JP3028956B1 - 環境配慮型fg構造 - Google Patents

環境配慮型fg構造

Info

Publication number
JP3028956B1
JP3028956B1 JP11008507A JP850799A JP3028956B1 JP 3028956 B1 JP3028956 B1 JP 3028956B1 JP 11008507 A JP11008507 A JP 11008507A JP 850799 A JP850799 A JP 850799A JP 3028956 B1 JP3028956 B1 JP 3028956B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
substrate
shield plate
case
lower shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11008507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000208981A (ja
Inventor
育史 吉永
Original Assignee
静岡日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 静岡日本電気株式会社 filed Critical 静岡日本電気株式会社
Priority to JP11008507A priority Critical patent/JP3028956B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3028956B1 publication Critical patent/JP3028956B1/ja
Publication of JP2000208981A publication Critical patent/JP2000208981A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 材料毎の分別が容易にでき、優れたシールド
効果を有する環境配慮型FG構造を提供する。 【解決手段】 本発明は、下ケース1内に固定用ボス部
1aが設けられ、下ケ−ス1の内側に導電性を有する下
シ−ルド板2が配置され、固定用ボス部1aに導電性を
有するFGスプリング3および基板4が固定ネジ5によ
り締結固定され、FGスプリング3、基板4および下シ
ールド板2上に上ケ−ス7および上ケ−ス7の内側に配
置され導電性を有する上シールド板6が覆設され、FG
スプリング3を上下シールド板6,2および基板4に接
触させ、FGスプリング3の弾性を利用して上下シール
ド板6,2および基板4が電気的に接続されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器のEMI
対策における環境に配慮した環境配慮型FG構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パ−ソナルコンピュ−タ等の電子
機器のEMI対策として、特開平8−307084号公
報および特開平4−116899号公報に示すように、
電子機器の基板を収容するプラスチック製の上下ケ−ス
の内側に導電性シールドメッキやアルミ蒸着を施すこと
で上下ケース内部を電気的にシ−ルドするものがある。
【0003】また、図5に示すように、プラスチック製
の下ケースの内側に配置される下シールド板51の一部
底部を切り起こし、基板を固定するための固定部51a
を形成したものがある。
【0004】また、図6に示すように、下シ−ルド板5
2の底部に別部品である金属スタッド52aを圧着や溶
接等により基板等の固定部として設けたものがある。
【0005】また、図7に示すように、下シ−ルド板5
3の側面に板金曲げ加工を施し、固定部53aを設けた
ものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平8−
307084号公報および特開平4−116899号公
報のものは、電子機器の廃棄時に上下ケ−スのメッキ等
の分離が困難であるという問題点がある。
【0007】また、図5に示すものは、固定部51aを
形成する際、切り欠き部51bが生じるため、EMI対
策として重要なシ−ルド効果が大幅に低下するという問
題点がある。
【0008】また、図6に示すものは、図5に示す切り
欠き部51bが無く、シ−ルド効果は高いが、圧着や溶
接を行うため、下シ−ルド板52に板厚の薄い材料が使
用できず、電子機器の重量の増加を招き、圧着や溶接等
により製造コストが上がるという問題点がある。
【0009】また、図7に示すものも、図5に示すよう
な切り欠き部51bが無く、シ−ルド効果は高いが、曲
げ加工における制限が多く汎用性に欠けるという問題点
がある。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、材料毎の分別が容易にでき、優れた
