JPH0742159Y2 - 測定器の携帯用ケース構造 - Google Patents
測定器の携帯用ケース構造Info
- Publication number
- JPH0742159Y2 JPH0742159Y2 JP14211489U JP14211489U JPH0742159Y2 JP H0742159 Y2 JPH0742159 Y2 JP H0742159Y2 JP 14211489 U JP14211489 U JP 14211489U JP 14211489 U JP14211489 U JP 14211489U JP H0742159 Y2 JPH0742159 Y2 JP H0742159Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring instrument
- case
- upper case
- locking arm
- lower case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、測定器の携帯用ケース構造に係り、さらに
詳しくは、ハンディタイプの測定器を持ち運ぶ際、とり
わけ優れた防塵・防滴性能を発揮させることができる測
定器の携帯用ケース構造に関する。
詳しくは、ハンディタイプの測定器を持ち運ぶ際、とり
わけ優れた防塵・防滴性能を発揮させることができる測
定器の携帯用ケース構造に関する。
[従来の技術] ハンディタイプのディジタルテスタや絶縁抵抗計など、
各種タイプの現場用測定器は、その携帯を容易にした
り、衝撃や塵埃などの好ましくない外部環境からこれを
保護することなどを意図して携帯用ケースに収納され、
この携帯用ケースともども持ち運ばれる例が多い。
各種タイプの現場用測定器は、その携帯を容易にした
り、衝撃や塵埃などの好ましくない外部環境からこれを
保護することなどを意図して携帯用ケースに収納され、
この携帯用ケースともども持ち運ばれる例が多い。
このような目的から用いられる携帯用ケースは、通常、
上ケース部と下ケース部とに二分割可能なケース本体に
より形成され、このケース本体内に測定器を収納する構
造となっている。
上ケース部と下ケース部とに二分割可能なケース本体に
より形成され、このケース本体内に測定器を収納する構
造となっている。
また、この種の携帯用ケースは、劣悪な外部環境に曝さ
れる場合であっても、収納している測定器をこれらの外
部環境から安全に保護してやる必要があることから、上
ケース部と下ケース部とを突き合わせて一体化する際、
突き合わされる端面相互をできるだけ密に接触させるこ
とが望ましく、そのための突合せ構造に工夫を凝らし、
高い防塵・防滴性能を得ようとしている例が多い。
れる場合であっても、収納している測定器をこれらの外
部環境から安全に保護してやる必要があることから、上
ケース部と下ケース部とを突き合わせて一体化する際、
突き合わされる端面相互をできるだけ密に接触させるこ
とが望ましく、そのための突合せ構造に工夫を凝らし、
高い防塵・防滴性能を得ようとしている例が多い。
第6図(イ),(ロ)は、この種の携帯用ケースにみら
れる防塵・防滴構造の従来例を示すものである。
れる防塵・防滴構造の従来例を示すものである。
このうち、第6図(イ)は、上ケース部1の側の端面2
に溝部3を周設し、この溝部3に下ケース部5の側の端
面6に周設されている隆条部7を嵌込むことで、所要の
防塵・防滴効果を得ようとするものである。
に溝部3を周設し、この溝部3に下ケース部5の側の端
面6に周設されている隆条部7を嵌込むことで、所要の
防塵・防滴効果を得ようとするものである。
一方、第6図(ロ)は、上ケース部1の側の端面2と下
ケース部5の側の端面6とのそれぞれに相互に互い違い
となって周設される隆条部4,7をその対向側面を介して
接触させながら突合わせることで、所要の防塵・防滴効
果を得ようとするものである。
ケース部5の側の端面6とのそれぞれに相互に互い違い
となって周設される隆条部4,7をその対向側面を介して
接触させながら突合わせることで、所要の防塵・防滴効
果を得ようとするものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第6図(イ),(ロ)として示す従来例は、
構造が簡単であるほか、これを組み立てる際の作業性も
良好である点で優れており、しかも、ある程度の防塵・
防滴効果を得ることもできるものである。
構造が簡単であるほか、これを組み立てる際の作業性も
良好である点で優れており、しかも、ある程度の防塵・
防滴効果を得ることもできるものである。
しかし、突き合わされる端面2,6相互は、単に溝部3や
隆条部4,7により形成される段差部を介してその接触面
を多くしているに過ぎず、必ずしも密接関係にあるとは
