JP2556538Y2 - ロック釦の取付構造 - Google Patents

ロック釦の取付構造

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JP2556538Y2
JP2556538Y2 JP4653992U JP4653992U JP2556538Y2 JP 2556538 Y2 JP2556538 Y2 JP 2556538Y2 JP 4653992 U JP4653992 U JP 4653992U JP 4653992 U JP4653992 U JP 4653992U JP 2556538 Y2 JP2556538 Y2 JP 2556538Y2
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裕一 玉川
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子機器の筐体本体に取
付けられた取付体と係合させられるロック爪を有するロ
ック釦の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図8に従来の携帯形電話機を示
す。
【0003】この電話機(電子機器)の筐体は、筐体本
体1とこの筐体本体1に基端が軸3を介して回動自在に
取付けられた送話部ケース(取付体)5とで構成されて
いる。筐体本体1には機器の機能を構成する回路部6や
その他の電子部品が収納されており、送話部ケース5の
先端側には送話器(図示せず)が収納されている。ま
た、この送話部ケース5は筐体本体1から開く状態(図
5に一点鎖線で示された送話部ケース5の状態)にスプ
リング8で付勢されている。そして、電話機不使用時
は、ロック釦9に送話部ケース5が係合させられて閉じ
た状態とされ、使用時はロック釦9を押圧して係合状態
を解除し、送話部ケース5を開く構成となっている。こ
のロック釦9の取付構造は次のようになっている。
【0004】ロック釦9は、図6に示す如く、操作者が
押圧するためのロック釦本体11、このロック釦本体1
1に立設されたガイドピン12、このガイドピン12と
直交させてロック釦11に立設され送話部ケ−ス5側の
爪部5aと係合させられるロック爪13とが一体に形成
されている。
【0005】このロック釦9の筐体本体1への取付け
は、ガイドピン12を圧縮コイルバネ15に挿入し、ロ
ック釦本体11を筐体本体1に形成されたガイド穴1a
に筐体本体1の内側から挿入し、また、ロック爪13を
筐体本体1に形成された穴部1bに筐体本体1の内側か
ら挿入することによりなされる。これで、図7に示す如
く、ロック釦本体11は圧縮コイルバネ15で押圧さ
れ、筐体本体1の側面1cから突出した状態となる。ま
た、ロック爪13は筐体本体1から送話部ケ−ス5に向
けて突出する状態となる。
【0006】従って、送話部ケ−ス5を閉じるとロック
爪13が送話部ケ−ス5の爪部5aと係合し、送話部ケ
−ス5は筐体本体1にロックされる。また、図8に示す
如く、ロック釦本体11を押圧すると爪部5aに対する
ロック爪13の係合状態が解除され、送話部ケ−ス5は
スプリング8の作用により開かれる。
【0007】しかしながら、上記ロック釦9の取付構造
によると、筐体本体1には、ガイド穴1aとロック釦本
体11との間及び穴部1bとロック爪13との間に隙間
が生じ、この隙間から水しぶきが筐体本体1内に侵入す
るという不具合があった。また、ロックを解除するべく
ロック釦本体11を押圧する場合に、圧縮コイルバネ1
5に対応するロック釦本体11の部分A点を正確に押圧
していれば問題はないが、A点からずれた部分、特にロ
ック爪13から離れている部分を押圧すると、ロック釦
9が傾きロック爪13による爪部5aの係合状態が解除
されないという問題があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上述の如く、従来の取
付構造では、ロック釦を取付けるために筐体本体に形成
される穴部から筐体本体内に水しぶきが侵入するという
不具合があった。また、ロック釦の押し方によっては、
筐体本体に取付けられた取付体とロック爪との係合状態
が解除されない場合があった。
【0009】本考案はこのような従来の欠点を解決する
べくなされたものであり、ロック釦を取付けることによ
り水しぶきが侵入する隙間が筐体本体に生じることのな
いロック釦の取付構造の提供を第1の目的とし、ロック
釦を押圧することにより円滑にロックを解除できるロッ
