JP2543409Y2 - カバー構造 - Google Patents

カバー構造

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JP2543409Y2
JP2543409Y2 JP1777992U JP1777992U JP2543409Y2 JP 2543409 Y2 JP2543409 Y2 JP 2543409Y2 JP 1777992 U JP1777992 U JP 1777992U JP 1777992 U JP1777992 U JP 1777992U JP 2543409 Y2 JP2543409 Y2 JP 2543409Y2
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貴代司 小川
英樹 小野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はケースで覆われた電子装
置内に具備された内部コネクタに必要に応じて外部から
接続されるプラグを通すためにケースに開けられた穴に
対して開閉可能に設けられるカバーの構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5,図6は従来のカバー構造を示すも
ので、図5は外観斜視図、図6は側断面図で、図6
(a)はカバーが閉じた状態、図6(b)はカバーが開
いて内部コネクタにプラグを接続した状態を示してい
る。図において、1は電子装置を覆うケース、2はケー
ス1内に設けられた内部コネクタ、3は内部コネクタ2
取り付け用のプリント配線板、4はケース1の外部から
内部コネクタ2に接続されるプラグ、5はプラグのケー
ブルである。
【0003】6はプラグ4をケース1内に通すためにケ
ース1に開けられた穴、7は穴6の開閉を行うゴム製の
カバーである。8はカバー7の開閉動作の支点となる根
元部、9は根元部8と反対の辺の一部に形成され、開閉
動作時に指を掛けるための切り欠き部、10は穴6の径
より若干大きな径でカバー7の内側を突出させて形成し
たカバー突起部である。
【0004】上述した構成からなる従来のカバー構造
は、カバー7が穴6を閉じた状態では、カバー7が根元
部8を支点に弾性変形で折り曲げられ、これを穴6にカ
バー突起部10が摩擦で嵌まることで、カバー7が開く
のを抑えている。ケース1内の内部コネクタ2にプラグ
4を接続する場合は、切り欠き部9に指をかけ手前に引
くと、装置穴6に嵌まっていたカバー突起部10が外
れ、カバー7は根元部8を支点に開き、穴6からプラグ
4をケース1内に通して内部コネクタ2と接続すること
ができる。
【0005】内部コネクタ2の未使用時は、カバー7を
閉じることでカバー突起部10が穴6に嵌まって穴6が
塞がれる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカバー構造では、カバーの開閉動作は支点を有
する回転動作により行われるので、カバーを開けてプラ
グを差し込んだ状態の時に、カバーがケースの外形面か
ら大きく出っ張るため、カバーが操作の邪魔になった
り、ケーブルに引っかけやすいという問題がある。
【0007】また、カバーは弾性を有するゴム製で、折
り曲げによって開閉動作を行うため、開閉動作の支点と
なる根元部から切れてしまうという問題がある。さら
に、ゴム製であるカバーの弾性を利用して開閉動作の支
点としているので、閉じた状態のカバーに触れてカバー
に外力が加わると、カバーを閉じた状態で保持している
穴とカバー突起部との間の摩擦力に打ち勝ってカバーが
開いてしまうという問題がある。
【0008】本考案は、このような問題を解決するため
になされたもので、カバーの開閉動作でカバーがケース
外形面より出っ張らないようにするとともに、開閉動作
に伴い折れ曲がる部分をなくすことで、操作性,耐久性
に優れ、高い防滴効果を持つカバー構造を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本考案は、ケースで覆われた電子装置内の内部コ
ネクタに外部より接続するプラグを差し込むために該ケ
ースに開けられた穴と、穴に対して開閉可能なカバーと
を有する電子装置のカバー構造においてケースに対して
左右にスライド移動して穴の開閉を行う、四角板状で適
度な弾性をもったカバーと、このカバーの4辺の内、カ
バーのスライド方向に沿った2辺に、スライド方向に沿
って形成された突起部と、カバーが穴を閉じた状態で、
この穴と対向するカバーの中央部付近を、穴の径より若
干大きな径で穴側にゆるく窪ませて形成した内側凸起
と、カバーがケース外形面より出っ張らずに、穴の開閉
をできる範囲でスライド移動が可能となるように、左右
方向を長辺としてケース外形面を四角状に窪ませて形成
したスライド空間と、カバーのスライド方向に沿ったス
ライド空間の向かい合った2辺に形成され、カバーの突
起部が入り込んでカバーを保持するとともにカバーのス
