JP3169159B2 - シールドカバーを具備したユニット - Google Patents

シールドカバーを具備したユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種の電子機器に用い
ることができるシールドカバーを具備したユニットに関
し、特にユニットの装置への装着を簡単に然も確実に取
付けることができる構造としたシールドカバーを具備し
たユニットを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に実装した部品にシールド
カバーを被せ、プリント基板に実装した回路から発生す
る不要輻射波を阻止するとか或は外部からノイズが混入
することを阻止する構造としたシールドカバーを具備し
た各種のユニットが多用されている。
【0003】シールドカバーを具備したユニットを例え
ばパーソナルコンピュータ等の装置本体に装着するには
プリント基板に孔を形成しておき、この孔を利用してビ
ス等で装置本体に取付けるか、或は図8に示すようにシ
ールドケース1の側面にシールドケース1を構成する金
属板から切起して形成した突片2と爪3を形成し、これ
ら突片2と爪3の間に装置本体側に設けた支持部材4を
挟み込み、ユニットを装置本体に装着する構造が考えら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ユニットを構成するプ
リント基板に孔を形成し、この孔を利用してビスによっ
て装置本体に取付ける構造を採るときは、ビス止用の孔
を形成するためにプリント基板はシールドカバーより外
側にはみ出して形成しなければならない。このため、実
装面積が大きくなってしまう不都合が生じる。
【0005】一方、図8に示した構造を採る場合は、実
装面積はシールドカバー1の平面形状にほぼ等しくする
ことができ、実装面積を小さくすることができる利点が
得られる。然し乍ら、シールドカバー1を構成する金属
板自体を切起して突片2と爪3を形成するため、これら
突片2と爪3に強度を持たせるためにはシールドカバー
を構成する金属板の板厚を厚いものとしなければならな
い。このためシールドカバー1のコストが高くなる不都
合が生じる。更に板厚の厚い金属板によってシールドカ
バー1を形成し、突片2と爪3を形成したとすると、特
に爪3が大きく変形し難くなるため、支持部材4に対し
て爪3を大きく噛み合せることができない不都合が生
じ、振動等で外れてしまう事故が起きるおそれがある。
【0006】この発明の目的は、これらの不都合を解消
し、簡単にユニットを装置本体に装着できることと、装
着状態が確実で外れる等の事故が起きるおそれのないシ
ールドカバーを具備したユニットを提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明ではプリント基
板に実装した回路をシールドケースによって覆った構造
のユニットにおいて、シールドケースの天井面に沿って
絶縁樹脂板を配置する。この絶縁樹脂板には互に対向す
る2つの辺から外向に突出した突片を形成し、この突片
をシールドカバーの側面に形成した孔を通じてシールド
カバーの外部に突出させる。これと共に、絶縁樹脂板の
突片を形成した辺からプリント基板に向ってアームを突
出して形成し、このアームの遊端に外向にプリント基板
と対向する側の面が傾斜面とされた爪を形成し、この爪
をシールドケースの側面に形成した孔を通じてシールド
ケースの外部に突出させる。
【0008】この構造により突片と爪の間に装置本体側
に設けた支持部材を挟み込むことによりユニットを装置
本体に装着することができる。装着に当っては爪に形成
された傾斜面に支持部材の角を押し当てることにより、
爪に形成した傾斜面で発生する反力によってアームが変
位し、爪が支持部材を乗り越える。この結果爪と突片と
の間に支持部材を挟み込むことができ、ユニットを装置
本体に装着することができる。
【0009】この発明によれば、爪を絶縁樹脂材で形成
したアームの遊端部に形成したから、アームを比較的容
易に変位させることができる。この結果、爪を支持部材
に大きく噛合せた状態に係合させることができ、ユニッ
トを装置本体に確実に装着することができる。従ってユ
ニットが外れてしまう事故を防止することができる。
【0010】
【実施例】図1及び図2にこの発明の一実施例を示す。
図中1はシールドカバー、5はプリント基板、6Aはシ
ールドカバー1の側面に突出させた絶縁樹脂材で形成し
た突片、6Bは同じく絶縁樹脂材で形成した爪を示す。
これら突片6Aと爪6Bは図2に示すように、絶縁樹脂
