JP3119797B2 - シールドケース - Google Patents

シールドケース

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JP3119797B2
JP3119797B2 JP07261714A JP26171495A JP3119797B2 JP 3119797 B2 JP3119797 B2 JP 3119797B2 JP 07261714 A JP07261714 A JP 07261714A JP 26171495 A JP26171495 A JP 26171495A JP 3119797 B2 JP3119797 B2 JP 3119797B2
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聡 松崎
和俊 鋸本
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板の主
要部または全体を覆蓋するように装着されるシールドケ
ースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路基板においては、外部への不要
輻射を低減し、あるいは外部や他の回路からのノイズ等
の影響を防止するため、錫メッキ鋼板等からなるシール
ドケースが用いられている。特に、シールド効果を高め
るためには、金属製の枠体の中にプリント基板を配置
し、前記枠体の上面及び下面を金属板で覆う密閉型のシ
ールドケースが用いられる。
【0003】この種の技術に関するものに、例えば実開
昭59−33277号公報がある。ここに示される技術
は、図5に示すように、底部と側壁部を有する金属製の
本体11と、この本体11の上面を覆う金属製のカバー
12とを主体に構成され、内部には高周波回路部品14
を実装したプリント基板13が収納されている。本体1
1の側壁には内側へ突出する突起11aが設けられ、プ
リント基板13はこの突起11aに載る形で内蔵されて
いる。また、本体11の側壁の上部には複数の嵌合穴1
1bが設けられている。一方、カバー12は板状を成
し、その周辺には複数の弾接片12aが直角に設けられ
ており、その各々の先端寄りには内側に“く”の字形に
膨出させて折曲部12bが形成され、本体11の嵌合穴
11bに嵌合する。
【0004】本体11にカバー12を装着するに際して
は、カバー12を本体11に位置合わせした後、そのま
ま周辺部を指で押下すれば、その過程で弾接片12aが
嵌合穴11bに嵌入して本体11とカバー12が係着
し、両者は機械的に結合した状態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術にあっては、弾接片12aの曲げ寸法にばら
つきが生じ易い。例えば、弾接片12aの曲げ寸法が長
い場合、図6に示すように、嵌合穴11bの下側部分
及び上側部分に折曲部12bの傾斜面が接触し、本体
11の上端とカバー12の天井面とが接触しない。つ
まり、弾接片12aの長さl20に対して嵌合穴11bの
下側端からカバー12の天井面までの長さl10が、l20
>l10の関係にある。これとは逆に、弾接片12aの曲
げ寸法が短い場合、嵌合穴11bの下側部分が接触せ
ず、上側部分及び本体11の上端とカバー12の天
井面とが接触する。
【0006】このように弾接片12aの曲げ寸法が長す
ぎても短すぎても接触状態が不安定になり、本体11と
カバー12の間に接触しない部位が生じる。特に、カバ
ー12の内面と本体11の開口端とが接触していない場
合、シールド効果が不十分になる。また、接触状態が不
安定な部分があると、本体11に振動が加わった時に接
触状態と非接触状態を繰り返し、これによって雑音電圧
が発生する。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、ケースとカバーの接
触位置を一定にすることのできるシールドケースを提供
することにあるる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、4面の側壁を有すると共に少なくとも対
向する2面に方形の開口を有する金属製の本体と、この
本体の開放面を覆うように取り付けられると共に、前記
開口に係合する弾接片を有する金属製のカバーと、前記
本体の内部に配設された電子回路基板とを備えたシール
ドケースにおいて、前記弾接片を前記開口の一方の内縁
に係合すると共に、この弾接片の先端を前記開口内に位
置させたことを、最も主要な特徴としている。また、上
記の構成において、前記弾接片の先端に“く”の字形の
折曲部を形成し、この折曲部の後端寄りの傾斜面のみを
前記開口の内縁に圧接させた。さらに、前記本体が上下
両面を開放され、これら開放面を覆うように上カバーと
下カバーが取り付けられる構成の場合、上カバーと下カ
バーの各々の弾接片の先端を共通の開口内で対向させ
た。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、カバーを本体に装着し
たとき、カバーに設けられた弾接片の先端は本体に設け
られた開口内の途中にあり、この弾接片の一部が開口の
手前側の内縁に接触するため、接触状態が安定し、十分
なシールド効果を得ることができる。
【0010】また、弾接片の先端に形成された“く”の
字形の折曲部は2つの傾斜面を持つが、その後端寄りの
傾斜面のみを開口の一方の内縁に圧接させることによ
り、常に同じ部位が接触し、安定した接触状態が得ら
れ、安定したシールド効果を得ることができる。
【0011】本体は上面と下面のいずれか一方が開放す
る構成の他、上下両面が開放した構成があり、後者の構
成に対しては上カバーと下カバーが必要になるが、両カ
バーに設けられる弾接片を対向位置に形成すれば、1つ
の開口を上カバーと下カバーで共用することができる。
これにより、上下方向に2つの開口を設ける場合に比
べ、ケース全体の高さを低くすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係るシールドケ
ースの斜視図、図2はその側面図である。これらの図に
示すシールドケースは、錫メッキ鋼板等を四角枠形にプ
レス加工(あるいは複数の板状部品の組み合わせ)して
作られた本体1を主体に構成され、この本体1の4つの
側壁の内の少なくとも対向する2つには複数の横長の開
口2が設けられている。
【0014】本体1には、黄銅や銅等の金属製で板状の
上カバー3と下カバー4が着脱自在に装着され、これら
カバー3,4の側部には開口2の高さ方向の延長線上に
弾接片5,6が設けられており、その各々の先端には内
側に“く”の字形に膨出させた折曲部7,8が形成され
ている。この折曲部7,8は上カバー3及び下カバー4
を本体1に装着した時に、上下方向に対向配置された状
態で開口2に嵌入し、ロック機構として機能する。この
とき、後で詳しく説明するように、開口2の一辺にのみ
折曲部7,8の傾斜面の1つが圧接する。これにより確
実なシールドが行われ、シールドケース本来の性能を確
保することができる。また、上下のカバー3,4の折曲
部7,8を同一の開口2に嵌入しているため、上下方向
に2つの開口を隣接して設けた従来構成に比べ、シール
ドケースの高さを低くすることができ、小型化が可能に
なる。
【0015】図1及び図2では上カバー3及び下カバー
4が開口2を共用するものとしたが、共用しない構成に
することもできる。すなわち、図3に示すように、開口
2を本体1の横一直線上に設け、これらを上カバー3と
下カバー4に1つ置きに割当てる構成にしてもよい。こ
の場合、折曲部7は開口2の上カバー3寄りで内縁に接
触し、折曲部8は開口2の下カバー4寄りの内縁に接触
する。つまり、折曲部の傾斜面は、従来のシールドケー
スのように開口(嵌合穴11b)の対向する2辺に接触
するのではなく、1辺にのみ接触する。
【0016】ここで図3の構成において、弾接片5,6
の寸法、及び開口2とカバー面との間の寸法関係を示せ
ば図4の如くである。図4において、l1は弾接片6の
長さ、l2は開口2の上側の内縁から下カバー4の底面
までの長さであり、9はプリント基板である。なお、図
4では下カバー4側についてのみ示しているが、上カバ
ー3側についても全く同じである。
【0017】本発明では、l2とl1の関係をl2>l1
設定している。このように設定することにより、弾接片
6の曲げ寸法が長い場合であっても、弾接片6の折曲部
8は常に図4のように開口2のa位置(開口2の下側の
内縁)にのみ接触し、反対側の内縁(b位置)には接触
しない(なお、弾接片5の場合は、開口2の上側の内縁
に接触する)。このような接触形態は図1及び図2の実
施例であっても同じであり、開口2の自己のカバー側の
内縁に折曲部7,8の傾斜面が接触する。
【0018】なお、上記実施例においては、上カバーと
下カバーを有する構成にしたが、本体の上面または下面
が最初から塞がれた構成であってもよく、この場合のカ
バーは1つのみになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
4面の側壁を有すると共に少なくとも対向する2面に方
形の開口を有する金属製の本体と、この本体の開放面を
覆うように取り付けられると共に、前記開口に係合する
弾接片を有する金属製のカバーと、前記本体の内部に配
設された電子回路基板とを備えたシールドケースにおい
て、前記弾接片を前記開口の一方の内縁に係合すると共
に、この弾接片の先端を前記開口内に位置させたため、
弾接片は常に開口の手前側の内縁にのみ接触し、接触状
態が安定し、十分なシールド効果を得ることができる。
【0020】また、前記弾接片の先端に“く”の字形の
折曲部を形成し、この折曲部の2つの傾斜面のうち後端
寄りの傾斜面のみを開口の一方の内縁に圧接させた場
合、常に同じ部位が接触し、安定した接触状態が得ら
れ、安定したシールド効果を得ることができる。
【0021】さらに、前記本体は上下両面が開放され、
これら開放面に上カバーと下カバーが取付けられた場合
に、両カバーに設けられる弾接片を同一の開口内で対向
させたため、上下方向に2つの開口を設ける場合に比
べ、ケース全体の高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシールドケースの斜視
図である。
【図2】該シールドケースの側面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るシールドケースの側
面図である。
【図4】図3の構成における弾接片の寸法、及び開口と
カバー面との間の寸法関係を示す説明図である。
【図5】従来のシールドケースの一例を示す断面図であ
る。
【図6】図5の構成における弾接片の寸法、及び開口と
カバー面との間の寸法関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 開口 3 上カバー 4 下カバー 5,6 弾接片 7,8 折曲部 9 プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−346296(JP,A) 実開 昭62−154698(JP,U) 実開 平4−18492(JP,U) 実開 平5−67088(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4面の側壁を有すると共に少なくとも対
    向する2面に方形の開口を有する金属製の本体と、この
    本体の開放面を覆うように取り付けられると共に、前記
    開口に係合する弾接片を有する金属製のカバーと、前記
    本体の内部に配設された電子回路基板とを備えたシール
    ドケースであって、前記弾接片を前記開口の一方の内縁
    に係合すると共に、この弾接片の先端を前記開口内に位
    置させたことを特徴とするシールドケース。
  2. 【請求項2】 前記弾接片の先端に“く”の字形の折曲
    部を形成し、この折曲部の後端寄りの傾斜面のみを前記
    開口の内縁に圧接させたことを特徴とする請求項1に記
    載のシールドケース。
  3. 【請求項3】 前記本体は上下両面が開放され、これら
    開放面を覆うように前記カバーが2個取り付けられ、こ
    れら両カバーに形成された前記弾接片の各々を共通の前
    記開口内で対向させたことを特徴とする請求項1または
    2に記載のシールドケース。
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