シールド効果を有する環境配慮型FG構造を提供するこ
とを目的とする。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、下ケース内に固定用ボス部が設けら
れ、前記下ケ−スの内側に導電性を有する下シ−ルド板
が配置され、前記固定用ボス部に導電性を有するFGス
プリングおよび基板が固定ネジにより締結固定され、前
記FGスプリング、前記基板および前記下シールド板上
に上ケ−スおよび前記上ケ−スの内側に配置され導電性
を有する上シールド板が覆設され、前記FGスプリング
を前記上下シールド板および前記基板に接触させ、前記
FGスプリングの弾性を利用して前記上下シールド板お
よび前記基板を電気的に接続したことを特徴とする。
らに、前記上下シ−ルド板の材料として、ポリエステル
等のプラスチックのシ−トに金属箔を接着したシ−ト材
を用いたことを特徴とする。さらに、前記金属箔はアル
ミ箔であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図4に基づき説明する。なお、図1は、本発
明の一実施の形態に係る環境配慮型FG構造の組み立て
斜視図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、本発明
の他の実施の形態に係る環境配慮型FG構造の組み立て
斜視図、図4は、図3のB−B断面図である。
【0013】図1、2において、プラスチック製の下ケ
−ス1の底部上に所定間隔をおいて1対の固定用ボス部
1aが立設され、下ケ−ス1の内側には穴部2aを有す
る下シ−ルド板2が配置され、固定用ボス部1aは下シ
−ルド板2の穴部2aに嵌挿している。
【0014】電子機器の基板4の表裏面の長手方向両端
にはFGベタパタ−ン部4aが形成され、下ケ−ス1の
固定用ボス部1a上には、下接地部3a、上接地部3b
および中接地部3cからなるFGスプリング3の中接地
部3c、基板4のFGベタパタ−ン部4aが固定ネジ5
により順次締結固定されている。このとき、FGスプリ
ング3は下ケ−ス1の位置決め用リブ1bによって位置
決めされる。
【0015】基板4、FGスプリング3および下シール
ド板2上には、プラスチック製の上ケ−ス7および上ケ
−ス7の内側に配置された上シールド板6が覆設されて
いる。
【0016】下シ−ルド板2および上シ−ルド板6の材
料としては、導通性のある金属であれば、特に材料の指
定はなく、安価な材料の使用が可能である。
【0017】また、FGスプリング3の材料としては、
導通性がありバネ性を有する金属とする。バネ性を有す
ることにより、上ケ−ス7、下ケ−ス1や上シ−ルド板
6、下シ−ルド板2および基板4に反り等の変形が生じ
たり、振動や衝撃が加わっ場合でもFGスプリング3は
下接地部3aと下シ−ルド板2、上接地部3bと上シ−
ルド板6は安定した接触を得ることができる。より詳細
には、FGスプリング3の材料としては、バネ用リン青
銅やバネ用SUS等が好適である。
【0018】このように、本実施の形態では、下ケ−ス
1の固定用ボス部1aには、FGスプリング3および基
板4が固定ネジ5により締結固定されているので、基板
4とFGスプリング3が接地され、FGスプリング3の
下接地部3aと上接地部3bはバネ性を有する形状であ
り、それぞれ下シ−ルド板2および上シ−ルド板6に接
地するので、筺体や基板4に反り等の変形が生じたり、
振動や衝撃が加わった場合でも基板4と下シ−ルド板2
および上シ−ルド板6とが安定した接触を得ることが可
能であり、電子機器の主要部品である下ケ−ス1および
上ケ−ス7の上下のプラスチック筐体にメッキ等の2次
加工を施すことなく、電子機器全体の電位差が同一に保
たれ、安定した接地構造を実現することができ、従来の
EMI対策と同等の対策効果が得られる。
【0019】このように、従来のEMI対策と同等の対
策効果が有り、かつ、プラスチック部品である下ケ−ス
1と上ケ−ス7は従来使用されるEMI対策としてのメ
ッキやアルミ蒸着を施していないため、材料毎の分別が
容易にできる環境に配慮したFG構造が得られる。
【0020】また、下シ−ルド板2および上シ−ルド板
6の材料を、板金の替わりにポリエステル等のプラスチ
ックのシ−トにアルミ等の金属箔を接着したシ−ト材を
使用すれば、板金使用時と比較して再利用は困難となる
が、主要部品である上下のプラスチックケ−スとの分別
には問題なく対応可能であり、かつ、部品製造における
金型設備費および材料費は大幅に低減可能である。ま
た、重量低減にも効果がある。
【0021】次に、他の実施の形態として、コネクタや
電子部品の基板実装レイアウトの都合により筐体と基板
の固定位置を基板周囲に設けられない場合を図3に示
す。
【0022】図3、4において、プラスチック製の下ケ
−ス8の底部上に固定用ボス部8aが立設され、下ケ−
ス8の内側には穴部9aを有する下シ−ルド板9が配置
され、固定用ボス部8aは下シ−ルド板9の穴部9aに
