JP2001168570A - 高周波機器のシールドケース - Google Patents
高周波機器のシールドケースInfo
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- JP2001168570A JP2001168570A JP35117799A JP35117799A JP2001168570A JP 2001168570 A JP2001168570 A JP 2001168570A JP 35117799 A JP35117799 A JP 35117799A JP 35117799 A JP35117799 A JP 35117799A JP 2001168570 A JP2001168570 A JP 2001168570A
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- Japan
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- chassis
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- flange portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高いシールド効果を得ることができる高周波
機器のシールドケースを提供する。 【解決手段】 高周波機器に内装されるプリント基板
Ｐ．Ｂ上に実装された電気部品Ｅ．Ｐをシールドするた
めのものであって、電気部品Ｅ．Ｐを囲繞する筒状のシ
ャーシ１と、このシャーシ１の上端部に密着してシャー
シ１の上面開口を封閉する有頂筒状のカバー２とから成
る高周波機器のシールドケースにおいて、シャーシ１の
上端部に、内側へ水平に張り出したフランジ部３が全周
にわたって形成されたことを特徴とする。
機器のシールドケースを提供する。 【解決手段】 高周波機器に内装されるプリント基板
Ｐ．Ｂ上に実装された電気部品Ｅ．Ｐをシールドするた
めのものであって、電気部品Ｅ．Ｐを囲繞する筒状のシ
ャーシ１と、このシャーシ１の上端部に密着してシャー
シ１の上面開口を封閉する有頂筒状のカバー２とから成
る高周波機器のシールドケースにおいて、シャーシ１の
上端部に、内側へ水平に張り出したフランジ部３が全周
にわたって形成されたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波機器に内装
されるプリント基板上に実装された電気部品をシールド
するためのシールドケースに関するものである。
されるプリント基板上に実装された電気部品をシールド
するためのシールドケースに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の電子機器は、電気・電子回路部品
の技術向上により、非常に高性能化されるとともにコン
パクト化が進んでいる。それに伴い、電子機器の中に組
み込まれる半導体についても、同様に、１チップに様々
な機能を付加させるようになってきており、コンパクト
化と低コスト化の傾向に有る。
の技術向上により、非常に高性能化されるとともにコン
パクト化が進んでいる。それに伴い、電子機器の中に組
み込まれる半導体についても、同様に、１チップに様々
な機能を付加させるようになってきており、コンパクト
化と低コスト化の傾向に有る。
【０００３】その反面、それらの半導体部品を用いて構
成される回路からは、電磁波、ノイズ等が発生し、これ
が他の機器及び人体に悪影響を及ぼすため、特にチュー
ナ等の高周波機器においては、その防止策として様々な
シールドを施さなければならない。
成される回路からは、電磁波、ノイズ等が発生し、これ
が他の機器及び人体に悪影響を及ぼすため、特にチュー
ナ等の高周波機器においては、その防止策として様々な
シールドを施さなければならない。
【０００４】図８は従来の高周波機器のシールドケース
の一例を示す分解斜視図である。このシールドケース
は、プリント基板Ｐ．Ｂ上に実装された電気部品Ｅ．Ｐ
を囲繞する角筒状のシャーシ１０１と、このシャーシ１
０１の上端部に密着してシャーシ１０１の上面開口を封
閉する有頂角筒状のカバー１０２とから成っている。
の一例を示す分解斜視図である。このシールドケース
は、プリント基板Ｐ．Ｂ上に実装された電気部品Ｅ．Ｐ
を囲繞する角筒状のシャーシ１０１と、このシャーシ１
０１の上端部に密着してシャーシ１０１の上面開口を封
閉する有頂角筒状のカバー１０２とから成っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシール
ドケースでは、シャーシ１０１の上端部とカバー１０２
の頂壁１０２ａが線状に接触し、接触面積が小さいた
め、シールド効果が不十分であるという問題点が有っ
た。
ドケースでは、シャーシ１０１の上端部とカバー１０２
の頂壁１０２ａが線状に接触し、接触面積が小さいた
め、シールド効果が不十分であるという問題点が有っ
