JP2574765Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2574765Y2
JP2574765Y2 JP5216392U JP5216392U JP2574765Y2 JP 2574765 Y2 JP2574765 Y2 JP 2574765Y2 JP 5216392 U JP5216392 U JP 5216392U JP 5216392 U JP5216392 U JP 5216392U JP 2574765 Y2 JP2574765 Y2 JP 2574765Y2
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潔 越川
修一 小滝
洋一 鹿志村
崇志 河崎
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器類等に取り付
けられるコネクタにおいて、外部ノイズ等をその前面部
に配された金属製のシェルから電子機器類等の内部に配
された基板のグランドパターンに落とすことができるよ
うにされた、コネクタのアース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】外部ノイズ等を電子機器類等の内部に配
された基板のグランドパターンに落とすべく、従来のソ
ケット型のコネクタにあっては、例えば、図5〜図7に
示される如くの構成がとられる。すなわち、この種のコ
ネクタ1は、図5及び図6に示される如くの樹脂製のモ
ールド基体2を備えている。
【0003】モールド基体2は、前面部に相手のプラグ
型のコネクタが挿着される接続口3が突設されるととも
に、両側に、図7を参照すればよくわかるように、それ
ぞれ立上壁部5aと底壁部5bとからなる断面概略L字
状のフランジ部5が連設され、かつ、内部に上記接続口
3内から湾曲して下部に突出する所定数(ここでは36
本)のコンタクトピン7が突起部8を挟んで並置されて
いる。このモールド基体2における上記接続口3の外周
面とフランジ部5の前表面とを覆うようにシェル9が被
せられている。
【0004】そして、上記フランジ部5における立上壁
部5aの後裏面と底壁部5bの上表面とに対接するよう
に、立上板部11a及び底板部11bとからなるL形金
具11が配されている。このL形金具11と上記シェル
9、及び、該シェル9の前表面に揺動可能に配されたク
ランプスプリング13の支持金具14とは、フランジ部
5の立上壁部5a及びL形金具11の立上板部11aを
貫くように水平方向に挿入された金属製のネジ15によ
り固着されるとともに電気的に導通せしめられている。
また、上記L形金具11の底板部11b及びフランジ部
5の底壁部5bには、それらを貫くようにネジ挿入孔1
8が形成されている。
【0005】このような構成を有するコネクタ1にあっ
ては、通常、図7に示される如くに、コネクタ1の下面
を基板50の上面に当接させた状態で上記ネジ挿入孔1
8及び基板50に形成された孔に金属製のネジ20を挿
入し、ネジ20の下部に金属製のナット22を螺合させ
てL形金具11,フランジ部5の底壁部5b,及び基板
50の3者を締め付け、電気的に導通されるようにされ
る。
【0006】それにより、ナット22が基板50の下面
に形成されたグランドパターン52に接触するので、該
コネクタ1において外部ノイズ等は、シェル9から順
次、ネジ15,L形金具11,ネジ20,ナット22を
経てグランドパターン52に落とされることになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記した如くの構成と
されるコネクタ1のアース構造においては、ネジ20に
螺合せしめられるナット22が必須であるとともに、基
板50の下面側にナット22を螺合させるためのスペー
スが必要となる。しかしながら、電子機器類等において
は、部品点数の削減及び薄型化等の要求から上記のよう
なナット及びスペースを必要としないコネクタのアース
構造が要求される場合がある。
【0008】かかる場合には、図8に示される如くに、
基板50を電子機器類等のハウジング部材55上に置い
てネジ20を該基板50を貫通してハウジング部材55
に螺入することにより、コネクタ1をハウジング部材5
5に固定するとともに、グランドパターン52を該ハウ
ジング部材55に接触させるようになすことが考えられ
る。
【0009】このようなアース構造がとられる場合に
は、ハウジング部材55が金属製であるのならば、外部
ノイズ等は、シェル9から順次、ネジ15,L形金具1
1,ネジ20,ハウジング部材55を経てグランドパタ
ーン52に落とされる。
【0010】ところが、上記ハウジング部材55が樹脂
製である場合には、外部ノイズ等をグランドパターン5
2に落とすことができないという問題があった。
【0011】また、基板50の上面にグランドパターン
が施されたり、上下両面にグランドパターンが施された
場合の上面のグランドパターンにアースをとる場合に