いえなかった。
隆条部4,7により形成される段差部を介してその接触面
を多くしているに過ぎず、必ずしも密接関係にあるとは
いえなかった。
このため、突き合わされている端面2,6相互からは、風
圧等、ある程度の圧力を伴った液滴や塵埃の侵入を許し
てしまう結果、防塵・防滴のための構造としては未だ不
十分であるという不都合があった。
圧等、ある程度の圧力を伴った液滴や塵埃の侵入を許し
てしまう結果、防塵・防滴のための構造としては未だ不
十分であるという不都合があった。
[課題を解決するための手段] この考案は、従来技術にみられた上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、その構成上の特徴は、収納される測定
器に対する係着手段をそれぞれが有し、かつ、突き合さ
れる端面相互を介して一体的な組合せを可能とした上ケ
ース部と下ケース部とでケース本体を構成し、上ケース
部には、その端面の全周にわたり弾性部材を埋設し、か
つ、この端面側から次第に立ち上がる内側傾斜部と、こ
の内側傾斜部の終端から前記内面側に段状に落ち込む係
合面とを有してなる突起部を設け、下ケース部には、測
定器のロータリースイッチがOFF位置にある場合にのみ
その収納を可能とする案内溝部を端面側から表側内面を
介して形成するとともに、前記上ケースに突き合せた
際、前記弾性部材への圧入を可能に周設される凸条部
と、前記突起部との自動係合が可能に延設される係止腕
とを付設したことにある。
れたものであり、その構成上の特徴は、収納される測定
器に対する係着手段をそれぞれが有し、かつ、突き合さ
れる端面相互を介して一体的な組合せを可能とした上ケ
ース部と下ケース部とでケース本体を構成し、上ケース
部には、その端面の全周にわたり弾性部材を埋設し、か
つ、この端面側から次第に立ち上がる内側傾斜部と、こ
の内側傾斜部の終端から前記内面側に段状に落ち込む係
合面とを有してなる突起部を設け、下ケース部には、測
定器のロータリースイッチがOFF位置にある場合にのみ
その収納を可能とする案内溝部を端面側から表側内面を
介して形成するとともに、前記上ケースに突き合せた
際、前記弾性部材への圧入を可能に周設される凸条部
と、前記突起部との自動係合が可能に延設される係止腕
とを付設したことにある。
また、測定器と上ケース部との間の前記係着手段は、測
定器の上部に付設されるつめ片と、上ケース部の対応部
位に設けた嵌合穴とを、相互の係合が可能で、かつ、離
脱が困難に形成するのが好ましい。
定器の上部に付設されるつめ片と、上ケース部の対応部
位に設けた嵌合穴とを、相互の係合が可能で、かつ、離
脱が困難に形成するのが好ましい。
さらに、測定器と下ケース部との間の係着手段は、測定
器の背側下部に着脱可能に付設される係止腕と、下ケー
ス部の脱落を防止すべく、その背側内面に沿わせて前記
係止腕の案内を可能にして設けられる係止溝とで形成す
るのが好ましい。
器の背側下部に着脱可能に付設される係止腕と、下ケー
ス部の脱落を防止すべく、その背側内面に沿わせて前記
係止腕の案内を可能にして設けられる係止溝とで形成す
るのが好ましい。
[作用] このため、ケース本体のうち、上ケースの側は、測定器
の頂部側から納め入れることで、測定器の上部を覆うよ
うにして抜脱困難に係着させることができる。
の頂部側から納め入れることで、測定器の上部を覆うよ
うにして抜脱困難に係着させることができる。
一方、下ケース部の側は、その端面が上ケース部の側の
端面と当接する位置にまで測定器の底部側から納め入れ
ることで、測定器の全体をケース本体に収納することが
できる。
端面と当接する位置にまで測定器の底部側から納め入れ
ることで、測定器の全体をケース本体に収納することが
できる。
この場合、ケース本体における上ケース部には、突起部
が、下ケースには、係止腕がそれぞれ設けられているの
で、端面相互が当接状態にあるとき、係止腕と突起部と
を自動係合させることで両者を密接状態のもとで一体化
することができる。このようにしてケース本体を一体化
した際、上ケース部の端面には、弾性部材が埋設されて
おり、下ケース部には、凸条部が周設されているので、
この凸条部を弾性部材に圧入させることができ、突き合
わされる端面相互は、液密状となって密接させることが
できる。
が、下ケースには、係止腕がそれぞれ設けられているの
で、端面相互が当接状態にあるとき、係止腕と突起部と
を自動係合させることで両者を密接状態のもとで一体化
することができる。このようにしてケース本体を一体化
した際、上ケース部の端面には、弾性部材が埋設されて
おり、下ケース部には、凸条部が周設されているので、
この凸条部を弾性部材に圧入させることができ、突き合
わされる端面相互は、液密状となって密接させることが