ライド移動のガイドとなる溝状の凹部と、カバーの開閉
を妨げることなく、かつ閉じた状態のカバーの内側凸起
と密着するように、穴をケース外側に向けて筒状に突出
して形成した防滴用突起部と、凹部を形成したスライド
空間の下側の辺の両端に、凹部と交わる方向で凹部より
深く窪ませて形成した水抜き溝とを有するカバー構造で
ある。
【0010】
【作用】上述した構成を有する本考案のカバー構造は、
カバーが穴を閉じた状態では、穴の防滴用突起部とカバ
ーの内側凸起が密着した状態となり、穴からのケース内
への水滴の進入が防止される。このとき、カバーとスラ
イド空間との隙間や凹部に溜まった水滴は、水抜き溝か
らケース外へ排出される。
【0011】外部よりケース内の内部コネクタにプラグ
を接続する際には、カバーをスライド移動させて穴を開
放する。カバーはカバーの突起部がスライド空間の凹部
に入り込み、この凹部をガイドとしてスライド移動する
ようになっており、穴を開放した状態でもカバーはケー
ス外形面から出っ張ることがない。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1〜4は本考案の一実施例におけるカバー構造を示し、
図1(a)はカバーが閉じた状態の平断面図、図1
(b)はカバーが閉じた状態の側断面図、図2はカバー
が開いてプラグを内部コネクタに接続した状態の平断面
図、図3は外観斜視図、図4は図3のA部拡大図であ
る。
【0013】図において、11は電子装置を覆うケー
ス、12はケース11内に設けられた内部コネクタ、1
3は内部コネクタ12取り付け用のプリント配線板、1
4はケース1の外部から内部コネクタ12に接続される
プラグ、15はプラグのケーブルである。16はプラグ
14をケース11内に通すためにケース11に開けられ
た穴である。
【0014】17はケース11に対して左右にスライド
移動して穴16の開閉を行う、四角板状で適度な弾性を
もったカバー、18はカバー17の4辺の内、カバー1
7のスライド方向に沿った2辺に、スライド方向に沿っ
て形成された突起部である。19はカバー17が穴16
を閉じた状態で、この穴16と対向するカバー17の中
央部付近を、穴16の径より若干大きめの径で穴16側
にドーム状にゆるく窪ませて形成した内側凸起である。
【0015】20はカバー17がケース11外形面より
出っ張らずに、穴16の開閉をできる範囲でスライド移
動が可能となるように、左右方向を長辺としてケース1
1外形面を四角状に窪ませて形成したスライド空間、2
1はカバー17のスライド方向に沿ったスライド空間2
0の向かい合った2辺に形成され、カバー17の突起部
18が入り込んでカバー17を保持するとともにカバー
17のスライド移動のガイドとなる溝状の凹部である。
【0016】22はカバー17の開閉を妨げることな
く、かつ閉じた状態のカバー17の内側凸起19と密着
するように、穴16をケース11外側に向けて筒状に突
出して形成した防滴用突起部、23は凹部21を形成し
たスライド空間20の下側の辺の両端に、凹部21と交
わる方向で凹部21より深く窪ませて形成した水抜き溝
である。
【0017】上述した構成からなる本実施例のカバー構
造では、カバー17の突起部18がケース11のスライ
ド空間20に設けてある凹部21に入り込んで、カバー
17をケース11に保持するとともに、この凹部21上
をスライドして開閉できる仕組みになっている。カバー
17が閉じた状態で穴16からケース11内に水滴が進
入しないように、ケース11側には防滴用突起部22が
形成され、カバー17側には内側凸起19が形成されて
おり、カバー17が閉じた状態ではカバー17の弾性に
よって内側凸起19が防滴用突起部22に嵌まり込むよ
うに押しつけられるため、カバー17と防滴用突起部2
2との間の隙間20aはゼロとなって密着した状態とな
っている。
【0018】この内側凸起19と防滴用突起部22以外
のカバー17とスライド空間20との間には隙間20b
が開いているが、この隙間20bや凹部21に進入した
水滴は水抜き23からケース11外へ排出される。内部
コネクタ12にプラグ14を接続する時は、カバー17
を凹部21をガイドとしてスライド空間20内をスライ
ド移動させて穴16を開け、これによりプラグ14が穴
16を通して内部コネクタ12と接続可能となる。
【0019】このとき、防滴用突起部22に密着してい
る内側凸起19は、カバー17が弾性を有しているの
で、カバー17の開放動作を妨げることなく防滴用突起
部22を乗り越えることができる。穴16が開放状態の
カバー17は、突起部18が凹部21に入り込んでスラ
イド空間20に収納されているので、ケース11外形面
から出っ張らず、操作のじゃまになることはない。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ケースで
覆われた電子装置内の内部コネクタに外部より接続する
プラグを差し込むために該ケースに開けられた穴と、穴
に対して開閉可能なカバーとを有する電子装置のカバー
