JP2514995Y2 - スライド操作型電気部品 - Google Patents

スライド操作型電気部品

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JP2514995Y2
JP2514995Y2 JP6768891U JP6768891U JP2514995Y2 JP 2514995 Y2 JP2514995 Y2 JP 2514995Y2 JP 6768891 U JP6768891 U JP 6768891U JP 6768891 U JP6768891 U JP 6768891U JP 2514995 Y2 JP2514995 Y2 JP 2514995Y2
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JP
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elastic body
knob
insulating substrate
slider
case
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JP6768891U
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JPH0515259U (ja
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武志 安藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、摺動子受より一体に突
設したつまみをケースの開口内を直線移動することによ
って接点の切換えが行われるスライド操作型電気部品に
係わり、特に、シール装置を有するスライド操作型電気
部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスライド操作型電気部品の一例で
あるスライド操作型スイッチは、摺動子受の上面から一
体に突設したつまみをケースの開口から外方に突出せし
め、該つまみを前記開口内を直接移動することによって
摺動子受の下面に設けた摺動子が絶縁基板上のパターン
と接離してスイッチ接点を切換えるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なスライド操作型スイッチを水を使うような場所に使用
した場合は、前記つまみとケースの開口との間に形成さ
れる空隙から水が絶縁基板上の接点部に侵入し、接点不
良を起すという問題点がある。
【0004】本考案は、上記のような従来の問題点を解
決しようとするものであり、本考案の目的は水を使用す
るような場所に使用してもシール効果が確実で、しかも
つまみの操作フィーリングを損うことのないスライド操
作型電気部品を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
目的を達成するために、パターンを有する絶縁基板と、
前記パターンと摺接する摺動子を有する摺動子受と、該
摺動子受を被覆する弾性体と、該弾性体と嵌合し該弾性
体と一体のつまみを外方へ突出する開口を設けたケース
を有し、前記弾性体の外周縁は前記絶縁基板に固定さ
れ、前記弾性体のつまみと外周縁間に屈伸部を設けてい
る。
【0006】
【作用】本考案の上記の構成によれば、摺動子受を被覆
する弾性体の外周縁は絶縁基板に固定されているので、
この部分がシール効果を有し、例えケースの開口と弾性
体のつまみ間に形成される隙間から水が侵入してもこの
部分で水が絶縁基板の上面に侵入するのを防止すること
ができる。
【0007】また、弾性体のつまみと外周縁間に屈伸部
を設けたので、弾性体のつまみがケースの開口内を直線
移動する際該屈伸部が屈伸するので、前記つまみはスム
ーズに移動することができる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づ
き説明する。
【0009】図1〜図6は何れも本考案のスライド操作
型スイッチの一実施例の説明図で、図1は分解斜視図、
図2は分解断面図、図3は摺動子が絶縁基板上を摺動す
る状態を示す要部断面図、図4はつまみへ復帰ばねが収
納されている状態を示した要部断面図、図5はスイッチ
の切換状態を示す説明図、図6は弾性体の平面図であ
る。
【0010】図2において1は絶縁基板で、上面には共
通パターン2と固定パターン3とが並列して設けられて
いる。4は該絶縁基板1の上面に固定される絶縁物より
成る枠体で、後記する摺動子受の下面が露出する透孔4
aと、その四隅に絶縁基板1の取付孔1aに嵌合する肉
厚部5を設け、該肉厚部5には後記する摺動子受の取付
脚が直線方向に移動可能に挿入される透孔6が設けら
れ、上面には圧縮ばね7を係止する突部8が形成されて
いる。9は摺動子受で、下面には前記パターン2,3と
摺接する摺動子10を有し、該摺動子10の側部には圧
縮ばね7が収納される凹部11を有し、下面の四隅には
取付脚12を有す。13は前記摺動子9を被覆するゴム
等より成る弾性体で、図2に示すように摺動子受9の被
覆部14の周縁には外方に向けて溝15、突条16、平
坦部17、リブ18が順次形成されて蛇腹状の屈伸部A
を形成している。19は絶縁物より成るケースで、下面
には弾性体13の突条16を嵌合する凹部20を有し、
該凹部20の外側には第1、第2の突条21,22が形
成され、該突条21,22間の溝23の幅寸法は前記リ
ブ18の幅寸法より若干小さく形成されており、前記第
1の突条21は第2の突条22より短かく、先端に突部
24が形成されている。
【0011】次に、本考案のスライド操作型スイッチの
組立て順序の一例を説明する。
【0012】先づ弾性体13の被覆部14に摺動子受9
を嵌合する。一方、絶縁基板1の取付孔1aに枠体4の
肉厚部5を嵌合して枠体4を絶縁基板1に固定する。次
に弾性体13のリブ18をケース19の突条21,22
間の溝23に圧入するとともに突条16をケース19の
凹部20に嵌合して弾性体13をケース19に取付け、
弾性体13のつまみ13aをケース19の開口25から
外方に突出させる。次にケース19の取付脚19aを絶
縁基板1の取付孔1bに挿入して先端をかしめ、ケース
1aと絶縁基板1を結合し、第2の突条22を絶縁基板
1の上面に圧接し、第1の突条21の先端の突部24を
弾性体13の平坦部17に圧接して弾性体13の外周縁
部を絶縁基板1に固定し、この間に摺動子受9の取付脚
12を枠体4の透孔6に挿入する。なおこの際、予め摺
動子受9の凹部11に挿入された圧縮ばね7の他端を枠
体4の上面に立設した突部8に係止する。
【0013】次に上記スライド操作型スイッチの動作を
説明する。
【0014】このスイッチの弾性体13のつまみ13a
に力を加えていない未作動状態においては、図4に示す
ように圧縮ばね7によって弾性体13は右方に付勢され
て取付脚12は図5に示すように透孔6の右端に係止
し、同時に摺動子受9も右方に移動し、接点状態は図3
及び図5に示すように摺動子10が共通パターン2のみ
に接触し、接点はOFFの状態を維持している。
【0015】この状態から弾性体13のつまみ13aを
図3及び図5の左方に押圧すると弾性体13のつまみ1
3aと外周縁間に形成される屈伸部Aは圧縮されて摺動
子受9も圧縮ばね7の弾性に抗して左方に移動し、摺動
子10は共通パターン2と固定パターン3に同時に接触
し、スイッチの接点はONとなる。
【0016】この状態からつまみ13aの左方への押圧
力を解放すると、弾性体13は圧縮ばね7の復元力及び
弾性体13の蛇腹状の屈伸部Aの復元力によって図3及
び図4に示す元の未作動状態に復帰する。
【0017】本考案のスライド操作型スイッチは上述の
ような構造を有し、スイッチの組立てに際しては、弾性
体13の外周縁に設けたリブ18をケース19の第1、
第2の突条21,22間の溝23に圧入して弾性体13
とケース19を一体とした状態でケース19を絶縁基板
1上に組立てられるので、組立性は良い。
【0018】また、スイッチを組立てた状態において
は、弾性体13のリブ18はケース19の第1、第2の
突条21,22間の溝23に圧入されるとともに、ケー
ス19の第1の突条21の突部24が弾性体13の平坦
部17を押圧するので、第1の突条21の端部と前記平
坦部17は密着し、例え弾性体13のつまみ13aとケ
ース19の開口25との隙間から水が侵入したとして
も、第1の突条21の端部と前記平坦部17との圧接面
でのシール効果で水は絶縁基板1の表面までは侵入して
こない。
【0019】また、第1の突条21が弾性体13の平坦
部17を突部24を介して押圧することによって前記リ
ブ18は第1、第2の突条21,22間の溝23の幅方
向に膨出し、リブ18と溝23間の密着度は更に増し、
この部分でのシール効果も確実に現れる。従って上記の
2つのシール効果によって絶縁基板1の表面の接点部ま
で水がくる心配はない。
【0020】また、弾性体13はつまみ13aと外周縁
間に蛇腹状の屈伸部Aを設けたので、つまみ13aの直
線移動に際しては屈伸部Aが伸縮し、つまみ13aにこ
こち良い切換フィーリングを与えることができる。な
お、前記屈伸部Aは蛇腹状に限定されるものではなく、
種々の変形例が考えられる。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、摺動子受は弾性体によ
って被覆された状態でケースに嵌合され、該弾性体の外
周縁は絶縁基板に固定され、該外周縁は確実にシールさ
れているので、例え弾性体のつまみとケースの開口間の
空隙から水が侵入したとしても、絶縁基板の接点部まで
侵入することはない。また弾性体には外周縁との間に屈
伸部を設けたので、弾性体のつまみの移動をスムーズに
行うことができる。更にまた、摺動子受を被覆した弾性
体は、ケースに組込まれて一体化した状態で絶縁基板に
組込まれるので、組立性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライド操作型スイッチの分解斜視図
である。
【図2】本考案のスライド操作型スイッチの分解断面図
である。
【図3】本考案の摺動子が絶縁基板上を摺動する状態を
示す要部断面図である。
【図4】本考案のつまみの圧縮ばねの収納状態を示す要
部断面図である。
【図5】本考案のスイッチの切換状態を示す説明図であ
る。
【図6】本考案の弾性体の平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 共通パターン 3 固定パターン 9 摺動子受 10 摺動子 13 弾性体 13a つまみ 15 溝 16 突条 17 平坦部 18 リブ 19 ケース 25 開口 A 屈伸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンを有する絶縁基板と、前記パタ
    ーンと摺接する摺動子を有する摺動子受と、該摺動子受
    を被覆する弾性体と、該弾性体を嵌合し該弾性体と一体
    のつまみを外方へ突出する開口を設けたケースを有し、
    前記弾性体の外周縁は前記絶縁基板に固定され、前記弾
    性体のつまみと外周縁間に屈伸部を設けたことを特徴と
    するスライド操作型電気部品。
JP6768891U 1991-08-01 1991-08-01 スライド操作型電気部品 Expired - Lifetime JP2514995Y2 (ja)

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JPH0515259U JPH0515259U (ja) 1993-02-26
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