する下部ケース12の側壁との間に間隙15を形
成する。この間隙15の形成手段は、上記以外に
下部ケース12の側壁に球面部を設けてもよい
し、また側壁に凹部を形成するようにしてもよ
い。
12cは、下部ケース12に設けた係合部で、
係止片13aを側壁に嵌合した際に、この係合部
12cに係止片13aが係止される。12dは、
パネル14の上面に係止する下部ケース12の突
部である。
また、下部ケース12の内部には、ゴム製の弾
性絶縁材から成るドーム部材16を収納し、この
ドーム部材16の上面に設けたステム17の押圧
解除操作により、ドーム部材16内に設けた導電
性のゴム接点(図示せず)が、下部ケース12に
設けられた固定接点12eに接離してON・OFF
するように設けている。上記したステム17は、
上部ケース13の挿通孔13eより挿通させ、ス
テム17の上端部に適宜形状のキートツプ(図示
せず)を装着する。
次に上記した実施例の作用を説明する。
まず、本例におけるスイツチを組立てる場合
は、下部ケース12内の固定接点12eに対向す
る位置にドーム部材16を収納し、ドーム部材1
6の上部にステム17を設置する。次いで、上部
ケース13の挿通孔13eをステム17に挿通し
ながら上部ケース13の係止片13aを下部ケー
ス12の側壁外周に嵌合する。
すると、係止片13aは、嵌合部12cのテー
パ面を乗り越えながら嵌合し、係止片13aの上
縁部分が係合部12cに係止した時点において下
部ケース12と上部ケース13が組み込まれる。
次に、上記の組み立てられたスイツチをパネル
14の開口部14aに取付ける場合は、第1図に
示すスイツチをパネル14の上方より挿入する
と、パネル14の開口部14aの内周面が、係止
片13aに設けた爪部13dのテーパ面を押圧す
るので、係止片13aは、第3図の矢印に示すよ
うに、側壁に設けた間隙15の方向に撓む。続い
て、スイツチを挿入すると、パネル14の上面に
突部13cが当接係合したところで、爪部13d
が旧位に復帰し、パネル14の下面に係止されて
スナツプインされる。パネル14の開口部14a
は、係止片13aの突部13cと爪部13dとで
挟持され、スイツチは、パネル14の開口部14
aに確実に取付けられる。
(考案の効果) 以上のことから明らかなように、本考案によれ
ば、次のような有用な効果がある。
即ち、上部ケースを下部ケースに嵌合する係止
片の外周面にパネル取付用の爪部を設け、爪部
と、この爪部の裏面に対向する下部ケースの側壁
との間に爪部が撓み可能な間隙を設けたので、ス
イツチのパネルへの取付け部分と、スイツチの上
下部ケースの嵌合部分を有機的に結合して両者を
兼ねることができるため、小さいスペースを有効
に活用することができるとともに、スイツチの設
計が一層容易となり、ひいてはスイツチの小型化
を可能にすることができる。
また、パネルの取付け部分を上部ケースの係止
片に設け、この係止片がスナツプインされるの
で、従来のように下部ケースにU字形の係止片を
突設した場合と比較して、係止片は、折れる虞が
全くなく、耐久性に富んだ堅牢なスイツチを提供
できる。
更に、従来に比して成形金型の構造をより単純
化することができるので、成形時間の短縮はもと
より部品コストの低減により安価に、且つ大量生
産に供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本考案の一実施例を示し
たもので、第1図は本考案におけるスイツチをパ
ネルに取付けた状態を示す拡大正面図、第2図は
スイツチの分離斜視図、第3図は上部ケースの斜
視図、第4図はパネルの取付け部分を示した部分
断面図、第5図は上下部ケースの嵌合部分に設け
た間隙の部分断面図、第6図はスイツチの組立て
状態を示す斜視図であり、第7図乃至第9図は従
来例を示したもので、第7図はスイツチをパネル
に取付けた状態を示す拡大正面図、第8図はスイ
ツチの分離斜視図、第9図はスイツチの組立て状
態を示す斜視図である。 11……スイツチ本体、12……下部ケース、
13……上部ケース、13a……係止片、13c
……突部、13d……爪部、14……パネル、1
4a……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部ケースとこの下部ケースに嵌合する上部ケ
    ースを備えたスイツチ本体をパネル開口部にスナ
    ツプイン式に装着するようにした押釦スイツチに
    おいて、上部ケースに、下部ケースの側壁外周に
    嵌合する係止片を垂下形成し、係止片もしくは下
    部ケースの少なくともいずれか一方の側壁にパネ
    ルの上面に係止する突部を設け、上記係止片にパ
    ネルの下面に係止する弾性を有する爪部を設け、
    爪部と、この爪部の裏面に対向する下部ケースの
    側壁との間に爪部が撓み可能な間隙を設けたこと
    を特徴とする押釦スイツチ。
JP17648084U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0433611Y2 (ja)

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JP17648084U JPH0433611Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JP17648084U JPH0433611Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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Publication Number Publication Date
JPS6191831U JPS6191831U (ja) 1986-06-14
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JP17648084U Expired JPH0433611Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5564095B2 (ja) * 2012-11-22 2014-07-30 三和電子株式会社 照光式押しボタンスイッチ装置

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JPS6191831U (ja) 1986-06-14

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