た。
【０００６】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであって、その目的は、高いシールド効
果を得ることができる高周波機器のシールドケースを提
供することにある。
になされたものであって、その目的は、高いシールド効
果を得ることができる高周波機器のシールドケースを提
供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、第１の発明は、高周波機器に内装されるプリン
ト基板上に実装された電気部品をシールドするためのも
のであって、前記電気部品を囲繞する筒状のシャーシ
と、このシャーシの上端部に密着して前記シャーシの上
面開口を封閉する有頂筒状のカバーとから成る高周波機
器のシールドケースにおいて、前記シャーシの上端部
に、内側へ水平に張り出したフランジ部が全周にわたっ
て形成されたことを特徴とするものである。
ために、第１の発明は、高周波機器に内装されるプリン
ト基板上に実装された電気部品をシールドするためのも
のであって、前記電気部品を囲繞する筒状のシャーシ
と、このシャーシの上端部に密着して前記シャーシの上
面開口を封閉する有頂筒状のカバーとから成る高周波機
器のシールドケースにおいて、前記シャーシの上端部
に、内側へ水平に張り出したフランジ部が全周にわたっ
て形成されたことを特徴とするものである。
【０００８】このような構成によれば、シャーシとカバ
ーがフランジ部の部分で接触するため、接触面積が大き
くなり、高いシールド効果を得ることができる。
ーがフランジ部の部分で接触するため、接触面積が大き
くなり、高いシールド効果を得ることができる。
【０００９】また、第２の発明は、第１の発明おいて、
前記フランジ部の上面に多数の凸部が全周にわたって形
成され、これらの凸部はそれぞれ水平な頂面を有すると
ともに高さが互いに等しくなっていることを特徴とする
ものである。
前記フランジ部の上面に多数の凸部が全周にわたって形
成され、これらの凸部はそれぞれ水平な頂面を有すると
ともに高さが互いに等しくなっていることを特徴とする
ものである。
【００１０】この場合、シャーシとカバーの接触状態が
組み立て方等によって影響を受けにくくなるので、接触
の確実性が向上する。
組み立て方等によって影響を受けにくくなるので、接触
の確実性が向上する。
【００１１】また、第３の発明は、第１の発明おいて、
前記カバーの頂壁における前記フランジ部に対向する部
分の下面に多数の凸部が全周にわたって形成され、これ
らの凸部はそれぞれ水平な底面を有するとともに高さが
互いに等しくなっていることを特徴とするものである。
前記カバーの頂壁における前記フランジ部に対向する部
分の下面に多数の凸部が全周にわたって形成され、これ
らの凸部はそれぞれ水平な底面を有するとともに高さが
互いに等しくなっていることを特徴とするものである。
【００１２】この場合も第２の発明と同様にシャーシと
カバーの接触の確実性が向上する。
カバーの接触の確実性が向上する。
【００１３】また、第４の発明は、第２または第３の発
明において、前記カバーの頂壁における前記フランジ部
に対向する部分の下面または前記フランジ部の上面のい
ずれか一方に、前記凸部に対向するとともに前記凸部に
当接しないように配置され、水平な頂面を有するととも
に前記凸部と高さが等しい多数の凸部が全周にわたって
形成されたことを特徴とするものである。
明において、前記カバーの頂壁における前記フランジ部
に対向する部分の下面または前記フランジ部の上面のい
ずれか一方に、前記凸部に対向するとともに前記凸部に
当接しないように配置され、水平な頂面を有するととも
に前記凸部と高さが等しい多数の凸部が全周にわたって
形成されたことを特徴とするものである。
【００１４】この場合、シャーシとカバーの接触の確実
性がより向上する。
性がより向上する。
【００１５】また、第５の発明は、第４の発明におい
て、前記フランジ部と前記カバーの頂壁の間に挟み込ま
れるように配置され、可撓性を有する導電性シートを備
えたことを特徴とするものである。
て、前記フランジ部と前記カバーの頂壁の間に挟み込ま
れるように配置され、可撓性を有する導電性シートを備
えたことを特徴とするものである。
【００１６】この場合、シャーシとカバーの電気的な接
触面積をより大きくすることができる。
触面積をより大きくすることができる。
【００１７】また、第６の発明は、第２または第３の発
明において、前記カバーの頂壁における前記フランジ部
に対向する部分の下面または前記フランジ部の上面のい
ずれか一方に、前記凸部に嵌合する多数の凹部が全周に
わたって形成されたことを特徴とするものである。
明において、前記カバーの頂壁における前記フランジ部
に対向する部分の下面または前記フランジ部の上面のい
ずれか一方に、前記凸部に嵌合する多数の凹部が全周に
わたって形成されたことを特徴とするものである。
【００１８】この場合、カバーのシャーシに対する位置