板6と一体に成形される。
【0011】つまり、この例ではシールドカバー1及び
プリント基板5の平面形状が長方形の場合を示す。長方
形の短辺の双方に一対の突片6Aを形成する。更に、こ
の短辺からプリント基板5に向ってアーム6Cを突出し
て形成し、このアーム6Cの遊端部に爪6Bを外向に突
出させて形成する。爪6Bのプリント基板5と対向する
面には傾斜面6Dを形成する。
【0012】シールドカバー1の各短辺の壁面にはこれ
ら突片6Aと爪6Bを貫通させる孔を形成し、この孔を
通じて突片6Aと爪6Bをシールドカバー1の外面に突
出させる。絶縁樹脂板6はシールドカバー1の天井面に
沿って配置される。この構造にすることにより、図3に
示すように装置本体に設けた支持部材4を突片6Aと爪
6Bが挟み付け保持させる。特にこの発明では樹脂材に
よって形成したアーム6Cの遊端部に爪6Bを形成した
から、アーム6Cは金属で形成した爪3(図8参照)よ
り大きく変位することができる。従って爪6Bの突出量
を大きくしても爪6Bを支持部材4を乗り越えさせるこ
とができるため、爪6Bと支持部材4との係合量を大き
く採ることができ、確実な保持状態を得ることができ
る。
【0013】図4にシールドカバー1とプリント基板5
との係合構造を示す。この例ではシールドカバー1の側
縁に突出形成する脚1Aを内向に折曲げて形成し、この
折曲によってプリント基板5に形成する孔5Aの位置を
プリント基板5の周縁部から内側に寄った位置に形成で
きるようにし、これによってプリント基板5の平面形状
とシールドカバー1の平面形状を同一の形状に構成した
場合を示す。
【0014】図5及び図6を用いて絶縁樹脂板6をシー
ルドカバー1の天井面に沿う位置に挿入する方法を説明
する。図5の例ではシールドカバー1の一方の短側の側
面板を半折の状態に成形しておき、この状態で絶縁樹脂
板6に形成した突片6Aを他方の側面板に形成した孔に
挿通し、他方の突片6Aを半折状態にある側面板1Bに
形成した孔に挿通する。このためには半折状態にある側
面板1Bに形成する孔を突片6Aの厚み方向に関して多
少大きく形成しておけばよい。
【0015】絶縁樹脂板6をシールドカバー1の天井面
に沿う姿勢に挿入した状態で半折状態にある側面板1B
をシールドカバー1の本体に押し込むことにより、図1
に示した状態に組立ることができる。1Cは係止用の爪
を示し、この爪1Cをシールドカバー1の本体側の側面
板に形成した孔1Dに係合させて側面板1Bを係止す
る。
【0016】図6の実施例では側面板1Bをシールドカ
バー1の本体と別体に作り、絶縁樹脂板6を所定位置に
装着した状態で側面板1Bをシールドカバー1の本体に
係合させるように構成した場合を示す。図7はこの発明
の更に他の実施例を示す。この例ではプリント基板5に
コネクタ群を実装し、例えばパーソナルコンピュータ用
の入力端子ユニットを構成した場合を示す。プリント基
板5にコネクタ群を実装したことにより、シールドカバ
ー1の天井面及び絶縁樹脂板6には各コネクタの外部に
露させるべき部分を貫通させるための孔を形成する。
【0017】図7の例ではプリント基板5に6個のピン
ジャックJ1〜J6を実装し、更に絶縁ボディーが一体
化されて構成された2つの多極コネクタソケットJ7,
J8を実装した例を示す。従って絶縁樹脂板6とシール
ドカバー1の天井面にはピンジャックJ1〜J6の各円
筒部を外部に突出させるための孔H1 及びH2 を形成す
る。絶縁樹脂板6に形成した孔H1 の上面側の縁にはシ
ールドカバー1の金属板の厚みに相当する高さを持つボ
スBSを突出して形成する。シールドカバー1に形成し
た孔H2 の直径はボスBSの外径よりわずかに大きく形
成する。この構造によりシールドカバー1を被せた状態
において、ボスBSの存在によってシールドカバー1が
ピンジャックJ1〜J6の各円筒部を覆う筒状端子に接
触することを阻止し、各ピンジャックJ1〜J6のアー
ス回路を独立して絶縁することができる。
【0018】多極コネクタソケットJ7とJ8は絶縁ボ
ディー11の前面に環状凹溝12を有し、この環状凹溝
12で囲まれた内側の柱状部分に雌コンタクト収納部1
3を具備し、従来からよく知られている構成の多極コネ
クタソケットを用いた場合を示す。シールドカバー1の
多極コネクタソケットJ7,J8と対向する位置に形成
する孔H3 には中心部に向うに従って漸次先細形状とな
る突片14を複数形成し、この突片14を折曲げて多極
コネクタソケットJ7,J8の環状凹溝12内に挿入す
る。突片14はこの多極コネクタソケットJ7,J8に