は、基板50の上面と接触するのはフランジ部5におけ
る底壁部5bの下面が接触することとなり、フランジ部
は樹脂製であることから、外部ノイズ等をグランドパタ
ーン52に落とすことができないという問題があった。
【0012】また、上記従来構造のものでは、組立時に
L形金具が固定されていないので、該L形金具にネジ1
5,20を螺入する際等にそれが動いてしまい、組立作
業が面倒で手間のかかるものとなっていた。
【0013】かかる点に鑑み本考案は、コネクタを樹脂
製のハウジング部材に固定する場合でも、ナットを必要
としない比較的簡素な構成のもとで、外部ノイズ等を基
板のグランドパターンに落とすことができ、また、組立
作業の便宜をも図ることができるようにされた、コネク
タのアース構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本考案に係るコネクタは、前面部に相手のコネクタ
が挿着される接続口が突設されるとともに、両側にそれ
ぞれ立上壁部と底壁部とからなる断面概略L字状のフラ
ンジ部が連設され、かつ、内部に所定数のコンタクトピ
ンが並置された樹脂製のモールド基体と、このモールド
基体における上記接続口の外周面と上記フランジ部の前
表面とを覆うように被せられる金属製のシェルと、を備
え、上記フランジ部における立上壁部と底壁部とがなす
コーナー部に、L形金具の立上板部及びそれに連なる底
板部がそれぞれ上記フランジ部の立上壁部の後裏面及び
底壁部の上表面に対接するように配されるとともに、上
記L形金具の底板部と上記フランジ部の底壁部とを挟む
ように横倒し7字形もしくはコ字形の板金製のシールド
板が装着され、かつ、上記シェルと上記L形金具とが上
記フランジ部の立上壁部を貫くように挿入されたネジに
より導通せしめられていることを特徴としている。
【0015】
【作用】上述の如くの構成とされた本考案に係るコネク
タにおいては、横倒し7字形もしくはコ字形の板金製の
シールド板の上板部がL形金具の底板部に接触せしめら
れるとともに、その下板部がモールド基体におけるフラ
ンジ部の下面側に露出した状態で位置せしめられること
になるので、このシールド板の下板部を基板のグランド
パターンを接触させるとともに、ネジをフランジ部の底
壁部,L形金具の底板部,シールド板の下板部,及び基
板を貫通するように電子機器類のハウジング部材に螺入
すれば、コネクタがハウジング部材に固定されるととも
に、外部ノイズ等は、シェルから水平方向に挿入された
ネジとL形金具とシールド板とを経て基板のグランドパ
ターンに落とされることになる。
【0016】従って、本考案のアース構造によれば、コ
ネクタを樹脂製のハウジング部材に固定する場合でも、
ナットを必要としない比較的簡素な構成のもとで、外部
ノイズ等を基板のグランドパターンに落とすことができ
るとともに、L形金具をシールド板で挟圧保持して仮固
定することもできるので、組立時に、L形金具を固定し
ておく手間が省け、組立作業を容易に行うことができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本考案に係るコネクタの一実施例を示
している。この図1に示される例においては、前述した
図5〜図8に示される従来のコネクタ等の各部に対応す
る部分には同一の符号を付してそれらの重複説明を省略
ないし簡略化し、以下においては相違点を中心に述べ
る。
【0018】図1において、コネクタ10は、従来のも
のと同様に、接続口3が突設されるとともに、両側にそ
れぞれ立上壁部5aと底壁部5bとからなる断面概略L
字状のフランジ部5が連設され、かつ、内部に所定数の
コンタクトピン7が並置された樹脂製のモールド基体2
と、このモールド基体2における上記接続口3の外周面
と上記フランジ部5の前表面とを覆うように被せられる
金属製のシェル9と、を備えている。
【0019】そして、上記フランジ部5における立上壁
部5aと底壁部5bとがなすコーナー部に、図3に示さ
れる如くのL形金具11の立上板部11a及びそれに連
なる底板部11bがそれぞれ上記フランジ部5の立上壁
部5aの後裏面及び底壁部5bの上表面に対接するよう
に配されている。L形金具11は、その立上壁部5aに
水平方向に挿入されるネジ15の雄ねじ部に螺合する雌
ねじ部11cが形成されるとともに、その底板部11b
にネジ挿通孔11dが形成され、さらに、その立上板部
11aと底板部11bとの交差する部分の両側には矩形
の切欠部11eが形成されている。
【0020】かかる構成に加え、上記L形金具11の底
板部11bと上記フランジ部5の底壁部5bとを挟圧保
持するように横倒し7字形の板金製のシールド板30が
装着されている。このシールド板30は、上板部31,
側板部32,下板部33とからなり、上板部31にはネ
ジ挿通孔31dが形成されるとともに、そのの両側端縁
に上記L形金具11の切欠部11eに挿入されて係止さ
れるU字形係止部31a,31bが形成され、また、下
板部33にもネジ挿通孔33dが形成されるとともに、
その端縁には逆S字形係止部33aが形成されている。