できる。
また、下ケース部の表側内面には、ロータリースイッチ
がOFF位置にある場合にのみ測定器を収納することがで
きる案内溝部が設けられているので、測定器は、常にオ
フ状態となってケース本体に収納させておくことができ
る。
がOFF位置にある場合にのみ測定器を収納することがで
きる案内溝部が設けられているので、測定器は、常にオ
フ状態となってケース本体に収納させておくことができ
る。
なお、上ケース部と下ケース部との間の係合関係は、下
ケース部における端面近傍の両側部を押圧しながら引き
下ろしことで解除することができる。
ケース部における端面近傍の両側部を押圧しながら引き
下ろしことで解除することができる。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
第1図は、測定器を収納した際における一実施例として
のケース本体の状態を示す断面図であり、第2図は、第
1図に対応する一部を破断した側面図である。
のケース本体の状態を示す断面図であり、第2図は、第
1図に対応する一部を破断した側面図である。
これによれば、透明もしくは不透明な合成樹脂材からな
るケース本体11は、突き合される端面13,35相互を介し
て一体的な組合せを可能とした上ケース部12と下ケース
部31とで構成されており、これら上ケース部12と下ケー
ス部13とには、収納される測定器51との間の係着手段2
5,48を設けて形成されている。
るケース本体11は、突き合される端面13,35相互を介し
て一体的な組合せを可能とした上ケース部12と下ケース
部31とで構成されており、これら上ケース部12と下ケー
ス部13とには、収納される測定器51との間の係着手段2
5,48を設けて形成されている。
また、上ケース部12の端面13には、その全周にわたり溝
穴14が設けられており、この溝穴14を介して例えばゴム
パッキンやプラスチックパッキンなどからなる弾性部材
15が埋設されている。
穴14が設けられており、この溝穴14を介して例えばゴム
パッキンやプラスチックパッキンなどからなる弾性部材
15が埋設されている。
さらに、上ケース部12の左右両側部には、第3図からも
明らかなように、その端面13側から頂面16方向へと次第
に立ち上がらせた適宜長さの内側傾斜部18と、この内側
傾斜部18の終端から内面20側へと段状に落ち込ませた係
合面19とを有してなる突起部17がそれぞれ配設されてい
る。なお、上ケース部12が不透明な樹脂材により形成さ
れている場合には、測定器51に設けられている表示部61
に対応させた透視部22が透明樹脂材を溶着するなどして
形成されている。また、上ケース部12には、第4図に示
すように予めストラップ23を付設しておくこともでき
る。
明らかなように、その端面13側から頂面16方向へと次第
に立ち上がらせた適宜長さの内側傾斜部18と、この内側
傾斜部18の終端から内面20側へと段状に落ち込ませた係
合面19とを有してなる突起部17がそれぞれ配設されてい
る。なお、上ケース部12が不透明な樹脂材により形成さ
れている場合には、測定器51に設けられている表示部61
に対応させた透視部22が透明樹脂材を溶着するなどして
形成されている。また、上ケース部12には、第4図に示
すように予めストラップ23を付設しておくこともでき
る。
一方、下ケース部31には、測定器51のロータリースイッ
チ52がOFF位置にある場合にのみその収納を可能とすべ
く、案内溝部33が表側内面32を介して端面35側から底面
36側へと形成されている。この場合、案内溝部33は、ロ
ータリースイッチ52に立設されている抓み片53がOFF位
置にあるときにのみ、測定器51の収納が可能となるよう
に、その終端縁34がOFF位置にあるロータリースイッチ5
2の抓み片53の位置角度と略一致する角度を有して形成
されている。
チ52がOFF位置にある場合にのみその収納を可能とすべ
く、案内溝部33が表側内面32を介して端面35側から底面
36側へと形成されている。この場合、案内溝部33は、ロ
ータリースイッチ52に立設されている抓み片53がOFF位
置にあるときにのみ、測定器51の収納が可能となるよう
に、その終端縁34がOFF位置にあるロータリースイッチ5
2の抓み片53の位置角度と略一致する角度を有して形成
されている。
また、下ケース部31には、前記上ケース12の端面13を介
して突き合せた際、前記弾性部材15の側への圧入が可能
な幅を有する凸条部37がその端面35に周設されている。
して突き合せた際、前記弾性部材15の側への圧入が可能
な幅を有する凸条部37がその端面35に周設されている。
さらに、下ケース部31の左右両側部には、上記ケース部
12の前記突起部17との自動係合が可能な位置関係を有す
