JPH1019019A - 固定具 - Google Patents

固定具

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JPH1019019A
JPH1019019A JP17516396A JP17516396A JPH1019019A JP H1019019 A JPH1019019 A JP H1019019A JP 17516396 A JP17516396 A JP 17516396A JP 17516396 A JP17516396 A JP 17516396A JP H1019019 A JPH1019019 A JP H1019019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
upper plate
plate portion
locking claws
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP17516396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kobayashi
徹也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH1019019A publication Critical patent/JPH1019019A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の単体部品で構成され、かつスライド機
構を不要とした簡単な金型で成形可能な固定具を提供す
ること。 【解決手段】 上板部20の両端縁に可撓性薄肉部21
を介して側壁部22を連結し、この各側壁部22の外面
に係止爪23が突出した構成の状態で成形し、この側壁
部22を上板部20の方向に折り畳んで上板部20に重
ね合わせると共に係止爪23を上板部20に対して直交
する方向に起立させて構成し、係止爪23が成形時アン
ダーカット部を持たない構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製の固定具に
関し、詳しくは、合成樹脂、金属等の2部材を結合し、
またはこれら単独の部材に固定する固定具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9および図10に従来の固定具の代表
的は例を示している。
【0003】第1従来例である図9の固定具1は、スナ
ップファスナタイプのもので、外側の割りピン2と、内
側の差し込みピン3とで構成されている。割りピン2
は、先端に4つ割り部4が、上端にフランジ5が各々形
成され、内部には差し込み孔6が形成されたものであ
る。また、差し込みピン3は割りピン2の差し込み孔6
より若干大きい径のもので、上端にフランジ7が形成さ
れたものである。
【0004】結合する2つの部材8および9は重ねら
れ、部材8、9の固定孔10、11に割りピン2を挿入
し、フランジ5を部材の太径孔12に嵌め込み、差し込
み孔6に差し込みピン3を挿入することにより、4つ割
り部4が拡大して図9(b)のように部材8、9は固定
される。
【0005】第2従来例である図10の固定具13は、
ケース等のカバー部材14に固定する蓋タイプのもの
で、上板部15の片面に弾性を有する一対の係止爪16
が形成され、カバー部材14には、角孔17および段部
19が形成され、角孔17の両側に係止凸部18が形成
されている。
【0006】係止爪16を角孔17に挿入して爪片16
aを係止凸部18に係止させることにより、図10
(b)のように上板部15は段部19に密着して取り付
けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9のスナップファス
ナタイプのものは、割りピン2と差し込みピン3の2つ
の部品が必要で部品点数が多くなるという問題がある。
【0008】また、図10の蓋タイプのものは、1個の
部品で構成されるが、爪片16aを持った係止爪16を
有するため、成形上、アンダーカットとなり、成形用の
金型はスライド機構を持った複雑な構成となるという問
題がある。
【0009】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、1個の単体部品で構成され、かつスライド機構を不
要とした簡単な金型で成形可能な固定具を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、係止爪を所望の部材に係止
させて固定するようにした固定具であって、上板部の両
端縁に可撓性薄肉部を介して側壁部が連結され、この各
側壁部の外面に係止爪が突出され、該側壁部を前記上板
部の方向に折り畳んで該上板部に重ね合わせると共に前
記係止爪を上板部に対して直交する方向に起立させてな
ることを特徴とするものである。
【0011】このため、請求項1記載の発明では、側壁
部を上板部の方向に折り畳んで上板部と重ね合わせて固
定具を構成する。この固定具は、1箇所の固定部分につ
き1個で足り、省部品化が可能となると共に、係止爪は
アンダーカット部を持たない構造となっているため、ス
ライド機構を持たない簡単な構造の金型により成形でき