挿入するプラグ(特に図示しない)の金属カバーと接触
し、プラグの金属カバーをシールドカバー1を介して接
地回路に接続する。また、環状凹溝12内には絶縁され
て支持された接片が設けられる。この接片にプラグ側の
金属カバーを接触させることにより、接片を支持する端
子から接点信号を発信させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
絶縁樹脂板6に形成した爪6Bと突片6Aで装置本体の
支持部材4に係合する構造としたから、爪6Bを大きく
変位させることができる。よってユニットを装置本体に
容易に然も確実に装着することができる。また、図7に
示したように、多数のピンジャックJ1〜J6を実装し
たコネクタユニットを構成する場合、絶縁樹脂板6に形
成する孔H1 の縁にボスBSを形成することによりピン
ジャックJ1〜J6の外部に露出した筒状端子にシール
ドカバー1が接触することを阻止することかできる。こ
の結果、各ピンジャックのアース回路を独立して絶縁し
なければならない場合に、絶縁樹脂板6をピンジャック
J1〜J6の各アース回路を絶縁する部材にして利用す
ることができる。
【0020】また、装置本体への装着手段を絶縁樹脂板
6で構成したから、シールドカバー1は比較的薄い板厚
の金属材料で作ることができる。従ってシールドカバー
1に要するコストを低減することができる利点も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示した実施例で用いた絶縁樹脂板の構造
を説明するための斜視図。
【図3】この発明の実用状態を説明するための断面図。
【図4】図1に示した実施例のシールドカバーとプリン
ト基板との係合構造を説明するための断面図。
【図5】図1に示した実施例で用いる絶縁樹脂板をシー
ルドカバーに装着する方法を説明するための側面図。
【図6】図5と異なる方法を説明するための分解斜視
図。
【図7】この発明をコネクタユニットに適用した実施例
を示す分解斜視図。
【図8】従来の技術を説明するための側面図。
【符号の説明】
1 シールドカバー 5 プリント基板 6 絶縁樹脂板 6A 突片 6B 爪 6C アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−94382(JP,U) 実開 昭64−20775(JP,U) 実開 昭63−131179(JP,U) 実開 昭48−55817(JP,U) 実開 昭62−61094(JP,U) 実開 昭53−59312(JP,U) 実開 平1−134376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.プリント基板に実装された部品を覆
    うシールドカバーを具備したユニットにおいて、 上記シールドカバーの天井面に沿って配置した絶縁樹脂
    板と、この絶縁樹脂板の互に平行する辺の双方から上記
    シールドケースに形成された孔を通じて上記シールドケ
    ースの外側に突出した突片と、この突片を突設した上記
    絶縁板の辺の双方から上記プリント基板に向って突出形
    成したアームと、このアームの先端から上記シールドケ
    ースに形成された孔を通じて上記シールドケースの側面
    に突出し、上記プリント基板と対向する側に傾斜面を有
    する爪とを設けたことを特徴とするシールドカバーを具
    備したユニット。
  2. 【請求項2】 A.プリント基板に実装されたコネクタ
    群と、 B.このコネクタ群のそれぞれを外部に露出させるべき
    部分を貫通させる孔が形成された板と、この板の互に対
    向する辺のそれぞれに突出形成した突片と、この突片を
    形成した辺から上記プリント基板に向って突出したアー
    ムと、このアームの遊端部から上記突片の突出方向に突
    出して形成した傾斜面を持つ爪とを一体成形した絶縁樹
    脂板と、 C.上記コネクタ群の露出させるべき部分を貫通させる
    孔が形成された板と、この板の各辺から上記プリント基
    板に向って折曲られた側面板と、この側面板の遊端部に
    突設したプリント基板への取付用脚と、上記互に対向す
    る辺の側面板に形成され、上記絶縁板に形成した突片及
    び爪を側面に突出させる孔とを具備したシールドカバー
    と、によって構成したことを特徴とするシールドカバー
    を具備したユニット。
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