る係止腕38が延設されている。この場合、係止腕38は、
その外側先端部にて削成された斜面部39と、上ケース部
12の内側傾斜部18の長さと略一致させて外側に開口面を
有して形成された係止溝40とを有しており、この係止溝
40の先端側に位置する係合面41は、前記突起部17の係合
面19と略一致する深さを有して形成されている。
12の前記突起部17との自動係合が可能な位置関係を有す
る係止腕38が延設されている。この場合、係止腕38は、
その外側先端部にて削成された斜面部39と、上ケース部
12の内側傾斜部18の長さと略一致させて外側に開口面を
有して形成された係止溝40とを有しており、この係止溝
40の先端側に位置する係合面41は、前記突起部17の係合
面19と略一致する深さを有して形成されている。
また、測定器51と上ケース部12との間の前記係着手段25
は、測定器51と上ケース部12との間の自動係合が可能
で、かつ、離脱が困難とすべく、測定器51の側に突設さ
せたつめ片54と、上ケース部12の側に凹設させた嵌合穴
21とで形成され、この係着手段25は、例えば左右両側と
背面など、適宜の複数箇所に設けるのが好ましい。
は、測定器51と上ケース部12との間の自動係合が可能
で、かつ、離脱が困難とすべく、測定器51の側に突設さ
せたつめ片54と、上ケース部12の側に凹設させた嵌合穴
21とで形成され、この係着手段25は、例えば左右両側と
背面など、適宜の複数箇所に設けるのが好ましい。
さらに、測定器51と下ケース部31との間の前記係着手段
48は、測定器51の背側55下部に着脱可能に付設される係
止腕56と、下ケース部31の脱落を防止すべく、その背側
内面42に沿わせて前記係止腕56の案内を可能にして設け
られる係止溝43とで形成するのが好ましい。この場合、
測定器51の側の係止腕56は、下ケース部31の進行方向と
交差する方向に形成される係合面57をその先端部58に有
し、基端部は、ねじ60により測定器51の側に固定されて
おり、さらに、前記先端部58が位置する背側55には、凹
陥部59が形成されている。また、下ケース部31に設けら
れる前記係止溝43は、上ケース12部の側への移動は許
し、測定器51からの脱落方向での移動を規制することが
できるだけの長さを有して形成されており、脱落方向で
の移動時に前記係止腕56に係止可能な係合面44を有して
形成されている。
48は、測定器51の背側55下部に着脱可能に付設される係
止腕56と、下ケース部31の脱落を防止すべく、その背側
内面42に沿わせて前記係止腕56の案内を可能にして設け
られる係止溝43とで形成するのが好ましい。この場合、
測定器51の側の係止腕56は、下ケース部31の進行方向と
交差する方向に形成される係合面57をその先端部58に有
し、基端部は、ねじ60により測定器51の側に固定されて
おり、さらに、前記先端部58が位置する背側55には、凹
陥部59が形成されている。また、下ケース部31に設けら
れる前記係止溝43は、上ケース12部の側への移動は許
し、測定器51からの脱落方向での移動を規制することが
できるだけの長さを有して形成されており、脱落方向で
の移動時に前記係止腕56に係止可能な係合面44を有して
形成されている。
この考案は、上述したようにして構成されているので、
ケース本体11のうち、上ケース部12の側は、測定器51に
その頂部側から納め入れることで、上部側を覆い、か
つ、前記係着手段25を介することでその抜脱を困難にし
て測定器51に係着させることができる。
ケース本体11のうち、上ケース部12の側は、測定器51に
その頂部側から納め入れることで、上部側を覆い、か
つ、前記係着手段25を介することでその抜脱を困難にし
て測定器51に係着させることができる。
一方、下ケース部31の側は、その端面35が上ケース部12
の側の端面13と当接する位置にまで測定器51にその底部
側から納め入れることで、測定器51を収納することがで
きる。この際、測定器51の側に付設されている係止腕56
は、固定しているねじ60を緩めることで、その先端部58
を凹陥部59の側に落し込むことができるので、下ケース
部31を測定器51の側に円滑に送り込むことができる。こ
のようにして下ケース部31の側の係止溝43の前記係合面
44を係止腕56の先端部58を越える位置にまで送り入れた
後、緩めていた前記ねじ60を緊締することで、前記係止
腕56を元の位置に戻すことができ、測定器51からの脱落
を防止して下ケース部31を納め入れることができる。
の側の端面13と当接する位置にまで測定器51にその底部
側から納め入れることで、測定器51を収納することがで
きる。この際、測定器51の側に付設されている係止腕56
は、固定しているねじ60を緩めることで、その先端部58
を凹陥部59の側に落し込むことができるので、下ケース
部31を測定器51の側に円滑に送り込むことができる。こ
のようにして下ケース部31の側の係止溝43の前記係合面
44を係止腕56の先端部58を越える位置にまで送り入れた
後、緩めていた前記ねじ60を緊締することで、前記係止
腕56を元の位置に戻すことができ、測定器51からの脱落
を防止して下ケース部31を納め入れることができる。
一方、ケース本体11における上ケース部12には、突起部
17が、下ケース部31には、係止腕38がそれぞれ設けられ
ているので、下ケース部31の側を端面13,35相互が当接
する位置にまで押し上げることで、係止腕38と突起部17
とを自動係合させて両者を密接状態のもとで一体化する
ことができる。この場合、係止腕38には、斜面部39が形
成されており、しかも、測定器51の対応部に凹部62が形
成されているので、上ケース部12の内側傾斜部18への乗
り上げを円滑に行なわせることができ、係止部17と容易
に係合させることができる。また上ケース部12の端面13
には、弾性部材15が埋設されており、下ケース部31に
は、凸条部37が周設されているので、この凸条部37を弾
性部材15に圧入させることができ、突き合わされる端面
13,35相互は、液密状となって当接させることができ
る。
17が、下ケース部31には、係止腕38がそれぞれ設けられ
ているので、下ケース部31の側を端面13,35相互が当接
する位置にまで押し上げることで、係止腕38と突起部17
とを自動係合させて両者を密接状態のもとで一体化する
ことができる。この場合、係止腕38には、斜面部39が形
成されており、しかも、測定器51の対応部に凹部62が形
成されているので、上ケース部12の内側傾斜部18への乗
り上げを円滑に行なわせることができ、係止部17と容易
に係合させることができる。また上ケース部12の端面13
には、弾性部材15が埋設されており、下ケース部31に
は、凸条部37が周設されているので、この凸条部37を弾
性部材15に圧入させることができ、突き合わされる端面
13,35相互は、液密状となって当接させることができ
る。
さらに、下ケース部31の表側内面32には、ロータリース
イッチ52がOFF位置にある場合にのみ測定器51を収納す
ることができる案内溝部33が設けられているので、ロー
タリースイッチ52の位置が若干OFF位置とずれていて
も、その終端縁34を介してOFF位置に押しやることがで
き、したがって、測定器51は、常にオフ状態となってケ
ース本体11内に収納させておくことができる。
イッチ52がOFF位置にある場合にのみ測定器51を収納す
ることができる案内溝部33が設けられているので、ロー
タリースイッチ52の位置が若干OFF位置とずれていて
も、その終端縁34を介してOFF位置に押しやることがで
き、したがって、測定器51は、常にオフ状態となってケ
ース本体11内に収納させておくことができる。
なお、上ケース部12と下ケース部31との間の係合関係
は、上ケース部12を一方の手指で把持し、下ケース部31
における端面35近傍の左右両側部を他方の手指で同時押
圧しながら引き下ろすことで、これを解除することがで
きる。
は、上ケース部12を一方の手指で把持し、下ケース部31
における端面35近傍の左右両側部を他方の手指で同時押
圧しながら引き下ろすことで、これを解除することがで
きる。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案によれば、ケース本体のう
ち、上ケースの側は、測定器をその頂部側から納め入れ
ることで、上部側を覆うようにして抜脱困難に係着させ
ることができる。
ち、上ケースの側は、測定器をその頂部側から納め入れ
ることで、上部側を覆うようにして抜脱困難に係着させ
ることができる。
一方、下ケース部の側は、その端面が上ケース部の端面
と当接する位置にまで測定器をその底部側から納め入れ
ることで、測定器の全体をケース本体に収納することが
できる。
と当接する位置にまで測定器をその底部側から納め入れ
ることで、測定器の全体をケース本体に収納することが
できる。
この場合、ケース本体における上ケース部には、突起部
が、下ケースには、係止腕がそれぞれ設けられているの
で、端面相互が当接状態にあるとき、係止腕と突起部と
を自動係合させることで両者を密接状態のもとで一体化
することができる。その際、上ケース部の端面には、弾
性部材が埋設されており、下ケース部には、凸条部が周
設されているので、この凸条部を弾性部材に圧入させる
ことができ、突き合わされる端面相互は、液密状となっ
て当接させることができる。
が、下ケースには、係止腕がそれぞれ設けられているの
で、端面相互が当接状態にあるとき、係止腕と突起部と
を自動係合させることで両者を密接状態のもとで一体化