ク釦の取付構造の提供を第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案では、電子機器の
筐体本体の外壁面に位置付けられるロック釦本体とこの
ロック釦本体に設けられ前記筐体本体に取付けられた取
付体と係合させられるロック爪とを有し、前記ロック釦
本体が前記筐体本体に接近する方向に移動させられるこ
とにより前記取付体に対する前記ロック爪の係合状態が
解除されるロック釦の取付構造において、前記ロック釦
本体には、前記筐体本体に形成された穴部に挿入され先
端に形成された爪部が前記筐体本体の内壁面と係合して
前記穴部からの抜けを阻止される脚部が設けられ、前記
ロック釦本体と前記筐体本体の外壁面との間には、前記
脚部を囲繞し前記外壁面と前記ロック釦本体とで圧縮さ
れた弾性体が設けられ、前記ロック釦本体は前記弾性体
の弾性力で前記筐体本体から離間する方向へ押圧された
構成となっている。
【0011】また、弾性体は、ロック爪が設けられたロ
ック釦本体の部分から遠ざかるに従って弾性力が大きく
なる形状とすると良い。
【0012】
【作用】本考案では、ロック釦本体に立設された脚部は
弾性体で囲繞され、この弾性体は筐体本体の外壁面とロ
ック釦本体とで圧縮されているので、脚部を挿入するた
めの筐体本体の穴部と脚部との間に隙間が生じていて
も、筐体本体はこの弾性体により外部から密閉される。
また、弾性体の形状を、ロック爪が設けられたロック釦
本体の部分から遠ざかるに従って弾性力を強くする形状
とするならば、ロック釦本体を押圧したときに、ロック
爪が設けられたロック釦本体の部分の動きは他の部分の
動きよりも円滑になる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図4を参
照して詳述する。
【0014】図1は本考案に係る取付構造を説明する分
解斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は取付体
とロック爪とを係合した状態での図1のB−B線断面
図、図4は取付体とロック爪との係合状態を解除した状
態でのB−B線断面図である。
【0015】本例に係るロック釦の取付構造は、図5に
示す携帯電話機に用いたものであり、電話機(電子機
器)の筐体は、筐体本体21とこの筐体本体21に基端
が軸3を介して回動自在に取付けられた送話部ケ−ス
(取付体)25とで構成さている。また、筐体本体21
には機器の機能を構成する回路部26やその他の電子部
品が収納されており、送話部ケ−ス25の先端側には送
話器(図示せず)が収納されている。また、この送話部
ケ−ス25は筐体本体21から開く状態にスプリング8
で付勢されている。そして、電話機不使用時は、ロック
釦29に送話部ケ−ス25が係合させられて閉じた状態
とされ、使用時はロック釦29を押圧して係合状態を解
除し、送話部ケ−ス25を開く構成となっている。この
ロック釦29の取付構造は次のようになっている。
【0016】図1に示す如く、ロック釦29は、操作者
が押圧するためのロック釦本体31とこのロック釦本体
31に立設された一対の脚部32と送話部ケ−ス25の
爪部25aと係合させられるロック爪33とがプラスチ
ックにより一体形成されてなる。一対の脚部32は、そ
の先端部分に、互いに反対方向へ向けて爪部32aが設
けられている。ロック爪33は脚部32と同方向へ中途
まで延出された後脚部32と直交する方向へ屈曲されて
いる。
【0017】筐体本体21の側部には前記した一対の脚
部32が挿入される角形のガイド穴21aが形成されて
いる。また、筐体本体21の送話部ケ−ス25と対向す
る部分には、ロック爪33を逃げるための凹部21cが
形成されている。
【0018】また、ロック釦本体31と筐体本体21の
外壁面21dとの間には弾性体36が介在させられる。
この弾性体36はスポンジ等の伸縮の容易な発泡体で形
成されており、ロック釦本体31の外形よりも若干小さ
めに形成されている。この弾性体36には、一対の脚部
32を挿入するための角穴36aが、ガイド穴21aよ
りも若干小さめに形成されている。また、弾性体36の
板厚は、図2に示す如く、ロック爪33が設けられたロ
ック釦本体31の部分に近い方が薄くされ遠い方が厚く
されている。
【0019】ロック釦29の筐体本体21への取付は、
弾性体36の角穴36aへ脚部32を挿入しさらにこの
脚部32を筐体本体21のガイド穴21aに挿入するこ
とによりなされる。これで、脚部32の爪部32aが筐
体本体21の内壁面21eと係合し、従ってガイド穴2