嵌挿している。
【0023】電子機器の基板10の表面中央部には、F
Gベタパタ−ン部10aが形成され、下ケ−ス8の固定
用ボス部8a上には、基板10のFGベタパタ−ン部1
0aと、バネ性を有する下接地部11a、上接地部11
bおよび中接地部11cからなるFGスプリング11の
中接地部11cとが、固定ネジ5により順次締結固定さ
れている。このとき、FGベタパタ−ン部11の下接地
部11aは基板10の逃げ穴部10bに挿通し、中接地
部11cはFGベタパタ−ン部10aに接地する。
【0024】基板10、FGスプリング11および下シ
ールド板9上には、プラスチック製の上ケ−ス7および
上ケ−ス7の内側に配置された上シールド板6が覆設さ
れている。
【0025】このように他の実施の形態では、基板10
の固定位置が基板10周辺に設けられない場合でも、基
板10のFGベタパタ−ン部10aは固定ネジ5により
FGスプリング11に接地する。また、FGスプリング
11の下接地部11aと上接地部11bはバネ性を有す
る形状であり、それぞれ下シ−ルド板9および上シ−ル
ド板6に接地する。
【0026】このように、FGスプリング11の下接地
部11aと下シ−ルド板9の内側とを接地させ、かつ、
FGスプリング11の上接地部11bと上シ−ルド板6
の内側とを接地させることで基板10の固定位置に左右
されず、電子機器全体の電位差が同一に保たれ、安定し
た接地構造を実現することができ、従来のEMI対策と
同等の対策効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケースの内側に個別に配置された複数のシールド板と、
導電性を有する弾性体(FGスプリング)とを備え、弾
性体の弾性を利用して基板および複数のシールド板を電
気的に接続したので、従来のプラスチック筺体へのメッ
キやアルミ蒸着と同等のEMI対策効果を保ち、容易に
各材料毎の分別を行うことができる。また、筺体や内部
基板に反り等の変形が生じたり、振動や衝撃が加わった
場合でもバネ材のスプリング部と筺体内側のメッキ部の
擦れから生ずるメッキ剥がれによる接地の劣化や剥がれ
た金属片による電気的ショ−トの問題が無くなり、安全
かつ安定した接地構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す環境配慮型FG構
造の組み立て斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す環境配慮型FG
構造の組み立て斜視図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】従来の環境配慮型FG構造の部分斜視図であ
る。
【図6】従来の他の環境配慮型FG構造の部分斜視図で
ある。
【図7】従来の他の環境配慮型FG構造の部分斜視図で
ある。
【符号の説明】
1,8 下ケース 2,9 下シールド板 2a,9a 穴部 3,11 FGスプリング 3a,11a 下接地部 3b,11b 上接地部 3c,11c 中接地部 4,10 基板 4a,10a FGベタパターン部 5 固定ネジ 6 上シールド板 7 上ケース 10b 逃げ穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケース内に固定用ボス部が設けられ、
    前記下ケ−スの内側に導電性を有する下シ−ルド板が配
    置され、前記固定用ボス部に導電性を有するFGスプリ
    ングおよび基板が固定ネジにより締結固定され、前記F
    Gスプリング、前記基板および前記下シールド板上に上
    ケ−スおよび前記上ケ−スの内側に配置され導電性を有
    する上シールド板が覆設され、前記FGスプリングを前
    記上下シールド板および前記基板に接触させ、前記FG
    スプリングの弾性を利用して前記上下シールド板および
    前記基板を電気的に接続したことを特徴とする環境配慮
    型FG構造。
  2. 【請求項2】 前記上下シ−ルド板の材料として、ポリ
    エステル等のプラスチックのシ−トに金属箔を接着した
    シ−ト材を用いたことを特徴とする請求項1記載の環境
    配慮型FG構造。
  3. 【請求項3】 前記金属箔はアルミ箔であることを特徴
    とする請求項2記載の環境配慮型FG構造。
JP11008507A 1999-01-14 1999-01-14 環境配慮型fg構造 Expired - Fee Related JP3028956B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11008507A JP3028956B1 (ja) 1999-01-14 1999-01-14 環境配慮型fg構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11008507A JP3028956B1 (ja) 1999-01-14 1999-01-14 環境配慮型fg構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3028956B1 true JP3028956B1 (ja) 2000-04-04