決めが容易となる。
決めが容易となる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図１は本発明のシャー
シをプリント基板上に取り付けた状態を示す斜視図、図
２は図１の要部拡大図、図３は本発明の第１の実施形態
の分解斜視図、図４は本発明の第２の実施形態の分解斜
視図、図５は本発明の第３の実施形態の分解斜視図、図
６は本発明の第４の実施形態の要部の断面図、図７は本
発明の第５の実施形態の分解斜視図である。
を図面を参照しながら説明する。図１は本発明のシャー
シをプリント基板上に取り付けた状態を示す斜視図、図
２は図１の要部拡大図、図３は本発明の第１の実施形態
の分解斜視図、図４は本発明の第２の実施形態の分解斜
視図、図５は本発明の第３の実施形態の分解斜視図、図
６は本発明の第４の実施形態の要部の断面図、図７は本
発明の第５の実施形態の分解斜視図である。
【００２０】本発明のシールドケースは、基本的には、
図面に示すように、高周波機器に内装されるプリント基
板上Ｐ．Ｂ上に実装された電気部品Ｅ．Ｐを囲繞する角
筒状のシャーシ１と、このシャーシの上端部に密着して
シャーシの上面開口を封閉する有頂角筒状のカバー２と
から成っている。
図面に示すように、高周波機器に内装されるプリント基
板上Ｐ．Ｂ上に実装された電気部品Ｅ．Ｐを囲繞する角
筒状のシャーシ１と、このシャーシの上端部に密着して
シャーシの上面開口を封閉する有頂角筒状のカバー２と
から成っている。
【００２１】シャーシ１は、導電性を有する薄い金属板
により形成され、プリント基板上Ｐ．Ｂ上にはんだ付け
等により固定される。また、カバー２は、導電性を有す
る薄い金属板により、シャーシ１の上面及び外側面を覆
うことができるように形成されており、嵌合等によりシ
ャーシ１に固定される。
により形成され、プリント基板上Ｐ．Ｂ上にはんだ付け
等により固定される。また、カバー２は、導電性を有す
る薄い金属板により、シャーシ１の上面及び外側面を覆
うことができるように形成されており、嵌合等によりシ
ャーシ１に固定される。
【００２２】そして、本発明では、シャーシ１の上端部
に、内側へ水平に張り出したフランジ部３が全周にわた
って形成されている。このフランジ部３はカバー２との
接触面積を大きくするためのもので、その幅Ａ（図２参
照）は、シャーシの大きさや板厚にもよるが、少なくと
も１．５〜２．０ｍｍ程度は必要である。このような構
成により、シャーシ１とカバー２の頂壁２ａとの接触面
積が大きくなり、高いシールド効果を得ることができ
る。
に、内側へ水平に張り出したフランジ部３が全周にわた
って形成されている。このフランジ部３はカバー２との
接触面積を大きくするためのもので、その幅Ａ（図２参
照）は、シャーシの大きさや板厚にもよるが、少なくと
も１．５〜２．０ｍｍ程度は必要である。このような構
成により、シャーシ１とカバー２の頂壁２ａとの接触面
積が大きくなり、高いシールド効果を得ることができ
る。
【００２３】そして、本発明の第１の実施形態では、図
３に示すように、フランジ部３の上面に、頂面が水平で
高さが等しい多数の円柱状の凸部４が全周にわたって形
成されている。即ち、シャーシ１やカバー２は薄い金属
板によって形成されており、フランジ部３の上面とこれ
に接するカバー２の頂壁２ａがいずれも平面である場
合、接触状態が不安定で、組み立て方等によって接触面
積が変わることがある。それに比べ、本実施形態のよう
に、フランジ部３の上面に多数の凸部４を形成しておく
と、組み立て方等の影響を受けにくくなり、カバー２と
の接触の確実性が向上する。
３に示すように、フランジ部３の上面に、頂面が水平で
高さが等しい多数の円柱状の凸部４が全周にわたって形
成されている。即ち、シャーシ１やカバー２は薄い金属
板によって形成されており、フランジ部３の上面とこれ
に接するカバー２の頂壁２ａがいずれも平面である場
合、接触状態が不安定で、組み立て方等によって接触面
積が変わることがある。それに比べ、本実施形態のよう
に、フランジ部３の上面に多数の凸部４を形成しておく
と、組み立て方等の影響を受けにくくなり、カバー２と
の接触の確実性が向上する。
【００２４】また、本発明の第２の実施形態では、図４
に示すように、フランジ部３の上面を平面とし、カバー
２の頂壁２ａにおけるフランジ部３に対向する部分の下
面に、底面が水平で高さが等しい多数の凸部５が全周に
わたって形成されている。この場合も、第１の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
に示すように、フランジ部３の上面を平面とし、カバー
２の頂壁２ａにおけるフランジ部３に対向する部分の下
面に、底面が水平で高さが等しい多数の凸部５が全周に
わたって形成されている。この場合も、第１の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【００２５】また、本発明の第３の実施形態では、図５
に示すように、フランジ部３の上面に、頂面が水平で高
さが等しい多数の凸部４が全周にわたって形成されると
ともに、カバー２の頂壁２ａにおけるフランジ部３に対
向する部分の下面に、凸部４に当接しないように配置さ
れ、底面が水平で凸部４と高さが等しい多数の凸部５が
全周にわたって形成されている。即ち、シャーシ１また
はカバー２の一方にのみ凸部を設けると、一方の部品の
精度が良くない場合に接触面積が著しく低下する恐れが
ある。本実施形態のように、シャーシ１とカバー２の両
方に凸部を設けるようにすると、このような危険性が低
減し、接触の確実性が向上する。
に示すように、フランジ部３の上面に、頂面が水平で高
さが等しい多数の凸部４が全周にわたって形成されると
ともに、カバー２の頂壁２ａにおけるフランジ部３に対
向する部分の下面に、凸部４に当接しないように配置さ
れ、底面が水平で凸部４と高さが等しい多数の凸部５が
全周にわたって形成されている。即ち、シャーシ１また
はカバー２の一方にのみ凸部を設けると、一方の部品の
精度が良くない場合に接触面積が著しく低下する恐れが
ある。本実施形態のように、シャーシ１とカバー２の両
方に凸部を設けるようにすると、このような危険性が低
減し、接触の確実性が向上する。
【００２６】また、本発明の第４の実施形態では、図６
に示すように、第３の実施形態と同様の構成を有するシ
ャーシ１とカバー２の間に、可撓性を有する薄い導電性
シート６を挟み込むようにしている。このシート６はア
ルミニウム等により形成され、フランジ部３の上面を覆
い、凸部４、５がそれぞれシャーシ１またはカバー２に
接することができるように変形し得るようになってい
る。このシート６によって、シャーシ１とカバー２が電
気的に接触する面積が拡大し、より安定したシールド効
果を得ることができる。
に示すように、第３の実施形態と同様の構成を有するシ
ャーシ１とカバー２の間に、可撓性を有する薄い導電性
シート６を挟み込むようにしている。このシート６はア
ルミニウム等により形成され、フランジ部３の上面を覆
い、凸部４、５がそれぞれシャーシ１またはカバー２に
接することができるように変形し得るようになってい
る。このシート６によって、シャーシ１とカバー２が電
気的に接触する面積が拡大し、より安定したシールド効
果を得ることができる。
【００２７】また、本発明の第５の実施形態では、図７
に示すように、フランジ部３の上面に多数の凸部４が全
周にわたって形成されるとともに、カバー２の頂壁２ａ
におけるフランジ部３に対向する部分の下面に凸部４と
嵌合する多数の凹部５が全周にわたって形成されてい
る。凸部４と凹部５は、カバー２を図７（ａ）に示す方
向に向けて取り付けるときには互いに嵌合し、図７
（ｂ）に示す方向に向けて取り付けるときには嵌合しな
いように配置されている。
に示すように、フランジ部３の上面に多数の凸部４が全
周にわたって形成されるとともに、カバー２の頂壁２ａ
におけるフランジ部３に対向する部分の下面に凸部４と
嵌合する多数の凹部５が全周にわたって形成されてい
る。凸部４と凹部５は、カバー２を図７（ａ）に示す方
向に向けて取り付けるときには互いに嵌合し、図７
（ｂ）に示す方向に向けて取り付けるときには嵌合しな
いように配置されている。
【００２８】また、電気部品Ｅ．Ｐのうちの一部がフラ
ンジ部３の上面よりも上方に突出しており、カバー２に
は、フランジ部３の上面から突出した電気部品の頂部を
貫通させる逃げ孔２ｂが設けられている。カバー２を図
７（ａ）に示す方向に向けて取り付けると、フランジ部
３の上面から突出した電気部品の頂部がこの逃げ孔２ｂ
を貫通するが、カバー２を図７（ｂ）に示す方向に向け
て取り付けると、フランジ部３の上面から突出した電気
部品の頂部がこの貫通孔２ｂを貫通せず、カバー２の頂
壁２ａの下面とフランジ部３の上面の間に隙間が生じて
しまう。
ンジ部３の上面よりも上方に突出しており、カバー２に
は、フランジ部３の上面から突出した電気部品の頂部を
貫通させる逃げ孔２ｂが設けられている。カバー２を図
７（ａ）に示す方向に向けて取り付けると、フランジ部
３の上面から突出した電気部品の頂部がこの逃げ孔２ｂ
を貫通するが、カバー２を図７（ｂ）に示す方向に向け
て取り付けると、フランジ部３の上面から突出した電気
部品の頂部がこの貫通孔２ｂを貫通せず、カバー２の頂
壁２ａの下面とフランジ部３の上面の間に隙間が生じて
しまう。
【００２９】従来は、このような構造になっていると、
作業者が、カバー２のシャーシ１に対する取り付け方向
が誤っていないかに気を使わなければならなかったが、
本実施形態では、カバー２を図７（ｂ）に示す方向に向
けて取り付けようとすると、凸部４と凹部５が嵌合しな
いため、カバー２をシャーシ１に取り付けることができ
ず、作業者は、カバー２が正しい方向に向いていないこ
とを知ることができるので便利である。また、カバー２
のシャーシ１に対する位置決めも容易である。
作業者が、カバー２のシャーシ１に対する取り付け方向
が誤っていないかに気を使わなければならなかったが、
本実施形態では、カバー２を図７（ｂ）に示す方向に向
けて取り付けようとすると、凸部４と凹部５が嵌合しな
いため、カバー２をシャーシ１に取り付けることができ
ず、作業者は、カバー２が正しい方向に向いていないこ
とを知ることができるので便利である。また、カバー２
のシャーシ１に対する位置決めも容易である。
【００３０】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々の変更が可能である。
れるものではなく、種々の変更が可能である。
【００３１】例えば、上述した第５の実施形態では、フ
ランジ部の上面に多数の凸部が形成され、カバーの頂壁
におけるフランジ部に対向する部分の下面に凸部と嵌合
する多数の凹部が形成されているが、これに代えて、カ
バーに凸部を形成し、フランジ部に凹部を形成するよう
にしてもよい。
ランジ部の上面に多数の凸部が形成され、カバーの頂壁
におけるフランジ部に対向する部分の下面に凸部と嵌合
する多数の凹部が形成されているが、これに代えて、カ
バーに凸部を形成し、フランジ部に凹部を形成するよう
にしてもよい。
【００３２】その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変更が可能である。
囲で種々の変更が可能である。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャーシの上端部に、内側へ水平に張り出したフランジ
部が全周にわたって形成されたことにより、カバーとの
接触面積が大きくなり、高いシールド効果を得ることが
できる。
シャーシの上端部に、内側へ水平に張り出したフランジ
部が全周にわたって形成されたことにより、カバーとの
接触面積が大きくなり、高いシールド効果を得ることが
できる。
【００３４】また、第２、３の発明によれば、シャーシ
またはカバーに多数の凸部を形成したことにより、組み
立て方等によってシャーシとカバーの接触面積が変化し
にくくなり、シャーシとカバーの接触の確実性が向上す
る。
またはカバーに多数の凸部を形成したことにより、組み
立て方等によってシャーシとカバーの接触面積が変化し
にくくなり、シャーシとカバーの接触の確実性が向上す
る。
【００３５】また、第４の発明によれば、シャーシとカ
バーの両方に凸部を形成したことにより、組み立て方等
の影響をより受けにくくなり、シャーシとカバーの接触
の確実性がより向上する。
バーの両方に凸部を形成したことにより、組み立て方等
の影響をより受けにくくなり、シャーシとカバーの接触
の確実性がより向上する。
【００３６】また、第５の発明によれば、シャーシとカ
バーの間に可撓性を有する導電性シートを挟み込むよう
にしたことにより、シャーシとカバーの電気的な接触面
積をより大きくすることができる。
バーの間に可撓性を有する導電性シートを挟み込むよう
にしたことにより、シャーシとカバーの電気的な接触面
積をより大きくすることができる。
【００３７】また、第６の発明によれば、フランジ部の
上面またはカバーの頂壁におけるフランジ部に対向する
部分の下面のいずれか一方に多数の凸部を形成するとと
もに、フランジ部の上面またはカバーの頂壁におけるフ
ランジ部に対向する部分の下面のいずれか他方に凸部と
嵌合する多数の凹部を形成したことにより、シャーシに
対するカバーの位置決めが容易となる。
上面またはカバーの頂壁におけるフランジ部に対向する
部分の下面のいずれか一方に多数の凸部を形成するとと
もに、フランジ部の上面またはカバーの頂壁におけるフ
ランジ部に対向する部分の下面のいずれか他方に凸部と
嵌合する多数の凹部を形成したことにより、シャーシに
対するカバーの位置決めが容易となる。
【図１】 本発明のシャーシをプリント基板上に取り付
けた状態を示す斜視図。
けた状態を示す斜視図。
【図２】 図１の要部拡大図。
【図３】 本発明の第１の実施形態の分解斜視図。
【図４】 本発明の第２の実施形態の分解斜視図。
【図５】 本発明の第３の実施形態の分解斜視図。
【図６】 本発明の第４の実施形態の要部の断面図。
【図７】 本発明の第５の実施形態の分解斜視図。
【図８】 従来技術の分解斜視図。
１ シャーシ ２ カバー ３ フランジ部 ４ 凸部 ５ 凸部 ６ 導電性シート Ｅ．Ｐ 電気部品 Ｐ．Ｂ プリント基板
Claims (6)
- 【請求項１】 高周波機器に内装されるプリント基板上
に実装された電気部品をシールドするためのものであっ
て、前記電気部品を囲繞する筒状のシャーシと、このシ
ャーシの上端部に密着して前記シャーシの上面開口を封
閉する有頂筒状のカバーとから成る高周波機器のシール
ドケースにおいて、前記シャーシの上端部に、内側へ水
平に張り出したフランジ部が全周にわたって形成された
ことを特徴とする高周波機器のシールドケース。 - 【請求項２】 前記フランジ部の上面に多数の凸部が全
周にわたって形成され、これらの凸部はそれぞれ水平な
頂面を有するとともに高さが互いに等しくなっているこ