1aからの脚部32の抜けは阻止され、ロック釦29は
筐体本体21に取付けられる。また、ロック爪33は筐
体本体21の凹部21c内に位置付けられる。また、弾
性体36は筐体外壁面21dとロック釦本体31とで圧
縮され、従って、ロック釦本体31は弾性体36の弾性
力により筐体本体21から離間する方向へ押圧された状
態となる。尚、本例では、弾性体36及びロック釦本体
31は筐体外面に形成された凹部21f内に位置付けら
れる構成となっている。
【0020】上記の如き構造となつているので、送話部
ケ−ス25を閉じると、図3に示す如く、ロック爪33
が送話部ケ−ス25の爪部25aと係合し、送話部ケ−
ス25は筐体本体21にロックされる。また、図4に示す
如く、ロック釦本体31を押圧するとロック爪33も矢
印方向へスライドし、爪部25aに対するロック爪33の
係合状態が解除され、送話部ケ−ス25はスプリング8
の作用により開かれる。この場合に、弾性体36の弾性
力はロック爪寄の方が小さくなっているので、ロック釦
本体31への押圧により、ロック釦本体31のうちの爪
33が設けられている部分が他の部分よりも容易に動く
ので、ロック爪33と爪部25aとの係合状態は確実に
解除される。
【0021】尚、本例では、弾性体36の板厚をかえる
ことにより、ロック爪33寄の弾性体36の弾性力を弱
めているがこれに限定されず、ロック爪33寄の弾性体
36の面積を小さくしても良い。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のロック釦
の取付構造では、ロック釦本体に立設された脚部は弾性
体で囲繞され、この弾性体は筐体本体の外壁面とロック
釦本体とで圧縮されているので、脚部を挿入するための
穴部が筐体本体に形成されこの穴部と脚部との間に隙間
が生じていても、筐体本体はこの弾性体で外部から密閉
され、筐体本体内に水しぶきが侵入することはない。ま
た、弾性体の形状をロック爪が設けられたロック釦本体
の部分から遠くなるに従って弾性力を強くする形状とす
るならば、ロック釦本体を押圧したときに、ロック爪が
設けられたロック釦本体の部分の動きは他の部分の動き
より円滑となり、従って、ロック爪による取付体のロッ
クを確実に解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るロック釦の取付構造を
説明する分解斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】取付体とロック爪とが係合した状態での図1の
B−B線断面図。
【図4】取付体とロック爪との係合状態が解除された状
態での図1のB−B線断面図。
【図5】携帯形電話機の側面図。
【図6】従来のロック釦の取付構造の分解斜視図。
【図7】取付体とロック爪とが係合した状態での図6の
断面図。
【図8】取付体とロック爪との係合状態が解除された状
態での図6の断面図。
【符号の説明】
21……筐体本体 21a…穴部 21d…外壁面 21e…内壁面 25……取付体 29……ロック釦 31……ロック釦本体 32……脚部 32a…爪部 33……ロック爪 36……弾性体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筐体本体の外壁面に位置付け
    られるロック釦本体とこのロック釦本体に設けられ前記
    筐体本体に取付けられた取付体と係合させられるロック
    爪とを有し、前記ロック釦本体が前記筐体本体に接近す
    る方向に移動させられることにより前記取付体に対する
    前記ロック爪の係合状態が解除されるロック釦の取付構
    造において、前記ロック釦本体には、前記筐体本体に形
    成された穴部に挿入され先端に形成された爪部が前記筐
    体本体の内壁面と係合して前記穴部からの抜けを阻止さ
    れる脚部が設けられ、前記ロック釦本体と前記筐体本体
    の外壁面との間には、前記脚部を囲繞し前記外壁面と前
    記ロック釦本体とで圧縮された弾性体が設けられ、前記
    ロック釦本体は前記弾性体の弾性力で前記筐体本体から
    離間する方向へ押圧されていることを特徴とするロック
    釦の取付構造。
  2. 【請求項2】 弾性体は、ロック爪が設けられたロック
    釦本体の部分から遠ざかるに従って弾性力が大きくなる
    形状とされていることを特徴とする請求項1記載のロッ
    ク釦の取付構造。
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