することができる。その際、上ケース部の端面には、弾
性部材が埋設されており、下ケース部には、凸条部が周
設されているので、この凸条部を弾性部材に圧入させる
ことができ、突き合わされる端面相互は、液密状となっ
て当接させることができる。
また、下ケース部の表側内面には、ロータリースイッチ
がOFF位置にある場合にのみ測定器を収納することがで
きる案内溝部が設けられているので、測定器は、常にオ
フ状態となってケース本体に収納させておくことができ
る。
がOFF位置にある場合にのみ測定器を収納することがで
きる案内溝部が設けられているので、測定器は、常にオ
フ状態となってケース本体に収納させておくことができ
る。
第1図は、測定器の収納時における一実施例としてのケ
ース本体の状態を示す説明図、第2図は、その側面図、
第3図は、上ケース部と下ケース部との間の係合関係の
一例を示すものであり、このうち、(イ)は離脱時の状
態を示す要部拡大図、(ロ)は係着時の状態を示す要部
拡大図、第4図は、測定器から下ケース部を引き下げた
状態の一例を示す正面図、第5図は、下ケース部と測定
器との間の係着関係の一例を示すものであり、このう
ち、(イ)は下ケース部内へ測定器を収納した際の状態
を示す説明図、(ロ)は下ケース部を引き下げた際の測
定器との係合状態を示す説明図、(ハ)は下ケースを測
定器から離脱させようとする際の状態を示す説明図、第
6図(イ),(ロ)は、上ケース部と下ケース部とが当
接状態にあるときの従来構造を示す要部拡大図である。 11……ケース本体、12……上ケース部、13……端面、14
……溝穴、15……弾性部材、16……頂面、17……突起
部、18……内側傾斜部、19……係合面、20……内面、21
……嵌合穴、22……透視部、23……ストラップ、25……
係着手段、31……下ケース部、32……表側内面、33……
案内溝部、34……終端縁、35……端面、36……底面、37
……凸条部、38……係止腕、39……斜面部、40……係止
溝、41……係合面、42……背側内面、43……係止溝、44
……係合面、48……係着手段、51……測定器、52……ロ
ータリースイッチ、53……抓み片、54……つめ片、55…
…背側、56……係止腕、57……係合面、58……先端部、
59……凹陥部、60……ねじ、61……表示部、62……凹部
ース本体の状態を示す説明図、第2図は、その側面図、
第3図は、上ケース部と下ケース部との間の係合関係の
一例を示すものであり、このうち、(イ)は離脱時の状
態を示す要部拡大図、(ロ)は係着時の状態を示す要部
拡大図、第4図は、測定器から下ケース部を引き下げた
状態の一例を示す正面図、第5図は、下ケース部と測定
器との間の係着関係の一例を示すものであり、このう
ち、(イ)は下ケース部内へ測定器を収納した際の状態
を示す説明図、(ロ)は下ケース部を引き下げた際の測
定器との係合状態を示す説明図、(ハ)は下ケースを測
定器から離脱させようとする際の状態を示す説明図、第
6図(イ),(ロ)は、上ケース部と下ケース部とが当
接状態にあるときの従来構造を示す要部拡大図である。 11……ケース本体、12……上ケース部、13……端面、14
……溝穴、15……弾性部材、16……頂面、17……突起
部、18……内側傾斜部、19……係合面、20……内面、21
……嵌合穴、22……透視部、23……ストラップ、25……
係着手段、31……下ケース部、32……表側内面、33……
案内溝部、34……終端縁、35……端面、36……底面、37
……凸条部、38……係止腕、39……斜面部、40……係止
溝、41……係合面、42……背側内面、43……係止溝、44
……係合面、48……係着手段、51……測定器、52……ロ
ータリースイッチ、53……抓み片、54……つめ片、55…
…背側、56……係止腕、57……係合面、58……先端部、
59……凹陥部、60……ねじ、61……表示部、62……凹部
Claims (3)
- 【請求項1】収納される測定器に対する係着手段をそれ
ぞれが有し、かつ、突き合される端面相互を介して一体
的な組合せを可能とした上ケース部と下ケース部とでケ
ース本体を構成し、上ケース部には、その端面の全周に
わたり弾性部材を埋設し、かつ、この端面側から次第に
立ち上がる内側傾斜部と、この内側傾斜部の終端から内
面側に段状に落ち込む係合面とを有してなる突起部を設
け、下ケース部には、測定器のロータリースイッチがOF
F位置にある場合にのみその収納を可能とする案内溝部
を端面側から表側内面を介して形成するとともに、前記
上ケースに突き合せた際、前記弾性部材への圧入を可能
に周設される凸条部と、前記突起部との自動係合が可能
に延設される係止腕とを付設したことを特徴とする測定
器の携帯用ケース構造。 - 【請求項2】測定器と上ケース部との間の前記係着手段