とを特徴とする請求項１に記載の高周波機器のシールド
ケース。 - 【請求項３】 前記カバーの頂壁における前記フランジ
部に対向する部分の下面に多数の凸部が全周にわたって
形成され、これらの凸部はそれぞれ水平な底面を有する
とともに高さが互いに等しくなっていることを特徴とす
る請求項１に記載の高周波機器のシールドケース。 - 【請求項４】 前記カバーの頂壁における前記フランジ
部に対向する部分の下面または前記フランジ部の上面の
いずれか一方に、前記凸部に対向するとともに前記凸部
に当接しないように配置され、水平な頂面を有するとと
もに前記凸部と高さが等しい多数の凸部が全周にわたっ
て形成されたことを特徴とする請求項２または３に記載
の高周波機器のシールドケース。 - 【請求項５】 前記フランジ部と前記カバーの頂壁の間
に挟み込まれるように配置され、可撓性を有する導電性
シートを備えたことを特徴とする請求項４に記載の高周
波機器のシールドケース。 - 【請求項６】 前記カバーの頂壁における前記フランジ
部に対向する部分の下面または前記フランジ部の上面の
いずれか一方に、前記凸部に嵌合する多数の凹部が全周
にわたって形成されたことを特徴とする請求項２または
３に記載の高周波機器のシールドケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35117799A JP2001168570A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 高周波機器のシールドケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35117799A JP2001168570A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 高周波機器のシールドケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001168570A true JP2001168570A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18415581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35117799A Pending JP2001168570A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 高周波機器のシールドケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001168570A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010183029A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Nippon Steel Corp | 電磁波シールド用金属板及び電子機器用筐体 |
| JP2012070901A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Toto Ltd | 暖房便座装置 |
| WO2017034108A1 (en) * | 2015-08-21 | 2017-03-02 | Lg Electronics Inc. | Mobile terminal and method for fabricating the same |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35117799A patent/JP2001168570A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010183029A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Nippon Steel Corp | 電磁波シールド用金属板及び電子機器用筐体 |
| JP2012070901A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Toto Ltd | 暖房便座装置 |
| WO2017034108A1 (en) * | 2015-08-21 | 2017-03-02 | Lg Electronics Inc. | Mobile terminal and method for fabricating the same |
| US9854077B2 (en) | 2015-08-21 | 2017-12-26 | Lg Electronics Inc. | Mobile terminal and method for controlling the same |
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