【0021】このような構成を有するコネクタ10にあ
っては、横倒し7字形のシールド板30の上板部31が
L形金具11の底板部11bに接触せしめられるととも
に、その下板部33がモールド基体2におけるフランジ
部5の下面側に露出した状態で位置せしめられることに
なるので、このシールド板30の下板部33を基板50
のグランドパターン52に接触させるとともに、ネジ2
0をフランジ部5の底壁部5b,L形金具11の底板部
11b,シールド板30の下板部33,及び基板50を
貫通するように電子機器類のハウジング部材55に螺入
すれば、コネクタ10がハウジング部材55に固定され
るとともに、外部ノイズ等は、シェル9から水平方向に
挿入されたネジ15とL形金具11とシールド板30と
を経て基板のグランドパターンに落とされることにな
る。
【0022】従って、かかる構成によれば、コネクタ1
0を樹脂製のハウジング部材に固定する場合でも、ナッ
トを必要としない比較的簡素な構成のもとで、外部ノイ
ズ等を基板50のグランドパターン52に落とすことが
できる。
【0023】また、組立時に、図2に示される如くに、
L形金具11をシールド板30で挟圧保持して仮固定す
ることもできるので、L形金具11を固定しておく手間
が省け、組立作業を容易に行うこともできる。
【0024】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案に
係るコネクタによれば、コネクタを樹脂製のハウジング
部材に固定する場合でも、ナットを必要としない比較的
簡素な構成のもとで、外部ノイズ等を基板のグランドパ
ターンに落とすことができるとともに、L形金具をシー
ルド板で挟圧保持して仮固定することもできるので、組
立時に、L形金具を固定しておく手間が省け、組立作業
を容易に行うこともできる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコネクタの一実施例を示す断面
図。
【図2】実施例の作用説明に供される図。
【図3】実施例のL形金具を示す平面図。
【図4】実施例のシールド板を示し、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は側面図。
【図5】従来のコネクタの一例を示す平面図。
【図6】従来のコネクタの一例を示す正面図。
【図7】従来のコネクタのアース構造の一例を示す断面
図。
【図8】従来のコネクタのアース構造の他の例を示す断
面図。
【符号の説明】
2 モールド基体 3 接続口 5 フランジ部 5a 立上壁部 5b 底壁部 7 コンタクトピン 9 シェル 10 コネクタ 11 L形金具 11a 立上板部 11b 底板部 13 クランプスプリング 15 ネジ 16 挿通孔 20 ネジ 30 シールド板 31 上板部 32 側板部 33 下板部 50 基板 52 グランドパターン 55 ハウジング部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−265469(JP,A) 特開 平5−290928(JP,A) 実開 平2−108277(JP,U) 実開 平5−25680(JP,U) 実開 平5−72069(JP,U) 実開 平5−79879(JP,U) 実開 昭63−139782(JP,U) 実開 平4−55775(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/648 H01R 23/68 H01R 9/09

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部に相手のコネクタが挿着される接
    続口が突設されるとともに、両側にそれぞれ立上壁部と
    底壁部とからなる断面概略L字状のフランジ部が連設さ
    れ、かつ、内部に所定数のコンタクトピンが並置された
    樹脂製のモールド基体と、このモールド基体における上
    記接続口の外周面と上記フランジ部の前表面とを覆うよ
    うに被せられる金属製のシェルと、を備えたコネクタに
    おいて、 上記フランジ部における立上壁部と底壁部とがなすコー
    ナー部に、L形金具の立上板部及びそれに連なる底板部
    がそれぞれ上記フランジ部の立上壁部の後裏面及び底壁
    部の上表面に対接するように配されるとともに、上記L
    形金具の底板部と上記フランジ部の底壁部とを挟むよう
    に横倒し7字形もしくはコ字形の板金製のシールド板が
    装着され、かつ、上記シェルと上記L形金具とが上記フ
    ランジ部の立上壁部を貫くように挿入されたネジにより
    導通せしめられていることを特徴とする、コネクタ。
JP5216392U 1992-06-30 1992-06-30 コネクタ Expired - Fee Related JP2574765Y2 (ja)

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