構造において、ケースに対して左右にスライド移動して
穴の開閉を行う、四角板状で適度な弾性をもったカバー
と、このカバーの4辺の内、カバーのスライド方向に沿
った2辺に、スライド方向に沿って形成された突起部
と、カバーが穴を閉じた状態で、この穴と対向するカバ
ーの中央部付近を、穴の径より若干大きな径で穴側にゆ
るく窪ませて形成した内側凸起と、カバーがケース外形
面より出っ張らずに、穴の開閉をできる範囲でスライド
移動が可能となるように、左右方向を長辺としてケース
外形面を四角状に窪ませて形成したスライド空間と、カ
バーのスライド方向に沿ったスライド空間の向かい合っ
た2辺に形成され、カバーの突起部が入り込んでカバー
を保持するとともにカバーのスライド移動のガイドとな
る溝状の凹部と、カバーの開閉を妨げることなく、かつ
閉じた状態のカバーの内側凸起と密着するように、穴を
ケース外側に向けて筒状に突出して形成した防滴用突起
部と、凹部を形成したスライド空間の下側の辺の両端
に、凹部と交わる方向で凹部より深く窪ませて形成した
水抜き溝とを有するカバー構造である。
【0021】これにより、カバーはカバーの突起部がス
ライド空間の凹部に入り込んでケースにカバーを保持す
るとともに、この凹部をガイドとしてスライド移動する
という簡単な構造で穴に対して開閉動作が行えるという
効果を有し、開閉動作の際に折れ曲がる部分がないの
で、開閉動作の繰り返しでカバーが破損することがない
という効果を有し、カバーがスライド移動で開閉動作を
行うので、不用意な外力のみでカバーが開いてしまうこ
とがないという効果を有する。
【0022】また、穴の開放時にカバーがケース外形面
から出っ張らないので、カバーが操作のじゃまになった
り、穴を通して内部コネクタに接続したケーブルがカバ
ーに引っ掛かることがないという効果を有する。さら
に、カバーが穴を閉じた状態では、カバー側の内側凸起
とケース側の防滴突起部が密着して穴からの水滴の進入
を防ぎ、凹部に溜まった水滴は水抜き溝からケース外へ
排出されるので、防滴効果を維持できるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるカバー構造を示す説
明図である。
【図2】本実施例でカバーが開いた状態の平断面図であ
る。
【図3】本実施例の外観斜視図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】従来の外観斜視図である。
【図6】従来のカバー構造を示す側断面図である。
【符号の説明】 11 ケース 12 内部コネクタ 14 プラグ 16 穴 17 カバー 18 突起部 19 内側凸起 20 スライド空間 21 凹部 22 防滴突起部 23 水抜き溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースで覆われた電子装置内の内部コネ
    クタに外部より接続するプラグを差し込むために該ケー
    スに開けられた穴と、 穴に対して開閉可能なカバーとを有する電子装置のカバ
    ー構造においてケースに対して左右にスライド移動して
    穴の開閉を行う、四角板状で適度な弾性をもったカバー
    と、 このカバーの4辺の内、カバーのスライド方向に沿った
    2辺に、スライド方向に沿って形成された突起部と、 カバーが穴を閉じた状態で、この穴と対向するカバーの
    中央部付近を、穴の径より若干大きな径で穴側にゆるく
    窪ませて形成した内側凸起と、 カバーがケース外形面より出っ張らずに、穴の開閉をで
    きる範囲でスライド移動が可能となるように、左右方向
    を長辺としてケース外形面を四角状に窪ませて形成した
    スライド空間と、 カバーのスライド方向に沿ったスライド空間の向かい合
    った2辺に形成され、カバーの突起部が入り込んでカバ
    ーを保持するとともにカバーのスライド移動のガイドと
    なる溝状の凹部と、 カバーの開閉を妨げることなく、かつ閉じた状態のカバ
    ーの内側凸起と密着するように、穴をケース外側に向け
    て筒状に突出して形成した防滴用突起部と、 凹部を形成したスライド空間の下側の辺の両端に、凹部
    と交わる方向で凹部より深く窪ませて形成した水抜き溝
    とを有することを特徴とするカバー構造。
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JPH0577978U JPH0577978U (ja) 1993-10-22
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WO2022202111A1 (ja) * 2021-03-24 2022-09-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

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