JP2000208981A JP2000208981A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11695049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11008507A Expired - Fee Related JP3028956B1 (ja) 1999-01-14 1999-01-14 環境配慮型fg構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3028956B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113194646A (zh) * 2021-04-29 2021-07-30 合肥阳光电动力科技有限公司 电机控制器及电动汽车

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4883952B2 (ja) * 2005-07-25 2012-02-22 富士通株式会社 接続端子
JPWO2009063734A1 (ja) * 2007-11-13 2011-03-31 日本電気株式会社 電子部品搭載機器
CN102025362B (zh) * 2009-09-14 2013-03-27 卡西欧计算机株式会社 电子设备
JP4962602B2 (ja) * 2009-09-14 2012-06-27 カシオ計算機株式会社 電子機器
DE102018113409A1 (de) * 2018-06-06 2019-12-12 Sma Solar Technology Ag Elektrisches oder elektronisches Gerät umfassend ein Gehäuse mit zwei untereinander elektromagnetisch abgeschirmten Bereichen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113194646A (zh) * 2021-04-29 2021-07-30 合肥阳光电动力科技有限公司 电机控制器及电动汽车
CN113194646B (zh) * 2021-04-29 2022-09-13 合肥阳光电动力科技有限公司 电机控制器及电动汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000208981A (ja) 2000-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100708056B1 (ko) 전자기 차폐판, 전자기 차폐 구조체 및 엔터테인먼트 장치
US6780030B2 (en) Information processing equipment
JP3920786B2 (ja) 液晶表示装置
US20060189183A1 (en) Camera module connector
JPH0745982A (ja) シールドケースとプリント配線板との接続構造
US20090268420A1 (en) Shielding assembly
JP3288875B2 (ja) シールドケースの取付構造
JP3028956B1 (ja) 環境配慮型fg構造
EP1615193B1 (en) Flat-panel display unit
JP4477082B2 (ja) 電子機器
KR101454485B1 (ko) 휴대 단말기의 쉴드캔
JPH08222877A (ja) シールドカバー取付構造
JP2009141057A (ja) 電子機器及びスロット
JPH1098275A (ja) 回路基板モジュールとその回路基板モジュールを内蔵した電子機器
JPH0629684A (ja) シールド筐体
JP2007123722A (ja) シールド構造
JP3094771B2 (ja) 電子・通信装置ユニット構造
JP2007165101A (ja) 帯電防止機能を備えた電子機器
JPH08307084A (ja) 接続構造
JPS6336718Y2 (ja)
JP4290272B2 (ja) カード形周辺装置
JPH098487A (ja) シールド構造
KR100738348B1 (ko) 인쇄회로기판용 전자파 차폐커버
JP2639255B2 (ja) 不要輻射シールド装置
EP1633179A2 (en) Electromagnetic wave shielding structure

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees