JPH0743612Y2 - 計器筺体の防水防塵構造 - Google Patents

計器筺体の防水防塵構造

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JPH0743612Y2
JPH0743612Y2 JP1991013299U JP1329991U JPH0743612Y2 JP H0743612 Y2 JPH0743612 Y2 JP H0743612Y2 JP 1991013299 U JP1991013299 U JP 1991013299U JP 1329991 U JP1329991 U JP 1329991U JP H0743612 Y2 JPH0743612 Y2 JP H0743612Y2
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JP
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JP1991013299U
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敏昭 浅見
至郎 毒島
忠吉 吉本
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RKC INSTRUMENT Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、計器などの筺体開口部
にゴム製などのパッキンを介在させて計器本体の前面蓋
部材を水密に装着する計器筺体の防水防塵構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、計器などの筺体としては、例え
ば、前面を開口させた筒型などの筺体開口部に、前面操
作部(押しボタンなど)や表示部(表示灯など)の組み
込まれた前面基板などからなる前面蓋部材を前方から挿
入し、蓋する構造の計器筺体が提供されている。
【0003】このような筺体の計器類は、一般に制御用
パネル(計器板)やより大きな計器筺体の前面パネルな
どに取付けられるわけであるが、その使用環境や清掃な
どの際、これらのパネル部に水が付着する恐れもあるた
め、筺体開口部と前面蓋部材との間にパッキンなどを用
いた防水防塵構造が施されている。
【0004】このような従来の一例を挙げると、図7の
如き構造のものがある。この例では、計器筺体1の開口
部2と計器本体の前面蓋部材3とを水密に装着するにお
いて、これらの両者間に紐状のゴムパッキン4を介在さ
せて防水防塵構造を構成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の防水防塵構造の場合、次のような不都合な面が
あった。
【0006】先ず、紐状のゴムパッキン4の場合、前面
蓋部材3の圧入時に、摩擦が大きく、ゴムパッキン4が
その収納溝3aからずれたりあるいは外れたり、さらに
は変形するなどの恐れがあって、取り扱い難く、これら
のずれや変形などにより、初期の水密性、すなわち防水
防塵効果が得られないことがあった。
【0007】本考案は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、防水性(水
密性)に優れた計器筺体の防水防塵構造を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かゝる目的を達成する本
考案の特徴とする点は、計器などの筺体開口部と計器本
体の前面蓋部材との間にパッキンを介在させた計器筺体
の防水防塵構造において、前記パッキンを帯状のゴムパ
ッキンとすると共に、前記前面蓋部材の閉塞側周縁部に
スリット状のパッキン収納溝を設けて前記ゴムパッキン
を収納し、該パッキン縁部が当接される前記筺体開口部
の内側縁部にテーパー部を設けると共に、前面蓋部材の
一部から延設された弾性ロック部にパッキン係止爪を設
け、該係止爪を前記ゴムパッキンの係合穴に係止させた
計器筺体の防水防塵構造にある。
【0009】また、本考案は、上記基本構成に対して、
必要に応じて、前記ゴムパッキンの収納された前面蓋部
材の下端を、その弾性ロック部を介して、前記筺体開口
部の下端に嵌合ロックさせると共に、該前面蓋部材の上
端を筺体開口部の上端に圧入ロックさせるにおいて、当
該前面蓋部材の上端をその下端より少々肉厚に形成した
りすることができるものである。
【0010】
【作用】この構成により、ゴムパッキンの大きな接触面
積と密着強度が得られ、高い防水性能が得られる。ま
た、筺体開口部に対して、良好な前面蓋部材の密着が得
られ、密着不良による防水防塵性の低下が防止される。
【0011】
【実施例】図1〜図2は、本考案に係る計器筺体の防水
防塵構造の一実施例を示したものである。これらの図に
おいて、11は筺体、12はこの筺体11の開口部、1
3は操作部や表示素子などの設置されたプリント基板
や、計器本体の電子部品などが設置されたプリント基板
などが装着される計器本体の前面蓋部材、14は帯状の
ゴムパッキン、15は筺体開口部12の内側縁部のテー
パー部である。
【0012】上記筺体11は、断面長方形状の筒体から
なり、その開口部12の外周には鍔部12aを有する。
この開口部12には、計器本体の前面蓋部材13が嵌め
込まれ、蓋されるわけであるが、本例では、この前面蓋
部材13がその下端の弾性ロック部16により筺体開口
部12の下端に嵌合ロックされ、その上端が筺体開口部
12の上端に圧入ロックされるようになっている。
【0013】つまり、前面蓋部材13の弾性ロック部1
6は、図2に示したように前面蓋部材13の一部(下
端)から延設された分割弾性片からなり、この分割弾性
片の底面には、ロック爪16aとパッキン係止爪16b
とが設けてあって、このロック爪16aが、当該前面蓋
部材13の挿入時、筺体開口部12底面のロック穴17
と嵌合して、図1に示したようにロックされるようにな
っている。この弾性ロック部16を支持する左右の延設
部18,18および当該弾性ロック部16基部は、筺体
開口部12の下端に対するガイド部をなす。一方、同様
にして前面蓋部材13の上端から延設した延設部19
は、筺体開口部12の上端に対するガイド部をなす。し
たがって、前面蓋部材13の挿入時には、上述した前面
蓋部材13の内部に装着されたプリント基板およびこれ
らの各延設部18,18、19をガイドとして、筺体開
口部12中に挿入すればよい。
【0014】上記帯状のゴムパッキン14は、その全体
を示すと、図3の如くで、その一部(図中下辺)には、
スリット状の係合穴14aが設けてある。そして、この
ゴムパッキン14は、図1に示されるように前面蓋部材
13の閉塞側周縁部に比較的深く形成したスリット状の
パッキン収納溝20に圧入収納され、かつその係合穴1
4aには、上記弾性ロック部16の底面先端寄りに突出
されたパッキン係止爪16bが挿入係止される。
【0015】このような深いパッキン収納溝20への収
納と、パッキン係止爪16bによる係止により、ゴムパ
ッキン14は極めて強固にかつ安定して(簡単にずれた
り、外れたりすることなく)、前面蓋部材13に取り付
けられる。
【0016】このようにしてゴムパッキン14が取り付
けられた前面蓋部材13は、上述したように各延設部1
8,18、19をガイドとして、筺体開口部12中に挿
入されて閉塞されるわけであるが、この場合、ゴムパッ
キン14の閉塞側縁部は、上記筺体開口部12のテーパ
ー部15に当接され、変形しつつテーパー部15内側に
強い弾着力で密着して押し付けられる。したがって、極
めて良好な密着効果(水密性)が得られる。
【0017】ここで、本考案では、図4(A)、図5に
示されるように、ゴムパッキン14の幅として、前面蓋
部材13と筺体開口部12の正規の閉塞位置から少々は
み出す余長幅wをとってあるため、この余長幅部分が、
図4(B)や図5に示したように完全正規閉塞時におけ
るゴム変形量(ずれや圧縮量)がより一層大きくなり、
より優れた密着効果が得られる。
【0018】なお、本考案では、このゴムパッキン14
の装着の他に、筺体開口部12と前面蓋部材13との各
閉塞面側の周方向に沿った部分で、かつゴムパッキン1
4の外側(内側、外側および内側も可)に、互いに嵌合
される凸部12bと凹部13aを設けるとよい。そうす
ると、外部からの水は、これらの凸凹に沿って流れ易
く、内部への浸入が防止できる効果が期待できる。この
効果は、塵埃などに対しても同様であり、上記ゴムパッ
キン14との相乗効果により、より大きな防水防塵効果
を得ることができる。
【0019】また、実際の防水を考慮した場合、浸入水
は上方から下方に移動するため、前面蓋部材13の閉塞
力は、上端側でより大きい方が好ましいことや、この前
面蓋部材13のように、筺体開口部12に対して、下端
で嵌合ロックし、上端で圧入ロックする方式の場合、経
時的には、どうしても前面蓋部材13の上端が緩み易
く、密着不良となる恐れがあるわけであるが、図6に示
したように予め前面蓋部材13の上端に余長厚さdを設
けて、上端の閉塞力を大きくしておくとよい。
【0020】また、さらには、図2に示したように筺体
11の上面の開口部12寄りに屋根型の傾斜部21,2
1を設け、万が一浸入水があっても、左右の側面に落下
するようにするとよい。
【0021】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
係る計器筺体の防水防塵構造によれば、用いるゴムパッ
キンが帯状で、しかも、前面蓋部材の深い収納溝に収納
され、かつまた、弾性ロック部のパッキン係止爪により
係止され、さらに、前面蓋部材の挿入時には、筺体開口
部のテーパー部に強く当接し、変形するものであるた
め、強い弾着強度が得られ、高い防水防塵性能が得られ
る。また、この強い弾着強度により、ゴムパッキンがず
れたり、外れたり、さらには変形したりする恐れが小さ
いため、取り扱い易くて、安全性の高い防水防塵構造が
得られる。また、筺体開口部に対して、前面蓋部材の上
端をその下端により少々肉厚に形成しておけば、緩み易
い、前面蓋部材の上端において、特に大きな密着が得ら
れ、経時的に安定した防水防塵性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る計器筺体の防水防塵構造の一実施
例を示した縦断面図である。
【図2】本考案に係る計器筺体の防水防塵構造をなす計
器筺体の開口部と前面蓋部材を示した斜視図である。
【図3】本考案で用いるゴムパッキンの一実施例を示し
た斜視図である。
【図4】本考案における前面蓋部材の上端での閉塞状態
を示した部分縦断面図で、図4(A)は閉塞の直前を示
し、図4(B)は閉塞の完了を示してある。
【図5】本考案における前面蓋部材の下端での閉塞状態
を示した部分縦断面図である。
【図6】本考案に係る別の前面蓋部材を用いた実施例を
示した部分縦断面図である。
【図7】従来の計器筺体の防水防塵構造を示した部分縦
断面図である。
【符号の説明】
11 筺体 12 開口部 13 前面蓋部材 14 ゴムパッキン 14a 係合穴 15 テーパー部 16 弾性ロック部 16a ロック爪 16b パッキン係止爪 17 ロック穴 20 パッキン収納溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器などの筺体開口部と計器本体の前面
    蓋部材との間にパッキンを介在させた計器筺体の防水防
    塵構造において、前記パッキンを帯状のゴムパッキンと
    すると共に、前記前面蓋部材の閉塞側周縁部にスリット
    状のパッキン収納溝を設けて前記ゴムパッキンを収納
    し、該パッキン縁部が当接される前記筺体開口部の内側
    縁部にテーパー部を設けると共に、前面蓋部材の一部か
    ら延設された弾性ロック部にパッキン係止爪を設け、該
    係止爪を前記ゴムパッキン係合穴に係止させたことを特
    徴とする計器筺体の防水防塵構造。
  2. 【請求項2】 前記ゴムパッキンの収納された前面蓋部
    材の下端を、その弾性ロック部を介して、前記筺体開口
    部の下端に嵌合ロックさせると共に、該前面蓋部材の上
    端を筺体開口部の上端に圧入ロックさせるにおいて、当
    該前面蓋部材の上端をその下端より少々肉厚に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の計器筺体の防水防塵構
    造。
JP1991013299U 1991-02-16 1991-02-16 計器筺体の防水防塵構造 Expired - Lifetime JPH0743612Y2 (ja)

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JPH04104524U JPH04104524U (ja) 1992-09-09
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