る。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の固定具であって、前記各係止爪に筒部とピンのいず
れか一方が形成され、前記側壁部を折り畳んだ際該筒部
にピンを圧入して各係止爪を起立状態で固定するように
したことを特徴とするものである。
【0013】このため、請求項2記載の発明では、筒部
にピンが圧入されて一対の係止爪が互いにに連結された
固定具が構成される。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の固定具であって、前記各係止爪に孔と突起のいずれ
か一方が形成され、前記側壁部を折り畳んだ際該孔に突
起を圧入して各係止爪を起立状態で固定するようにした
ことを特徴とするものである。
【0015】このため、請求項3記載の発明では、孔に
突起が圧入されて一対の係止爪が互いに連結された固定
具が構成される。
【0016】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の固定具であって、前記上板部及び側壁部に、前記折
り畳みの際相互に重なって上板部と面一となる重合部を
形成する薄板部を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0017】このため、請求項4記載の発明では、上板
部と側壁部が側方に連続した幅広の上板部が構成され、
ケースカバーの蓋として利用される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1および図2は本発明の第1実施の形態
を示している。図1(a)において、樹脂製の固定具A
は、上板部20の両側に可撓性薄肉部21を介して側壁
部22、22が上板部20に対して略直角に形成され、
この側壁部22、22の外面に係止爪23、23が側壁
部22、22に対して直角に形成されている。
【0020】係止爪23の先端には爪部23aが形成さ
れている。係止爪23、23の下面には対称的な位置
に、孔24a付きの筒部24と、段付きのピン25とが
形成されている。
【0021】図1(a)において、可撓性薄肉部21を
介して側壁部22、22を矢印方向に折畳み、段付きピ
ン25の細径部25aを孔24aに圧入して固定するこ
とにより、図1(b)のように上板部20の下面に側壁
部22、22が重ね合わされ、側壁部22、22から係
止爪23、23が直角に垂下した構成の固定具Aが組立
てられる。
【0022】図2は、上下の2つの部材26および27
を固定具Aで結合した例を示しており、上の部材26に
は角孔28と角凹部29が形成され、下の部材27には
角孔30が形成されており、2つの部材26、27は角
孔28、30同士を合致させて重ねてある。
【0023】係止爪23は角孔28、30に挿入され、
爪部23aは角孔30を挿通して下部材27の下面に係
止され、側壁部22は角凹部29の底部に密着し、この
爪部23aと側壁部22間で部材26と27は挟まれて
固定される。
【0024】図3(a)(b)は、本発明の第2実施の
形態を示すもので、第1実施の形態の変形例を示してい
る。すなわち、第1実施の形態の筒部24と段付きピン
25に代えて、各係止爪23に孔31と突起32のいず
れか一方が形成されたもので、側壁部22を折り畳んだ
際、図3(b)に示すように突起25が孔31に圧入さ
れ係止爪23、23どうしが密着した状態で固定され、
係止爪23を上板部20に対して直交した状態に保持す
る。
【0025】この第2実施の形態では、係止爪23、2
3があたかも1本の係止爪のように結合されるので、角
孔28、30が小さい場合に有効である。
【0026】図4乃至図8は本発明の第3実施の形態を
示している。図4および図5において、上板部33の両
端に段部34を介して薄板部35が形成され、この薄板
部35の端部に可撓性薄肉部36を介して側壁部37が
連結されている。この側壁部37の外面に係止爪38、
38が形成されている。
【0027】側壁部37の下端部(図4および図5の上
部)に薄板部37aが形成され、側壁部37を上板部3
3に向けて図4(a)の矢印方向に90°折り畳んだと
き、図4(b)および図5(b)のように薄板部35と
37aが合致して重なり、上板部33と面一となる重な
り部分を構成している。
【0028】図4(b)および図5(b)のように構成
された固定具Aを蓋体として使用した例を図6乃至図8
に示している。所望のケース40の上部にケースカバー
41が取り付けられており、このケースカバー41の一
部に固定具Aが蓋体として装着される。ケースカバー4
1に角孔42が形成され、この角孔42の内周の長手方
向両端には段部44が形成され、この段部44を介して
係止凸部43が垂設されている(図8参照)。
【0029】固定具Aの係止爪38、38を係止凸部4
3の内側に挿入して爪部38aを係止凸部43の下端に
係止させることにより、図8のように上板部33および
側壁部37は角孔42に嵌まり、側壁部37が段部44
に乗って固定具Aはケースカバー41の開閉不能の蓋体
として作用する。
【0030】以上のように、本発明の実施の形態によれ
ば、固定する部材26,27、あるいはケースカバー4
1の1箇所の固定部分につき1個の固定具Aで足り、図
9のような2部品を必要とするものに比べて省部品化が
可能となる。また、係止爪23、38は、上板部20、
33の横方向に延び、爪部23a、38aがアンダーカ
ット部を持たない構造で成形されるため、スライド機構
を持たない簡単な構造の金型により成形でき、製作コス
トを安くできる。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、1箇所の固定部分につき1個で足り、省
部品化が可能となると共に、係止爪はアンダーカット部
を持たない構造となっているため、スライド機構を持た
ない簡単な構造の金型により成形でき、製作コストを安
くできる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、側壁
部を折り畳んだ際筒部にピンを圧入するようにしたの
で、係止爪が広がらず取り付けの際に操作し易い固定具
が得られる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、側壁
部を折り畳んだ際孔に突起を圧入するようにしたので、
係止爪が広がらず取り付けの際に操作し易い固定具が得
られる。
【0034】また、請求項4記載の発明によれば、上板
部の側方に側壁部が連続した幅広の上板部が構成され、
ケースカバーの蓋として有効に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定具の第1実施の形態を示すもの
で、(a)は成形時、(b)は組み立て後の状態を示す
裏側斜視図である。
【図2】第1実施の形態の固定具の固定状態の縦断側面
図である。
【図3】第2実施の形態の固定具を示すもので、(a)
は成形時の縦断側面図、(b)は組み立て後の縦断側面
図である。
【図4】第3実施の形態の固定具の一部分を示すもの
で、(a)は成形時、(b)は組み立て後の状態を示す
裏側斜視図である。
【図5】(a)は図4(a)に対応した全体側面図、
(b)は図4(b)に対応した全体側面図である。
【図6】第3実施の形態の固定具を取り付けたケースカ
バーの平面図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【図8】図7のYの部分の拡大図である。
【図9】第1従来例のを示す縦断側面図で、(a)
(b)は組み立て手順を示す。
【図10】第2従来例を示す縦断側面図で、(a)
(b)は組み立て手順を示す。
【符号の説明】
20、33 上板部 21、36 可撓性薄肉部 22、37 側壁部 23、38 係止爪 24 筒部 25 ピン 26、27 部材 31 孔 32 突起 35、37a 薄板部 40 ケースカバー 42 角孔 44 段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止爪を所望の部材に係止させて固定す
    るようにした固定具であって、 上板部の両端縁に可撓性薄肉部を介して側壁部が連結さ
    れ、この各側壁部の外面に係止爪が突出され、該側壁部
    を前記上板部の方向に折り畳んで該上板部に重ね合わせ
    ると共に前記係止爪を上板部に対して直交する方向に起
    立させてなることを特徴とする固定具。
  2. 【請求項2】 前記各係止爪に筒部とピンのいずれか一
    方が形成され、前記側壁部を折り畳んだ際該筒部にピン
    を圧入して各係止爪を起立状態で固定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の固定具。
  3. 【請求項3】 前記各係止爪に孔と突起のいずれか一方
    が形成され、前記側壁部を折り畳んだ際該孔に突起を圧
    入して各係止爪を起立状態で固定するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の固定具。
  4. 【請求項4】 前記上板部及び側壁部に、前記折り畳み
    の際相互に重なって上板部と面一となる重合部を形成す
    る薄板部を形成したことを特徴とする請求項1記載の固
    定具。
JP17516396A 1996-07-04 1996-07-04 固定具 Pending JPH1019019A (ja)

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JP (1) JPH1019019A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007115722A1 (en) * 2006-04-10 2007-10-18 Dsm Ip Assets B.V. Shaped part comprising a snap-fit element attached to a wall
JP2009214902A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器

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WO2007115722A1 (en) * 2006-04-10 2007-10-18 Dsm Ip Assets B.V. Shaped part comprising a snap-fit element attached to a wall
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