JPH0515259U - スライド操作型電気部品 - Google Patents

スライド操作型電気部品

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JPH0515259U
JPH0515259U JP6768891U JP6768891U JPH0515259U JP H0515259 U JPH0515259 U JP H0515259U JP 6768891 U JP6768891 U JP 6768891U JP 6768891 U JP6768891 U JP 6768891U JP H0515259 U JPH0515259 U JP H0515259U
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elastic body
knob
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insulating substrate
case
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武志 安藤
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースの開口内を摺動子受のつまみが直線移
動するスライド操作型電気部品において、つまみとケー
スの開口間の隙間から水の侵入を防止することのできる
スライド操作型電気部品の提供。 【構成】 パターン2,3を有する絶縁基板1と、パタ
ーン2,3と摺接する摺動子10を有する摺動子受9
と、摺動子受9を被覆した弾性体13と、弾性体13を
嵌合し弾性体13と一体のつまみ13aを外方へ突出す
る開口25を設けたケース19とを有し、弾性体13の
外周縁は絶縁基板1に固定され、弾性体13のつまみ1
3aと外周縁間に屈伸部Aを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、摺動子受より一体に突設したつまみをケースの開口内を直線移動す ることによって接点の切換えが行われるスライド操作型電気部品に係わり、特に 、シール装置を有するスライド操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスライド操作型電気部品の一例であるスライド操作型スイッチは、摺動 子受の上面から一体に突設したつまみをケースの開口から外方に突出せしめ、該 つまみを前記開口内を直接移動することによって摺動子受の下面に設けた摺動子 が絶縁基板上のパターンと接離してスイッチ接点を切換えるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなスライド操作型スイッチを水を使うような場所に使用 した場合は、前記つまみとケースの開口との間に形成される空隙から水が絶縁基 板上の接点部に侵入し、接点不良を起すという問題点がある。
【0004】 本考案は、上記のような従来の問題点を解決しようとするものであり、本考案 の目的は水を使用するような場所に使用してもシール効果が確実で、しかもつま みの操作フィーリングを損うことのないスライド操作型電気部品を提供しようと するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような目的を達成するために、パターンを有する絶縁基板と 、前記パターンと摺接する摺動子を有する摺動子受と、該摺動子受を被覆する弾 性体と、該弾性体と嵌合し該弾性体と一体のつまみを外方へ突出する開口を設け たケースを有し、前記弾性体の外周縁は前記絶縁基板に固定され、前記弾性体の つまみと外周縁間に屈伸部を設けている。
【0006】
【作用】
本考案の上記の構成によれば、摺動子受を被覆する弾性体の外周縁は絶縁基板 に固定されているので、この部分がシール効果を有し、例えケースの開口と弾性 体のつまみ間に形成される隙間から水が侵入してもこの部分で水が絶縁基板の上 面に侵入するのを防止することができる。
【0007】 また、弾性体のつまみと外周縁間に屈伸部を設けたので、弾性体のつまみがケ ースの開口内を直線移動する際該屈伸部が屈伸するので、前記つまみはスムーズ に移動することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき説明する。
【0009】 図1〜図6は何れも本考案のスライド操作型スイッチの一実施例の説明図で、 図1は分解斜視図、図2は分解断面図、図3は摺動子が絶縁基板上を摺動する状 態を示す要部断面図、図4はつまみへ復帰ばねが収納されている状態を示した要 部断面図、図5はスイッチの切換状態を示す説明図、図6は弾性体の平面図であ る。
【0010】 図2において1は絶縁基板で、上面には共通パターン2と固定パターン3とが 並列して設けられている。4は該絶縁基板1の上面に固定される絶縁物より成る 枠体で、後記する摺動子受の下面が露出する透孔4aと、その四隅に絶縁基板1 の取付孔1aに嵌合する肉厚部5を設け、該肉厚部5には後記する摺動子受の取 付脚が直線方向に移動可能に挿入される透孔6が設けられ、上面には圧縮ばね7 を係止する突部8が形成されている。9は摺動子受で、下面には前記パターン2 ,3と摺接する摺動子10を有し、該摺動子10の側部には圧縮ばね7が収納さ れる凹部11を有し、下面の四隅には取付脚12を有す。13は前記摺動子9を 被覆するゴム等より成る弾性体で、図2に示すように摺動子受9の被覆部14の 周縁には外方に向けて溝15、突条16、平坦部17、リブ18が順次形成され て蛇腹状の屈伸部Aを形成している。19は絶縁物より成るケースで、下面には 弾性体13の突条16を嵌合する凹部20を有し、該凹部20の外側には第1、 第2の突条21,22が形成され、該突条21,22間の溝23の幅寸法は前記 リブ18の幅寸法より若干小さく形成されており、前記第1の突条21は第2の 突条22より短かく、先端に突部24が形成されている。
【0011】 次に、本考案のスライド操作型スイッチの組立て順序の一例を説明する。
【0012】 先づ弾性体13の被覆部14に摺動子受9を嵌合する。一方、絶縁基板1の取 付孔1aに枠体4の肉厚部5を嵌合して枠体4を絶縁基板1に固定する。次に弾 性体13のリブ18をケース19の突条21,22間の溝23に圧入するととも に突条16をケース19の凹部20に嵌合して弾性体13をケース19に取付け 、弾性体13のつまみ13aをケース19の開口25から外方に突出させる。次 にケース19の取付脚19aを絶縁基板1の取付孔1bに挿入して先端をかしめ 、ケース1aと絶縁基板1を結合し、第2の突条22を絶縁基板1の上面に圧接 し、第1の突条21の先端の突部24を弾性体13の平坦部17に圧接して弾性 体13の外周縁部を絶縁基板1に固定し、この間に摺動子受9の取付脚12を枠 体4の透孔6に挿入する。なおこの際、予め摺動子受9の凹部11に挿入された 圧縮ばね7の他端を枠体4の上面に立設した突部8に係止する。
【0013】 次に上記スライド操作型スイッチの動作を説明する。
【0014】 このスイッチの弾性体13のつまみ13aに力を加えていない未作動状態にお いては、図4に示すように圧縮ばね7によって弾性体13は右方に付勢されて取 付脚12は図5に示すように透孔6の右端に係止し、同時に摺動子受9も右方に 移動し、接点状態は図3及び図5に示すように摺動子10が共通パターン2のみ に接触し、接点はOFFの状態を維持している。
【0015】 この状態から弾性体13のつまみ13aを図3及び図5の左方に押圧すると弾 性体13のつまみ13aと外周縁間に形成される屈伸部Aは圧縮されて摺動子受 9も圧縮ばね7の弾性に抗して左方に移動し、摺動子10は共通パターン2と固 定パターン3に同時に接触し、スイッチの接点はONとなる。
【0016】 この状態からつまみ13aの左方への押圧力を解放すると、弾性体13は圧縮 ばね7の復元力及び弾性体13の蛇腹状の屈伸部Aの復元力によって図3及び図 4に示す元の未作動状態に復帰する。
【0017】 本考案のスライド操作型スイッチは上述のような構造を有し、スイッチの組立 てに際しては、弾性体13の外周縁に設けたリブ18をケース19の第1、第2 の突条21,22間の溝23に圧入して弾性体13とケース19を一体とした状 態でケース19を絶縁基板1上に組立てられるので、組立性は良い。
【0018】 また、スイッチを組立てた状態においては、弾性体13のリブ18はケース1 9の第1、第2の突条21,22間の溝23に圧入されるとともに、ケース19 の第1の突条21の突部24が弾性体13の平坦部17を押圧するので、第1の 突条21の端部と前記平坦部17は密着し、例え弾性体13のつまみ13aとケ ース19の開口25との隙間から水が侵入したとしても、第1の突条21の端部 と前記平坦部17との圧接面でのシール効果で水は絶縁基板1の表面までは侵入 してこない。
【0019】 また、第1の突条21が弾性体13の平坦部17を突部24を介して押圧する ことによって前記リブ18は第1、第2の突条21,22間の溝23の幅方向に 膨出し、リブ18と溝23間の密着度は更に増し、この部分でのシール効果も確 実に現れる。従って上記の2つのシール効果によって絶縁基板1の表面の接点部 まで水がくる心配はない。
【0020】 また、弾性体13はつまみ13aと外周縁間に蛇腹状の屈伸部Aを設けたので 、つまみ13aの直線移動に際しては屈伸部Aが伸縮し、つまみ13aにここち 良い切換フィーリングを与えることができる。なお、前記屈伸部Aは蛇腹状に限 定されるものではなく、種々の変形例が考えられる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、摺動子受は弾性体によって被覆された状態でケースに嵌合さ れ、該弾性体の外周縁は絶縁基板に固定され、該外周縁は確実にシールされてい るので、例え弾性体のつまみとケースの開口間の空隙から水が侵入したとしても 、絶縁基板の接点部まで侵入することはない。また弾性体には外周縁との間に屈 伸部を設けたので、弾性体のつまみの移動をスムーズに行うことができる。更に また、摺動子受を被覆した弾性体は、ケースに組込まれて一体化した状態で絶縁 基板に組込まれるので、組立性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライド操作型スイッチの分解斜視図
である。
【図2】本考案のスライド操作型スイッチの分解断面図
である。
【図3】本考案の摺動子が絶縁基板上を摺動する状態を
示す要部断面図である。
【図4】本考案のつまみの圧縮ばねの収納状態を示す要
部断面図である。
【図5】本考案のスイッチの切換状態を示す説明図であ
る。
【図6】本考案の弾性体の平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 共通パターン 3 固定パターン 9 摺動子受 10 摺動子 13 弾性体 13a つまみ 15 溝 16 突条 17 平坦部 18 リブ 19 ケース 25 開口 A 屈伸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンを有する絶縁基板と、前記パタ
    ーンと摺接する摺動子を有する摺動子受と、該摺動子受
    を被覆する弾性体と、該弾性体を嵌合し該弾性体と一体
    のつまみを外方へ突出する開口を設けたケースを有し、
    前記弾性体の外周縁は前記絶縁基板に固定され、前記弾
    性体のつまみと外周縁間に屈伸部を設けたことを特徴と
    するスライド操作型電気部品。
JP6768891U 1991-08-01 1991-08-01 スライド操作型電気部品 Expired - Lifetime JP2514995Y2 (ja)

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JP2007227403A (ja) * 2007-06-07 2007-09-06 Polymatech Co Ltd 携帯情報端末装置用キーシート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007227403A (ja) * 2007-06-07 2007-09-06 Polymatech Co Ltd 携帯情報端末装置用キーシート
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