は、測定器の上部に付設されるつめ片と、上ケース部の
対応部位に設けた嵌合穴とを、相互の係合が可能で、か
つ、離脱が困難に形成したことを特徴とする請求項1記
載の測定器の携帯用ケース体構造。 - 【請求項3】測定器と下ケース部との間の係着手段は、
測定器の背側下部に着脱可能に付設される係止腕と、下
ケース部の脱落を防止すべく、その背側内面に沿わせて
前記係止腕の案内を可能にして設けられる係止溝とで形
成したことを特徴とする請求項1又は2記載の測定器の
携帯用ケース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14211489U JPH0742159Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | 測定器の携帯用ケース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14211489U JPH0742159Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | 測定器の携帯用ケース構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381594U JPH0381594U (ja) | 1991-08-20 |
JPH0742159Y2 true JPH0742159Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31688959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14211489U Expired - Fee Related JPH0742159Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | 測定器の携帯用ケース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742159Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-11 JP JP14211489U patent/JPH0742159Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381594U (ja) | 1991-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6183904B1 (en) | Storage battery terminal structure | |
JPS5811016Y2 (ja) | 電池箱取出し装置 | |
JP2785750B2 (ja) | 電子機器カバーのロック構造 | |
KR930003887B1 (ko) | 헬멧에 있어서의 보호판 부착구조 | |
JP2007503871A (ja) | 針保護組立体 | |
JPS6161501B2 (ja) | ||
EP0669564A1 (en) | Engagement structure disengaged by relatively rotating projected body and recessed body | |
JPH0742159Y2 (ja) | 測定器の携帯用ケース構造 | |
JPH11135092A (ja) | バッテリーケース | |
US20020152617A1 (en) | Anti-detachment structure for a knife and knife sheath | |
JP3496493B2 (ja) | 防水型電池蓋の取付構造 | |
JPH0548693A (ja) | 電池収納装置 | |
JPH024429Y2 (ja) | ||
JP3716356B2 (ja) | 検知器 | |
JPH0435872Y2 (ja) | ||
JPH075143B2 (ja) | 電子部品収納容器 | |
JP3306787B2 (ja) | グロメット | |
JPH0743612Y2 (ja) | 計器筺体の防水防塵構造 | |
JPH0516173Y2 (ja) | ||
JPH0521929Y2 (ja) | ||
JPS6336067B2 (ja) | ||
JP3303334B2 (ja) | クリップ装置 | |
JPH088517Y2 (ja) | 電子機器本体と電池パックを備えた電子機器 | |
JPH0553688A (ja) | 文書処理装置 | |
JPH0241884Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |